
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。 日本を震撼させた2発の銃弾。 本当に“彼”が、元総理を撃ったのか? 実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス 奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ、死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。男は手製の銃で背後から被害者を強襲。犯行の動機として、元総理とある宗教団体とのつながりを主張した――。 日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、この事件では多くの疑問点が見逃されていた。致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。 警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?
0投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ例えば何も起きていない世界線で、首相が襲撃され命を落として、という話を描いたとすれば、どう感じていただろうか。しかしこれは実際にたった三年前の日本で実際に起きている。そしてまだ裁判が始まっていない。この国の中枢で何が起きているのか、という興味にページを捲らされる。作中の「右翼とカルトがどう違う?」という文章がかなり残っている。三島が書きはじめて、中村文則が実態を明らかにしたACSの、さらにリアルな素性に思える。フィクション、なんですよね?
1投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ最初のページと、フィクションであると書かれていたが、色々思う作品だった このような事がないように願いたい
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ小説として面白いと思うが、最後に「実在の団体や人名が…」などと書くくらいなら、全て架空の人物名や団体名にすれば良いと思う。 逆に真実を追求したものであるなら、創作物などと書かなければ良い。 題材が題材だけに、面白ければ良いというものとは違う気がする。
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこれは異質な作品…… たんなるミステリー作品ではない、現実に起こった安倍元首相の暗殺事件をベースに描かれている。 人物名や団体名は架空になっているが、事件の時系列などは実際の事件に沿っているのでは?? そこに【想像の?】右翼団体や宗教法人などの関与?が書かれているため現実の事件と小説のフィクションが混ざりあい、なにか真実なのか錯覚がおこる。 そしてこのところの日本では、政治への不信感が高まりマスコミの偏重報道も助長し、この作品で語られるような裏の世界の真実味が増してくるように思える。 安倍元首相のショッキングな事件は日本中を震撼させたが、それより以前から不可解な事件は起こっており、この日本がどうなってしまうのか暗雲が立ち込める…… 事実は小説よりも奇なりーー
21投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ影の権力者には政界も警察もかなわないのか⋯ 世の中に一石を投じた事件だっただけに、この物語のような裏があるように思えてしまう。 いやーお見事!!
1投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログノンフィクションのような小説。 まさかと思いつつ、これはもしかしたら、ひょっとしてとも思ってしまう。 もしこれが本当ならば、事件以降の世の中(国内)の動きの不可解な部分が、するすると繋がる。 凶弾に倒れた元首相のモデルは、言うまでもなくあの人。 で、他の登場人物たちのモデルは誰なの?気になってしょうがない。
20投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ緻密な取材の上で書かれた大作と思うけど、結局は陰謀?そっちではなく、某協会とか政治屋さんとかの深掘りが読みたかったなあ。これじゃあまるでフィクションみたい。まあ小説なので仕方ないか。
5投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ「暗殺」と聞けば歴史の闇に浮かぶ不吉な響きがある。その言葉を通じて現代社会の影を描き出す。権力の暗部や情報操作、誰が敵で誰が味方かも判然としない不安を映し出すのだ。物語は単なる事件の再現ではなく国家と個人、記憶と真実が交錯する劇場となる。首相の死は本当に単独犯なのか――その疑念が静かに広がり読み手は知らぬ間に「暗殺」の連鎖に巻き込まれる。虚構の中に潜む現実を見抜けるかどうか、それが私たちの課題でもある。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログこれは。 陰謀論…。 とてもよくできた、読み応えのあるノンフィクションの小説…。 と思いたいが、実は真実なのでは?と疑心暗鬼にもなる。 2022年に起きた元首相の襲撃事件(今はもう3年過ぎた)、公判の手続きがなんやかやでまだ裁判も始まらない。 素人の自分が普通に考えると 犯行の瞬間の映像もあり 実行犯もとっくに捕まっていて、 彼は動機もきちんと説明していて起訴もされているのに どうして?? とは別に、80年代の朝日新聞阪神支局襲撃事件、 亡くなった首相と皇室の関係、 2020東京オリンピックも興味深かった。 にしても、カルトは厳しく規制しないと。 宗教のせいで戦争が起こることもある。 カルトは宗教ですらないとは思うけれど。
26投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024年上半期の売り上げの3位の本。去年の10月17日に図書館で予約して、ようやく順番が回ってきました。 朝日新聞襲撃事件と安倍晋三銃撃事件をモデルにした小説。 事件の黒幕や襲撃した犯人の動機がすっと入ってきました。全く興味のないジャンルの本だったけれども、なぜか読み進められてしまい、残り4分の1になったところからノンストップで読みました。 そして…おお…。こういう結末、すんごいかっこよかった。 恥ずかしながら、どこまでが史実でどこまでがフィクションかわからないけれど、もしかしたら、と、想像させられるのは決して嫌じゃない。 このような小説を楽しめられるのは、やはり社会の出来事を知っていてこそ。 今回この本に挑んでみて、さらに色々なジャンルの本を読みたくなりました。
36投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ国境の雪の衝撃と同じぐらい衝撃だった。下山事件は知らないので読む気が起きなかったが関連しているなら読まなくては。 1人の犯行ではないというフィクションにどこまで真実なのか、空砲だったのか、そして令和は使ってはいけない言葉だった理由も全てが真実味を帯びているので騙されてしまう。
2投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ単独犯だと思い込んでいたけど、複数犯とは。陰謀論も知らなかったなあ。 小説的な部分と現実の線引きを知りたい。
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログあまりにも題材が大きすぎるので、単なる陰謀論だったらどうしようと思って読み始めたのではあるが…。真正面から政治と右翼とテロの捻れた関係に切り込んだ、大変真面目で読み応えのある作品でした。何よりも小説としてストーリーがきちんと流れていて、キャラクターも魅力的なのが良いです。 文章のうまさでスイスイ読めてしまうんだけど、中身はとっても大事なことが書かれている。これから裁判始まるだろうけど、しっかり注目しないといけないですね。3.8
