児童書
日本の歴史
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今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史
◎講談社の学習まんが、ここがすごい!
1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」
〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!
2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」
3 面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」
講談社 学習まんが 日本の歴史 第1巻(全20巻)
監修者:若狭 徹(明治大学文学部准教授)
漫画家:寺沢 大介 代表作:『ミスター味っ子』『将太の寿司』
<収録内容>
第1話 「列島のあけぼの」
わたしたちの住む日本の歴史は、いつごろ、どのように、はじまったのだろう?
第2話 「道具の進化」
縄文時代、気候が温暖化しはじめる。その変化が人々の生活を変えていく。
第3話 「稲作のはじまり」
縄文時代の晩期に、狩猟採取の生活から農耕中心の社会に変わったのはなぜ?
第4話 「邪馬台国」
弥生時代、多数のクニ(小国)が乱立。倭国大乱とよばれる争乱がおこる。
第5話 「女王・卑弥呼」
邪馬台国に都をおく倭国の女王・卑弥呼は小国連合をどのように治めたのか?
第6話 「ヤマト政権と地方の王」
巨大な古墳が各地でつくられ、ヤマト政権へと国のかたちが整っていく。
<監修者のことば>
近年、地球規模での温暖化や大雨などが国際問題となっています。
第1巻は、人類が日本列島に登場してから、国の形が生まれるまでの3万年間を扱っていますが、
この期間は人々が気候変動に苦しめられ、それに適応してきた歴史でもあります。
氷河期を生き延び(旧石器時代)、温暖な気候がもたらす山海の幸をいただき(縄文時代)、
再びの寒冷化を稲作と集団の結集で乗り越え(弥生時代)、
国々の争いを豪族連合という平和的な方法でまとめていった(古墳時代)、
長い長い歴史ストーリーを楽しんでください。
最近のはげしい気候変動は、人類の未来への警鐘でもあります。
賢くこれを乗り越えていくため、わたしたちは歴史に学ぶ必要があります。
本巻がその手助けになれば、うれしく思います。
また、本巻では、中央だけでなく地方にも目を向けました。
中央と地方の歴史、さらには隣国との付きあいを合わせて紡ぐことで、
わたしたちは豊かな日本の歩みを知ることができるのです。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第2巻(全20巻)
監修者:遠藤 慶太(皇學館大学文学部教授)
漫画家:井上 正治 代表作:『マラソンマン』
日出づる処の天子、政治改革す。
隋に「蛮夷」とよばれた倭国の摂政・厩戸皇子は汚名返上のため国のかたちを整える。
<収録内容>
第7話 「蘇我氏の台頭」
大陸から仏教が伝来。その受け入れをめぐりヤマト政権の内部で対立がおこる。
第8話 「遣隋使」
推古天皇は、摂政の厩戸皇子の進言により、大陸の隋に使者を派遣する。
第9話 「乙巳の変」
中大兄皇子は中臣鎌足とともに、国政をわが物とする蘇我氏を討つ。
第10話 「白村江の戦い」
百済の求めに応じ、斉明天皇はみずから指揮をとり朝鮮半島に兵を送るのだが。
第11話 「壬申の乱」
天智天皇の後継をめぐり、朝廷内ではげしく対立。古代で最大の内乱がおこる。
第12話 「大宝律令」
天武天皇の遺志をついだ持統天皇は、藤原京に遷都。新しい律令を完成させる。
<監修者のことば>
飛鳥時代、この巻でたどる150年あまりは、
日本という古代国家が形をあらわしてくる時代です。
日本最初の女帝・推古天皇は、聖徳太子・蘇我馬子とともに政治をおこない、
遣隋使を送りました。
その後も、激動する東アジアの情勢に翻弄されながら、
天皇を中心とした国のありかたが模索されました。
いま歴史の舞台であった飛鳥を訪れてみると、
『日本書紀』が伝える事件の現場はおだやかな田園となり、
それがかえって想像をかきたててくれます。
いってみれば日本という国の青春時代にあたる飛鳥・藤原の150年、
白村江の外征や壬申の乱といった危機をのりこえて、
律令国家が姿をあらわすまでをたどります。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第3巻(全20巻)
監修者:遠藤 慶太(皇學館大学文学部教授)
漫画家:井上 正治 代表作:『マラソンマン』
「御仏の光で国中を照らしたい」。
あいつぐ飢饉や天災。聖武天皇は、民衆を救うため巨大な仏像の造営を決意する。
<収録内容>
第13話 「平城京遷都」
都を平城京に移し律令による強大な国をめざす藤原不比等の前に、ある僧が……。
第14話 「長屋王の変」
新たな権力者となった長屋王。しかし、藤原四子が権力闘争を仕掛ける。
第15話 「大仏造営」
災害、疫病……。不安な世の中を仏の力で救うため大仏がつくられる。
第16話 「鑑真の渡日」
唐でも指折りの高僧の鑑真が、危険を冒してまで伝えたかったものとは?
