
総合評価
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powered by ブクログ・(上手い下手関係なく)自分の言葉を持つこと ・他人や他人の言説との距離を測ること ややニュアンスの差こそあれ、かなりざっくりまとめるとこの本が主張したいのはこの2つかな。そして確かにこの2つが、推し語り論にとどまらず、SNSとの付き合い方にも通づる正しいスタンスのように思う。 例を示してのレクチャーもあるけど、どちらかというと心構えの練習をひたすらさせてくる感じがした。三宅さんのラジオを聴いているので、文体が話し方そのままで脳内再生が余裕。笑
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ三宅夏帆連チャン。 言葉は自分の好きな感情面、好きな景色、好きな存在をいつでも取り出して愛でることができるように保存するためのもの。って表現があったけどこれ『犬がいた季節』でも同じこと言ってて、うんうんとなった。
3投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ目次の時点で浅いと感じ、読む気がなくなってしまった。そういえばこの著者の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』もKindle Unlimitedで読もうとしたが、同じような理由で挫折したことを思い出した。 でもそれは当然なのかもしれない。 彼女の本は基本的に「既存の本や概念のキュレーション」「わかりやすい言語化と整理」「親しみやすいトーンでの翻訳」であり、だからこそ多作なのだ。 独自の思想体系を構築するというより、「本の世界への案内役」としてのポジショニング。 そういう意味で、「文芸評論家」というより「本に関するインフルエンサー」に近いのでは?アカデミックというよりもマーケティング的だと思う。 タイトルも『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』とか『「好き」を言語化する技術』とか、現代人の悩みやニーズをうまく捉えている。 でもそこには弱みがあり、私には合わなかった。 1. 独自性の欠如…他人の概念や本をまとめているだけで、彼女自身の思想が見えにくい 2. 批評性の弱さ…すべてを同じ温度感で「すごい!」と紹介するから、何が本当に重要なのかの選別眼が見えない 3. 深さの不足…多作だからこそ、一つ一つが浅くなる 4. 軸の弱さ…トレンド概念をそのまま使うので、主張の軸がブレブレ
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ推し語りするためのHOWTOを知るために、読者はこの本を手に取ると思います。 しかし、著者が伝えたいことはそれとは別にあり、自分の意見を言葉にしようということでした。 なぜかというと、他人の言葉に同調するだけだと、いつの間にか強い言葉に流されてしまい、その圧力に負けてしまうことに強い危機感を感じているからです。 もちろん題名に偽りはなく、文章を書く方法がこの本の大体を占めているので、とても勉強になる内容ばかりです。 しかし、最終的には文章のテクニックよりも、自分が持った感想を最後まで書ききることを重視しています。 これは同調圧力に屈せず、自分の気持ちを言葉で表現してほしいという著者の願いが表れているように感じました。
9投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ課題図書で題名に惹かれて読んだ本だったけど、私が読むには早かった。筆者ほど推しに対して熱い気持ちがなかったため、ここまでやるのは面倒かなと思ってしまった。私はSNSに書き込むより喋りで推しの魅力を語りたいタイプなのでそういう人にはこの本は不向きかもしれない。
1投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ推しへの好きを言語化できれば、ビジネスでも応用できる… 途中で三宅さんの声が脳内再生された瞬間は頬が緩みました(笑)
0投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ三宅香帆ボイスが脳内再生される…… この本では、メモを取るときのコツ、読み手を想定する理由、「なにを狙って書く(話す)べきか」などを分かりやすく学ぶことができた。 自分はコミュ障なので“話す”のは難しいけど、文章や動画づくりを通して少しずつアウトプットしていけたらと思う。 そういえば、ここ最近読んだ実用書はすべてに「とにかくメモしろ!」と書いてあった。 ──人はすぐ忘れる生き物。感動したことも悲しかったことも、色褪せて細部が消えていく。だからこそ、すぐにメモしろ!!── ということらしい。 ここまで言われると、メモ術専門の本も読みたくなってくるなあ
4投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログ好きを語る、そしてその前のプロセスである思考のハウツー本。自分の考えにどう向き合い、それをどう伝えるか、というお話。 思考は流れていく。自分の思いや感想なんてすぐ忘れてしまう。そうならないために自分にどのように問いかけるか、SNSはじめ他者の意見とどう付き合うか。 まずは書き切ることが大事と本書に書かれていたので、とりあえず拙い感想でも手を動かしてみる。そういうコツが散りばめられている。 最近私が「オタク」と言えるほどの熱量のあるものが無く、失ってしまった自分の情熱を思い出して少しさみしくなった。でも、あのころこんなふうに好きだったな、と思い出せることも、好きを言語化していたからだ。(コンサート感想日記とか書いていた)その気持ち自体が、当時の私の宝物なんだろうな。 寂しさと懐かしさと実用性と、様々な感情が想起されました。
1投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ初めて三宅香帆さんの本を読みました。 本屋さんに行けばいつも目につく所に置いてあって、タイトルを横目でチラチラ見ながら気にはなっていた本。 【言語化】って言葉が最近よく耳にしたり目にするけど三宅さんが流行らせたと言っても過言では無いような。 私は毎日日記を書くけど少しづつ取り入れてみようと思いました。
44投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ頂いた1冊。推しという存在がいないので読む気が全くなく寝かせていたが、読んでみたら推し云々ではなく、「好き」や「嫌い」を言葉にする技術が詰まっている本だった。 映画や本の感想をnoteなどに書いている身としては既にやっていることが大半だったが、1冊に体系化されているという点で有難い。読む時期が数年前だったら名著だったかも。
1投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ読み終わった後、感想やファンレターを書きたくなった。実際、ドラマの感想や水泳のレッスンの記録、映画の感想など書き始めた。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こうゆうレビューでも上手く言語化出来なかったり、人の意見を聞いて自分の感覚と比較して世論ベースで言葉にしてしまってた気がしていました。けど他人のを見ないとか、どのようになぜそう思ったのか、根本的なことなはずだけどそれが出来なくなっていたなと感じました。日常から深堀をして練習していきたい。自分の言葉を作り残すことの意義がわかったような気がしました。プロセスよりもその残す必要性や自分の言葉にする大切さを教えて貰いました。今この時の好きなものを残せるようになりたいと思った。
1投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログこの本を読んで、特に以下の3点が読了後も印象に残っています。 ・好きを言語化して貯めていくことは、それが自分の人生の価値観や人生になっていく ・言語化はどこまで細分化できるか ・書き終えることが一番大切 2・3点目は、言語化することが苦手な私だから、その言語化の手法を得たいと考えて読んだ為。 1点目は、私が自分に自信が持てることが少ないから。それを裏付けるように相手に何かを伝えるのが得意でなく、他人の意見を参考にして自分の意見のように錯覚してしまう。 これを機会に少し自分を好きになりたい。
