中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版
高瀬志帆(マンガ)
,原作・小林延江(ほか著)
,日経DUAL(編)
/日経BP
作品情報
中学受験する?しない?受験までの生活や受験当日、合格発表の瞬間を「疑似体験」!「ウチの子、中学受験させようかな」「まず何をしたらいいの」「受験当日はどういう雰囲気なのだろう」――。わが子を中学受験させるか迷っている方必読の1冊!本書は、「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」の著者でもある漫画家・高瀬志帆さんによる中学受験のシミュレーション漫画です。塾選びから、勉強をめぐる親子ゲンカ、小6の夏休み、受験直前、受験当日、合格発表などの様子を、涙あり笑いありのリアルなストーリーで紹介します。【4つの家庭のストーリーを体験!】・勉強も運動も中の上、6年夏までなかなかエンジンがかからないコウタ(山吹家)・おとなしい性格で真面目にコツコツやる綾香(白田家)・2年生から塾に通うが、本当はバレエを続けたい舞(青山家)・本と理科が大好き、我慢強く思慮深い亮介(赤城家)<主な内容>第1章 塾に通う?どうする? ~小学校中学年~第2章 親はハラハラ、ときにケンカ ~小学校高学年~第3章 受験までカウントダウン! ~小6夏以降~第4章 ついに受験当日 ~小6の2月~第5章 合格発表、その後 ~中学生に~ 後日談 親たちの心配は続く ~中学受験から2年半後~【新規エピソード】-----------------------------------★本書は、2017年3月発行のムック『中学受験をしようと思ったら読むマンガ』の 内容に一部新規ページを追加した新装版です。なお、ムックについていた 付録冊子は本書にはついておりません。予めご了承ください
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 4.2 (11件のレビュー)
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地上波ドラマ化もされて話題沸騰中のマンガ「二月の勝者」の作者、高瀬志帆が漫画を担当し、「日経DUAL」に連載されていた漫画「共働き家族のドタバタ中学受験☆物語」(https://dual.nikkei….com/article/043/22/)をムック化したもの。
連載されていたもののうち、1~4話は無料で閲覧可能です。
1話:https://dual.nikkei.com/article/101/11/
2話:https://dual.nikkei.com/article/101/13/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
3話:https://dual.nikkei.com/article/101/23/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
4話:https://dual.nikkei.com/article/101/25/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
と、少し紹介してみて思ったのですが、個人的にいきなりアウェイ感満載です。
本棚を見てのとおり、普段自分が読む本は小説、コミックス、ゲーム関係が中心で、ノウハウ本や自己啓発本のコーナーは怖くて近寄れません。
「日経BP」社も、「ムック」という形式も、どちらも自分にとって馴染みのないものなのです。
ちなみに、
「日経DUAL」は日経BP社が運営するネットメディア「日経xwoman」の一部で、『20~30代向けの「doors」、働くママ・パパ向けの「DUAL」、40~50代向けの「ARIA」で、各ライフステージでのさまざまな働き方や生き方、本音の詰まった共感ストーリーをお届けします』だそうです(https://woman.nikkei.com/atcl/info/about/)。
また、
「ムック」は、「雑誌と書籍をあわせた性格を持つ刊行物のこと」で、「特徴は大判でビジュアルを重視したことにある」だそうです(Wikipedia 「ムック(出版)」。
新刊が溢れ、陰謀論と似非医学と自己啓発本が汗牛充棟のさまをなし、意識の高い人たちが横溢する実用書コーナーにあったら怖くて探せなかったと思いますが、幸い、自分がよく行く本屋では小学校参考書コーナーにポツンと1冊、肩身が狭そうに並んでいました。
なお、自分が手に取ったのは「新装版」ですが、改訂前の版もまだ店頭に残っているところもあるようです。違いは、「新装版」では以下の内容が収録された付録冊子が削除され、「後日談 ●親たちの心配は続く ~中学受験から2年半後~」が追加されたこと。
この本を手に取ろうと思う方の多くは、学校や塾の公式情報からは伺い知れない生の情報、口コミ的な情報を求めているのだろうと思いますので、別冊冊子は不要でしょう。改訂版をお求めになることをお勧めします。
<特別付録>
公立中高一貫校を大解剖!
公立中高一貫校を知る!
■公立中高一貫校、なぜ人気?倍率は?
■公立中高一貫校の教育、強みは何?
■受検ではどんな問題が出るの?
■いつからどんな受検対策をするといい?