第17話 「藤原仲麻呂の独裁」
聖武天皇亡きあと女性の孝謙天皇の時代。再び権力をめぐる争いがはじまる。
第18話 「女帝と道鏡」
僧でありながら異例の出世をした道鏡に皇位につけというお告げがくだる?
<監修者のことば>
奈良の大仏といえば、日本人なら誰もが知っていることでしょう。
奈良時代は、この巨大な金銅仏がつくられた時代です。
律令という法典にもとづく政治がおこなわれ、
国際色豊かな天平文化が花開いた平城の都――奈良を訪れるときは、
現在も発掘調査が続く平城宮跡をぜひ訪れてください。
約8000人の官僚が勤務したみやこの日常は、
木簡などの新たな史料にめぐまれて、いきいきとよみがえってきます。
地方と都城、日本と外国をいきかう人・モノは絶えることなく、
なかには遠く西域や波斯の香りさえ漂っていました。
大仏はこれら多彩な群像を見守ってきたのです。
本巻では平城京の光と影を、最新の研究成果によって描きます。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第4巻(全20巻)
監修者:遠藤 慶太(皇學館大学文学部教授)
漫画家:井上 正治 代表作:『マラソンマン』
千年の都へ。平安王朝が形成!
無実の罪で右大臣から大宰府へ。菅原道真は、なぜ「学問の神様」となったのか?
<収録内容>
第19話 「遷都と政治改革」
天皇中心の強力な政権をめざして、桓武天皇は新たな都・平安京に遷都する。
第20話 「蝦夷と三十八年戦争」
朝廷にしたがわない東北の蝦夷に対し、桓武天皇は大軍を派遣する。
第21話 「平城太上天皇の変」
平城太上天皇と嵯峨天皇の兄弟は再遷都をめぐって対立、内乱に発展する。
第22話 「最澄と空海」
唐にわたった最澄と空海は、仏教の新しい教えを日本にもたらす。
第23話 「応天門の変」
都の応天門が炎上。放火か? 犯人は? 朝廷内の政治闘争がはじまる。
第24話 「菅原道真と延喜の治」
宇多天皇の信頼をえた学者の菅原道真は遣唐使派遣の中止を進言する。
<監修者のことば>
2019年秋、京都で三十六歌仙絵の展覧会がありました。
会場で特に印象に残ったのは、
艶麗な後ろ姿の女性像――伝説的な歌人・小野小町です。
この巻であつかう時代は、
桓武天皇の政治改革から藤原氏北家による
摂関政治まで、およそ100年あまり、
文学史でいえば小町や在原業平をはじめとする六歌仙が活躍したころです。
この時代は、じつは律令にもとづく政治が曲がり角をむかえ、
実情にあわせて変容をとげてゆく時期でもあります。
東北の地震や富士山の噴火など、自然災害に向きあいながら
日々の暮らしを営んでいた人々を忘れることなく、
時代の変化を読みとっていただければと思います。
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◎講談社の学習まんが、ここがすごい!
