
総合評価
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powered by ブクログ途中、本筋からちょっとそれて、各時代のベストセラーの解説みたいなところがあったけど、都合のいいとこを取り上げて自分の論に寄せているのではないかという感が拭えない。 ただ、資本主義は全身全霊を求める、という主張からの「本を読めなくなる理由」には納得感あり。そこだけでした。
0投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、タイトルと中身がチグハグに感じた。 前半3分の2程度は近代日本(明治〜)における読書の歴史が書かれている。内容自体は引用も多数あり、大変興味深かった。読書という行為が、社会に貢献するために知識や教養を得る手段から、ままならぬ世の中で少しでも「自分が」有利に立ち回るテクニックを得るための手段に変遷していったとのこと。へえ、という驚きと共にタイトルと何の関連もないことが気にかかってしまう。 残りの後半は筆者の主張に入っていった。ここでやっとタイトル回収。本が読めなくなるのは、読書にある想定外の情報や文脈などの「ノイズ」を許容出来なくなるから、とのこと。言われてみれば確かに、本を読みたくなるのはちょっと余裕があるときかも。 ではどうしたら本をまた読めるようになるのか。筆者の主張は「仕事含め全力コミットはやめよう。燃え尽きやすいし社会の複雑さを許容できなくなり、結果本が読めなくなる。」といった旨だった。同じ仕事を週5日8時間ではなく、週3日にして兼業するなど。 自分が仕事で複数プロジェクトを回したときのことを考えると、いくつも掛け持ちすると逆に本を読む余裕が無くなるのでは?と思ってしまった。頭の切り替えなどでロスが発生する分、同じ進捗を出すのにより労力が掛かるし、並行で進行する分気忙しくなる気が。 後半でタイトルは回収されたが、内容に疑問を感じてしまい、最後までチグハグ感が拭えず。
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだ読んでいる途中だけど、気になったのが、なぜ労働と読書の歴史を辿るために、戦後では年代区分を10年にしたのだろう? 戦前は明治、大正、戦前・戦中と分けているからなのか、読みやすいし、主張自体もわかりやすくなっている。つまり、主張したいことが割とはっきりしているからこそ、読みやすくなっている。 戦前は、読書に対して、階級的な要素を色濃く含んだ立身出世やエリート的な教養主義が結びつくことで、読書という行為には階級的分裂が起きていたことを述べていたように思う。 労働者階級の男性は立身出世を求め、傍系のルートで、教養に接近していく。その一方で、新中間層は彼らと自らとを切り離し、エリートに適合的な、読書との独特な関わり方を生み出す。 戦前の章は大まかに、そんな感じの主張ではないだろうか。 けれど、戦後になった途端に、10年という区切りに引きずられているせいか、各章や節が、本書全体の問いと本書における結論(全体の主張)に対して、どのような貢献を果たしているのかがいまいちわかりにくい。 10年という区切りで論じるのではなく、テーマごとに分けて論じても良かったのではないか(例えば、自己啓発や修養、教養主義をキーワードとして章を設け、それぞれについて通史的に論じるとか)。 近年になれば、親しみも持ちやすいと予想されるため、最後まで読むつもりではいるが、本書のテーマ自体が興味深いものである分、少しわかりにくい論理構成となってしまってるのは残念だった。
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ「本が読めなくなる現象」の対策 ・読書アカウントをSNSでフォローする ・書店へ行く ・今まで読まなかったジャンルに手を出す 246 個人が「頑張りすぎたくなってしまう」ことが、今の社会の問題点なのである。 「働きながら本が読めなくなるくらい、全身全霊で働きたくなってしまう」ように個人が仕向けられているのが、現実社会 →半身半霊で仕事に臨み、自分の文化を築いていく・守っていく
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログタイトル内容は第一章のみで、他章は日本人と読書、学習などの変遷をまとめられたもの 三宅さんの文章や読書に対する姿勢に好印象を抱いているので、書評やガイド、コラムなどが読みたいです
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ明治から現在に至るまでの、社会と本とのつながりについての考察が、なるほどと思えるところが多く、たいへん勉強になった。また、「本を読もう」という著者の強い主張が印象的であった。
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ●なぜ気になったか 働いていれば可処分時間が少なくなるので本を読む時間が減るのはあたり前、と思い、読みたい本にはならずスルー。その後、そんな単純な内容でないことを紹介している情報に接し読んでみたくなった ●読了感想 会社員時代、多忙な中でも多くの自己啓発書を読んでいたと自負していたが、それは読書ではなかったと気づかされた。本を読める社会実現の筆者の提案、簡単ではないがそう考えて行動する人が増えてほしいと思う #なぜ働いていると本が読めなくなるのか #三宅香帆 24/4/17出版 https://amzn.to/4dsv0lt
21投稿日: 2024.08.05
powered by ブクログ働き始めて本当に本を読んだり映画を見たりする時間が少なくなった! スマホはつつけるのに、何故かできなくなっていった。 そう思ってこの本を読んで見ると、結構納得。 スマホは自分の知りたい情報がピンポイントで現れる。けど本とかに関しては、知りたい情報以外にも多くの情報が入ってくることになる。 簡単に言うと、余裕がなくて読めない。だから余裕を持てるように、全身どっぷりと会社に浸からず、半身で程よく働いて行きたいと思いました。
1投稿日: 2024.08.05
