スマホの中身も「遺品」です デジタル相続入門
古田雄介(著)
/中公新書ラクレ
作品情報
文字通りパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器のなかに遺された、故人の情報を意味する「デジタル遺品」。そこには個人情報が満載されているほか、実際に金銭的価値を持つものが増えた一方で、IDやパスワードが分からないと詳細が判明しないものが多いため、相続の場などを通じて問題化し始めた。その現状や対応策について長年調査しているのが筆者だ。銀行・証券のネット化や各種Payサービスによるキャッシュレス、定額サブスクリプションサービスの浸透などを前に、問題は急速に多様化・複雑化していくと警鐘を鳴らす。いざというとき、私たちはデジタル遺品にどう対応すべき? 契約者以外がログインするのは違法? 隠したい情報はどう扱えばいい? 最新事情と具体的なエピソードを絡めつつ、相続する・される側の視点に立って解説していく。あなたはそのスマホを放置したままで、死ねますか?
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商品情報
- 著者
- 古田雄介
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - コンピュータ・インターネット
- 出版社
- 中央公論新社
- 掲載誌・レーベル
- 中公新書ラクレ
- 書籍発売日
- 2020.01.10
- Reader Store発売日
- 2020.01.17
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 4.7 (5件のレビュー)
-
本書は、死後に自分の携帯電話やパソコンなどの機器やクラウドサービス上に残される、“デジタル遺品”をどう探し、残すか、を解説した現代人必携の一冊。
銀行口座、証券口座、仮想通貨、メール、SNS、スト…レージ……、さまざまな情報がデジタル化され、中にはデジタルだけでサービスが完結しているものもある。明日突然死んじゃったら、何がどこにあるのか、探すのは至難の業だ。
SNSなど、デジタル発のサービスには契約者が死んだときの扱いがはっきりしていないものも多い。
では、ローカルのパソコンにすべて保存しておけばよいかというとそうでもないようだ。本書によれば、ハードディスクの寿命は数年程度だとか。定期的に更新しておかないと、取り出せなくなるリスクもある(コピーでデータが壊れたりすることもあるけど…)。
一時期、「現代の紙の耐久性に問題があり、将来、残らない文献が出てくる」と言われていたが、デジタルでも同じなのだ。「大切な写真はプリントしておく」の方がよいのかも。なんだか退化した気分だ。続きを読む投稿日:2020.05.19
このレビューはネタバレを含みます
漠然とは理解しているつもりだが、やはりほっては置けなかった。そのタイミングになると、購入したい。
レビューの続きを読む
1、I PHONE 設定によっては10回パスワード間違えると、中身が全て消える。
2,個人のPCは…簡単に破棄せず、ログインにチャレンジしてみる。ブックマークから口座のあるネット銀行を突き止める事が出来る。休眠口座は一旦公益活動に使われる。のちに請求したら引出し可能。
3、故人のFX取引追証のリスク 証拠金割れの場合素早く回収するシステムになっている。400倍→25倍迄減少。
4、〇〇PAY契約者が亡くなった時点で、権利消滅と書いてある規約が多い。請求すれば支払ってくれるが手続き面倒。一身専属性。LINEは、LINE PAYの所有権が消滅すると書いてある。
5、定額サービスは、口座を凍結するのは最後の手段。
支払い義務が残る事もあり得る。
6、遺族に伝えたい情報は、デスクトップにショートカットを置く。
7、スマホは、音声ガイドを起動してアクセスする事が可能
・最近掛けた通話先?
・よく使うアプリを起動して
8,googleは、家族の要請で審査を行ってくれる。続きを読む投稿日:2021.07.07
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