
総合評価
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powered by ブクログ自分の仕事に誠実に責任感を持って取り組むこと。そんな大切だけど、忘れがちなことを思い出させてくれた。登場人物たちがみんなまっすぐで、他者への思いやりに溢れてて、すごくホッとする。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログネイリスト2人によるネイルアートの世界。 ネイルの詳しくは知らないけれど、小さい爪の中にセンスが物言うアートがあるんだね。 ネイルを綺麗にして貰って癒される気待ちが良いね。 ネイリストの醍醐味とか色々学んだ一冊でした。
5投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ図書館にて。 大好きな三浦しをんさんの新作ということで楽しく読んだ。 ちょうど最近私もネイルに凝っていて、残念ながらお金がなくてサロンには行けていないが、セルフでしょっちゅう塗りなおしては悦に入っている。 ネイルって、ただ指先を光らせるというだけといえばそうなのに、このうきうきする感じは何なのだろう。 例えばきれいに化粧をしたりとも近いものはあるけれど、自分で自分の顔って鏡を見ないとわからないから、自分から見えるパーツ=爪が美しくキラキラしているのって自分自身がきれいになった感じがダイレクトにしてテンションがすごく上がると思う。 自分に自信が出てくるし、どうだきれいでしょ!と自慢したくもなる感じ。 セルフでもそうなのに、プロの人に綺麗にしてもらえたらさぞ素敵なんだろうな。 技術、知識の伴った施術の描写も良かった。 私はシンプルなデザインの方が好きなんだけど、この本を読んでプロの人の凝ったデザインも素敵なんだろうなといろいろ想像した。 特に大きな事件などが起きるわけではないけれど、そこが現実的でまた良かった。 地域の人との交流も良かった。 そしてやっぱり何より、お隣が美味しい居酒屋ということでお料理やお酒の描写が絶妙なのも期待通り! お仕事小説にはお酒がなくては!(個人の感想) お店の名前が「あと一杯」というのも最高だった。
2投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ久しぶりの三浦しをんさんの長編で、優しいしをんさんにありがたく読了。 隣の芝生は青いと思ってしまうが、自分の青い鳥を探した方が良い。 読後、インタビューから、ネイル好きのご自身が、男性にも理解してほしいと書いたとか。 ネイルをしている時は、指先を見るだけで、自分のテンションが上がるので、素晴らしい。 読んでいるだけでネイルの素敵なデザインが目に浮かび、楽しかった。 それ以上に、飲み屋のあと一杯の料理が目に浮かび、そそられた。自分の家の下にこんなお店があったら毎晩通っちゃうなー
1投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログしをんさんのお仕事小説。ネイルアートときたかー!とびっくり。正直、今までみたいな「全然知らない世界!」とわくわくする感じは少なくて、読み応えはちょっと劣る気もするけれど、それでも最後まで面白く読まされちゃうんだから、さすがしをんさん。日常っぽいのが、良かった。地域に根ざして地道に商売する感じ。地味だけど、これこそが生活だし、仕事だよな…と思わされた。
1投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
商店街のネイルサロンでワンオペで働く月島。ある日隣のテナントの居酒屋の店主の巻き爪が悪化したことから、自分とは違うネイルデザインをする大沢と働くことになる。 表紙のデザインからわくわくするような装丁。ネイルサロンに行ったことがないので、巻き爪解消のための来店など初めて知ることばかり。 殺人事件の犯人としてネイリストの愛人が挙げられるのは解せない。 出てくるネイルデザインも、「あと一杯」のメニューも実写でも見てみたいからドラマ化してほしいな。 月島と大沢のやりとりは微笑ましいけど、話が逸れることもあって、少しまどろっこしい部分もあったけど、ゆるい連ドラで観たいな。
1投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログすごく綺麗な物語だった。 ネイリストの月島。真面目でしっかりもの。そこにアルバイトで入った大沢は全く真逆の性格だが、2人ともネイルへの想いは同じ。補い合いながら、迷いながら、成長していく。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ商店街で「月と星」を一人で営む月島 その横の居酒屋「あと一杯」の常連だった星絵が巻き爪になった松永を連れてきた縁から 二人は一緒に働くことになる ネイルアートの世界をのぞいているような気分になれた 月島と星絵の関係もとても微笑ましくて元気をもらえた
5投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ淡々としたお話の流れで、穏やかに読み進められました。 日常すぎて少々、起伏に欠ける部分もありましたが、最近ネイルをやってなかったので、読み終わって自分でもジェルネイルを久しぶりにやってみました♩
3投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログキラキラしてて、ネイルに行きたくなりました。 ほんとらアートだよね。 ちょっと高くても、遠くても、わざわざ通ってネイルをしてもらったネイリストの方を思い出します。 派手な仕事に見られるけど、堅実なんだなと知ることが出来た。
3投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログネイリストが主人公の仕事奮闘ストーリー。ネイルが題材って珍しいし、装丁のネイルチップがきれいで興味をひかれた。ネイルサロンってオシャレな人多そうで自分には敷居高くてなかなか行けないな…と思っていたけど、読書を通してイメージが膨らんで、ネイルサロン行ってみたい!となった。
13投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ三浦しをんさんの元気が出るお仕事小説。 友達と共同経営していたネイルサロンを思うところあって独立し、商店街で1人で営んでいる『月と星』。 そこに飛び込んで来た世代の違う後輩を迎い入れ、どう接するかも読みどころだった。 どんな職場でも仕事を1人で全部回せるなら、それなりに楽。 自分にない新しい感覚を受け入れて、相乗効果が出るなら、それも楽しい。 心の持ちようだと思った。 CM撮影にネイリストさんが参加する話も楽しめた。 スタッフがチームになって映る人を輝かせている。指先がちゃんと見えなくても、プロの仕事がにじみ出ているんだなと感心した。
10投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログネイルサロン「月と星」を舞台にしたお話。 ネイリスト=爪を綺麗に彩るお仕事、と単純に見ていたけど、ストレスを抱える女性の息抜きだったり、パブリック・イメージからネイル愛を大っぴらにはできない国民的男優など色々な事情を抱える人達の日常の一瞬を輝かせるお仕事なんだなとイメージが変わった。巻き爪の処置だったり、ボランティアでの施術は意外な一面。主人公以外のキャラクターもまた個性豊かで読んでいて楽しい。しをん先生の書く、"全力で生きてる”女性が好きだなと思った。しをん節最高
7投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
独身、中堅ネイリストの奮闘。 ビジネスパートナー・星野と袂を分かち、独立してネイルサロンを経営する30代半ばの月島美佐。 実直でまじめな性格な月島が、自由奔放でセンスある若手ネイリスト・大沢星絵を雇うことになり、仕事もプライベートも充実していく。 長年、技術力の差に羨望を抱いていた星野のもとに、大沢を武者修行に行かせたことで、自分を認めることができるようになる月島は、さらに仕事に励む。 ネイルに対する偏見が払拭される、とてもいいお仕事小説。
2投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ『このお店に来るひとたちにとって、爪がきらきら輝くことが、どれだけ生活の潤いや息抜きになっているか』 ネイルに関する用語や知識、技術はちんぷんかんぷんだし、たまにすごい長い爪の人を見かけると「不便じゃないのかなあ」と怪訝に思ってしまうけど、読んでたら久しぶりに少し派手なネイルしたいなあって思ってきた。
2投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログネイル屋さんおしゃれなイメージで敷居が高いけど こんな店員さんのいるお店なら入ってみたくなる。 嫌味爺さん以外嫌な人がいなかった。
1投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ私が東京で初めて一人暮らしをしたのが丸ノ内線の方南町。中野富士見町のスポーツジムに通ってた。その後職場の近くに引っ越したものの、やはりあのあたりがよかったなと中野新橋に引っ越して結婚するまで住んでました。 なので、これは中野新橋か富士見町かどっちだ!?てことが気になりつつ読み、ネーミング的には富士見町だけど、出てすぐ大きい道じゃないてことは中野新橋っぽいな…商店街の描写からやはりうちの近所だったおいしい麺屋さんがあるあの商店街だな!と興奮しながら読みました笑 さて、本題。ネイリストのお話です。 読みやすく読後感も良かった。 著者はネイルが好きで書いたのかな? 私は若い頃たまーにやってもらってた程度だったんですが、去年あたりから時々普通のマニキュアを塗るようになり、でも手の指はすぐ剥がれるしなと思ってたら自宅でできるジェルネイルがあると知り、最近はそれをしています。 ほんと指がきれいなだけで気分があがるんですよね。 一点、表紙は色んなきらびやかなネイルが載ってるんだけど、ワイヤーとかラップを使ったのとか本文に出てきたネイルがどんなのか気になったので載せて欲しかった!