2投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ2冊続けて同じ著者の本を読んだ。ノンフィクション寄りのフィクション、ということでとても面白かった。主人公が登場するまでは下山事件の本と似たような受け止め方で読みかたで進んだが、その後は推理小説っぽさが出てきてスッキリ読めた。 色々な思想を背景とする思惑がいくつかあって、自分達の思惑を邪魔する力が強大になってくるとその力を消そうとさえする。権力と結びつく影の力とかもあるんだろうとは思うけど、そういう人達も恐らく私利私欲のためだけではないのだろうと思うと、そうやってこの国はバランスをとってきたのかなぁ、とも思う。著者も取材を重ねて得られた真実と、証言、推測や憶測、噂などを組み合わせて創っていく中で小説はフィクションとノンフィクションの間を行ったり来たりする。そこが面白いのだろう。
2投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログこの小説は、読み手を圧倒する「現実のようなフィクション」の力があります。政治と権力、宗教、メディア……現代社会が抱える複雑な構造を、エンターテイメントとして描きつつも、読む者に深い思考を促す。そのバランス感が秀逸です。 フィクションであるからこそ、事実を問う自由度があるような気がします。報道の枠に収まらない「影の世界」に想像を巡らせる体験は、単なる読み物以上の重みがありました
3投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ安部元総理の暗殺事件をなぞったフィクション。 だが、安部の背景については、私の知っている限り真実が書かれていると感じる。裏金、統一協会を経由した半島への資金流出、オリンピック賄賂、旧皇族の血筋であるオリンピック協会理事長の贈賄、読売新聞記者の自殺とされた不審死など既に報道されているものはもちろん、小林よしのり氏の指摘にもあるように安部はうわべでは皇室に敬意をはらっていたが、その実天皇家の意向など全く聞く耳を持たなかったことなど。 まぁそのような事実が、このようなフィクションが生まれる下地となったのだろう。 安部とその取り巻きやシンパ連中のようなエセ保守思想の者が、広まってきたのは今回の参院選でも明らかである。その考えの先には相当の苦難が待ち受けているのであろうが... もうどうなってもいいや。
3投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ3年前、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件で、殺人罪で起訴された山上徹也被告の初公判は、10月28日と報道された。ここまで、随分と時間をかけたものである。本書は、「事件のすべてを知る唯一の人物、41歳の狙撃犯の男はその場で取り押さえられ、警察の管理下に置かれた。だが、動機や事実関係がほとんど明らかにされぬまま鑑定留置がされ、以後の情報はおよそ半年間にわたり遮断された」(7p)と述べる。 本事件には、報道以外にも、陰謀論といっていい噂話も耳にする。本書は、報道と噂話を組み合わせて創作されたフィクションである。著者は、「本作には、実在の人物・団体・文章等が一部登場しますが、あくまで創作の材とするものであり、実際の事件・社会問題等とは関係ありません」と述べることで、一応の念押しをする。 しかし、読み進めていくと、本書の記述が真実と信じて読んでしまいそうになる。本書の説く真実は、“日本皇道会”の高野晃紀、神道系教団“神の守人”副総裁の山道義長、警視庁OBの戸塚正夫、防衛省統合幕僚監部の倉田康誠の4人が計画して、「日本合同教会」(「統一教会」を思わせる)に殺されたと世間に思わせ、元首相と日本合同教会の両者の排除を狙い、暗殺を実行するというものである。結果として、元首相は暗殺され、合同教会の解散命令が出たことで計画が完遂されるが、ここは我々の知る事実と一致する。 以上の仕組みに気付いた週刊誌記者が、「陰謀論」と言われようと、事実を解明していく様子は、よくできたミステリー小説である。面白かった。 どこまでが事実でどこからがフィクションか、これが明らかではない気味の悪さを感じた。これが本書の読後感である。
2投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
名前や名称を変えてはいるが事実に基づく部分も多くフィクションとノンフィクションの間に位置するような小説だ。発売当時書店に積まれていたので気になっていた。自分もあの事件は暗殺だと思っていたので自民党、警察、CIA、統一協会、右翼団体等 それぞれの視点を通して全体を俯瞰し見えてくるものは、あくまで可能性だが事実に近づいているのではと感じた。はやく事実が解明される事を願う。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログいやぁ〜評判に違わず物凄い小説だった。 これほど踏み込んだことを書いている作家自身に危ういことは無いのだろうか。 そんな心配をするほどに小説は実にリアルに暗殺の裏側を描き出す。 気にはなっていた小説だったが、評判が良すぎるので敬遠していたのを後悔するほど危機迫る小説だった。
1投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ一部名前を変えているが、個人や組織が特定できるノンフィクションに近いフィクション。 あまりにもスムーズに描かれるのであの事件の真実はこうだったんだろうな、と思わせられる。 ただでさえ、多くの人が疑問に思っているであろう事件だったので、話を読むと、なんだか答え合わせをしている気分にさえなってくる。 おそらく発行部数でベストセラーになっていることは間違いないが、普通に新聞の書評で評価されることはないだろう。 なぜならば題材がかなりトリッキーだし、著者の命が危ないんじゃないかと思わせる内容だからだ。 それがまた、人気に拍車をかけていることは間違いない。
2投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ本作品についてネットで取り上げていて興味をもち読み始めた。 安倍元首相の銃撃事件を題材にされている。フィクションなのだが、実在の人物や実際の事件(読みながらググって確認した)を絡めてストーリーが展開する。読みながら何が事実ではないのかわからなくなってきた。というか、事実のように思えてくる。ただ、興味をもって調べれば調べるほど怖い結果が待ち受けていそうで怖い。 安倍元首相は、本当は暗殺されたのではないか!豊田議員とは誰なのか?
2投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ事実を題材に、暗殺を創作した問題作とも言える 感情移入はできないものの、リアリティがあり事実ではないかと思えるほどの緻密なストーリーに感銘した 好き嫌いが分かれる内容ではあるが、読み易さは抜群 歴史や裏話がすいきな方には丁度良い作品と思います
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ都市伝説や未解決事件は好きだけど、この本は好きになれなかった。文章は長編なのにサラッと読めた。「…」がやたら多くてそこだけ気になってしまった。 フィクションと初めと終わりに念押ししながらもあまりにも実際の事件や地名、実名が多すぎてこれ大丈夫なのか…?と心配になる。 安倍元総理のご家族が読んだらあまりいい気持ちはしないだろうな。
19投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ安倍晋三氏銃撃事件をテーマに、統一教会、政治家、右翼犯人説を考証した作品。 警察の見解である山上被告単独犯説とは違う観点から犯人を推理する作品。 当初の映像から不信を抱く人は俺だけではないと思うが、正に「ダラスの暑い日」を彷彿させるところが面白い。 この種の犯罪の場合は真犯人は出てこないのが普通だが、フィクションは自由な世界。こんなこともありかも?
