1946年に創刊以来、井伏鱒二、川端康成、坂口安吾、三島由紀夫……と綺羅星の如き作家が登場してきた「別冊文藝春秋」が、電子版へと大リニューアル。記念すべき電子化第一号は、道尾秀介と綾野剛との巻頭対談、重松清、若竹七海といった人気作家の短編や貴志祐介、誉田哲也、月村了衛などの新連載と読み応え満点の一冊になっています。(通巻317号/2015年6月号)●巻頭対談「現場主義でいく」道尾秀介×綾野剛●短篇 小説の肌触りを堪能「ワン、ツゥ、スリー……パッ。」重松清「不適切な死」若竹七海「慈雨」岩城けい●新・・・
便利な購入方法
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◆新連載
・寺地はるな「リボンちゃん」
幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて・・・・・・
[はじまりのことば]
「下着」と聞いて思い出したのは、“ミジンコの刺繍”をしたキャミソール! 女性の下着はキュートでセクシー? そんな固定観念を解きほぐす新連載の始まりです
◆PICK UP
・宮島未奈「婚活マエストロ」
祝・2024年本屋大賞受賞!! 『成瀬は天下を取りにいく』が爆走中の宮島未奈が贈る、最強の〈婚活エンタメ〉
・小田雅久仁「夢魔と少女〈中篇〉」
大男に監禁された美少女を前に、夢魔たる私に何ができるのか? イチかバチかで夢に入り込むことにした私は・・・・・・
◆最終回
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
ついに公開読書会当日。亡きマンマへの想いを胸に、読む会の面々は晴れ舞台で言葉を紡ぐ。感涙のフィナーレ!
・矢月秀作「桜虎の道」
託された遺言書の中身、そして狂気を帯びた元ギャング・平尾の行く末は? 桜田の闘い、堂々完結
◆有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート
・白井智之「ブラックミラー」
あなたが二日前に会った友人に、おかしなところはなかったですか? 警察に問われた僕は、あの日会った彼に対して抱いた違和感を思い出し・・・・・・
・夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
有栖川有栖だけはおすすめしない――ずらりと並んだコレクションの前でそう強弁する男、彼は一体何を隠しているのか
◆読みきり
・コウイチ「金曜日のミッドナイト」
テレビの取材でとある町にやってきたディレクター。住民たちに話を聞いて回るが――ここは、何かがおかしい
◆ロングインタビュー
作家の書き出し Vol.30 取材・構成 瀧井朝世
・千葉ともこ
闘う者たちは誓った。命を賭して、この大乱を終わらせる――胸熱の歴史エンターテインメント『火輪の翼』が生まれた背景に迫る!
◆book trek
・外山薫『君の背中に見た夢は』
・金子玲介『死んだ山田と教室』
・逢崎遊『正しき地図の裏側より』
◆グラビア&エッセイ
・岩井圭也「知の野人 南方熊楠を訪ねて」
「我は、この世界を知り尽くしたい」――博物学の巨星・南方熊楠が採集し遺した膨大な記録と対峙したとき、見えてくるものとは? 岩井圭也の和歌山紀行
◆レビュー
・安島隆「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第12回]科学とは何なのか ~科学哲学の世界
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
米価低迷、その原因は堂島米市場にあり? 苛立ちを募らせた大岡忠相はついに江戸商人を大坂へと差し向ける
・一穂ミチ「アフター・ユー」
闇雲に車を走らせる青吾の目に飛び込んできた電話ボックス。思わず中に入った青吾の指はつい多実の番号を押し・・・・・・
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
ついにレストランの営業が再開! 料理を任された葉は熱心に仕事に励むが、母親が突然福岡からやってきて――
・伊岡瞬「追跡」
人に尻拭いをさせておきながら、その恩も忘れて増長し、挙句の果てに裏切った。あいつだけは絶対に許さない
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
シャンバラへの道は、はかなく遠い。それでも、そこへゆかねばならぬ者たちがいた
◆対談
・高瀬隼子×大前粟生「怖くてあたたかい小説の世界」
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◆PICK UP
・小田雅久仁「夢魔と少女〈前篇〉」
人間の夢を喰らって生を得る“夢魔”たる私が出逢ったのは、大男に監禁された可憐な美少女だった。彼女を救うため、夢に入り込むことにした私は
・宮島未奈「婚活マエストロ」 第2話
三文ライター・猪名川は、65歳以上限定のシニア向け婚活パーティーを手伝うことに。今日も司会の“マエストロ”鏡原奈緒子は絶好調で・・・・・・
◆別冊文藝春秋賞 受賞作掲載!
