右翼と左翼
浅羽通明(著)
/幻冬舎新書
作品情報
「もはや右翼も左翼もない時代」といわれる。が、依然「右‐左」のレッテルはさまざまなものに貼られている。しかし「では右って何?左って?」と訊かれると答えに窮する。「右‐左」の対立軸は何か?なぜ「上‐下」「前‐後」ではないのか?定義はもとより世界史的誕生の瞬間から派生まで、影響された日本の「右‐左」の特殊性から戦後の歪み、現代の問題点までを解き明かし、ここ百数十年の世界史とそれに巻き込まれた日本の歴史がわかる画期的な一冊。
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この作品のレビュー
平均 3.7 (86件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
右翼って何!?左翼って何!?
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右翼・左翼って呼ばれる人たちって、どういう価値判断で行動してるわけ?…という素朴な疑問から、読んでみました。
なーるーほーどー!!!と思うことが多くて、わかりやすくて面白かった。今まで自分が持っていた簡単なイメージとしては、
○右翼=保守、愛国、天皇崇拝
○左翼=急進派、革命
○どっかの国の国会で右と左に議員の席が分かれてたことから右翼・左翼という
これくらいの知識でした(まぁ、間違ってはいなかった)。で、右翼・左翼という言葉が生まれたフランス革命の頃の説明から始まって、明治維新から大戦前後、現代の右翼・左翼の定義まで、わかりやすく説明してあります。
人権が侵害されていた世の中から、“左”の人たちは“自由・平等”を求めて戦い、その時代の“右”はどんどん押しやられていって、“左”が真ん中になり、さらにもっと進んだ人権を求める“左”が生まれてきた。そして今落ち着いているところが“議会制民主主義”であって、それより更に“左”は“社会主義”や“共産主義”であり、これ以上左には行きようがない、ってところですね。
今では当たり前の“民主主義”も“王政”の時代にはものすごく左だったわけです。
ということは、中国など、現在社会主義国の場合は、たてまえ上は“自由・平等”の理想の社会を実現した究極の“左”に位置しているわけだから(実際はどうかは別として)、“民主化”を唱える団体などは“右”と言われるらしい。
おもしろいなぁ!!!
だいたい、この本を読むまで共産主義が“自由・平等”を求めた市民革命の理想の、更に先を見ていたっていうことも分かっていなかった。市民革命が目指していた“自由・平等”と“共産主義”は全く別のベクトルだと思っていた。
今まで“なんとなく分かったつもり”だったことが、ちゃんと理解できるようになる本です。投稿日:2019.10.05
左翼と右翼の違い・関係性を分かりやすく、初心者向けに書かれた、「左翼、右翼」を知りたい向けの入門書にお勧め。
第8部構成で、
1,2章は左翼と右翼の辞書などを引用した意味の違い。
3,4章は、世界…史から見たフランス革命を皮切りにした左翼の誕生とそれの反動として生じた右翼の目標と掲げる未来を見ていく
5,6章は、日本の歴史の中で、明治から昭和の戦後までの左翼と右翼の関係性を交互に述べていく
7章は、現代日本の右翼と左翼を、総理大臣が国を動かしてきた政策と左翼がその政策を動かす話題を取り上げる形で国が運営され、戦後の左翼と右翼の価値観変化を語る。
エピローグは、左翼と右翼の区別がなくなり、今までの正義感を振るえなくなり、意味付けして自分の信念を貫く時代に突入。
僕も右翼、左翼を愛国、反日と単純に考えていたものを、過去から左翼、右翼が誕生を振り返り、どのような関係性を保ったのかを辿っていったことで、より左翼、右翼の違いが分かるようになりました。続きを読む投稿日:2024.04.03
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