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総合評価

347件)
3.8
64
145
114
12
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的には消えない硝子の星が一番良かった◎ 母の死を誰かのせいにするかずまと自分のせいにしようとするオリアナの対比が心にしみた 次に良かったのは 落ちない魔球と鳥の最後 光の花をみながら、自殺した兄への 思いが止まらなくなる感じが すごく伝わってきた ↓読んだ順番↓ 「笑わない少女の死」 「落ちない魔球と鳥」 「名のない毒液と花」 「飛べない雄蜂の嘘」 「消えない硝子の星」 「眠らない刑事と犬」

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6つの章をどこから、どの順番でも読んでいい。という全く聞いたことのない本 一つ一つの章だけでも完結しているし、6つの章全部読むとそれぞれの登場人物の関わり合いがわかる 6の階乗で720通りの読み方ができるというが、さすがにそのような読み方は出来ないが、面白いと思った 解説動画等を見てみてどのような解釈ができるのか見てみたい

    0
    投稿日: 2025.03.19
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    良かった! 想像のはるか上を行き、それぞれの物語のつながりにほぼ破綻が無く、しかも各話でどんでん返しや美しさも満載のとても楽しめる作品だった。 悲しいんだけど、ルリシジミの物語(2話)だけで星4つの価値ありと感じた。もう一つのペット探偵やニシキモシリーズも好感度高いけど、私にはルリシジミが心にしみたな。 3月なのに寒い週末にピッタリの読書で満足。

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    読む順番によって分かっていく情報が違うのが面白い。 友達と読む順番について話すのも楽しい。 徐々にわかってくと言うより4個目くらいから情報が一気に開けていく感じがある。

    9
    投稿日: 2025.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6章あるうちのどこから読んでも良いとか、毎章ごとの上下が逆さまに印字されているとか、試みはユニークだと思う。私は順番に読んだけれども… ただ、じゃあ各章が面白いか、全体を通じてこの小説が面白いかというと、うーん、という感じ。読み終わったあとに何も残らない感じかな。 こういう形式のせいか、1つの章を読み終えてすぐに次の章を読みたい、というモチベーションがなく、結果的に結構時間を空けながら読んだせいもあると思うけども… 残念。

    2
    投稿日: 2025.03.14
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    この本は六つの章により構成されているが、読む順番はどこからでも良いという、かなり実験的で面白い内容の小説となっている。あまり良いアイデアが思い浮かばなかったので最初から最後までページの順番で読んだ。 自分は読む順番が変わることによってストーリーの筋道も劇的に変わるものだと思っていたが、実際は登場人物がそれぞれの短編で少し交わる程度のものだったので少々拍子抜けしてしまった。まあ内容そのものが変わるわけではないからなあと納得しつつも、残念な部分はあった。しかし、短編としての面白さはしっかりあって結末が悲惨なものもハッピーエンドなものもあり十分楽しめたので良かった。

    3
    投稿日: 2025.03.13
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    読み進めた順番のせいなのかひとつの章を読み終えてもスッキリしない感じが続いたが、4章くらい読み終えてなんとなく面白さを感じ全ての章を読み終えたらまた確認のために読了章に戻りたくなる不思議体験をした。

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    知り合いのススメで読んだ。 どの章から読んでも良いということです、全部の話につながりがあるということだった。 今までにないスタイルの小説だが、自分の好みではなかった。

    0
    投稿日: 2025.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

     6章の読み方で720通りという面白い形式の本があると知り、すぐに買って読んだ。読む前は、720通りとは言うものの、読む順番を変えてそんなに違う話になるのか。一度読んでしまえば、章のあらすじのようなものを頭の中で思い返すと簡単に何通り分も楽しめるのではないか。などと考えていた。しかし、1章1章に登場人物やキーとなる出来事など伏線のようなものが散りばめられており、これは本当に720冊の本が集約されているのかもしれないと思った。

    0
    投稿日: 2025.03.11
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    読んだ順番は、犬→花→鳥→少女→嘘→星 最初の章がなかなか入ってこず手をつけてから読み切るのに時間がかかった...。 中盤まで読んで面白く感じてきたら他の章はあっという間に読み終えた。なんだかんだで犬の章のラストが1番ふいをつかれたと思う。 ミステリ久しぶりに読んだけど暗いお話は少し苦手だなぁと思った。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    やばいやばいやばい。すごい!自分の読む順番天才じゃない?!って思うけど、どの順番でもそう思うんだろうな。記憶を消してもう一回読み直したい。全て繋がっていて、メモ取りながら再読しなければ。未知の読書体験、まさに。全部いい、全部好き。最終的に嫌な人間が1人もいないところも素晴らしい。Nって、地形に見立てている?考察が深まる。あの時の女性警官?一話一話がどんでん返しなのに、それがさらに全部繋がるどんでん返し。本の作り方に感動。ある話ではモブなのに、次読んだ話で、え?!語り手じゃん?!ってなったり、重要人物が、次の話のちょっとだけ重要人物だったり。楽しみ方ありすぎ。 【読んだ順番】 145236

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 6章あってそれぞれ一応独立した短編なんやけど実は繋がっていて…どの章から読んでも成立するし、どの章から読むかによってそれぞれの作品に対する印象や感じ方が変わるというもの。まさにタイトルの通り「N」。 私はどこまで読んだか混乱しそうやったから普通に前から順番に読んだけど楽しめた。 母親が死んで投げやりになってたカズマが立派な看護師になったんか…とか、オリアナの母親のホリーをみてた看護師さんが成長したカズマやったんか!とか 兄を亡くした野球少年の章で出てきたボートを貸してくれたおじいさんの過去がまさかこんなんやったとは…とか オリアナは亡くなった母の引き出しから何を見つけたのか?と思いながら読んでたら実はそれが生まれ変わりの蝶やったと後で分かったり。 なるほどなと感嘆させられたしひとつひとつの短編としても全部おもしろかった。さすが!