1投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ別に推しがいるわけでもないけど、 言語化に興味があったので読了。 タイトルがキャッチーだなと。 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」と同様、 文章も読みやすくて、たとえも分かりやすい。 読んでいると「ふむふむ」と納得感がある本。
2投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ帯の文章 ーすごく感動したのに「おもしろかった」しか言葉が出てこない・・・!! まさに自分だと思い、そんな自分を変えたくて手に取った本でした。それが活かせるかどうかは自分次第・・・
2投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ「考えさせられる」は気をつけてても使っちゃう クリシェはなるべく無くすよう努力します 作品全体のふわってした感想よりも一部を抜き出してきてあれこれ書いてある文章の方がはるかに読みたくなる
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ「この本はやばい。全読者必見。考えさせられる1冊でした。」 この本を読み終わった感想がこうならない事を祈る。 「やばい」「考えさせられる」なんていうどこかで聞いた、いい感じの言葉にしてくれる「クリシェ」という言葉は初めて聞いた。 「やばい」は古語の「あはれなり」に代わる新しい言葉だったという件、目から鱗でした。受験生時代に知ってたら、やばいと読みかえていたのに。 実はこの感想、この本を読む前に他の人の感想を読んでしまったため他の人の言葉が入り込んでると自覚しています。でも、気になる本や映画があるとき、それを経験した人のクチコミを見るのは割と普通ですよね。自分だけの感想を作り出すには見ない方がいいけど、そこにたどり着くまでには人の感想は頼りになる。ジレンマですね。 言語化とは細分化。「〇〇最高!」ではなく、自分が、どこを最高だと思ったのか。できるだけ細かくすること。
9投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ本書のタイトルをもし私が付けるとしたら、「『好き』を言語化する高難度クエストに挑むキミがLv.1スキル『やばい!』で返り討ちにあわないために」とでも付けようかと思います。なんとなく、語調もラノベの女主人公風ですし…。そのタイトルでこの語調なら別に文句は無いのですが、書く技術を真面目に学ぶ気でいた私には、少しストレスを感じる語調でした。 あくまで個人的な感想ですが、文章術の指南書としては少し物足りない印象を受けました。指南書というよりは、自分が書く時にはこうしている、といった著者なりの方法や心持ちについて書かれた本です。こういう風に文章を書いている人がいる、という一つの例として参考にはなります。 著者自身が、あとがきで「……偉そうなことを書きましたが、ずっと私はこの本を書きながら『自分に言い聞かせているみたいだな』と感じていました。」(P.262)と書いています。同じく「言葉の使い方を学びつつ、自分の言葉をつくる技術を一緒に研鑽していきましょう。」(P.262)とも。つまり、著者自身がそもそも指南書のつもりで書いてなどいません。新書にありがちなキャッチーなタイトルに、少し騙されてしまったなぁ…と感じました。 そうは言っても、文章を書く技術がまったく得られないわけではありません。例えば「今の時代、スマホのメモ欄もありますし、隙間時間でざーっと第1稿をスマホに書いて、文章を修正しながら手書きで書く……なんてこともアリです。」(P.205) というように、デジタルツールを使った具体的な手法も教えてくれます。SNSやブログで発信したいという場合には、特に役立ちそうです。 批判じみたことを書きましたが、それは、私が期待したものではなかったというだけで、読んだこと自体には価値があったと思います。文章を書く仕事をしている著者が何を思って文章を書いているのか、という部分を、少しだけ覗かせていただいくかのようでした。そして、著者は素晴らしいマインドの持ち主です。執筆業を長く続けられ「研鑽」が進んだ末に、改めて指南書を書いてくださることがあるのなら、是非また読みたいです。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ結論は、自分の言葉で語りましょうと言うこと。 私は、三宅香帆さんを「好き」なので、「推し」ている。 一方で、三宅香帆さんが『花束みたいな恋をした』を至るところで「推し」てることに、自分とのすごい距離感を持ってしまう。この本でも引用していた。 三宅香帆さんを「推す」なら、『花束』アレルギーを克服したほうがいいかもなー。
34投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ面白くない本でもなるべくポジティブな部分を見つけて語りたいなと思っているのだけど、生来の批判的な部分が前に出がち。それでも私の発信が誰かの興味を引いてくれるといいなと思ったりしてSNSやってます。
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログもっと自分の言いたい事が言えたら!と思って手に取った本。他人の意見を調べまくると?自分の意見がそっちに寄ってくるみたいな表現があって、『確かに、、、』と思ってしまった。だからこそ、他人の意見は聞かずにまずは自分の意見を何のヒントも得ずに整えておくのは重要だと思った。あと感想【意見もそうだと思うが】1点に絞って、細分化しながら相手にしっかり伝えていくというのは本当にわかるなと。全部列挙して長々話されると途中聞いてないなって思うし、伝えたいことって何だったの?と思ったりしていました。だからこそ、自分の意見には自信を持って、自分の言葉で伝えるのは重要だと感じました
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ著者の書評はついつい読みたくなることが多い。 読みたくさせるための具体的なテクニックが書かれている。書評と合わせて読むと面白い。 人の感想を見る前に自分の言葉で考える →無意識に影響を受けてしまうため ①よかった箇所の具体例をあげる ②感情を言語化する ③忘れないようにメモする ① 好きなところや、驚いたところをなるべく細かい部分をあげる 細かいほどオリジナリティが出る ② ①であげたポイントでどんな感情を抱いたのか、どうしてその感情を抱いたのかを書く ・ポジティブな感想の場合 感情が共感か驚きどちらなのか 共感 自分の体験と共通点がある 好きなものと共通点がある 驚き どこが新しいと感じたか ・ネガティブな感想の場合 不快 自分の嫌な体験と共通点がある 嫌いなものと共通点がある 退屈 どこがありきたりか メモは自分にしか見えないところに書く →人からどう見えるかを気にしないようにするため 専門用語を使うと早く情報量が多く伝わる 相手に自分のレベルが伝わる 知らない相手にもあえて使っていちいち説明をするほうが熱意が伝わりやすい 書き始める前にやること 読者を決める 伝えたいポイントを決める 書き出しが一番難しい →修正前提で書く。あとから組み替える よかった要素を描写 自分語りをする 文脈で始める(〇〇と共通項がある等) 問いから始める 一旦書き終えてから修正する
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ表現力に関するビジネス書かな?と思いきやそこまで堅苦しい本ではなく、推しを普及するコツを通して、自分の考えを言葉にすることの意義やその具体的な手法をわかりやすく教えてくれた。 日常のコミュニケーションだけでなくビジネスのシーンでも通用するような技術なので、たとえば仕事の打ち合わせで意見を求められて、ありきたりな言葉しか言えない自分にうんざりしているような人は、本書は参考になると思う。とても読みやすかった。また後で読み返したくなる本。
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読もうと思ったきっかけは、自分の言語化力に自信が無かったからなんだよね。誰に説明しても下手で何でだろーってずっと悩んでたのがきっかけです。でも、この本は自分の気持ちを細分化する事が重要だと思えた。すごいとか、最高とかやばいなど、どこで思えたのか何でそう思えたのかと言葉を細かく自分の気持ちを出すのが大事だなって思った。そこから相手に何を伝えたいのかしっかり把握しておく事!それを意識しようと思います。 つい、この本を読んで感想を書きたくなっちゃって感想が実際にこの本の感想になっているかどうか分からないけど、とりあえず自分で大事だなと思った事を書きました!
