世界インフレ 日本はこうなる
池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ(著)
/SB新書
作品情報
「日本は豊かな国」「日本は経済大国」、それはもはや過去の話。
いま、世界経済における日本の現在地は、モノの値段・給料・不動産の価格などから見ても「安い国」になります。
世界の優良企業トップ50社でも、日本の企業でランクインしたのは0。すっかり「稼げない国」「競争力の低い国」「安い国」になってしまった日本の経済は、これからどうなるのか?
池上さんが、世界各国の「モノの値段」「賃金」「不動産価格」から世界経済の流れを読み解きます。
◎世界的に物価があがっている「インフレ時代」ってどういうこと?
◎いま日本が安い国って、どういうこと?
◎そもそも日本経済がずっと不景気だった理由は?
世界の潮流のなかで、日本の経済が停滞している理由や、今後の日本経済が復活するポイントを説く1冊です。
※カバー画像が異なる場合があります。
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商品情報
- シリーズ
- 世界インフレ 日本はこうなる
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 掲載誌・レーベル
- SB新書
- 書籍発売日
- 2023.12.07
- Reader Store発売日
- 2023.12.07
- ファイルサイズ
- 15.1MB
- ページ数
- 184ページ
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この作品のレビュー
平均 3.3 (8件のレビュー)
-
本のタイトルから、池上さんの考えを聞けると期待したのだが、「日本がどうなるか」を自分で考えるための知識を身につける本だった。
世界情勢は混沌としているし、日本の政治も中長期の将来に向けたビジョンがない…。
産業界を見ても世界を引っ張る技術や製品が生まれてこないどころか、世界の進歩に追いつけない状況が増えてきた。
将来の希望が見えないから、池上さんも今後の展望を何も書けなかったのだろうと勘ぐってしまった。
私も、今の日本に明るい未来像が描けない。
急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。
日本はここ30年は物価も年収も横ばいだったが、世界の多くの国では物価が上昇し賃金も増えていた。
その結果、日本は物価が高い国から物価が安い国へと変貌した。
とはいえ、日本のGDPは世界3位だ。
だから今でも日本は物価が高い国だというイメージを払拭できない年配者は多い。
年配者の多くが日本は今だに技術力でも世界の中で超一流で、中国などは二流で粗悪品しか作れないと思い込んでいる。
GDPはドイツに抜かれて4位になったという報道がある。
だがこれは、ドルベースで算出するからこのような数値になっただけだ。
ドイツの経済状況は昨年よりも悪化しているのに対して、日本はわずかであるが好転している。
日本は115円から150円と急激に円安が進んだので、ドル立てのGDPではドイツに抜かれたというわけだ。
対ユーロでもこの1年で140円から160円と円安になっており、対ドルだけでなく世界的に円安になっている。
海外からの旅行者が増えて日本の製品を爆買いするのは、日本の物価が安い上に円安が進んでいるからだ。
日本人より沢山お金を使える外国人が激増している。
現在のアメリカは平均年収が760万円、対して日本は420万円とアメリカの60%程度しかない。
年収は30年前に日本の半分だったお隣の韓国にも10年程前に抜かれている。
今の日本は原油や食料品の値上げで実感しているとおり、長年のデフレからインフレ傾向に変化した。
ウクライナ戦争による海外の物価高騰も1つの要因だが、日本特有の要因として円安が輸入品の価格をさらに上げている。
モノの値段が上がっても、所得が同じように上がれば購買意欲は落ちないので物価高は問題にならない。
高度成長時代が、まさにそうだった。
今のインフレは日本だけでなく世界各国の傾向だ。
値上げされた製品を購入できるだけの賃上げが、インフレ時代を生き残るカギとなる。
日本は低賃金すぎるので、早急に現在の5割増しくらいにしないと世界との差がどんどん広がる。(だが活発な賃上げは不可能だと思う)
円安は日本経済にプラスとの考えで政策を進めてきたアベノミクスだが、
MMT(現代貨幣理論)を拠り所に実施し続けた赤字国債の発行がインフレ・円安への道を作った。
問題は2年で成果を出して終わらせる目論見がはずれ、政策を10年も続けてしまったことだ。
過度の金融緩和や大量の国債発行の弊害が今まさに出始めているように感じている。
最初にも書いたが、日本経済が急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。続きを読む投稿日:2024.01.27
いつものように新聞の延長で読んだ。
本の中で国民性や気質が今の日本の低迷要因の一つだと解説してたけど中小企業に勤める自分には特にそれを強く感じた。
まだまだ精神論みたいのは職場に根付いてこれを払拭する…には相当時間がかかりそう・・・。続きを読む投稿日:2024.04.18
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