powered by ブクログノイズか。 そのノイズこそが読書の楽しみなのに。 そしてこれは大人向けの本だけど、子どもたちにもそのまま通じるように思います。 読書量は上がってるはずなのに、その実ほとんど同じような本しか読んでいなかったりする子どもたち。 読みたい本、知っている本以外はすべてノイズ。 「読書の楽しさ」そのものの定義がズレているのなら、いろいろ考え直さねばなりません。 余裕のなさ、か。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ何かに全身全霊で打ち込むこと、インターネットによる情報の価値、知識と情報の違いは他者や過去の文脈というノイズがあるかどうか、社会とのつながりや期待の歴史的変化と自己責任、という議論が整理され、仕事や家事に全身全霊であり、社会から何かをもたらされない個に集中する限り、ノイズを受け入れる余裕はなく、従って本が読めない、という現象となっている、という構造はすごく理解。うまく自分自身のモードを変えることができる、自分の生き方を自分で決める、これが現代の教養なのではないか、と思った。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ流行りに乗り、手に取りました。日本の労働の歴史を振り返りながら、現代人が本を読めない理由を考えていく本。といいつつも、40年前から若者の読書離れは言われていたんですね。いつの世もあまり変わりません。 現代人が本を読めない理由として、スマホが普及して娯楽が増えたから読書に時間を避けないよね、みたいな凡庸な結論はなく、社会全体の風潮から理由を読み解いているのがとても新鮮で面白かったです。考え方と知識よりも、行動と情報が優先される時代になり、読書特有の幅広い文脈がノイズとみなされている、という話は首がもげるほど頷きました。ただ、そのノイズが欲しくて、私は読書してるんですよね。自分から離れたところにあるなにかしらに触れられることがある種の快感なわけです。そのノイズを許容できる余裕を持てている自分は幸運なのかもしれません
82投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ現代人は、全身全霊で働きすぎて、疲れている。ゆえに、必要とする以外の情報をノイズとして排除してしまう。 みんな半身で働いて、余暇を楽しもう!自分以外の文脈(ノイズ)に触れよう! という内容でした。 つまり、読書から得られる知識は、雑多なので疲れている現代人には、雑多な知識を楽しむ余裕がない、ということのようです。 わたし個人的には、大人になって趣味としての読書を楽しむか楽しまないかは、子供のころに、勉強としてではない楽しい本にどれだけ触れたかに影響されるのではないかと思っている。 子供のころ、ハリーポッターやシャーロックホームズに夢中になった人は、大人になって仕事で疲れて本から離れても、戻ってくるんじゃないかなと思う。 読書人口を増やすには、子どもの頃に楽しい読書体験ができた人を増やすことにあるんじゃないかと感じた。
2投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ日本の労働史って読んだことがなかったので興味深かった。労働史に絡めてどんな本が読まれてきたのかということがまとまっていておもしろかった。 私は、本も読めないくらいに仕事に打ち込むのも、いいことだと思う。状況の変化で、そうできなくなることもあるから。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログタイトルを見て、そんなの忙しいからに決まっている。きっと仕事を始めて読書ができなくなった本好きさんの愚痴が書かれている本だろうと思いました。結論、大間違いでした。確かに根底に流れているのは著者のそんな思いなのですが、明治、大正、戦中戦後、高度経済成長期、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代と、それぞれの時代の仕事環境を振り返りながら、その時代時代に読書がどういう位置づけにあったかを読み解く、見事な社会学の1冊でした。暫くぶりにこんな面白い社会学の本を読んだ。 新自由主義に覆われ、自己実現、自己責任を強制され、知らぬまに全身全霊、自分の時間を100%仕事や何かに費やそうとする現代。それは非常に危なっかしく、バーンアウトの危険性と隣り合わせだと著者は警鐘を鳴らします。もっと何事にも半身で臨み、自分の人生を多面的に考えながらバランスよく生きていこうよと。あのニーチェも同じことを言っていることが紹介されていました。最近、同じようなことを考えていたので、うまく言語化する手助けになったのと、読書するという行為を相対化するきっかけになりそうなので、タイムリーな一冊でした。そう、こういう出会いが読書の良いところなんですよね。何かへの没頭を強いられてバランスを崩さないためにも大切な時間だと感じます。
8投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ20年くらい前からぼんやり感じていたことをズバッと書いてくれて、スッキリしたが第一の感想。 近代労働史というか、読書史というか、教養史というかの書き方は私は面白く感じたが、タイトルとの乖離で「何だ?」と思った人が多いように思う。
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ最後の作者のメッセージには共感した。 途中、この本の核となる『ノイズ』というワードがいまいち理解できず、投げ出そうかと思ったその時、これがノイズがと思った。分からないワードや予想外の展開を追いかけたり、これまでの文脈から本の趣旨を見出す作業こそが読書であり、またそれは脳に負担がかかるから、働いていたら確かに読めないよなと実感した。
4投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ結論だけ知りたい人は、最終章だけ読めば十分。それ以外は、「ノイズ」だと思ってわたしは楽しめなかった。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ日本の歴史から読書との関係を紐解いていく想定外の範囲で分析されてて面白い。 まあ、わたしは働いていると本が読める(リラックスアンド現実逃避)ので真逆なんですけど!