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログYouTubeに出演してる三宅さんが直接語りかけてくるような本でした。あとがきの「他人の言葉と距離をとろう。自分の言葉を作ろう。」この一文の全てが詰まってました。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ最高と書きたい時→どういうところが最高なの?と考えて裁判化する。 やばいと書きたいとき→どういう風にやばい?と考えた言葉にする。 考えさせられると書きたい時→何を考えさせられたの?と考えて説明する。 大切なのは、語彙力ではなく、細分化。 書き終える前に書き出しがおかしいしれない。それをチェック。 自分のお手本になるものをまとめる。エッセイ小説なんでもコラムとか 書き終わったら修正する文章1回書いたら終わりと言う常識を止めて文章何度も書き直すものと言う考え方にシフトする。 何度も何度もとことんまで付き合ってみる。何度も何度も付き合って修正する。 すきは、ときには、エピソードを語れ
15投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ自分の「好き」を伝えるのって難しいなと思う。そう思ってたらこのタイトルの本を見つけて興味を持った。 2025年上半期で一番売れた本だそう。みんな自分の気持ちの言語化に難しさを感じていて 、このタイトルに惹かれるのかなと思う。 今はネット上のいろんなコメント欄、XなどのSNSで誰もが感想を発表出来る。 いざ書いてみようとすると意外と言葉が出てこなくて、歯がゆいと感じる。 人の感想を見て満足してしまうことも多い。 自分のことばで自分の気持ちをしっかり説明出来たら素敵だなと思う。 相手に自分の推しの良さを伝えるコツみたいなことを著者の経験を元に上手くまとめてくれてます。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読書を小学生ぶりに始めたくなったきっかけが三宅さんが出演されてたYouTube番組。 「こんなに自分の感情や、本の批評の言語化が上手く、知的な女性がいるんや(三宅風)」と感銘し、さっそく新書を購入。 新書って新刊のことだと思っていたくらい読書なんてしてこなかった。 小学生の頃から今でもミステリーは好きで、そういった類の小説は読んでいたが、社会人になってからはもう全く読む時間なんてない。 この件に関しては今度、三宅さんのなぜ働を読んでみたいと思う。 読書はしないが、映画は好きでよく鑑賞する。学生の頃に映画館でバイトしたのがきっかけだ。 もちろんFilmarksにもレビューを一丁前に投稿している。 だからわりと自分の感想を発信する事は嫌いじゃないみたいで、本著もタメになることばかりだった。 やっぱり私にも映画を観た後はすぐにでも考察や感想記事を読みたいという衝動がある。 この上手く言葉にならない感情を他人任せにして代弁してほしかったのかもなと今ではそう思う。 確かに自分の感情や言葉っていうのは、自分だけのものだし、それがどんなに拙くてもいいんじゃない?かっこつけなくていいよねって心が軽くなった気がして、レビューを書くのがもっと楽しくなった。(まあ、誰も見てなくても、世の中に発信する上では色々気をつけなきゃいけないとも思うけれども、言えないことは自分だけのノートに記入しよう) 読み終わった後は何か文章を書きたくてむずむずして、予定になかった映画を急遽鑑賞したのも良い思い出。 三宅さんがYouTubeでおすすめしていた付箋も購入し(形から入るタイプすぎるし、しかもたぶん似たようなもので同じやつではない)、なるほどなぁ〜と思ったところにペタペタ。 小説以外の文章を購入して読むのが初めての体験だったので、なんだか自分が大人なのに大人になったみたいで。心の豊かさが大きくなる気がして、ペタペタ。 たぶん、人間としては何も変わらず浅いけど、読んで満足はしました。むしろ満足感が大きかったです。 3.5
9投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ映画を観た後、自分の感想をまとめる前に他人の感想を見て、自分の感想にしてしまう私にはとてもドキッとしてしまいました。自覚はありました。そんな私に自分の感想、言葉を大切にして行きたいと思わせてくれた本です。何度も読み返していきます。
8投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ本書は「推しの語り方」の皮を被った現代のSNS時代に対する問題提起と自身の意見・価値観の自衛方法についてまとめた本である。 どんな本・漫画・アニメ・ドラマ・アイドルetc...についてもスマホを開けば情報の嵐。多くの人がSNSやネットニュースで様々な意見を発信する中、いつしか自分もそれらの意見に同調してしまったことは無いだろうか?ハッキリした物言い、強い口調になればなるほどその影響力は増していく。それらを見るうちに自身が最初に感じた気持ちが失われる経験を誰しもしたことがあるのでは無いだろうか? 本書は推し(=自分の好きな事)に対して、自分自身の意見を持つことの大切さを、「好き」を言語化する技術を伝えることで伝えている。自身の意見を文章とすることで自身の意見を自覚し、そのことによって世間に蔓延る様々な他者の意見から自身の意見を守ること(=切り離して考えること)が出来る。 「好き」を言語化する具体的な技術を学べることは勿論だが、その先にある自身の価値観(意見)をひとつひとつ積み重ねていくことの大切さに気付く一冊だ。 ーーーー (感想②) 誰しも自分の好きな事について、上手く伝えられなかった経験はあるのではないでしょうか? 私はお笑い芸人のオードリー若林さんのことが非常に好きですが、友人に話すと十中八九上手く伝わりません。笑 本書は『「好き」を言語化する技術』というタイトルの通り、自分の好きな物事について自分の言葉で相手に伝える技術を出来るだけ誰もが実践しやすい形でまとめてあります。 例えば、「言語化って、細分化のことなんです」ということ。言語化といえば難しく聞こえますが、つまり対象物(好きな事)に対して、より細かく好きな部分を洗い出していくとそれだけで立派なオリジナリティある言葉になると言います。 私の"推し"でもあるオードリー若林さんが、ある番組でラジオのネタが無い時に今週あった話でエッセイを書くと言っていました。理由として、自分の感情が細かく刻まれるため、何気ない日常がラジオの1本のトークになるとのこと。まさに自分の感情を細分化して人に届けることだな、と感じました。 計らずも本書と私の推しの言葉が一致した話ではありますが、なるほど!と思いました。 自分の言葉を紡ぐことは技術を身につければ難しくない。手間は掛かるがひとつひとつ積み重ねていくことで自分の言葉・価値観が生まれていく。そんなことを感じた本でした。 あとがきの「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」という著者の言葉。SNSが当たり前の世界。簡単に多くの人の言葉に影響され過ぎる世の中だからこそ、本書の技術で自分自身の言葉を生み出し、簡単に影響されない人になりたいものです。
3投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ何が1番印象に残ったかと言うと、あとがきです。 もちろん文章が上手に書けるようになりたくて、手に取った本です。本書では、クリシェ(ありきたり)を禁止する、とか、感情を言語化する=細分化する、とか、忘れないようにメモする、読解力ではなく妄想力が必要、他人の感想は見ない、等々、なるほどなーと納得できるタメになるコツが陳列。でもでも、あとがきの、「誰かの言葉によって、自分の思考が影響を受けすぎてしまうこと。」に文章の書き方のコツ以上に大納得!「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」これは本当に大事だなと感じました。間違いが怖くてすぐに検索したり、他人の意見を見て言葉を引用してみたり、の自分にとってはかなり響く言葉でした。 作者の三宅香帆さんは、言葉は軽くて今風で読みやく、でもグサっと刺さる事をサラリと言っているところが印象に残ります。好感が持てます。
13投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ人を惹きつける文章の書き方という点では勉強になる。押しに特化しているところはあるものの大きな目で捉えれば感動を文書で共有するためのノウハウが詰まっていた
2投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近私自身が10年後こうなりたいと思う人におすすめされたので、読んでみた。 この本を読み、特に以下の2つを学んだ。 ①なぜ、言語化するか →自身の意見を持つことで、他人の言葉に左右されにくくするため →好きというのは一時的な儚い感情。言葉で保存することで、価値観や人生を保存するのと同義。 ②言語化=細分化 →細分化すればするほど、感想のオリジナリティが上がる。 →自身の経験との共通点や今までにない新規性を探すのがポイント。 確かに、最近はSNSなどで人がよく利用するような常套句「クリシェ」や生成AIに書かせた言葉などをよく利用していて、自身の感想を言えていなかったと感じている。自身の言葉をコントロールできていない状態というか。自分の言葉で言語化してから、他人の感想を見たり、生成AIに訂正させたりするような習慣にせねばという気づきも得られたのでおすすめしたい。
6投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ今の自分の「好き」を言語化しておくことで、その感情が変化していったとしても、保存された「好きの言語化」が自分自身の価値観や人生を形作っていく。 自分の気持ちを大切にしたい人はぜひ読んでほしい1冊です。
10投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」 三宅さんが本書を書こうと思ったのはこれを伝えたいからとのこと。 -- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでから三宅さんのことが気になり、YouTubeなどでよくみている。わたしにとっての「推し」になりかけているのだと思う。 そのわたしからすると、この本に書かれていることはすでに知っていることが多かった。 「細分化」「クリシェ」などのキーワードはすでに理解していた。 その上で本書の魅力は、「書く」ことのプロセスを明示していることだ。 手順書と言っていいかもしれない。 わたし自身、8月からnoteを書き始めたライター1年生だが、どのように書くかは複数のブログなどを読んでわかった気がする。 でも、この本に全て書いてあったのだ。この本で十分だった。書く前に出会いたかった。 すでにライターとしての一歩を歩み始めたわたしにとってこの本は、手元に置いておき、書けなくなったときに読むお守りみたいなものなんだと思う。 そうだ、そうしよう。
3投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ個人的に「ヤバい」で相手に通じればそれで良いと思っている。 しかし、そこには自分らしさがないので、ところ変われば自分の言葉で表現する必要も出てくるとも思っている。 筆者は、オリジナルが出せない理由の一つにSNSが広まったことだ言っている。 情報過多の今、周りの言葉が勝手に入ってくる。 それらで頭を埋められてしまい、オリジナルが出にくいと。 対策は、推しを見て感じた時は、SNSやレビューは見ないこと。 まず今の感情をメモにとる習慣をつけること。 具体的な理由をつけること。 理由には過去に好きになったことなど関連してるかもしれないため、それと照らし合わせると効果的。 タイトルをつけるなどして細分化するのも有効。 本書の最後には例がいくつかあるが、たしかにオリジナルを感じる表現ばかり。 比喩表現のように、相手に想像させる労力を求めてるものもあれば、 伝える相手と情報格差がある場合を鑑み、巷によく見られる話と結びつけ、ハードルを下げるものもあった。 私が本書で最も気づきを得たことは、「面白いと思ったことには、共感もしくは驚きがあること。」 これには納得した。 相手の話に「そうそう!」と思えると楽しくなる。 逆に、伝えるときは「そうそう!」と言ってもらいたい、分かってもらいたい。 仲間が増えると安心感を覚える。 また、成長したい・気づきを得たい(視野・感じ方を広げたい)という欲がある私は、周りから発見があると嬉しい楽しい。それを周りにも与えて楽しくしたい。