    1
    投稿日: 2025.02.27
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    全ての話がどこかで繋がっている。その伏線を見つけた瞬間ゾクゾクと鳥肌が立つ感覚がした。ある話では主人公だった彼らが、別の話ではただの登場人物、ないしはモブに過ぎなくなる。なんだか考えさせられる。 話の内容も切ないものから心温まるものまであり、全く飽きない。記憶を1度消して逆の順番で読んでみたい。

    1
    投稿日: 2025.02.27
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    学校のビブリオバトルで1位だったので読んでみた本。 6つの短編集で、登場人物が少しずつ繋がっている。1話ずつ上下逆さに印刷されており、どの話から読んでもいいとのこと。端から順に読むことにした。確かにどこから読んでも違和感はなさそう。 4話まで読んだが、5話目でもう読むのをやめた。話の出だしが暗かったのと、それまでの4話で心に刺さるものがなかったから。つまらない訳ではなく、「笑わない少女の死」は特に良かったが、普通の短編集じゃない?と。最後まで読んでないだけかもしれないが。 期待が大きすぎて、それが叶わなかったので読了できなかった一冊。

    5
    投稿日: 2025.02.24
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    6つある章のうちどれから読んでも良いとのことで、バラバラに思いつきで読みました。 一つ一つのお話が謎めいていて、他の章との時間軸や登場人物の繋がりに気づくとさらに楽しめる感じ! 本をひっくり返すのは少し面倒だったけど。

    1
    投稿日: 2025.02.23
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    最高でした!!! まさに,著者の思う通りです! 物語は6つあって,それぞれが少しずつ繋がっています。 その中でもハッピーエンドに感じるもの、バットエンドに感じるもの…恐らくあると思いますが、私は(個人的に)最もバッドエンドと感じるものから読んで、そこから物語が広がっていくのを楽しめたので,読後が最高でした。 N=6×5×4×3×2×1=720通りの物語。 どの順番で読んだか,皆さんと答え合わせしたくなるようなそんなお話でした。 物語の謎が「ここで繋がるのか!」がまるでミステリー小説を読んでいる時の気持ちいい感情と似ています。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    各章ごとの繋がりが自然で美しい。 しかし、一気に読まなかった為、誰が誰だったか曖昧になって読み返す事になった。 個人的には「落ちない魔球と鳥」がお気に入り。

    0
    投稿日: 2025.02.20
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    次に読む章を自由に選んで読み進めていく、という初めての体験にわくわくしました。 ただ最初に抱いた期待感でハードルを上げすぎてしまったのか、物語としてはちょっと物足りない印象で終わってしまいました。 私が文章との相性が悪かった感じもありますが…。

    0
    投稿日: 2025.02.18
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    六つの章で構成されていて どれから読んでもいい本 読んだ順番 1「消えない硝子の星」 2「飛べない雄蜂の嘘」 3「名のない毒液と花」 4「落ちない魔球と鳥」 5「眠らない刑事と犬」 6「笑わない少女の死」 私が読んだ順番にはきっかけになった言葉がある。 1「自分が生まれて初めて神様を信じたことも。」 2「オスのルリシジミが目の前を横切った。」 3「わたしが飲んだ毒液にも、名前なんてなかった。」 4「名前が一文字違いの双子が出てくるマンガがあるらしい。」 5「ただ一つ考えなかったのは、自分自身についてだった。」 6「このまま誰にも話さずに死んでいくのだろう。」 1 この物語、胸をあったかくしてくれる。 私もいつか許せるのかもしれない。 私には、どうしても許せない事がある。 許せない事を抱えたまま一緒に暮らすのは苦しい。 親友に「許してあげたら」って言われたけど、そう言う親友の言葉も許せなかった。 このまま、なのかな。 「大切な人を亡くした時、 誰のせいでもない、自分のせいなんだ、と思いたい。 もし誰か他の人のせいだと思うのなら、その人の事をずっと怨むから。」 あぁ、私は大切な大好きなペットのミリとくぅとルナ、亡くなったのは私のせいだ、もっと私に何かできたのではないか、私のケアが間違っていたのではないか、と自分を責めていたけれど、 他の人を怨むより、よかったんだ。 2 幼い頃の辛くて暖かい記憶が根底にあり、 ラスト胸熱くなる。 暖かい記憶は幸せなんだね。 その記憶が一歩踏み出す勇気になる。 私も幼い頃の大好きな草花を摘んだ事や辛かった出来事が根底にあり、 今、幸せとは言えない人生だけど、好きな事をやり抜いていこう、と思えた。 3 だんだん繋がっていく、ワクワクしてくる。 そしてこのお話にも暖かい部分と辛い部分がある。 そう表題の「毒液と花」 4 光が見えた、気がした。 わからない事だらけの人生で、ひとすじの光。 私にとって、それは、夜の空を見上げた時のキレイな月だったり 眩しいくらいの青空だったりする。 5 大切な人は、どんな状況でも信じよう、 って思ってるし、 信じられると思ってる。 でも実際には難しい事もあるのかな。 自分の子供だけは何があっても信じよう、と心に誓った。 6 ちょっとした好奇心が 大きな出来事の引き金になる それに気づいた時どん底に突き落とされる。 大切なものは、 たいてい他人からみたら?のモノだったりする。それは命と同等のものだったりする。 ……… (なぜ笑う?名前を変えればこの物語はあなたのことなのに)ーホラティウス 冒頭の↑の言葉 うなずける。 そう、この6つの物語は、 どこか一部は私の物語。 私は↑の順番で読んで良かった。 いつか違う順番で読んでみたい、とも思う。 ……… KEY シルバーウィーク、毒液、名前、「つ」の湾、ルリシジミ、ホリー、天使のはしご、光る石、ニシキモさん、ペット、白い包帯、 favorite sentence ・胸にぽつんと氷のかたまりが落ちた。 ・神様は、いるのかもしれない。 生まれて初めて私はそう思った。 ・「無知の知」 自分が無知であることに気づかないかぎり真の知は得られない ・誰も罰してくれないことが、わたしに与えられた罪名のない罪だった。 ・鳥が言葉を憶える仕組みは、いったいどうなっているのか ・それから僕は、ひと晩中考えた。実際は少し眠ってしまったけれど、主観としてはひと晩中だった。 ・胸の中に勇気がわいてくれるのを待つ。それがわいてくれることなんて、いつまでもないとわかっていながら。名前がただ胸の中で繰り返されるばかりで、どうしても呼びかけることができない。 ・取り返しがつかないという言葉を、最初に知ったのはいつだろう。

    15
    投稿日: 2025.02.17
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    2周した。 相関図や年表を作成することを目的に読むと楽しい。 ストレートの方が変化球って言葉が印象に残った。

    7
    投稿日: 2025.02.17
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    本をひっくり返すのが手間でしたが、面白かった。 全てが少しづつつながっていて、この話の主人公、あの話のあそこで出てきたな…とか、時間軸や登場人物の関係を紐づけながら読み進めました。思い出せなくて何回か読み直した章もアリ。

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    道尾秀介やりおる!6つの章どこから読んでもよいよ!なんて、奇抜なことしちゃってますが、内容は一つ一つ丁寧に、主人公を変え、年代を変え蝶と天使の梯子にまつわる想いを散りばめて、と。 蝶、花、光、海 美しく描いて、『つ』の湾がキラキラ 輝く情景が想像できる作品でした。 意外とスラスラ読めて、4時間で読了。 ただし、話が飛んだりするので、回収したりを考えてよまないと、内容忘れちゃうかもなので、 ゆっくり読みましょ!

