「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか
浅羽通明(著)
/ちくま新書
作品情報
安保関連法を成立させ、原発再稼働を進める自公政権。十万人以上を官邸前へ国会へ集めても勝てなかったデモ。若者を巻き込んだ楽しくかっこいい社会運動を礼賛し歓迎したメディアと知識人たちは、論点を巧みにすり替えていなかったか。丸山眞男、柄谷行人、小熊英二、高橋源一郎、SEALDsらの言説から、リベラル勢力を劣化させる病巣を徹底摘出。これは勝ちたいリベラルのための真にラディカルな論争書だ。
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この作品のレビュー
平均 3.6 (15件のレビュー)
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僕は反戦・反原発・リベラル側の人だと思うので著者曰く敗北である。
組織化を嫌うと勝てない。そりゃそうだと思うが面白くもなんともない。それでも個人で出来ることがある。と、紹介されているのは肉体的暴力を…伴わない(故に失笑されるかも)テロリズムである。いやそんなテロリズムはないか。
デモもストもない、の片割れ、ストライキはすっかり下火だ。
それからSEALDs(はじめて入力した)。関心がないというか、いやそれは組織化が出来ない裏返しか? SEALDsもかなりdisられている。しょうがねえかな、という気もする。高橋源一郎とSEALDsは共著もあってか同じようにdisられている。僕は高橋源一郎は好きだがSEALDsはよく知らないから一緒にせんでよね、と思うが氏が一緒にされたがっているのかな?
政治的敗者はいつも文化へ逃げる、と。いや文化に逃げていた人が政治に顔を出すと負けるのでは? 冷笑するヤツが一番ダサい、とはSEALDs批判に対するカウンターの言葉だが、それは反対側にも当てはまって、つまり僕は冷笑していてダサい。
これを言ったら大敗北なんだろうけど、リベラル派セカイ系で中二病だということだけど、そしてそれは全然否定しない。けれどこの本の左翼批判のかなりの部分は、右翼批判にも転用できうる話だ。まあ文化的逃走をするから、そこで争ってもしかたないのだけど。冷笑なら僕にでも出来る。その先に進めるエネルギーが、人によっては得られるか? 僕には(もちろん)得られなかった。けれどたしかに、いまのリベラルとその批判はどっちもダサいよねえ。トホホ…。
続きを読む投稿日:2016.08.14
反戦と脱原発を主張するリベラル派の運動が、現実の日本の政治を動かす力となりえない理由について語っている本です。
インタヴューに著者がこたえるという形式で書かれており、呉智英譲りの露悪趣味と痛烈な皮肉…が利いていて、おもしろく読むことができました。もっとも、こうした冷笑家気取りの語り口が気に入らないというひとには、とことん気に入らない本なのだろうと思いますが。
おもしろいことはおもしろいのですが、毒が利きすぎて薬にしたくともできないというほかありません。この点は封建主義者だと主張する呉智英と同様で、「命より大事なものはない」ということばが現実を遊離した観念にすぎないというのはまさしくその通りだとしても、これまであった建物を全部取っ払って更地に寝そべってみせただけではないかという気もします。続きを読む投稿日:2019.06.08
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