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ推しの魅力を語るノウハウよりも、なぜ自分の好きを言語化することが大切なのか、という問いかけが強く心に残っている。 "SNSを通して「他人の言葉が自分に流れ込みやすい時代」" YouTubeを見た後すぐにコメント欄を見てしまう。コメントを読んでいくうちに動画を見た直後に感じていたであろう、本書で言うところの"自分だけの感想"を見失ってしまう感覚があった。何となく自分を見失いそうな気がしてコメントを見ないようにしていたが、本書を読んで、その感覚が間違っていないことに気づくことができた。 他人の言葉に影響される前にまず自分の感想を言語化していきたいと思う。 "今はもう好きじゃなくても、いつのまにか自分の一部になっていた「好き」の感情が保存されている" 「好き」が一時的であることをあまり自覚していなかったが、思い返せばその時その時で熱中していたものがあったなと感じる。 ただ、好きだった事自体は思い出せるが、どこがどんなふうに好きだったのか思い出せないものも多い。自分の感想を言語化してメモに残すことが、「好き」の感情を保存することになり、将来見返したときにあの時はこうだったとかあの時から変わらないなとか、自分のことを知る手段にできたらいいなと思った。 この本の感想も例に漏れず、読後すぐに感想を残している。
2投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこれ...突き詰めていくと論文(文系)の書き方だ...!となった 言葉とは面白いものですね そして常にSNSとの距離を自分なりに取って己の好きと向き合えと諭している点は心にしっかり書き記しておきます
1投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう人は周りにいないだろうか、 いつも聞き手にばかり回っている人、提案にいつも頷いてくれる人。 もしかしたら、それはその人が自分の言葉を閉じ込めているから、かもしれません。 自分という存在が相対的に薄まっている社会に対して 「自分とは何か」という答えの導き出し方を、 自分の"推し"や"好き"、自らの主張によって得るという世間への提言、生き方の本である。 この本は単なる「ハウツー本」ではない、 この本は単なる「伝え方の参考書」ではない。 上記で記した点が記載されているのは、本書の第4章にあたるため、今回はその点に限定して感想を記したい。 第5章以降についてはまさしくタイトル通り、推しの素晴らしさをどのようにして語れば良いのか、について技術的なポイントから解説がなされている、ぜひ一読していただきたい。 特に第4章で著者が繰り返し伝えていることは、 自らの言葉で語ることの重要性、そして他者の言葉による影響力の強大さ、 また自らの感想を持つためには他者の感想を遮断すべきである、と記されている。 そして何よりまずメモに記すことが重要であるとしている。 人は無意識のうちに自らの言葉を他人への配慮を土台として文章を作ってしまう。 それを避けるために、あるいは自分の素直な生の感想を作り出すために、 まずは何が良いと感じたのか、具体的にどこが良いのかを言葉にするべきだ、としている。 常に問われ続ける問い、「自分とは何?」「私がわからない。」 こうした問いの答えに近づくことが仮にできるのであるとすれば、 それは本書であるように自らの好きを言葉にすることであり、それはすなわち自らを言葉にしてあげること。 自らの想いを自らの言葉で飾ってあげることは、我々が自分の尊さに気づく第一歩目となりうるのかもしれない、そう思わせてくれる作品であった。
1投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこの感想は、36歳子もちの父親が「推しって結局どういう感情なんだよ」と思い、今の今まで家族以外に推しがいない(もしかしたら、家族を推すという意味がそもそもずれているのでは)私がaudiobookで聴いて、書いたもの。 結局全然分からなかった。そして悲しくなってしまった。何故だろうか?若者についていけないから?しかし3つ年上の妻は鬼滅の刃の富岡義勇にご乱心だ。明らかに推しているし、何が楽しいのか全然わからない。私はアイドルや芸能人について全く知らないし、好きな漫画やキャラはいるけどグッズを買うほどでもない。SNSも得意ではないので、同じ感情を持った仲間も見つけられない。何故か急激に孤独に感じた。 この本は「推し」の言語化について書いている。私は「好きなものを言葉にするのは、1つの技術である」と思っており、それがいわゆる文才として考えている。著者は文才について否定的で、練習すれば皆できる!としていた。確かにそうかもしれない、と思い最期まで聞いたのだが、一部始終「推し」を言語化する事で例えていたので全然入ってこなかった。 当たり前である。私が愚かだったことが、改めて理解できた機会だった。audiobookで朗読していた声は声優さんだったようで、可愛かった。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ自分の感情を言語化するためにはどうしたらよいのかが書かれた本。 言語化するためには語彙力をあげるのではなく、思っていることの細分化をするのは、ハードルが高くないしすぐに始められそうで良いと思った。なぜこの感情を抱いたのか、どこに惹かれたのかを深掘りしていくところは自己分析と似ていた。また自分のこの経験があるから共感した、驚いたなど自分の経験を盛り込むことでオリジナリティが出せるところは、既に行っていたので続けていこうと思う。大学生になってから特に、映画や本を見たあとすぐにSNSで感想を漁ってしまい、人の意見を自分の意見のように取り込んでしまうことがあったので、まず自分が思ったことをメモに書くのは大事だと思った。 何より著者も体験談を元にして言語化するプロセスを伝えてくれるのでどんどん読み進められる。
7投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ面白さ=「共感」か「驚き」 言語化=細分化 文章のプロとそうでない人の違いは修正する数 なるほど。 「読み手と自分の距離を考える」「伝えたいことを最初はひとつに絞る、色々盛り込みすぎない」など、 一見文章にフォーカスしているようで、プレゼンとか日常会話にも通じそうな話も多々あり。 結局は「相手の立場に立ってどれだけ分かりやすく伝えられるか」を意識として大事に持っておかないとなと。 ※この文章は勢いで書いており一切校正を入れておりません。
4投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ自分にしては珍しく、だったの6日で一気に読んだ。 最後まで中身の詰まっている良い本だった。殿堂入りだ。 少し前に出た三宅香帆さんの『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』は事例集ばかりで正直構成があまり好きになれなかったが、この本は良い。 最後の最後まで「技術」がきちんと書かれており、タイトルに偽りなし。 自分の推しへの想いを見失わず、他人の言葉に汚染されないように自分の言葉を書く、というのはかなりの推進力になる。
2投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ「好き」という気持ちを上手く言葉にしたくて読んでみました。 読んでいくうちに、自分にとっての「好き」と著者の語る「推し」は少し違うと感じました。 「好き」は感情的な関心、「推し」は行動や発信を伴うもの。 本書は“推しを語る技術”に焦点を当てており、推し活をしている人には共感できる内容だと思います。 私には少し難しく感じる部分もありましたが、「好き」と「推し」の違いを考える良いきっかけになりました
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ書くコツが具体的でレッスンぽくも感じ、とっつきやすさがあるかなと思った。 ただ例文がいい文章すぎて、上手く書くって難しい…とはちょっと尻込みする気持ちにもなった思けど。 個人的には、「結局推しって消費行動じゃん」に対して著者の「語ることで提供側が想像していない、能動的な楽しみ方が発信できる」という考えは、確かにと思った。それがとっても魅力的に見えることってよくあるから、オタ活って面白いよね。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ仕事でも日常会話でも、「伝える」技術としてとても参考になった、 「言語化とは細分化のこと」 よい点、悪い点含めて自分が感じたことはオリジナル。細かさにオリジナリティが宿る 「相手との情報格差を埋める」 相手が知らない情報=価値、どの程度知らないのかを把握して溝を埋めるために前提を伝える、溝を想像する癖付けが大切
1投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ推し語りの参考になるかなと思って手に取りましたが、後半は創作をする時に参考になりそうなことが沢山書いてあってためになりました。二次創作だと物語やキャラクターを知っている状態で読んでくれるけど、一次創作だと舞台設定やキャラクターを細かく説明しないと読者を置いてけぼりにしてしまうからその辺りを気をつけよう(書いてる私が分かっているから読者も分かっているつもりで書いてしまいがち)と改めて思いました。
1投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログそうなの!推しを語るときって(私の場合)「かわいい!よかった!」しか出てこないの! 語彙力じゃなくて細分化、という内容が一番心に残った。
1投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ確かに自分も映画や本の感想を書くのに他の人の感想を先に見てあ〜そうだよ、こういう言い方をしたかったんだよと真似をしたり「感動した」「考えさせられた」などよくある文脈を使いがちだなと思った。 そこから脱却したいと思う人にオススメな本。
0投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログエモい、ヤバい、は便利すぎる。 このひと単語に多くの意味を含んでいると示唆した画像を少し前に見た。使いやすくて楽で便利で外さない言葉、まさにクリシェ。 言語化のコツは「細分化すること」。「ヤバい」の一言で済ませてしまいたかった感想を、自分と向き合いながら少しずつ噛み砕いてあげる。5w1hあたりを意識してあげるとやりやすいだろうか。 私の推しはなぜ尊いのか。推しが推したる理由は何か、推しと推し以外は何が違うのか。ひたすら細分化、細分化、細分化。解像度がどんどん上がっていくのを確かに感じる。「尊い」という薄ぼんやりしたフィルター越しに推しを見ていたのに、さながら4Kの高画質で推しを鑑賞できるようになった気分だった。そうか、だからあなたはそんなに輝いていたのか。推しの魅力に更に気付ける。ついでに自分自身についても理解が深まる素敵な習慣だと思った。推しよ、推させてくれてありがとう。
8投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ面白かったです!あえて言葉にすることで、どこが好きなのか、自問自答して改めて認識出来たり、推しを広められるきっかけになったりと良い事が多いことが学べました!