1投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログフィクションではあるものの、実在の名称も多く出ることもあって事実との境目が分からなくなる怖さ、本当にそうじゃなかったんじゃないかと思ってしまう怖さ とても面白かった。
1投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ実話ではないとありますが 実話にほぼ近いと思う あの衝撃的な事件?の真相は今も闇の中で どんどん暴かれていき 読んでいて怖くなりました
11投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログうーん、「この物語はフィクションである。」と冒頭にはっきり書かれているけれど、安倍元総理の襲撃事件をベースに書かれていて、どこまで事実なのか気になって集中できなかった。細かい記述が多くて途中で脱落…
4投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ安倍元総理の事件をモチーフにしたフィクション。 ノンフィクションにすると取材や事実確認に膨大な時間がかかり出版が遅くなってしまうため、フィクションにした経緯があると以前何かで見聞きした記憶があります。 奇しくも現実に起きた事件の公判日程がようやく決まりそうだというニュースが報じられたタイミングで、図書館予約の順番が回ってきました。 あの総理襲撃事件は本当に単独犯なのか。もしそうではない場合、どんなからくりがあったのか。 襲撃事件のみならず、元総理関連の様々な事案がパズルのようにはまっていく感覚を覚えました。それ故どこまでが事実でどこからが創作なのかが分からず、もしかしたら現実もそうだったのではないかと疑わせる仕上がりでした。 そんなわけないと思いたいけど言いきれない。 もし政治家や警察などの組織、国ぐるみで隠蔽されたら私たちは何を信じればよいのでしょうか。 著者である柴田さんがおかしな亡くなり方をしたらどうしようとソワソワしてしまいます。 大変興味深く読みましたが、銃の作り方や警備状況などの説明が過多な印象がありその部分はほぼ流し読みとなった分、星は減らしました。
26投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログフィクションという体なので、名前や教団名が違うので頭がこんがらがった。 陰謀論と呼ばれている説だけど、それぞれ読むとこういう事もあるんだろうなあ…といった感じ 全部鵜呑みにする訳じゃないけれど、頭の片隅に入れておいて自分で色々考えてみたい
2投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログいやぁ、これは面白かった。前半は単なる出来事の羅列で正直つまらなかったが、この小説の真骨頂は『暗殺』以降にある。ラストも色々な想像をかきたてる結末で、最後まで読者を飽きさせない。久し振りにミステリーを読んだが、なかなかの傑作だった。
2投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ元首相の殺害という実際にあった話を 元にしたお話 最初にフィクションという記述があるのですが どうしても現実もそうだったのではと思わざるを得なく させる文章に引き込まれました 犯人の単独犯として片づけた警察でしたが 週刊誌の記者は真実を追い求めていきました そして真実を追うとその先は・・・ 恐ろしい作品でした もしも現実も同様の内容だったとしたら・・・ 怖すぎます
17投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ2022年7月奈良県で元総理が凶弾に倒れた。こんな出だしでストーリーが始まる。どうしても現実に起こったあの事件と重ねてしまう。でも、この小説はフィクションだという。 41歳の男性が現行犯逮捕された。ある宗教団体への恨みがあり、関わりのある元総理へ恨みの矛先が向かったという。ここまでは、現実の世界でも、小説の世界でも同じだ。ただ、その先の展開は、この作品では思いもよらない世界が描かれている。 新聞社襲撃事件、宗教団体、右翼、警察、防衛省、銃、スナイパー、政権与党、公安、ジャーナリスト、奈良、皇室、元号、さまざまな要素が絡み合って、事件の裏側を探っていく。普段の生活では考えの及ばない世界が繰り広げられる。最大の問題作と言って良いだろうね。 この小説の特長は、フィクションでありながら、現実との世界を行き来する錯覚に陥られることだ。時系列や登場人物に実際の事象があり、これはノンフィクションなのかと思ってしまう。それに、描写が緻密になっていて、ドラマや映画の映像世界を見ているような気分になる。とても読みやすくて一気に読めた。 柴田哲孝の作品を読んだのは今回が初めて。取材で裏付けられた事象を、見事な程に素晴らしい小説に昇華させている。読み応え十分だった。他の作品もぜひ読んでみたいと思う。
1投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ記憶に新しいあの惨劇が再び… 元総理が凶弾に倒れ、一人の男が捕まった あの事件をモチーフに細部の細部まで拘り抜いた作品でした 奈良県で元総理が撃たれ、死亡した。 犯行の動機は元総理とある宗教団体とのつながり この事件は多くの疑問点が見過ごされ、致命傷となった銃弾も見つかってない 警察組織は単なる単独犯で片付けようとしているが、本当にそうなんだろうか? この偶然は、必然なのか、真犯人は…
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ遺族になんの配慮もない陰謀の非現実的な物語。 この世界は陰謀の積み重ねであるという台詞は頷けるけるが、肝心の物語がネットの噂レベルのもの。つまりはそういうことなのか? あと、終盤の「よく調べたな…気付かなかったよ…」 いやいや、スマホ五分くらいポチポチして調べただけやんって思ってしまって興醒め。
1投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
週刊誌のネタが確信に触れていたにしても記者を消すなんて本当にあるのだろうか?想像できない世界です。 フィクションとしてはおもしろいけど、恵美さんのようにリアリティのない人が登場して結構大事な内容をすっぱ抜くとか興醒めしてしまった。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログエンタメ小説。これを書くには勇気がいっただろう。本のネタになった元首相の家族は、見るに堪えない内容だと思う。
1投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ当時有休使って登山して山頂小屋のテレビで襲撃ニュースをみて、下山帰宅して死亡を聞いたことを思い出す。 とってつけたような動機の単独犯から一気に某教会解散命令に流れた様に違和感があったので、本当にこんなことあったんじゃない?と勘ぐりそう。 まぁ、昨今のニュースはどれも真実を述べているかは誰もわからないし、真実だけが正しいのかもわからない。 69冊目読了。
2投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ本を開くと、目次の次のページに 「この物語はフィクションである。」 と書かれている。 事前情報として、この物語が奈良県で元内閣総理大臣が撃たれて死亡した事件を取り扱うことは知っているので、頭の片隅にフィクションであることをとどめておく必要があるのだな、と理解して読み始めた。 が、思った以上に「事実」なのだ。 事件の主の登場人物、団体は名前が変えられているのだが、登場する事件とそれに巻き込まれた人々の名前はそのままだ。 うっすら聞き覚えのある事件から、まったく記憶にない事件まで、登場するたびに検索してみると実際に起きた事件。 ああ、日本にもこんな不可解な事件がこんなにもあったのか、と感じさせられる。 そして、これは本当にフィクションなのか?と混乱をきたしてくるのだ。 作者、大丈夫なのか?と心配するほどに… で、私は混乱したまま終わってしまった。 入り込めた人にはわくわくする展開なのかもな。
