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夜更けより静かな場所
夜更けより静かな場所
岩井圭也/幻冬舎
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総合評価

239件)
4.2
86
104
32
2
1
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    最初から最後まで静かな気持ちで読めた。 それぞれの人生の物語に驚いたり、腹が立つようなシーンがあったけど、不思議と感情的にならずに、そうかそうかって頷きながら。 聞き上手になれたような感覚。 読書会、未経験だけどこんな感じなのかな? ひとつの作品でも印象に残る所、感じる事は違っていいんだって、むしろ違って当たり前だよって教えてもらえた。 人生は、選択と偶然の連続だ 私は私の足で立って生きる がむしゃらに生きていれば雑音も出るし騒音も立つ 自由に生きること 自分にとって大切だと思える一文に出会うために、わたしは本を開く

    5
    投稿日: 2025.01.04
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    古本屋「深海」の店主の伯父と大学生の姪が読書会を始めて開かれていく物語。参加者6人の視点から語られる連作短篇。岩井氏が考えた作品を実際にあるものと思い検索してしまいました。さすが面白そうな本を考えますね。

    3
    投稿日: 2025.01.03
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    近くで読書会をやっている場所がある。毎月、課題図書が決められて、感想を言い合うらしい。 どんな人が何人くるかもわからないので、気になりつつも行ったことはないのだけど… 「深海」で開かれる読書会は参加者6名。ほどよい人数で、年齢や性別もバラバラ。本は参加者が順番に決めることになっている。メンバー構成のせいか、出てくる感想もバラバラで面白い。こんな読書会なら参加してみたいなと思う。深夜0時から始まるというのが、ハードルが高いけど。 「夜更けより静かな場所」というタイトルは素敵だなと思ったけど、意味を知った後はなんだか悲しい。

    56
    投稿日: 2025.01.02
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    本作の持つ柔らかい雰囲気と人々に救いを与えるような展開に心が温かくなり、今年も良い読書納めができました。 以下あらすじです。(Amazonより引用) 大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。「何か、私に合う一冊を」吉乃のリクエストに伯父は、愛と人生を描いた長編海外小説を薦める。あまりの分厚さに気乗りしない吉乃だったが、試しに読み始めると、抱えている「悩み」に通じるものを感じ、ページをめくる手が止まらず、寝食も忘れて物語に没頭する。そして読了後、「誰かにこの想いを語りたい」と、古書店で深夜に開かれた、不思議な読書会に参加するのだった……。 まず、本好きの人なら誰しも味わったであろう本が好きになる瞬間を主人公と一緒に体感できたような感覚が個人的にはお気に入りでした。そして、この本を読むことによって、自分の悩みが本を読むことによって解消される体験を6回も追体験できたので、個人的にはとても幸せな気分になりました。総括としては読書家の方にはオススメの1冊です。

    78
    投稿日: 2024.12.31
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    年齢も職業も性別もバラバラの男女6人が それぞれ課題図書をあげ 深夜に感想を伝え合う「読書会」 自分の選んだ本を通じて 自身の悩みと向きあったり、他の人の意見を聞いて「そんな考えもあったのね」と新しい気づきに出会えたり 素敵.·*.⟡ ⟡.·*. 調べてみたら私の住む地域でも夜の読書会が行われていたり 幅広い年齢の読書サークルなんかもあるみたい 楽しそうだけれど人見知りな私にはちょっとハードルが高い しかし、いっきゅーさんがレビューで言っていたようにブクログこそ まさに「読書会」の場ですよね (*ˊᵕˋ*)♬.*゚ 課題図書はなくても、普段 読まないような本も 大好きなブク友さんが高評価してたら読んでみたくなったり。 逆に自分の大好きな本だと 他の方のレビューが気になったり 読書って 同じ本を読んでも その時の年齢だったり環境だったりで全然違った感想になるし、刺さる言葉も違ってきますよね 私は、主人公が自分と同じような悩みを抱えていたりすると 共感よりも苦しさが増しちゃって読めなかったりしますが、みなさんはどうなんでしょ? 最近だと もう自分では経験できないようなキラキラした青春物や、熱い男たちの物語や、現実では体験できないようなワクワクする話に☆5をつけてるような気がします 私が課題図書を出すなら… 何にしようかな(‘v’*)フフッ♥ みなさんは 何の本を課題図書に提案しますか?? ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 今年は後半 全然本が読めなくて… みなさんのレビューにお邪魔するしか出来ませんでしたが とってもとっても楽しいコメント欄で とってもとっても楽しい一年を過ごすことができました✿*: 来年もどーーーーーーーーーーぞ よろしくお願いいたしますっ!!!!! みなさま 良いお年を〜´▽`)ノ

