未婚中年ひとりぼっち社会
能勢桂介(著)
,小倉敏彦(著)
/イースト新書
作品情報
時代の変化についていけず、結婚観がズレている!?
葛藤する〈独身中年男〉は、結婚“しない”のか、“できない”のか!?
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結婚という「当たり前」はどこへ行った?
未婚率の上昇が止まらない。かつては誰もがしていた結婚は、もはや自明のことではなくなった。少子化が騒がれてから四半世紀が経ち、男性の四人に一人は未婚のまま一生を終える時代。職業選択や消費活動、恋愛など、人生における選択肢が広がる中で、バブル世代~団塊ジュニア世代は、なぜ結婚しなかったのか。「恋愛」「職場環境」「雇用形態」「趣味」「風俗利用」……独身中年男たちへのインタビューから解き明かす、「未婚化社会」日本の実相。
この先の人生、「ひとりぼっち」の寂しさを抱えながら生きることを避けるために、「性愛」の根源から見つめ直し提言する。
【目次】
第一章 崩壊する「昭和婚」
第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ
第三章 「正規職」でも、出会えない?
第四章 結婚を決められない「あれかこれか」の迷宮
第五章 打ちひしがれる「非正規職」
第六章 独身男の「快楽」と「憂鬱」
第七章 他者を受け入れることと「安心感」
第八章 「持続的な親密性」の再構築
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商品情報
- シリーズ
- 未婚中年ひとりぼっち社会
- 出版社
- イースト・プレス
- 掲載誌・レーベル
- イースト新書
- 書籍発売日
- 2020.02.12
- Reader Store発売日
- 2020.02.27
- ファイルサイズ
- 1.6MB
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この作品のレビュー
平均 2.3 (5件のレビュー)
-
2章からは共感できたら駄目ですし、出来ない人にはつまらないと思います。
1章だけ読む位で十分です。投稿日:2021.01.11
結婚しないできない中年男性の問題を調査して考察した一冊。ぼっち中年としてタイトルに身に覚えがあり過ぎる。手に取りたくない本だが、自分に向き合う意味でうっかり読んでしまった。この本はそういう人が自分を客…観視する材料として書いた、みたいなことを著者も言っていてる。
中年男性の未婚は非正規労働や仕事量の増大といった問題と絡めて語られがちだ。しかしそんな中にあっても結婚してる人はいる。何が両者を隔てるのか?そこには個人の運や価値観が絡んでくる。価値観は社会によって個人に内面化される。しかし社会の変化が早すぎるせいで、その価値観は現代にマッチしていない。
あと20年早く生まれていたら、家の都合とかで結婚してそれなりに幸せになっていたような気もする。引用されている事例は自分とは異なる部分も多かったが、自分を客観視する効果は多少あった。特に、自由であるが故に選べない、選択肢がたくさんあるように見えてしまう、という点について。実は有限であるにも関わらず。本書ではキルケゴールが引用されている通り、こうなると哲学的な話になってくる。結婚を仕事に置き換えて読んだ部分が多かった。結婚仕事に限らず、「選択する」ということに私たちは相当なエネルギーを費やしていると思う。私は自由を持て余しているのかもしれない。本当はたいして自由でないにも関わらず。それは架空の自由だ。
自分はミソジニーかもしれないことがわかったのは発見だった。客体としての女に欲情し、主体としての女を恐れるって身に覚えがある。もっとも、男ってそういう生き物でしょ?という気もする。自分の問題としては未婚中年男性の孤立問題の方に興味がある。結婚云々以前にある社会的孤立の問題。友達がいるなり、何らかのコミュニティに所属して孤立していないなら結婚しなくても良いのではないか?それとも、それでは足りないのだろうか。恐らく足りないのだろう。
社会変化と古い価値観を引きずる男性の意識の問題に焦点を当てた一冊だが、女性の方に問題はないのか?とも思った。また、事例として数人の男性を引き合いに出しているが、その数例から一般論のようなものを導き出すことに少々疑問を感じた。続きを読む投稿日:2022.03.15
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