6投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みたい本はどんどん溜まる。積読本が家を占拠。働いてる時間が長く、会食や観劇や映画鑑賞、展覧会など期日が限られていることを少ない時間をやりくりしてこなすと、読書は後回しとなるからだ。 タイトルについて深掘りされているかというとそうでもない。最後にタイトルに沿ったコツ伝授があるか、この本を買う、読む人であればほぼやってる、知ってることで、コツというほどでもないかな、と思う。本書はタイトルがこうなっているが内容は労働の変遷と労働者と読書の関係、環境やマーケティング、社会背景との関わり、つまり賃労働やサラリーマンの出現と彼彼女らの読書への意識とニーズに適った出版業界や作家の戦略といった内容。花束みたいな恋をした という映画の主人公の二人、恋人同士の二人のエピソード、心境を用いてさまざまな時代の読書環境や読書のモチベを解き明かすところは著者独自の視点だなと思う。 ほんと、隙間時間にバシバシ本読んでこなしてる人もいるのになんでスマホ見ちゃうのかな、、、
1投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ期待していた内容と違った。タイトルに関係あるところは最初と後半から。そこまでは明治以降の読書史の論文。その読書史も本題を語る上でさほど必要が無いと感じられた。省略出来なかったのだろうか。 作者曰く、読書はこうした必要のないノイズを受け取るものとのことだが、この本の読者は「最近本が読めなくなった」と悩む人間が多いと思う。そんな人たちが手に取って読む本として、なかなか本題に入らない、本題の内容が薄いのは不親切じゃないだろうか。 引用が多すぎて読みにくいのも残念だった。
0投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ本のタイトルに惹かれて読むと、なんだか期待外れな展開が長くつづく。読書の歴史が書かれていて、それはそれで面白いのだが、求めていたものとちがう。そして表題と筆者の結論の結びつきがなんだか弱いというか、パンチにかける
0投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10278778
0投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ前半は日本の労働史と読書のブームを相関して描かれていて、後半はどのようにすれば労働と読書(に限らず人生の仕事以外のことを)両立させることができるか、に関する著者の考えが述べられています。 後半になって勢いが出てきて、一気に興味深く読みました。著者は90年代半ば生まれの若い方ですが、だからこそ(?)言える勢いがあり、こういう広い視野を持つ若い人がたくさん物を言える社会になっていくべきだと思います。ことばにしなくても、このように感じている人は少しずつ増えているのかもしれません。 情報と知識をノイズの有無と対比させて描いているところや、それを現代の資本主義、新自由主義、情報化社会、仕事での自己実現を賞賛する風潮、元来の日本の長時間労働文化、そしてそのように〇〇だけトータルに24時間やり続けることの楽さと危うさと絡めて評論しているところが面白かったです。 本が読める社会=ノイズを含むことのできる社会=ノイズと思えたことはノイズでなくなくなり、他者は他でなく、自己の一部であり、一部の自己にだけ意識の焦点を狭めないでいることの大切さ… どうやってそのような生き方を全ての人が実現できる生活環境を作っていくのか、非現実的では、という意見もあることでしょうが、その一歩は、多くの人がこういった考え方に意識を広げることから、と考えます。
3投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ本題において「働いている」と「本だ読めなくなる」ことを探求して労働史と読書傾向について分析までし、現在の新自由主義の問題点まで考察しているまでは良かったが、最後の章に行くにつれ、現在の状況について分析が甘くなり、「半身労働社会」を勧めるが、それができる人がどれだけいるか、そのような社会をそのような仕方で出来るかは言及なく、最後の最後で絵空事となったことで残念な結末となったが、それが本書の限界であり、自作に期待したい。読書を勧める書でベストセラーになったはいいが、本書も著者が揶揄するファスト教養的読書論だったのは否めない。ただこの若さで読書論を述べられるのは、今後に期待はできるのかな。
2投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ読む気があるかどうか。隙間時間は、いくらでもある。どこに行く時にも必ず一冊は本を持って行くことが必要。ゲームをやったら、リフレッシュする。あり得ない。目が疲れて、仕事に差し支える。
1投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
花束みたいな恋をしたを見たいと思った。いつの間にか主婦ということで半身×いくつかみたいになっていた負い目がするっと楽になった。いや、それでも食べていけちゃうんですよ。なんでかわからないけど。頑張りすぎたくなってしまうんですよね。それはそう。でもね。 本を読むこと、何かを鑑賞することは、今はつながらないいつかどこかで自分とつながるかもしれない文脈を知ることで、読めなくなることは今の自分とつながらない文脈を取り入れる余裕がなくなること。>すごくうまい定義。何かそぎ落としてるんだが、何が落ちてるんだろう。
2投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログスマホは触れるけど読書ができない、分かる~ 読書はそもそも最初から娯楽の位置付けにはなく、国による国民への啓蒙であったり、労働のためだったり、高度な教育機会を持てる貴族の特権であったりした。時代によって何が好んで読まれたか、誰が何の目的を持って読まれたか、読書という行動の意味は変化してきた。そして現代、何においても全力のコミットメントを求める資本主義社会において、読書への入り口は無数にあるものの、ノイズの混ざった知的文脈を得る行動にかける余力が残されていない全力社会に疑問を持つ。筆者の提言によって私の行動が変わるかも知れない。これもまた予想していなかった情報に触れられたことによる変化なので、やっぱり読書って偉大だと思う。
2投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログAudibleで読了。 時代における社会情勢と読書。 これを対比して振り返っていくのは勉強になった。 もっともっと本・読書の歴史を知りたいと思った。 私自身35歳ですが、読書を始めたのが去年。 読書との付き合い方は人それぞれなのは前提として 私は「知識欲」、「割ける時間」のバランスいいのがいまだった気がする。 「情報」=知りたいこと 「知識」=ノイズ+知りたいこと これがすごく腑に落ちました。