9投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ安倍総理銃撃に別のスナイパーがいた説、令和には裏の意味がある説、などネットでも取り沙汰された説を、自殺や事故死とされた新聞記者死亡が実は口封じの為に殺されたと思われている現実の案件(朝日新聞でリクルート事件スクープの鈴木啓一記者自殺・郵政民営化批判記事の読売石井誠記者事故死)等を上手く絡めてもっともらしくまとめ上げていて、それらしく面白く読めた。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ安倍晋三前首相の銃殺事件をリアルに書いている。 明らかに単独犯ではないのに、真相に迫ることなく鎮静化を図るのは、裏社会の黒幕が幕引きを命じているから。
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ内容を知らずに読んだけどすぐにあの事件を題材にしてることがわかる。過去の映像やニュースを見返したくなる。
7投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ国は個人の集合体、個人は経験の集合体。 価値観と行動様式が多様化した現代。 これまで想像しなかった色々なことが起こる世の中。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ日本の政治に影響力を持つフィクサーが存在することは頷ける。右翼との関係が深いと思ってた首相がなぜ日本の国体を貶める宗教団体とあれほど親密になったのかが不思議だった。それが結果的に暗殺される引き金になったという事か。 単独犯としてはあまりにも出来過ぎているので、いろいろ腑に落ちる所もあった。陰謀論に少し正当性を感じる。しかし、全ては裏付けの無いもの。楽しく読むことにしよう。 最後の展開は小説でしたね。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログん〰 物語もオズワルド的な設定も全て借り物 そこからの発展もなにもなし 作家として、何を訴えかけたいのかも伝わってこなかったな〰 残念です よって評価も、、、 すみませんm(_ _)m
28投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ色々と無理はあるかもしれないし、実在するモデルが少し調べれば分かってしまうところが批判されるのもよく分かるけど、あくまでもフィクションとして面白く、一気に読めました。 まあ、実際の事件の真実かも、と思って読み進めるから楽しめるところも否定できないかもしれませんが。。。
2投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなにたくさんの人たちが協力して暗殺するなら、もう何もできないじゃないか。現代もまだ、暴力がまかり通る世界なんだ、とがっかり思う。ほぼ事実なんじゃないだろうか。
1投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ4か月待った人気の図書館本。 奈良県で元総理が参議院選挙応援演説中に手製の銃で撃たれて死亡した事件。あの事件で、体に2発受けたとみられる銃弾のうち1発が見つかっていないこと、事件から5日経ってから現場検証が行われたことなどから、その疑問からの小説。フィクションなんだけど、もしかしたらこんな事実があったのかもって思わせる。 先が気になり一気読みでした。この小説がフィクションでなくて事実なら、筆者の命も危ない!?
1投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ読み終えて首を傾げた。 アイディアまではいいとしてもこれを出せちゃう出版社はちょっとどうかと。 元首相暗殺事件の犯人が実はオズワルドで、実は裏には別の勢力が〜というのはエンターテインメント的には面白いが、あまりにも無理がありすぎる。あくまでフィクションなのでその辺は突っ込まないでね、という事なのだろうが、読み終えても雲を掴むような作品だったなとしか思わなかった。劇中の描写も大仰なものが多く自分の好みではなかった。 2025年7月13日追記 出版社を通して出版されただけで「これが本当ではないか、真実はこれではないか」と人々に思い込ませる事ができる。もしこれが真実ならばとっくの昔に作者は捕まり、闇に葬られ、その家族は失踪したり、不自然でない形で死亡したりしているだろう。そして本書はいつの間にか店頭や図書館から姿を消し、人々の中から忘れ去られる。国家が関わるとはそういう事だ。
1投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書記録25-7 #暗殺 元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった 日本を震撼させた2発の銃弾 男は犯行の動機として、元総肌とある宗教団体との繁がりを主張 本当に“彼”が、元総理を撃ったのか? 総理はもちろんあの人 実行犯はあの彼の顔を想像して脳内再生された 全ては作り話か?はたまた⁈ 「フィクションです」と断られているが 私の想像はこの物語のままに上書きされた
3投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ安倍元首相事件の裏だと作者が考えている事を「フィクションです」として書いた作品かと。なるほどと思う視点も多かったが、なにしろ最後の方がやっつけ感が否めない。いずれにせよ「オズワルド」は捕まり事件は解決で幕引きなのだろう
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログどこまでが事実でどこからがフィクションなのかわからなくなりました。実在する名称もたくさん使われていて、これが事実なのかな、と信じてしまいそうになります。 闇が深いというか、とても不気味なラストでした。 読みごたえがありました。
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログこれはどういう気持ちで読めばいいんだ? 「実際の事件・社会問題等とは関係ありません」と書かれているがしっかりその事件・社会問題と重ね合わせてしまうし、実際はそうだったんだと納得もしてしまう。 フィクションとはいえめちゃくちゃ具体的。 もうこの小説に書かれていることが真実のような気がしてしまっている。 よく世に出たなぁ。怖すぎる。 この小説の世界観でいくと、作者も消されちゃうよ・・・大丈夫かな。
68投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ安倍元首相銃撃事件のフィクションということだが、一部実名を使っていたりするので、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか分からなくなる。自分の記憶が混ざって覚えてしまいそう笑
12投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ実際にあった安倍首相の暗殺事件が題材なので最後まで興味うしなうことなく、読了できた。銃の説明も実際の報道時の様子と自分の中でリンクさせていくととても興味深かった。ただし、少し説明が長いように感じられる。