    57
    投稿日: 2024.12.31
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    Amazonの紹介より 大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。「何か、私に合う一冊を」吉乃のリクエストに伯父は、愛と人生を描いた長編海外小説を薦める。あまりの分厚さに気乗りしない吉乃だったが、試しに読み始めると、抱えている「悩み」に通じるものを感じ、ページをめくる手が止まらず、寝食も忘れて物語に没頭する。そして読了後、「誰かにこの想いを語りたい」と、古書店で深夜に開かれた、不思議な読書会に参加するのだった……。 深夜に行われる読書会。しっとりと時間が流れているようでした。そして、それぞれの登場人物の背景に実情を知ることで、知らなかった一面や心に潜めていた苦悩を垣間見れました。 連作短編集で、章が変わるごとに主人公が変わります。今迄どんな人生を歩んできたのか、どんな苦悩を抱えているのかを知ることができるので、物語に奥深さができて楽しめました。そして読書会のテーマも変わります。それぞれの主人公が何をテーマにしたいのか、課題を出して、話しあっていくのですが、課題となる本の題名が、実名でないことに驚きました。てっきり実在している作品だと思っていたので、検索したところ、該当がなかったことにちょっと残念感がありました。 ただ、全部が偽物ではなく、実在しているものもあるので、注意が必要です。 それぞれが選んだ作品は、登場人物の人生とリンクする所があります。そして、それを深夜の読書会で話しあいをしていくのですが、色んな意見が面白かったです。こんな解釈があるんだ、そんな捉え方があるんだといったことが聞けるのも読書会の魅力だと思います。 といっても、個人的に参加したことがないので、初めて読書会を覗き見しましたが魅力的でした。 みんな様々な悩みを抱えているのですが、読書会を通じて成長していくので、その変化にじわじわと温かな気持ちにさせてくれました。 小説だけでなく、色んなジャンルを紹介しているので、様々なパターンを垣間見ました。 そして、最後はどう着地していくのか、気になるところでしたが、まさかの展開に言葉を失いました。 それが最終章「夜更けより静かな場所」で、これも読書会のテーマになるのですが、その背景が切なかったです。 短い期間ではあったものの、男女の運命が読書会を通じて、変わろうとしている描写に心が温まりました。じんわりとさせてくれる良い作品でした。 読書会に興味が湧きました。

    12
    投稿日: 2024.12.29
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    それぞれ人生に抱えている辛さや苦さみたいなものを温かいもので包んで光の差す方へと導いてくれるようなお話でした。 タイトルもとても素敵。 岩井圭也さんの作品の中でもこれはかなりお気に入りです。

    4
    投稿日: 2024.12.25
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    古書店『深海』で深夜0時から始まる読書会。その読書会に参加する店主とその姪、客4人に関する短編集。静かにどっぷり本の中に入り、最後には心温まる作品だった。 本が決断の道標になることも、本に救われる事もある。本が心の支えになってくれることも。本とは、なんて素晴らしいものだろう。 同じ本を読んでも、感じ方は違う。だから、違う意見を聞くのは楽しい。読書会は行ったことはないが、まさにこのアプリで他の方の感想を読んで新しい発見をするのと同じことなのかもしれない。 さて、次はどの課題本で、読書会をしよう。他の方の感想を聞くのが楽しみだ。

    20
    投稿日: 2024.12.24
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    古書店「深海」の深夜の読書会に集まった人々と本の話。 人はそれぞれ何らかの悩みや問題を抱えながら表面的には普通に生きている。 その葛藤を読書会の本によって新たな道が見えるのか…。 読んでいる最中は文章も読み易く次々とページをめくったが、読後は今ひとつ残るものが無かった。不思議だけど。