・秋谷りんこ「ナースの卯月に視えるもの」
note主催の日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞2023」で「別冊文藝春秋賞」を射止めた連作短篇の第1話、2話をお届けします。審査員・新川帆立さんも絶賛の“泣けるミステリー”をお楽しみ下さい
◆ロングインタビュー
・モモコグミカンパニー
自分の見た景色を自分の言葉で記したかった――元BiSH・モモコが『解散ノート』に込めた思いとは
作家の書き出し Vol.29 取材・構成 瀧井朝世
・森見登美彦
ホームズにワトソン、宿敵まで全員スランプ!? 三年半ぶりの新刊は「結果的に自分らしいお話になりました」
◆book trek
・佐野徹夜『透明になれなかった僕たちのために』
・中村あき『好きです、死んでください』
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
「売るでえ!」「買うでえ!」。喧しい米市場に飛び込んだ垓太は意気揚々とさっそく交渉に入るが
・一穂ミチ「アフター・ユー」
出口の妻・沙都子と共に遠鹿島に渡った青吾は、小学生の頃の多実を知っている男と出会う
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
記念冊子の完成に胸をときめかせる一同。そんな中、読書会を急遽欠席したマンマの息子から電話がかかってきた
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
自分の人生を取り戻すべく奮闘中の白石葉。天堂と那津の手伝いを続けていると、ある日因縁の相手が現れて――
・伊岡瞬「追跡」
樋口がサービスエリアのトイレから戻ると、相棒のアオイと保護した少年、そして乗っていた車が消えていた
・矢月秀作「桜虎の道」
資産家の遺言書を巡る争いに巻き込まれた桜田。全方位に牙を剥く平尾を恐れる者たちにも不穏な動きが
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
シャンバラとは実在する国なのか? “理想郷”とも“魂のみが辿り着ける国”とも言われてきた地の真の姿とは
◆エッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・ロングコートダディ・堂前透「俺はシロガネーゼ。君は?」
・前川ほまれ「一緒に映画を観たい人」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第19回]トラウマバーベキュー
[第20回]牛丼官兵衛
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第5回]洋菓子店のキッシュで幸福感に包まれて
・三宅香帆「三宅香帆の『フェチ小説が読みたい!』」
[第1回]綿矢りさの“アパレル小説”
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第10回]援助と開発経済 ~どうすれば貧しい国は発展するか
[第11回]源氏物語と平安貴族の時代 -
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◆新連載◆
・宮島未奈「婚活マエストロ」
マンションの大家に誘われて、婚活パーティに参加することになった猪名川健人。そこに現れたのは、妙に律儀な社長と、司会として生真面目にマイクを握る“婚活マエストロ”鏡原奈緒子だった
[はじまりのことば]
『成瀬は天下を取りにいく』の著者が次の舞台に選んだのは、婚活業界! ひょんなことから婚活事業を手伝うことになった40歳の三文ライター・猪名川の活躍やいかに
◆最終回◆
・今村翔吾「海を破る者」
荒波に呑み込まれんとする蒙古兵たちを前に、六郎が下した決断とは――。感動の叙事詩、堂々の完結!
・岩井圭也「われは熊楠」
田辺に根を下ろし、抱いた家族。神島での、陛下への御進講。熊楠が一人続けた旅の答えは――。圧巻の最終回
◆読みきり◆
・荒木あかね「壊すのは簡単」
男性の殴殺死体が見つかった。最有力容疑者・阪口は「その時刻、物置小屋の解体をしていた」と主張するが・・・・・・
・コウイチ「9月の日記」
成功体験を手に入れるため、日記を付けてみることにした――。やる気を漲らせる俺が、書くことで辿り着いた先は
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.28 取材・構成 瀧井朝世
・西加奈子
私は私の身体で生きていく――。“女であること”から解放される8つの物語
◆book trek◆
・やがみ『僕の殺人計画』
・白川尚史『ファラオの密室』
◆レビュー◆
・秋山寛貴(ハナコ)「ところで、好きな本はなんですか?」
・いいだ(ゲームさんぽ)「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第9回]中央ユーラシアから見る歴史
◆エッセイ◆
・ハイツ友の会・清水香奈芽「笑けるパターン」
・みな姉「手放される覚悟、そして手放す覚悟を――『あいの里』の60歳・みな姉が綴る人生哲学」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第16回]牧歌的うどん店
[第17回]続・牧歌的うどん店 かき氷・おばあちゃん・パンクス
[第18回]千切りキャベツの成長譚
