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世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)
世界でいちばん透きとおった物語2(新潮文庫nex)
杉井光/新潮社
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総合評価

298件)
3.8
58
129
85
10
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界でいちばん透きとおった物語を出版した後の話。 ミステリ作家となった主人公は、まだ2作目をかけずにいた。 とある作家が亡くなり、作品が未完のまま残されているが、 誰も結末がわからない中、主人公が結末を調べることになった。 なぞを解いたのは編集者の霧子さんなのだが。 霧子さんのなぞを解くための質問が謎だったが、ここからどうわかるのか主人公と同じ気持ちになれる。 作中に出てくる小説は違和感があり時系列が違うのかなとは思ったが(話のつじつまが合わない感じ)、そういう結末になるのかという考えていたよりさらに上の驚きがあった。 作中でもミステリの定義みたいなものが説明されており、こういうことか・・と分かった。 「世界でいちばん透きとおった物語」の話もでてきており、大切な1ページってどこだろっ、ちょっと読み返さないとという気分になった。

    9
    投稿日: 2025.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作の読後感が好みだっただけに、今作の内容と結末は期待していたようなものでは無いと思ってしまった。 作中小説の内容も後味が悪く、「世界で一番透きとおった物語」のタイトルで出すには温度感が違いすぎるのではと感じた。

    1
    投稿日: 2025.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あーーーーーー、あの、前作をもう1回読み直してから読んだ方が良かった…ってなった。デビュー作の話がよく出てくるので、もう1回読みます。 ただ、あまり話に疾走感はないかな。ぬる〜っと話が進んでいく感じ。優しい話だけどね。

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    前作がとにかく衝撃だったので、「2」とは?! とワクワクしながら読んだが、うん、まぁ、普通の(と言うのも変だけど)ミステリだよね。 ちょっと題名に引きずられすぎたかな。

    4
    投稿日: 2025.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかったけど、前作のような衝撃はない。 文章は読みやすいしストーリーも好きなタイプだけど、『世界でいちばん透きとおった物語2』なんてタイトルがよくなかったんじゃないかと… “2”なんて言われたら前作と同じ感じをどうしても期待してしまうし、あくまでもセカスキシリーズ2巻として別タイトルの方が良かったんじゃないかなー。 ただこの作品だけで考えるなら、ミステリとしても楽しめるし、あの優しい嘘も良かった。 でもやっぱりもう一つ驚きがほしかったな。

    2
    投稿日: 2025.03.18
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    翠川双輔という宇津木静夫と菊谷博和の共同名義のミステリ作家のうちの菊谷が亡くなります。 かけだしの小説家になっていた僕、藤坂燈真に途中まで『月刊アメジスト』に連載されていた『殺導線の少女』という小説の第四回目を書いて欲しいという依頼がきますが…。 この作品を読まれる皆さん考えるのは同じ手は二度使えないだろう。ではないかと思います。それなのに前作と同名タイトルに「2」をつけただけで、探偵役は同じ人物です。 感想としては作中作の前半が私にはあまり面白いと思えないミステリだったので、前半は読んでいるのがちょっと辛かったです。 燈真の書いた後半の作中作は、なるほどと思いました。 そして『世界でいちばん透きとおった物語2』というタイトルがつけられた意味も(解説がないので正しいかどうかわかりませんが)わかりました。

    139
    投稿日: 2025.03.17
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    本作と作中の物語のどちらにもどんでん返しがあった。後者はただ単にミステリーとしてのどんでん返しだが、前者の方は、コンビ作家の真の関係性が最後で明らかに。

    0
    投稿日: 2025.03.17
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    面白かった。 続行不可能となった連載物のミステリにまつわる話で、ひとつの本で2度楽しめた気になるストーリー。 過激な部分もあるが、終わりも心地よく、優しいしめくくりが穏やかな余韻に浸らせてくれたのも良かった。作中、最初に出た世界でいちばん透き通った物語の方を読み返したくなるフレーズがあったので、時間がある時にまた本を開いてみようと思う。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさか2作目が出るとは思わなかった。 前作が一度しか通じないギミック的なトリックだった故に、今作はどんなものかと期待に胸を膨らませて読んだ。前回はメタフィクションだったが、今回は作中作で、連載途中に亡くなった作家の未完の作品にフォーカスが当たり物語が進む。 主人公が新人作家なので、ミステリーや小説の作法も解説されつつ、作家と出版社、編集者との関係性などは前作に続いて面白い。 未完の作品を新人作家の主人公が完成させてエンドとなるが、オチも驚きと納得感があり、作中からの引用だと論理のアクロバットが綺麗に決まっていた。 前回ほどの驚きはないものの、だからと言って悪いわけではなく、物語としての小説は今回の方が面白かったと思う。

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    まさかの続編という事で気になっていたけど、前作とは違って透きとおってはいない笑 衝撃的な展開もないけど、これはこれでストーリーは面白く楽しく読めた。 まさかの第三弾がある事を期待している。

    40
    投稿日: 2025.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新人作家の藤阪燈真は、コンビ作家・翠川双輔のプロット担当・菊谷が死去したため、未完で終わりそうな連載中の作品『殺導線の少女』の解決編について考える。 前作の仕掛けのあとで、続編!? となったけれど、こういう形なのか。 丁寧に伏線が張られ、ヒントがちりばめられているので、トリック(?)はわかりやすい。素直で温かいミステリ。 ただ、作中作が、それほどか? という内容で、描写や言葉遣いの汚さに辟易するものなのが残念。 とはいえ、労作だと思う。

    10
    投稿日: 2025.03.15
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    ビブリオミステリ第二弾! 今回も何かしかけがあるのかなぁと読み進めていったが、特には無かったのかなぁ。前回が凄かったので、内容をあまり憶えてなくて… 今回はしいて言えば小説の中に小説が入っているのは、読み進める上で面白かった。 燈真と霧子さんの関係が気になって仕方がない。

    39
    投稿日: 2025.03.15
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    わたしもこのミステリは大好きだ〜。 読みやすいしスラスラ進んでいってしまう。どうなるのかな、まさかこうなるのかな、なんて考えながら読み進めたし、翠川双輔の物語との繋がりが線になっていって、おもしろかった。 続編を楽しみにしてしまう。

    2
    投稿日: 2025.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目。 今度もなにか仕掛けがあるのかと思ったが、特に何もなく。 少なくともページの最後で文章が終わるのは続けてもらいたかった。 話としては特に何もなく、ミステリーというよりライトノベル的な感じがより強くなった印象。 霧子さんの推理もちょっと無理がないか?作中作もやむを得ないとは言え、話が無理やり感が強い。 次作があっても読まないかな。

    3
    投稿日: 2025.03.14
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    「セカスキ」続編。作者の死で未完に終わった小説の続きを巡るミステリ。前作より小説として読みごたえがありました。作中作や、どんな風に着地するのか展開も面白かった。 藤阪君も霧子さんも優しい…