3投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ十何回も繰り返し読んだという人がいて気になってしまい、普段読まないミステリーに手を出しました。 フィクションとは言いつつ、安倍元首相の銃撃事件を題材にしていて実在する人物もでてきます。 政治に詳しくないため、どこまでがフィクションなのかわからず、小説内に出ていた事件や事柄を自分で調べてみたくなりました。 とはいえ、読了後の感想は「うーん。」という印象。 やはり私は、個人的にミステリーが苦手なのでしょう。 銃についての解説は特にちょっと退屈で、元首相が暗殺されるまでは、意地で頑張って読み進めました。 しかし、それ以降はサラサラと読めて、読めたものの、読み応えや満足感はあまり得られなかった感じです。 気持ちの良いラストではなかったけれど、たまには自分の専門ジャンル以外の本を読むのもいいかもしれないとは思いました。
10投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ銃の説明などは退屈だったが、全体的に読みやすかった。 380ページもあるのに、サクサク読めた。 内容は、実在の人物等と関係ないと書いていながら、安倍元首相暗殺事件について、陰謀論を展開。 なんかフィクションと言いながら、真実を歪曲したり、世論を誘導するような不快感があった。 小説と割り切れば楽しく読めるのに、実際の事件を題材にするというより、事件をそのまま扱われと、事実が何なのか分からなくなる。 この話が真実に迫っていればすごいが、作り話の範疇なら、登場人物が誰か特定できるのは人の名誉や尊厳を考えるとどうなのかと思ってしまう。
15投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ真っ先にわざわざ「フィクションです」と書いてあり、最後にも実際の事件とは関係ありませんと書いてあるが、名前は違っているものの安倍晋三元総理の事件についてあくまでも小説として黒幕がいた、という話。 話のテンポがよくサクサク読み進められ、題材がリアルなので本当にそうだったのかもと思わせる面白さがあった。 読みながら陰謀論が本当だったと小説にしてみたら、というテーマなのかなと思ったけど、「何でも陰謀論として片付けられるから、本当の陰謀がやりやすい」という言葉が出てきて、逆に何でも陰謀論と決めつける風潮に反対する本なのかなと思った。 私は基本的に陰謀論っぽいものは受け付けないのだけど、拉致被害者はいたもんなぁと思うことがある。あれも当初はそんなことあるかと一笑されていたと読んだことがある。 ともかく話として面白かったです。あ、最後はよくわからなかったけど、これもまたそうなんだろう。。
2投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログこれは小説なのか、現実なのか 朝日新聞襲撃事件から、令和、トランプ大統領、オリンピック… いくつものピースが埋まった先に見えてくる真実 国家や警察への不信感を抱かざるおえない内容ではあるが、エンターテイメント作品としても見事な構成で面白く、読む価値は十分にあった
1投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ社会派ミステリー書評 読書レベル 中級 ボリューム 381頁 ストーリー ★★★ 読みやすさ ★★★★ トリック ★★★ 伏線・展開 ★★★ 理解度 ★★★★ 読後の余韻 ★★★ 一言書評:「ミステリ要素もあるよ」という事と、流行っていたので手にした一冊。ミステリ的要素には、、、期待しすぎたかも(笑 そもそも、私がこの本の読み方を間違えたかも、、、 歴史的な事件となった首相射殺事件を「陰謀論」という立ち位置からから考えてみたいという方にオススメです!あと、ガン(銃)マニアの方にもオススメ!結構、細かい描写が多いので、好きな方には堪らないかも。 繰り返しますが、私のように勘違いしてミステリ本と期待して読まない方がいいです、はい。理由はストーリー序盤から黒幕から全てオープンにされてますから。読者には、ほぼ全ての情報が与えられて物語が進んでいきますから。あっ、たった1つだけ、最後の最後に明かされる真実もありました、、、(笑
58投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログこれはフィクションなのか?ほぼ事実なのか? どこからが事実で、どこからがフィクションなのか…。 読みながら、裏社会、日本を牛耳る政治家という表向きの顔の裏の実態に恐ろしくなる。 私たちは何も知らない、知らされないだけで、権力を持っている人たちはこうも自己利益のために、日本を動かすのか…。 見せかけの民主主義、事実上の独裁国家、独裁政権ではないか。 「いまや日本の国会は、純粋な意味で日本人のものではない」 なんて、国だろう。。。 冒頭に、フィクションである、とあるから、フィクションなのだろう。 しかし、事実が繋がっている、繋がっていく、つじつまが合うのを見るにつけ、フィクションという抜け道を使った、ノンフィクションなのでは?と思ってしまう。 今の日本って、本当になんなのだろう。
17投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ真相を決めつけるには良くないが、政治を考えなくてはいけないと思うには良い本。 疑問がたくさん生まれる。 何がどう正しいのか判断していく根拠を持たねばならないと思いました。
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ重いテーマを、そうかもしれないという組み立てで読ませる技量はすごいな。 個人的にはそこまでハマらなかった。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ読書備忘録896号。 ★★★☆。 ★5つばっかり付けてきたような自覚があるので、たまには良いでしょう!★3.5。 2022年7月8日。11時31分。 近鉄大和西大寺駅北口ロータリーのゼブラ地帯で選挙の応援演説をしていた安倍ちゃんが狙撃されてお亡くなりになった衝撃の事件! 犯人の山上はその場で取り押さえられた。 母親が統一教会にハマり、家族はすべてを失った。憎むべきは統一教会だが、その存在を許して癒着してきた安倍ちゃんにも責任がある!ということで自作拳銃で狙撃した、という事件ですね。 現時点で我々が知る範囲での公式発表は。 公判前手続きに異例の2年以上が費やされていますが、やっと今年の後半あたりから裁判が開始されるのか? そしてこの作品。 公式発表の裏に隠された陰謀説を小説化したものです。 読後感想です。 うん。間違いない。これが真実だ。 おいっ!軽いわ!だからネットのフェイクニュースにも騙されんねん!しっかりしろジジイ! 陰謀であるという根拠。 ①当初この日は長野の応援演説予定だったのが、前日に変更になった ⇒ 1日では警備体制が整えられない ②大和西大寺の駅で演説をやる場合は普通南口だが北口が選ばれた ⇒ 北口は人通りも少なく演説に適していない。地形的にも警備しにくい ③何が致命傷になったか?の発表が二転三転 ⇒ 致命傷となった傷口は山上被告の射線ではなかった。弾が体を貫通した場合の射出口が無いにも関わらず弾が体内から見つからない ④山上被告の拳銃から発射された弾の弾痕が90m離れた建物の壁に ⇒ 黒色火薬を使った威力の小さい粗悪な自作拳銃では90m飛んだとしても傷はつけられない という今でも議論さている疑惑を使って物語化。 これからこの陰謀説を読まれるかもいるかもしれないのでこれで備忘録は終了! 陰謀説としてはなるほど!ですが小説としてはワクワクせず、ウルウルせず、ドキドキせずということで★3.5となりました。 いじょっ!