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第5巻(全20巻)
監修者:遠藤 慶太(皇學館大学文学部教授)
漫画家:池沢 理美 代表作:『グルグルぽんちゃん』『はっちゃん、またね』
「雅なる文学の華ひらく」。
宮中では、清少納言『枕草子』や紫式部『源氏物語』などの文学作品が生まれる。
<収録内容>
第25話 「和歌と仮名文学」
「古今和歌集」の撰者の紀貫之は、土佐からの帰り、仮名文字で日記を書く。
第26話 「承平・天慶の乱」
関東と瀬戸内で、武士団が朝廷に反旗をひるがえし、反乱をおこす。
第27話 「枕草子」
宮中に仕える清少納言は、四季の自然や宮中を観察した随筆を執筆する。
第28話 「源氏物語」
中宮・彰子の教育係となった紫式部は、周囲の求めに応じ、物語を書く。
第29話 「摂関政治」
幼い天皇を補佐する摂政、成長後に支える関白などの要職を藤原氏が独占する。
第30話 「院政と武士の台頭」
成長した武士団どうしの争いが、前九年の役・後三年の役へとひろがっていく。
<監修者のことば>
平安時代と聞いて連想するのは、
遣唐使が停止されたことで日本独自の文化がはぐくまれ、仮名文字が生まれ、
女性による文学が盛んになった「国風文化」ではないでしょうか。
しかし近年はそのとらえかたが変化してきました。
朝廷のオフィシャルな場面では漢語漢文の知識が求められます。
藤原道長にしても熱心に漢籍を集めました。
和・漢いずれかひとつを選ぶのではなく、朝廷の要望に応じた外来文化の選択、
それが平安時代の特徴です。それを『源氏物語』では「やまとだましい」
(漢学の知識を日本の実情にあわせて応用する才覚)と表現しているのです。
絵巻などでも残された宮廷の世界へ、
読者のみなさんとともに分け入ってみたいと思います。
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◎講談社の学習まんが、ここがすごい!
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第6巻(全20巻)
監修者:呉座 勇一(国際日本文化研究センター助教)
漫画家:神宮寺 一 代表作:『幕末めだか組』
「武士の時代、はじまる!」。
源義経は、兄の頼朝の命を受け、一の谷、屋島、壇の浦へと平氏を追いつめていく。
<収録内容>
第31話 「保元・平治の乱」
平安末期、朝廷内の対立が、やがて摂関家や武士をまきこみ大乱へとつながる。
第32話 「鹿ヶ谷の陰謀」
乱のあと急速に台頭した平氏に対し、後白河法皇はしだいに反発を強めていく。
第33話 「治承・寿永の乱」
平氏政権への不満が高まり、平氏追討の命令が下され、源頼朝が挙兵する。
第34話 「倶利伽羅峠の戦い」
清盛の死後、北陸で勢力を拡大した源義仲が、平氏の大軍をうちやぶる。
第35話 「壇の浦の戦い」
追いつめられた平氏。追討軍の源義経は長門の壇の浦で平氏一門を滅ぼす。
第36話 「奥州合戦」
頼朝から追われた義経は、陸奥・平泉の奥州藤原氏を頼るのだが……。
<監修者のことば>
これまで武士は地方の乱で活躍してきましたが、
基本的には貴族たちを守るボディガードでした。
しかし朝廷での勢力争いがはげしくなると、
武力によって政治の実権をにぎろうという動きが生まれ、
源氏・平氏が武家の棟梁として力をのばしました。
保元の乱・平治の乱という京の都で起こった戦乱に勝利した平清盛は
ついに政治の中心に立ち、平氏政権をつくります。
しかし平氏の横暴なふるまいは、貴族たちや他の武士の反発をまねき、
5年にわたる源平合戦の末に壇の浦で滅亡します。
しかし平氏を滅ぼした源頼朝は、それでも戦いをやめませんでした。
頼朝が次に敵としたのは、弟の源義経と奥州藤原氏でした。
彼らを滅ぼすことで、頼朝は唯一の武家の棟梁になったのです。
その500年後にかつて奥州藤原氏の都だった
平泉を訪れた松尾芭蕉は次の句を詠んでいます。
「夏草や 兵どもが 夢の跡」。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第7巻(全20巻)
監修者:呉座 勇一(国際日本文化研究センター助教)
漫画家:神宮寺 一 代表作:『幕末めだか組』