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 淡々と物語が進んでいく作品でした。展開は単調ながらも、相棒・大沢のユーモアに微笑ましい気持ちになり、穏やかに読み進められました。 「星が散ったような尊敬の眼差し」など、普段使わないような印象的な表現が随所にあり、その言葉の力に引き込まれる場面が多かったです。 この作品をきっかけに、ネイルケアセットを購入し、実際に爪を磨いてみました。ピカピカに整えていく過程が楽しく、男性である自分でも「ネイルをやってみたいな」と感じるようになりました。来年は、自分がやってもらう側としてネイルに挑戦してみたいと思います。 /_/ あらすじ _/_/_/_/_/ ネイリスト・月島を中心に展開する物語。彼女が営むサロン「月と星」を舞台に、仕事や人間関係、そして自分自身の悩みと向き合いながら、日々を積み重ねていく姿が描かれています。静かな日常の中に、登場人物たちの繊細な心の動きが丁寧に綴られています。 /_/ 主な登場人物 _/_/_/ 月島美佐 月と星オーナー、ネイリスト、30代後半 大沢星絵 元気、月と星職員 星野江利 かつての共同事業者 伊山 50代、保育士 松永 居酒屋「あと一杯」オーナー、愛想のない親父 八百吉 やおよし、商店会長 照子 妻、40半ば 下村百合奈 専門学校で同じクラス #客 上野琴子 30歳ぐらい 上野健太 琴子息子、生後8ヶ月 篠原 40代後半 村瀬成之 しげゆき、有名芸能人、40代 後藤 文庫の男 宇田 さつき 2歳、娘
58投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ本屋さんでぶらぶらしている時、表紙が綺麗で目に留まった本 少し前から自分でジェルネイルをするようになって デザインを考えたり、パーツを選んだりする時間が楽しくて 爪が可愛いだけで幸せな気持ちになれる 本を読んでからは、ネイルサロンにも行ってみたいなと思うようになった 三浦しをんさんのお仕事を題材にした本好きだな
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログお仕事紹介小説。ネイリストのお仕事を軽い文体で楽しく描く。主人公を取り巻く人々も生き生きと魅力的。 個人的には食べ物の描写が好きだった。
1投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三浦しをんのお仕事小説にはハズレがない! 今回はネイリストのお話 私もネイルサロンから、セルフネイルするようになって早8年…ネイルには随分元気をもらってる 派手な事件やエピソードはないけど、日々真摯にネイルと向き合ってる主人公の世界が広がっていく様子が愛おしかった 「月と星」行ってみたいなぁ〜
1投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログネイルしてもらってる時間が苦手で、、、 こんなふうにお客と向き合ってくれるいこごちの良いネイルサロンあればいいなぁ。あるはずなんだけどなぁ。◯◯◯ビューティーとかに出してないサロンなんだろうなぁ。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログネイルをしたくなった。ネイリストってこんなことまで考えてるんだって尊敬した。 星絵ちゃんがかわいい。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ月島が大沢や大将の松永との出会いをきっかけにネイルを通して商店街の人たちに希望を与え、世界を広げていく様が、ネイリストさんの世界で実際にありそうでリアルだなあと思った。そしてなんと言っても、居酒屋「あと一杯」で出てくる料理が毎回すごく美味しそう。仕事終わりに月島や大沢たちと一緒に、松永にああだこうだ言い合いながらお酒を飲んで特に魚の煮付けを食べて私も仲間に入りたい!と思いました。大沢の脅威の距離短縮力の持ち主なのに、根は真面目だという魅了されるキャラクターがかわいくて私も大沢という人柄がなんだか好きになっていた。最後はどうか「月と星」に戻ってきて欲しいと願うばかりだったが、月島と同様大沢のことを分かっていなかったようだ。笑 指導する側の月島が長年の物思いから解放され、成長していく様子がもこの本を通して壮大に描かれていて愛おしく思いました。面白いなと思ったのが、お客さんの要望の伝え方。具体的に指示する人もいれば、比喩で思い浮かべているニュアンスを伝える人もいるらしいが現実ではそういう人も多いのかな?それを爪に出現させるネイリストさんも凄いと思うし、イメージしてるニュアンスに近づけられるデザインを出現させるのってとんでもなく楽しいだろうなあと想像してしまった。お客さん側もニュアンスで伝えた方が完成した時の喜びがまた一味違って良さそうだなあと思っちゃった。
1投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログなぜネイルサロンが多くあって女性が 通っているのか、少しわかった 丁寧に描かれているので、読みやすかった 人間関係が、良くお互いを信頼してるんだなと感じれる場面が多く描かれていた
26投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ久々のお仕事もの、感化されやすい自分は途中で甘皮ジェルで久々に爪を整えてネイルを塗ってしまったが、それこそネイルサロンに行きたくなった。指先におしゃれしたいという気持ちはもちろん、ネイルサロンに行くぐらい気持ちに余裕のある生活を送っているということ、一番目にする指先が美しいこと、そこに自分が時間をかけていること。そんなことを確認できる点に魅力があるのだろうし、ネイリストという職業に生きる主人公たちの熱意も生で感じてみたい!と思わせる小説だった。もちろん、ネイル(やネイリスト)に対する偏見もきちんとコミカルに描かれていてよかった。 読みながら思い出すのは、ブラジルの友人に連れて行ってもらったネイルサロン。特段関心がなく、定期的にお手入れに行く友人に連れられ、ついでに処置?してもらったのだが、綺麗になった手元はもちろん、その、生活のルーティーンとしてネイルサロンに行く彼女の生活にいたく憧れを抱いたものだ。値段も物価の違いはありつつお手頃価格で、もちろん月島や星野のように技術と研究をつぎ込んで、みたいな施術が期待できるサロンではなかったが、いろんなルーツを持つであろう客も気軽に通える、ワイワイ楽しそうだった場所だったのも印象的だった。当時の日本は今ほどどこもかしこもネイルサロンというまでは普及しておらず、エチケットとして手指を整えるなんて発想なかった気がするし、今でも自分は全く習慣化していないが、久しぶりにあのブラジルでの新鮮な気持ちを思い出せて、世界共通の美や健康への探究のようなものを感じて面白かった。
4投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ久ぶりにエッセイ以外の三浦作品を読みました。 今まであまり読んだことがない主人公がネイリストのお話です。 この本を読むと、「ネイリスト≓ちゃらい」、という世間のイメージがどれだけ間違ったものか、ということがよくわかります。 爪って小さな箇所がからそこ実は大事というか。爪が綺麗(別にデコる必要はなく、ただ甘皮の処理して磨くだけでも)だと、日常生活に張り合いが出ます!そして、足の爪なんかは忘れられがちな部位だけど、巻き爪などQOLに直結するトラブルが多いところだからそこプロの力が必要な場所だと思います。 ネイルを通じて、人の役に立ちたいという主人公のまっすぐな姿勢が気持ちの良い作品でした。 本筋とは関係ないのですが、老人ホームに向かう際の主人公・月島の老人に対する考え方(現時点ではまだそこまで老いを感じていない主人公は、「老い」という自分にも確実に訪れるのにまだ未知の領域にいる「老人」という存在に対して敬いとかすかな恐れを感じている)とか、世間一般で語られる「マウント合戦」と無縁(あるいは感じられてない)な月島は自分のことを、希薄な人間関係しか結べないさみしい人間なのでは、と自問したりする場面に、三浦さんならではの心理描写があってよかったな、と感じました。 最後に、ネイルやネイルアートといった人を選びそうな題材で小説を書き上げた三浦さん、そしてそれにGOサインを出した編集さんに拍手したい!笑