    20
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の内容が書かれていない裏表紙のあらすじを読んで面白そうで買った作品。読者は自分で読みたい章を選ぶことができるが、そう言われても逆に選べなくて、結局また1ページから最後のページまでとのことになってしまいました。 六章の物語はまったく違うと見えるので、それでは読む順番はもとよりかまわないだろうと最初は思ったが、ずっと同じ要素が出てきます。前の章での些細な物事が次の章のキーポイントとなったり、前の章ではあまり重要ではない人物がほかの物語の主役となったり、この章で解決されなかった謎が或る章で終着点に辿り着くなど、読みながら繰り返されていたのは、前に読んだ部分の再確認です。 物語の謎だけではなく、この六つの物語をどう整理するかも、作者からもらった課題のようなものです。 私のような「時間」が気になる読者でいえば、物語が発生した時間の順序をなんとか整理したいです。いつかまた再読したときに、それにそって読めばさらにはっきりとした物語の全体像が見えてくるかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説の構想として、どの話もそれぞれにつながりがありつつ、それを読む順番によって、「ああ、この話はさっきの登場人物のことだな」などとわかるような形になっている。 そして、「あれ?これはあのことについて言っているのかな?」と気になる部分も出てくるのである。 テーマとしては、人それぞれの人生において、それがどのようなつながりをもち、また影響を及ぼしあうのかという、自分以外の人間の人生を垣間見たように思う。 そしてそれは、フィクションの世界だけではなく、この現実の世界でも同じことなのだと思わされる

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    どの章から読んでも話が成り立つのはおもしろかった。 全部を読んで、少なからず繋がっていたのだと。 ただ、何通りの読み方はあると思うが何回も読みたいとはならないかも。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    面白かった。720通りの読み方があるうち、わたしは 1. 名のない毒液と花 2. 眠らない刑事と犬 3. 飛べない雄蜂の嘘 4. 落ちない魔球と鳥 5. 笑わない少女の死 6. 消えない硝子の星 の順で読んだ。 あとがきにあるように、読み終えてもまだ何かあるのでは?と思うような余白が存在している。 落ちない魔球と鳥で、チナミさんと江添が何を話していたのか気になるし、 眠らない刑事と犬で、江添が猫を保持していたのではという疑いの真相も気になる。 江添が気になりすぎる・・・ 『光媒の花』と似てるな、と思ったらやっぱり関連は少しある模様。

    1
    投稿日: 2025.02.10
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    面白い読書体験! 6つの短編を好きな順番で読むことができる。 その読み方は720通りあるという…。 各短編には、それぞれの登場人物にとって重要な出来事が起きる前or起きる後かが描かれている。出来事の起きる前からその人物をなぞるのか、後からなぞるのかで、自身のその人物に対する捉え方(存在感や立ち位置的な印象、その人物に対する感情移入度合い)が変わったかと思う。 初読となる今回は、以下の順番で読んだ 1.飛べない雄蜂の嘘 2.消えない硝子の星 3.落ちない魔球と鳥 4.笑わない少女の死 5.名のない毒液と花 6.眠らない刑事と犬 今回選んだ読み方は、人物に対する理解もしやすく、物語の筋も捉えやすくて、個人的には正解な読み方だった。 別の読み方をした時には、きっとまた別の作品と感じるのだろう。 ストーリー的には、登場人物の身近な人たちのあらゆら死(殺人、事故死、自殺、病死)をテーマとした物語。死によって残された人たちがどのように自らの人生を歩んでいくのか。 今回は最も胸を打たれたのは、 ・消えない硝子の星 ・笑わない少女の死 人生は残酷で救いようがないものと感じさせられ、 それでも希望を持つのだ。と思わされた 決してキレイで明るいとは言えない人生のリアルさに考えさせられる部分があった

    10
    投稿日: 2025.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どのお話から読んでもいいというのが衝撃的でした。 クソ真面目なので、最初っから順番に読もうかなと思ったのですが、上下反転して文章が書かれていたりするおかげで(?)なんとなく気になったものから読んで、 (最初は「名のない毒液と花」←でも最初から読んでるんかい 次に「眠らない刑事と犬」) 最後が「消えない硝子の星」だったのですが、1番後味の良い優しい終わり方だった気がします。 いろんなところで話がつながっていて、人が関わり合っていて、読んでいてとても面白かったです。 光の花の話がつながっていく様子が好きでした。 1番好きなのは「消えない硝子の星」でした、読み進めながらおば…!と思っていましたが最終的には和解してオリアナとステラという名前とそれが交わる時にウラン硝子のシーグラスが見つかるのもとても良かった。

    1
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む順番によって印象が変わりそうだが、脳内で組み替えられそうでもあり、6!通りというよりは、6の短編小説、というものだろう。「飛べない雄蜂の嘘」が良かった。アイソーアホリブル、が、"holy blue"は無理があるような。。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    知っていて読んだけど、かなり変わった読書体験だった。 全編を読んだ上で、ベストな読み順を見つけたくて、もう一度、読んでしまう。

    0
    投稿日: 2025.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです!☺️ 「720通りの物語のかたちがある」といキャッチーさに惹かれ購読しました。最初は少し読みづらく感じていましたが、だんだん慣れてトータル問題なく楽しめました! 笑わない少女の死、 飛べない雄蜂の嘘、 眠らない刑事と犬、 落ちない魔球と鳥、 名のない毒液と花、 消えない硝子の星、の順で読みました。 読む順番は、まず興味をひいた章から読み始め、その内容から連想できる部分を、タイトルや冒頭から探し出し、なるべく繋がるように意識しながら次の章を選んでいきました。 最初の「笑わない少女の死」が一番のバッド展開で、えつ、こんなひどいこと起こる!?っていう嫌な奇跡から始まり、そこからその後の章で、たくさんの美しい奇跡が天使の梯子(薄明光線)を中心に繋がり、最後「消えない硝子の星」でその繋がりも結局最初に向かって落ちるしかないことに気づいてしまう。そんな、躁と鬱のジョットコースターに乗ってるかのような素晴らしい体験ができました、、 読む順番で、印象が本当に変わるのか気になって、友だちにも勧めて読んでもらったのですが、最初が「飛べない雄蜂の嘘」で最後が「落ちない魔球と鳥」とになり、感想を聞くて、自分と全く違った様子だったので、そこも感動しました。その感じもめっちゃいいなってなりました!友だちとこうゆう違った意見で感想を言い合うのが好きなので、もうこの時点で自分にとっては神小説です。ありがとうございます。 ただ思い出すと、やっぱしあの英語教師は可哀想すぎな気がします。見た目もドクロっぽいとのことなので、リアルな死神もいたらこんな感じなのでしょうか。

    1
    投稿日: 2025.02.06
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    なるほどこの人があの人で…て繋がるのは面白いんだけど、みんな可哀想過ぎるのよ! しかしこの本に登場する10代の日本人少年少女は他責思考の甘えたが多くてちょっと…子どもとはいえもう少しいろいろ考えてるんじゃないか…

