偏愛ストラテジー
石原夏子(著)
/実業之日本社
作品情報
某有名バンドの追っかけを20年以上してきた著者は、現役の広告代理店のクリエイティブ・ディレクター。その著者が「熱狂的なファン=偏愛者」としての自らの行動をマンガで振り返り、それを広告のプロとしてのもう1一人の自分が、そのメカニズムを解説。「色々と宣伝・PR活動しているのに、あまりお客さんに響いていない」「バズって話題になっても一瞬で終わってしまい、話題が続かない」「どうやって商品やサービスの話題を盛り上げられるのか分からない」そんなマーケティングに悩んでいる方々に、自らのやや恥ずかしい体験をもとに、商品やサービスのファンたちの心にどう「スイッチ」を押せばいいのかを説く。ファンの心に火をつける6つのスイッチ、「よりそいスイッチ」「特別扱いスイッチ」「言霊スイッチ」「仲間スイッチ」「自分ごと化スイッチ」「拡散スイッチ」を理解して、売れない、売れ続けにくい時代を乗り切る!
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 2.8 (5件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
仕事上の経験と言うよりは、バンドに対する偏愛の個人的な経験をベースに書かれているようなので、そのまま自分の環境に置き換えるのもどうかと思うが、情緒的価値は最近のキーワードなので、持論の援護射撃にはなった気がする。
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よりそいスイッチとは人生のアップダウンによりそっていることである
利便性や機能性よりも「私のことをわかっている」が偏愛につながる
まさにタイミングが重要なのです。
それはどんなタイミングかと言うと、一番分かりやすいのは気持ちのアップダウンがあるときです。
その時私は猛省しました。商品やサービスが人を幸せにすると、なんとなく信じていたのですが、そうではなく、お客様の幸せが最初にあって、それによりそっている商品やサービスが選ばれて長くファンになるんだ、と目から鱗が落ちました。
つまり、マーケティングだろうが、人間関係だろうが、真摯なコール&レスポンスが動作として必要なのです。
Q どうしたら偏愛を維持できるのか?
A ファンであることを表明させ、自覚させる言霊スイッチを入れよう
言霊スイッチ=言葉にすること、表明することで、
「自他ともにファンだと認める」ファン認定の決定打。
だが、実は発動しにくい。
ポイントは、
・言いやすい環境を作る
・言いやすいタイミングを作る
・新しい情報を作る
・「言葉化」されていると言いやすい
・リアルが理想的だが、ネットでも言霊スイッチは入れられる
Q 脱落を防ぐにはどうしたらいいのか?
A ファンをつなぎとめ、時にプレッシャーにもなるつながりを作る仲間スイッチを入れよう。
誰にもファンと言わないのは、もっとも脱落しやすい状態。
仲間の種類としては
①家族、クラスメート、同僚などファンの活動とは無関係でのつながりがファン同士のつながりに発展した場合
②ファン活動をきっかけにつながった輪
仲間のつながりの仕掛け方
・元々仲間同士の人が一緒に参加しやすくする
・受け手同士がつながる場所・プラットフォームを作る
・受け手同士をつながるイベントやきっかけを作る投稿日:2018.10.15
このレビューはネタバレを含みます
タイトルが刺激的に思えて手に取りました。
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生活の中で囲まれている商品、サービス、コンテンツに対して自分がどう捉えているのかを考え直すきっかけになりました。
また、逆に繋がっていきたいという思いに対…してどのようなアプローチが必要なのかを学ぶことができました。
6つのスイッチとして大別してその1つ1つが生活や感情に触れていくのかを展開しています。
それらを踏まえた上で自分が偏愛しているものの動機についても言語化できた部分があり影響があるのだなと再認識することができました。続きを読む投稿日:2023.09.24
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