5投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ全部読んだが、タイトルに惹かれて手に取った人は第八章・第九章・最終章だけ読めば良さそう。 自分の知らなかったことをたくさん知れたし、リサーチもしっかりしていたので、その点では良いが、本全体の構成や本題の部分はかなりイマイチ。 第一章〜第九章は日本の読書と労働の歴史が示されており、最終章で初めて本書のテーマである「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」や「本を読みながら働くにはどうすれば良いのか」を語っている。 しかし、最終章で筆者が主張する内容が歴史と関係があるのかというと、別にそこまで密接につながるものでもない。 強いて言うなら第八・九章はちょっと関係するかな、くらい。 最終章の筆者の主張の下敷きになっているのは『疲労社会』と『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』という本であり、第1章から見てきた長々とした歴史はほぼ触れられない。 そうすると、わざわざ読書と労働の歴史をこの本にまとめる必要はなかったのではないか?とおもってしまった。 もしくは、歴史をもっと意識して最終章の考察を深めてほしかった。 こうした構成のせいで、本全体の一貫性みたいなものが薄れてしまっているし、最終章の筆者の主張も、発想自体は十分良いもののはずなのに、なんだかちょっと唐突というか、これまでの話は何だったの?という感じがして残念だった。それに、実質1章分しか主張を語っていないので、考察が浅いまま終わってしまっている。 歴史の部分は本題とは関係ないのだからもっと短くまとめて、その分筆者の主張をもっと深く考察してほしかった。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「半身社会」マインドがすでに私の中で芽生えている、かつそれが筆者が最終的に伝えたいことであると知って、安心した。 なんでも全力は本当に疲れる。ずる賢く生きた方が人生楽だし、楽しいし、目標も意外と近づくってこと。自分は社会人になって知った。それを改めて気づかせてくれる本だった。 そして個人的には「読書を娯楽として捉える」ことがとても新しく、ハッと気付かされた。前半に述べてあったのだが、そこからはもう読書が一段と楽しく感じた。 今日スタンダード化しつつある「本の要約をYoutubeで観る」についても意見を聞いてみたかった。これも一種のノイズを除去しようとする、情報収集に過ぎないのだろうなぁ。 これを2倍速で観てる私は立派なZ世代だ笑
3投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ「面白そう!」と思って買ったのに読めず、結局Audibleで聴いた。 タイトルと内容があんまり合ってないような気がして、読み進められなかった…。 引用が多い部分は、ちょっと聞きづらくて心が折れかけた。でも、日本の読書史はとても興味深かった。人間の基本的なところは、昔も今もあんまり変わらないなと。読書で学歴コンプレックスを解消したい気持ちに共感を覚えた! もう一回じっくりと線を引きながら読みたい。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ日本の労働の歴史と時代のベストセラーを照らし合わせて、なぜ現代は読書がしにくいのか、という事を解きほぐしていく中で、自分に内面化された労働観に気が付き、面白かった。 読書に限らず、自分の現在に直接関係のない知識をシャットアウトするような生き方はしたくない。そういうものを楽しんでいきたいと思う。
3投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログなぜ働いていると本が読めなくなるのかを解決するための本、というよりは、明治・大正から現代にかけての、読書文化の歴史を解説した本。 内容は面白かったし、もし同じ内容でもタイトルが「読書文化の歴史」だったら多分手にとってないと思うから、すごく共感を呼びやすくてキャッチーな上手いタイトルだなぁ、と思う。 さて、私の読書は、修養や教養なのか、娯楽なのか、消費なのか笑
2投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ2024.8 4月頃に読んだ本 私は自分のことを"社会に出て一度心が死んだ"と考えていて、あの頃私の心が死んだから本を読めなくなったと思う。だから最終章にすごく心が救われた。新入社員だった頃の自分に読ませてあげたくなった。
3投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ日本の歴史における読書の役割を知ることができた。今では読書がノイズとなってしまう側面はあるが、他人の文脈で生きるという楽しみはあるのだと思う。
11投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ読書離れとよく聞きますが、何故だろう? 働くと本が読めない?今も昔も働いているのであって、むしろ今は働き方改革により、余暇は増えているはず。何故だろう。 書店でこのタイトルを見かけて、そんな疑問から購入を決意しました。 昔の労働状況、明治、戦前、戦後、1970年代、80年代、90年代、20年代それぞれ読書(本を買って読むこと)への考え方は異なる。それは社会情勢にも大きく影響があり、各時代のミリオンセラーの本のタイトルからもそれが読み取れて面白い。 さて、最近はどうだろうか? 本書では、ネット(情報)と読書を分けて考えており、なるほどなと納得感がありました。 現代において、ネットの普及に伴い、情報が簡単に入手できるようになった。ここでいう情報とは、自分が知りたい(興味のあること)をムダ(ノイズと言い換えるが)なく、短いもので最短で入手できるものである。 関心のある分野の知識はつく。しかし、横のつながりや関連性については、ノイズが重要になることもある。むしろ、情報、知識はAIの普及により、人間は勝てなくなっている。そんな時こそ、情報ではなくノイズこそ重要だと私はおもう。 読書はノイズが多い。ただし、最近のビジネス書はハウツー本が多くて、読者からノイズが取れて情報に近づいてますよね。 終盤は、働きながら本を読むにはどんな社会が良いかを提言していますが、ここはわたしの考えと異なりますので、不同意ですが色んな意見があるということでよし。 このような知識を得ると更に読書をしたくなるのは私だけでしょうか。ぜひ皆様も。
2投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ明治からの社会人の労働環境を軸に、人々の読書との距離感や目的を順序をもって説明されている。が、この部分は少し退屈に感じられた。理由は私がこの本に対して本が読めるようになるハウツー的な要素を求めていたからである。 こういったハウツー的な部分は最後に箇条書きで記されているため、この本にとってここは重要な部分ではないことがわかる。 ではなぜ現代人は本を読むのが難しいのか、理由は忙しいから、ではなく本を読む余裕がない、労働や家事育児、または趣味などに一辺倒になってしまっているのが原因だと語られており、その対策としてもっと半身的な生き方、読書をする余裕のある生き方を説いています。 この論調はごもっともな部分があると同時に、その全てに同意する精神状態に自分がないことも理解することができました。 またSNSなどのネット上の情報は消費者の望む情報のみを提示するのに対して、読書はそこに読者の予期しないノイズ(知識、知恵)が含まれており、二者の違いを示すとともに、そこに心地よさを見出すか否かという違いも提示した。
