《現代の新興宗教の誕生、発展を眺めることで、逆に我々は、仏教の教典や、聖書に記されている奇蹟がまぎれもない事実であったことを知るのである。その限りで、新興宗教の信者たちが、現代における仏やキリストの復活蘇生を信じることを、あながち笑うことは出来ない。諸宗教の誕生、発展、堕落の歴史を眺めれば、神々は絶えず死に、そして絶えず新しく蘇って生れるのだ。》(本文)より 日本における既存の大宗教の神道や仏教が形骸化し、それにたずさわる神官や僧侶が形式的な宗教ルーティンに甘んじて、信者の心の救済に手を貸してこ・・・
便利な購入方法
-
-
《日本だけで、宗教と称するものが数十万もある現在、我々は、或いはヌーディストの如くに、すべて宗教と言う衣裳をかなぐりすてて、神と人間、神と自分と言う問題を考え直して見る必要があるのではないだろうか。我々は今日、信仰について考える時、複雑な様式形態を持った「宗教」を余りに不可欠なものとして考えすぎていはしまいか。それら数多く多様な宗教のどの一つとしてが、あるたった一人の人間にとっては結局本当の役にはたたない、と言うことも十分に現にあり得るのである。》(本文より) 人々が自活して心の安寧を取り戻すためにこそ多くの、いわゆる新興宗教がいかに誕生したのかを知ることは、人間が秘めた不可知な力の啓発と人生の開拓のために、必要なことだ――。日本人の心の拠りどころに迫った書、半世紀の時を越えて待望の復刊本を電子化!
-
《現代の新興宗教の誕生、発展を眺めることで、逆に我々は、仏教の教典や、聖書に記されている奇蹟がまぎれもない事実であったことを知るのである。その限りで、新興宗教の信者たちが、現代における仏やキリストの復活蘇生を信じることを、あながち笑うことは出来ない。諸宗教の誕生、発展、堕落の歴史を眺めれば、神々は絶えず死に、そして絶えず新しく蘇って生れるのだ。》(本文)より 日本における既存の大宗教の神道や仏教が形骸化し、それにたずさわる神官や僧侶が形式的な宗教ルーティンに甘んじて、信者の心の救済に手を貸してこなかった――。今から半世紀前に物議を醸した話題作、待望の復刊本を電子化!
-
-