保育園義務教育化
古市憲寿(著)
/小学館
作品情報
もし保育園が義務教育になったら・・・?
子供の学力は向上し、児童虐待は減少し、景気も向上?
もう世界では始まっている!!
社会学者・古市憲寿が提言する、母や子供、日本を救う少子化対策!
「保育園義務教育化」はただ少子化解消に貢献するというよりも、社会全体の「レベル」をあげることにつながる。良質な乳幼児教育を受けた子どもは、大人になってから収入が高く、犯罪率が低くなることがわかっている。
同時に「保育園義務教育化」は、育児の孤立化を防ぐ。今の日本では、子育ての責任がとにかく「お母さん」にばかり背負わされている。
子どもが電車や飛行機の中で泣くことも、学校で勉強ができないことも、友だちと起こしたトラブルも、何かあると「お母さん」のせいにされる。
だけど、本当は育児はもっと社会全体で担ってもいいもののはずだ。しかも子育て支援に予算を割くことは経済成長にもつながる。いいことずくめなのだ。
(本文より)
はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?
第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない
第2章 人生の成功は6歳までにかかっている
第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも学術用語でもなければ根拠もない
第4章 少子化が日本を滅ばす
第5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ
第6章 女性が今、社会から待望されている
第7章 0歳からの義務教育
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この作品のレビュー
平均 3.9 (114件のレビュー)
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子育てが、「罰ゲーム」じゃなくなりますように。
著者が「義務」という強めの言葉を敢えて用いているのは、「後ろめたさ」をなくしたいからだと言う。
今の世の中では、保育園を利用したくて仕方がない人たちがたくさんいる。
それに対し、保育園等を利用する人た…ちを批難する人たちもいる。
批難する人たちがいるから、保育園等を利用するにあたって後ろめたさを感じてしまう。
その後ろめたさをなくすために、「義務」にしたらよいと言うのだ。
著者は日本の子育てにまつわる現状の異常性を述べ、
盲目的に信じられている事柄(「三歳児神話」や「母乳教」)の真相を説明し、
危機的状況にある日本の少子化の打開策として「義務教育化」を挙げる。
一見して突拍子もないアイディアのように聞こえるが、本書を読み進めていくとさほど荒唐無稽な案ではないことが分かる。
寧ろ「日本は何故これを実施しないのか」と不思議に思えてくるぐらいだ。
(その「不思議」も本文中で解明されている。
政治家は「目の前の選挙の票」になる大人、特に高齢者の方しか向いていないからだ、と。)
子育てを他人事のように感じている人は多いと思う。
けれど、この社会の有り様、日本の将来に関わってくるという点では、子育てが誰しもにとって他人事ではない。
今現在の子育て世代だけでなく、男女問わず幅広い年代の人に読んでもらいたい一冊。続きを読む投稿日:2016.06.15
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冒頭の下記の文章に、小学生と幼児を育てながらフルタイムで働いている私の心は鷲掴みにされた。
「日本には今、二つの大きな社会問題がある。少子化と労働力不足だ。
そんな時代に子供を産んで(少子化解消の貢…献)、なおかつ働きたいと思ってくれる(労働力不足に貢献)お母さんは、本来なら国から表彰してもいいくらいの存在だ。」
この他にも頷きすぎて首がもげそうになるようなことがたくさん書いてあった。
この本が出たのが2015年。9年経っても子供と働く母親をめぐる環境は大きく前進したとは言い辛い。
既婚者も独身者も老若男女とも、これからの日本のために読んで欲しい本。
そして少し苦手と思っていた古市さんが好きになった(笑)続きを読む投稿日:2024.02.24
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