▼人気都立中高一貫校 校長インタビュー
〔小石川〕東大合格2ケタ 理数・国際教育に尽力
〔桜修館〕自主性を大切に、論理力・表現力を学ぶ
〔両 国〕体力・道徳力も重視 総合的な人間力を磨く
〔白 鴎〕日本の伝統文化を継承し、国際社会で花開く
〔立川国際〕帰国生2割 国公立後期まで伸びる学力
〔武 蔵〕国公立大97人合格 探究・協働・貢献の心
2014年の12月から2016年の7月にかけてWebに連載され、2017年3月に最初のムック化、2019年の2月に改訂版が出版されています。
「二月の勝者」はこの漫画の取材を通して中学受験に興味を持った作者が、「ビッグコミックスピリッツ」にテーマを持ち込んで実現した企画だそうです(https://dot.asahi.com/dot/2021090800024.html?page=1)。
自分は「二月の勝者」から入ってこの本にたどり着いたのですが、同じような人でも十分満足できる内容だと思います。
「二月の勝者」との違いは徹頭徹尾家族目線なこと。連載元の読者層を考えれば当然でしょう。「桜花ゼミナール」vs「フェニックス」も、最強最悪のカリスマ塾講師も出てきませんが、それでも十分にドラマチックで、さらに小学校受験を考える年代の子供がいる親にとっては知っておきたい情報が満載です。「二月の勝者」が気に入った人にも、中学受験を意識し始めた人にも、過去に中学受験に挑んだ人にもお勧めです。
さて、肝心のマンガの内容ですが、4組の家族が小学校受験に挑むさまを描きます。それぞれ、
【山吹家・コウタ】→「二月の勝者」武田勇人
・フルタイム共働き家庭、下に弟が1人、本人はカードゲームや漫画が好き。
・中学受験には本人の勉強嫌いに将来の不安を感じた親の意思で参入。
・小6の夏になってもエンジンがかからず、親はやきもき。
【白田家・綾香】→「二月の勝者」(柴田まるみ+前田恋花)÷2
・おとなしい性格で真面目にコツコツやるメガネ女子。
・女子御三家「桜葉学院」志望。
・中学受験は自分から言い出す。小学校の人間関係トラブルが原因。
【青山家・舞】
・習い事で続けてきたバレエが好き。
・学歴コンプレックスを持つ母が決めて中学受験に参入。
・バレエを辞めて受験に専念するが、大きなストレスに。
【赤城家・亮介】→「二月の勝者」島津順
・死別による母子家庭。
・本と理科が大好き、我慢強く思慮深いが、家計を案じて塾も基本コースだけ、受検も都立一貫校だけ。
という感じで「二月の勝者」のキャラクターのストーリーから塾が絡むところを抜くとそのままこの本のマンガになるという感じです。
なお、4家族分のシチュエーションがありますが、「共働き家族のドタバタ中学受験☆物語」というタイトルどおりの山吹コウタ関連のストーリーが多めで、逆に、青山舞や赤城亮介は控えめです。
上に書いたとおり、外連味たっぷりのカリスマ塾講師は登場しませんが、それでも十分に面白いのは、もともと中学受験自体がドラマチックな素材であること(正月に必勝ハチマキ巻いて絶対合格~!って叫ぶのはやっぱりドラマチックですよね?)、微に入り細を穿つ徹底的な取材がリアリティの礎になっていることに加え、
この漫画を描いている時期とまるっきり同じ時期に、わが家の長男が受験生でしたので、男子受験生「あるある」的な描写には、リアルさにかなり自信があります(笑)。男子のお母さんはコウタの様子を見て「うちだけじゃないんだ…!」とホッとしていただけたらと思います(笑)。(https://dual.nikkei.com/article/102/00/?P=2)
と作者の身近に取材対象がいたことも挙げられます。
なるほど、武田勇人には具体的なモデルがいたんですね。リアリティは保証付き。どこか憎めない小学生男子になっているのも納得です。
加えて言えば、素でこれだけ面白い素材に、「過去を引きずっているらしい最強最悪のカリスマ塾講師」というたっぷりの外連味を持ち込んでとてつもないカタルシスを実現した作者の構成力には脱帽します。
ところで、【青山家・舞】以外の3人は、上に書いたとおり「二月の勝者」側にもそれらしいキャラクターが登場しています。
こちら側では受験の結果までが描かれていて、【山吹家・コウタ】と武田勇人はほぼ同様の結果になりそうです。
気になるのが【白田家・綾香】を2で割ったかのような(柴田まるみ+前田恋花)と【赤城家・亮介】よりちょっと我が強い島津順の結果です。それぞれ綾香や亮介のような結果となるのか…。気になって仕方がありません。
いずれにせよ、「二月の勝者」が面白かった人も、ドラマを見て関心を持った人も、「中学受験をしようかな(させようかな)」と思った人も、ご一読をお勧めします。続きを読む投稿日:2021.11.01
内容と対象読者はもうタイトルの通り、中学受験をしようかなと思った親である。
漫画という手に取りやすい形式ながら侮ることなかれ、なかなかに良い本だった。
構成としてはタイプの異なる4つの家族の受験体験…記が描かれており、受験によってあり得る様々なシナリオが体験でき、受験に対するイメージが膨らむ。理想論ばかりにも偏らず、悪しきイメージにも偏らず。
また、基本的には子の受験を支える親目線の展開で、仕事との両立や塾弁当の用意等、意外と見落としがちな"受験生の親"生活をリアリティをもって予習できる。
我が家では父親である私が中学受験に関心を持っていて、妻は「まあ、あなたが言うなら」という感じ。
本書を読んでおいてもらって「え!こんなに大変なの?!」という予習をしておいてもらったほうが、後々困らない(受験するにせよしないにせよ)と思うので、次はどのように手に取ってもらうかを画策している。笑続きを読む投稿日:2023.06.27
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