超・進化論 生命40億年 地球のルールに迫る
NHKスペシャル取材班(著)
,緑慎也(著)
/講談社
作品情報
生命誕生40億年のあいだに出来上がった地球の生き物の見えざるルールが、最先端科学で次々と解明されている!
常識が180度くつがえる、生き物のネットワークや知られざる能力。
なぜ、生き物はこんなに多様なのか。そこから進化の秘密も見えてくる!?
植物は危険を感じ、仲間にも伝える。
植物は音も聞くし、ボディガードの昆虫も呼び寄せる。
種類の異なる木々が地下のネットワークで助け合う。
昆虫の小さな翅でなぜ飛べるのか、なぜ8割の昆虫が完全変態するのか。
そんな不思議な生態とともに、昆虫もまた地球の生命体や環境を支える大きな存在だとわかる。
微生物はコミュニケーションしていたと判明!
ヒトも祖先が微生物によって絶滅をまぬがれ、今も、微生物が地球の50%もの光合成を担っていることもわかってきた。
環境問題や宇宙開発で微生物は欠かせない存在となっている。
地球の主人公はヒトではなく、植物・昆虫・微生物だとすら思えてくる。
カラー口絵とともに、NHKスペシャル全3集を一挙収録。
加えて、世界的研究者12名が生物の隠されたパワーを語る。
もっとみる
商品情報
- 著者
- NHKスペシャル取材班, 緑慎也
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 講談社
- 書籍発売日
- 2023.03.08
- Reader Store発売日
- 2023.03.07
- ファイルサイズ
- 42.9MB
- ページ数
- 320ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.5 (2件のレビュー)
-
進化と言えば、人がその最先端かと思いきやとんでもない。
本書では、全生物の重量で95%を占める植物、全生物種の半分を占める昆虫、そして人体に生息する約100兆の微生物について解説されている。
植物、昆…虫、動物が会話していると聞いてもピンとこないと思う。そこには人知を超えた驚異の世界が広がっている。地球上に生きとし生けるものが密接に関わりあっているのだ。続きを読む投稿日:2023.04.04
さいきん、生物に関する本を何冊か読んで、この分野で新たな知見が次々と見出されていることを知りました。
『昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』
https://booklog.jp/users/makabe3…8/archives/1/B0BF41DSZ6
『これからの時代を生き抜くための生物学入門』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B08JV1LBN1
『生物はなぜ死ぬのか』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B091PTTHVM
興味が高まったので、関連する本をさらに読もうと思い書店で探したところ、このタイトルが目に留まりました。
『NHKスペシャル』で放映されたシリーズを、書籍化したものだそうです。
このテレビ番組は視聴しなかったのですが、「(テレビなので)興味をそそられるテーマを、わかりやすく紹介しているだろう」と期待して、読んでみることにしました。
地球に住む生物の中から3つを取り上げ、3章にわけて、最新の研究成果を紹介しています。
第1章は植物について。
ずいぶん前に、「クラシック音楽を聴かせた野菜は育ちが良い」という話を聞いたことがありました。
この章に載せられた最新の研究結果を読んで、植物は音に限らず、人間が感じることが出来ないものも含め、外界の情報を取り込み、対処しているのだ、と知ることができました。
植物に対する見方が大きく変わる、想像以上の内容でした。
第2章は昆虫について。
サナギの中では、どうのようなことが起こっているのか?
小耳には挟んでいたのですが、詳しい解説を読んだのは、本書が初めてでした。
昆虫がなぜ“完全変態”ができるようになったのか? 生物の進化というのは不思議だなと思いました。
また、体は小さくても数が多い昆虫という存在が、広い地域の環境や人間生活に影響を与えているという話も、興味深く読ませていただきました。
第3章は微生物について。
プラスチックを分解するなど、特殊な能力を持つ微生物の探索・研究が、ずいぶん進んでいることに驚きました。
ただし人間社会への活用については、デメリットの検証も含め、まだ乗り越えるべき壁がありそうですね。
人間の細胞の数よりも、人間の体内にいる微生物の数のほうが多い。
自分の意思で選択したと思った行動が実は、微生物の影響を受けていた可能性もある。
これらのことを知ってしまうと、”自分”さらには”個体”という概念すら、考え直さなければいけないように感じました。
新しい技術の活用もあり、生物に関する研究がかなり進んできているということを、本書を読んで再認識しました。
これまで人間には見えていなかっただけで、植物、昆虫、微生物たちは驚くべき"能力"を、持っているのですね。
「人間が進化の頂点にいる」という考えは、改めなければならない。
様々な生物が相互に影響しあっている中で、種を大量に絶滅させているという人類のふるまいは、取り返しのつかない結果を生む可能性がある。
本書のメッセージは強く印象に残りましたし、多くの人が共有すべきことだとも思いました。
ますます興味が高まったので、この分野の本は今後も継続して、読んでいこうと思います。
.続きを読む投稿日:2023.11.29
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。