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第4回]オーストラリアの湖のほとりに現れた一晩限りのレストラン
◆連載小説◆
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
大火が大坂を焼き、米市場にも甚大な影響が出ていた。今こそ腕のいい米仲買が必要だと一計を案じたおけいは
・一穂ミチ「アフター・ユー」
多実は五島列島にいた。しかも男と一緒に――。海難事故の報告を受けながら、青吾は愕然とする
・伊岡瞬「追跡」
謎多き一家無理心中事件。その現場から消え去ったのは、末期癌で余命いくばくもない大物ブローカーの孫だった
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
まちゃえさん夫婦の息子・明典に、かつて何が起きたのか。美智留は彼と過ごした青春時代について語り始めた
・矢月秀作「桜虎の道」
資産家の遺言書を託された桜田に降りかかる魔の手。元レインボーギャング平尾の登場で争いは加熱の一途を辿る
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
度脱屋ツェリンの呪(まじ)にハマりかけたその時、銃声が。ヤンが放った弾丸であった。そこにはドルマの姿もあった -
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◆新連載◆
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
かつて経済の中心には「米」があり、それは「証券」や「先物」に姿を変え、金融派生取引(デリバティブ)を発生させた。「金融市場(マーケット)」の誕生である――。
大坂堂島に実在した「米市場」を舞台に商人vs幕府の闘いを描く一大エンターテインメント!
[はじまりのことば]
江戸時代、米価はそのまま国家予算、すなわち「天下の値段」となった。だからこそ時の将軍・吉宗は、米価決定システムたる「市場」を学び、時に闘うことも辞さなかった。
・一穂ミチ「アフター・ユー」
ある日突然姿を消した恋人。彼女は自分の意志で消えたのか。それとも・・・・・・。最悪の事態に怯えながら、残された青吾は手掛かりを求めて動き出す。
愛を問う、大人のための恋愛小説。
[はじまりのことば]
「いなくなった人」を書こうと決めて、母に電話した。昔、兄を捜して何度も警察に行ったと話していたから。今ここにいない人を想う時、人は何を覚悟するのだろう?
◆読みきり◆
・斜線堂有紀「妻貝朋希を誰も知らない」
大手ファミレスチェーンを揺るがす迷惑動画。犯人について語る人々の話にちらつくもう一人の“問題児”の影――。
・結城真一郎「大代行時代」
わが銀行に入行した「モンスター新人」。社内の誰にも話しかけずに、彼はどうやって仕事を回しているのだろう?
・荒木あかね「置き去りイヤリング」
新幹線の端と端にひと揃いのイヤリングが落ちていた――なぜ? なんだか嫌な予感。
・コウイチ「マサルの冷たい部屋」
かつて人気を誇ったYouTuberのマサルは、動画再生回数の減少に悩んでいた。焦りがつのる中、彼が縋ったのは。
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.27 取材・構成 瀧井朝世
・青山美智子
大丈夫、私たちはきっと、リカバリーできる――公園の遊具にまつわるあたたかな5つの物語。
◆book trek◆
・多崎礼『レーエンデ国物語』
・ラランド・ニシダ『不器用で』
◆エッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第15回]ハンバーグ人生劇場
(1)立志編 (2)風雲編 (3)望郷編
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第3回]願掛けは、辛くて痺れる明太子スパゲッティ
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第8回]宇宙を知る ~ビッグバンから太陽系まで~
◆連載小説◆
・岩井圭也「われは熊楠」
熊楠26歳。なんとしても西洋学界で名をあげたい彼は、ロンドンで大英博物館につながる伝手を必死に求めていた。
・伊岡瞬「追跡」
死者三名、行方不明者一名を出した住宅火災の翌日。警察が見逃しているこの“事件”の真の姿が露わに・・・・・・。
・矢月秀作「桜虎の道」
資産家の遺言書を託された司法書士見習いの桜田。財産を巡り接触してきた極道の背後には意外な人物がいて・・・・・・
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」[最終回]
老舗銭湯・杉乃湯の四代目の野望をすべて叶える、爽やかな沼田さん。彼は銭湯でひとり「笑顔」の練習をしていた。
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
モラハラ夫から逃れ、住み込みの料理人として働くことになった白石葉。しかし、早速、同居人の那津に一喝され・・・・・・。
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
ぼくらはここで、〈おみとりさん〉になる練習をしているんだ――会長の入院の報に接し、読書会の老人たちは。
・今村翔吾「海を破る者」
