もうじきたべられるぼく
はせがわゆうじ(作)
/中央公論新社
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
号泣必至。
ぼくはお母さんと会えるのか――
TikTokの読み聞かせ動画が
300万回再生された泣ける話、待望の書籍化。
「たべられること」を受け入れたぼくが、
さいごにしたかったこととは。
食育にもおすすめの1冊です。
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商品情報
- シリーズ
- もうじきたべられるぼく
- 著者
- はせがわゆうじ
- 出版社
- 中央公論新社
- 書籍発売日
- 2022.08.10
- Reader Store発売日
- 2022.08.09
- ファイルサイズ
- 44MB
- ページ数
- 40ページ
以下の製品には非対応です
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文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 3.8 (29件のレビュー)
-
タイトルを見るだけで、思わずやるせないものがありそうだが、決してやるせないなんて言ってはいけない事だと私は思ったし、タイトルとは対照的で、どこか達観したような、牛の「ぼく」の表情に、安易なお涙ちょうだ…いの感は無い。
とは言いつつも、終始、明瞭では無い、紗をかけたような絵柄には、まるで、この世との繋がりが消えてしまいそうな悲しさが漂い、一見のどかそうな電車内には、ぼく以外、誰も乗っていない孤独感があり、更には、スライドショーのデザインに、これまでの想い出が走馬燈のように巡っているようで、読んでいる側からすれば、命の終わる前に、どうしてもやりたい、たった一つの大切なことを実行しようとしているようで、正直な気持ち、涙を堪えるのが辛かった。
そして、ぼくがやりたいことは、
『最後にひと目だけ おかあさんに会いに行くこと』
この後に登場する、おかあさんとぼくの慈しみ合った過去の姿は、まさに文章の通り、『とっても大きくて やさしかった』のであり、おそらく、ここまで大きくさせてくれた、おかあさんに、最後の感謝とお別れを言いたかったのだと思い、その物語の過程も、スライドショーの間に、一面見開きの印象的な絵を持ってきたりと、構成もメリハリがあって、ぼくの気持ちに寄り添ってくれている。
そして、ぼくは生まれた牧場に辿り着き、ついに、おかあさんを見つけた!
しかし、そこには、他の子どもたちと笑い合っている、おかあさんの姿が・・
『しあわせそうだな……』
『あんなところに
もうじきたべられるぼくが現れたら
おかあさん 悲しむかな』
この後の見開きの絵は、実際に見るよりもその距離感が遠く感じられるようで、ぼくの後ろ姿から想像させる、その心象風景は、いったい何が描かれているのだろう?
『悲しませるために 来たんじゃないや……』
えっ、本当にそれでいいの?
だって、これが最後にどうしてもやりたいことだったんでしょ?
こんな時まで、自分のことよりも、おかあさんのことを気遣っていて、とてもおかあさん想いなんだね。
しかし、この後の文章の無い一連の展開は、とてもスピード感がありながらも、スローモーションのように見えてきて、それは、たとえ時間にしたら数秒間にも満たなかったとしても、おかあさんとぼくにとっては、永遠とも思える感覚だったのだろうと思わせる描写には、その場面の、本書で最も綺麗で切ない夕焼け空に浮かぶ雲の形が、「おかあさんは、いつまでもぼくと一緒だよ」と言ってくれているようで、胸が一杯になる思いでした。
人間が牛を食しているという事について、簡単に、どうこう言えるとは、決して思いません。
私も食してますしね。
しかし、それでも、人間と牛に上下関係みたいなものは無いと思いますし、牛にだって親も子もあるという、その事実だけは決して忘れないでいたいと、私は、本書を読んで強く胸に刻もうと思いました。続きを読む投稿日:2023.04.10
最近地震が多いけど、いろんな意味で命や、運命について考えさせられた。
なんだか、泣きたくなる話だった。
大切なことを考えたくなったら読みたくなる本だと思っている。投稿日:2024.04.12
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