この作品のレビュー
平均 4.0 (6件のレビュー)
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帰ってきた朝香三国志!その魅力を考える
映画や漫画など、ビジュアルを伴う作品では、台詞やストーリー展開だけでなく、登場人物のちょっとした表情や仕草に魅力を感じることも多いのではないか。
少々偏りのある見方かもしれないが、歴史小説は、「歴史的…なできごと」が先行して、
表情や仕草などは些末なものと扱われがちなのでは、と思ったりする。
さて、三国志をテーマにした小説は星の数ほどあるが、
朝香三国志の好きなところは、やはり、台詞と台詞の間のちょっとした表情や仕草が丁寧に描かれていて、とてもなめらかな印象を受けるところだ。
多分、普通に読んでいたら気付かないのではないか。
だって「表情を細かく描いてる」なんて思わせる時点でくどいはずだから(笑)
でも、くどくない。さわやかで、なめらかで、切ない。
私が何故そんなことに気付いたのかというと、自分が三国志好き、
かつ朝香さんがデビューした頃からのファンで
「朝香三国志の魅力ってどのあたりだろう?」と考えながら読んだからに他ならない(笑)
私の書いたことなんて気にしないで読んでもらえたらいいと思う(笑)
「力を貸せ、公瑾。俺がお前の絵を、地上に描く」
孫策と周瑜を中心とした孫呉の形成期の青春群像。
(後半は赤壁の戦いとその後の呉)
最近はこのあたりを描いた作品も増えてきたが、朝香さんがデビューした頃はまだ少なかったせいか、
「既存のものとは違う新しいものを書かなければ」という変な気負いがなく、とても清々しかった。
このたび、角川の単行本として帰ってきたわけだが、そのあたりは変わっていない。
この作品は単独で完結しているが、やはり、『旋風は江を駆ける』など、初期の作品も読み直したいところ。
電子化希望!続きを読む投稿日:2014.10.02
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このレビューはネタバレを含みます
大昔、コバルトで出たシリーズで大ハマリした作品
レビューの続きを読む
まさか、続編が出るとは思わなかったのですが
当時ほど、熱くなれなかったのは、私が年をとったからか
孫策と周瑜が結婚して、孫策が死んで、赤壁で勝って、周…瑜が死んで…が
物凄く駆け足で、テンポが良いと言うより、雑と言うかやっつけっぽい
コバルトで中断した話を、取りあえず終わらせたかったの?って感じ続きを読む投稿日:2018.04.13
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