六郎たち日ノ本軍は、圧 -
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◆新連載◆
・岩井圭也「われは熊楠」
どれほど豊かな景色をその目に映していたのか? 博覧強記の超人・南方熊楠が焦がれ続けた世界の「秘密」と、狂おしき探究の日々を描いた新連載
[はじまりのことば]
自分が書かずして誰が書く――いつしかそう思い定めていた博物学者・南方熊楠の人生に、ついに挑む時がきた
・伊岡瞬「追跡」
火災現場で発見された“父親とその息子夫婦”の遺体。しかし三人は赤の他人だった。彼らが家族を装った目的とは? 世界の不穏な真実を暴くノンストップサスペンス
[はじまりのことば]
幕開けから、自分でも不安になるほど全力疾走! これまでの中で最もエンターテインメント性に富んだ作品です
◆読みきり◆
・渡辺優「死に至らぬ病」
S女子大の西愛美は、ゼミ合宿で山奥の元研究施設へ。そこはウイルス流出事故で閉鎖になったと噂の場所だった
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.26 取材・構成 瀧井朝世
・万城目学
京都が生んだ、やさしい奇跡――ホルモーシリーズから十六年、京都を舞台に綴られた感動のスポーツ×青春小説の誕生
◆book trek◆
・小田雅久仁『禍』
ある日、自分の身体が・・・・・・ 鬼才が産み落とした7つの悪夢
◆エッセイ◆
・須藤古都離「まだ存在しない人たちの声」
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第13回]好き好き懐石
[第14回]お伽の国の特級酒 あるいは毛糸玉の中のローマ
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第2回]妄想ホームステイ――ベルクワンダーランド
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第7回]日本語と英語の不思議
◆連載小説◆
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
喫茶シトロンの窓から店内を覗き込む若い女性。安田が見咎めると、彼女は開き直ったように口を開いた
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
愛妻と離婚した僕の新居は“Z世代”の学生が集うシェアハウス。そんな中親友の長谷川が結婚すると言い出して
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《後篇》
〈チワワテロ〉に続く一連の事件には、黒幕が? ついに明かされた新太の失踪の理由に、琴美は思わず・・・・・・
・矢月秀作「桜虎の道」
司法書士見習いの桜田に託された資産家の遺言書。それを奪おうと裏社会の男が接触してきた。桜田の運命やいかに
・今村翔吾「海を破る者」
夥しい数の船でふたたび姿を現した蒙古軍。「これが最後の戦になる」と六郎たちは決死の覚悟を新たにした
・高田大介「星見たちの密書 エディシオン・クリティーク」
悩める数学徒・修理は、フランスに向かうヘルシンキ空港で不思議な車椅子の紳士と出会う。修理は紳士から、ほんのひと時荷物を預かってくれと頼まれ・・・・・・
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
輪国の兵に連れ去られた蓮姫たち。彼らの踏み跡を追う慧海とギャルワの前に、今度は度脱屋のツェリンが現われて -
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◆新連載◆
・高田大介「星見たちの密書 エディシオン・クリティーク」
二十歳の嵯峨野修理(さがのしゅり)をフランス郊外で出迎えたのは、ハーレーに乗った青年ギィ。ふたりは古地図を片手に、ルネッサンスの科学者たちが残した謎を解き明かす旅へ――。
◆読みきり◆
・荒木あかね「おむこさんは殺人鬼」
麦野加奈は彼との結婚を決めたばかり。それなのにどこか浮かない顔なのは・・・・・・。
『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を史上最年少で射止めた新鋭のミステリーを読みきりでお届け!
◆中篇小説◆
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《中篇》
新太の失踪は、世間を騒がす“チワワテロ”と関係している? ついには第二、第三の事件まで起こり・・・・・・
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.25 取材・構成 瀧井朝世
・河野裕『愛されてんだと自覚しな』
千年の愛は、一途でかろやか。最高にポップな〈モダン・ファンタジー〉、誕生!
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
バンクーバーでリサイタルを成功させた後は、アムステルダムへ。ついに名門・コンセルトヘボウ管弦楽団と共演することに
◆エッセイ◆
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第1回]心置きなくスパイスラーメン
仕事に子育てに多忙な中、たまの貴重なひとりごはん。今日なにを食べるかは、いつだって真剣勝負!