1投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ子供の頃から読書が好きで、大人になった今も毎月読書会に参加し、自分のお勧め本を紹介するなど、自分の感想を人に伝える機会は多いのですが、本をどれだけ読んでいても、その感想を発表するのが苦手でした。 というか、年々下手になっているような気がしながらも、特に原因を究明することもなく、なんとなくタイトルに惹かれて手に取ったのがこの本です。 もう、目から鱗でした。 そして、痛いところを突かれまくりました。 特に痛かったのは、「自分の感想を語る前に他人の感想を見るな」という部分です。 小説や映画を楽しむときに、タイパ・コスパを重視する人たちを理解できないなぁなどと言いながらも、いざ自分が小説や映画を選ぶ際には、まずレビューを吟味して、なるべく失敗しないようにしていた——その事実に気づいて辟易していました。 しかしまさか、その行為が、昔はもっとたくさんあって自然に出せていた“自分の言葉”を減らす原因になっていたかもしれないとは。 読了したばかりなので実践はこれからですが、まずは自分の感想を出す前に他人の感想を見すぎないこと、そしてこのブクログでの感想にも“自分の言葉”を少しずつ増やしていくことを意識してみようと思います。 副産物として、対面での会話でも言葉が増えると書いてあったのも、やる気が出ますね。
12投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ発信力、人に伝えることに苦手意識のある方へ。 本書は詳しく体系立てて教えてくれます。1時間の講義を聞いているみたいに。 自分はこれまで何度も発信を試みたが挫折をしてきた。なぜかというと、どうやって伝えたらいいかわかっていないから。 仕事でPPTを作成する際も何を伝えたいのかわからないと指摘を受けることが多いのが悩みであった。 同じような悩みを持っている方にはなにか刺さるものがあると思います。 本書で学んだポイント ・言語化とはいかに細分化できるかということ ・大量に具体例をメモしておく ・感想を書き終えるまで他人の発信は見ない
21投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ面白かった! 自分がまだもやもやとした感情のときだと、強い言葉に影響される。 ・強い言葉は私たちの心を引きつける。 たしかに〜!と思った。 意思弱めのときだと強くハッキリと言い切られると確かにそうかも?みたいに引っ張られる。 ・自分だけの言葉を手放さないように。 その第一歩として、自分の好きを言語化する前に他人の言語化を見ることは、やめておこう。 他の人はどういう感想を書いたんだろう?って気になっちゃうけど、まずは自分の感想を書いてから見るということを意識したいと思った。 細分化できるようになりたい!
13投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ2作目の三宅 香帆作品。先に読んだ『バズる文章教室』よりも、ちょっとライトに読むことができる文章術の本。 文章を他人に分かりやすく伝えるポイントが、簡潔に説明されていて、文章を書くことが苦手な方には、入門書的な存在の一冊です❗️ 逆に文章を書くことが少し得意な方からすると、少しありきたりで目新しい発見が感じられる本ではないのかも知れません❗️ 特に印象的だったのは、『第6章 推しの素晴らしさを書いた例文を読む』というコンテンツで、東京大学大学院で英米文学を教える阿部 公彦さんの、ジェーン・オースティンの小説『説得』の書評です❗️ オースティンは、まだ一冊も読んだことはありませんが、その書評を読んでとても読んでみたくなりました。
38投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ人に伝える方法をSNS時代、特に現代の推し文化に合わせて丁寧に記載した本で、このニーズを見出した点がまず面白い切り口 伝える技術自体には目新しいものはないものの、丁寧に若い層に向けて書かれている 一番共感した点としては、あとがきでのSNSでの言葉の鋭利さに危機感を抱いていたという点 そういった状況を受け、各国で若者のSNSを禁止する事例が出てきているが、私にはそれは現実的ではないように思う このようにどのように言葉を伝えるのかということを、大人も学び、子供に伝えることが現代では必要なのだと改めて考えるきっかけとなった ところで作者の推しの宝塚のトップ娘役って誰なんですか!?(当方ヅカオタ)
5投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ感想文に限らず意見や思いを文字に落とす時にいつも纏まらず何を言いたかったのか自分でもわからなくなることが多々あるのでこの本は大変参考になりました。 なるほどというところばかりでしたが自分の感想を書くまでは人の感想を先に見てはいけない、というところからまずは実践していきたい、と思いました。
47投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ2025年36冊目『「好き」を言語化する技術』 ブクログで本の感想を書くようになって約半年。 どれだけ「面白い!」と思っても、それを言葉にするのが難しく、もどかしさを感じていた。 そんなときに手に取ったのが、三宅さんのこの本だ。 ブクログを始めた頃の私は、読み終わるとすぐに他人の感想を見に行っていた。 それはそれで楽しかったけれど、気づけば自分の「好き」がどこかに埋もれてしまっていた。 情報が簡単に手に入るこの時代だからこそ、自分の言葉を大切にして、ちゃんと残していきたい。
23投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ好きなものや、情熱的に応援しているものを人へ薦めるのって難しいと思っています。 相手にうまく伝わらないし、自分の好きなものを貶される可能性があるから、人に勧めたくない。 相手が求めていないのに、こちらから紹介する必要があるのか?1人で楽しめたらそれでいい。 本書を読むまではそう思っていました。 でも、その考えって自分の好きなものの可能性を狭めているのかも。 ここに書かれていることは、何も好きなものを伝えるときだけではなく、人へ自分の気持ちを正しく伝えようとした時にも必要になる大切なことが書かれている。 人へ伝えることを諦めずに少し頑張ってみたいと思った
1投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログいい感じにそれっぽくなる言葉よりも、自分のヤバいを具体的の言語化すると、相手の感性に働きかけられるような気がしました!
