中国に喰い潰される日本
青木直人(著)
/PHP研究所
作品情報
日本国民は知っているだろうか? 日本の中国報道は恐ろしく偏ったものであることを。そして、日中ビジネスにはとんでもない危険をはらんでいることを・・・・・・。中国に対する過剰なおもねりと報復への恐怖心が、日本人と日本の報道を萎縮させている。なぜこのようなことが起こるのか。その構造と現状を事実に基づいて暴露する!安倍訪中を歓迎した中国の事情、「女性問題」と「利権」で駐在員を籠絡、日本メディアだけを縛る「日中記者協定」、際限のない「カンパ」要請、ナメられ放題の日本企業、外務省の援助は中止・財務省の融資は増加の怪、対中「外交敗戦」を生み出す親中利権ネットワーク・・・・・・。本書の目的は中国を批判することではない。あくまでも「現実」を伝えることである。日本の大手メディアは絶対公表しない事実が満載。「本当の中国」を知り、今後の付き合い方を考えるためには必読の書。
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商品情報
- シリーズ
- 中国に喰い潰される日本
- 著者
- 青木直人
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2007.02.01
- Reader Store発売日
- 2014.06.20
- ファイルサイズ
- 2.8MB
- ページ数
- 248ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (1件のレビュー)
-
チャイナリスクについて知りたくて読書。
10年以上前の本だが、中国の状況は大きく変わりチャイナリスクはさらに高まっていると思う。
中国からみた日本の重要度、利用価値は相対的に低下している。その一方…で、中国は、市場経済が進むことで中間層が増え、国内成長すればするほど内部矛盾が膨らみ続ける。
中国が発展するためには、市場経済を推し進める以外に選択肢はない。だが、そうすることで中国社会内部に、これまで表面化していなかった国民諸階層の分裂が確実に進行する。(p242)
すばりその通りになっている。
日本での依存のような中国ブームも一段落したので、冷静になって中国を眺めて現実的な距離感をとって付き合っていく時代に入っていると思う。
もはや日本企業が中国へ積極的に投資をしたり進出する必要もないし、日本人が必要以上に居留したり、出張する必要もない。中国人スタッフや関係者に日本へ来てもらえばいいことだ。
今後も変わらず中国は重要な国だ。訪日客は歓迎し、気持ちよく日本製品やサービスを買ってもらえればいい。そのためには日本ブランドを高めるためにもブランド力を磨き続ける必要がある。価値を高めるためには、制度的にビザの取得要件のハードルをもっと上げてもいいと思うし、日本で犯罪やルール違反を犯したときの罰則ももっと強化したほうがいい。それでこそ、日中が初めて対等の関係に近づいたと言えるのではないかと思う。
常に中国への関心を持ち変化を知り傾向も学びつつも必要以上に近づく必要はないことは、少なくてもここ15年の日本と中国の状況を振り返れば明らかだと思う。
読書時間:約50分続きを読む投稿日:2018.07.30
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