・宮島未奈「ミスターSASUKEの役割」
彼ならば、ここで諦めないはず――。新人賞に落選した私を救ったのは、人生を「SASUKE」に捧げた男だった
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第12回]蘊蓄の悲哀
あらゆる飲食店は「一目置かれたい」と考えています。なぜならそれだけで、食べた時の印象が劇的に変わるから・・・・・・
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第6回]民主主義を巡って ~思想と歴史~
代議制の考察から、欧米の民主主義の比較まで。いま改めて「民主主義」を問い直す13冊をご紹介
◆連載小説◆
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
今月の読書会はまちゃえさんの家で行われることに。亡き息子の葬儀の記憶を語り始める彼女を前に、安田は
・矢月秀作「桜虎の道」
司法書士事務所で見習いとして働く桜田哲。彼に託された《秘密証書遺言》を巡って、それぞれの思惑が動き始める
・今村翔吾「海を破る者」
「我が軍が抜かれれば、日ノ本は終わりだ」。夥しい数の江南軍の来襲に、六郎は最前線で戦うと意を決した
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
フョードルの死体を前に、ホームズたち一行は顔を見合わせた。消えた仲間と蓮姫たちの後を追うか否か―― -
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◆新連載◆
・矢月秀作「桜虎の道」
司法書士事務所で見習いとして勤務する桜田哲。一見冴えない感じの彼には、誰にも言えない裏の顔があって――
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《前篇》
ある日突然、全国の800人にチワワのピンバッジが付けられた。
謎めいたこの“チワワテロ”を追うことになったYouTuberのリリと琴美は・・・・・・
◆対談◆
・島本理生×住野よる「『恋とそれとあと全部』刊行記念対談」
「キュンキュンできる心をもう一度呼び覚ましたかった」という住野さんが、“恋愛小説”の大先輩、島本さんに聞いてみたかったこととは?
・北方謙三×橘ケンチ「EXILEと“情念”――それを書くのが仕事だよ」
初小説『パーマネント・ブルー』が話題の橘ケンチさんを、北方謙三さんが激励! 「嘘に怯むな」「情念を書け」
・呉勝浩×有栖川有栖「ミステリーの可能性を追い求めて」
『爆弾』が第1位、『捜査線上の夕映え』は第3位と、〈このミス〉でも大人気のお二人がいま目指すミステリー高みについて
◆スペシャル◆
・藤田真央「Toi toi toi!」
クラシックの殿堂、NY・カーネギーホールでのリサイタルデビューにかける想いを、自ら綴ったスペシャル・エッセイ
・藤田真央「指先から旅をする」
即興演奏の達人・モーツァルトが目指した音。その“手がかり”は、全て楽譜に残されているのだ
・藤田真央×恩田陸「ピアノで、言葉で、世界を奏でる」
若き天才ピアニストと、音楽を愛する人気作家の初対談。
最前線を走るのは怖い――それでも、ここには奏でたい世界があるから
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.24 取材・構成 瀧井朝世
・冲方丁『マイ・リトル・ヒーロー』
ゲームで出会った“ヒーロー”に憧れ、日々成長する息子。その頼もしい背中が、僕にこの物語を書かせた
著者に訊く
・コウイチ『計画書』
・四季大雅『わたしはあなたの涙になりたい』
◆ロングエッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第11回]「美食家」は死語になる
昔と今で変わったこと――それは「あからさまにマズいものが減った」こと。そんな時代に食の世界にどんな指針があり得るのか
◆連載小説◆
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
無気力な同期、転職する親友、新入社員にも容赦のない上司。大手町で“圧倒的成長”を遂げるはずだった私は・・・・・・
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
「返事なんぞ期待しちゃいません」。会長の言葉に、安田はかつて〈ご返事ご無用〉の手紙を書いたことを思い出す
・今村翔吾「海を破る者」
「海を破って行け。全てが終われば、いつか必ず――」。元の再襲来が近づく中、六郎は令那たちと約束を交わした
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
蓮姫らを連れ去ったのは輪国の者たちだった。一部始終を目撃したプンツォクが皆に語ったところによると・・・・・・
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第5回]安全保障を考える
自衛隊や核保有問題の歴史を紐解き、国際社会における日本の立ち位置を俯瞰するための5冊を紹介 -
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◆新連載◆
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
第一志望の慶應に合格し、晴れて上京。新生活への希望に胸を膨らませる僕を迎えたのは、「元」高校生社長と、暗い目をした不気味な男だった
◆読みきり◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第三話 ディレッタント、奇書を読む
文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)が解き明かすべきは、世界最高峰の奇書「ヴォイニッチ写本」か、はたまた元妻の揺れ動く心か?
・天祢涼「一七歳の目撃」
引ったくりを目撃した高校生。犯人の正体を刑事にも黙っていたのにはある理由が――「仲田シリーズ」の最新短篇
・高丘哲次「殷世界転生」
現代日本に突如現れた古代中国都市。政府が対応に追われる中、零細私大のしがない研究者が担う極秘任務とは?
