児童書
日本の歴史
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〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!
2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第20巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:西山 優里子 代表作:『Harlem Beat』
「わたしたちの時代」。
持続可能な社会の実現に向けて、これからの日本やわたしたちに求められることとは?
<収録内容>
第115話「沖縄返還」
ベトナム戦争で沖縄の重要度が増すなか日本復帰にむけた知られざる交渉が。
第116話「日中国交回復」
アメリカの新政策により、外交と経済の両面で日本は大きな変革を迫られる。
第117話「バブル経済と平成の文化」
経済大国への道を歩む日本は、やがて実体とかけ離れた好景気に酔っていく。
第118話「グローバル化」
一国だけでは解決できない問題が増えて国際協調が求められる時代となる。
第119話「巨大災害と科学の力」
東日本大震災をはじめ深刻な被害をもたらす巨大災害に、どう立ち向かうか。
第120話「令和から未来へ」
持続可能な社会の実現にむけて、わたしたちに今、求められることとは何か?
<監修者のことば>
この巻では、昭和後期から平成、そして令和という新たな時代の到来までを描いています。
1970年代の日本では、沖縄返還や中国との国交回復など戦後積み残されてきた問題の解決が成し遂げられていきます。そのいっぽう、高度経済成長の終焉後、経済は安定成長に入りますが、1980年代後半にいわゆる「バブル経済」が発生し、日本は好景気にわきます。
しかしながら、昭和が終わり、平成の時代がはじまって間もなく、「バブル経済」は崩壊し、深刻な不況が続いていくこととなります。
「阪神・淡路大震災」や「東日本大震災」に代表される自然災害の頻発、多発する国際テロ、混迷化する国際情勢など、さまざまな問題が現在もなお積みあげられています。
令和の時代が幕を開けた今、わたしたちは昭和から平成の歴史をいかに捉え、現在さらには未来へどう活かしていけばよいのでしょうか。本巻を読みながら、ぜひ考えてほしいと思います。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第19巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:三枝 義浩 代表作:『語り継がれる戦争の記憶』
「平和の灯で世界を照らせ!」。
東京オリンピックの聖火最終ランナーに、無名の大学生が選ばれた理由とは?
<収録内容>
第109話 「占領と日本国憲法」
敗戦でGHQによる占領、焼け野原からの再出発、新憲法発布までの道のり。
第110話 「取り残された人々」
戦争孤児、シベリア抑留者、中国残留孤児……。終戦後も続く人々の苦闘。
第111話 「東西冷戦と独立」
世界は冷戦時代に突入。はげしい東西対立のなか、日本の独立に向けた歩み。
第112話 「55年体制と安保条約」
冷戦は政党の再編につながり、安保条約改定をめぐり反対運動が展開される。
第113話 「高度経済成長」
所得倍増計画で、政治から経済の季節へと転換。高度経済成長を促進する。
第114話 「東京オリンピック」
驚異的な成長と国際社会への復帰、平和への願いが東京オリンピックに結実。
<監修者のことば>
この巻では、敗戦後の占領下、復興をとげた日本が、高度経済成長のなかで「経済大国」となっていく過程を描いています。占領下の日本では、非軍事化と民主化の諸改革が進められ、基本的人権の尊重・国民主権・平和主義を原則とした日本国憲法が制定されるに至ります。しかしながら、冷戦への移行に伴い、占領政策は、経済復興優先へと大きく転換され、そのなかでサンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約が結ばれ、日本は独立を回復していきます。
独立後の日本社会は、高度経済成長によって変貌をとげ、「経済大国」への道を歩んでいきます。1964年の東京オリンピックはそれを象徴するものといえるでしょう。経済発展によって日本は豊かになりましたが、その反面、公害が深刻化し大きな社会問題となったことも事実です。
占領の時代とは何であったのか。なぜ日本は復興できたのか。講和と安保がもつ意味とは何か。高度経済成長の功罪とは何か。本巻を通して、激動の戦後を振り返りつつ、現代とのつながりについても考えてみてほしいと思います。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第18巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:三枝 義浩 代表作:『語り継がれる戦争の記憶』
「戦時下の人々はどう生きたか?」。
飛行機乗りに憧れる青年。婚約者を待つ鈴子。八重子とクロにも戦争の影が忍びよる。
<収録内容>
第103話 「満洲事変」
昭和のはじめ、日本は中国大陸に進出し満洲国を建国。国際連盟を脱退する。
第104話 「日中戦争」
国内ではテロ事件が相次ぎ、軍部の力が増大。中国との戦争に発展する。
第105話 「メディアと民衆」
新聞をはじめメディアは戦争をどう伝え人々は、どのように反応したのか?