2投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログタイトルから想像するほどの軽さではなく、ちゃんと明治からの日本人からの読書の変遷を辿った批評作品になっている。修養から教養へ変化し現代では情報の摂取が目的とされているけれど、ノイズが捨象された情報にばかり触れていると、著者のいう「全身全霊」の生き方をしていることになり、疲れてしまう。そして鬱にもなる。 ハンの『疲労社会』が引用されていたけれど、現代社会はとかく疲れていて、大久保利通だったか、髭の手入れに毎日1時間かけていたという話を聞くと、どこまで余裕がある生活をしていたのか、と羨ましく思ってしまう。現代に生きる誰よりも歴史的にインパクトのある人物でさえ、そんな生き方をしていたのだから、なぜ現代人はできないのか。 半身というか、多様なことに関心を向けられる生き方ができる社会にしないといけないとは思うものの、ではどうすれば、、、という感じでもある。 ただ一面的な生き方をしていると、頭が悪くなる実感はあって気をつけないととは日々思ってはいる。
6投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログなんという密度の濃さ。たくさんの本が引用され、またその本たちを位置付けるたくさんの文章が下地になっている。この密度の濃さこそが、本書のいう「ノイズ(教養)」なのだろう。そして終盤の、働き方への提言。今まで抱いていた違和感に、何が課題なのか示唆してくれている。社会、歴史、思想をもっと学びたくなる。
3投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ労働の歴史と読書の歴史を行ったり来たりしながら、なぜ人は本を読むのか、読む必要があるのか、教養とは何か、ひろゆきの話まで、スッキリまとまって読みやすかった。何かに行き詰まって行動した経験がある人ならわかるはず… 安直に日本人は働きすぎてるんだよ!とかの話ではないです
2投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログなぜ働いてると本が読めなくなるのか、著者は歴史に基づき述べてるけど。 正直、そ、それが答えなの!?と唖然としてしまった。 この本を読み終わるまで時間かかったんだけどな。
0投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ作者の素直な気持ちが吐露されていてよかった 読書の歴史にはじめて触れて、意外にも奥が深いなと 教養としての読書という側面は確かにあるし、自分も何のために本を読んでいるのか改めて考えるきっかけになった
3投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ何か一つ小説を読み終えたような読後感。 日本の読書と労働の歴史を合わせて辿っていく中で、最終的には、働きすぎや仕事のしすぎでは余暇がないので、半身で働きませんか?という投げかけで終わる。 個人的に、仕事で多忙すぎてしんどい時期と、定時で帰れる日々、両方経験した立場からすると、筆者の言うことには大賛成で、拍手喝采したくなった。 人にもよるけど、やはり自分で好きなこと(ここで言うと読書)をする時間は、幸せそのもの。
3投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ新刊で、タイトルに惹かれ読んでみた。 出版物の歴史などをたどって解説している。 大学の論文みたいで、前に読んだこの著者の本もそうだったと、読んでから思い出した。 結論としては働き過ぎだから本が読めない、ということで、当たり前である。出版物の歴史などをたどらなくても、他に娯楽が増え、いろいろやることが多くなったから本を読まなくなったというのが明白である。 読書好きの人はこの本を読まなくても、本を読むし、読まない人はこの本も読まないので、「働きながら本を読むコツ」など意味ないと思う。
0投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログ必要な情報だけを瞬時に把握することが求められている情報社会においては、読書は不必要な情報(ノイズ)があまりにも多く含まれており、エネルギーを要する趣味となってしまった。 自己啓発書が人気であり続けるのも、自分の人生をより良くしていくための情報だけを把握したいピンポイントなニーズによるものだと考えられる。 趣味としての読書をしていくためには、なにかに全身を捧げるのではなく、半身で行動をすること。 定期的に書店に通ったり、タブレットで読書をしてみたり、新しいジャンルに手を出してみたりしながら読書とともにある人生にしていきたい
2投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログ「なんで働いてると本読めなくなるのか」って、私の気持ちの問題でしかないと思ってたものを、社会背景とか絡めてしっかり考えて向き合うことって、今までなかったから、読んでて新鮮で楽しかった! 前まではこの悩みに対して、「自分ってなんでこう怠け者なんだろう」って自分責めるしかできることなかったけど、この本を読んでから、半身で働いて、半身で趣味やってっていうふうに、試す価値ある対応策見つけられた気がして嬉しい気持ちです。 欲をいえば、結論をもう少し深めてもらえると、もっと読後の満足感もあったかもなと思いました。
3投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本の読書史は非常に関心深く読むことができた。 ノイズも含めて受け入れられる余裕がなくなることが本が読めない一要因なのは確かにそう思うが、解決策として半身主義という結論についてはピンと来ない。こういう論調最近多いなぁ、と思う時点で自分は古い人間なんだろう。
3投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ冒頭から共感できるものだったが中盤まで読書の歴史がメインとなりややスピードダウン。 しかし後半で現代社会の働き方の歪みに言及しておりなるほどな、と自分自身を顧みずにはいられなかった。 半身で取り組む、、ついつい全身全霊で熱中したり取り組まないとと思ってしまう私にはお灸を据えられたような気がする内容だった。
4投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ明治から現代の労働史と読書についてまとめた本。 正直、最終章だけ読めば内容がざっくり理解できます。(ただし、本書で批判されるファスト教養的読み方にはなりますが) 本が読めるようになるためのハウツー本というより、労働史・教養史メインな内容でした。 読書の立ち位置が時代とともに変わっていったことがよく分かりましたが、結論がちょっと強引に感じました。 ちょいちょい入る作者のツッコミのような文章が若干的外れに感じて、読むのに引っかかってしまいました。