9投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログジャケ買い不可避です。かわいすぎるー。 しをんさんなら500%面白いので安心して購入できるってもんです。 登場人物の弱点を物語のスパイスにする描き方、人間に対して「多少欠点があってもいいじゃん!」って丸ごと肯定しているのを感じてとても良い。 ネイルでみんな美しくしてやんよ!と奮闘するお話を想像していた。けれどそれは前提としてあるもののもっと広い視野で描かれたストーリーだった。 面白かったー!
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ表紙が可愛らしく、イメージを膨らませることができた。ネイルの専門的な描写がとても多くて、噛み砕きながら読み進めるのは至難の技。ネイリストさんの情熱が伝わってきたけれど、私自身には半分以下の熱量になってしまったのは否めない。。。コロナ禍でお店はどうなってしまうのかここからが大事なところで終わってしまったのも心残り。袂を分かった元同僚との関係もなんだか曖昧だったような気もするし。要は人との繋がりは大切ということね。
13投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログゆびさきに魔法のかかった人も魔法を使う人もワタシは嫌いです。魔法にかかっていると気づくと2歩くらい引いてしまいます。これはもう仕方のないワタシの自然な心の動きなのでしょう。 作業の一つひとつの説明が長くて、何を言ってるのかがわからなくて緊張感を持って読むのが難しかったです。でも、大まかなあらすじはわかりました。ゆびさきではない何か別のモチーフだったらきっと面白かったんじゃないかな。
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログネイルアートなんて全然知らないけど、三浦しをんさんの小説なのでと思って読み始めました。 ネイルアートの色々な説明は細かくありましたが、やはり全部は分からず、全てを楽しめなかったと思います。 でも、主人公月島と新米大沢、旧友星野、松永、ムラシゲなど色々な登場人物とのやり取りは、とても良かったです。 やさしい、かわいい小説でした。 「自分が永遠に完成しきらぬ「生き物」なのだと知ることは、月島に絶望ではなく希望をもたらした」というところなどいい場面も多かったです。 最初はネイルアートなんて、とおもってました。でも、ネイルは、ひとが本来持っている活力と美を呼び起こす魔法なのだと思うと、自分も一度してもらってもいいなあとおもったのです。
10投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログあーーなんでネイル出来ない仕事に就いてるんだろう…と後悔してしまう。 昔同僚にネイルが可愛い子が居た。 でも私の職種はまだまだそれを良しとしない風潮。他の先輩にまだ年齢が近い年上の私から、爪どうにかならないか注意してほしい、とまで言われた。 でも本人は「本当は両方やりたかった。学校に行きながらバイトしてネイルの学校行って。どっちも選べなかった。」とシンプルラメの入ったなピンクの爪で顔を覆いながら悩んでいた。 結局、皆には内緒だけどネイルを本職にしたい、サロンを開く、と言って退職していった。 ひとを幸せに出来るお仕事っていいなぁ。 元気かなー、ともうひとつの夢を叶えに行った同僚を思い出しました。 とりあえず今は、ケアコート塗って、ネイルオイル塗ってテンションあげよう。
1投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネイルに全く興味なかったけど、ワクワクが止まらなかった。なんてステキな世界なのでしょう。 とても元気が出る物語。 でも、人前で読む、もしくは飲み物を飲みながら読むのは注意が必要。 言葉選びが秀逸すぎて、何度もお茶を吹き出しました。「...天皇」って(笑)
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ三浦しをんさんは大好き。 でも、ネイルに全く興味がないため先送りだった本書。ようやく手に。 しをんさんのエッセイでしをんさんのユニークなキャラを知ってしまったので、溢れるしをん節が楽しい。 ネイリストの月島酔ってお米に描いてしまうのがピカチュウって… しをんさんのピカチュウ愛、止まらない。 若い子には理解不能な昭和ネタもしをんさんらしい。 お仕事小説としての取材力もお見事で、関心するほど専門的な解説。 ネイリストの魅力や生きがいを知ると共に、知られざる苦労も垣間見れる。 どんな仕事も誤解や偏見があるものだけれど、ネイリストへの偏見は特に強くて、独立して経営するのもなかなか大変そうだ。 月島が新人の大沢を受け入れ指導していくことで、彼女自身にも大きな変化がおきる。 子育てが自分育てであるように、教えることで自身が成長することはよくあること。 月島は大沢から学ぶことを実感し、感謝しているところがいい。それを自覚できる人こそさらに成長できるのだろう。 だから、青い鳥を見つけられたのかも。 私には今ゆびさきに魔法をかけてもらう経済的余裕がないけど、いつか魔法をかけてもらいたいなぁ…
45投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ登場人物が皆んな身近に感じ、商店街の人間関係や友情にほっこりした。 疲れている時、キレイな指先を見て癒されることがある。 ネイリストが魔法をかけてくれていたのだ! ネイリストのお仕事小説。 p157 本当のきれいさってのは、そのひとの生きてきた姿勢や考えかたが反映された顔つきからにじむもんなんだ p158 本当の美は、そのひとの内面から、あるいは料理やネイルにおいては、入念な下ごしらえの過程から生まれる
4投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログネイリストのお話。 ネイルをしないし全く接点のない世界だったけどとても楽しく読めた。 登場人物の個性が良いし会話のリズムが心地いい。 三浦氏は何かに夢中になって頑張る人の話が上手だなあ。 純粋に応援したくなる。 ただ、仕事内容を詳しくこちらに知らせたいあまりなのか、ネイルの方法の説明が多くて長いのは少し飽きた。
4投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日常を彩るちょっとしたときめきの大事さを実感した。 1人でお店を切り盛りしていた主人公の世界が広がっているのがじんわりあたたかくてよかった。 終盤の主人公の行動に関して、大沢さんが魅力的な環境に身を置いても自分から離れていかないか、主人公の試し行動的な意味があるような気もしている。主人公のちょっとめんどくさい感じから人間味を感じたし自分も近いタイプなのでニヤニヤしながら、共感しながら読んだ。