    9
    投稿日: 2025.03.13
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    ストーリーはなかなか面白く、後半は一気に読みました。 燈真くんと霧子さんのコンビが、前作同様活躍します。 でも、タイトルに『2』が入っているのは、ちょっと違うかな…。 2人の今後も気になるので続きが読みたいけれど、1作目とは趣向が変わってきているので、次は『3』ではないタイトルがいいなぁ、と思いました。

    2
    投稿日: 2025.03.13
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    前回とは少し違うけど、凝った構成になっている。 小説の中に小説があり、その中の小説の作りがまた凝っている。 中の小説を読みながら、ミステリーの展開の不思議を思い、最後のまとめにいくまでぐいぐい引き込まれた。 作者のこの発想に感嘆する。

    4
    投稿日: 2025.03.13
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    1ほどの感動はないけど、 小説を通して謎を解いていく構成はおもしろい 改めて1を読み直した後に読むのがおすすめ

    8
    投稿日: 2025.03.12
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    前作とは違った作品になったがどちらの共通点も「手が込んだ作品」だという事。 ライトでサクサク読了したが、作った手間ひまを考えると、その対比が重く感じた。

    4
    投稿日: 2025.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    CL 2025.3.10-2025.3.11 衝撃的だった前作の続編。 コンビ作家の片方が急逝して、連載途中で終わった未完のミステリ作品をめぐるお話。 作中作「殺導線の少女」の結末もうまくまとめられているし、本作はやさしいミステリになっていて、作者の「ミステリ作家」としてのスタンスがわかるような作品だった。 たしかに前作はおおーっとなったけど、自分的には今作のほうが好み。

    2
    投稿日: 2025.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    掲載された『殺導線の少女』のトリックも菊谷氏の死因も読みながら気がついたが、これらが関係しているのは思い至らなかった。 燈真が引き継いだ『殺導線の少女』の最終話は楽しめた。 この展開だと3,4,,,と続きが出ることが期待できそうだ。琴梨も登場人物になるかもしれないと思っている。

    2
    投稿日: 2025.03.11
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    1巻の続きからすんなりとスタートします。多分2巻をめくって一番最初にみんなページ開いて見るよね。まあ、違うよね。へへ。 藤阪燈真は長編(前巻)と短編2つだけ書けただけで自分の小説家としての行く末に不安を持っていた。しかしいつの間にやら霧子さんがちょいちょい夕飯を食べにくる仲になっているではないか。そこから全く関係が進まないのは父親のDNAどこに行ったって感じだったけどね...。今回の話の筋的には、二人で小説を書いていた翠川双輔のうち、プロット担当が亡くなり、連載途中だった話の続きが読みたい、きっとメモかなんかあるだろう→燈真になんとなく探す流れが来る、という展開です。この展開の中に未完の小説も挿話されていて、あらすじを楽しめるのと、燈真がどのように連載の続きを探して、形にするのかというわくわく感があります。 今回は1巻で「あの形」を作ったキメの1ページがあります、それはどのページでしょう?という謎が小説に書かれていて、回答を新潮文庫nex公式XにDMすると当たりがどうか返信があるそうです。これは!絶対すぐわかるだろうとまんまと1巻を読み返す私でしたが、・・・・・・わからないよ?何ページか候補があるけど決めきれないんだけど。ということで、まだDMしてません。3ページくらいに絞ったら家族のアカウントを予備と考えてやってみようかな。 最後に「おかしな二人 岡嶋二人盛衰記」井上夢人が参考文献に載っていて、多分これ読むとさらにこの内容が深く楽しめるはずなので、そのうち読んでみようと思います。 内包された方の小説が殺しや性的な叙述ありなので、中学校以上。 個人的には、もともと内部無菌のものがそこまでいくのは五感でわかるのでは?というツッコミ入れたい。

    12
    投稿日: 2025.03.10
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    前作の時に感じた驚きと感動は無いものの、未完作品の続き・結末を追い求めるというストーリーはとても良かったです。 私は杉井先生の作品はこのシリーズ以外読んでいませんが、言葉の表現、比喩表現が素敵で好きです。 他作品も読んでみたいと思います!

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    前作の仕掛けが大きすぎただけに、どうしても読み手の期待、見破ってやるぞという意気込みみたいなものがあったと思う。 前作を読んだ読者ならきっと同じはず笑 その意味では大きな仕掛けはないし、静かで穏やかな話だった。 きっと読み手がそう臨むことを想定して、違ったスタンスで来たんだろう。 それでも、今までと違うミステリ体験、というのは共通していた。 こんなミステリ読んだことない。 著者はきっとどこまでも優しい人なんだろう。 もう一度読み返したらまた違う印象を受ける。 そして前作も再度読み返したくなる。 読書の面白さを体感させてくれる作品。

    7
    投稿日: 2025.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第1作目程の驚きはなかったが『殺導線の少女』の謎解きは凄く良かった。 1人の少女を守る為に周囲の大人達が賢明になって作り上げた優しい偽り。そして皆の思いを踏襲しながら作品を完成させた燈真の優しさ。ミステリーでありながら終始、穏やかな空気が流れている作品であった。時間を空けてストーリーにあった方法で再読してみようと思う。 霧子さんの洞察力は1作目同様冴え渡っており、燈真とも息が合っているので続編にも期待したい

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    人が人として生きている感じが穏やかでいい。けど、謎かな?って思ったりはしました。爽やかさはあります。

    2
    投稿日: 2025.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

     後半ページをめくる手が止まらなかった。読書にはまるきっかけになった記念すべき1冊目の続編ということで、とても楽しみな気持ちと前回の驚きと胸の高鳴りを超えられるのだろうか、という少しの不安があったけれど、素晴らしい1冊…。  本当によくこんなに複雑なプロットや矛盾が生じない文章を作れるよなぁと感嘆する。今回は作中作があって、『世界でいちばん透きとおった物語』を思い出させるキーワードになっていた。  時系列が異なること、1人の人を守るためにみんなが共犯として嘘をついていること、第1回の主人公は弥生ではなかったこと… 驚きがたくさん笑 作中作の結末にも驚きと納得が両立されていて、そして作中作以外の話にも驚きと納得があり、何重にも楽しめた。

    1
    投稿日: 2025.03.08
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    前作を読んでいたからこそ理解できる部分が多かったので、ブクログの上位にあるから2から読もうと思うとちょっと設定理解が難しいかもしれないです。 ただ、私は読んでいたのですんなり理解できました。話としてはとても緻密で細かいところまで描かれていると思いましたが、一番最初が良すぎて少し期待しすぎてしまった部分はあったかもしれないです。 でもふつうに読んでいれば面白いと思います。

    0
    投稿日: 2025.03.08
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    読み始める前に、ページをペラペラめくって、「透きとおっているか」確認したのは、私だけではないはず。 これはこれで、面白かったんだけど、前作の衝撃が忘れられず、続編を読み始めたので、期待値があがりすぎていたかもしれません。 よくまとまっていて、読みやすい本でした。霧子さんとの掛け合いがいい味だしてました。

