無痛分娩のすすめ
勝間和代(著)
,瀧波ユカリ(イラスト)
/毎日新聞出版
作品情報
「麻酔薬は赤ちゃんに影響しないの?」「事故や帝王切開が増える!?」「本当に痛くないの?」「痛みを知らないと愛情がわかない!?」
欧米に比べて無痛分娩の普及率が低い日本では誤解がたくさん。
本書は、無痛分娩を希望する妊婦さんの不安や疑問を解消し、納得してお産を選択するために、日本産科麻酔学会の監修のもと基礎知識をわかりやすく解説。体験談や賛否さまざまな意見も紹介する。
勝間和代さんによる日本産科麻酔学会会長インタビュー、瀧波ユカリさんの描き下ろしまんが、「無痛分娩ができる全国施設一覧」も収録。
無痛分娩に興味を持ったらまず最初に読んでください。
もくじ
第1章 無痛分娩は安全なの?
Q1 どうしてお産は痛いの?
Q2 お産の時はどのくらい痛いの?
Q3 無痛分娩にはどんな方法があるの?
Q4 無痛分娩のメリットは?
Q5 無痛分娩ができない場合はあるの?
Q6 無痛分娩はいつ、どのように始めるの?
Q7 麻酔薬が入ったあとはどうやって過ごすの?
Q8 お産のあとはどうするの?
Q9 お産への影響は?
Q10 副作用が心配です。
Q11 赤ちゃんに影響はないの?
Q12 母乳哺育に影響はないの?
Q13 費用はどのくらい?
Q14 無痛分娩を受けたい場合、どうしたらよいですか?
Q15 「無痛分娩を希望するなら計画分娩になります」と言われたが。
Q16 無痛分娩はどこで受けられるの?
Q17 海外ではどのくらいの女性が無痛分娩を選んでいるの?
第2章 なぜ無痛分娩は広まらないの?
第3章 経験者座談会「痛みを知らないと母になれない!?」
第4章 無痛分娩を受ける前に知っておきたいこと 勝間和代×天野完先生(日本産科麻酔学会会長)
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この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
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無痛分娩メリット
◯お産の痛みが軽くなる
◯産後回復が早い
デメリット
◯分娩時間が長くなる傾向がある
◯鉗子分娩•吸引分娩が増えることがある
分娩方法についてはそれぞれいろんな考え方があるため、…特に家族などが違う意見を持っている場合、激しい反発を受けるというのを身をもって経験した。産むのも、お金を払うのも自分。私と夫が納得していればそれでいいと思い、特に家族には必要以上に相談しないことにした。昔と今では考え方も違うし、わかってもらえないのもある程度は仕方ないのかも。
「自然分娩」に対して「無痛分娩」が不自然なことのように思われる傾向がある、という描写はまさにその通りだなと思う。私も人が決めたことを頭ごなしに否定せず、現代の考え方ややり方を学んで自分の考えをアップデートさせながら生きて行きたいと思った。続きを読む投稿日:2023.03.15
「無痛」分娩という甘美な言葉に惹かれ手にとってみた。
出産とは確かに一大イベントだとは思うが、そこまで他人にとやかく言われるのかと驚いた。
無痛であろがなかろうが自分で納得がいった産み方が一番だと思う…のだが...。
自分が妊娠した場合は、病院·助産院·無痛·自然といった様々な角度からメリット·デメリットを公平に比較して納得がいく形で出産できればと思う。
誰に何を言われようが結局「産むのは自分であるそのことを忘れないでおこう。
また、他人にとやかく言われる以外に大きな問題は、本書でも書かれている通り無痛分娩を行う病院が少ないこと。
検索したところ、私が住む県内には2件。そのうち24時間対応しているのが1件。
24時間対応の病院があっただけ奇跡だが、やはり少ないと感じざるをえない。
初産は計画分娩を避けたいため, 24時間対応でないところで出産すると無痛分娩できない可能性が出てくる。
無痛分娩で産むつもりが、自然分娩にとなった場合精神的により痛みを感じそうだと思うのは私だけだろうか。
まだまだ、日本での無痛分娩には壁が多いと感じる。選択肢の一つとして無痛分娩が広まることを願う。続きを読む投稿日:2018.03.15
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