2投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログネイルを全くしてこなかった人間ですが、 この物語を読んで、ちょっとネイルしてみたいかも...と思いました。 なんかネイルって派手でごてごてしてるイメージだったけど、 必ずしもそうじゃないんだって事を知れて良かった。 月島さんの自分が普通過ぎて、思い切ったデザインができる人は特別すごい才能の持ち主で、自分なんてって卑下してしまう気持ちはすごく共感できる。 でも、武士みたいに堅実にやっている月島さんもすごいんだってことをちゃんと友人たちがわかってくれている、関係性も素敵だなって思った。
10投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログネイルを通して、世の中の常識を変えていくというメッセージ性があり、現代的なテーマで共感するところが多かった。ただ、ネイルのシーンは専門用語が多すぎてなかなか読み進められなかった。
2投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ神戸遥真さんのネイル小説は、ネイルしてもらうお客さん側から描く「魔法」のお話だったが、三浦しをんさんの本作は、ネイルを施すネイリスト側、いうならば「魔法使い」側の世界を擬似体験できるお話だったといえる。ネイルサロン未経験の私は、神戸さんのを読んで「わあいいなあ」とその魔法の力に魅せられたわけだが、では三浦さんの、いわば舞台裏小説を読んだことによって、何か真逆の発見や、「魔法が解けてしまう」ような感覚があったかというと、そんなことはなく、むしろ魔法使い側の魔法への情熱を知ってますます「いいなあ」と思うようになった(もちろんそれは、そういうふうに書いているから…でしょうが)。 ネイルのおしゃれを楽しむ人に対する世の中の偏見と時に戦わなければいけないところや、そこから「世の中」なるものの矛盾が見えてくるところが、この題材ならではの面白いところだと思った。 ネイルについての感想もあるけれど一旦置いといて、広く「お仕事小説」と捉えて、どんどん普遍化して抽象化して考えた場合、この小説で描かれるネイルのお仕事は誰かを幸せにする魔法なのに、私の仕事は魔法にはなりえないのか?なんていう思いも浮かんでくる。仕事の種類や立ち位置ややり方によっては、自分が役割を果たすことによって誰かにきちんと魔法の効果が届いているのだということを感じられなかったり、本当は魔法がかかるはずなのにどこかで目詰まりを起こしていて発動されていなかったり、むしろ逆流したり破裂したりして悪循環を起こしていたり、そういうこともあるのではないか。どうせ働くなら、自分も誰かにとっての魔法使いになれていると感じながら働きたい。それってそんな大げさなことじゃないはずだ。
19投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ月島と星絵ちゃんの2人のやりとりがカワイイ。クスッと笑えるネタがちょっと古いのもいい。 またネイルしたいなと思わせてくれた。装丁もカワイイ。
1投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
商店街の一角でネイルサロン「月と星」を経営している月島美佐(30代半ば)が、ひょんなことから出会った大沢星絵(20代半ば)とともに仕事をしていくうちに、敬遠していた隣接する飲み屋「あと一杯」の大将やお客、そして商店街の人と関わっていくことで、月島自身が世界を広げ、過去の自分から脱皮していく話。 私自身がネイルをしないので、専門的な言葉や技術的な説明はほとんど分からなかったけど(苦笑)、ネイルサロンって、爪をデコるだけじゃなくて、爪を綺麗に整えたりケアするだけでも利用していいんだ!ということを知った! いや、私も大学生のときは自分で毎日せっせとネイルしてたよ。職場にもおしゃれなネイルしてる人もいる。でも私は、爪を塞がれてると爪が呼吸困難になりそうで今はしない。でも、清潔に見える爪にはしておきたい!そうか、ネイルサロンはデコるだけじゃないんか!というのが大きな発見でした。 恋愛話は一切入ってこず、プロとしてひたむきに仕事と向き合う女性たちが何人も出てきて、それがかっこよかった。そして、月島が若い大沢を受け入れ、指導しながらも、大沢から得た新しい視点や考えをともに生かしてお店の形を変えていく、キッズスペースを設ける、ところとかめっちゃ良いー!と思った。さらにそこから商店街の人にも相談して、商店街にも買い物のあいだに子どもを預けられる託児所を作ったり、実際トントン拍子に物事は進まないだろうけど、人と繋がっていき、同じような考えの仲間を増やし、男女関係なく理解を求めていくことで、周りの環境って少しずつ変わっていくこともあるだよな、と。 しかし、三浦しをんさん、話に引きずり込むのがやっぱりさすが。ちょっとだけ読み始めたら、もう止まらなかったです。 私は図書館で借りたので本にカバーがついていたけど、表紙の紙はキラキラで、なんていうのかな、紙にキラキラする何かが織り込まれているというのか、カバーをするとそのキラキラは分からなくなるからそこはもったいないけど、綺麗なものが詰め込まれた本、と分かるような表紙でした。 ネイリストさんてすごいな。 私は美容音痴やから、真似できないけど、ネイルサロンを身近に感じられるようになりました。 ちょっと爪のケアするだけでも行ってみようかな。
1投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログネイルに対する偏見や思い込みって確かにあるなぁと思った。それはネイルに限らずどの仕事にも何らかの偏見が存在するんだろうなぁと考えたりもした。 仕事に真摯に向き合う姿、幾つになっても何年しても成長し続けようとする気持ち素敵。 最初は1人からスタートした話がどんどんと人と繋がり行動が広がってゆくのが気持ちよく、読み終えた後もほっこり。 出てくる人みんないい人なんですもの。 あー、居酒屋「あと一杯」に行きたい。 そして ネイルした事ないですがしてみるのもいいかもと思った。
18投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネイルサロンにも行くしセルフネイルもしている身としては、とても楽しく読めるお話でした。そして意外と専門用語知らなかったので学びもあった。いつもは単色ばかりだけど、アートにも挑戦してみたくなったり。 わたしが今まで出会ったネイリストで月島さんほど真摯な人はいなかったけど、こんなネイリストさんがいたら通いたくなるかも。 この先訪れるであろうコロナ禍を乗り切って行く話も見てみたいなぁ。
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログネイリストの主人公の、ネイルへの真摯で熱い思いが詰まってて、気持ちが良い〜!周囲の人達との関係性も読んでてホッとする。大きな事件も恋愛もないのに、共感したり尊敬したりする内にあっという間に読めてしまった!この作品に出てくるような人たちになりたいわぁ
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログネイルしたことないけど ちょっとしたくなる~。 二人のコンビが最高。 こういう仕事仲間羨ましい。
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ女性が主役のお仕事小説って感じ。男性はもちろん、頑張っている女性に読んでほしいような気がした。 ネイルサロンっていうと、女性のもの、キラキラしたものって印象しかなかった。しかし、毎日忙しい主婦や、仕事で指を保護したいおじさんなど、指先から人は変わることができるんだということに新鮮さと、仕事に向き合う姿に元気と感動をもらえた。 定期的に三浦しをんが刺さる時がある!