第106話 「太平洋戦争」
中国との戦争は、やがて東南アジア、そしてアメリカとの戦争に拡大する。
第107話 「特攻作戦」
戦況が悪化するなか、軍部で考案された恐るべき兵器と戦略とは?
第108話 「ポツダム宣言」
沖縄戦、原爆投下、ソ連の参戦……。大きすぎる代償を払って戦争が終結する。
<監修者のことば>
この巻では、昭和という激動の時代のなかでも、わたしたちが決して忘れてはならない戦争の時代を描いています。
まず、読みはじめる前に、次のことをぜひ考えてみてください。なぜ日本は戦争への道を歩んでしまったのでしょうか。絶えず問われてきたこの問いにみなさんはどう答えるでしょうか。
満洲事変にはじまる日本の戦争への道は、国際的な孤立を深め、日中戦争、そしてアジア・太平洋戦争の開戦へと発展し、内外に膨大な犠牲者をだしたすえに、敗戦に至りました。
戦争をはじめるのは簡単だが終えることは難しいとよくいわれますが、国策を決定した政治家や軍人、そして天皇は、なぜ戦争という決断をしたのでしょうか。そして人々は戦争への道をどのように受けとめたのでしょうか。世界の国々との関係はどのようにして悪化し、戦争へとつながってしまったのでしょうか。
敗戦から七十数年経ち、戦争の記憶が薄らぎつつある今、改めて昭和の戦争がいかなるものであったのかを本巻を通して、ふりかえってほしいと思います。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第17巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:西山 優里子 代表作:『Harlem Beat』
「声よ、届け! 社会よ、変われ!」。
民主主義の意識が高まり、さまざまな社会運動が展開される。
<収録内容>
第97話「大正政変」
憲政擁護をかかげた第一次護憲運動は、桂内閣を退陣に追いこんでいく。
第98話「第一次世界大戦と大戦景気」
ヨーロッパで4年におよぶ大戦が勃発。日本は空前の好景気となる。
第99話「シベリア出兵と米騒動」
ロシア革命の混乱に乗じ、勢力拡大をはかる日本はシベリアに兵を送るが……。
第100話「社会運動の高まり」
民本主義、自由主義の風潮が高まって、さまざまな社会運動が展開される。
第101話「大正の文化」
電化製品、バスガール、人気雑誌の登場など人々の生活は豊かになっていく。
第102話「関東大震災」
首都を襲った大地震、金融恐慌。人々の不安のなか不安定な時代をむかえる。
<監修者のことば>
この巻では、大正デモクラシーの時代から恐慌の時代までを描いています。
読者のみなさんは、大正デモクラシーと聞いてどのようなことをイメージするでしょうか?