    58
    投稿日: 2025.03.07
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    話題をさらったビブリオミステリーの続編。「どう続けんのさ…」と思ってすぐに手を出さなかったけど、手にとって読んでよかったと思える読後感に浸っている。派手さはあまりなく淡々と進んでいくけれど、真相解明からその後の主人公の動きに何とも言えない感情が湧くのが良き。

    1
    投稿日: 2025.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作の衝撃が強すぎて、続刊となるこちらも何かとんでもない仕掛けが施されているのではないか——と期待していたものの、さすがにそれは無かった。 でも良質なビブリオ・ミステリだった! 未完の絶筆となったはずの作中作『殺導線の少女』が、こんなふうにメインストーリーとリンクしてくるとは予想できなかったので、読書好きとして一粒で二度美味しいような気持ち。 叙述トリックと伏線回収、それらの効力がいかんなく発揮されていて、ミステリがミステリたる面白さを再確認できた気がする。 「ミステリのアイディアというのは、驚愕と納得を両立させるためのなにがしかの仕組みです。ちょっとやそっとでは考えつかない見事なものでなくてはいけないんです。今わたしがいくつか話したようなものは単なる思いつき、驚愕と納得のどちらか片方にしか寄与できない、簡単に考えつく当たり前のものに過ぎません」 敏腕編集者かつホームズ役でもある霧子さんの、ミステリに対する向き合い方がストイックで惚れた。 藤阪燈真は、自らの筆でこの優しい謎の共犯となる形で無事それに応えられたんだと思う。

    4
    投稿日: 2025.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    また透き通ってるのかと思ったらそんなことなかった笑でもおもしろい。 なんだかんだ言って霧子さんと燈真の空気感がお気に入り。霧子さんは凄い。 誰かのために小説を書くってのがこのシリーズの肝なのかな。琴莉ちゃんもみんなに愛されて幸せだなあと思った。 作中にある翠川双輔先生の作品も面白くて、この本自体読んでることを忘れかけてた。ミステリ初心者の私も没頭して最後まですぐ読めました。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    今回も素敵なお話だった。 題名に合うほどのきれいなお話。 前作の衝撃とはまた違って、 新たな読書体験ができて楽しかった。 衝撃の前作の後にどう来るかと思ったが、 私は本作も好きだなと思った。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさかの「2」があるとは! いや、なかなかの力技で楽しめました。 現実として作中にあるように前作から入ったミステリ初心者が手に取る場合が多々あるでしょうが、初心者にはハートウォーミングな、またマニア向けには随所にマニアごころをくすぐるしかけもあり、なかなかあなどれませんねぇ。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    感想を見ていたら、題名の2が気になっている人が多かったみたいだけど、単純に主人公(燈真)と名探偵編集者(霧子さん)が出てくるからかな~と私は特に疑問には思わなかった。 ただ改めて3が出たとしたら疑問に思いそう。 (いい加減しつこいだろと…)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 個人的には作中作の『殺導線の少女』が面白かったから読めた感じがする。 本編と作中作、両方に叙述トリックを使っているのが今回のテーマなのかな? どうしてか分からないけど、主人公の燈真が好きになれない…。故人の想いが分かるとイタコのように憑依してプロットがまとまり小説を書ける人なのだろうか?(編集者に専門と思われても仕方がない) また霧子さんは、ミステリ好きでも洞察力半端ないな…。編集者やめて探偵事務所に勤めた方が世の中のためになりそう(^_^;)

    23
    投稿日: 2025.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の方が書かれているように、前作のようなトリックを期待してしまうと、期待はずれと思ってしまうかもしれません。 世界でいちばん透きとおった物語シリーズは、誰かのために書かれる作品が物語の中心になっていて、読み終えたあとに心が暖かくなります。 また、物語の中でも物語が進んでいくので、作品の中に入り込んだかのような気持ちになります。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    前提としてこの本はこの本で面白かったのですが、他の方も言われている通り、前作の続編のようなタイトルにしなくてもよかったのでは?と思う内容でした。 最初に書いた通り今作もおもしろかったのですが、主人公が同じでも別タイトルの作品はたくさんあるのになぜ同タイトルで2のナンバリングをしたのだろう。 「2」となっていたことで、どうしても前作からの伏線になっている部分があるのでは?と余計な考えを回してしまい…今回のトリックを素直に楽しめなかったのが惜しいし悔しい。

    1
    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕掛けが話題となった前作の続編。とはいえ、1話完結なので、前作を読んでなくてもそこまで影響ないです。 まず電子書籍もでていたので、本そのものに仕掛けはないんだろうとは予想していましたが、それ以外にも特別な仕掛けはありませんでした。まあ、あんなレベルの仕掛けはそうそう出来ませんが。 結果として割とシンプルなミステリ。そう長くなく、ミステリというジャンルについて色々と登場人物が説明してくれるのもあって、私のようなミステリ初心者向けの作品でした。 このタイトルで続けるのも一区切りのような気もするけど、このバディの話はまた見たい気もします。どうなるかな。

    45
    投稿日: 2025.03.01
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    驚きの仕掛けがあった前作とは 全く違う方向性でしたが、 一つのミステリとして楽しめました。 ただ作中作は暴力やその他諸々の描写が なかなかなもので、読むのが少々辛かったです

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、前回と同じトリックはないことを確認。どのような続き方をするのだろうかと期待して読んだ。 前回のトリックが凄すぎた分、読み終わりに放心状態にはならなかったものの、物語の構成も、作中に出てくる物語の構成も、よく考え込まれていて面白かった。

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    前作は作り上げる苦労を考えてしまったので続編がこんなに早くでると思わなかった。今作は前作と世界線が同じ、というだけで全然違った。 読み終わったあとの衝撃はないけれど、お話が面白くて、ミステリを読まない(特に過激なものは)私でもグイグイ読めてしまった。 シリーズ化できるな、と思えたけどしっかり1冊で話が収束するのもとてもいい。 さて、次があるのだろうか?

    13
    投稿日: 2025.02.25
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    前作【世界でいちばん透きとおった物語】は 確かにネタバレ厳禁で記憶を消してもう一度読みたい作品でした。 まさか続編が出るとは思わなかったし、前作と比べられるのでハードルはかなり高くなってると読む前は思いました! 前作とは違う方向性は正解でした、作中作が意外に面白かったですね〜!