    2
    投稿日: 2024.12.23
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    大学生の遠藤吉乃(えんどう よしの)は、伯父の遠藤茂が営む古書店「深海」を訪ね、勧めてもらった本に感動したが、マイナー本だったから語り合う相手がいない。では、読書会を開こう、ということになった。 茂伯父が常連に声をかけ、中澤卓生(なかざわ たくお)、安井京子(やすい きょうこ)、国分藍(こくぶ あい)が参加。何か意図があっての人選だと思われる。吉乃と同じゼミで好意丸出しの真島直哉(まじま なおや)は、自分から店主に頼んで参加した。 キャクターがその本に対してどんな感想を述べるかで、人物像が出来上がっていく。 作品を通しての主人公は吉乃だと思うが、章ごとに読書会メンバーの抱えた事情が本人視点で語られる。 読み終わってからもう一度「読書会」のシーンを読み返すと、どうしてその発言だったのか、裏の心情も見えるような気がして興味深い。 読書会の課題図書が、有名作品でないところが良い。 どうも、実在しない作品で、作者が作り上げた架空のものらしい(合ってる?)、それがすごい。 他人には分かってもらえなくても、自分が大切にしているものを誇りに思いつづけるのは、生きていく芯のようなものになると感じた。 ところどころ、ハッとするような言葉がある。 それと、この古書店、高い!(笑)登場人物たちの買う本が、皆貴重な一点ものだからなのか・・・? 『真昼の子』 『いちばんやさしいけもの』 『隠花』 『雪、解けず』 『トランスルーセント』 『夜更けより静かな場所』 せっかく大学の近くなのだから伯父さんのところへ行ってみたら?という母親の電話が発端だった。 それは偶然なのだろうけど、茂伯父さんはいろいろ周到に用意していたような気がする。 このあと「深海」はどうなっていくのかとても気になる。

    12
    投稿日: 2024.12.23
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    人生っていろいろで、傍から見たものとその人自身が考えてることってズレが生じてるよなぁって思った。幸せそうに見える人もその人なりの悩みを抱えて生きている、そんな感じ。

    2
    投稿日: 2024.12.22
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    古書店「深海」を舞台にそこの店主、遠藤茂とその姪、吉乃が話の軸となり、年齢も職種もバラバラな6人が深夜の読書会を繰り広げる物語。 岩井さんはまだ数冊しか読んだことないけど、あまりにも振り幅が広くて毎回感心する。 今回はちょっと青山美智子さんっぽい感じかな。 私は何回か読書会に参加したことがあるけど、同じものに興味のある人と話すのは本当に楽しいし、現実から離れてその世界に没頭できて嬉しい。ブグログもある意味画面上の読書会かなと思う。 「深海」みたいな古書店が近くにあったら毎日通ってしまうな。 店主の遠藤さんの過去とその後、吉乃ちゃんの流れもなんとなくそんな気がしたけど、それはそれでいい話だった。

    53
    投稿日: 2024.12.21
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    前回の読書会でお借りした本、その3。 岩井圭也さんを読むのはこれで4冊目なんだが、おそろしく多作で、その上どの作品もおそろしくテイストが違うのに驚かされる。 得意ジャンルとかあるのかな? 少なくともわたしが読んだ4冊にジャンルの偏りはなく、よくわからないながらも、どのジャンルも専門性が高くて一級品だと感じさせられている。 さて、今回のこちらの作品は、古書店で開かれる深夜の読書会がメイン舞台。 「深海」という名の古書店、その店主の姪がハブとなり参加者6名の群像劇が繰り広げられる。 わたしがいまの読書会に参加するようになって3年近くになるが、読書会に参加することの魅力、楽しさを再認識させてくれる本。 その上で群像劇である小説として読んだときに、ある作品に対する感想の内容、それの伝え方で、そのキャラクターの人となりがすんなり入ってくるのがとても面白い。 自分で自分自身を語るより、自分の好きなこと、感じたことを語る方がよりその人のキャラクターの輪郭がハッキリする…こういう現象、実際の読書会でも経験しているので、とてもリアリティを感じた。 そして驚きなのが、課題図書になる作中作までもが岩井圭也さんの作品であるというところ。 長編小説について、あらすじではあっても本格的で、これまたジャンルがロシア文学と時代小説…普通に読みたいくらいのレベル。 絵本、現代詩も作中作にしておくには勿体ないくらいのハイレベルで、普通にジャンルが多くてその上びっくりするペースで刊行する多作な作家さんなのに、頭の中どうなっているのか本当に興味深い。 …やっぱりチーム岩井圭也なのでは?とか思ってしまった。 数ある中で、ある種のしあわせとは、 自分で何かを選択する決断ができるということ。 たまにそんな事を考える時がある。 小さな決断も大きな決断も、振り返ったときあれがそうだった、と思えるように痕跡を覚えておきたい。 そして、たまに余計に迷っても、常に選択肢は広くもっておきたい。 読後、そんな事を考えた。

    5
    投稿日: 2024.12.19
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    古書店「深海」で深夜0時から開催される読書会。様々な経歴年齢の6人それぞれの抱える苦悩などが、図書の感想として表出しているようにも感じられ面白い内容と思います。私個人としては若干良い話過ぎて予定調和にも感じたところがあり星3つとしました。