1投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ明治から現代まで、日本人の労働と読書の関係を紐解いているのが良かった。 また、これまでは問題が自分の外にあったが現代はその問題が自己に内包化されており、資本主義が自分で自分を駆り立てるように仕向けているという筆者の意見には膝を打った。 筆者の提言する「半身で働く」ことは実際に少子化対策や精神疾患対策に効果があるように思う。ただ、なぜか自分の中に本当にそれでいいのか? という疑問も沸いた。 さまざまなコンテンツを通して、人が努力し成功するという物語に感動してきたからかもしれない。そして、その価値観を揺るがす提言に反発心もあるのかもしれない。なぜなら、それこそが明治まで続いていた封建社会からの成長だったから。 この理論をなくして本当に人は幸せになれるのか。 そこが問われている気がした。
4投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ表題からイメージした内容と実際の中身が、ちょっと違っていた。「労働」と「読書」の歴史ついて書かれているのだ。明治から新自由主義が幅を利かせる現代までを、多くの参考文献を元にまとめている。また本書の239頁の「労働と読書の変遷」という表に、非常に簡潔にまとめられている。 著者は「全身全霊で働くことをやめよう」と提案してる。私も会社を辞めてから8ヵ月ほどになるが、とてもよくわかる。「全身全霊」が過ぎると、うつになってしまうのだ。「半身社会」でよいのだ。 あとがきに、「働きながら本を読むコツ」が紹介されている。これが、最初に表題からイメージした内容ですね。
58投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ2024/07/24読了 #読書記録 #rv読書記録 以下メモ、後でちゃんと書こう 今も昔(明治、大正)も人はそう変わらないんだなあと感じさせられる。昨今に話題を集めた『ファスト教養』および社会における人々の価値観・動作、すなわち「手っ取り早く、もしくは秘められた真実の発掘という形で、物事を修め他者に差をつけたい」という考えは、例えば書店における『〇〇の真実』『〇〇乗世界史』に代表されるように、人々が純然たる真実を知りえたいという欲求として顕れてると思う。 一方で自分は、世の中には真実などなく、そこにあるのは厳然たる事実とその羅列のみであり、そこから各々が個人に都合の良いように切り取り、解釈したものが真実として語られていると考えている。 そうした、愚劣ともとれる行いは、明治・大正時代のサラリーマンの中にも見て取れるようである。 とはいえ、一見愚劣にみえるその有様を愚劣と一蹴あるいは「同じようなことをしていたんだ」と安心することこそ、愚劣なのかもしれないと思った。よもやすると、この安心の面持ちに至ってしまうことこそ日本人の悪習じみた行為かもしれない。 これを打ち破るには、いわゆる勇気が必要と考える。現状を打破し、また別の形を実現してゆく、そのための意気と実行が間違いなく大切なことだと思う。 まるで、今の、そしてかつての自分をまさに表しているような結論に至ってきているな……と。
1投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ半身で働く…いまの仕事をしてる限り、半身で働くのは難しいなー。 全身全霊の人を称揚しない…これ、日本に浸透するといいなー。
5投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ読書の歴史的変遷などは初めて知って面白かった。 仕事していても読書はできている,というか電車でスマホは見ないで本を読んでいるので,この本の例外かもしれない。 最後のほうで展開されている情報の捉え方は,情報理論を学んだ身からは納得できない。情報の文脈をノイズと捉えるのは意味不明である。ということで☆は一つ減らした。
10投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルに惹かれて。私は専ら通勤電車で読書している。休みの日も読書したいが、ネットやネトフリを観て1日が終わる。本書は読書ということを歴史的に解説していて興味深く読むことができた。昔は教養、立身出世にためのツールで、今は娯楽、時に自己啓発みたいな感じか。ネットは情報だけストレートに得ることができる。読書は何がやってくるわからない、知らなかったこと「ノイズ」まで取り入れる。それが読書の醍醐味なのに、敬遠されるということなのだろう。結論として、半身で働き、ノイズを取り入れる余裕を持つこととおっしゃっていた。正にメンタル病んだとき本など読めない。余裕のある働き方をして、積読解消に勤しむ。
11投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログまえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章 労働と読書は両立しない? 第1章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代 第2章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代 第3章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中 第4章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代 第5章 司馬〓太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代 第6章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代 第7章 行動と経済の時代への転換点―1990年代 第8章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代 第9章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代 最終章 「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
1投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ明治から戦後→成功に必要なのは社会に対する知識、これを得るために読書があった。 現代→成功に必要なのは(自分に関する行動)、だから自己啓発的なノイズの少ない本だけが読まれるように。 読書の目的は自分から遠く離れた文脈(ノイズ)にふれること、いつか役に立つかもしれないものにふれること。 1つのことに対する全身全霊をやめて半身で働けるようになったら、読書しノイズに触れられる余裕が生まれる。
2投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ正直全部読んでない。最後の方は読んだ。 100働いて、他のことに使える体力がゼロになるってところを、仕組みとして理解、受容するってのは大事だなと思った。でも、私は3年目から自分の好きなことに手をつけ始められるようになった。たぶん、働きながらでも本は読める。 ちなみにこれをきっかけにして、花束みたいな恋をした、をみかえした。大学生の頃とは、180度見方が変わった。おもしろかった。