    25
    投稿日: 2025.02.25
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    前作が凄すぎたけど 今回も劇中の小説が面白すぎた! いやぁ死因がそれだったのかぁとびっくりした 優しさと思いやりのあるおじさんたちだった

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二度目はない前作のしかけ。 ②ということは今回もなにかしかけが…と誰もが思うだろう。私は思った。 ところがどっこい。今作は正当なミステリ(サントリーではなくエスプリの発音で)だ。 未完のまま連載が終わる作中作の『殺導線の少女』が面白い!面白いのにどことなくひっかかる、何かに。 今回も新人作家と担当編集コンビが謎を解いていく。 ラストがよき。

    4
    投稿日: 2025.02.24
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    未完で終わった物語の謎… ミステリへの愛情で溢れるミステリ再び #世界でいちばん透きとおった物語2 ■あらすじ 『世界でいちばん透きとおった物語』で有名になった作家藤阪燈真、担当編集者の霧子と共に二作目の長編に挑むも筆が進んでいなかった。 ある日、コンビ作家である翠川双輔のプロット担当が亡くなってしまい、専門誌で連載していた『殺導線の少女』が未完になってしまう。燈真のもとに、この『殺導線の少女』の解決編、そして隠された秘密を調査して欲しいと依頼されるのだが… ■きっと読みたくなるレビュー またもや透明感のあるお話ですね~。前作は仕掛けに驚かされましたが、今回は洗練されたミステリーになっていて素晴らしい! 個人的には前作よりも好きです、丁寧で高品質な小説になっていると思います。 まず感じるのはミステリーに対する愛情ですね。間違いなく杉井光先生はミステリーを愛してる。読者にミステリーの何たるかを解説してくれるし、興味を引くように楽しませて書いてくれているのがわかります。 物語の筋としては、作中作『殺導線の少女』が作者死亡により三話未完で終わってしまい、そのストーリーの行く末と、背後に隠された秘密を探っていくという内容です。 まずこの作中作が無骨ながらも謎に満ちたミステリーで興味深々なんですよね。そしてなんかこう説明できないアンバランスさも感じるんですよ、うんうん。この奇妙な感じは編集者の霧子が新設に説明してくれるのでご安心を、理解しやすくてGOODですね。 この霧子がお母さんみたいなんです、いつも気弱で甘えん坊キャラの燈真を叱咤激励する感じが優しくてイイのよ! そしてもうひとり重要キャラ、女子高生の琴莉。女学生まんまのキャラだけど、表現力豊かに描けてるんですよ。読んでてこの子カワイイ!と思えるのは描写が上手な証拠。燈真とのやり取りなんかは、ぐぐっと惹きつけられてしまいました。 物語の終盤にはしっかりと謎解きがなされ、物語としても美しく幕引きがなされます。いわゆる「素敵」な小説なんですよね、読んでると心が洗われる気がします。今後の作品にも超期待しております! ■ぜっさん推しポイント 『世界でいちばん透きとおった物語』と同じく、ミステリー小説家が主人公の物語でしたね。前作はギミックが強烈だったので、ひょっとしたら物足らないと感じている方もいるかもしれません。本作で杉井先生が何を語りたかったのか、優しいメッセージが伝わってきましたか? 最後のページをめくった後、私は思わず涙を流してしまいました。やはりそうだったのですね。私もミステリーファンのひとりとして、同じ想いですし、ほんと感謝しかありません。何を言ってるかよくわからない方は、ぜひ検索してみてください。

    129
    投稿日: 2025.02.24
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    最初の話をよく思い出せなかったが、よかった記憶があり、この本を手に取った。読みはじめてだいぶ思い出してきた。霧子さんと燈真くんの話だった。 ミステリー論はどうでもいいよとか感じながら先へ進むと、透明じゃないなー、単なるミステリー? ご安心ください。私も最後は透明に感じました。尻上がりに良さを感じる1冊でした❗

    3
    投稿日: 2025.02.24
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    こう来るとは思わなかった。前作があまりにも予想外で素晴らしかったので、続編は無い方がよいのではないかと危惧しながらも、あの驚きを再度味わいたくて読んでしまった。 ワトソンでありながら安楽椅子探偵の役割を持つ霧子さんとのコンビに次回作で会えるのを心待ちにしている。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今作も面白かった! 1作目の仕掛けを繰り返すことはできないから、どんな話になるのだろう?と様子を伺っていたけど、1作目同様ぐんぐん引き込まれる読みやすい文章健在で、すらすら読めました。 99.9の映画を思い出しました。 殺導線の少女が読み応えのあるもので、 最初の作者のものではないとしてもきちんと最後まで読めてよかった!第4回を読んだ後に第1回をもう一回読み直して、確かに第4回の仕掛けにできるかも!と感心。 この細かい仕掛けが、本作のミソですかね。 影が薄く見えて、作品のブレない軸となる個性がある藤阪燈真と観察眼洞察力が冴えてる魅力的な編集者深町霧子さんの様子をこれからも見たいので、次回作もあるといいなあ。

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    コンビ作家・翠川双輔の未完の小説を巡るミステリー。連載中だった小説が、プロット担当の作家が急死したため、未完となってしまう。犯人も謎も解明されないままのミステリーなんて、登場人物だけじゃなく私も気になる!ラストは前作同様、私の心を暖かくしてくれた。

    5
    投稿日: 2025.02.21
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    そもそも2が出ることを知って、前作から続きで読んだ作品。あらすじを見ていて新たな物語に興味深々。 作中に出てくるもう一つのミステリ作品に 思いもよらず引き込まれ、読む手が止まらなかった。 全体的に読みやすく、構成も面白かった。 作り手側の一面も覗けて改めて小説家の大変さ、偉大さを知ることができた作品。 是非、シリーズ化して欲しい。

    1
    投稿日: 2025.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『コンビ作家の片割れの死が 僕の生活により深く食い込んでくるのは、 もう少し先の話になる──』     第1作目『世界でいちばん透きとおった物語』は、累計発行部数50万部を突破した大ベストセラー。 満を持して書き下ろされた本作は、前作で喰らった衝撃に負けないようなミステリでした。 ただミステリとしての手法は、前作は『本』であることを最大限活用したトリックであったのに対して、本作は王道の路線に寄せた作品だったと思いますが、それで燈真&霧子コンビが織りなす物語、存分に楽しませてもらいました。   ものすごい心地よい没入感であっという間に物語に引き込んでもらえました。 シンプルな表現になりますが、最大級の賛辞を込めてお伝えしたい。   『世界でいちばん──』シリーズはホント面白い。 ・ ・ ・ ・ ・ 新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり──。 各種メディアで話題沸騰。新人作家と敏腕編集による、ビブリオ・ミステリ第2弾!

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作を読んだ時の感動を忘れられなくて、今回の続編も期待して発売日に買いに行った。前作みたいな仕掛けがあるかもしれないと思い、中身は一切見ずにレジへ持って行った。 前作ほどの感動や衝撃はなかったものの、今作は作中の作品『殺導線の少女』が自分好みのミステリ作品で面白かった。 前作についても触れられていて、もう一度読み返したくなった。それから、『殺導線の少女』も通して読み返したくなる。 続きが出そうな終わり方だったから楽しみ。次はどんな「透きとおった」物語になるのだろうか…。 霧子さんとの今後も気になる。

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作は本のギミックで度肝を抜かされたので、今回もそういった仕掛けを期待していたが、結果そういった類のものはなくて少しだけ拍子抜けした。しかし、ミステリとしての完成度はとても高いと思った。普通に作中作が面白くて、たくさんミステリが読めてお得な気分だった。 前作では燈真のために父が書いた小説について迫っていく形だったが、今作は燈真が誰かの為に小説を書くという構図になっていて、燈真自身の成長が現れているなと思った。