1投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログネイルには縁がなさそうな三浦さんがどんなお仕事小説を書くのか興味があり、読んでみました。 登場人物のキャラクターが個性的。 ネイリストなのに少しおっさんくさかったり、細かい笑いネタもあって、キレイ過ぎないところが良かったです。 現実、こんなに熱心なネイリストさんはみたことがないですが、知識として色々知れて良かったです。チャラそうに見えて大変な仕事なんだな。
17投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ私も誰かにとっての星絵ちゃんになりたい! ネイルシーンは是非映像で見てみたいなと読みながら何度も思った。ひとことで言うと「新しく1人雇った」だけの話なんだけど、月島にとっては生活の幅が大きく広がる話で、こういう小さくも大きなストーリー温まる。好きだし面白かったけど、読んでも読まなくても変わらない(自分への影響が少ない、教訓よりも娯楽用の小説)物語かもと1ミリくらい思ってしまった。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログネイルってやっぱりいいな〜って感じた。 ちょうどお気に入りのネイルをしてた時でかわいい爪見ながら読んでた。 ネイルを3週間で消える魔法って表現されてて素敵だった。 エリとの間の嫉妬の気持ちと自分の良さを大切にする主人公が良かった! 月と星行ってネイルしてもらいたーい。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ三浦しをんさんのお仕事小説はおもしろいです。一気に読みました。ネイリストの方の努力や思いが主人公を通してひしひしと伝わってきました。 三浦しをんさんのお仕事小説は、その仕事に携わる方に対する尊敬の気持ちも伝わってきて、読後に爽快感を感じます。 物語もおもしろいし、自分が知らない世界のことも知ることができるし、やはり三浦しをんさんの作品が好きだと改めて思いました。
3投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ初めての三浦さん作品。 三浦さんはネイリストへの偏見払拭、 多大なるリスペクトを込めてこの作品を執筆したんやろなあと推測する。 私はネイルをほぼお願いしたことがないので、 技術や作業的な描写がいかに正確かを推し量ることは出来なかったが、 ここまで細かく描写されていることに執念を感じた。 上記の想いに加え、 噂によく聞くしをん節が相まって、 とんでもない起承転結があるわけではないが 終始クスッとできて飽きずに楽しめる。 本書の構成を逡巡すればするほど 他の作品に俄然興味が湧いた。 「舟を編む」とかどんな文体で表現してるんだろう。 エッセイはどこまでぶっ飛ばして書いているんだろう。 また読む。力量がすごい。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログところどころで、なるほど、そうそうと思えるフレーズが出てくる。 『本当のきれいさは、その人の生きてきた姿勢や考え方が反映された顔つきから、にじむものなんだ』 いい顔つきになりたいなー。
1投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログこれこれ。この文章の感じが好きなんだよなー、と思わせてもらった幸せな時間。 登場人物が魅力的。 とは言え、施設のドンについて、もう少し何かフォロー展開があるのかと思ったらあれだけで終わったのが、読後反芻の際にやや不思議に感じた。 才能におごらず、努力し続ける人は美しい。 そして煮付けが無性に食べたくなる。
1投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ図書館で予約が多くて気になったので読了。 ネイリストのお話です。 大きな事件が起きるわけではなく ネイリストとして人としてリアルであり得るようなお話になっててリアル感がありました。 だからか、すーと入ってきてすんなりあっという間に読み終わりました。 基本はネイルしない私ですが、なんだかネイルをしたくなりました。
2投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネイリストの主人公が商店街のさまざまな人と出会い、成長していくお話。 大きな事件は起きませんが、日常や仕事と向き合いながらネイリストとしても人としても成長していく様子が微笑ましかったです。 繊細な性格からともすれば考えすぎてしま月島と、コミュ力があり非常に素直でまっしぐな星絵のやり取りがほっこりします。 商店街の人たちのあたたかさや、人と人の交流なども、今は少なくなってしまったかもしれませんが、日本の古き良き文化なのではないでしょうか。 ついつい自分の爪にもネイルを塗ってみたくなりました(^^)
2投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ楽しく読みましたが三浦氏のお話としては素直すぎ…ありきたりに話が進み終わりました。 以前別の話を読んだ時も思ったのですが、執筆にあたり取材や勉強を頑張ったのでしょうが、その全てを披露してくれなくてもと思いました。 描写にちぐはぐさを感じて主人公の像がイメージしずらかったです。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログみんな一生懸命お仕事していて、嫌な人がほとんど出てこない。 人との繋がりがある商店街で、隣に美味しい居酒屋があって、仕事の相棒との相性も良く、店は採算がとれていて、理想的な日常である。それでも人は悩むし、振り返るし、行き詰まる。そこを広げて1冊の本になるドラマが描ける作者の手腕は素晴らしいなぁ。
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ真面目なお仕事小説だった。ネイルしたい。ネイルへの愛を感じる。そして、安易に恋愛小説とかにならなくて良かった。 しをんさんが書く小説は、切ない感情の描写も秀逸なので、感情むき出しの重い小説も読みたいな。
6投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログみうらしおんさんの本も久しぶりでした。でも彼女がネイリストのホントはなぜか少し驚きましたね。でも結局はネイリストの周りで起こる人間関係のお話でした。 読みやすかったのかな? もっとどんどん読まないといけないな。
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログしをんさんの本にはあんまり悪い人が出てこない。 だからなんだか安心して心がほくほくしながら読み進めてしまい、あっという間でした。ちょっとラストの展開があっさりしすぎてるのでは!と思うくらい(笑) ネイリストのお話ということで、本を読んでるとネイルの素敵さに心惹かれ、久しぶりにネイルサロンを予約しました。実生活にも即影響。
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログしをんさんのお仕事小説。ネイリストさんのお仕事は、いつ見ても、本当に専門職・技術職・芸術職だなぁと思います。小説はちょっと解説が多かった気がするけれど、ネイルへの偏見や、それに付随する女性への偏見など、ふむふむと読みました。 2025/7/2読了
5投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログお仕事小説は好きなのだけど、ネイルアートをやったことがなく知識もないので、少し遠目から眺める感じになってしまった。でも、一度やったらハマってしまいそうな魅力もある気がした。