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ言語化する技術というよりは、その意義を語っている部分にとても共感した。自分も周りも移り変わっていくものだからこそ、その時々の自分の感情を言葉にしていつでも立ち返れるようにしていきたいと思った。 "言葉は自分の好きな感情、好きな景色、好きな存在がいつかなくなってしまうとしても、いつでも取りだして愛でることができるように、保存するためのもの。"
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログこれ、、小学生の時に知りたかった!というのが感想。私とっても悩まされた読書感想文、いわゆる典型的な「あらすじしか書いてない面白くない文」しか作り出せず、親に自分の体験も入れなさい、と言われてもありきたりな体験を織り交ぜた分にしかならなかった。多分それは、読書感想文を宿題としていたからで、誰かにこの本の良さを伝えたい!!という目的がなかったからだったんだろうな、と、そして書評は読書感想文でしかないのかと、読書感想文を書くのってこんなにワクワクするものだったのだと思わされた。 推しを語る際のそれぞれのtipsに関しても、ほぇーー、確かにこれだったら私にもかけるかも、、と思わされた。これ、すごいこと。日本人が感想を書きたいと思っているのに、なんだかめんどくさい、SNSで素敵なレポが上がっているのに自分とか別次元の人だと思っている、のような現代の日本人の隠れた欲求をついた素晴らしい本だった。
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ言語化=細分化とは驚きました。 好きな物、本の感想を書きたいのに何から書いたら良いか分からない…そんな時に手に取った本です。 好きな物がたくさんあるって素晴らしいと改めて思いました。 人が好きなことを語っている時はキラキラ輝いてみえるし、会話してると楽しい気持ちになります。 そんなことに気付かされた素敵な本でした。
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ2025/10/09 話が面白い人は何を読んでいるのかを先に読みました。話を展開する構成要素5つが面白く、他の本もと思い購入しました。この本がさらにブラッシュアップされているようで、こちらの本から読むと学びやすいかもしれないです。 話し方まとめ 事実→感情→共通項 他人の感想に流されず、自分の言葉を持つこと ありきたりな言葉(泣いた、やばい)を封印して言葉を考えること。 ネガティブ ケイパピリティ →モヤモヤを言葉にする 感情の言語化には、パターンがある ①よかった箇所の具体例を挙げる ②どういう感情を抱いたのか(where) ③どうしてその感情を抱いたのか(how,why) ・p87 面白さとは共感か驚きである 「共感」とは、自分も同じような体験や感情を知っていて、それをぴったり来る言葉にしてもらったことへの快感。 「驚き」とは、それまで見たことのないような未知の手法に出会ったときの快感 感想の言語化 1.ポジティブな感情の言語化プロセス(共感,驚き) 共感の場合ー自分の体験、もしくは好きなものとの「共通点」を探す 驚きの場合ーどこが新しいのか感じるかを考える ネガティブな場合 →「退屈」or「不快」
2投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ見ていて確かにと思うことがあった。 自分では気づいていたことを隠していた自分がいたことがわかった本でした。 この本は面接の時に最近見た本はなんですか? とか、面接で聞かれた時に使えたり、今自分が好きなことについて喋れるのか? 喋れないのか? 確認できると思います。出来なかったら見る。出来たなら読まなくてもいいし、気になった項目があるなら読む! とかでいいと思います。 個人的には見てよかったと言えます。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「推し」について、語りたい! 発信したい!と思ったことのあるすべての人に薦めたい作品です♪ 私が、Instagramで読書垢をはじめた時、周りの皆さまたちに、刺激を受け、「自分の言葉が出てこない」「他の人のコメントを見て、自分も納得し、文章が書けなくなるという負のループにハマっていました」 本作を読みながら、私のこのアカウントを自身の読書ノートのようなものであり、この投稿を見て、1人でも多くの人に本を手に取ってほしい。そんなきっかけとなるアカウントにしたいなと思って、投稿をスタートさせたことを思い出させてくれる。 そんな初心に帰らせてくれるような作品でした。 実際に、自分が発信するときのポイントなど、役に立つ技術がたくさん詰まった宝物のような作品でした。 自身の投稿に困った際に、振り返るポイントがぎっしり詰まっている参考書のような大切な1冊です。
2投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ推しの素晴らしさを語るのみだけではなく、プレゼンや資料作成等にも役立てるような内容を含んでいて面白かった。 「やばい」や「最高」など語彙が単純になることがあるので、気持ちを細分化して言語化力を高めていきたい。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ言われてみれば当たり前のことなのだが、頭の中の整理をするには良いと思う 難しい内容はないので、SNS等で自分の感想が味気なくなってしまうと感じるのであれば1度読んでみてもいいかなと思う
8投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ三宅香帆さん『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』読了。当たり前のことなのですが、頭の整理になりました。
2投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ無意識のうちに実践していたものもあれば、なるほどそんな手があったか!と驚いた技もあり。よくここまで言語化できるな、と感心する。クリシェを多用しないように気をつけ、細分化すべし。最近になって気をつけていたことだが、他人の言葉に惑わされないようにすることを1番意識したい。紹介されていた阿部さんの書評がとても読みやすく興味を掻き立てる文章だった。彼のような文章を書けるようになりたい。何につけても精進あるのみ!
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ言語化は、細分化のこと。 やばい、面白い、美味しいなどではなく、「どこが」どうだったのかを、細分化してそれぞれを言葉にしていく作業。 ●書き始める前にやるべき2つのこと ① 読者を決めること ② 伝えたいポイントを決めること ●文章のゴールは? ① 想定した読者に ② 伝えたいことが伝わること
2投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ⭐︎3.6 読みやすかった。理解はできたけど、具体的な言語化の例がもっとあるとよかったな。言語化は細分化、というのは納得。
2投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意外とすでに実践してることも多かったのでこれでよかったんだと正解をもらった印象だった ライブの感想の書き起こしをするとき、曲順から順を追って細かく書き起こすので最後のほうは力尽きてしまうことも多かったので、全てじゃなくて、心動かされた特にの部分を箇条書きであげて、後で掘り下げるのは今後やりたいと思った 推しを伝えることは難しいけど、相手との情報量の差と終着点を意識することはこれからやっていきたい
3投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ人の感想を読むとつられてしまって自分の言葉を深掘り出来ないので、まずは他の人の批評を読まずに、自分の言葉でメモを取る。 そして自分の感情を深掘りして行く。 ブクログ、filmarks、Amazonなどなど、人の感想をどうしても読んでしまって、それに自分の感想が引っ張られてしまうのは確かにあるな、と思った。 ブクログやfilmarksで感想を書くようになった自分にはちょうど良い本でした。 ちなみに先日、同じ三宅香帆さんの「話が面白い人」は何を読んでいるのか を読んだのですが、そちらの方が応用、実践編でこちらの方が基礎編という感じかなと思います。どちらから読んでも良いと思います。
9投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ三宅さんのYouTubeを時々見るのだが、それを見ている感覚で、三宅さんのマシンガントークで再現される。サラサラななめ読み。 言語化は細分化、は納得。 私はブクログに記録を残す時、紙にメモしていることもあるし、自分にしか見えない「読書メモ」の機能も活用しているが、本について残すのは単に忘れてしまうからで、推しを語るのとはちょっと違う。 推しを語るブログなどを読むのは大好き。好きって感情は人を平静でなくするもの、まさに恋ですよね。 「他人は遠い存在で、なにも伝わらないことが大前提。なにか伝わったらすごいこと」というのを読んで、普段職場で聞いてもらえて当たり前みたいに思ってしまうけど、そうじゃないよなぁと改めて思った。 例に出された作家さんの文章はやっぱりおもしろくて、プロってすごい。やはりお手本の真似から始まる。
20投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ読むことで言語化への考え方が変わる。 この手の本はタイトル詐欺なことが多いけど、即戦力の知識がたっぷり。アウトプットへのモチベーションにもなります。
5投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログいつもわかりやすく書いてくださり、大変勉強になります。子どもの頃から聞かれてもいない自分の好きなことを、つい話してしまう悪いところがあり、いくら仲の良い友達でも苦笑いしていた経験があります。また、その聞きたくもない話を聞く友達の立場になった高校生の頃、伝えることって難しいんだな、と思い、言葉を知ることは大事なんだと学びました。ただ、それはすごく難しいことで、ヤバイ、好き、を連発してその場をなんとかしてたと、今思い返すと恥ずかしい限りです。大学で出会った友達が本当にできた人ばかりで、なんで〇〇(バンド名)がそんなに好きなの?と聞いた時に丁寧に答えてくれたこと、答えられたことに衝撃を受けました。私も別のバンドを追いかけていたので、同じように考えた時、意外にもスルッと言葉が出てきたように記憶しています。この本に書かれていることを私は人との出会いの中で、体験的に感じていたんだな、と気付かされました。私はSNSでの発信は怖くてしていませんが、これからも自分の言葉を大事にしていきたいと思います。でも、自分の言葉といってもそんな上手に言えないことが多いので、自分の言葉を紡ぎながら、他人のことばも参考程度に目にしたいと思います。