    2
    投稿日: 2024.12.18
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    読書会を通して出会った 年齢も性別も立場も違った人達が それぞれの人生を前に進めていく物語。 最終章は意外な展開に衝撃を受けました。 本の世界ってやっぱり本当にいいですね。 趣味は読書!って人と繋がりたい気持ち みんな持ってるんだなぁ〜。

    28
    投稿日: 2024.12.15
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    古書店「深海」で午前0時から開かれる読書会。 メンバーは、ゼミの指導教官と不倫していた女子大生、野球推薦で入学したのに野球ができなくなった大学生、非正規雇用の司書、幼少期に捨てられた父へのわだかまりを持つデザイナー、音楽から離れ人とも関わらなくなった元バイオリニスト、そして謎の多い古書店の店主。深夜の読書会が6人のメンバーにもたらしたものとは…… 6人のメンバーが選んだ課題図書のタイトルが、6つの連作短編のタイトルなっている。 ロシア文学、絵本、詩集、時代小説、楽譜、そして自叙伝と選ばれた本もさまざま。 同じ本を読んでも人によって感じ方や解釈が違う楽しさ。読む人の数だけある読み方が読書の醍醐味だということを再認識させてくれる。同じ人でも、読む時期によって全く違い景色を見せてくれるのも本の魅力。自分が必要とする時にそっと寄り添い、また前に進む力を与えてくれる本の力。 主人公の吉乃がとても魅力的で、最後まで爽やかな印象を与えてくれました。本っていいな〜と思った読後。

    6
    投稿日: 2024.12.12
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    #読了 #夜更けより静かな場所 同時期に読んだ野崎まどさんの #小説 と並んで、自分にとっての本という存在を問いかけてくれる作品。「深海」の読書会と同じく、静かな深夜に読むことをお勧めしたい。いつもは感想をSNSに投稿するだけだけど、皆で感想を共有できる読書会もいいなと思った。 #読書好きな人と繋がりたい

    12
    投稿日: 2024.12.10
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    古書店で開かれる深夜の読書会に集う6人の男女。それぞれが人生や居場所に手探りで自分自身を見つけられないでいる。読書会を通じ硬かった心がほぐれていく。本っていいなって改めて感じさせてくれる。最後に間島くんが言った「後悔できるのは自分で決断した人だけだよ」なんか心に沁みた。人のせいにしても自分の人生は自分のもの。自分で進むしかない。良き作品でした。

    3
    投稿日: 2024.12.09
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    午前0時から始まる読書会。古書店「深海」で開かれる。店主の姪の吉乃が冒頭の主人公。暇な大学生の彼女は叔父の古書店にいき、ロシア文学を紹介される。高いし厚い。でも読みは始めると夢中になった。次々に紹介してもらってハマると誰かと共有したい。そこで叔父の遠藤さんが読書会を開いてくれる。参加者は深海の常連さんたち。この常連の人たちが次々と語り手となりバックボーンが紐解かれる。最後は店主の叔父さんでしめられる。いい読書会、いい本屋だった。

    2
    投稿日: 2024.12.09
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    著者、今年新刊4冊目。 読書会のメンバーそれぞれの人生を本を絡めて淡々と進んでいく。 そして、最後におじさんの謎が明かされる。 なかなか本を通じて語れる機会はないけれど、こんなふうに人と本を結ぶ力は確かにあるのだろう。 夜更けより静かな場所、なるほどそんな表現もあるんだな。

    19
    投稿日: 2024.12.09
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    古書店「深海」で夜中に開かれる読書会。参加する人たちは、お気に入りの本の中に自分の生き方を投影し、考えさせられることになる。たかが本、だけれどその本が人の人生をも左右することがある、そんな物語。本が好きな人はきっと共感してしまいそうです。 たしかに本の解釈は人それぞれだし、自分の都合の良いように解釈して消費してしまうこともあるのかもしれません。だけどそれでも、自分がそこから何を感じたか、が重要なのだと思うんですよね。あらすじだけ読んでわかった気になるのは一番ダメでしょうよ、とあの人には本当に腹が立ってしまいました。そういう人ほど識者ぶる気がするし。 読書会が本当に楽しそうで良いです。ここに登場する架空の本も魅力たっぷり。「真昼の子」、とても読んでみたい気になりました。そして何よりも「深海」に行きたいと感じます。わがままな商売、素敵すぎる。