自由主義的な潮流のなかで、大正期の日本では、政治、社会、文化のあらゆる面で、現代化ともいうべき様相が垣間見られます。政党政治の展開は、まさにその象徴といえるのではないでしょうか。
その反面、「悪法」と称される治安維持法もこの時代に成立しています。また、大正から昭和にかけて、政党内閣の党利党略による政治は次第に国民の支持を失っていきます。
他方、ヨーロッパでは第一次世界大戦が勃発し、世界は未曾有の大戦を経験します。日本はイギリスとの同盟を理由に参戦するいっぽう、中国大陸へと進出していきます。そのなかで日本経済は、大戦をきっかけに空前の好景気を迎えますが、その後の戦後恐慌から金融恐慌への流れは、昭和という新時代の到来に暗い影を落とします。
大正デモクラシーの時代とはなんであったのか、日本がアジア・太平洋戦争への道を歩んでいってしまうその起点はどこにあったのかを、本巻を通してぜひ考えてほしいと思います。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第16巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:山下 てつお 代表作:『ガチンコッ!』
「その視線は、世界へ!」。
明治期、多くの研究者・政治家たちが海外に渡り、進んだ文化を吸収していった。
<収録内容>
第91話 「ゆれる東アジア」
明治期、日本は積極的に海外に進出。朝鮮を開国させるが、清と対立する。
第92話 「条約改正」
幕末に結んだ欧米諸国との不平等条約を改正するための歴代外相の苦闘が続く。
第93話 「日清戦争」
朝鮮をめぐる清との対立は戦争へと発展。勝利するも三国干渉にあう。
第94話 「日露戦争」
南下するロシアに対し反感の世論が高まるなか、ついに政府は開戦を決定する。
第95話 「ポーツマス条約」
日露戦争で勝利をおさめた日本は、アメリカの仲介で講和条約を結ぶ。
第96話 「韓国併合」
大陸進出を本格化した日本は、韓国の政治に介入を深め、ついに植民地とする。
<監修者のことば>
この巻では、近代国家を形成していく明治期日本が、
欧米列強と肩を並べるに至る道程をダイナミックに描いています。
注目は対外関係です。朝鮮の主導権をめぐって日本は、
アジアの大国・清国との間で戦争をはじめます。
近代日本最初の対外戦争に勝利した日本でしたが、
その後、ロシアが南下政策を進め、満洲そして朝鮮へと進出していきます。
日本はイギリスと同盟を結び、ロシアとの交渉を続ける一方で、
戦争への準備を進め、最終的に開戦へと至ります。
日清戦争後、軍備拡張を進めてきた日本は、多大な犠牲を払いながら
「総力戦」としての日露戦争に勝利し、列強の一員となっていきます。
その道程は、東アジアにおける国際関係に大きな変化をもたらします。
近代日本の歩みと国際関係を考えるとき、日清・日露戦争は、
その後の展開にどのような意味をもったのでしょうか。
本巻を通して、世界史的な視点から
明治期日本の対外関係をふりかえってほしいと思います。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第15巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:山下 てつお 代表作:『ガチンコッ!』
「百事御一新、すべてを新しく!」。
元号は明治に、江戸は東京に改称。武士の時代は終わり、近代国家が誕生する。
<収録内容>
第85話 「廃藩置県」
武士の時代は終わり、江戸幕府にかわる新たな政治の仕組みが始動する。
第86話 「文明開化」
生活、教育、労働。明治になって人々の暮らしは欧米化し、大きく変わっていく。
第87話 「征韓論」
政府に不満をもつ不平士族たち。富国と強兵。明治政府内の対立が深まる。
第88話 「自由民権運動」
政府への批判は、やがて議会開設などを求める自由民権運動へと発展する。
第89話 「西南戦争」
あいつぐ不平士族の反乱。鹿児島でも維新の功労者・西郷隆盛が乱をおこす。
第90話 「大日本帝国憲法」
内閣、憲法など国家制度が整えられ、近代国家としての体制ができあがる。
<監修者のことば>
この巻では、明治時代のはじまりから、近代国家として日本が形づくられていくまでのけわしい道のりを描いています。
薩摩、長州を中心とする新政府は、将軍家を頂点とする国の仕組みを抜本的に変え、天皇を中心とする新たな中央集権の国家をつくりあげていきます。さらに帝国議会を開設し、大日本帝国憲法を制定することで、立憲国家としての内実を整えていきました。
そのいっぽうで、外征優先か内治優先かをめぐる政府内の対立、さらには急進的な近代化に対する不平士族の反乱、そして民主主義的改革を求める自由民権運動の展開、憲法のあり方をめぐる政府内の権力闘争など、さまざまな「異議申し立て」が次々と起こりました。
そもそも明治維新とは、いったいなんであったのでしょうか。彼らが考えた国家のあり方に問題はなかったのでしょうか。そのなかで起きた対立と矛盾をどのように捉えればよいでしょうか。
本巻を通して、明治という新しい時代の到来と近代国家が形成されていくダイナミズムを体感しながら、
そこにみえる「光」と「影」がもつ意味をぜひ考えてほしいと思います。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第14巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:いわや 晃 代表作:『シノギゴロシ』
「風雲急! 時代が動く」。
農民の家に生まれ、将軍家以後から西洋式軍隊を率いるまでになった土方歳三の生きざまとは?