    1
    投稿日: 2025.02.05
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    著者は実験的な今までにない本をよく書いてくださっていていつもわくわくしながら読めます。 自分の読み方では回収しきれていない伏線もあると思うのでまた時間を置いたら違う順番で読みたいです。

    0
    投稿日: 2025.02.04
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    720通りのストーリーが体験できる なんて凄い発想だろう(爆) 短編の脇役が、次の章では主人公になったり。 裏のストーリーを堪能したり。 それは、作者が作り込んだストーリーに乗せられてはじめて実現するものだと思っていたら... 無作為に読み進めていたのに、読了感が この上なく胸に熱く感じる。 自分で選んだ順番なのに、 作者に予見されていたかのごとく。 このなんとも言えない感覚を、是非 多くの方に味わってもらいたい。

    6
    投稿日: 2025.02.01
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    道尾秀介がまた、未知の読書体験をこの世に誕生させた。6篇からなる短編集。読む順番で世界が変わる。これは本当にすごい。もう一度読み返さなくては。

    3
    投稿日: 2025.01.31
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    期待に胸を膨らませて読んでしまったので、あれあれスッキリしないぞ…という読後感になってしまった。 やっぱり、筋道とか構成とか大事なのである。どこから読んでも良いとはなれない。

    2
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだ順番:5→2→6→3→4→1  どの章も単独で読んでも過不足無い短編だが、ちょっぴり残された謎が別の章ではっきりしたり、読み応えしかないすごい構造だ。  読む順番が変われば、「そこが繋がっていたのか」とか「そういう意味だったのか」といった気づきの仕方やタイミングまで変化してしまうのだろうから恐れ入る。  きっとどの順番で読んでも後悔しないだろう。生きていれば必ず希望はあるというメッセージが沁みて、涙が止まらなかった。 ※読了(2024/09/01)

    7
    投稿日: 2025.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだ、ただ共通する部分のある話が続くだけか。そりゃ別にどの順でも読めるよね、、 2作品目を読んでそう思った自分を叱りたい 物事を捉える上で、ある事実を知った上で読むことと、知らないで読むことは全く違う。知らないところは勝手に脳内で補えるのに、事実は補ったものであるとは限らない

    1
    投稿日: 2025.01.30
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    読む順番で話の見え方が変わる事に納得がいったのは、読んだ後に色々な解説を読んだからでした。 それよりも、ある物語で背景の一部だった出来事が、別の物語のメインストーリーに寄与している事の方が読んでいる最中は面白かったです。 他の伏線回収系のように、最後に結論に集約されるわけではないですが、少しずつ話が重なって1つの話になる構造は素晴らしかったです。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    異なる6つの章のストーリーが交錯する新感覚の一冊。あとから見返すと、あの人物がここに絡んでいた、という驚きがあった。次はどこに誰が出てくるんだろう、どういう関係性なんだろうと展開を想像しながら読み進めるけど、必ず斜め上をいかれた。秀逸です。 欲を言えば、もう少し章と章の関わりが深ければ驚きがもっとあるか、最後に袋とじかなんかで関係性がわかるチャートがあれば頭が整理できてよかったかなぁと思いました。まぁ、何回も繰り返して読んでほしいという意味があると思いますが。

    1
    投稿日: 2025.01.28
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    これは最初戸惑いましたが、もうひとつひとつの作品だけでも読みごたえがありました。しばらく側において読み返してみたい作品です。

    37
    投稿日: 2025.01.28
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    六つの短編を好きな順番で読んでいく物語。 それはまるで、オープンワールドのRPGみたいな本でした。 短編同士は結びついていて、自分が読んだ順番では、最初は微妙に「?」だったことも別の章を読むことではっきりと見えてくることもあり、おもしろかったです。 他の人は、自分の読んだ順番とはきっと違うから、感想もきっと違うんだろうな。それがまた、自分だけの特別な読書体験のようでステキだなぁと思います。 自分の読んだ順番 1眠らない→2笑わない→3名のない→4飛べない→5消えない→6落ちない

    24
    投稿日: 2025.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む順番は自由、読む順番によって印象が変わるとはどういうことなのか気になって読みました。 1つ目を読んでいる時はよくわからなかったけど、2つ目以降を読むとわかりました。 各章の登場人物が他の章の話にも関わっていたり、名前は出ないけど特徴で分かったり、その人が抱えている問題が他の章のメインだったり…次の読む章で何がわかるのか気になって一気に読めました! 他の本では体験できない不思議な読後感がありました。 忘れた頃にまた読みたいです。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    いろんなチャレンジを見せてくれる道尾秀介のまたまた新しい試み。場所も時間も異なる広い幅での群像劇6編を好きな順番で読むことで、因果関係の前提知識が異なって全く違う印象を与える。そしてもちろん短編としても面白い。面白いなぁ。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾秀介は、いつと挑戦的な作風で楽しませてくれる。 読書によって720通りの読み方ができる小説という奇抜さに興味を持って手に取ったが、実際には1作1作がただただ非常に面白い。 読み方の奇抜を置いておいて、純粋に作品を楽しみたくなるくらい。 ただ、この読み方の力で、謎が後からわかったり、謎がわかったうえで話が進んだり…たしかに読者ごとに違った味わいが出る作品だなと思う。

    2
    投稿日: 2025.01.19
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    おすすめ度 ★★★☆☆ 伏線度 ★★★☆☆ さすが道尾さんは天才やと思う。 思ってた以上に話はそこまで入り込めなかったが、 短編集やけど、繋がっていて どの順番から読んでもおもしろかった。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋のランキングで永遠に上位にあるN。 謎解きが好きなのでdetective Xを2作品やって、道尾さんに興味が出てきたところNが読みたくなって普段小説は読まないが読んでみた。 読む順番は自由なのにすべてがうまく繋がるように作るってどんな頭しているんだろうと思って読みましたが、自分が読んだ順番が最適解だったと思わされてしまう素晴らしさに驚きがすごかったです。 この話を最後に読まなかったらどう話を回収してたの?と思わざるを得ない内容になっていました。最後にこの話を選んで良かったとしか思えなかった。。 全部が同じ島の話ですが、場所が時代がずれていて、こっちで出てきた人が、こっちにさりげなく出ている。じゃあこれはあれよりも後の話か?など考察に次ぐ考察をしてしまう。一気に読まなかったのも悪かったので、何回か前の話を軽く読み直してしまったので、時間がある時に一気に読みたかったと思いました。 誰もが話の主人公でもあり、人の物語のモブというのが象徴的に表されているのかなとも感じた。 読んだ順番 笑わない少女の死 食べない雄蜂の嘘 眠らない刑事と犬 名のない毒液と花 消えない硝子の星 落ちない魔球と鳥