◆『光のとこにいてね』刊行記念◆
・対談 川上弘美×一穂ミチ
少女と少女、男と女、母と娘。「ふたり」を描くとき、そこには何かが宿る――。唯一無二の関係性を描き出す名手が明かす、あたたかな着眼点とは
・メッセージ&イラスト 志村貴子
『光のとこにいてね』を読み、マンガ家の志村貴子さんがイメージしてくださった結珠と果遠、二人の姿とは――
◆ロングインタビュー◆
作家の書き出し Vol.23 取材・構成 瀧井朝世
・川上未映子
今日を生き抜くため、少女たちは犯罪に手を染めた――世界を熱狂させる作家が、クライム・サスペンスに挑んだ理由
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
アルプスでの即興演奏、ベルリンの卒業試験、恩師の追悼コンサート。一期一会の出逢いが、私の音楽を進化させる
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第10回]味の素ラプソディ
「うま味調味料」とは何なのか――長年考え続けてきた問題は、ある日思いがけず台湾で解決を見ることに
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第4回]秀吉から家康へ
秀吉の時代から幕藩体制確立期まで、家康の背景を理解するための4冊をご紹介。「どうする家康」の副読本にもぴったり
◆連載小説◆
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
モラハラ夫の許を離れ、住み込みのシェフとして働き始めた白石葉(しらいしよう)。みなぎるやる気は空回りするばかりで・・・・・・
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」[最終回]
百戦錬磨の過激プレイヤーとの直接対決。大好きなゲームの世界を守るため、千香は最終兵器に乗り込んだ
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
戦時下での暮らし、息子の事故死――読書会で語られる老人たちの思い出が、安田のある記憶を呼び起こすのだった
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
蓮姫らが消えた。フョードルを殺害した人物が連れ去ったのか? 思案するホームズたちの前に現れたのは・・・・・・ -
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◆新連載◆
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
モラハラ夫との暮らしに見切りをつけ、白石葉はレストラン「Maison de Paradise(メゾン ド パラダイス)」で住み込みシェフとして働くことに。読んで作って癒される! クッキング・レシピ付き
◆読みきり◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第二話 ディレッタント、言の葉を検(あらた)める
街外れの古書店で、古代ギリシア語辞典を調達した文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)。挟まれていたのは上下逆さまに記された一葉の紙片――めくるめく奇書探訪の旅が始まった
・小川哲「Butter-Fly」
上京して二年がたった。僕はよく妄想し、架空のインタビュアーからの質問を受けていた。その日の質問は「この世で最も怖いものはなんですか」だった
◆スペシャル◆
・note×WEB別冊文藝春秋
「#2000字のホラー」結果発表
今の時代ならではの「怖さ」が詰まった投稿の数々、実に1847作。中でも編集部が震え上がった3作品をご紹介
◆ロングインタビュー◆
作家の書き出し Vol.22 取材・構成 瀧井朝世
・一穂ミチ
一穂ミチ、最高傑作『光のとこにいてね』刊行。
「結珠と果遠、二人の少女の行く先は、作者が決めてはいけないと思った」
◆連載小説◆
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」[最終回]
ついに迎えたオンラインゲームの世界大会。チーム・リンの勝敗の行方は? そして、リンは意識を取り戻すのか?
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
老人たちの読書会で「読み」担当となった安田。彼の音読に感極まったまちゃえさんは、亡き息子の思い出を語り出す
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
失踪した友人を救うため、オンラインゲームにログインした千香。彼女の跡をつける謎のプレイヤーは何者なのか?
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
フョードルの左胸には心臓のかわりに黒い石が押し込まれていた。それを見たホームズは「マンデーハの心臓」だと口にする
◆エッセイ◆
・宇野碧「嵐の日に出逢ったものは」
かつて私は和歌山の古民家で、一日一組限定の宿を営んでいた。ある大雨の日、スウェーデンからやって来た彼女は私に――
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
ヴェルビエで憧れの人と出逢った後は、欧州最高峰の舞台・ルツェルン音楽祭へ。世界を熱狂させる23歳の熱い夏
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第9回]味噌煮のロマン
想像してみて下さい。一日野良仕事を終えたあなたの前に、純粋な味噌味だけの「味噌煮」があったら・・・・・・
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第3回]人体という小宇宙
いまだ未知の事象に満ちている私たちの身体。そんな人体の不思議の「現在地」を知るための6冊をご案内します -
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◆新連載◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第一話 ディレッタント、近世を解く
失われたテクストの復元に勤しむ文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)。
紙切れ一枚も彼の手にかかれば謎の宝箱に早変わり。『図書館の魔女』著者による知的探索ミステリー、開幕!