<収録内容>
第79話「ペリーの来航」
ペリーが艦隊を率いて来航。幕府は日米和親条約を結び、開国することになる。
第80話「安政の大獄」
勅許のないまま通商条約に調印した幕府に反発する勢力への弾圧がはじまる。
第81話「薩英戦争」
公武合体に動く薩摩藩は、幕政改革を要求。尊王攘夷運動もはげしくなる。
第82話「八月十八日の政変」
尊王攘夷派の中心となった長州藩と急進派の公家が、京都から追放される。
第83話「大政奉還」
高まる倒幕運動に対し、15代将軍となった徳川慶喜は政権の返上を申し出る。
第84話「戊辰戦争」
政権を返上した徳川家の扱いをめぐって旧幕府軍と新政府軍の間で戦争となる。
<監修者のことば>
日本史では、外交関係と政治体制の変革が密接に関わることが、ときどきあります。
1853年(嘉永6)、ペリー率いる黒船の艦隊が浦賀に来航すると、江戸幕府はいままでにない危機と遭遇し、政治体制の変革の必要性に迫られました。いまの日本でも、「黒船」は海外からの脅威の比喩に使われるほどです。
幕府は黒船への対応についてひろく意見を募りました。海外と交渉するにあたり、日本が幕府や藩をこえて統一国家としてまとまり、意見を集約すること(「公議」)をめざします。
まず、外様大名・親藩大名を問わず、有力な大名同士によって政治の舵取りをする体制に移行しようとしますが、主導権争いによって、多くの血が流れました。
最後は、戦いあっていた薩摩藩と長州藩が手を結び、幕府に対抗することになり、15代将軍徳川慶喜は朝廷に政権を返上します(大政奉還)。薩摩藩と長州藩は、天皇からの命令をうけて、徳川家を武力で倒し、明治維新をなし遂げます。
日本は近代国家への一歩を踏みだしたのです。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第13巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:能田 達規 代表作:『おまかせ!ピース電器店』
「文化の担い手、主役は町人!」。
50歳を過ぎてから天文を学び、日本をくまなく測量し精密な地図をつくった伊能忠敬とは?
<収録内容>
第73話「元禄の世」
5代将軍の徳川綱吉は、儒学を重んじる文治政治への転換をはかる。
第74話「享保の改革」
財政再建のため、8代将軍の吉宗は質素倹約と増税による改革をおこなう。
第75話「蘭学の発達」
杉田玄白は、前野良沢らと、西洋医学の解剖書『解体新書』を翻訳、出版する。
第76話「化政文化」
世界に影響をあたえた浮世絵や庶民に支持された文学は、どうつくられた?
第77話「北方の脅威」
北の大国・ロシアが南下、蝦夷地にせまる。幕府は蝦夷地の調査をはじめる。
第78話「探検の時代」
伊能忠敬は、50歳を過ぎてから17年かけて全国を測量、正確な地図を残す。
<監修者のことば>
「日本の風景」といえば、見渡す限りの田園風景を思い浮かべるひとが多いでしょう。この風景の多くは、江戸時代になってつくられました。各地で治水の普請(土木工事)がおこなわれ、それにともなって新田が開発されて、生産力も向上しました。その意味では、江戸時代は「民富の時代」であったのです。戦争がなければこそ、生産力の向上に、あらゆる力を注ぐことができました。そのなかで、百姓・町人などの庶民において、独自の文化が花開きました。
しかし、その反面、米価が安くなったり、物価が高くなったりしたために、武士や武士の政治機構(幕府・藩など)は、窮乏化が深刻になりました。幕府もいくどか財政を立て直そうと考えます。8代将軍徳川吉宗は、享保の改革のなかで、米価の安定化をはかるなどしていますし、田沼意次も重商主義の政策をとりました。諸政策には、成功も失敗もありましたけれども、窮乏化の抜本的な解決には至りませんでした。
そのいっぽうで、江戸時代後期、「鎖国」政策のなかにあった日本でも、海外からの脅威の足音が聞こえてきました。すこしずつ、世のなかは動いていったのです。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第12巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:沢田 ひろふみ 代表作:『遮那王義経』
「天下分け目の決戦を制す!」。
着々と主導権をにぎる家康、その野望に立ちふさがる石田三成。ついに一大決戦がはじまる!