    9
    投稿日: 2024.12.08
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    場所は、古書店〈深海〉。日時は、指定された日の午前0時~午前2時。参加者は、店主の遠藤茂、遠藤の姪で大学三年の遠藤吉乃、吉乃の同期の真島直哉、グラフィックデザイナーの中澤卓生、図書館司書の安井京子、深海のアルバイトの国分藍。深夜に開かれるこの読書会に集まる6人が描かれた、連作短編集でした。 初読みの岩井さんは、この読書会の指定本を創作されたり、実際の本も登場させたりと、作家の多才さに驚かされました。 課題図書で思わぬ本と出会い、読書会に参加して、感想を思い思いに語り合うのは、その本のことをより深く知ることができそうで楽しそうです。そして、同じ場所で語らったからといって、その後群れることがなくてもいい関係も、心地良さそうに感じました。深夜の読書会に集まる6人のこれまでとこれからは、興味深いものでした。 なかでも最後の『夜更けより静かな場所』は、始めから「えっ」と思わず声が出てしまいました。こういう形で自分のことを知ってもらうこともできるんだなと思いました。 読書をして得られるものの大きさと、人生に与える影響について考えることができた小説でした。そして、読書欲もかきたてられました。読書会も、こんな感じならば参加してみたいなと思いました。

    52
    投稿日: 2024.12.08
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    岩井圭也さんの新作です♪ とりあえず一言 岩井さん、どんだけ幅広いんだ!?!? また違った一面が見えました こちらは『深海』という古書店の話 そこで読書会を開かれることになり 集まった6人の連作短編です この作品めっちゃ好きです〜╰(*´︶`*)╯♡ 読んでいくと他のメンバーのことをもっと知りたくなって、その人のパートが楽しみになります♪ そして一休さんが言ってた通り、まさにブクログでした! 読書会ってそういう雰囲気なんですね 近くの図書館ではこういった催しはやってないし、やっててもなかなか行きづらいなと思ってたけど ちょっと面白そう(//∇//) 声に出して、対面で本について話すって勇気がいりますが、いつか参加してみたいです♪ 深海みたいな古書店に行ってみたいなぁ 茂さんに本を選んでもらいたいな それにしても、これだけハイペースに新作を出してる岩井さんですが、 この作品では、作中の作品も自作のようです。 読みたくなって調べてみたら存在しない作品だったんので、、読んでみたかったな いや、どんだけネタがあるんだ!! すごすぎ!!

    100
    投稿日: 2024.12.07
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    深夜0時から始まる読書会は静かに始まり、徐々に熱を持ち、幸福な気分で終わる。 ひとつの本を皆で読み、感想を言い合う場というのを体験したことはないが、まるでその場にいるように感じた。 当たり前だが、本の感想に当たり外れはなく、読んでどう思うかは自由だ。しかし、自分と全く異なった見方をする人がいれば、ときに反論したくなったりするのもしょうが無いことだと思う。 それでも、同じ本を読んだ仲間という意識が、幸福な気持ちにさせてくれるような気がする。 『いちばんやさしいけもの』の話が特に気に入った。この本を選んだ真島くんが、自分の身の上に起こった辛い体験を素直に吉乃に吐露するところも好きだし、本の内容も好きだ。 自分が見逃した者たちに助けてもらおうという打算の気持ちもあったのではという真島くんの発想、全然思いつかなかった。新鮮。 それにしても吉乃、大学生なのによく古書店で3,400円もの本を購入したものだ。それだけでも凄い。 私も新刊ばかり読んでないで、古書も読まなくては。きっと、想像以上に面白いに違いない。

    12
    投稿日: 2024.12.05
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    古書店での読書会に参加する6人の男女のお話。 同じ本を読んでも共感したり、共感はしないけど凄いと思ったりやはり人って一人ひとり違うんだなぁと改めて思った。 読書会憧れる〜。参加してみたいけど、日程が合わないことがほとんどで参加出来ないんだよなぁ…。

    10
    投稿日: 2024.12.05
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     物語の舞台は、「深海」という古書店…閉店は0時!この古書店のオーナーは遠藤茂、大学で英文学を専攻する吉乃の伯父だった。時間を持て余していた吉乃は、「深海」を訪ね茂からすすめられた「真昼の子」というロシア文学を手にする。読書の楽しさを実感した吉乃からの要望で、「深海」での読書会を開催することになる…。  読書会をテーマにした作品を読むのは初めてで、実はすごく興味もあったんですよね…!深夜の読書会、なんか静寂の中のぬくもりみたいなものを感じました。いいなぁ〜古書店での読書会!!参加者たちは、読書会を契機にして自らの人生を見直し新たな一歩を踏み出していくんです。  私がよく利用する図書館主催でも読書会を企画していたこともあって…参加してみようか、すっごく悩んだけれど結局参加しなかったんですよね…!何話していいかわかんないし、なんか緊張するし…今までに2回ほどそんなお知らせを見たけど、スルーしてきました。今度あったら参加してみようかなぁ〜♪