◆連載小説◆
・河野裕「愛されてんだと自覚しな」[最終回]
かつての恋人と再び出逢うため、輪廻転生を繰り返す杏。人々と神々が大集結する城崎の地で、彼女はついに・・・・・・
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
一年ぶりに再開された〈坂の途中で本を読む会〉。老人たちの熱心な姿を前にして、安田の脳裏にはある記憶が蘇った
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
リンの人生が懸かったオンラインゲームの世界大会。決戦の舞台を前に、彼がパートナーに選んだ相手は?
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
幼馴染の行方を追ううちに、千香の背後にも危険な影が忍び寄り――逃げ込んだ先は、あの思い出の場所だった
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
消された痕跡が物語る、不審者の影。王宮まで蓮姫を送り届けたいホームズは、慎重に周辺調査を始めるが――
◆エッセイ◆
・櫻木みわ「湖(うみ)をわたって」
ひとつところに根をはり静かに暮らす――そんな生活に憧れていたはずなのに、私は気付けば船に飛び乗っていた
・麻布競馬場「麻布競馬場 誕生前夜」
それでも僕は、東京にしがみつく
人々の心をざわつかせる匿名アカウント「麻布競馬場」。彼はなぜ今日もTwitterに小説を投稿するのか?
◆レビュー◆
・波木銅「ゲームレビュー 人生は夜間飛行」
ジュブナイルとしての選択と結果
インディゲーム『OMORI』
なんであれ「インディ」なものには心惹かれるが、このゲームは格別だ。これぞまさしくティーンのための冒険譚である
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第2回]「ソ連」という国があった
いまなお世界に影響をもたらす「ソ連」。その勃興から崩壊までを辿り、国際政治の見取り図を更新する
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.21 取材・構成 瀧井朝世
・河さき秋子
どうしたって家族に向ける感情は、千々に乱れる。老父を介護し、人生に惑う主人公に投影したものは――
著者に訊く
・荒木あかね『此の世の果ての殺人』
◆対談◆
・柊子(俳優)×若松節朗(監督)「書くことが演じることに、演じることが書くことに?がる」
俳優・柊子の成長を15年間見守り続けた監督が、今年初小説を上梓した柊子さんにかけた言葉は?
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
わたしの人生の節目には、いつもモーツァルトが現れる。ワールドデビューを前に明かした胸のうち
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第7回]小生、蕎麦を語る
[第8回]ホルモン奉行、卒業。
蕎麦にかけられし呪縛、それは「香り」。変態料理人も本件については「匂いソムリエ」よろしく語ります
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.7 フランスで運転免許を取る」
引っ越しのタイムリミットが迫る中、一念発起し異国の自動車学校へ。田舎暮らしの「足」を確保するまでの凸凹奮闘記 -
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◆一挙掲載◆
・知念実希人「機械仕掛けの太陽」
これは戦争だ――新型コロナウイルスという未知の脅威と対峙した医師や看護師が味わった筆舌に尽くせぬ恐怖と絶望、そして希望。現役医師・知念実希人が描く、真実の物語
◆読みきり◆
・大前粟生「サウナとシャツさん、ふつうの男」
モブキャラのような俺の前に現れた十六万円の最高のシャツ。没個性への希求と、初めての衝動の狭間で、俺は――
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.20 取材・構成 瀧井朝世
・凪良ゆう
私は、やっと愚かになれた。『流浪の月』の凪良ゆうが、真正面から描いたサイアクで最高な恋の物語『汝、星のごとく』のすべて
著者に訊く
・安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』
◆対談◆
・千葉ともこ×新川帆立「私たちはこうして作家になった」
小説教室の同門で同年に文学賞を受賞したおふたりが、デビュー前の苦労からプロとしての工夫まで徹底対談!
