この作品のレビュー
平均 3.4 (7件のレビュー)
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投票行動に対するコスト。それだけではなく、全編を通してコストと言う話が出てくる。巻末に描かれるように、著者の師匠の一人だという宮台真司が「損得勘定にとらわれるな」と言う発言をしているが、それに対してオ…マージュ風に「損得感情をきちんと働かせよう」と言うメッセージが本書の狙いだそうだ。
だからだろうか、バランス感覚と慎重な目線で綴られる。著者が成田悠輔の研究をオーソドックスと評価して一部炎上していたが、本著の内容は余程オーソドックスだ。学生に向けた教科書的内容、と思えばそれも無理はないか。
個人的には、ひろゆきとの確執?を匂わせる最近の論破風潮を名指しで否定している事に、下世話ながら面白さを感じた。と言っても、案外、西田亮介氏も嫌いではない学者の一人ではあるのだが。続きを読む投稿日:2022.10.21
このレビューはネタバレを含みます
偏らないこと、も一種の偏り。
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大学の進学率は50%程度。OECDの中位以下。
新事業促進と消費者保護では、後者に重きを置かれている。
表現と権力や暴力の分離は基本的土台。
隠ぺいや改ざんに妙に寛容。
…投票もコスト=見返りとの見合い。投票に行くのが普通で例外的に投票に行かない人がいる、が逆転しつつある。棄権に対するペナルティが乏しい。
民主主義は議論して定めることに価値がある。合理的に正しい決定ができるとは限らない。AIに任せることは人間的なことを手放そうとしてる。
白票は意味はない。多くても何も起こらない。
コロナ禍ですら生活保護の利用率は横ばい。
若者の投票率が低い。高齢者が高い。
天気が悪いと投票率は下がるがよすぎても伸びるわけではない。
自民党は規模が大きくノウハウが蓄積されている。
政治家は好感度を高めることが本能。
国連の電子政府化に関する調査では200か国中14位。開かれた政府指標でもveryhige。
民主主義にも反対できるのが民主主義。
治安維持と内乱対策は、警察の仕事。
積極的自由と消極的自由。
表現の自由は世界的に見ても尊重されている。
中国からの留学生は、お金のためではなく日本語を覚えるためバイトしている。
中国ではオービスのようなものが光るだけでなく音を出す=監視されていることを意識させている。FACEBOOK、TWITTER、googleもつながらない。
通信に秘密を暴くことは表現の自由を侵害する。
憲法は基本的に統治機構に対する制約。国民ではない。公共の福祉による制約だけ。
コストに敏感なため、いまある自由を捨てたくなることもある。
閉塞感の正体=選択肢が少なく、失敗したら怒られる状態。経済成長していないから失敗を大目に見る余裕がない。将来、収入が伸びる気がしない。経済成長は手放してはいけない。
日本のデモのコストが高い。あらかじめ申請が必要。フランスはいつでもできる。
自衛隊にも治安出動が用意されているが、今まで一度もない。自衛隊が国民に対峙するとなると国民感情は悪くなる。
選挙は現職有利。マスメディアの影響がある。
テレビの影響力はいまだに強い。放映時間が決まっている。選挙との相性は抜群。ネットやSNSは、バラバラなものを見る。
メディアは間違えてもお詫びをするか、長くやっているか、が信頼の元。
ネットメディアは報道ではなく2次情報。ニュースを取材することはコストがかかる。報道がビジネスとして成り立ちにくくなっている。オピニオンや論評は低コストで楽。
新聞社はネットに情報を出しすぎると紙の新聞が売れなくなる。新聞社は今後も社会や民主主義にとって潜在的に必要。だれがこれを担うのか、は民主主義にとって重大問題。
日本は新聞大国。世界の発行部数1,2,4位は日本。アメリカでは新聞がない地域もある=ニュース砂漠。地域の情報を取材する人がいない。権力の監視ができない。
テレビや衛星放送も重要。ベルリンの壁崩壊の遠因。
昔は読んでいなくても家に新聞があった。
ジェフベゾスがワシントンポストを買収した。
新聞社と民放はNHKを目の敵にしている。続きを読む投稿日:2023.03.22
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