    1
    投稿日: 2025.01.12
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    久しぶりに小説を読んだが、ここまで止まらず一気読みしたのは初めてだった。何処と何処が、何と何が、どう繋がっているのか気になってすぐ読み終えた。人によっては後味の悪い終わり方になるかもしれない懸念はあるが…。時間を空けてまた読み直したいと思う。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    「なるほどー」な作品だった。 どこから読んでもいいという物語はなかなかないので、おもしろかった。 私が読んだ順番  少女→蜂→鳥→犬→毒→星 時間の関係で最初に一番短いところを最初に読んだだけなのだが... なんとなく...星が最後でよかったかな。少女を最後にしなくてよかったかも。 この物語を読んで、人生は一人一人が主役で、一人一人にバックグラウンドや繋がりのある人がいて、その人にも人生があって、誰一人として同じじゃない。 自分以外の人を尊重しながら、自分の人生を大切にしようって思えるお話だった。

    7
    投稿日: 2025.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの章から読んでも良いということなので単純に頭から読むのじゃ面白くないと思い、本の説明書きにある通り、一章読んでは本の頭に戻り各章の冒頭を読み次読む章を決める…という風に読みました。 鳥→犬→花→蜂→星→少女という順で読み、とても面白かったです。 この章の脇役が別の章では主人公だったり、時系列が繋がっていたり、過去の話になっていたり…。 どの順番で読むかによって、登場人物への印象が変わると思います。 私が好きだったのは錦茂さん。錦茂さんと彼女の話の続きを読みたいなぁ。 泣いたのは花です。吉岡さんの事故のところ、衝撃的なでした。鳥の時はあまり好きになれなかった江添さんのことも、犬の話で好きになりました。 どんな順番で読んでも面白いだろうし、また忘れた頃に違う順番で読み直したいなぁと思いました。 そして可愛くて健気なオリアナが死んでしまったことが悲しい。 随所で出てくる海に咲く光の花、救いのような、救いようのないような… 切ない話が多かったです。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    自分でどれから読み、どれを最後とするかを決めて読み進めるのでワクワクした気持ちがあった。 そして、これを先に読んで正解だったかも!いや、これでも面白いか、などと感情がゆれた。 全ての話が絶妙に絡んでいておもしろかった!

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    読む順番によって、短編それぞれの解像度が変わっていくという設定がとても面白かった! 1→6と順番通りに読んだ。「ニシキモ」やルリシジミなど、読み進める事に繋がっていき、面白かった。 短編自体も一つ一つが面白く、読みやすかった。 道尾秀介さんの他の作品も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いくつもの人生がどこかで重なり合っていくところがおもしろかった!楽しみ方の趣旨が分かると次が気になってイッキ読みしていた!

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    謳い文句が大仰だったので安っぽい推理ものかと思ってましたが(最初に読んだのは「名のない毒花…」)、全体的に内容が深く味わい深い一冊でした。本の仕掛けが面白くて工夫されてることは評価します。それをきっかけに本に触れ内容に触れ、読者を増やしていければ編集者冥利につきますな。

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    期待しすぎていた感はある。2→6→3→4→5→1の順で読んだ。 どこの章から呼んでも上手い具合に結末が変わるのかと勝手に思い込んでいたらそうではなくて、それぞれの章で見えていなかったところが読み進める度に補填されていく感じだった。 物語の登場人物が多くて覚えるのが大変だった。 ただ、読みやすい文章で苦なく2日で読めた。 笑わない少女の死からの消えない硝子の星を読むと、もうオリアナがなくなってしまったことが分かっているので、切なかった。その無くなった理由も…。 続きが気になる系ではないので、好み的な問題で星2

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    どこから読んでも大差ない内容でした。 また、上下逆さにするやり方は斬新で面白いですが、非常に読みにくい。 名前とか過去に何があったのか、それぞれの章でわかる。これは、他の小説でもある構成なので、それをわざわざ720通りありますって言う必要はあったかの疑問です。

    2
    投稿日: 2025.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある章の主人公が別の章では脇役となり、ある章の謎が別の章では真相として語られているなど、読む順番で、読後感が異なる作品。6章のうち、どの章から読んでも完結できる作品で、間を空けて、また一巡してみたくなる。

    0
    投稿日: 2025.01.04
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    6章の話をどこから読んでも話が繋がり、章ごとに上下も入れ替わる、今までにない小説。 同じ人物の違う時間を切り取った話があったり、同じ時・場所で起こる出来事が違う視点から見られたり、予想できないストーリー。

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    これで終わり?と思ってしまうものから、読み応えのある短編といったものまで様々だった。 すべて読み終わってから、時系列や人物等を整理する時間が1番満足度が高かったように思う! 関連性の薄い章を続けて読むことになると、途中で脱落したくなるかもなあと感じた。 読んだ順番 消えない硝子の星 →笑わない少女の死 →名のない毒液と花 →落ちない魔球と鳥 →飛べない雄蜂の嘘 →眠らない刑事と犬

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    語彙力ないから伝わらないかもしれないけど この本は本当に凄かった 道尾さんの作品高校生の時にひまわりの咲かない夏を読書感想文でかいたから印象に残ってたけど全然違う新感覚の面白さ 何度でも読み返して楽しめるから絶対みんな読んで欲しい

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6話目から読んで、3話目で読み終わった。 話同士のつながりも時系列のズレももちろん面白いけれど、個人的には毎話毎話思い込みをひっくり返される感じがすごく気持ちよかった! ニシキモってどんな漢字だろう…って思ってたら、次の話で判明した時はナイスタイミング!って嬉しくなった。笑

    0
    投稿日: 2024.12.31
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    どの章を取ってもどこから読んでも、どこかと繋がっているのは面白い仕組みだな〜っていうのから読み始めた小説 物語的にはどこかの章で出てきた人達の未来とリンクしてたりするのは、ちょっと読みづらさがあるなぁって思ったり思わなかったり… ただ、章で完結してるのは短編小説的な読みやすさがあって単体毎の話だと読みやすくて好きだったな〜

    1
    投稿日: 2024.12.31
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    作品そのものよりも「どの章から読んでも良い」「本を逆さに」「720通りの読み方がある」という情報が前に出過ぎていて勿体ないというかハードル上げすぎだというか。 6つの章とはあるが、単体でも十分面白い。リレー小説の別バージョンというか、一つの章に登場した人物が、別の章のどこかで繋がっている。 確かにどこから読んでもいいし、忘れた頃に別の順番で読み直して重ね読みしていくのも良いと思った。 一つ一つの話だけでも十分楽しめたし、キャラクターも魅力あり。だからこそ「未知の読書体験!」「読み方はあなた次第!」とまで言わなくても…。未知かと言われたらそこまででもないですけど…。

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    最後に全部繋がる本は読んだことがあるけど、どこから読んでも繋がる本は初めて読んだ。 「あ!この人、前に出てた人だ!」「あれ?この人大人になってる!」など、人物の成長が楽しめた。