<収録内容>
第67話 「関ヶ原の戦い」
家康と三成、東西両軍に分かれた天下分け目の一大決戦の勝者は……?
第68話 「大坂の陣」
江戸幕府をひらいた家康は、秀忠に将軍職をゆずり、豊臣家を追いこんでゆく。
第69話 「参勤交代」
幕藩体制を強固なものにするため、幕府はさまざまな制度で大名を支配する。
第70話 「朱印船貿易と禁教」
江戸時代初期、さかんだった海外進出から、幕府は政策の転換を迫られる。
第71話 「島原・天草一揆」
藩主の圧政に苦しむ農民たち。弾圧を受けるキリシタンの反乱がはじまる。
第72話 「琉球と蝦夷」
独立国だった琉球とアイヌが住む蝦夷での、この時代の社会と暮らしは?
<監修者のことば>
江戸時代の錦絵のなかに「餅米を織田信長がつき、豊臣秀吉が餅をこねて、徳川家康が座ったままで餅を食べている」という様子を描いた風刺絵があります。いわゆる「天下餅」は、結局、織田信長の同盟者であった徳川家康の手に落ちました。
伏見城で豊臣秀吉が没すると、関東を支配していた家康は、豊臣恩顧の大名の多くを味方につけて、関ヶ原の戦いで石田三成の軍をやぶり、天下の覇者になります。家康は征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開き、秀吉の遺児である秀頼を大坂城に滅ぼし、260年間続いた泰平の世の土台をつくります。
2代将軍徳川秀忠・3代将軍家光も、諸国の大名を軍事力や法によって統制して、あるいは、キリシタンを弾圧して海外からの脅威の芽を摘むなどして、徳川将軍家中心の、戦争のない世のなかのしくみを整備しました。もちろん、軍事力による「平和」なのであって、現在のひとが考える理想の「平和」とは異なりますけれども、百姓が安心して耕作し、財産や生命がある程度は保障される世のなかが、ようやく実現したのです。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第11巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:山本 航暉 代表作:『ゴッドハンド輝』
「天下人へ駆けあがれ!」。
織田家臣団のなかでも異例の出世をとげた秀吉。驚きの知らせは、危機か、幸運か?
<収録内容>
第61話 「中国攻め」
全国統一を目前にした信長は、中国地方を治める毛利氏を秀吉に攻めさせる。
第62話 「本能寺の変」
信長は明智光秀の謀反にあい落命。中国大返しで秀吉が光秀を討つ。
第63話 「賤ヶ岳の戦い」
清洲会議で主導権をにぎった秀吉は、筆頭家老の柴田勝家を打ち破る。
第64話 「桃山文化」
豪壮な城や茶の湯などの文化にくわえ、新しい社会の仕組みができあがる。
第65話 「文禄・慶長の役」
秀吉は、明を服属させようと2度にわたり朝鮮に大軍を派遣、戦闘におよぶ。
第66話 「五大老と五奉行」
秀吉亡きあと、豊臣政権は内部での対立から不安定になってゆく。
<監修者のことば>
天下統一目前と思われた織田信長は、家臣の明智光秀によるまさかの裏切りに遭い、
京都の本能寺にて最期を迎えます。
信長の後継者となったのは、同じく信長の家臣であった羽柴秀吉です。
秀吉は、山崎の戦いで光秀を滅ぼすや、信長の孫である三法師を担ぎ、
信長政権の後継者となって、ライバルの柴田勝家を賤ヶ岳の戦いで破ります。
秀吉は信長がなし得なかった天下統一を実現し、
関白という、朝廷の最高位にまで昇りつめます。
秀吉は尾張国の百姓の出身であったといわれています。
大名や土豪の家の出身ではありません。
結局、戦国の生き残りレースの頂点に立った人物は、
身分の低い階層の出身でした。そこに、歴史の面白さ・奥深さがあると思います。
ほかの大名でも、家の出自が明らかではない人物がいます。
大きな変革の時代であったことの証拠です。
秀吉は巨大な大坂城・伏見城を築き、諸大名に朝鮮への出兵も命じます。
しかし、秀吉の生命は尽きようとしていました。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第10巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:石垣 ゆうき 代表作:『MMR マガジンミステリー調査班』