    81
    投稿日: 2024.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書好きならば必ず憧れると思う。自分が書く側になることと「その気になれば、自分がいいと思う本、面白いと思う本だけを店に並べることができる」古本屋の店主。  舞台は、暗くて、目立たない、人目につきにくそうな、誰にも邪魔されないし、誰の邪魔もしない〈深海〉という名の古書店。  答えのない小さな決断・選択を繰り返す人生の中でメンバーたちが、本との出会い・読書会を通して自分自身の姿を見つめ直し、心の再生の後押しをされたり… 物語の世界に陥る「深い海の底のような場所だった」と表現される読書に、改めて深い共感を得た。  それにしても読書会の課題図書がとても面白そうで、思わず検索していた。

    52
    投稿日: 2024.11.29
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    古書店で開かれる読書会に集う人々の連作短編集。自分の選んだ本について語り合う内に、実際の人生で取る行動が決まっていく。本好きなら共感できること間違いなし!読書会って、面白そう。どこかでやってないかな

    68
    投稿日: 2024.11.25
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    その古書店は、海の底にある。 「遂に来たな」と思いました もう三分の一くらい読んだところで確信しました これはもう本格的に売れるな 直木賞も獲るな 岩井圭也さん だいたい『われは熊楠』なんてエントリーさせてる時点で戦略ミスよ(個人の感想、そもそもエントリー制じゃない) まぁ、「遂に来たな」は一旦置く この本の感想としての正解は「分かる」だ 本好きの人に刺さる ありきたりな表現ですまぬ まあ凄いのが刺さる あれだトライデントだ三叉のやつな あのごっついやつな 海の神ポセイドンが持ってるやつ 「深海」だけに(さすが) 即死だ 人間に刺さったら即死だ ものすごい痛そう そのぐらい刺さる 『夜更けより静かな場所』ですよ めちゃくちゃに面白い本に出会うと 本好きはあっという間にその場所に入りこんじゃうよね 周りの音が遮断されちゃう感覚 日常から切り離されてまさに「深海」にたゆたう感じ 「たゆたう」ですって 漢字だと「揺蕩う」ね おーなんか文学的 読書って深海に揺蕩うことなのだ 刺さったなこれ( ̄ー ̄)ニヤリ

    83
    投稿日: 2024.11.23
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    これまでの読書体験や人生を振り返るきっかけになる物語、本と人の出会いを描く #夜更けより静かな場所 ■きっと読みたくなるレビュー 古書店に集まる人々が、本との出会いを通して自身の悩みや課題に向き合っていく連作短編集。各編ごとに語り手が変わる群像劇で、それぞれ人生の葛藤が描かれていきます。 書かれている登場人物が目の前にいそうな人たちばかりで親近感がわいてくる。みんな何かをきっかけに人生につまずいていて、誰しもこんな経験あるよな~って共感ワキワキなんですよね。 そして本作は「本」にまつわるお話です。読書が趣味の私なんかにとっては、完全に物語に入り込んでしまいました。人との出会い、知らなかった世界の学び、今までなかった価値観や基準の気づき、挑戦のきっかけ。 あるある~、本の良いところってそういうことだよね!こんなに良い趣味なんだけどなー、もっとみんな本読んで。きっとあなたも、これまでの読書体験や人生と振り返ることになってしまいますよ。 ●真昼の子 英文科の女子大生の吉乃は、叔父が営む古本屋を訪れる。これまで読んでこなとのなかったような本に出会い、図らずも彼女はその本に夢中になっていく。 彼女には重大な秘密がある… 何かをごまかして生きていたところに、おもいっきり張り手を喰らわされる。「本気」を体験することで、人って成長のきっかけになるんですね。 ●いちばんやさしいけもの 野球で大学に入学した真島は、イップスを発症してしまい野球ができない身体になっていた。 彼の素直な性格が愛せる、きっと将来たくさんの仲間たちに慕われる存在になりそう。「覚悟」を決めるっていうのは、言葉にすると簡単だけど勇気のいることなんだよなぁ ●隠花 図書館司書である安井は30代の女性、非正規で経済的に苦しい生活を送っていた。 自分の軸足があるって「強さ」んすよね、私も20代のころはブレブレだったから本当に頼りない奴だった。どんなことでもいいから、これだったら誰にも負けないってのを持ってたいですね。 ●雪、解けず フリーのグラフィックデザイナーである中澤の物語、彼の父親は家庭を顧みない人であった。 信念を曲げないっていうのは「戦い」なんですよね、私なんか大したプライドも信条もないから、すぐ他人の意見に乗っかります。本作は一番自分にできないことで、生き抜く強さを感じました。 ●トランスルーセント 古本屋深海のアルバイト店員、国分の物語。彼女はかつてヴァイオリニストだったが… 夢っていうのは残酷ですよね。一部の成功者の華々しさと、叶わなかった落伍者の貧弱さの格差がありすぎる。ただ人は生活をしていかねばならず、「受け止める」っていうことが、より素敵なこれからになるんですよね。 ●夜更けより静かな場所 古書店を営む遠藤の物語。何も言わないので、是非読んで体験してください。ただひとつ、こんな古書店に出会えた皆さんがホントに羨ましいと思いました。 ■ぜっさん推しポイント いつも読了、レビューを書いた後に、他の皆さんの感想も読ませていただいています。いろんな読み取り方や評価をされていて、さらにその本の魅力に気づかされることも多いですね。ありがたいことです。 そして岩井圭也先生の想い… 本、読書、読者への愛情がヒシヒシと伝わってくる作品でした。特に本好きのあなたは、もちろんMustReadです!