    2
    投稿日: 2024.12.26
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    自然数=N 全6章。短編小説のようで、全てが繋がっている。もう一度読み直してみたい作品でした。 読みやすい小説ですが、上下逆転して印刷されているので、読みづらかった。

    2
    投稿日: 2024.12.26
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    614253で読んだ。偶々だが時系列がかなり上手く繋がって読み進めるのも楽しかった。それぞれの話自体も面白く、良い本。

    1
    投稿日: 2024.12.25
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    人物の繋がりや時系列など考えながら読んだが、感情移入できないまま次の章を選ぶ繰り返しで、今ひとつ満足な読後感が得られていなかった。 その後、本のことは忘れてニュースを見ているときに「毎日なぜこうも何かしらの事件が起こるのか? みんなが自分のように楽しく人生を送っていれば事件なんて起こらないのに」と家族と話し、はっとした。自分とは違う、色んな人生があることを考えた。身近な人たちも、この物語のようにみんな何かしら、外からは見えない事情を大なり小なり抱えて生きているのだろう。現実はフィクションではない。そういう気づきを得た。

    2
    投稿日: 2024.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む順番によって印象が変わる物語。 私は3▶︎1▶︎6▶︎5▶︎4▶︎2で読んだのかな? いきなり海外から始まり、日本ではペット探しをしており……でも読み進める事に、なるほどここが繋がるのか!となって面白かったです。 6章で殺された夫婦って、犬を江添に渡した夫婦じゃないかと思ってたんですけど、技術はなかったかな。単純に1から6に飛んだからそう読めたのかも。

    1
    投稿日: 2024.12.21
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    読む順番はお好きなように、それによってお話の印象が変わるという6つの短編が収録された1冊 連作短編とも違う、自分の選択で物語の味わいが変わる新鮮な読書体験でした 自分の経験上では、はるか昔に読んだ清涼院流水先生の『19ボックス』以来の仕掛け……かな?(19ボックスは4つの短編での構成でしたが) で、本作 「自分が読む事で作品を完成させている」という高揚感がたまらないです それぞれのお話に関連があって、読み進めるほどに見えてくる光景・感じ方が相乗効果で増幅されていって、そしてそれを選んで作っているのは自分だという感動 いや、そこも含めて作ってるのは道尾先生でしょというのは大前提でね 読む順番を決めるために、それぞれの短編の冒頭1ページを試し読み出来るようなっています んで自分はハッピーな感じで読み終えたいなーと思って順番を決めようとするのだけど、その冒頭1ページがどれもなんだか不穏で! 思わず「道尾先生のイジワル!」ってなっちゃいました(笑 それぞれのお話には、ストーリーやキャラの心情にかかわる部分で大きく2つの共通点があると思っていて、その部分のお話ごとでの扱い方・感じさせ方を比べるのも楽しかったです

    7
    投稿日: 2024.12.20
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    割と王道な順番で読めた気がする。 (4→2→1→3→5→6) 登場人物に対する感情は読みむ順番次第なんだなあ。

    0
    投稿日: 2024.12.18
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    登場人物とか、現象が、それぞれの話の中で絡み合ってる。 特別感動したとか、特別驚いたとか、そういう感情も湧いてこなかった。 面白くなかったわけではない、けど、可もなく不可もなくといったところでしょうか。

    4
    投稿日: 2024.12.17
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    図書館の本75 「消えない硝子の星」→「笑わない少女の死」→「飛べない雄蜂の噓」→「名のない毒液と花」→「眠らない刑事と犬」→「落ちない魔球と鳥」 で読んだ。それぞれの話の登場人物が、別の話でも登場するので順番によってさまざまな事実が明らかになっていく仕組みなのは面白かった。 どの話も奇跡みたいなことが起こったり、報われなかったり、いずれにしても少し切ないテイストだった。

    12
    投稿日: 2024.12.17
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    道尾秀介先生の作品は初めて読みましたが、まず「どの章から読むかによって感じ方が変わる」ことに驚かされます。6!〓720通りの読み方があり、どこから読んだとしても話が通じなければならない小説を書くのはとても難しいことと思いますが、それをやってのけるのが素晴らしいです。 ちなみに私はスマホのルーレットで読む順を決め、「飛べない→笑わない→名のない→落ちない→消えない→眠らない」の順で読みました。たまたまですが、時系列が一番古い「飛べない」を最初に読めたのは良かったと思います。 この本の良いところは、「最初に読んだ時の読了感は二度と味わえない」ことだと思います。一度読んだあと、再度順番を変えて読んでみようとしても、初めて読んだときの知識が邪魔をして、全て知った状態で読むことになるからです。 ストーリーに関しては、私の一番のお気に入りは「消えない(略)」です。最初は「何だコイツ」と思った叔母ですが、ラストはアリアナと打ち解けることができて良かったです。私は「笑わない」を先に読んでいたので、アリアナがどうなってしまうのかを知ったうえで読んでいましたが、これでよかったと思います。せっかく良いエンドだったのに次読んだときには少女が死んだなんて話だったら悲しい…。 読み方によっては、その人物を知る状態で読むことも、知らない状態で読むこともあるわけで、そうした状態でも違和感なく読めるように作られているのは、感心させられました。

    3
    投稿日: 2024.12.16
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    文庫本になってから話題になったので 手に取ってみる。 6つの物語に、次へとつながる糸が たれているので、読む順番は人それぞれでも 感じ方はそう変わりはないのでは? 試みとしては楽しく、読み進めるとワクワクした。 目次を真っ直ぐに並べないところや 文章を上下交互にするなどの工夫も好きです。 Nという表題はどうしてか?はわからなかった

    1
    投稿日: 2024.12.14
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    『あの本、読みました?』の番組で紹介されていてめっちゃ気になり読みました。6章をどの順番で読んでもよくて、自分の選んだ順番で読んで良かったという満足感を抱く人が多い謎の小説。 そんなわけないでしょと思いながら自分なりのランダムな順番で読み始めましたが、率直な感想は2〜5番目まではあまりこだわりはありませんが、最初と最後は自分の選んだ章で良かった!と思いました。なにこれ?どういうこと?時系列通りに読むか、あえて変えることによる面白さというか、なんでしょうね。説明できませんが。 忘れた頃に違う順番でまた読みたいです。すごい貴重な読書体験でした。