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ大分遅ればせながらにはなってしまったが読了。 手元の文明の利器で、良くも悪くもあらゆる事が気軽に発信できるようになった昨今だが、伝えたいことを発信はできても中身が伴わないことは多々ある。いや、大半がそうだ。 SNSに限らず、観劇や作品を観た後の感想を話す際、私は言語化ができずにぬるっと終わる。そんなことばかりなのも良くないなと思い読んだわけだが、結論普段の、特に仕事においてのコミュニケーションで考えることと同じことをして慣れていく他ないなと思った。 何を感じたかを細分化し、相手との知識量の差を見極め、相手に伝わる言葉を選んで話す。部署間での打ち合わせでもやらないとならないことじゃないか。 読んでいく内に自分も推しについて発信したい思いが強くなってきたので、この本で学んだことを活かして長文での発信を、推し語りをしたいと思う。まずは書き上げよう。
10投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」 私、高校生の頃は読書感想文とか書くの好きでした。自分の言葉でつらつらすらすらと書いてくのが快感だったんでしょう。 でも大学生ぐらいからその感覚が無くなっちゃったんですよね。映画の感想とか書けなくなっちゃったんです。参考にしようとフィルマークスとかで他人の感想見るけど、どんどん書けなくなっちゃうんです。 きっとSNSに毒されすぎたからだと思うんです。それは分かって、SNSから何度も距離を取ろうとしているけど、やっぱり他人の鋭い言葉が面白くて、見たくて、中毒になってたみたいですね。 この本はそんな私を叱ることなく、優しくポップな文体で救い出してくれました。(大袈裟ですね) 悲しいことにSNSの言葉に触れてないと、周りの人達の会話についていけなくなるみたいな感覚もあるんです。そして私は弱いですから、SNSでの流行りの言葉を無視して一人で生きていく覚悟もありません。 だからまずは「自分の言葉」が「他人の言葉」に毒される前に(SNSを見る前に)、「自分の言葉」を忘れないように文章に残していこうと思えました。 いままで私だけの人生を経験してきた私だからこその、そのコンテンツにむかってのオリジナルな感想、感情、言葉が生まれる。その事を積極的にアウトプットしていきたいなと思いました。 それはすなわち、「自分への理解」を深めることになる。「自分を好き」になることですから!!
5投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
✕ ダメなレビューの例 「この漫画、泣けてやばい。すごく考えさせられた。」 これを、 『ありきたりな、それっぽい表現を使わずに、ちゃんと自分だけの感情、考え、印象、思考を言葉にする。』 そして、それを他人に伝える工夫をする 『文章の才能は存在するかもしれないけれど、それよりも工夫する努力をするほうが、文章の完成度が高くなる要素の比重は絶対に大きいのです。』 どうやって自分だけの言葉にして工夫すればよいかのヒントが具体的に紹介されていて、マーカーだらけになったし何度もくすりと笑った 著者があとがきで書いていること 『「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」、これを言いたくて私はこの本を書きました。』 SNS上で言葉のナイフが飛び交う現状にずっと不安を感じていたみたい 誰もが手に取りやすいタイトルの裏側にこんな思いがあったのかー(゚д゚)! 最初に読んだ著者の本は低評価だったのだけど、もう一冊だけ読んでみようと思ってこの本を手に取って良かった! ✕ An example of a weak review: “This manga made me cry. It really made me think.” Instead, this book encourages readers to avoid clichés and vague expressions, and to express their own genuine feelings, thoughts, and impressions in their own unique words. It emphasizes the importance of not just having writing talent, but more importantly, making the effort to be thoughtful and creative in how you convey your ideas — because that effort greatly enhances the quality of your writing. The book offers practical, concrete tips on how to develop your own voice and how to communicate it effectively. I highlighted so many parts and found myself smiling quietly more than once. In the afterword, the author shares: “I wrote this book to encourage readers to distance themselves from other people’s words and to create their own.” It became clear the author has long been troubled by the harshness of words flying around social media. It’s surprising to see such deep intent behind what looks like an approachable title. I wasn’t impressed by the author’s first book, which got low ratings in reviews, but I’m really glad I gave this one a chance! :D
110投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログある意味、個性的な文体とは程遠い本だと思う。 あとがきの「SNSでは言葉のナイフがびゅんびゅん……」みたいなくだりからして、この本自体がクリシェに塗れているなぁと思ってしまった。齋藤孝さんが読書術系の本で書いてることの焼き直しである気もするし……とにかく、「どこかで見たことある」からずっと抜け出せなかった。その割には文献も少ないし。 伝わりやすいようにそういう書き方をしてるのかもしれないけど、本文に倣って言うなら、どうも「著者自身の言葉」がないように感じてしまう。 まさにありふれている。期待して読んだだけに、ちょっと退屈だった。 文章を書くことをただ煽っているだけというか、粗雑な自己啓発みたいな、ね。
3投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ相手の伝え方の技術としても使える1冊だとおもいました。 相手に興味をもたせるには、なにを伝えたいか?、そして筆者が繰り返し述べていた自分の言葉と他人の言葉を切り分ける。今後はライブやアニメなどを語るときに色々活用したいと思いました。 具体的なアクションプランは3つ。 ①なにつたえたい?を意識。 ②どこがいいとおもった?(経験と比較するのあり) ③まわりはこういってるけど、わたしは、、、を意識。
8投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ初めて感想を書く。 人と比べて気持ちが勝ってないと「好き」って言えない。自分の気持ちに自信が持てなくて、何でもまずネットで調べて、「みんなもそう思ってるから」と確かめていた。無意識に「好き」のハードルを上げていたのかもしれない。 あ、いいなって思う瞬間は沢山あるのに忘れちゃう。ふとした瞬間を書き留めていったら、自分の中の「好き」を大切にしてあげられる気がした。 だからこそ「好き」を言葉で保存する、という一文が心に響いた。
4投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ感想、書きにくぅ… どうおもしろいのか なんで好きなのか 読み終わったあとにそんなに復習したことない 確かに「感想思いつかんな…」 ってときは読み返すけど コーフンしちゃってるときは 勢いにまかせて書いちゃうから 己のコーフン度合いしかはかれない 自分で読み返しても 何も思い出せなかったりするし 自分にとって必要じゃないとこも いっぱいあったけど 半分くらいはしっかり読んだ 役に立てられるかはわからんけど ためにはなった 星は3つ