4投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ三宅さん、『推しの素晴らしさを〜』に引き続き文章読みやすいし考え方が似ていて面白いのでファンになりつつあります。 中盤がひたすら歴史の話で、それはそれで興味深かったが少しダレてしまい流し読みになった。労働史や書店・本など本の外側に興味がない人は序章、10章、最終章だけ読めば十分楽しめると思う。
6投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(2024/07/22 2h) わたしは社会から14 歳でドロップアウトした人間です。あとがきで泣きました。著者のかたは温かい人ですね。 ノイズのない全身社会から、ノイズも取り入れる半身社会へ。こんな世の中ができたら、どんなに救われることでしょう。 でもどうせ実現しないのです。悲しくなります。
3投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ本書をタイトル通り、額面通りに「忙しい人の読書法」という内容のノウハウ本として読みたい方は、「あとがき」のみを読んでください。私は作者が「あとがき」で書き記した内容が、たとえはおかしいかもだが、9章までの時系列に沿った「人(労働者)と読書の関係」を紹介した本編部分との対比という意味において(一見、真逆の事を言っているかの様に見える印象から)「テレビ番組でよくあるNG集」、の様に思えてクスリとしてしまった笑(内容は決してNG集などではなく、正しく読書のノウハウを紹介している)。 わかりにくい私の冗談はさておき、前述の通り「ノウハウ集」などでは決してなく、これはもう「博士論文」としても通用するのでは無いかと思える位の緻密な取材、参考文献の引用、に基づく「読書する、という行為からアプローチした近代日本の労働者階級の者が置かれた環境、心理、理想、生活」に関する内容のレポートである。ただし、それは1レポートにとどまらず、今現在の我々が置かれた環境(政治、経済、あるいは個々人の日常生活、理想)から、いかにして、どのような信条(読書に対するものにとどまらない、生き方をも含む)で、書物、あるいは日常と向き合うべきか?までを指南している。 指南している、などと書くと「なんだ、難しそうだな、本の事じゃ無いんだ」と思われるかもしれないので補足すると、その時代、その時代、でベストセラーを獲得した書籍とその時代背景、(一般的な)個人の考え方、を考察しつつ、「だから売れたんだ、このフレーズ(各書籍の中の)が受け入れられたんだ」ということまでを紹介してくれている。さらに言うとそれが正しかったか否かと言うことにまで… 直近の例で言うと「推し、燃ゆ」がなぜ売れたか?そこにどの様な心理が働いていたからか?(決して決めつけではない)等について、作者なりの観点で述べられている(それが明治時代の「学問のすすめ」から時系列に沿って延々と紹介されているのだから、そのボリュームについて容易に理解していただけるだろう…)。 本好きの方なら、日常で「もっと本が読みたいな」と思っている方なら、本書への興味はあるだろう。ただそれだけにとどまらず、読書というわかりやすい例を引き合いにして時間の使い方という観点から、我々がどの様な生き方をするべきか?についてまで解説されていると言う意味で、本書は画期的であり、もっと色々な方に読んで貰いたい、と思った次第である。
13投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書法的な本かと思っていたら、明治~2010年代に渡る本邦社会人の読書習慣を俯瞰するもので、なかなか読み応えがあった。現代の読書ではノイズは疎ましがられるという言及には、己の昨今の読書習慣がそうだったので襟を正す思いになった。結論こそ「がんばりすぎなくたっていい」というイマドキの自己啓発書寄りなのは皮肉だが、これに救われるひともいるのではないか。
4投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「つながる読書」で気になってた筆者の方の本。読んでよかった。 時短だったりで色んなことを100%できない自分を肯定できなくてしんどかったのだけど、むしろそれって正に「半身」なのでは?と新しい視点を得られた気分。ノイズを得るのに引け目を感じてた自分に気付いた。何度も読み返したい。
4投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ論文だ。 本を読む、という視点から、我々の働き方、生き方を考察している。 とても良い。私も、社会人になってから、本を読まなくなった。頑張って読まなければならない、とも思っていた。それが自分を追い込んでいることも気づいていた。 でも、そうではないことを、分析してくれて、心が軽くなった
17投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Xで偶然見かけてタイトルが非常に印象的且つ興味深かったので読みました。自分は大の読書好きというわけではありませんが、読もうと思っている本はあるもののなかなか読書が捗らず、まさにタイトル通りの状況にありました。 タイトルへのアンサーとしては「仕事以外の文脈を、取り入れる余裕がなくなるからだ。」と本書に太字で書かれています。前提として、本というメディアは"ノイズ"があるのが特徴=自分が欲しい情報以外の情報が書かれている、ということが書かれているのですが、本の捉え方に納得できましたし、自分が考えてもなかった捉え方で新たな発見でした。そして自分が本を読む理由や楽しさの一つとして、この"ノイズ"があるからであるというのを自覚しました。 本書では労働と読書の歴史について明治時代から現代まで書かれていますが、これは自分が本書を読み始めた際に知りたいと思っていたことではありません。ですが読んでみると面白かったですし、本書を読むことにより知ることができてよかったと思えます。労働と読書の歴史については"ノイズ"に該当するわけですが、この"ノイズ"があることによって余裕がない人は本を読まないけど、本の良さでもあるのだと本書からも改めて体験することができました。 終盤では「半身で働こう」という主張が展開されています。この主張には概ね賛成です。どうしても仕事に多くの時間を使ってしまい、仕事を中心として日々を過ごすことになってしまっている感覚があります。データとしてどうかはわかりませんが、自分や周りを見るとそう感じます。半身社会になることで読書をするようになるかはともかく、少なくとも半身で働く人がいるのが当たり前の世の中の方が、自分は好きだなと思いました。 ーーーーー 自分のブログから引用 https://kwn1125.hatenablog.com/entry/2024/07/20/210000
4投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ読書と、スマホなどの情報との対比が興味深い。 著者は、両者の違いを以下のように考えている。 読書→ノイズが含まれた知識 情報→ノイズが含まれない知識 ノイズは、偶発的なもの、他者の文脈、自分から知りたいと思っていないものと捉えるとイメージしやすい。 自分一人では生きていけない世の中だから、他者を受け入れる余裕がないといけない。つまり、読書ができる余裕を持っていないと、生きにくい世の中になってしまう。 そういったことを著者は言いたいのだろうと感じた。 読書の良さは、偶発的な出会いだと思っていたので、著者の考えはとても腹落ちした。 スマホばかりいじらずに、読書を楽しもうと思う。
