街場の日韓論
内田樹(編著)
,平田オリザ(著)
,白井聡(著)
,渡邊隆(著)
,中田考(著)
,小田嶋隆(著)
,鳩山友紀夫(著)
,山崎雅弘(著)
,松竹伸幸(著)
,伊地知紀子(著)
,平川克美(著)
/晶文社
作品情報
아이고(アイゴー)、困っています。
もつれた結び目を解くために、みなさんの知恵を貸してください。
荒れるネット言説、政治のねじれ、歴史修正主義……
日韓をめぐるさまざまな事象は、「問題」ではなく「答え」である。
11人の寄稿者が考える、日韓相互理解への道すじ。
K-POPや韓国コスメ、文学作品の翻訳などカルチャー面での交流が活発な一方、 泥沼化した政治情況につられてヘイトや嫌韓本が幅をきかせる日韓関係をめぐる言説。 「戦後最悪」とも言われるターニングポイントで、もつれた関係を解きほぐす糸口をどう見つけるか? 韓国での講演や著書刊行が続いている内田樹先生を編者に、思想、歴史、安全保障、文化などの観点から、 11名の執筆者が両国関係のこれからを考えるアンソロジー。 「軽々には解けそうもない問題」を前にして、日韓相互理解の道を探る試み。
いまの日韓関係については、誰か賢い人に「正解を示してください」とお願いするよりも、忍耐づよく終わりなく対話を続けることのできる環境を整えることの方がむしろ優先するのではないでしょうか。クリアーカットであることを断念しても、立場を異にする人たちにも「取り付く島」を提供できるような言葉をこそ選択的に語るべきではないのか、僕はそんなふうに考えています。(まえがきより)
【目次】
内田樹「二人の朴先生のこと」
平田オリザ「私が大学で教えている事柄の断片」
白井聡「歴史意識の衝突とその超克」
渡邊隆「韓国は信頼できる友好国となりえるか」
中田考「隣国を見る視点」
小田嶋隆「炎上案件に手を出す者は、必ずや己の身を焦がすことになる」
鳩山友紀夫「東アジア共同体をめぐる、ひとつの提言」
山崎雅弘「韓国のことを知らない日本人とその理由」
松竹伸幸「植民地支配の違法性を考える」
伊地知紀子「卵はすでに温められている」
平川克美「見えない関係が見え始めたとき」
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この作品のレビュー
平均 4.3 (7件のレビュー)
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内田樹を編者とした、「日韓関係」をテーマにしたアンソロジー。
内田樹による、寄稿者への依頼文によれば、本書を編んだ趣旨は、日韓関係が「たぶんいまの日本において最も喫緊な論争的主題」であるからという内田…樹の考えによっている。
本書は2020年4月の発行であるが、編者が寄稿を依頼した時点では、内田樹の認識によれば、「日韓関係は僕が知る限り過去最悪」という状態。一方で、日韓関係はクリアカットに、こうすれば解決できるというような解決策があるわけではなく、無数の問題が絡み合って、ほどけにくくなっている状態。それでも、問題が絡み合って出来ている結び目の一つだけでも良いので、「ここは、こうやるとほどけるかも知れないという知恵をご教示頂きたい」という趣旨で編まれたものだ。
内田樹も一文を寄せているが、その他の寄稿者は、小田嶋隆、白井聡、鳩山由紀夫(元首相)、平田オリザ、その他といった方々で、本当に色々な観点から文章を寄せている。内容は、内田樹の書いている通り、一刀両断といった類のものではなく(白井聡を例外として)、「一気に解決できるとは思えないけれども、熟慮しながらやっていこう」という内容だ(乱暴にまとめると)。
韓国の人たちに対してばかりではないが、一時期、外国人に対してのヘイトスピーチが大きな問題となった時期があった(もちろん、今でもある)。韓国の人たち、あるいは、ヘイトスピーチを行う人の中には、相手に対しての、ゆがんだ優越感があると本書の中で平川克美は書いている。そうなのだと思うが、ゆがんでいるとは言え、ヘイトスピーカーの優越感の根拠の一つであった、日本の経済優位性も失われつつある。だからヘイトスピーチがなくなるわけではないが、ヘイトスピーカーを含め、もう少し皆が足元を見なければいけないのかな、とも思う。続きを読む投稿日:2022.08.10
日韓の間にある悪感情の源泉や、最近の韓国の行動の根っこが知りたくて読みました。
初めての知識や考え方に、衝撃を受けてくらくらしました。
どんなこともまずはちゃんと知ることから。そうであるのに、知ること…すら阻害され、なかったようにされているのなら、問題の解決なんて望むべくもない。
もう少し、この辺りのものを知ってみようと思います。続きを読む投稿日:2022.03.06
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