【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】太郎はプロボクサーでありながらつくし信用金庫に勤めている。W大学に合格したが親のスネをかじりながらボクシングを続けたくなかったからである。職場でこのことを知るのは先輩の森崎だけ。森崎は懸命な太郎がついつい気になり放っておけない。一方、太郎もそんな森崎に想いをよせてる。プロデビュー戦でKO負けを喫した太郎の第2戦目の相手は、インターハイ準優勝の経験を持つ早見卓。太郎は1、2ラウンドは打ち込まれるが3ラウンドからは天性のディフェンス・・・
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【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】
ガルシアから言われた欠陥が気になる太郎。とうとう直接ガルシアに聞きに大阪まで出向き、スパーリングをすることになる。前半おもしろいようにあたる太郎のパンチ。しかしガルシアにはダメージが少ない。つまり太郎の欠陥とはパンチが軽いことであった。この事実にショックを受ける太郎。ジムに帰り、早速筋力トレーニングするが、パンチ力とは天性のもの、なかなかうまくいかない。一方デビューからずっと太郎を見続けてきた森崎は、恋人との結婚が迫っていた。しかしどうしても太郎が気になる森崎は、結婚を白紙に戻してしまう。 -
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【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】
大阪での試合の直前、太郎はデビュー戦で戦った外人ボクサーに襲われそうになる。二人は実は、子供の頃、その外人の母国で出会っていたのだ。しかも太郎の父親はその外人ボクサーの姉に許し難い行為をしたのだった。試合に勝っても、そのことが頭から離れない太郎。またその外人ボクサーから言われた「オマエには欠陥がある。」という言葉が妙に気になる。その外人ボクサーはめっぽう荒っぽく、パワフルで、野性的。シャープで正確無比、優等生的な太郎とは正反対にいるタイプのボクサー。その男の名は「ガルシア。」 -
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【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】
太郎はプロ第3戦の相手にいともあっさりとKO勝ちしてしまう。初勝利に再び笑顔を取り戻した太郎。しかもこの試合を太郎の営業先の社長が見ていたのだった。ボクシング好きの社長は、以前は全く相手にしなかった太郎に興味を示し、経営するアパートでのトラブルを相談する。これを見事解決した太郎は社長に大いに気に入られ、積金の仕事を得ることになる。初めてお客をとった太郎。会社でも少しずつ認められるようになる。そしてプロ第4戦、大阪での試合が決定した。 -
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【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】
第4ラウンドの壮絶な打ち合いで、ダウンを奪ったのは太郎であった。しかし早見も根性で立ち上がる。結局試合はこのまま引き分けになるが観客の拍手は太郎に送られる。週明け、顔を腫らして出勤してくる太郎を見て、会社の上司は太郎に会社を自ら辞めさせるため、きつい外回りの業務を命じる。また会社の重役である叔父からも次の試合でもし勝てなければボクシングをやめるよう説得される。自分のわがままを通す以上、仕事もボクシングも両立すると誓った太郎はただひたすら仕事と練習をこなしていく。そして運命のプロ第3戦、叔父と森崎が見守るなか、試合開始のゴングが鳴った。 -
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【無料試し読み閲覧期間 2024/06/07~2024/06/20】
太郎はプロボクサーでありながらつくし信用金庫に勤めている。W大学に合格したが親のスネをかじりながらボクシングを続けたくなかったからである。職場でこのことを知るのは先輩の森崎だけ。森崎は懸命な太郎がついつい気になり放っておけない。一方、太郎もそんな森崎に想いをよせてる。プロデビュー戦でKO負けを喫した太郎の第2戦目の相手は、インターハイ準優勝の経験を持つ早見卓。太郎は1、2ラウンドは打ち込まれるが3ラウンドからは天性のディフェンスが冴え、パンチが当たるようになり、ダウンを奪う。そして最終第4ラウンド、壮絶な打ち合いが始まった。 -
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