    0
    投稿日: 2025.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今作は仕掛けではなく、物語が透き通っていました。 みんなが口をつぐみ、嘘をつくことで、完成する透明感。誰も傷つかずにまとまりました。 個人的に作中に出てくるミステリが苦手な部類で、仕方がないところなのですが、物語であってもすこし読むのが辛かったです。 とはいえ霧子さんとの関係が気になるので、続編を楽しみにしたいです。

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらずの読みやすさ。 それに加え前作よりもストーリーが良かった。重量感のある作品が好みなので前作のような仕掛けもないとなると少し物足りなさは感じてしまった。 でも単体ミステリーとしてではなく、シリーズ物としては登場人物たちは魅力的だし軽く読める感じもたまには良いなと思ったので、次が出れば買ってしまうと思う。

    0
    投稿日: 2025.02.17
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    透き…とおった、のか? 1がとっても好きだったので、これ続編で出す必要あった?ってちょっと拍子抜け感はあった。 でもまぁアイディアは面白いし、霧子さんのキャラが好きだから、まぁいっかって感じ。 続くんだろうな。続いたら読むんだろうなぁ… かなりミステリ感が強かった。 前作を、小説内の人たちが褒めちぎる描写が多々あって、むず痒くなる。ほんで、これだけハードルを自ら上げた上で回収するのは流石だなと思った。 続編を読んで、もう1回1作目に戻って読み直したくなるのは面白い仕掛け。 読後の、この『真実は主人公(たち)と読者しか知らない』感はめっちゃ好き。 ーーーーー以下ネタバレの可能性注意ーーーーー 琴莉は、すき焼き食べなかったの? わたし何か読み落としてる?? たまごを付けずにすきやき食べる人なんて、そんなにいないでしょ。卵アレルギーだった??? うっかり風に描かれてるけど、実は実体験を小説にされたことを恨んで、古い卵をわざと出した。ってことない?ただ体調不良にさせたかっただけ??? そこがわからんかった。

    12
    投稿日: 2025.02.17
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    すごく評価に悩む本。 本自体の内容はすごく好きだし、 世界観も心地よくてあっという間に読了したが、 1の完成度を超えることを期待してしまい、 ミステリのみで終わってしまったという 何となくがっかりした自分もいる。 でも、おそらく3が出たら すぐに購入してまた新しい透き通った物語を 読んでしまうんだろうな。

    7
    投稿日: 2025.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    燈真が書いた話含めて殺導線の少女がめっちゃ良くて、この小説読んだだけで2作一気に楽しめてお得感。 前作がめっちゃ面白かったし凄かったから今回も期待したけど、前とはちょっと違う感じやけど劣らんくらい満足した。 霧子さんと燈真のやり取りが好き。

    2
    投稿日: 2025.02.16
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    なぜ「⚫︎⚫︎⚫︎2」とかゲームみたいなタイトルにするんだろうと思ったけど読んでみて自分なりに納得。 前作読んでないと中々分かりにくい箇所が多いからなのでしょうね…。 内容はというと前回の様に衝撃的ではないものの大変読みやすく、物語も面白く、ページ数もそれ程多くないので『サクッと』読めてしまいました! 前作が前作だけにハードルは高かったと思いますが、2は2で違う面白さがあったと感じました☆

    39
    投稿日: 2025.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作にストーリーを繋げつつも 新しいミステリを繰り広げたうえで これまた「透きとおった」物語を書きあげる 先生の手腕にただただ感動した。 主人公の前に現れた複雑化している謎(謎という 体も成していないもやもやだが)と、 それを取り巻く人々の小さな言動が 回収されていく様がとても美しい。

    2
    投稿日: 2025.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作では仕掛けで、今作はストーリーで魅力させられた。 作中作も面白く、たしかに続きが気になる… 今回も事の顛末を本に書こうとしてる… という描写があったので トリックが明かされて結末に近づくにつれ、 「えっ、藤阪さん本にしちゃってるけどいいの?」と 心配になったけど、作中では書かない話になっていて安心しました笑 次作も期待してます (はやく霧子さんと付き合え)

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    長年ミステリを合作していた 作家の片方が急逝して 残された方の作家は結末を知らず 最新作が未完になってしまった。 縁あって解決編を考えて欲しいと言われた 新人ミステリ作家の僕は 編集者とともに本編を読み解こうとするが。 うーん。 この「遺作の謎を解く」筋のほうは 最後ちょっと驚くし、納得もしたけど 遺作自体が…ちょっと…。 前作のテイストを期待して手にしたから ダークで困ってしまったわ。

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    前作からどうするのかな?と思ってたけど、見事に主人公の燈真くんと霧子さんらと共に新たな事件で帰ってきた。しかもまた新たな物語が出来る匂わせも。本作は作中作もあってかなり面白かった。前作よりも好きかも。霧子さんの鋭い観察眼が特に好きです。

    13
    投稿日: 2025.02.15
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    前作がとてもおもしろかったので、続編が出て、即購入。今回は物語の中に小説があり、その小説のミステリと物語のミステリと2つを同時進行で楽しめる内容でした。(本文に「ミステリー」というのはミステリ初心者と買いてあったので、強がってあえてミステリと書きます笑) 主人公の小説家としての成長、そして霧子さんとの関係もこれからまだまだ続きそうです。シリーズものになっていくのかな?

    22
    投稿日: 2025.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2025年16冊目】 「世界でいちばん透きとおった物語」で華々しくデビューを飾った藤阪燈真だったが、二作目以降は筆が行き詰まっていた。そんな中、コンビ作家である翠川双輔の片割れが死去し、連載中だった未完の作品の結末はどういったものだったのかが話題になっていた。編集者である霧子とともに謎を追い始めることになった燈真だったが――。 前作の衝撃からの、前タイトルをひっさげての2作目である今作は、ミステリーとしての完成度が前回よりも高かったような気がします。作中作も面白く、続きが読みたいのに読めないのか…!と登場人物たちと同じ気持ちになったりしながら、ページをめくり続けました。 驚愕と納得が同時に成立していた真実はなかなか良かったのですが、いかんせん、作中に出てくる藤阪が書いたタイトルと、本作のタイトルが全く同じなので、終始「この作者、めちゃくちゃ自分のこと好きやなぁ」と思うなど、思考がずれました苦笑 続きを書かなきゃいけなかった理由も優しい嘘を継続させるためではあったものの、もし今作の「3」が出るとしたら「翠川双輔の未完作を完成させたとして、一躍時の人になった僕だったが、またもや筆が行き詰まっていた」みたいな内容のこと書いてきそうやなと穿った見方をしてしまったり。 普段は作者さんの人間性を気にすることなんてほとんどないのですが、作品名が作品名だけになんだか妙に気になってしまったのでした。私がねじ曲がった性格だから仕方ないのかもですが。なんか、ノイズに思ってしまった自分が惜しい。話としては面白かったのになぁ。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやー、良かったなー。 前作のような感じを期待してたが、その方向ではなく、こんな風に思えるとは、全く思っていなかった。 思い返すとあーあの人もこの人も…