49投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ一気に読みました。元首相の功績に触れた部分は不満ですが面白かったです。 この事件については当時も興味はなく結果を知っただけで詳細を追うことはありませんでした。本当にこのような背景があるのだとすれば小説になるくらい面白いだろうと思いますが、私はただの怨恨による殺人事件だと思います。あの打たれ弱くすぐに逃げ出すクズ男の最期にはその方が相応しいと思います。 テロや殺人を容認することは決してありませんが、この被害者は自業自得で殺されただけ、長年好き放題をして多くの人々を不幸に陥れ、国民の大多数に不快感を与え続けた報いを受けただけだと思います。驕り昂ぶり緩み切った薄汚い身から出た錆で最悪の事態になっただけで同情する気持ちなど全くありません。 この事件は腐敗に塗れた日本の権力構造が正常化へ向かうきっかけとなった出来事である、と記憶されるよう願っています。
3投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ柴田哲孝は「GEQ」が好きで そこからちょこちょこと読んでいる。 本書「暗殺」は名前こそ変えられているが 2022年に起きた元首相銃撃事件を元として書かれている、半分ノンフィクションのような小説。 真実がどこにあるのか分からないけれど 実際はもっと沢山のことが渦巻いていて 混沌としていそうと想像する。 「陰謀論」と呼ばれている出来事が 本当は真実だったという事柄もあるだろうし 色んな方向から物事を見なければいけないのかも。 危険なのは1つの意見に凝り固まってしまう事だと私は思う。 小説としては意外性があまり無くて 私としては少し物足りなかった。
6投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安倍晋三元総理の銃殺事件をモチーフに描かれたサスペンス 安倍さんが良くも悪くも大首相だったために話題作 読み物としてはとても楽しく一気に読んだ どこまでホントかは別として、ほぼ実在人物が浮かぶ話で面白かった
1投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ特定の思想に偏りがある内容でもなかった。 この人は、あの人のことなのかと想像しながら読む。 真相は確かに気になるところではある。 あまり深入りしないでおこう。
2投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ日本の闇に切り込み、事実を織り交ぜた設定は抜群に面白い。 なのに、物語はどこか淡々としていて登場人物にもあまり魅力がない。 で、結局誰が主人公だったんだ?という感じ。 題材がいいのに、なんだか惜しい!
6投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ私の分類上、星★1つにしていますが、内容が悪かったわけではありません。 2024年3月31日に定年退職したとき、部屋の中に散らかっている本を見て、1年以内(2025.3.31)までに全て処理することを心に決めました。段ボール箱3つと、スーツケースに入った本達です。読み終えてポストイットが貼ってあるものは完全にレビューまで書き終えましたが、読みかけ本の処理に困りました。 半分以上読んでいるものは、読み終えてレビューを書きましたが、それ以下のものは処理に困っている状態でした。興味があって購入し、読み始めたもの、読んだらきっと良いポイントがあるのは分かっていますが、これから読みたい本も出版されるし、目の状態もあまり良くないので、部屋を整理するためにも、今日(2025.2.3)から私の61歳の誕生日(3.31)までに、全ての本を片付けたく思い、このような結果となりました。 2025年2月7日作成
0投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログ追手門学院大学図書館 蔵書検索OPACへ⇒ https://lib-opac.otemon.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2000661160
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ安倍元首相、暗殺事件を元にしたフィクション。 この犯人とされる男はただの駒で組織ぐるみの犯罪という経緯がある小説だった。 私は本事件と同じように単独犯の凶行で奥深い統一教会への恨みと母親がどうしてそこまでのめり込んでいったのかとかの心理的なものを期待していたので、ちょっと肩透かしだった。
2投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログフィクションとノンフィクションが分かち難く混じり合っている印象だが、陰謀論は証明し難く、考えられるいくつかの可能性を提示するしかないのだろう。その中には極めて説得力があるものもあった。仮に映画化されることがあったとしても、皇室の話題は取り上げられないだろうが、おもしろいものができるだろう。実際、狙撃犯は1年近くも鑑定収容という形で、隔離されていることに違和感を感じたし、いまだに裁判の状況が報道される気配がない。何らかの意図が隠されているのではと勘ぐりたくなる。 終盤はよくあるアクション小説のような展開で興ざめしたが、おおむねよくリサーチして読み応えのある作品になっている。
2投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ安倍元首相銃撃事件を下敷きに書かれた小説。フィクションとはいえ、真実はそう遠くないところにあるのではないか。プロローグ時点では「こういう切り口か」とただの陰謀論と捉えていたが、読み進めるにつれ次第に笑えなくなってくる。ラストのいかにもエンタメ的な暗殺者との対決や、暗殺された理由の馬鹿らしさ等が、目眩しに思えてならない。当時の報道で何となく感じた違和感の正体がわかったような気分。どこまでが本当なのか、境界が大いに気になる。本書に記述されていたジャーナリスト殺害事件が実際に起こっていることに震え上がる。
2投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ基本、フィクションだとわかっているものの、、 スタートから狐につままれたような感覚で、、 どこまでが本当で、どこからがフィクションで、、、境界線がわからない感じ。 この団体はリアルではコレ、この政治家はこの人、、、と確認しながら読んだので、少し時間がかかった。 自分の近現代史の知識がホントに中途半端だということを、改めて知らされた。 ケネディ暗殺と同じ構図で安倍晋三暗殺が語られ、日本における数々の迷宮入りした事件も明らかになり、、、とても勉強になったが、最後も、よくわからないまま終わってしまった。。。
5投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログいやー。フィクションなのか?と疑ってしまう。一部ノンフィクションなのでは、と思ってしまう。ひとつ疑うと、どれもこれもあやしく思えてくるから、不思議。 世の中の構造としては、ノンフィクションなのではないか。と思える。
