戦後リベラルの終焉
池田信夫(著)
/PHP新書
作品情報
本書は戦後の歴史をたどりつつ、歴史を変えることのできなかったリベラルな知識人の挫折の原因をさぐる「敗者の戦後史」である(「はじめに」より)。全面講和から安保反対、反原発運動に至るまで、日本の左翼は理想主義的なスローガンに終始し、保守陣営への対案を示してこなかった。2014年の朝日新聞の大誤報は、そんな「戦後リベラル」たちの終焉を示していたと言えるだろう。戦後70年を経たいま、「革新」という幻想はこれからどこへ行くのか。「敗者の戦後史」から逆照射すれば、未来の日本への道筋が見えてくる。日本を「普通の国」へと変える論点がわかる、刺激的な論考!
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商品情報
- シリーズ
- 戦後リベラルの終焉
- 著者
- 池田信夫
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2015.05.01
- Reader Store発売日
- 2015.04.17
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (10件のレビュー)
-
戦後日本のオピニオンリーダーとされてきた「戦後リベラル派(左翼)」の総括。
朝日新聞から始まり、毎日新聞、日本社会党、民主党、60年安保のリーダー格の清水幾太郎と丸山真男、さらに70年前後の全共闘から…大江健三郎、また最近話題の古賀茂明、孫崎亨等々を俎上に載せて、一刀両断というよりは、執拗に切り刻む感じで展開していく。
戦後リベラルの話の中に突然小沢一郎が飛び出してきたり、最後は、本のタイトルから離れて日本政府の債務過多に話が飛び、「小さな政府」を目指すべきと結んでいるのは、タイトルとは違う結末に「あれれ?」という感じ。
戦後リベラル派が世論を席巻した事実は詳細に記述されているが、サブタイトルの「なぜ左翼は社会を変えられなかったのか」という点については、本文の中では、「その最大の原因は、自民党が英米の保守党とは違って、良くも悪しくもイデオロギーを持たないからだろう。それは特定の政治的主張のもとに集まる結社というよりは、地元の面倒を見る政治家とその個人後援会の集合体であり、野党はこれに対抗できる集票基盤を持たない」と断定しているが、本当にそうだろうか?
別の個所では、「左翼マーケットは意外に大きいのだ」と言っている。
過去には非自民の細川内閣や、村山内閣、そして直近の民主党内閣が出来たが破綻している。この問題をもう少し掘り下げて欲しかった。
個別には興味のある個所もあるのだが、全て断定してゆく文体にやや食傷気味になり、全体を読み終えて、何かスッキリせず消化不良の感じが残った。続きを読む投稿日:2015.05.15
左翼的なメディアの問題と政治の流れをいろんな実例で述べる本
問題あるのは事実だけど、これでリベラルの終焉というのはちょっと全体化しすぎかな。政治のところは各時代の流れの紹介だけになっている。
事実を…伝えるだけじゃなくて方向性をつけようとする、地方紙は国政と接点が少ないので批判をしやすい、戦争を煽るほど新聞が売れる、不安を煽る。
社会に対して漠然と不満を持った人に問題を与える。テレビ視聴者に合わせてワイドショーが増える、続きを読む投稿日:2021.02.27
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