APIエコノミー 勝ち組企業が取り組むAPIファースト
佐々木隆仁(著)
/日経BP
作品情報
API(Application Programming Interface)とは、コンピュータ用語でいうと、プログラムの機能を外部から利用できるようにするインタフェースです。
いま、APIがビジネスの分野に広がろうとしてします。企業が持つ多くのサービスやデータをAPIによって外部に公開し、それらを他社が利用する動き、すなわち“APIエコノミー”が始まっています。こうしたAPIエコノミーは企業間をつなげ、米IBM社の試算では2018年で2兆2000億ドル(約250兆円)の巨大な経済圏になる見込みです。
企業間のサービスやデータを結び、新たなビジネス価値を生むAPIは、すべてのビジネスパーソンに影響を及ぼすものです。そのAPIの意義や実態を本書で解説します。
1章ではまず、APIとは何か、を解説します。誰にとって役立つものなのか、自分たちのビジネスにどんな影響があるのか、どういう考え方で取り組めばよいのかなどを説明し、APIの必要性を理解します。
2章では、APIの提供者である各企業の取り組みを通じ、その活用法や意義を見て行きます。三井住友銀行、ジョルダン、アマゾン ウェブ サービスなどのAPI関連の取り組みを紹介します。
3章では、API取引所を取り上げます。APIを提供する側、APIを利用する側の双方にメリットがありますが、その仲介役であるAPI取引所が大きな役割を果たします。海外での取り組みと日本国内の動きを見て行きましょう。
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商品情報
- 著者
- 佐々木隆仁
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - コンピュータ・インターネット
- 出版社
- 日経BP
- 書籍発売日
- 2018.02.23
- Reader Store発売日
- 2018.02.23
- ファイルサイズ
- 1.3MB
- ページ数
- 168ページ
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この作品のレビュー
平均 2.0 (3件のレビュー)
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銀行法改正により金融機関の勘定系システムのAPI開放の努力義務が課せられる等、Fintechの領域を中心に話題になることが多いAPIについて、多様なAPIのキュレーションサイト的なAPI取引所ビジネス…を展開する著者が、その概要や意義についてまとめた一冊。
内容は非常に基礎的なものが中心であり、ある程度APIに関して理解できている人であれば、読む必要性は薄い。その点で、APIについての理解が浅い人向けの本ではある。
とはいえ、自らのサービス、もしくはサービスの一部のファンクションをAPIという形で切り出し、
・API開放に伴うトランザクション課金によるマネタイズ
・サービスファンクションとしてのAPI開放による3rd Partyと提携した新サービスの創出によるマネタイズ
・API開放によりデータのトランザクションを増やし、それにより自社にデータを蓄積し、AIの学習を加速させる
等、APIのもたらすメリットとその重要性が増していくのは間違いがない。
「すまんが、APIって何ンゴ?」という人であれば、一読の価値はあるかもしれない。続きを読む投稿日:2018.04.08
APIに興味があり、読みました。
本を読んでも、紹介文以外の新規の情報が記憶に残っていません。
API取引所の意味は分かるのですが、いまいち必要性が分かりづらい。投稿日:2018.04.08
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