6投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ誰もが知る衝撃的な事件。 どの立場のどの視点から描くのか、そして最後のオチはどうするのか。事件のことは知っているだけに、気になって手に取りました。奈良の現場表現など、かなりリアルで、小説だけど絵が浮かぶ。
1投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ実際の事件・社会問題とは関係ありませんて書かれてるけど、関係あるやん。どこまで本当でどこから本当じゃないのー⁈って叫びたくなるわ
1投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ最初のページにタイトル。次を捲ると読み手側に一行だけ釘を刺しているかのような文言。あの事件を思い出しつつ、読み進めました。こういう角度からあの事件を考察し小説に落とし込んでいるのか、と思うと現実と架空の狭間にいるような感覚になりました。
2投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ井川氏の紹介動画で気になったので読みました。歴史や政治の知識がないと面白みが半減しますね。文章は優しいので一気読み出来ました。
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ複雑すぎるからこそ、真実が知りたくなる 安倍さん人として好きだったな〜恋しくなった ただ、配偶者の方のお気持ちを思うといたたまれない
0投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ図書館で予約待ち ようやく順番回ってきて一気読み フィクション?なの あまりにも最近起きた事件題材だし リアル過ぎて 上からの圧力って働いてた時感じたのを思い出した 下山事件の本も読みたくなった
1投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログフィクションと書かれてるけどどこまでが事実なの? 元総理が暗殺されてから いろんな負の情報が出てきてガッカリしたけど この本こそ死者への冒涜やん。 この本の被害者も加害者も政治家も警察も宗教団体もみんな悪人。 なにを信じればいいのか。 でもあれから何年も経つのにまだ裁判は始まってないな。 なんでやろか?
2投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログのめり込んで一気読みでした。 あの事件の一報を目にした時、明らかに不自然さを感じていました。月日の経過とともに記憶の隅に追いやられていましたが、その不自然さにモヤモヤしていた感情を拭い去ってもらったような感覚です。 小説とのことですが、ノンフィクションの部分も多数あり、真実は報道されないこともある、メディアを鵜呑みにするのではなく、自分で調べて判断することの大切さを再確認しました。 ハーフ・ノンフィクション小説とでも表現したらいいでしょうか。この類の作品は大好物です♡ 他にものめり込める作品に出会っていきたいです✨
1投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログはじめに、故人のご冥福をお祈り致します。 フィクションとしているが、事実を仮称に置き換えている箇所も多く、仮想と事実の境界線がわからなくなる。 記憶に新しい事件を題材にしているからか、何とも表現し難い気分になった。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ知人から強制貸出(笑) フィクションだけどそんなあからさまに言って大丈夫なの?となる。赤報隊調べちゃった。 終盤は古典的なオチ。真実に近付くとそうなるよね。
7投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ奈良県で元総理大臣が選挙応援の遊説中に銃撃され死亡した。まだ記憶に新しい事件だ。 すぐに現場で取り押さえらた40代の男性、元総理とある宗教団体とのつながり、その時の警備の不備、など次第に明らかにされていく。 話は実際に起きた事実と作者によるフィクションが織り交ぜられ、読者は一瞬混同してしまう。 焦点は犯人についてで、犯人は現場ですぐに確保されたではないか、ということだが、いろいろな不審点に着目した雑誌編集者が真相を追っていく。 宗教団体、右翼団体、または政治家、果ては35年前に起きた朝日新聞阪神支局銃撃事件にまで話は遡り、その関連を紐解く。 ストーリー的には読ませるものだとは思うが、銃についてや、特殊な弾についてその説明がちょっとくどくて話がそれるような気がした、作者はその方面に詳しいのか・・・
7投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安部元総理暗殺事件のフィクション小説だが、あまりに生々しくほぼ現実過ぎてよく出版OKでたなぁと感心した。誰もが知っているけど口にしないし指も刺さない日本の裏側。総理が単なるマスコットでありアメリカ合衆国の傀儡であり、日本のフィクサーが存在する。それにましてこの本のやばいのは天皇家まで持ち出したことだ。そも天皇の歴史が血まみれなのも歴史を学んでいれば誰もが知っている事柄だけど、それと総理を交わらせて物語にし、しかもリアリティ溢れるもんだから読んでいてヒヤヒヤした。 終盤までは! 女性記者の顛末がから、ああ、風呂敷広げ過ぎたのを慌ててたたみ始めたなあって興ざめしていく。ベテラン記者があんなのを書くわけないし、書いたらそのまま国外逃亡するだろ、普通w そしてもう一人の記者。人気のない山奥の湖?昭和後期のサスペンス劇場かっつうの。後半がきれいに締めくくれない小説ほど一気に萎えるものはない。
5投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっとこれ、どう理解したらいいのよ。あくまでフィクションだって書いてあるけど、ほとんど真実に近いのではないの? 安倍元首相暗殺は仕組まれた暗殺劇だったのか~。元自衛官はオズワルドだったってわけね。 それにしても統一教会ってどこまで恐ろしい組織なんだろうね。政権がきっぱり交代して、すべてを明らかにするときはいつやってくるのかしらね。 マスコミ関連の人もけっこう殺されてるのかしらね。だから何も書けなくなっているってことか~。 で、作者の柴田さんは大丈夫なのでしょうか。 自分は今も野沢尚氏は殺されたのではないかと思っております。。。
1投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ面白かったのは最後の数十ページでそこは食い入るように読んだ。それまでの話は、どこか淡々と、こういう“事実”がありきでそれに沿って進んでいるような書き方で、なんかつまらなさを感じていたが、その最後の数十ページでだいぶ印象は異なるものになった。 安倍さんにあの事件が起きた時は、起きても不思議じゃないような感覚と起きてはいけないことが起きてしまったような感覚がないまぜになったような心持ちだったのを覚えているが、この小説にあるようなことも実際にはあり得るのだろう。