「海から迫る大艦隊!」。
大帝国・元は、高麗を服属させ、次の標的である日本に大軍をさしむける。
<収録内容>
第37話 「幕府と御家人」
鎌倉に幕府をひらき、征夷大将軍となった源頼朝は政治制度を整備する。
第38話 「北条氏の台頭」
頼朝の死後、御家人間で争いがおき、北条氏が政治の実権を握る執権となる。
第39話 「承久の乱」
実朝暗殺の混乱のなか、後鳥羽上皇が幕府を倒そうと兵をあげるのだが……。
第40話 「御成敗式目」
朝廷の律令とは別に、武士の慣習による法律・御成敗式目が制定される。
第41話 「鎌倉新仏教」
民衆や武士たちに、わかりやすい教えの新しい仏教がひろまっていく。
第42話 「文永・弘安の役」
大陸の大帝国・元が、日本をしたがえようと2度にわたり大艦隊で攻めてくる。
<監修者のことば>
源頼朝は征夷大将軍となり鎌倉に幕府をひらき、
御家人たちと御恩と奉公の関係を結びます。
しかし源氏将軍は3代で絶え、代わって北条氏が幕府の実権をにぎります。
こうした混乱をみた後鳥羽上皇は承久の乱で
幕府をたおそうとしますが、戦いに敗れ、隠岐に流されます。
上皇が臣下によって追放されることは日本の歴史の中で初めてでした。
これによって武士が政治の中心をになう日本史の流れがきまります。
鎌倉幕府がつくった基本法典「御成敗式目」は江戸時代になっても使われました。
武家政権の基礎はこの時期にきずかれたのです。
モンゴルとの戦いは「神風」によって勝利したと考えられ、
その後の日本社会に大きな影響をあたえました。
また鎌倉時代は、新しい仏教が生まれた時代でもあります。
浄土宗・浄土真宗・日蓮宗(法華宗)・時宗・臨済宗・曹洞宗など、
現代でも盛んなこれらの宗派はこの時代にはじまったのです。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第8巻(全20巻)
監修者:呉座 勇一(国際日本文化研究センター助教)
漫画家:咲 香里 代表作:『スマッシュ!』
「滅亡、新政、動乱!」。
後醍醐天皇にしたがい挙兵した足利尊氏は、やがて帝と対立。時代は混乱の度を増してゆく。
<収録内容>
第43話 「正中の変」
北条得宗家に対し、天皇親政を理想にかかげる後醍醐天皇が挙兵をよびかける。
第44話 「鎌倉幕府の滅亡」
楠木正成、新田義貞、足利尊氏ら有力御家人の活躍で鎌倉幕府は滅亡する。
第45話 「建武の新政」
後醍醐天皇は武士の政治を否定、みずから理想とする政治をはじめるが……。
第46話 「室町幕府の成立」
高まる武士の不満に尊氏が反旗をひるがえし、新たな天皇をたて幕府をひらく。
第47話 「観応の擾乱」
室町幕府の実務をとりしきる尊氏の弟・直義と尊氏が対立、さらなる動乱に。
第48話 「北山文化」
3代将軍の義満の時代、南北朝が統一。金閣に代表されるはなやかな文化が。
<監修者のことば>
2019年は新天皇の即位が話題になりましたが、
天皇がふたりいたときを知っていますか。
南朝と北朝というふたつの朝廷がならび立ち、ふたりの天皇がたがいに
「自分こそが本当の天皇だ」と争った時代を南北朝時代といいます。
そのきっかけは、鎌倉時代の後半に、
天皇家が持明院統と大覚寺統というふたつの皇統に分かれたことです。
大覚寺統の後醍醐天皇は、自分の子どもを次の天皇にしようと考え、
それに反対する鎌倉幕府を、武士たちの力を借りて滅ぼします。
後醍醐天皇は公家中心の建武の新政をはじめますが、
武士たちの反発によって失敗、有力武士の足利尊氏が室町幕府をひらきます。
ところが後醍醐天皇は吉野に逃げて南朝をひらき、北朝・室町幕府と争います。
この南朝と北朝をひとつにまとめたのが、室町幕府3代将軍の足利義満です。
義満は中国との貿易で莫大な富をきずき、京都の北山にきらびやかな山荘を建てました。
この北山山荘の一部が、現在の金閣寺です。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第9巻(全20巻)
監修者:呉座 勇一(国際日本文化研究センター助教)
漫画家:飛鳥 あると 代表作:『ゴーガイ!岩手チャグチャグ新聞社』
「さらなる大乱、下剋上の世へ!」。
応仁・文明の乱の当事者にして、乱終結の功労者。日野富子は、戦乱の世をどう生きた?