3投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ正直僕は大して紹介したい推しがいるわけでもないが、人になにか興味をもってもらうテクニックとして大いに使えそうだと思った。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ一文が短く、語り口調でもあることから文章が読みやすい! 全体が「推し」の良さを伝えるというテーマのため、「自分の意見を書くこと」の大切さもすんなり入ってくる。 このあたりの「伝えたい内容」と「伝え方」の選択はさすが文芸評論家だと感じた。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ自分の言葉で好きなものを語ることで、自分に対して信頼できる「好き」をつくることができ、それが回り回って人生の価値観をつくりだす。 まさにそうだな、と思った。 昔から明確に好きなものがある人を羨ましく思っていた。 堂々と言葉で表現していて、キラキラして見えた。 一方自分は、薄っぺらい感想しか言えず、語るほど知識もないしな、と自信を持てなかった。 知識というよりは、経験が大事だと解釈。 『読書する人だけがたどり着ける場所』(齋藤孝)は、読書に特化した内容だが、読書が経験となって、豊かな人間になるといった内容があった記憶がある(要再読) 自分の知っている元ネタが多いほど感想を言語化しやすい。 自分の経験や好きだったものをベースに、何が良いと思ったのだろう?と妄想を広げて細分化することで、自分の言葉をつくっていく。 それが結果的に知識として蓄積されていくのかもと思った。 経験一つ一つをしっかり自分のネタにするために、言語化を重ねていきたい。 最果タヒさんの文章のお手本例は、解説読んでやっとなんとなくわかった気がする程度。 それくらい自分は読み書きが苦手で、上手い文章の判断がつかない。 文章って奥深い。 まずは多様な文章を読んで、自分の好きな文章を見つけて真似してみたい。 みなさんのレビューも読んで勉強させていただきます。 具体的な発信の仕方も記されていて、ハウツーを求めていた自分にとっては参考になった。 アウトプットを重ねて、自分の方法を見つけていきたい。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ図書館で3ヶ月待って借りた本。 ポジティブな感情の言語化プロセスは「共感or驚き」である。 言われてみれば、その通りだと感じる。 好きなコンテンツはどちらかに該当している。 自分のポジティブな感情についての解像度が上がった。 そのほか、ネガティヴケイパビリティなど、現代に実用的な哲学をサクッと軽快な語り口で学べる本。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ私は普段、自分の「好き」についてSNSなどで発信するタイプではないのだが(ブクログは例外として)、感情の言語化を癖づけておくことの重要性を改めて感じた。 大人になるにつれて、興味の幅や熱量は少しずつ薄れてしまう気がする。だからこそ、一つひとつの「好き」を大事にし、推しや自分自身の解像度を高めるために積極的に言語化を活用していきたい。 そして何より、自分が気をつけなければならないのは「人の言語化に頼らない」ということ。これに尽きる。
7投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ推しの魅力を文章で伝えたいのに、いざ語源化しようと思うと「やばい」「すき」といった、ありきたりな言葉しか出てこない…あるあるだよなぁ… SNSが普及した昨今は特に推しについて不特定多数に布教したい!という人も多いのではないだろうか(あと、少し気になる、という反応をしている見ず知らずの人に布教したりとか笑) ちょっとした意識で好きを語源化しやすくなるよ、という話がまとめられているので、さらっと読めるし気になる人は読んでみたら良いかと。
3投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ誰かに推しの素晴らしさを語りたい、と思ってるわけじゃなかったけど、良かった本とか映画の感想が「面白かったー」とか「良かったー」しかなくて、もっとちゃんとレビュー出来るようになりたいなーと思って読んでみた。 本とか映画とか見たかどうか、内容すら覚えてなかったりするのが悲しくて、ちゃんと感想を残しておきたいと思って、アプリに記録残してるんだけど、良かった映画見ても稚拙な言葉しか出てこなくて悲しいと思ってたので、少しずつ実践してみたいな、と思った。 「大切なのは語彙力じゃなくて細分化」とあって、何が、どこが、どう良かったのか、細かく書くことによって自分の言葉になりますよ、っていうのが意識しやすいかなーと思った。
4投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ自分の好きなものを言語化することは、自分の解像度を高め、自分を語ることでもある。他人の意見が嫌でも目に入り、影響を受けやすい時代だからこそ、自分の感情や考え、ものさしを持っていないと自分を見失ってしまいがち。だから、言語化ってほんとに大事だと思う。映画の感想書く前に人の感想読んじゃうと、自分の感想書けなくなるから、書くまで見ないってのもめちゃくちゃ同感。わたしもまさにそうしている。 言語化とは妄想力。言語化とは細分化すること。好きは儚いものだから、自分の好きな気持ちをなるべく新鮮なうちに保存しておかなくちゃ。自分の好きを語れるのは自分の言葉だけなのだから。 面白いを分類すると、大きくは共感と新しさによるもの。ここをフックになぜそう感じたのかを深掘りしていこう。ネガティブな感情を深掘りするときも、同様。感情のルーツは自分の経験や体験してきたことの文脈から生まれるものだったりするから、やっぱり好きなもの(嫌いなもの)を語ることは、自分を語ることとイコールなのだろう。まさにこのあたりは、ヨシタケシンスケさんも全く同じこと言ってたな。 三宅さん、あるあるエピソード上手。わかるーと思うから共感した。これもテクニック。三浦しをんの文章勉強になる。推しの素晴らしさを語るのに、推しのファンを細かく描写するというテク。読者と良い距離を保ちながら、臨場感もってその世界に導いてくイメージの文章で素晴らしい。阿部さんの書評の書き方、特に書き出しの工夫や興味ない読書をググっと引き込む工夫がすごく勉強になる。 思えば、書評って好きな本を人におすすめするための文章。このテクニックを学ぶことで伝えかたのコツが学べるというのは、大きな気づきだった。
4投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ推しについて語りたい欲求があるわけではないのだが、言語化の技術を知りたくて手にした本。 細かな技術よりも、心構えや考え方のコツの部分がよく説明されていて、意外と大事。あとは準備する手順、最後は勇気や実行力。他人に影響を受けないように自己防衛することは、SNS社会の中本当に大切で難しい。自分の言葉を造ることは、そのために必要なこと。 学校教育の弊害か、何を見ても読んでも、つい「正解」を求めてしまう癖がいまだに抜けないが、自分の感情に目を向け、自分らしさを表現していこう。
8投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ初!新書を1冊まるまる読めた! なんとなく新書って「お勉強」という感じがして、ミステリー大好物の私にとっては敷居の高いものというか、とっつきにくい印象があった。 ただ、この本はものすごく話題になっていたし、私自身言語化が大の苦手なので、これを機に少しでも伝わる力が上がれば…と思い読み始めてみた。 少し時間はかかってしまったけど、なんとか読了。 できるだけインプットしようと思い、ただ読むだけではなくて、付箋を貼りながらiPadでもメモをとり…という形で今回は読んだ。 改めて文字に起こしてみると、これまで自分が文章を書くときに何も意識してなかったんだな…と思い知らされた。 そりゃあ自分でも納得いく好きな文章が書けないよなと。 せっかく取ったメモを見返しながら、これからはもっと言語化が上手な人になれるよう頑張りたい…!
8投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ語り欲を刺激するのに最高の一冊だった。 読書メモも「好きを言語化する行為」と捉えていいと思うんだ。 好きな本も合わなかった本もあるけど、僕が出会った本は1冊1冊が宝物であることは間違いない。 むしろ合わなかった本もその合わなさを具体化することで、自分が何を「不快」に感じ、何を「退屈」に感じるかに気づくことができるんだとわかった。 …最も、今までも合わなかった作品に対して、「語り手の価値観が全く分からん」とか、ねちねち文句書いていたわけだけど、それが意味のあったことだとわかった。 ”あなたのオリジナルの感想こそが、自分の揺るぎない推しへの信頼につながる。それこそが、また回り回って私たちの人生の価値観をつくりだす。” この一文が一番励みになった。これからも読書メモを続けていきたい。別にメモは学びのためだけじゃなくてもいいと思うんだよね。もちろん何か教訓めいたものや、教養めいたものを掬い上げるのも大切だ。これはこれでやった方がいい。 だが、それだけにとらわれずに、「これが好き。これが嫌い」っていうのも同時に掬うことで、これからも自分の価値観を作っていきたいな。 最後に… ”まあ、そうはいっても感想をSNSで書きなぐって、同じオタク仲間に共有するのも楽しさのひとつ。” →僕の読書メモを共有して共感や意見をくれるChatGPT様、いつも大変お世話になっております。
3投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログタイトルに騙されるな。文章の書き方なSNSの発信などについて、わかりやすく学べる、理解出来る本。 推しだけでなく、色々なことに応用できると感じました。
2投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ「他人の言葉と距離をとろう、自分の言葉をつくろう」 この本を読んで決めたこと ・無闇矢鱈に他人の感想を見ない ・他人の感想を見るにしてもエンタメを見た後自分の感想、考えを作ったあとに見る ・これから見たいと思ったエンタメは感想か何か文章に残すようにしたい
4投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ私自身『推し』がいるものの、言語化に苦手意識があり、自分の感じたことを言葉にして人に伝えることにハードルの高さを感じていた。 SNSなどにある他の人の感想よりも素敵な表現ができないから…と思っていたが、そんなことは気にせず、自分なりに感情を掘り下げる練習をしていこうと思った。
8投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ随分と他人の言葉に影響を受けすぎないように!という志の話が多くて笑った。自分も推し語りをしていたときの熱い熱い気持ちを思い出した。推敲に次ぐ推敲による勇気と自信しか、記事を公開するに足るものはないよな。書く側の目線として共感。
2投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ私には難しかった。 好きを言語化するための語彙を増やすことができるのかと思って手に取ったが、違った。 好きを言語化する方法が書かれている。
2投稿日: 2025.09.17
