Xトーク
来楽零(著者)
,緒方剛志(イラスト)
/電撃文庫
作品情報
男の家には美しい女の死体があった。けれど男は 「彼女は死んでいない」 と言い張り── (『クックロビンの埋葬』) 「夜に一人で道を歩いていると、頭に袋を被って、手に鉈を持った奴に首を刈られる」 友人からそんな都市伝説を聞いた少年は── (『ヘッドハンティング』) 日常の隣に潜む、妖しい物語たち。 それらを語るために私たちは集まった。 もちろんリアルな話じゃない。 それは怪奇小説サイトのオフ会で、ホラー好きの5人が、それぞれ紡いだ物語を披露するという集まりだ。 だけど、彼らの話はあまりに生々しく、やがて現実と虚構は交差(クロス)して・・・・・・。 これはあなたを異界へ誘う、とても恐い物語。
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 4.2 (5件のレビュー)
-
短編連作でホラーめいた作風が好き。
全体的に「世にも奇妙な物語」のような、日常から非日常に迷い込んでしまった人の話みたい。
個人的に一番好きなのは、「クックロビンの埋葬」。
普通に考えたら、壱の言動…はネクロフィリア的で愛情も歪んでいるように思うのに、ラストを読むと、別に歪んでないじゃんみたいに思える。
むしろ歪んでいるのは死体の女性の方なんじゃないかと。
都和のおばあさんが話していた、「腐敗というのは、生物の死を最も確かな形で思い知らせる現象だよ」というのなら、腐敗しない死体の女性は死んだことにはならないのだろうか?
それだったら彼女はいったい何者なのだろうか?
「Who killed Cook Robin?」
「I,said the Sparrow」
とあるが、この場合は誰が何なのだろうか?
最初の印象だと、コマドリが死体の女、スズメが壱、ハエが都和だと思った。
でも、最後まで読むと、コマドリが壱で、スズメが都和、ハエが死体の女なのかもしれないとも思った。
「ヘッドハンティング」は、自分の顔が好きじゃない私には最初は肯定的に映ったのに、自分の顔が認識できないのは生活するときに大変そうだし、首刈りを怒らせたラストを読むと、自分の顔が好きじゃなくても、これよりかはマシと思えてくる。
このラストは、ある意味死ぬより辛いかもしれない。
「子供たちの町」のような倫理観があったら素晴らしいと思うけど、あそこまで締め付けられると辛いかも。
最近流行りのディストピア(ユートピア?)ってこんな感じじゃないんだろうか。みんな幸せ、でもずっと見張られてる。
あんな生活送ってたら、すぐに鬱とかノイローゼになるか、罰が当たりそうだわ。
もし、信賞必罰とか因果応報とか言ってる人がいたら、
この世界に送り込んで生活しろとか思った。
「七不思議の向こうで」は、まさに「好奇心に殺される」話。
私もオカルトとか好きだが、学校は結構伝統があるはずなのに探しても探しても七不思議どころか、一つも見つからないからうらやましい気もする。
というか、七不思議とか小説の世界でしかないよね?現実の世界にはないよね?あれっ、うちだけ?
七不思議って本当にあるかどうかわかんない中途半端にリアルな怖さがいいんであって、本当にあったら怖い、の一言に尽きるわ。
一つ七不思議に遭うと呼び寄せるっていうけど、個人的には一つで十分だわ。一つだけ怖いのにあって、何だろねー、とか言いながら思い出になるみたいな。
中の短編だけでも不気味で怖いのに、「before talk」と「after talk」の怖さは尋常じゃない。
あの人たち誰なの?この話ってもしかして...。
みたいな。
ロウソクがまたいい味出しているというか。
とにかくオススメです。
グロテスク系ではなくて、「意味がわかると怖い話」とか「世にも奇妙な物語」とかが好きな人は好きかも。
長文駄文失礼しました。続きを読む投稿日:2016.03.15
このレビューはネタバレを含みます
怖い系特化の作品はまた珍しいわね。
レビューの続きを読む
あと実はイラストの人がね。
この人だけでももう良すぎなわけで。
はい、怖いです。救えねぇです。
怖い話はあえては読みたくないですね。
読後感大体救えないもん。
…
最初の作品からすでにアレ。
おそらくもういろいろとイって
しまわれているのでしょう。
ただし2回目のそれに関しては訳が違います。
これ残念フラグよ…続きを読む投稿日:2023.07.16
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