    121
    投稿日: 2024.11.22
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    たまたま直前に読んでいたのが同じ岩井圭也さんの『舞台には誰もいない』だったけど、ジャンルもテイストも全く違ってびっくり。これまでに読んだ『われは熊楠』『完全なる白銀』とも違って、引き出しの多さにも驚くけど、つかみどころのなさにも驚く。なんとも器用だし、それぞれ面白い。 その中でも一番気に入ったこの小説。読書会で繋がる人間関係。一度参加してみたいな。

    23
    投稿日: 2024.11.21
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    大学3年の吉乃が夏休みに伯父が営む古書店〈深海〉を訪れ、伯父におすすめの小説をリクエストする。 捲る手がとまらず物語に没頭した吉乃は、誰かにこの想いを語りたい…とそこから古書店で深夜の読書会が開かれる。 遠藤吉乃〜『真昼の子』 真島直哉〜『いちばんやさしいけもの』 安井京子〜『隠花』 中澤卓生〜『雪、解けず』 国分藍〜『トランスルーセント』 伯父・遠藤茂作『夜更けより静かな場所』 本の感想は、もちろん様々でいろんな想いがあって何に影響を受けたのか…がわかる。 単に読書だけに留まらず、今彼らが何に悩み、そして一冊の本を通してどう変化したのかがわかるところが興味深い。 吉乃は、不倫していたが決別し、直哉は中途半端に投げ出していた野球を断ち切る。 安井は、離婚後あまり乗っていなかった車を手離す。 中澤は、幼い頃に別れた父と会わずに決別。 国分は、やめたはずのヴァイオリンを土村秀明が作曲した『トランスルーセント』を弾くことによって拘っていたものに気づく。 最後に伯父の本の読書会というのもそれぞれの巣立ちを見守るかのように感じた。

    79
    投稿日: 2024.11.21
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    読んで良かった作品。 読書会ってもっと堅苦しくて入れないイメージがあったけど、この本の読書会があれば行ってみたい。 まさしく、夜更けより静かな場所、の時間を過ごせた気持ちです。

    6
    投稿日: 2024.11.19
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    深夜の0時まで営業している古書店<深海>でアルバイトを始めた大学三年生の遠藤吉乃。 <深海>の経営者は吉乃の伯父の遠藤茂62歳。 吉乃は伯父の開く夜0時からの読書会に参加するようになります。 読書会のメンバーは吉乃、茂、吉乃と同級生の真島直哉、図書館司書の安井京子、グラフィックデザイナーの中澤卓也、深海でアルバイトをしている国分藍の六名。 各自が選書した本を毎回みんなで読んできて深夜0時から2時までの読書会。 『真昼の子』吉乃選 『いちばんやさしいけもの』真島選 『隠花』京子選 『雪、解けず』中澤選 『トランスフレーセント』国分選 『夜更けより静かな場所』 以上の六作品が毎回取り上げられた本のタイトルで、目次にもなっています。 でも、この六作品、全部作中作で実在しない本でした。 『真昼の子』を伯父の茂に勧めてもらった吉乃の本に対する感想を読むと凄く面白そうで読みたくなってきますが、実在しないのはちょっとがっかりしました。 「本に関わる仕事は経済的な成功から無縁」というのには他の本でも似たような話があったのを思い出し悲しい気持ちになりました。 本当に本を愛する人はそれぞれ手持ちの古書にも特別な愛着を持って接しているのがよくわかりました。 そしてまた本を書く人々の気持ちも理解できたような気がします。