1投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログネイルサロンのお話。 この本をきっかけに自身もフットケアでネイルサロンに行ってまいりました。 自身の今後の人生を左右する内容だったと断言。 ただ… 小説としては盛り上がりに欠ける。
6投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ自分に自信が持てなくてマイナス思考が加速しちゃうの、わかるなー。 星絵ちゃんのおかげで輪が広がって、人生に変化が生まれて良かった。でもそれって美佐が変わろうって思ってできたことだよな。 変に恋愛要素がないのも話がブレてなくて読みやすかった。 そのうちドラマ化しそう。
2投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログどうっていうことのない日常を暖かく描いた作品。ネイリストじゃないのにここまで調べてその業界のことに精通したのはさすが! それは評価するけどあまりにもどうっていうことのない日常すぎました。 ふわふわして悪い人も毒もない少女漫画のような世界が好きなひとにはいいかも
1投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ久しぶりの三浦しをんさんの作品だった。いや~良かった!この前読んだのがののはな通信でなかなか理解できなくてがっかりだった。 今回は真面目に誠実にネイリストとしてキャリアを積んできた月島とそんな彼女に憧れる才能溢れる星絵ちゃん。となりの居酒屋あと一杯の料理がめちゃくちゃ美味しそう。そこの大将や常連のおじさん達も味があって良い。華やかな職種のようでも地道にコツコツ努力が必要で個人経営だと大変そう。 キッズスペースを導入、提案して商店街の人と距離が近くなっていく感じも好きだった。
1投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ化粧やおしゃれは他者のため…浅薄だし腹立たしい限り ネイリストが愛人で犯人設定…多すぎ チャラチャラしたイメージ?初期投資がそこまでかからないから、大富豪で無くてもパトロンになれる 災害ボランティア 星絵ちゃんは私にとって窓。あたらしい世界をひらいてくれた。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログネイルをやってもらいたくなりました。 綺麗になるのはもちろん、心に作用して、まさに指先に魔法がかかるのだなと思いました。 特に介護施設でのおばあさんたちの描写が印象に残り、ホッコリとしました。 心に寄り添うお仕事小説、他にも読んでみたくなりました。
34投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お仕事小説 ネイリスト しおん節は健在だが、主題がネイルだけあって自分には遠いというか、共感がないので、やや退屈だった 女性なら4だろう
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログそうそう!ネイルって自分の機嫌をよくする魔法なんだよね! 久しぶりにサロン施術してもらいたくなった。 登場人物みんないい人で仕事熱心。
6投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログ図書館の本104 三浦しをん作品は、『しんがりで寝ています』のエッセイしか読んだことがなかったので初めての小説。 エッセイで相当面白いひとだとわかっていたので、書く人物像もなんだか作者に似ているというか、雰囲気が同じな気がして面白い読み方ができたと思う。 題材もネイルを使った話で、自分もネイルの資格を持っているのでネイルを施している様子がリアルにイメージできた。ほのぼの系でのんびり読むのに適した本だと思う。風景や街並みはさほど変わらないので、目まぐるしく展開していく話ではないけれど、日々過ごしていて気がついたら自分自身が少し成長していたり、、周りを取り巻く環境が変わっていたり、日常に近しいものを感じた。
5投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ3週間ごとに更新される芸術作品なのね。ぽっちゃりなので、手も指もぽっちゃりな私にも似合うネイルってあるのかなあ。指輪でさえ似合わなくて出来ないでるし。一度やってもらおうかな。還暦祝いで。
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
郊外の街の小さなネイルサロンの物語。温かさが残る印象の作品でよかった。エンディングがコロナ真っ盛りの頃なのでその後の「月と星」が気になる。
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログネイルと言うのはこんなにも奥の深い技術だったのか。 ネイルをする人間は家事もできない(確かに長い爪で料理はしにくい)と言う偏見もあるが、 爪の健康も大切であることも目からウロコ。 ネイル技術について、ずいぶんと調べられたのが わかる。 細かすぎてわからないこともあったが、 ネイルをした人がほんの少しのゆびさきの華やかさで気持ちも晴れやかになるのが良くわかる。 確かにゆびさきに魔法である。 読み終わって、思わず残っていたマニュキアを 足の爪に塗ってみたくなった。
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ大好きな三浦しをん作品 今回の主人公はネイリストの月島美佐 友人との共同経営を辞め 独立してネイルショップを一人で切り盛りしている。 そこへ転がり込んできたのが 天真爛漫でネイルが好きな大沢星絵だった。 ちょっとネガティブ思考で 生真面目な主人公の生活に コミュニケーション能力高く センスもある星絵の存在が色を添えていく 三浦しをんのお仕事小説だが、 今回は女性ならだれしも覚えがある 才能への嫉妬や愛情 そして鬱屈したやるせない気持ちが 読み手の心をデコピンするようにウッと痛みを受けて 省みてしまった。 登場人物はみな 人情味ある良い人たちだし 文章は相変わらず読みやすく ほんわかしてるので 暑い日は外に出ず クーラーの利いた部屋で読んでみてはいかがかしら。
1投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログネイリストたちのネイルへの情熱が伝わってきて、ネイルがしたくなった。たとえ歩む道が変わったとしても、お互いに尊敬し認め会える友人、極めたいと思える仕事、主人公が眩しい… 生活感も現実的でキラキラしすぎてなくてよかった。飲食店がお隣にあるのは虫問題があってなかなか難しいけど、あんなお店があれば楽しいだろうなあ。
2投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログしをんさんの小説は 読み易くて夢中になって読んでしまいます。昨日図書館から借りてきて、今読み終わりました。 あたしはネイルには興味がなく、読み始めてネイルの専門用語の羅列にちょっと苦戦しました… が、お仕事小説の得意なしをんさんは取材も完璧で、ネイル好きの人にはたまらないだろうなと思いました。 ネイルに興味なかったあたしですが、この本を読んで足の爪にネイルして欲しくなりました。
5投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ登場人物が少ないのに、描写が細かくて、一気に読んでしまった。 指先をキレイにするって小さいことかもしれないけど、その人にとっての満足感は大きいし、まだしたことない人もしてみたら世界が、広がるかもしれない。 実際にこんなお店があったら通いたいなと思った。