    13
    投稿日: 2024.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻頭に6話の冒頭が載ってい、それを読んで読みたいと感じた章のページを開く形式。1章おきに上下逆転して印刷されている。 読みたい順番で読むことで720通りの物語が楽しめるとのことで、1.6.4.5.3.2の順で読んだが、匂わせも多く、時系列や登場人物がごちゃごちゃになりあまり楽しく読めなかった。 1.名のない毒液と花p86(中学理科教師吉岡利香、ペット探偵江添正見、中学生飯沼和真カズマ k光の花びら) 2.落ちない魔球と鳥p89(元遠洋漁師謎の釣りおじさんニシキモ、兄の死後フォークボールを練習する高1小湊普哉、ヨウム飼主高3千奈海 k海の花) 3.笑わない少女の死p198(アイルランド旅の英語教師 k飯沼和真•オリアナ•ベニシジミ) 4.飛べない雄蜂の噓p201(警察に追われる男錦茂ニシキモ、わたし-ちえ? k光の花びら•ルリシジミ) 5.消えない硝子の星p322(アイルランドの母娘ホリーとオリアナ、看護師イイヌマカズマ kシーグラス•ルリシジミ-ちえ) 6.眠らない刑事と犬p325(殺人事件家の隣に住むシングルマザーの女刑事小野田と引きこもり息子、現場からいなくなった犬を探すペット探偵江添 kヨウム探し)

    1
    投稿日: 2024.12.09
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    本紹介番組で知った一冊。 「どの章から読んでも良い。どの順番で読んだかによって読後感が変わる」 という紹介に興味を惹かれて。 読んでみて、なるほどなるほどと。 造り自体は、オムニバス形式の、なんだっけ?最近流行りのシェアードユニバースとかいう感じなんだろうか。 選び方によってはバッドエンドにもハッピーエンドにもなる、と作者は言っていたけど、私が選んだあの順番は果たしてハッピーエンドだったのかな? たしかに美しい景色だったけど。 飛べない雄蜂の嘘→消えないガラスの星→笑わない少女の死→名のない毒液と花→落ちない魔球と鳥→眠らない刑事と犬

    3
    投稿日: 2024.12.08
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    全6章の短編をどの順番で読むかによって、720通りの物語が生まれる……という作品。 正直に言うと、特に「未知の読書体験!」とまでは感じられず、少しずつ登場人物やテーマが重なっている短編集でしたが、1つ1つのお話は面白かったです。 ここからは少々ネタバレですが、私は「消えない硝子の星」がお気に入り。途中まで不穏な関係だったステラとオリアナが、ちゃんと愛情で繋がっていたんだと分かって、ホロリと涙しました。 「ステラ(星)とオリアナ(夜明け)だから分かり合えない」という台詞も良かったし、オリアナが硝子を探す理由にも心打たれました。

    2
    投稿日: 2024.12.07
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     全6章からなる作品。何処からよんても良いということで、1章ごとに印刷の向きも逆になっている。  どれから読むか悩んだが、章ごとに出てくる人物の繋がり、時代の変遷もあり、全て読み終えた時に全体が理解できた。どの順番から読んだら、繋がりが理解しやすいのか、色々考えさせられて面白い試みでした。

    1
    投稿日: 2024.12.07
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    自分が読んだ順番での物語のつながりを確認するために、本をしょっちゅう逆さまにして、行ったり来たり… それが楽しかった

    4
    投稿日: 2024.12.07
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    全六章からなる小説 ただそれだけを聞けば何ら変わらない普通の小説だがこの小説の異色たる所以はどの章から読み始めどの順番で読んでもよいというところ つまり720通りの読み方、物語の流れ方がある 試験的な要素も多く含んでる意欲作 道尾さんの作品はこういう一風変わった作風が多くありとても好き 本編の内容としてはあそこがあれに繋がってあれもあれに繋がってというように読み進めれば読み進めるほど理解が深まっていく感 個人的には消えない硝子の星が大好き

    2
    投稿日: 2024.12.06
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    作りが凝りすぎてて「?」となってしまうところが多かったかもしれない。720通りの読み方ができるという面に重きを置いていて、そのインパクトはあったけれど、期待しすぎたかなという気がする。

    8
    投稿日: 2024.12.03
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    この本は全6章あり、その章はそれぞれ独立しています。しかし、読み進めていくと「あれ?この人さっきもみた気がする!」と一見関係のない話に思えても繋がりが見えてきます。それぞれの章ごとの話のクオリティもさることながら、6章全て読み終わったあとに解説を読むと著者の道尾秀介さんの意図が見えてくると思います。

    3
    投稿日: 2024.12.03
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    まさに人生。 どの章からどんな順番で読んでもいい、書かれている文章が章ごとに逆さまになっているというインパクトにそそられて衝動買いで出会ったこの作品。 各章が読む順番によって主人公にもなり脇役にもなる。色々なバックボーンを抱えながらも光の花という同じ光景を同時に見ている世界観がとても秀逸だった。 落ちない魔球と鳥 眠らない刑事と犬 名のない毒液と花 笑わない少女の死 消えない硝子の星 飛べない雄蜂の嘘 私はこの順番で呼んだ。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    ①笑わない少女の死   ↓ ②落ちない魔球と鳥   ↓ ③飛べない雄蜂の嘘   ↓ ④名のない毒液と花   ↓ ⑤眠らない刑事と犬   ↓ ⑥消えない硝子の星 (この章が一番( i _ i )) 偶然とはいえベストな選択したのでは?(笑)

    9
    投稿日: 2024.12.03
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    読者の好きな順で読める小説なんて初めてなので、新鮮な読書体験ではありました。 それぞれの章の登場人物や場所が繋がっていて、違う章を読むことによって、他の章ではわからなかった部分が補われていくのですが、各章の内容はそれほど印象的でもなかったので、少し物足りなかったです。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    話題の読む章の順番によって物語が変わる本。 2→4→6→5→3→1で今回読みました。 印象に残ってるのは英語教師です。彼の好奇心としてしまったことが後悔しか残らなくてインパクトが強いです。そしてそれを誰かに知られるわけでもなく彼の心に残り続けるんだと思うとつらいです。また、この順番で読んだからこそあの少女の背景も知った上での出来事になってより悲しさが大きくなりました。 読む順番によってどの人物に印象がいくかが変わると思うのでまた時間を置いてから違う順番で読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2024.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人はどこかで繋がっている。そしてその人それぞれに人生がある。そういうものを感じさせてくれた。どこから読んでも繋がっている。章ごとにあらゆる人物の気になる点が明かされて次から次へと楽しみながら読みました。

    3
    投稿日: 2024.11.28
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    一気に2回読むことをオススメする本。 全六章。読む順番で、世界が変わる。 あなた自身がつくる720通りの物語。 それぞれは短編小説だが、少しずつ登場人物と時間軸が重なっていて大きな物語になっている。 間を置いてしまうと、物語の詳細を忘れてしまって「???」となってしまうので、一気読みがオススメ。 且つ2回読むと 「あ!これ!あの時の!」 「え!ここ時間軸が重なってる!」 となる。 1回読んだだけでは、イマイチ感があるけど2回読むと深みが出る作品。 初めて期間を空けずに2回連続で同じ本を読んだ。 どんな人生も、誰かに影響を受けていて、誰にも影響を与えてないと思うような、いわゆるモブだと思ってる人だって、誰かに影響を与えている。 それを実感した物語だった。 個人的には、「笑わない少女の死」が苦しくて堪らなかった。 どこか希望が見える章が多いなかで、この章だけは残酷さがある。 1回目読了 第1章 名のない毒液と花 第2章 落ちない魔球と鳥 第3章 笑わない少女の死 第4章 飛べない雄蜂の嘘 第5章 消えない硝子の星 第6章 眠らない刑事と犬 2回目読了 第4章 飛べない雄蜂の嘘 第2章 落ちない魔球と鳥 第1章 名のない毒液と花 第5章 消えない硝子の星 第3章 笑わない少女の死 第6章 眠らない刑事と犬