    127
    投稿日: 2024.11.19
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     この秋、怒涛の如く刊行された岩井圭也さんの新刊作品の一つです。閉店後の深夜の古書店、そこで行われる読書会を舞台とした連作短編集です。  店主含め様々な年代の男女6人が課題図書を選び、不定期に開催されます。読書会ごとの6話構成で、海外文学、絵本、詩集などの架空の書名が各話のタイトルにもなっていて、とても読みやすいです。  古書店が深夜0時まで営業、店名が「深海」、読書会の開始が深夜0時‥と、実際どうかと思う節もありますが、逆に、静けさと闇を照らすスポットライト効果で、温もりが感じられます。  経験がないので、こんな読書会があったら参加してみたいと、羨んでしまいました。やはり、多様な読み方、解釈の仕方、伝え方など、他者を否定せず認め合う場は魅力的ですね。新たな気付きだけでなく、救いや共感も得られるなら、言うことありません。  各話で視点人物が変わり、当該人物の日常や抱える事情等も明かされていきます。そして、自分の感想を語るうちに、内面に変化が生じ希望の光が見えていく過程が温かく描かれます。  岩井さんが、本書を「読書へのラブレター」のつもりで書いたと仰る通り、岩井さんの本への愛情、読み手への応援歌とも受け取れる物語でした。また岩井さんの新たな一面を見せられた気がします。ブクログに相通じる一冊と思え、素直によかったです。

    106
    投稿日: 2024.11.16
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    本作の舞台は古書店「深海」 男女6人が古書店「深海」に集まり、深夜の読書会が開かれる 参加者のひとりが課題図書を決めて、読書会でみんながその本の感想や意見を述べる これ、まさにブクログじゃん! みなさんのレビューを毎度楽しんでます(≧▽≦) 本の読み方は人の数だけある 同じ本を読んでも感じ方は人それぞれ 人の数だけ感想や評価がある これ、まさにブクログじゃん! 誰とは言いませんが、★4、5の高評価常連のあの方や、逆に★1、2の低評価常連のあの方みたいに…w で、読書会に参加する6人はそれぞれ抱えている悩みがある 課題図書と向き合うことでその悩みの解決に、また人生を変える勇気を与えくれる 課題図書は各々の人生だ これ、まさにブクログじゃん! ん…!? これは、ブクログとは関係ないかw けど、悩みを抱えている人はぜひコメント欄にどーぞщ(゚д゚щ)カモーン 優秀なブクログコメンテーターのみなさんが解決してくれるかも… ってことは、これもやっぱりブクログじゃん!( ´∀`)bグッ! つまり、「夜明けより静かな場所」はブクログでした♪~(´ε` )

    61
    投稿日: 2024.11.13
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    久し振りに没頭して気づいたら読み終えていた感じの1冊。主人公は大学生の吉乃、父の兄にあたる茂伯父さんの古本屋「深海」に暇つぶしで足を運んでおすすめの本を紹介してもらうところから話は展開していく。読者好きなら引き込まれると思える要素が散りばめられていて、一見、ありがちなストーリー展開と思いきや今までにない新鮮味のあるエッセンスも盛り込まれていて魅了されたお話でした。チェーン系列の大型古書店と違って他にはない一点物感のある行きつけの古書店をそのうち見つけられてらいいなぁ~って思わされました。(^_^)

    7
    投稿日: 2024.11.07
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    とてもよかった! 読書会って結構ハードルが高いんだよね。 仲間内ならまだしも、知らない人同士って結構ドキドキする。 中澤の共感してもらえると思ってたのにっていうのがとてもよくわかり、そのアンサーの繁さんの言葉にハッとさせられた。 どの人の話も良かった。 ただ吉乃がちょっとうーんって部分が多かったかも。

    19
    投稿日: 2024.10.29
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    感想 人生を泳ぎきる。右往左往しながらちょっとずつでも前に進もうとする。やっぱりあっちにすればよかった。そんな後悔も今は愛おしい。

    9
    投稿日: 2024.10.23