    2
    投稿日: 2025.02.14
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    【セカスキ】がシリーズ化するとは思わなかった。 新刊リストをチェックしてる時から読むのを楽しみにしてた本。 ビックリしたのは私が何度か行ったことのあるカレー屋さんと書店さんが書かれていて嬉しすぎて推したくなりました。 いつか【セカスキ3】も出そうな終わり方。 作家さんと編集者さんの恋物語に期待したい。

    50
    投稿日: 2025.02.14
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    前作で完結してるのに、続編ってどーゆーこと?と思ったけどなるほど、こーゆーことか。 未完となった作品の続きを書くということと、同じ登場人物で別なお話を作り上げたのか。 これはこれでとても面白かった。 この未完の作品をどー完成させるのかと思ったらうまいことまとまったなぁ。 ミステリの作法も本作で教えてもらい、色々納得。 文章も読みやすいし、誰も傷つかないし優しい物語でした。

    23
    投稿日: 2025.02.13
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    正直、前作が衝撃的なだったので今作はそれほどの結末があるのだろうか…と半信半疑で、でもあの前作からどう繋がるのか興味が湧き、購入。 結論、前回の衝撃とは違うおもしろさがあった。続編がでるならまた読みたい。

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    前作のようなビックリなトリックはなかったけど、『やさしいミステリ』というのが率直な感想でしょうか。 是非、シリーズ化して欲しいです!

    15
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引き込まれて、一気読みしました。 前作は仕掛けに注視してしまった感が強かったので、続編が出るとは思ってもおらず、本屋で見つけたときに前作の仕掛けを確認してしまいました。笑 本作は、ミステリ作家の方たちの日常?や、ミステリが出来上がっていく過程などを垣間見ることもでき、興味深く拝読しました。 本作の「透ける」は優しさ。 たくさんの方たちの優しさで守られる嘘。 その為に作られる物語。 悲しいけれど、優しさが温かいミステリーでした。

    2
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作を読んで続編が出るとは,予想していなかった。 続編が発表された瞬間買うことを決意。 やはり,気になるのは,前作の仕掛けがあるのか? しっかり確認して次は,どのような内容かワクワクしながら読み進めた。 ミステリについて少し詳しくなりながら一冊の本で2倍に楽しむことができた。 嘘から始まった物語に様々な人が石を重ね一つの物語を完成させた。透き通った先にこもった1人のための嘘。小説に隠された故人の思いを知ったとき驚きが隠せなかった。 完成させた小説もしっかり読者が予想しないトリックで高く遠く美しくて愉しむことができました! 藤阪先生の長編第二作楽しみにしてます! 3も楽しみに待っていようと思います!

    10
    投稿日: 2025.02.12
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    #世界でいちばん透き通った物語2 前作は例の仕掛けのサプライズが大きすぎたけれど、今回はミステリとして納得感の高い秀作。 今回は月刊誌に連載された推理小説を、作中作として利用したビブリオ・ミステリ。 単なるホームズ役・ワトソン役でない霧子と燈真の関係が魅力的。謎解きで明かされる優しい嘘に胸がギュッとなったよ。 #読書好きな人と繋がりたい

    12
    投稿日: 2025.02.12
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    (1)がかなり独自性のあるものだったので、同じような驚きがあるのかと勝手に期待してしまっていて… もはや続編の(2)じゃなかった方が、先入観なく楽しめたかも。 本にまつわるビブリオミステリとしては、こちらの方が面白いくらいだった。 ミステリなのに、温かさが感じられるところもいい。 本題からそれるけど、「ミステリ」の発音は読書家達は「エスプリ」と同じイントネーションで、ミステリに親しんでいない人は「サントリー」と同じように「ミステリー」と言うという文章があった。 私、「サントリー」派だから、初心者なんだな。 というか「エスプリ」派の人には実際に会ったことがない気がする。

    59
    投稿日: 2025.02.11
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    前作のような『透きとおった』表現があるのか、ないのか?どんな仕掛けがあるのか? 楽しみにして一気読みしました。 前作同様、小説として読みやすさを保ちつつ、 登場人物の魅力がパワーアップで良かったです。 岡嶋二人さんをモチーフにしているなんて、 シブい、渋すぎるぅ。 作中に出てくる作品、月刊アメジスト『殺導線の少女』も短編ながら面白い。作者の病死を理由に未完で終わってしまう残念さを、主人公が続きを書くところまでは想像できたのですが、 蔵石琴莉ちゃんを一見無縁に見えるまわりの大人達が優しく守ろうと嘘の壁を作ったストーリーとは。 霧子さん、前作をうわまわる名探偵! もう安楽椅子探偵です!勝手に美人と妄想していますが、嫉妬心をさらっと口にだすなど、最高なキャラに育ちそうです! 読了されたみなさん、好きとおりましたか?

    26
    投稿日: 2025.02.10
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    星4.5 前作の続きや同じ手法がとれないのに タイトルに2をつけられるのかと 疑問に思いながら読みました。 続きでも無いし トリック(?)も別ですが 登場人物が同じであることや テイスト、優しさなど 確かに2ですね。 星5をつけたかったけど、 やはり前作のインパクトに比べたら… でも、星4以上 前作が面白いという方全てに 薦めて良いかわかりません。 ※先入観が出てしまう タイトルに2が無ければ、 前作のようなトリックかと 身構えないので薦めやすいけど、 2をつけた方が読者が手に取りやすくなるし、 今後も続けやすいんだよねー 個人的には、読んで良かったし、 3が出るなら読みたい ちなみにカレー屋は「ボンディ」かな?

    18
    投稿日: 2025.02.09
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    あらすじ 新人作家と敏腕編集のビブリオ・ミステリ。新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり――。各種メディアで話題沸騰の新人作家と敏腕編集によるビブリオ・ミステリ第2弾! 前作では内容の構成に衝撃を受けたので、今回はどんな作品なのか楽しみでした。 いかんせん、前作が衝撃すぎたため、ついつい同じ仕掛けがあるかと思って、ページをめくってしまいました。 期待半分でしたが、そういった要素はなく、今回は、より内容に重視していて、面白かったです。 前作では、父親の遺稿探しということで、紙でしか味わえない工夫や内容の構成が面白く、正直、仕掛けの衝撃度が大きかった分、内容がどんなだったか、あまり憶えていませんでした。 本作はコンビ作家のプロット担当が亡くなったということで、その続きの解決編を探ってほしいとのこと。 こちらも内容の構成に工夫がされていましたが、また違った楽しみ方で楽しめました。アイデアが面白かったですし、それを文章化して表現することの凄さが素晴らしかったです。 衝撃が個人的に抑え目だった分、物語の内容も入りやすくなりました。 プロント担当の遺した小説を全文掲載しているので、読者としても、謎を解くことができます。解いた後でも、何回も振り返って読むことができるので、じっくり味わって読める小説かと思いました。

    14
    投稿日: 2025.02.08
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    前作まさかの仕掛けで衝撃があっただけに 続編は正直に言うと期待してなかった。 前作ほどは面白くないだろうと。 でも、面白かった! 殺導線の少女の物語りが気になって仕方なくなった。 真っ先に前作と仕掛けが同じか確認したけれど今回はなかった!