    1
    投稿日: 2024.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    623145の順で読みました。 まずよくもまぁ、こんなギミックをおもいつくなぁと関心するばかりです。さすが道尾先生。 向日葵の咲かない夏を読んだことがあり、 あの気持ち悪さ(褒め言葉)がまた体験できるのかと思いてにとりましたが、全然違う角度でまた度肝をぬかれました。 あえて読む順番ではなく、各章の好みに触れると 2,6が好きでしたね。江添は6→1の順で読むとめちゃ好きになれると思います個人的に。 2は向日葵の咲かない夏的な描かれた方で個人的に好み、個人的にはちなみさんの過去とかその後をもっと掘り下げでほしかった、、、、 全体としては非常に面白い仕掛けだが、 言葉を選ばずにいえば、短編の組み合わせであり 深堀が少しあまくなるので、感情移入度とか没入感はやや低めでした。読み終わった後の余韻も長編小説よみきった時の「じ〜ん」という感じではなく、これはこれで新体験だったなと思います。 解説の「どの登場人物にも人生があり、それぞれの人生の主役だ」という言葉は、各章での別章の主人公とのニヤミスが、ただ単に世界線や舞台が同じなんだよー的な匂わせに終始するものではないことを補完したくれた気がしました。

    1
    投稿日: 2024.11.20
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    どの順番で読む?繋がりのある6つの物語。最初、それぞれの章の冒頭1ページが書かれているので、気になった順に読み進めました。一章毎に前後逆で書かれていて、本をくるくるさせながら読み進んでいく形。ちょっと不思議で面白い読書体験でした。

    18
    投稿日: 2024.11.19
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    すごい期待大で読み始めてしまったので、なんかちょっとイマイチだった。 全部で6章あって、読み順番によって物語のかたちは変わるというコンセプトは面白いけど、内容がそんなに入って来なかった。 私の読む順番が間違っていたのかな??

    0
    投稿日: 2024.11.17
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    【2024年205冊目】 六つの章で構成される物語。章はどこから読んでも構わない、選ぶのは読者で、組み合わせとしては6×5×4×3×2×1=720通り。あなたが選んだ、あなただけの物語。 確かによくこんなの思いついたなーというのが、解説まで読んで思ったことでした。章ごとに上下反転させて印刷されているのも面白い。電車の中とかでこの本読んでたら「あの人、なんで本を回転させてるんだろう…?」って思われるかもですね。 物語ってラストがどうなるかと思いながら読むと思いますが、本著はそのラストを選ぶのが自分だという斬新さ。といっても、終わりと言い切るのは少し違うかもしれませんし、読む順番によって大いに印象は異なると思います。全ての章を読み終わってから時系列とか登場人物の関係性を全部洗い出したくなります。なんかこう、すっきりしなくてむずむずするけど、面白い、悔しい、新体験だった…!という感じ。 小説というものを通じてさまざまな実験をする道尾秀介さん。他の実験的な小説も読みたくなりますね。 読んだ順番メモ 毒→犬→鳥→少女→雄蜂→星

    1
    投稿日: 2024.11.16
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    違う章を読むたびに知ってる登場人物が出てくるの新鮮で面白かった。 一気読みしなかったし期間あいちゃったから内容忘れてたから「これ誰だっけ?」って思っちゃった

    0
    投稿日: 2024.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の道尾作品。話題作ということもあり、期待して読む。どの6つのストーリーを読者が順番を選んで読むというこれまでにない手法が用いられている。本自体もストーリー毎に上下が反転していてひっくり返して読むという作業も面白い。それぞれのストーリーが伏線でつながったり、余韻として残りつつ、その次のストーリーで完結したり、読み手次第で何度も楽しめる面白い作品。伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」のように、同時並行的に複数の登場人物の物語を連関させる技法と異なり、年代や場所など様々な空間が3次元で入り混じりつつ、一つのモチーフにつなげていく斬新な手法で、小説ってすごい!と思えた作品だった。巻末の解説も秀逸。

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    投稿日: 2024.11.15
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    期待してたのと違ったな。 読む順番を変えると世界観が一気に変わる感じと思ってたけど順番関係ないね。 期待以下かな、

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    投稿日: 2024.11.14
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    想像以上でした。 読む順番は、面白そうな章から順に決めました。 野球少年の話が1番感動した。 確かに読む順番が変わると、感想も変わるだろうなという物語だった。 キーワードが重なっていたり、登場人物が被っていたり、秀でた構成力を垣間見た作品でした。

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    投稿日: 2024.11.10
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    6つのショートストーリーから構成されているので、どの話からどの順番で読んでも、お互いに背景や伏線になる、という斬新な小説。 話の絡み合い方がご都合主義かと思ったがら実際世の中も知り合いの知り合いを辿ればこれぐらいのことなんか起きてそう。

    0
    投稿日: 2024.11.10
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    心の闇、希望、愛、挫折、僥倖、嘘、美しい花。 感想纏めるのはとても困難だと感じた作品。 それぞれの物語の軌跡。そこにある闇。 落ちていく人もあればしがみついて抗う人も。 その一つ一つの息遣いまで伝わるような臨場感。 ギミック満載な一冊ですが、奇を衒ったような物語ではなく、とても身近なストーリーで、冒頭にあった、「名前を変えればあなたの物語」その通りだと感じました。

    1
    投稿日: 2024.11.04
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     手にとってパラパラとめくってみた。あれっ?そうきた?と初めての感覚を覚えた。いつものブックカバーは紐の栞付きを使っているので、これまでとは異なる挙動で本を閉じることになる。やってみて、思ったより支障はなかった。  短編集だけども、部分的に繋がっていて読み方次第で読後感が変わる仕組みのようです。所々に急展開や印象を一気に変える流れがあったりと楽しむ要素が盛り沢山な一冊でした。トリックアートの館とかピタゴラスイッチとかに初めて出会った時と似たような感覚でした。  解説を読んで知りました。(先に読んではいけないとのこと)シリーズものなのですね。この作品では空からの光が照らすそれが繋がっていたのでしょうか。装丁の意味もやっとわかった気がします。

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    投稿日: 2024.11.03