日本人と象徴天皇(新潮新書)
「NHKスペシャル」取材班(著)
/新潮新書
作品情報
日本人が今では当たり前の存在として受け入れている「象徴天皇」。それは、「戦犯」と「現人神」の間で揺れ動いていた天皇の存在を、戦後社会の中に正しく位置づけるべく、関係者が苦心して「血肉化」した結果だった。戦後巡幸、欧米歴訪、沖縄への関与、そして続く鎮魂の旅──。これまで明かされなかった秘蔵資料と独自取材によって、二代の天皇と日本社会の関わりを描いた戦後70年史。
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商品情報
- シリーズ
- 日本人と象徴天皇(新潮新書)
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮新書
- 書籍発売日
- 2017.12.15
- Reader Store発売日
- 2017.12.22
- ファイルサイズ
- 3.7MB
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この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
お正月に帰国するときに一般参賀に参列しようと思い立ち、何か予習っぽいものを読みたくて購入。
レビューの続きを読む
結局お正月寒くて一般参賀行かなかったし、本を読了したのもこんな時期なんですけどね…
私自身が学生の頃からなぜか関心を抱いている”戦前戦後における天皇自身および日本国民の天皇に対する感情の変遷”を取り上げた一冊、興味深く読みました。
尚、象徴天皇云々というメイントピック以外で感銘を受けたのが、今の天皇陛下の太平洋戦争への向き合い方。
”過去の大戦による後ろ暗い諸々は、一過性の謝罪や賠償で清算できるような簡単なシロモノではなく、重たくて苦しくても、その荷を降ろすことなく、反省し、平和な未来を希求し続けなければならない”...的なものだと感じられました。
つい、uncomfortableなものはさっさと手放して楽になりたい、と思ってしまうものですが、”忘れてはならない”という姿勢をずっと持ち続けられている今の天皇陛下は、相当にタフな方だなぁと思いました。
以下、印象的だったところ。
・「天皇陛下は私らのお父さんであります。私らは子供であります。」(p.28)
・「possibleであるがprovableではない(可能性はあるが起きそうではない)」(p.69)
・20世紀初頭にカナダに移住した日系人の壮絶な運命(p.90)
・エリザベス女王の戴冠式の日本の席次(p.95)
・『近い方の人が拾えばいいと思います』『これはねあなたが拾うべきですよ、なぜならばあなたは皇太子だから』(p.100)
・「払われた多くの尊い犠牲は、一時の行為や言葉によって購えるものではなく、人々が長い年月をかけて、これを記憶し、一人一人、深い内省のうちにあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」(p.131)
・「サンフランシスコ講和条約を受け入れることで独立した日本は、国際社会に(東京裁判を受諾すると)約束したわけですね。その約束を守るということは、とりもなおさず靖国へは行けないと。」(p.151)
・「昭和天皇と今の天皇の一番の違いは、普通の人に普通に話すことができるかどうかだと思います。」(p.164)
・「日本では、どうしても記憶しなければならないことが四つあると思います。(終戦記念日と)昨日の広島の原爆、それから明後日の長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日」(p.170)
・「天皇の役割は、合理的なものの間を豊かに埋め尽くしていく非合理性にこそあるのではないかと思い始めたのです。」(p.185)投稿日:2018.03.11
象徴天皇制がどのように発展して今に至るのかを辿った本。終戦後の昭和天皇の言行についての記録や、アメリカやヨーロッパのかつての敵国との関係、平成天皇の目指そうとした姿など、いろいろ勉強になった。昭和天皇…は敗戦後も国際政治に関心を持って報告させようとしたり、いろいろしてたというのが面白かった。続きを読む
投稿日:2019.09.02
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