    3
    投稿日: 2025.02.07
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    前作が楽しかったので『2』も読んでみた。 前作と同じトリックは使えないし…と思いながらも、まず確認してしまった 笑 勿論、それはなかった。 コンビミステリー作家である「翠川双輔」のプロット担当が死去した。 そこで主人公(燈真)の元に、彼らの未完の連載小説の解決編を探って欲しいとの依頼が舞い込む。 主人公らが解決編を探る本編ストーリーと、翠川双輔作品である作中作「殺導線の少女」のストーリーと、2つのミステリーが同時に楽しめた。 ストーリー展開は相変わらず面白くてページを捲る手が止まらなかったが、暴力的なグロい描写が苦手な私には作中作がきつかった。 ってことで☆3つ。

    43
    投稿日: 2025.02.07
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    紙の本でしか実現しないことをやった前作があるので、どんな仕掛けかと楽しみにして読んだ。 ある意味前作よりも、ちゃんとミステリー。というかミステリーの物語。面白い構造。 今回も霧子さんがいい。

    3
    投稿日: 2025.02.07
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    ビブリオミステリか、なるほどと思って読み終えた。 面白く読めたし、前作をもう一度読みたくなる情報も挟んであって、よかった。

    3
    投稿日: 2025.02.06
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    ワンからのファンです。ワンの仕掛けは使えないので、どう「透き通る」かを楽しみにして読んでました。物語の中に、違う小説が入り込んで、その作者や周りの人たちの思いが繋がっていって、、、1人の少女を守るために、大人たちが嘘を重ねて真実にしていく。これこそ、「透き通る」なのか?と勝手に解釈しました。本の仕掛けではない「透明度」?

    3
    投稿日: 2025.02.06
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    待望の続編。 前作がとても気に入ったので母にもおすすめしたのだけど、今作も自信を持っておすすめできる。 前作からどのように物語を膨らませるのか気になっていたけれど、ありきたりな言葉だけどとても良かった。 ミステリを書くのは本当に大変だと改めて実感。 世の中に数えきれないほどのミステリ小説があるけれど、どれも時間をかけて丁寧に作られているんだなと感じて(当たり前だけど)、作者への尊敬の念がさらに深まった。 霧子さんのミステリ愛が素敵。 分析までされていて、内容にも納得。 そして、さっそく「ミステリー」ではなく「ミステリ」と呼ぶ私。w 終わり方がすごくよかった。 もうすでに再読したい。

    3
    投稿日: 2025.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろすぎたために、関係者でもないのにいろいろな人におすすめしている「世界でいちばん透きとおった物語」、なんとなく調べてたらその数日前に「世界でいちばん透きとおった物語2」が出ていたことを知った。 って、2!?まさか続編が出るとは。あれの?どうやって2を作るんだ?気になりすぎる。 しかも1はやっぱり電子書籍版はないのに、2は電子書籍版がある!?じゃあアレではないってことか。 でもそうすると何が透きとおるんだろうか。 ということで気になりすぎたのですぐ通販して、読み始めたらやっぱりアレではなかったけど、普通に面白かったのですぐ読み終わってしまった。 まあ、アレに比べたら普通に近いミステリーになってたけど、それでも面白い本を読めたという読後感は強い。というか、ちゃんとしたミステリーというか。でも「世界でいちばん透きとおった物語2」ではないような、でも登場人物が同じだから2で問題ないというか、なんか複雑! 今作のテーマ「ミステリーとはなんなのか」についての登場人物の葛藤や考え紹介が色々面白かった。 p20 「求められているのは驚かせるのと同時に納得させることです。これはほんとうに難しいんです。」 驚かせるだけだったら突然ページが空白になってたり真っ黒になってたり意味不明になってたりしてもいいし、実は犯人が超能力者でしたとか、このトリックは解けませんとかもやるのは自由ではあるが、それをやるのはただの下策であり、ミステリーとは言わない。 驚かせたあとに、それを納得させて初めてミステリーとして成り立つ、と。 確かに〜。散々小説読んできたけど、驚きだけで終わるものはそうそう無い… 気がする。 と言っても結局謎解きと納得がほぼ同時に起きるからそれぞれ単品で考えたことがないかも。トリック=驚き+納得という感じがする。 そして中には納得できないものもあったから、そういうのはミステリーと言っているだけだけなんだろうな。 まあ、単に自分の理解度が足りてないだけというのも往々にしてあるけどな! あとは地味に「世界でいちばん透きとおった物語」そのものを主人公が書いてそこそこ売れている世界線になっているけどちゃんと「テロリストのパラソル」とかエラリー・クイーンとか有栖川有栖とか、現実世界の作品や作者も出てきてて虚構と現実が混じっているのがまた良い。

    2
    投稿日: 2025.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつの間にか続刊がでていた 今まで読んだことない展開だった 妹が先生を殺そうとして風呂に沈めたタイミングで姉が帰ってくる そして、その姉が殺される 死体が入れ替わる ちょっと無理やりな感じがした 名前のトリックとかかなとは思っていた 求められているのは驚かせると同時に納得させること いちばん大切な場面の中のいちばん大切な一ページ どこだろう 目的はただひとつ、第一回のプロットが最後にできあがったという事実を隠すことにあった

    2
    投稿日: 2025.02.05
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    前作では完全に「透きとおらせて」もらったので、さっそく第二弾を読んで… 今回も「透きとおらせて」もらえると思うとワクワクがとまらない。 という読み始め。 読み終わり…。 内容はかなり良かった。 「透きとおり」は シリーズにするとこういう展開か、うーんなるほど。という感想だった。 シリーズ物として次作も出るなら是非読みたい。

    8
    投稿日: 2025.02.05
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    SNSで今作の告知を見た時、「え、続編…?」とすごく驚いた。続編が出るなんて思いもよらなかったけれど、発売を楽しみにしていた。 藤阪燈真と深町霧子が遺稿に秘められた“想い”を解き明かすビブリオ・ミステリ。 前作と同じく、今作も、もちろんネタバレ厳禁なので、感想もサラッと。 今作も序盤からミステリーが好きな人なら思わずニヤリとしてしまう描写がある。 私はミステリーは好きだけれど、ミステリーについて詳しいわけではないので、知らなかったことも知れて勉強になった。 燈真と霧子さんのコンビもいい! 終盤のやり取りがとても微笑ましかった。 前作も好きだったけれど、私は今作の方が好きだった! 是非、前作と併せて楽しんでほしいです( .ˬ.)" ✎︎____________ どんなに経験豊富な作家だろうと、最初の0を1にするところだけは、なんのノウハウもなく、ただひたすらに息を詰めて踏んばって絞り出すしかない(p.9) 『書く』ことはどうしようもなく孤独な行為なのだ。だれとも共有できない。(p.9) なんにでも巧い言い方というのはあるものだ。(p.126) こんなときに煙草は便利な道具だ。他のどんなものでも埋めようのない時間を、ただ燃やして萎れさせてくれる。(p.168)

