フォトドキュメント東大全共闘1968‐1969
渡辺眸(著者)
/角川ソフィア文庫
作品情報
ただ一人バリケード内での撮影を許された女性写真家が焼き付けた、闘い、時代、人。初公開作品を含む、「1968」を鋭く切り取る写真140点を掲載。元・東大全共闘代表の山本義隆氏による寄稿収録。※本書は二〇〇七年一〇月に新潮社から刊行された単行本に初公開となる作品を加え再構成し、文庫化したものです。
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商品情報
- 著者
- 渡辺眸
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 書籍発売日
- 2018.04.25
- Reader Store発売日
- 2018.04.25
- ファイルサイズ
- 118.1MB
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この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
-
1968-1969年と言うから、今から50年以上前の話だ。
日本では学生運動が盛んであった時代。東京大学でも、学生運動があり、キャンパスの中に学生が泊まり込み闘争の拠点としていた。本書は、その闘争の様…子、あるいは、泊まり込みの拠点であったキャンパス内の建物の様子を記録した写真集である。渡辺眸という女性カメラマンの作品。
私自身はこの頃、既に生まれてはいたが、まだまだ子供であり、学生運動に興味を持てる年齢ではなかった。学生運動に関してのリアルタイムでの記憶もない。ただ、日本の現代史・戦後史の中での大きな出来事の一つであり、興味は持っている。最近、この時代のものとしては、高野悦子の「二十歳の原点」や、柴田翔の小説等を読んだりした。時代背景や当時の事実関係がきちんと分かっていないこともあり、正直に言って、当時の学生運動の目指していたゴールがよく分からないが、この写真集や高野悦子の本を読んだりすると、当時の学生の熱い想い、熱意は伝わってくる。柴田翔の小説の主人公はそういった熱い想いに意図的に背を向けているが、それは無関心でいられないことの裏返しでもある。
この時代の学生でいたいとは思わないが、興味深い時代であることは確かだ。続きを読む投稿日:2021.07.31
先日、映画の『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観た。その余韻が心の中でなんとなくまだあったので、本書を手に取ってみた。私は当時を回顧できる世代ではないし、その思想性に賛同したり、批評するつ…もりもない。当時のアーカイブである本写真集を、ただただめくってみたくらいである。
これまで学生運動といえば戦闘的な場面の印象を私自身強く持っていた。学生運動は世界の各地の大学でも展開されたことは知っていた。本書には、意外にも―というか当然のことでもあるが―、キャンパスが学生たちの生活空間の在り様がそこに記録されていた。校舎内で寝泊まりをする、食事をする(トーストサンドか何かを作っている)、コピー機ではなくガリ版でビラを刷る、立て看を作る、校舎の壁に直に主張をペンキで書く、といった事実を本書で味わうことができる。
学生から大学当局への要求が主たる活動の目標であり、また当時の執行部教員側の言説は類書に詳細に示されている。他方、文部科学事務官だった事務職員、やその他職員はそのように対応したのか、しなかったのか。本書では残念ながら事務職員らしき姿は特定できない。教職協働とは程遠い当時の事務職員は、執行部教員をどのように支えたのか、あるいはほとんど関与しなかったのか。教員は事務職員にどのような仕事ぶりを求めていたのか、あまり期待していなかったのか。大学執行部とマスコミの間は広報課の事務職員がとりもったのか、そうでないのか。大学の財務書類上の使途不明金を経理課職員はどのように会計処理したのか。学生の学籍簿にどのような段取りで成績を記入していったのか。色々と興味はつきない。続きを読む投稿日:2020.09.06
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