未曾有と想定外 東日本大震災に学ぶ
畑村洋太郎(著)
/講談社現代新書
作品情報
私たちは今回の災害を転換点にできるのか? 失敗学の畑村教授がいままで考えてきたこと、そして3月11日から「原発事故調査・検証委員会」委員長になるまでに考えたこと。東日本大震災は本当に「未曾有」で「想定外」だったのだろうか? 震災を私たちはどう捉え、そこから何を学ぶべきなのか? 3.11後の日本を考えるヒント。「失敗学」から見る東日本大震災。
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商品情報
- シリーズ
- 未曾有と想定外 東日本大震災に学ぶ
- 著者
- 畑村洋太郎
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2011.07.15
- Reader Store発売日
- 2011.09.21
- ファイルサイズ
- 2.7MB
- ページ数
- 200ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (30件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
「失敗学」「危険学」の畑村先生の最新刊。東日本大震災のさまざまな被害のうち、主として津波と原発事故について述べられている。
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さまざまな示唆に富んだ考察は、今後の防災(というより減災)を考えていく上で重要である。是非多くの人に読んで考えてもらいたい本である。
さらに「原発事故調査・検証委員会」の委員長に畑村先生が就任されたことは、”最適任”としか言いようがないぐらいベストな人選ではないだろうか。是非とも後世に残る報告書をお願いします。投稿日:2011.07.21
「未曾有と想定外」。畑村洋太郎。2011年講談社現代新書。
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2011年の3月に、311が発生。恐らく出版社編集者と畑村さんで、急いで作り上げた一冊ではないでしょうが。
(畑村洋太郎さんは、数…え切れない本を世に出していて、その中に一般向けのこうした新書本も星の数ほどあるのですが、ご本人が
「編集者がこういう本を作りたいって言ってきて、ライターさんの前で色々おしゃべりをするんだよ。そうするとね、そのライターさんと編集者で本を作って、「これでいいですか」って持ってくるんだ。俺は、本なんて一冊も書いたことないんだよ。はっはっは」
と、大らかに仰られています。こういうところが、なんというか、脱帽。)
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2019年4月に読んだ本。
震災が起こって、「未曾有の」「想定外」という言葉が、原発の事故についてもいっぱい使われます。
「そういう使い方は極めて責任逃れ。想定外に備えるつもりがあれば、大事故を防げた。みんな、騙されてはいけない」
というのが本書の趣旨ですね。
畑村さんは311以前から、三陸などの津波の歴史や危険については、確かに着目していたんですね。それなりに知ってる人は知ってる話ですが、貞観の津波まで視野に入れておけば、あの津波は想定できたんです。そして、備えておけば、原発であれだけの事故には、ならなかった。
つまりは、「まあ、誰も言わないから良いだろう」「そういうことになってるんだから良いだろう」「マニュアルに違反してないからいいだろう」
そういうことでは、原発みたいなものは扱ってはイカン、という。
311が起こってしまった後となっては、畑村さんの意見に反対するのは難しいですね。
そしてそんな安易なお役所仕事と思考放棄の中で「絶対安全ですから」という言葉が地元の人たちに語られたわけで。地元の人たちは、「未曾有も想定外も、全て視野に入れて、プロが考えた結果としての、絶対に安全」なんだと、当然思います。
でもそれが、そうぢゃなかった。
ということを、日本が、世界中の人々が目撃しました。
#
畑村洋太郎さんは、確か2011年5月からは政府事故調の委員長に就任しているはずなので、慌ただしくその前にこの本を作ったんでしょうね。
↓この記事は、割と良く出来ています。↓
https://www.asahi.com/articles/DA3S14221896.html続きを読む投稿日:2019.12.31
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