「天下を、この手に!」。
天下布武。室町幕府を再興し、乱れた畿内をひとつにするべく信長の戦いがはじまる。
<収録内容>
第55話 「鉄砲伝来」
種子島に中国船が漂着。乗船していたポルトガル人から鉄砲がもたらされる。
第56話 「キリスト教と南蛮貿易」
大航海時代の海外から、キリスト教を伝えるため宣教師のザビエルが来日する。
第57話 「桶狭間の戦い」
戦国大名が群雄割拠するなか、尾張の小大名・織田信長が頭角をあらわす。
第58話 「天下布武」
信長は、足利義昭を奉じて京にのぼり幕府を再興するが、やがて敵対する。
第59話 「信長包囲網」
義昭は、各地の有力大名に打倒信長をよびかけ、甲斐の武田信玄らが応じる。
第60話 「長篠の戦いと謙信の上洛戦」
信玄亡きあと、越後の上杉謙信が上洛を開始。信長は、またも窮地におちいる。
<監修者のことば>
いまも昔も、あたらしい技術が伝来したり発明されたりすると、社会も著しく変化します。
日本に鉄砲が伝来し、火薬を用いた武器の技術が発達すると、
戦い方の様相も変化し、群雄割拠していた日本列島に、強大な統一政権がつくられます。
そのさきがけとなった人物が、尾張国出身の織田信長です。
桶狭間の戦いで今川義元をやぶると、美濃国などを制し、足利義昭を奉じて京都に入り、天下統一への足掛かりとします。信長がこれだけ成長できた理由は、もちろん、彼が軍事的に有能であったからということもありますけれども、まず、畿内に近い豊かな尾張国周辺を押さえることができたという地理的要因も、
大きかったでしょう。有能な家臣に恵まれて、羽柴秀吉などの身分の低い人物も積極的に登用しました。
ただし、信長の戦いの道は、けっして平坦なものではありませんでした。反信長の包囲網がつくられて、信長は危機に陥ります。しかし、ひとつずつ勢力をうちやぶり、近江国に安土城という豪壮な城を築きました。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第9巻(全20巻)
監修者:呉座 勇一(国際日本文化研究センター助教)
漫画家:飛鳥 あると 代表作:『ゴーガイ!岩手チャグチャグ新聞社』
「さらなる大乱、下剋上の世へ!」。
応仁・文明の乱の当事者にして、乱終結の功労者。日野富子は、戦乱の世をどう生きた?
<収録内容>
第49話 「徳政一揆と嘉吉の変」
くじ引きで将軍に選ばれた足利義教は、幕府の権威を取り戻そうとするが……。
第50話 「応仁・文明の乱(前編)」
有力大名、将軍家の後継をめぐって、日本を二分した内乱が巻き起こる。
第51話 「応仁・文明の乱(後編)」
11年におよぶ内乱は、京の町を燃やし、幕府の力を衰えさせて終結する。
第52話 「明応の政変」
管領・細川政元は、将軍を廃して新たな将軍をすえるクーデターをおこす。
第53話 「戦国大名の登場」
幕府の権威がゆらいだ東国で、みずからの力で領民を治める戦国大名が登場。
第54話 「東山文化」
足利義政は文化を愛し、水墨画や薪能、銀閣の建築や庭園づくりに没頭する。
<監修者のことば>
みなさんが日本史のなかで一番好きな時代は、
武田信玄や上杉謙信が活躍した戦国時代ではないでしょうか。
戦国時代は100年以上にわたって戦乱が続いた時代です。
戦国武将が勇ましく戦うすがたを想像するのは楽しいですが、
多くの人びとが戦いで命を落とした悲しい時代でもあります。
この巻では、戦国時代の原因となった応仁・文明の乱を中心に、
室町幕府がおとろえていく様子をみていきます。
一方、室町時代は文化の面でもなじみ深い時代です。
畳・障子・床の間などで成りたつ和室、しょう油や砂糖で味つけする和食など、
現代の私たちのくらしにまで引きつがれている
日本らしい生活文化はこの時代に生み出されたのです。
けれども室町文化を、中国の文化と関係ない純日本風の文化と考えるのはまちがっています。
雪舟が中国に渡って水墨画を学んだように、
室町文化も中国文化の影響を強く受けていました。
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