日本の特別地域8 これでいいのか 東京都 江東区(電子版)
岡島慎二(編)
,渡月祐哉(編)
/日本の特別地域
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
知っているようで、知らない区。
それが江東区だろう。
江東区と都心の間には隅田川が流れている。
つまり、都心から見て、隅田川の向こう側が江東区ということになる。
でも、「隅田川の向こうの区は?」と、西東京あたりで無作為に聞くと、
10人中7人ぐらいの割合で墨田区という答えが返ってくる。
このふたつの区に知名度の差はないと思うが、名前が「墨田」区だからどうしても分が悪い。
江東区はマイナー区ではない(と思う)。
しかし、地元以外の人は江東区という名前を知っているが、江東区の町(駅)をよく知らない。
けれども門前仲町は別格だ。ここはたいていの人が存在と場所を知っている。
歴史の薫り漂う下町、観光スポットとしても人気がある。
が、ここまで。
比較的知名度の高いと思われた、東陽町、亀戸、豊洲クラスでも、名前は知っているのに、
江東区にあるということを知らない人が大勢いる。
東陽町なんて、江東区役所があるのに悲惨極まりない。
亀戸も不幸なことに錦糸町とセットで墨田区だと思われている。
豊洲のある臨海地域の大部分が、実は江東区だということも、案外知られていないのだ。
本書は地域批評シリーズとして、取材と各種のデータなどから、その地域の真実を探し出すことが目的である。
扱う地域はもちろん江東区だ。
その答えを探し出す作業はすなわち、江東区内の各地区住民の生態を明らかにすることにつながり、
ひいては江東区の知名度アップにもつながっていくと確信している。
果たして、下町と豊洲はどれだけいがみあっているのか?
それとも我々の一方的な誤解だったのか?
是非とも最後までお付き合いしていただきたい。
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商品情報
- 出版社
- マイクロマガジン社
- 掲載誌・レーベル
- 日本の特別地域
- 書籍発売日
- 2009.06.26
- Reader Store発売日
- 2014.07.04
- ファイルサイズ
- 69.7MB
- ページ数
- 176ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (3件のレビュー)
-
2009/9/8 予約 そのときの予約待ち 246位。
2010/5/16 やっと順番が回ってきて借りる! 6/5 読み終わったことにして返却。
なんかおもしろそう! 図書館予約のベストに入っている…よ。
江東区のこと、ほとんど何にも知らなかった、なるほど〜〜〜。
私の行動範囲は 「深川」、「城東」、「臨海」と広がってきましたが、それぞれの地区がこんなに特色があるとは!
半分くらいまではちゃんとよんだけど、図書館貸出期限切れで、途中で返却。
内容 :
今もノリは江戸時代な「深川」、昭和から脱皮中の元農村「城東」、お母さん天国の平成タウン「臨海」…。
現地への取材とデータなどから、知っているようで知らない江東区の姿を浮かび上がらせる。
2009/9/8 予約したときは 待ち行列 246位 でした〜。続きを読む投稿日:2019.01.12
2014年12月26日読了。地域別の「これでいいのか」シリーズ。深川・臨海エリア・城東という個性の異なる・かつ広大な3地域を束ねる江東区の矛盾、区に暮らす人々(東雲の高層マンション民を「キャナリーゼ」…と呼ぶ、のだとか)の生活様式、江東区の今後の展望(東京オリンピック招致決定前に書かれた本なので、やや情報が古い)などについて書かれているが、どーも無理やり「ほら!?江東区ってこーんなにミステリアスで、矛盾しているだろう!?面白いだろう!?」と押し付けられているようでやや辟易する。事実を淡々と列挙して仮説を検証していくだけで十分面白い読み物になると思うのだが・・・。とはいえ自分があまり知らない東京について知識を得られるのはありがたいので、このシリーズ(世田谷は読んだ)他にも読んでみたい。続きを読む
投稿日:2014.12.26
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