1投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ安倍首相の殺害事件を元にしたフィクション小説。 若干名前を変えすぎてて分かり辛い。 統一教会と自民党内部対立を背景に、統一教会から別れ、AR-15を神の道具とみなすサンクチュアリ協会による銃砲取り扱い、かつての赤報隊事件との関連など。 前半は陰謀の背景、後半はそれを追う記者の取材と圧力。 小説としては別段面白くもないが、殺害事件の背景を追うネタとしては悪くない。小説にしたが故に、ノンフィクションとしても微妙になってしまっているのは残念。
2投稿日: 2024.12.20
powered by ブクログ色々な登場人物、組織、出来事があって、それがフィクションとノンフィクションで混ざってるのかなと思いながら、先が気になりながら読み進めました。
1投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ真実なのか? まるっきりのフィクションなのか? とにかく、読み進めるごとに引き込まれ、没頭してしまった。 とても面白かった。
37投稿日: 2024.12.14赤報隊事件との類似性
司法解剖結果の2つの不可解な謎は、実際の銃撃事件発生時から一部で話題になっていた。 一つは貫通した跡がないのに見つからない"消えた弾丸"の行方と、もう一つは下から上ではなく上から下、つまり首から心臓に向かって撃たれた"射出角度"の問題である。 本書はこの2つの状況証拠から、単独犯行ではなく第二の狙撃手の存在を導き、暗殺事件の背後の巨大な謀略を描き出す。 関係者の氏名など名前は全て変え、完全なフィクションの体裁になっているが、「そんなバカな」という飛躍した展開を辿ることから、荒唐無稽と鼻で笑ってしまいそうになる。 ただ、数十年後には大真面目に、今度はノンフィクションの態で「これが真相」と謳った本が出てきそうな気がするのも事実。 "(体内で)消えた弾丸"については、警察発表の説明でも特に矛盾は感じないが、発射された数十の散弾の行き先の方が気にかかる。 周囲のスタッフや聴衆に一発も当たらなかったことも不可解なら、どこに行ったかわからないというのももっと不可解。 本書で関連性が指摘されている赤報隊事件でも、撃たれた記者の体内から数百の散弾が見つかっている。 いちばん奇妙なのは、首から心臓に向かった弾道の"射角"問題。 175cmの身長の元首相が40cmの台に上がって演説している際の銃撃である。 はるかに低い位置から手製の銃を腰だめに構えて近づく犯人。 元首相までの角度には壁となるように5人の選挙スタッフが並んでいる。 確かにあり得ない弾道でないと、間に立つ人々を避けて、頸部から銃弾は入っていかないだろう。 と、ここまでは何とかつきあえるのだが、ここから著者はぶっ飛びの珍説を展開する。 本書の参考文献にもなっている樋田毅の『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』でも指摘されているように未解決であることが社会に与えた不安は大きかった。 「われわれにとって、捕まらないまま逃げおおせた赤報隊はまさに好都合だ。記事や言動次第では、赤報隊が再び動き出すぞ、という無言の圧力をかけ、今後も社会の重しの役割を果たしていくのだ」 これは取材先の右翼が語った言葉だが、本書もこういった陰謀論を流布する事で、見えない「社会の重し」につながっていないか、よくよく注意した方がいいと思う。
0投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安倍元総理暗殺事件の黒幕、統一協会との繋がりを題材にしたフィクション。 フィクションではあるのだが読書中にこれがノンフィクションであると言われれば信じてしまうかもしれないと思ってしまうような作品だった。 物語としては主人公?である記者が暗殺の黒幕に辿りつく事ができるのか、またその真実に辿りついた上で無事でいられるのかとハラハラしながら読む事ができた。 途中暗殺が実は仕組まれていたことで発生した 違和感を解き明かしていく中で、巨大な権力の背景を感じ取る場面では、主人公の身の安全を案じながらも、真実には辿り着いて欲しいというある種両面の感情をいだき緊張感をもって読み進められた。 全体としてはとても緊張感をもちつつ楽しめる内容だったがラストが曖昧に終わってしまいぶつ切り感が否めないと感じてしまった。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ読んでいて引き込まれる内容でした。 真実で有って欲しくないと思いながら、最近の情報の不正確さなども有り、柴田さんの内容が真実なのかも。色々考えさせられる一冊でした。
1投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ下山事件についても書いている筆者ならではの問題作かな。 前半は反抗をを犯す側の視点で、後半は真実を探って行くジャーナリストの視点で書かれていて非常に興味を引き立てられながら読めた。 あくまでフィクションということを強調していたけど赤報隊の事件と絡めて書かれており、限りなく真実に近いのではと読み進むごとに思ってしまいそうになる自分がいて、どこまでフィクションなのかが見極められないので筆者の声をとても聞きたい! 個人的には地上波やいわゆる高級紙と呼ばれる媒体への信頼が地に落ちているのがよくわかった。 ただネットが全て正しいというわけではなく、何が真実で何が嘘かを見分けるのは非常に難しい世の中なのは間違いなく、生きにくい世の中になっているなと感じざるを得ない。
43投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品、DS過ぎないか? 所謂オールドメディアが流す情報そのまんまから始まる。 最終的に犯人は解らずなのだが・・・。 もう少し、なんとかならんかったのか? この作品はTVドラマを見ているようだった。
0投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログフィクションなんでしょうが、史実や実際にあった元首相襲撃事件の詳細に触れていて、「さもありなん」な闇の深さで震えがくる感じでした。
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022年7月8日に起きた安倍元首相の銃撃事件を題材にしたフィクション。 読み応えのある一冊だった。 政治や歴史に疎いので、特に序盤は読み進めるのに時間がかかる部分もあった。 だがストーリーが具体的になってくるにつれ、ハラハラ感が増していきどんどん面白くなってきて、第二部「暗殺」は気付けば一気読みしていた。 あくまで淡々と書かれているが緊迫感がある。 第三部「陰謀論」からは事件を追う記者の視点で真相に迫っていくという展開で、実際にも陰謀論の一言で闇に葬られた真実がたくさんあるんだろうなと思わされた。 世界って公平なようで、実は一握りの上にいる人間に操られているのが現実なのかも。 フィクションと理解しているが、とてもリアルだった。
2投稿日: 2024.11.24