2投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログネイリストの奮闘話。 三浦しをんを読むのは二冊目ですがこういう素直で読みやすい文章で、文体でなくお話で楽しませてくれてこそ、とその姿勢にまず感謝。 ネイルアートへの先入観を溶かすように払拭しながら、その仕事のすごさ、ネイルアートがもたらす心の潤いの価値が、うまく描かれていて、話の展開を追いながらも素直に「ネイルアート、いいものだなあ」なんて思っちゃいました。
3投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログネイルサロンを経営する女性が主人公。 30代だが恋愛からは遠ざかり、ネイル一筋で周囲の人々とそれなりに充実した日々を過ごしている。 お仕事小説とは言え、特別な悩みや苦労もなく、ふわふわと軽い印象。ネイルの細かな描写が多く、そこはあまり興味もないので読み飛ばす。 それでも、年とともに割れやすく短く切っただけの自分の貧相な爪を見て、久々にネイルサロンに行きたくなった。
1投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ三浦さんの小説らしく平和な内容でした。 私自身、ネイルはもう10年以上していません。 当時ジェルネイルをしていた時に、指先が整うと気持ちが上がることを体験しており、この本を読んで、久々にネイルしてもいいかな、と思いました。整えるだけでも十分に気持ちが上がるし。 小説の中の月島さんのネイルサロンは、とても雰囲気がいい。そんな素敵なネイルサロンを見つけられたら、どんなに豊かな暮らしになるか、、、。
9投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログストーリー自体は紆余曲折なく平和な話。ほのぼのしていて自分は良かった。ネイルについての描写が詳しく、ご興味のある方は良いのではないだろうか。自分は勢いで読んでてネイルの描写は専門用語を調べなかったのでよくわかってない。専門用語が巻末に解説されてればもっと読みやすくパーフェクトだと思った。
1投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログネイリストの卵なので、夢と希望を持ちたいと思い読了しました。 三浦しをんさんも好きなので、きっとエッセイに出てきた商店街のネイルサロンが着想なんだろうな〜と思ったり、主人公が生真面目な苦労人で少し自信がない性格なのは三浦しをん作品ぽいなーと思ったり。 ネイリストあるある、と言うよりお仕事漫画かつその地域に住む人たちの生活がかいま見えて、その中で揺れ動き変化する主人公の感情を味わう作品。 ネイルに関する愛と情熱と、シンプルに思い出したくなったらまた読むと思います。
3投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログ登場人物の人柄が魅力的。 ストーリーも分かりやすくさらっと読みやすかった。 ネイリストさん側の視点を得られたのは新鮮な体験で、よりネイルが好きになった。
1投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ最近サロンでジェルネイルをしてもらっており、パッと表紙を見た瞬間これは読まなきゃ!と手に取った本。 ノリが良く軽快なストーリーで読みやすかった。 実際ジェルネイルをしている身としては状況もイメージしやすく、ネイリストさん目線ではこう感じているのかと発見もあり面白かった。 また、「月と星」の二人はもちろん、八百屋のおかみさんや「あと一杯」の大将など、人間味溢れる登場人物たちが魅力。 色々と悩みながらも、作中ずっと前向きな空気感が漂っていて清々しい展開だった。 ジェルネイルの良さもあらためて感じたし、仕事や人生に対してポジティブでいることの大切さにも気付かされた。 ⭐︎3.5
1投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ反射するとネイルのパーツのようにキラキラと輝く表紙には、デザインも色もさまざまな美しいネイル見本たち。もうこの装丁だけで胸キュン。個人的にはまったくネイルサロンに通う習慣のない、もっぱらセルフネイルの私だが、時間とお金をやりくりして、ネイルが日々の楽しみや心のよりどころとなっている人がいるのも理解しているつもりでいる。しかしネイリストに対する、ネイルをする人に対する、またネイルをする男性に対する…などの偏見については、あまり意識してこなかった(気づかないのも問題だ)。職業、見た目、母親たるもの、男たるもの…ネイルの世界を通してはいるが、とても普遍的な偏見を問うている。「『世の中』という漠然としたものの目が気になって、したい恰好を自由にできないのであれば、それは世の中を構成する自分や他者のなかにひそむ偏見や抑圧の眼差しが悪いのだ。そこを乗り越えて、自分は他者を抑圧しないし、他者からの偏見や抑圧には屈しないという気がまえを多くのひとが持たないかぎり、ネイルが真の意味で広く社会に受け入れられることはないだろう。すなわち、だれしもが自由に生きられる社会の到来もないということだ」「安土桃山時代にネイルがあったら、きっと千利休も爪を黒く塗ったり、あえてキラキラのストーンをつけたりしたにちがいないという気がした。茶室の掛け軸や花器に挿した花を、季節や来客に合わせて替えるのと同じように」。さわやかで軽やかな読み口が教えてくれるから、多くの人に届くし刺さる。
0投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ久しぶりに読む三浦さんの作品。 個人的には、三浦さんはこういう軽快な話が好き。 私には馴染みのない、ネイルの世界の話。 と言っても、主人公は商店街の築55年の店舗で一人ネイルサロン〈月と星〉を営む、30代半ばで一人暮らしのの月島美佐。暮らしぶりも慎ましく、彼女のキャラクターにすんなり寄り添える。 場所柄、客はオーソドックスなデザインを要求することが多く、それは堅実で丁寧な技術を持っている月島の性質にピッタリなのだが、そこに大沢星絵という新たなネイリストが加わることで、ネイルサロンも月島の気持ちにも変化が現れる。 丁寧で正確な技術を持っている月島と、技術的には月島に及ばないが、月島が考え付かないようなデザインセンスを持っている天真爛漫な大沢とのコンビネーションが面白い。 また、隣で居酒屋〈あと一杯〉を営む中年男・松永も良い味を出している。 三浦さんらしい、会話のやり取りだったりテンポだったり、心の声のツッコミなど、思わずプッと笑えるシーンもたくさんあって楽しめた。 何よりネイルの世界が、少し親しみをもって感じられた。素人目にも細かい作業で集中力と技術力が必要なお仕事であることは理解できていたが、顔でいうところのメイク部分ばかりがクローズアップされがちだが、スキンケア部分でいうネイルケアのところにもとても気遣っていることが分かったし、接客業である以上、人をよく見てコミュニケーション能力がないと出来ない仕事なのだということも知った。 ネイルアートの華やかさばかりが目に付くけれど、実際のネイリストは月島のように堅実な方が多いのかも。 大沢の練習台となった〈あと一杯〉の常連客たちが『爪磨かれたい妖怪』と化したり、ボランティアで高齢者施設に出向いた時に『おばあさんズ』が予想以上に派手なネイルを好んだり、〈あと一杯〉の常連となった月島と大沢を松永がうんざりしつつも上質な料理でもてなしたりと面白いエピソードをからめつつも、一方で新しい試みとしてキッズスペース作りに取り組んだり、大沢に新しい世界を見せたいと、かつての相棒に託したりとネイリストとして、ネイルサロンのオーナーとしての成長も描かれている。 最終的には「青い鳥」や「みんなちがってみんないい」のような話ではあるのだけれど、気持ちのいい読後感だった。 作品の時系列としてはコロナ禍の直前らしいのだが、この二人ならきっと、新しいアイデアでコロナも乗り切ってくれただろうと想像する。 いざとなれば、ネイル仲間たちもいるし、松永もいるし、八百吉の奥さんや、顧客の篠原などのネットワークもあるのだから。
