風の又三郎-宮沢賢治童話集2-(新装版)
宮沢賢治(著)
,太田大八(絵)
/講談社青い鳥文庫
作品情報
台風のくる二百十日に、東北の小さな山村に転校してきた高田三郎を、子どもたちは、伝説の風の子「又三郎」だとして、親しみとおどろきをもってむかえた。宮沢賢治の代表作のひとつ『風の又三郎』をはじめ、『洞熊学校を卒業した三人』『気のいい火山弾』『ねこの事務所』『虔十公園林』『からすの北斗七星』『よだかの星』『ふたごの星』など、自然や星空をテーマにした作品の数々。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 風の又三郎-宮沢賢治童話集2-(新装版)
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社青い鳥文庫
- 書籍発売日
- 2008.11.01
- Reader Store発売日
- 2019.05.24
- ファイルサイズ
- 19MB
- ページ数
- 224ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.0 (5件のレビュー)
-
『詩・高原』
光る山だたぢゃい
=岩手の高原を感じるままに記した詩…だと思う。
『風の又三郎』
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみもふきとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
…どっどど どどうど どどうど どどう
強い風の日にやってきた転校生。赤毛の真っ赤な顔にまん丸で真っ黒な目。子供たちは「あいつは風の神様の又三郎だなぃ」と思います。
子供たちの元気な様子、季節を変え、人々に変化をもたらせる風が連れてくるものと、連れて行くもの。
躍動感のあるお話でした。
『洞熊学校を卒業した三人』
洞熊学校の方針は一番争いです。
生徒の、赤い手長蜘蛛と、銀色なめくじと、顔を洗ったことのない狸は、卒業しても争い合っていました。
=端から見ると馬鹿らしい争いを繰り広げて自滅する人たち。まあ自分がその状態だけど気が付かない人は(私も含めて)多いんだろう。
『気のいい火山弾』
ただの黒い石かと思われた「ベゴ」という渾名の石はみんなに馬鹿にされても気にせず鷹揚にしていました。しかしベゴは学術的にとても価値があったのでした。
『ねこの事務所』
猫の事務所には、所長と、書紀猫たちと、窯猫がいました。
所長猫と書紀猫たちは窯猫を汚いと馬鹿にしています。
しかしその様子を見た獅子は怒ります。「こんないじめして学術に意味なんかあるかヽ(`Д´)ノ!」
『虔十公園林』
虔十(けんじゅう)は、木や風や子供たちを見ては嬉しくてしょうがありません。
村の人達は、そんな虔十をちょっと足りないやつだと思っていました。
いつも親やお兄ちゃんの行くことを聞く虔十ですが、一つだけお願いがありました。「杉の木を植えて杉林を作りたいなあ」
何年何年も達ち、杉はなかなか大きくなりませんが、虔十は大切に管理して、近くの学校の生徒達の楽しい遊び場になっています。
=ちょっとじーんとしてしまった一作。
まさに”デクノボー と呼ばれ”のような虔十ですが、誰がなぜやったのかは忘れられても、やったことは優しい気持ちとして残っている。
『からすの北斗七星』
カラスの軍団は山がらす軍団と戦争をします。
カラスの大尉は嘆きます。
ああ、憎むことのできない敵を殺すような戦争がない世の中になればいいのに。
『よだかの星』
ネットである動物の写真を見て「え?トカゲ?鳥??」と思った。その動物の写真の題を見たら「よだか」だった。…君だったのか!!
他の生物たちから醜い醜いと追い立てられ嫌われるよだかは、もうこの世に居場所がなく、遠く遠く高く高く星の世界を目指して飛んでいきます。
『ふたごの星』
星の館に住むチュンセ童子とポウセ童子は、晴れた夜には一晩中銀笛をふく役目をお仰せつかっていました。
大鴉と赤蠍の喧嘩を収めたり、悪い箒星に騙されて海の底に連れて行かれてしまったり。
でもいつも行いの正しい双子の童子のことを空の王様はちゃんと見ています。
今夜も銀の笛の音色が聴こえます。続きを読む投稿日:2022.07.29
にほんごであそぼをふと思い出して、懐かしくなった。
昔の言葉で会話文が進んでいくので、ちょっと難しいところがあった。投稿日:2022.07.24
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。