    55
    投稿日: 2025.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1よりミステリ要素が強くなってて、ページをめくる手が止まらなかった。 単純に作家さんのかき分けも引き込まれた。 翠川双輔と藤阪燈真は別の人だから文章の書き方が違うのは当たり前だけど、話の構成上の話だからそこをかき分けてるのがただただすごいと思った。

    5
    投稿日: 2025.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作のトリックというか仕掛けが仕掛けだっただけに、続編が出るという事で発売日に駆け込むぐらい楽しみにしていた作品。 みなさん書かれているように、前作と同じトリックは絶対に使えない事は読者側も分かって読み始めていると思います。 それでも「どこかに仕掛けがあるんじゃないか」と疑いながら読み始めてしまった 笑 ただ作中作が出てきた時点で、純粋にミステリーの部分が気になって気付けば内容に没頭していました。 前作よりも完全にミステリーに特化していて面白かったです! 本編中にも作中作に繋がる伏線はある…と思います。 前作と同タイトルにした意味を考えたりもしましたが、要は菊谷自身が透きとおったように人物像が見えてこない辺りがタイトルを表してるのかなと勝手に思ったり。 単純に前作の続きということもあるかもだけど。 一気読みしてしまった…続編あると良いなぁ。

    7
    投稿日: 2025.02.03
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    1に引き続き面白かった! 1よりもミステリー感強い! 先が気になって次々読んでたら読み終わってた笑笑 個人的には2の方が好き! 作中に出てくる霧子さんは 女優の菜々緒さんのことイメージして読んでます。笑

    6
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     私はよく「ページを捲る手が止まらなかった」という表現を、「その本がとても面白く興奮しながら読んだ」ことの比喩として使っているが、今回は文字通りの意味でも使う。  読んでいる間中、ページを捲る手が止まらなかった。今日読み始めた本を今日の内に読み終えるだなんて初めての経験だった。  前作よりもミステリ度が高い。もう同じ仕掛けは使えないから続編はどうするのかと思っていたが、ここまで純粋なミステリとして書かれるとは良い意味で裏切られた。  さりげなく散りばめられた伏線が回収される見事さは前作にもあったが、本作はより鮮やかだったように感じた。  感動の深さもパワーアップしている。真相の切なさに胸が締めつけられ、主人公が作家であることを最大限に利用した幕の引き方にさらなる感動が押し寄せた。  読後に齎された複雑な余韻に浸っている。

    23
    投稿日: 2025.02.02
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    前作とは違い、純粋なミステリーだった。未完で終わってしまった「殺導線の少女」の謎に何が隠されているのか。今作の世界でいちばん透きとおった物語とは何なのか。面白い1冊だった。

    1
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すでに読まれた方と同じ感想とかなり近いですが、前作が今までにないトリックでもう同じトリックは本人はもちろん他の作家も使えないトリックなんで今回はどんなトリックかとワクワクして読ませていただきました。 あの作品をどう繋げるかっていうのはやるんだろうなとは推測がついたのですが、なぜやるのか、どうするのか?またどうなるのかはほんと読んでいてそうきたか、こっちはそうきたか。とうなされました。 他の方もおっしゃる通り、霧子さんとはこれからも続くでしょうから3なのか、個人的には続編でもどんどんタイトルを変えていってもらいたいなと言う気持ちも湧いてきました。 また最後に書いてた参考文献もかなり古い本ですが図書館に置いていたようなので早速予約してみました 続編も期待し

    10
    投稿日: 2025.02.01
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    続編と聞いてどんな新たな物語ができるのかワクワクでした。 ちょっと今回はテイストが違う感じですが,見どころは満載で一気に読み終えてしまいます。 もしかしたら,さらに続編が出るような気がするのは僕だけでしょうか????

    4
    投稿日: 2025.02.01
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    世界でいちばん美しいビブリオ・ミステリ 前作「世界でいちばん透きとおった物語」がインパクト大の構成だったため、続編はどんなものになるのだろうか?と発売日を心待ちにしていました。仕事終わりに書店に駆け込み、家に帰ってドキドキしながら1ページ目を捲った途端… 勿体無いと思いつつもやめ時がわからず、直ぐに読み終えてしまった……… 前作と同様にプロットの担当が亡くなってしまった、とある作家コンビの連載の続きを主人公が探っていくビブリオ・ミステリなのですがこの絶筆となってしまった「殺導線の少女」が読み物として純粋に面白いので読者としても続きが気になってしまう構成になっています。 この罠に嵌った途端に、ページを捲る手が止まらなくなりました。じっくりと読みたいのに、でも謎が気になって早く読んでしまいたい。 主人公である燈真くんや霧子さんの魅力もさることながら、今作の素晴らしいところは物語全体が「優しく美しい世界」で包み込まれているところだと思います。 前作の「世界でいちばん透きとおった物語」も、物語の謎が解けた時、文字通り見る世界が透きとおりましたが、今作も最後のページを迎えた途端、まるで早朝の冴え渡った空気の中で美しい清流を見たようなそんな読後感を与えてくれる「世界でいちばん美しいミステリ」だと感じました。 ミステリとは、少しグロテスクで少しおどろおどろしくて少しだけ救いのあるものだと思っていましたが、こんなにも静謐な読後感を与えてくれるミステリー小説があるとは!!! 今後も作者の続編が読みたいので、楽しみに待ちたいと思います!

    11
    投稿日: 2025.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一作目ほどの衝撃はないが(もちろんだが…)、物語として納得感があり面白かった。 二人の何とも言えない距離感が切ない… いちばん大切なページがどこだかわかった方いますか…?

    3
    投稿日: 2025.02.01
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    前作の仕掛けが、本作にも使われているのではないかと、真っ先に確認したのは、私だけでないと思います。 コンビミステリー作家のプロット担当が急死。連載中の「殺導線の少女」が未完となったため、その続きを探ってほしいと主人公に依頼が入る。 関係者に話しをきくうちに、ある真実に辿り着く。 といったあらすじ。 未完の小説の続きを探るミステリーと「殺導線の少女」という作中作のミステリー。 一作品で二つのミステリーを味わうことができました。 メインストーリーでは、切なさと優しさを感じ、作中作では、見えないところから殴られ、これぞミステリー。 なんとなく続編が出そうな雰囲気。 楽しみに待ちたいと思います。

    77
    投稿日: 2025.02.01
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     コンビ作家・翠川双輔のプロット担当の死により未完になった作品『殺導線の少女』の解決編の究明を依頼された新人作家・藤阪燈真が担当編集の深町霧子と探っていくビブリオミステリーで、未完の作中作の解決編やプロット担当の死に隠された謎という二つの魅力的な要素が終始気になり読み進め、作品に込められた故人の思いと『殺導線の少女』の解決編の素晴らしさは溜め息の出るような美しさだった。

    8
    投稿日: 2025.02.01