<収録内容>
第49話 「徳政一揆と嘉吉の変」
くじ引きで将軍に選ばれた足利義教は、幕府の権威を取り戻そうとするが……。
第50話 「応仁・文明の乱(前編)」
有力大名、将軍家の後継をめぐって、日本を二分した内乱が巻き起こる。
第51話 「応仁・文明の乱(後編)」
11年におよぶ内乱は、京の町を燃やし、幕府の力を衰えさせて終結する。
第52話 「明応の政変」
管領・細川政元は、将軍を廃して新たな将軍をすえるクーデターをおこす。
第53話 「戦国大名の登場」
幕府の権威がゆらいだ東国で、みずからの力で領民を治める戦国大名が登場。
第54話 「東山文化」
足利義政は文化を愛し、水墨画や薪能、銀閣の建築や庭園づくりに没頭する。
<監修者のことば>
みなさんが日本史のなかで一番好きな時代は、
武田信玄や上杉謙信が活躍した戦国時代ではないでしょうか。
戦国時代は100年以上にわたって戦乱が続いた時代です。
戦国武将が勇ましく戦うすがたを想像するのは楽しいですが、
多くの人びとが戦いで命を落とした悲しい時代でもあります。
この巻では、戦国時代の原因となった応仁・文明の乱を中心に、
室町幕府がおとろえていく様子をみていきます。
一方、室町時代は文化の面でもなじみ深い時代です。
畳・障子・床の間などで成りたつ和室、しょう油や砂糖で味つけする和食など、
現代の私たちのくらしにまで引きつがれている
日本らしい生活文化はこの時代に生み出されたのです。
けれども室町文化を、中国の文化と関係ない純日本風の文化と考えるのはまちがっています。
雪舟が中国に渡って水墨画を学んだように、
室町文化も中国文化の影響を強く受けていました。
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第10巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:石垣 ゆうき 代表作:『MMR マガジンミステリー調査班』
「天下を、この手に!」。
天下布武。室町幕府を再興し、乱れた畿内をひとつにするべく信長の戦いがはじまる。
<収録内容>
第55話 「鉄砲伝来」
種子島に中国船が漂着。乗船していたポルトガル人から鉄砲がもたらされる。
第56話 「キリスト教と南蛮貿易」
大航海時代の海外から、キリスト教を伝えるため宣教師のザビエルが来日する。
第57話 「桶狭間の戦い」
戦国大名が群雄割拠するなか、尾張の小大名・織田信長が頭角をあらわす。
第58話 「天下布武」
信長は、足利義昭を奉じて京にのぼり幕府を再興するが、やがて敵対する。
第59話 「信長包囲網」
義昭は、各地の有力大名に打倒信長をよびかけ、甲斐の武田信玄らが応じる。
第60話 「長篠の戦いと謙信の上洛戦」
信玄亡きあと、越後の上杉謙信が上洛を開始。信長は、またも窮地におちいる。
<監修者のことば>
いまも昔も、あたらしい技術が伝来したり発明されたりすると、社会も著しく変化します。
日本に鉄砲が伝来し、火薬を用いた武器の技術が発達すると、
戦い方の様相も変化し、群雄割拠していた日本列島に、強大な統一政権がつくられます。
そのさきがけとなった人物が、尾張国出身の織田信長です。
桶狭間の戦いで今川義元をやぶると、美濃国などを制し、足利義昭を奉じて京都に入り、天下統一への足掛かりとします。信長がこれだけ成長できた理由は、もちろん、彼が軍事的に有能であったからということもありますけれども、まず、畿内に近い豊かな尾張国周辺を押さえることができたという地理的要因も、
大きかったでしょう。有能な家臣に恵まれて、羽柴秀吉などの身分の低い人物も積極的に登用しました。
ただし、信長の戦いの道は、けっして平坦なものではありませんでした。反信長の包囲網がつくられて、信長は危機に陥ります。しかし、ひとつずつ勢力をうちやぶり、近江国に安土城という豪壮な城を築きました。
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最新にして受験に役立つ!
今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史
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1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」
〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!
2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」
3 面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」
講談社 学習まんが 日本の歴史 第11巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:山本 航暉 代表作:『ゴッドハンド輝』
「天下人へ駆けあがれ!」。
織田家臣団のなかでも異例の出世をとげた秀吉。驚きの知らせは、危機か、幸運か?