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
ベルリンの空の下思い出す、亡き恩師・野島稔先生との日々――わたしの音楽は、あのレッスン室で培われたのだ
・南木義隆「百合とリヴァイアサン」
百合小説であるだけで売れないとされる中で、それでも自分の信念を貫いた作家が一冊の本を上梓するまで
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.6 フランス中西部の奇妙な地名」
「無神論者の町」に「失われた町」、「寝取られ村」。在仏15年の著者が、言語学的見地から地名の由来を紐解く
◆連載小説◆
・高野和明「踏切の幽霊」[最終回]
逆探知に成功! 電話の発信場所は・・・・・・? なぜ彼女は殺され、身元を消されたのか。悲しき事件の全貌がついに明らかに
・一穂ミチ「光のとこにいてね」[最終回]
母と向き合うことを決心した結珠。しかし、運命はまたも彼女と果遠を翻弄する。長い旅の果てに二人が選ぶ未来はv
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
息子のため、オンラインゲームで世界一を目指すノブ。ついにあの有名プレイヤーが協力してくれることとなり・・・・・・
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
失踪した幼馴染と、オンラインゲームの地図から消された都市。ふたつの謎を前に、千香に何ができるのか?
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
消された痕跡が物語る、不審者の影。王宮までぶじに蓮姫を送り届けたいホームズは、慎重に周辺調査を始めるが――
◆スペシャル◆
・note×WEB別冊文藝春秋 「#ミステリー小説が好き」
ベストレビュアー決定!
「あの作品にそんな魅力が」「こんな隠れ名作があったなんて!」
思い思いに投稿されたミステリーレビューを見ながら編集部は大盛り上がり! 選りすぐりの投稿作4本をご紹介
◆エッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第5回]パクチーのマズ味
[第6回]マズ味は文化だ
パクチーを最初に食べた時のこと、覚えていますか? あの違和感、そこには「マズ味」とも呼ぶべきものが・・・・・・
◆シネマレビュー◆
・波木銅「人生は夜間飛行」
映画は多数派を殺すためにある――『TITANE/チタン』について
本作はあらゆる抑圧、常識、多数派を皆殺しにしながら、行き着くところまで突っ走る、唯一無二の映画である!(※ネタバレあり) -
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◆NEW◆
・小川哲「walk」
何もかもが始まった、十八歳のあの春――。
『ゲームの王国』や『嘘と正典』で壮大な物語を紡いできた著者が初めて描く自らの上京・青春物語
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
ミラノ・スカラ座デビュー! 突然の指揮者交代を乗り越え、「ポリーニ以来」と評された奇跡の夜
・谷津矢車「スピッツの仔」――愛を叫ぶ #02
歪でラブリーなサウンドがこの胸から離れない。スピッツ愛はいつしか自作の小説にも流れ込み・・・・・・
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.5 すべての道に名前がある」
道の名から、街の歴史が見えてくる。各国の住所表記の成り立ちを紐解き、都市の発達の軌跡をたどる
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.19 取材・構成 瀧井朝世
・浅倉秋成
『六人の嘘つきな大学生』で大ブレイクした著者の新作は“ネット炎上”もの! 浅倉流「エンタメの極意」とは?
◆エッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第3回]厨房の異常者
[第4回]料理はライブだ!
二ヵ月に一度、稲田さんが徹底して厨房に立つ時間・・・・・・それが「季節のモダンインディアンコース」の準備タイム!
◆ブックレビュー◆
・白石直人
[第1回]ロシアとウクライナの歴史を紐解く
個別の事象から普遍を探る――気鋭の物理学者が、その琴線に触れた書籍を通して現代社会の「力学」を読み解く
◆連載小説◆
・高野和明「踏切の幽霊」
踏切で起きた殺人事件について調査するうちに、松田は被害者の身元情報が意図的に消されていたことに気づく
・河野裕「愛されてんだと自覚しな」
「盗み屋」の祥子に幻の古書・文通録を盗み出すよう依頼した杏。文通録を巡り、人々の思惑と運命が交差する
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
幼馴染を捜しに、千香は巧己とアナーキーなゲームの世界へ。ついに巧己まで現実世界から姿を消してしまい・・・・・・
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
昏睡状態の息子を助けるため、オンラインゲームで世界一に――父の願いは、あの有名プレイヤーに届いたのか!?
・矢月秀作「幸福論」[最終回]
世間を震撼させた異常犯罪者の萩谷信。彼とその母、未世の半生を調べた三浦は、一体どんな答えを導き出したのか
・一穂ミチ「光のとこにいてね」
どうしてあなたが一番つらい時、傍にいたのが私じゃなかったんだろう。果遠の背負った罪を知った結珠は――
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
蓮姫たち三人を送り届けるべく王宮へ急ぐホームズたちは、森の中に不審な焚火の跡を発見する
◆短篇◆
・安東能明「夜の署長3 万引き犯」
新宿警察署の万年係長・下妻晃は、悪質な万引き犯“カメレオン”を追う。事件の裏に隠された哀しき真実とは -
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