48投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ三浦しをんさんの、対象を愛してやまない人々の物語が大好きだ。今回はネイルである。 私はネイルアートをたしなんだことがないので、初めて知ることが多かった。すごいなネイリスト。そして、無知とコンプレックスから、ネイルアートについて私もいささかの偏見を抱いていたことに気付いた。ううむ恥ずかしい。己に猛省を促す。 「そりゃたしかに、ネイルでおなかはいっぱいになりませんよ。だけど、このお店に来るひとたちにとって、爪がきらきら輝くことが、どれだけ生活の潤いや息抜きになっているか。」 一般的に精神的な糧についての地位が低いように思う。芸術や学問は、それが何の役に立つの?という愚問を放たれがちだ。価値とは、物質的、金銭的なものだけにあるわけではない。 いろいろな価値観があることを先ずは知ること。そして、人は物質的だけではなく、精神的な豊かさも必要だということ。そんなことを改めて考えた。 みんながそれぞれの好きなことを楽しめる世の中でありますように。
9投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネイルサロン「月と星」をひとりで切り盛りしていた月島美佐が、大沢星絵を採用する所から話がどんどん進んでいく。 星絵ちゃんのキャラが良すぎる。人懐こいし、コミュ力もあるし、仕事も熱心。彼女のおかげで、美佐の商店街との関わり方が、変化して行く。もちろんいい方へ。 嫌な人はでで来ない、お仕事小説。 ネイリストならお互いの才能に嫉妬したりするのかと思うが、他の人の良いところを認めてお互いに成長していくところが素敵。 ネイルサロンは利用した事がないが、興味はあるのでこの機会に行ってみたい。 物語がハッピーエンドかと思いきや、あそこで終わるのか…もしかして、続編があるの?でもそれも辛いか…
1投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログネイルサロン『月と星』を営むネイリストのお話。 読み終わると、久しぶりに爪を手入れしたくななりました!ジェルネイルをしたのは、結婚式の時だから10年前…爪が伸びるのが早すぎてちゃんとお手入れできないんですよね。 美佐が江利や星絵ちゃんに抱く気持ちが、切なくてうんうんって思っちゃいました。お話は淡々と進んでいくのですが、読後感は良いです。
17投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログネイルサロンは未だに未経験だけど身体の先端に気を使える人でありたいとは常々思っている。女性だけでなく男性も通っているとは初めて知った。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ2冊めの三浦しをんさん。 ネイリストの美佐とネイリスト見習いの星絵のコンビが、ネイルサロン『月と星』とともに成長していく話。自分ごとのように楽しく・面白く読めました。 なんといっても星絵のキャラクターが美佐や周りの人たち(「あと一杯」の松永やお客さんなど)の空気を和らげる。その人当たりの良さがスパイスとなって周りを活気づけるんだろうなーなんて。きっと星絵がいなかったら、ネイルの世界にどっぷり浸かるのは変わらないとは思うけども、美佐は平坦な道のような人生が続いてパッとしない気がした。 ネイルの世界は自分としてあまり御縁がないが、ネイルの『デザイン』として見ると、自分が関わるデザインそのものにも通ずるものがあって。 使ってる人に少しだけでも生活の潤いになってくれる。忙しない時間で疲弊する中、少しでも癒やしがあれば、自分自身頑張れるような…保育士の伊山の言葉には共感した。 『舟を編む』もお仕事小説で読み応えがあったのですが、個人的には『ゆびさきに魔法』が結構好きな小説。面白かったです。また機会を見つけて読みたいですね。
18投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログうへ、さいごコロナ突入期で終わるのか… でも逆に揺るぎない強さを感じる 爪が不格好でネイルに関心なかったけれど 華美に飾らなくても自分の身体の一部が少しだけ綺麗になる高揚感、いいかも
2投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ私にとって初めての三浦しをん作品。装丁の可愛さに惹かれてずっと読んでみたいと気になっていた一冊。が、装丁ばかりに目を取られて完全に甘く見ていた…! 容赦なく次から次へと詰め込まれた、しをん節炸裂ワールド!こんなに矢継ぎ早に笑える表現入れてくるの!?って思うほど、笑わずにいられない箇所が多くて読み進めるのが大変だったwwとても「クスリ」と笑えるレベルでは収まらない量ww ネイルの世界について詳しく緻密に描かれていて、月島がネイリストの仕事一筋で真っ直ぐに向き合っているのがかっこよかった。ここまで自分の仕事が大好きで、がむしゃらに仕事に向き合えるのって純粋に凄く素敵なことだし、羨ましい。月島に弟子入りして一緒に働く星絵の距離短縮力も驚異すぎるし、大将の作るご飯も美味しそうだったし、人々を魅了するムラシゲのかっこよさも、悪い人がいない優しくて温かい人たちばかりだった。話の展開の振り幅は控えめではあったものの、そのぶん登場人物たちの個性や人柄を引き立たせていたのかも。 ネイルの知識として、ネイルサロンでは装飾だけじゃなく爪のケアもできることを知り、読了したのを機にネイルに興味が湧き始めてきた。単純。装丁が可愛くて話も面白いって、最強で最高。どうりで中古書店で探しても見かけない訳だ。買い直しリストに追加決定!
2投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログ指先のおしゃれ、偏見持ってるのは自分だけじゃないと思うのと、お仕事にしている方の想いに思いを馳せる。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログネイルアートはまったく知らなかったので勉強になりましたし、主人公の人柄が出ててとても朗らかな気持ちになりました。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ東京の中野区(のはず)弥生新町でネイルサロンを営む月島美佐はちょっとお堅い真面目な性格、そこに奔放な性格で誰とでも仲良くなれる大沢星絵がネイリストとして雇われる。月島の生真面目な性格と星絵の若者らしい考え方や感性のコントラストが面白かった。 自分にはないものを持っている人への嫉妬や羨望の心の襞みたいなものが表現されるシーンは共感しまくりでした。
1投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログネイリストなので、共感したり学びもありながら、サロンオーナーとスタッフの成長ストーリーを面白く読ませてもらいました。
1投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ初三浦しをん。私自身ネイリストの友人にいつも施術してもらい、ネイルサロンの苦労や技術のあれこれを見聞きしているのでこの本も楽しく読めた。ラストは、ああこの時代に突入するのか…となんとも切ない気持ちになりつつも、この2人ならきっと大丈夫だよね、と希望を持てる後読感だった。
6投稿日: 2025.06.11