<収録内容>
第61話 「中国攻め」
全国統一を目前にした信長は、中国地方を治める毛利氏を秀吉に攻めさせる。
第62話 「本能寺の変」
信長は明智光秀の謀反にあい落命。中国大返しで秀吉が光秀を討つ。
第63話 「賤ヶ岳の戦い」
清洲会議で主導権をにぎった秀吉は、筆頭家老の柴田勝家を打ち破る。
第64話 「桃山文化」
豪壮な城や茶の湯などの文化にくわえ、新しい社会の仕組みができあがる。
第65話 「文禄・慶長の役」
秀吉は、明を服属させようと2度にわたり朝鮮に大軍を派遣、戦闘におよぶ。
第66話 「五大老と五奉行」
秀吉亡きあと、豊臣政権は内部での対立から不安定になってゆく。
<監修者のことば>
天下統一目前と思われた織田信長は、家臣の明智光秀によるまさかの裏切りに遭い、
京都の本能寺にて最期を迎えます。
信長の後継者となったのは、同じく信長の家臣であった羽柴秀吉です。
秀吉は、山崎の戦いで光秀を滅ぼすや、信長の孫である三法師を担ぎ、
信長政権の後継者となって、ライバルの柴田勝家を賤ヶ岳の戦いで破ります。
秀吉は信長がなし得なかった天下統一を実現し、
関白という、朝廷の最高位にまで昇りつめます。
秀吉は尾張国の百姓の出身であったといわれています。
大名や土豪の家の出身ではありません。
結局、戦国の生き残りレースの頂点に立った人物は、
身分の低い階層の出身でした。そこに、歴史の面白さ・奥深さがあると思います。
ほかの大名でも、家の出自が明らかではない人物がいます。
大きな変革の時代であったことの証拠です。
秀吉は巨大な大坂城・伏見城を築き、諸大名に朝鮮への出兵も命じます。
しかし、秀吉の生命は尽きようとしていました。
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最新にして受験に役立つ!
今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史
◎講談社の学習まんが、ここがすごい!
1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」
〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!
2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」
3 面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」
講談社 学習まんが 日本の歴史 第12巻(全20巻)
監修者:高尾 善希(三重大学准教授)
漫画家:沢田 ひろふみ 代表作:『遮那王義経』
「天下分け目の決戦を制す!」。
着々と主導権をにぎる家康、その野望に立ちふさがる石田三成。ついに一大決戦がはじまる!
<収録内容>
第67話 「関ヶ原の戦い」
家康と三成、東西両軍に分かれた天下分け目の一大決戦の勝者は……?
第68話 「大坂の陣」
江戸幕府をひらいた家康は、秀忠に将軍職をゆずり、豊臣家を追いこんでゆく。
第69話 「参勤交代」
幕藩体制を強固なものにするため、幕府はさまざまな制度で大名を支配する。
第70話 「朱印船貿易と禁教」
江戸時代初期、さかんだった海外進出から、幕府は政策の転換を迫られる。
第71話 「島原・天草一揆」
藩主の圧政に苦しむ農民たち。弾圧を受けるキリシタンの反乱がはじまる。
第72話 「琉球と蝦夷」
独立国だった琉球とアイヌが住む蝦夷での、この時代の社会と暮らしは?
<監修者のことば>
江戸時代の錦絵のなかに「餅米を織田信長がつき、豊臣秀吉が餅をこねて、徳川家康が座ったままで餅を食べている」という様子を描いた風刺絵があります。いわゆる「天下餅」は、結局、織田信長の同盟者であった徳川家康の手に落ちました。
伏見城で豊臣秀吉が没すると、関東を支配していた家康は、豊臣恩顧の大名の多くを味方につけて、関ヶ原の戦いで石田三成の軍をやぶり、天下の覇者になります。家康は征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開き、秀吉の遺児である秀頼を大坂城に滅ぼし、260年間続いた泰平の世の土台をつくります。
2代将軍徳川秀忠・3代将軍家光も、諸国の大名を軍事力や法によって統制して、あるいは、キリシタンを弾圧して海外からの脅威の芽を摘むなどして、徳川将軍家中心の、戦争のない世のなかのしくみを整備しました。もちろん、軍事力による「平和」なのであって、現在のひとが考える理想の「平和」とは異なりますけれども、百姓が安心して耕作し、財産や生命がある程度は保障される世のなかが、ようやく実現したのです。
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