2投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ「半身で働く。それが可能な社会にしよう。」 素晴らしい結論だと思います。 と同時に、想像以上にそれは難しいことではないかとも感じてしまいました。 つまりその社会を実現するには、「自分」のために、半身で働けるように職場と業務量について調整しなければならない憂鬱な現実があるからです。 また「労働で自己実現する必要はない、趣味でそれを叶えてもいい」という引用には気づきがありました。 私たちは小さい頃から「好きなことを仕事にできることが幸せ」と教えられてきたと思います。その呪い?のためか、「今の仕事は本当に自分のやりたいことなのか?」と悩むことが誰しもあると思いますが、その考えから抜け出せた気がします。 ともあれ、自分の人生を第一に、これからも好きな読書が続けられるように生きていこうと思います。
5投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログ日本における読書の歴史に注目し、明治から現代の働く人たちが、どのように本と読書と触れ合ってきたかを説明しくれる。その歴史をふまえどう働き方を考えるのか問いかける。 初めて三宅さんの著書を読みましたが、文章が面白い。読み始めると引き込まれるようでした。
2投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログタイトルと帯から、てっきりよく聞くなんか社会人になってからXやYouTubeは2時間も3時間も見てるのに本を開くのが難しい!みたいな事についてかと思い手に取った。しかし、ほとんどは読書の在り方の変遷について。結論も"読めない"ことよりも"働き方"に主軸があったように感じる。思ってたのとは違ったかなー。 「働いてると本を読めない!」と思ってる人の多くは、本書を最後まで読まないような気がした。 ベストセラーの歴史とか、どんな本がどんな人達に読まれてきたのかみたいな視点では面白かったけど、タイトルに対して求めてたものではなかったかも。
5投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ全身全霊で働くのをやめる。半身で働く社会を作り、働いていても本が読める社会を作ろう、という最終的な主張。 明治以降の読書の立ち位置が、その時々の時代性によって異なることの解説が前半。後半は、新自由主義のもと自己啓発本が売れている現代において、なぜ本が読めないのか、読めるようになるための提言がまとめられていた。 自分自身、気づいたらたくさん自己啓発本を読んでいるが、これは個人の趣味というより単純に時代の影響なのかなと、視点の高い示唆を得ることができた。 今がどういう時代なのかを知ると、生きやすくなるのかなと、またノイズのない情報を知りたくなるのはなんとも皮肉だ。
11投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ読書の意義と効用を明治期から年代ごとに解き明かす。 あの時期あの時になぜあんな本が売れたのか?「そうかそうか」と納得しながら読んだ。国の政策、サラリーマン層の増加、インテリアとしての全集、テレビと連動した大衆向け書籍、自己責任と自己啓発本などなど。ヒットの要因について得心する事が多く、勉強になった。 しかし、読書が出来ない理由についての分析は説得力に欠ける気がした。 本書でも触れられているように、若者の読書離れは半世紀も前から呪文のように唱えられている。僕らはずっと、漫画ばかり読んできたし、ゲームばかりやってきたし、YouTubeやTikTokにうつつを抜かしてきた。僕らはずっと本なんか読んじゃいない。正確には読むやつは読んでるけど、読まないやつは読まない。それだけだ。そして読んでいたやつが読まない奴を見て「読書離れ」と批判する。 筆者が憂いているのは、「かつて読んでた人」が環境の変化で読めなくなったという少数派の悩みであって、本書の大部分を割いたヒットの要因との関連性は薄い(面白かったけどね)。 筆者が提案する「半身で働きましょう」には大いに賛同するのだが、浮いた半身を読書に充てる人たちはやはり少数派なのだ。
19投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・半身で働く ・書店へ行く ・今まで読まなかったジャンルに手を出す ・無理をしない、読みたい時に読む ・ブクログを活用するw
45投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログ文化放送 「村上信五くんと経済クン」 ゲスト 三宅 香帆 さん (2024年07月13日放送) 121 (グラゼニ+17) (キングダム+56) (漫画も入れると194)
0投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログ現代人が読書が出来なくなる背景、社会構造について考察し、どうしたら読書ができるようになるのかを考える本。 自分自身、自己啓発本なら読めるが、小説を読む機会が減ってしまった。成功するためには無駄と感じるのだろう。意識的に自分と異なる文脈の本も取り入れたい。 また「読書が出来ること」が自分の忙しさの指標になると感じた。最近本が読めてないと感じたら休みを取りたい。
4投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログダヴィンチの連載とかで知った著者だし、内容も面白そうだし、書店に並び出した頃から気にはなっていたんだけど、何となく読みそびれていたもの。その後、何だかかなり話題になって売れていることを知り、やっぱり読んどかなきゃってことで入手・読了。読書のターゲット層や、読書に期待される効能(?)の、時代による変遷を丁寧に紐解くことにより、現代において、本を読む時間が取りづらい原因を解き明かしていく。結果、全身全霊で頑張るのでなく、半分にしていきましょう、という提言に落着。大いに納得。是非そうあるべき。本を読む時間を、自分が比較的ちゃんと確保できているのも、まさにそれを目指してやってきたからこそ、と思える。
5投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログ本書の主張は「毎日全身全霊で働いていたら、本を読む気力なんて残りません。そんな働き方はやめませんか」ということである。 特に目新しくはないが「読書」という切り口のせいか私には刺さった 休日返上、深夜まで働く。体力的にも精神的にもきついのに、頑張っている自分に酔ってもいる・・・こんな経験がある読書好きにはきっと得るところがある。 誤解や批判を恐れず「全身全霊はラク」と指摘している点が特に良かった。
27投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ「全身、コミットメントするのは、楽である」 というのは、とてもよくわかる。 結婚した今、独身実家暮らしの頃がとにかく懐かしい。 働きたいだけ働いて、帰ったらあたたかいごはんが用意されている。 掃除・洗濯・食器の片づけ、毎日の献立・弁当の用意、家計のやりくり、相手に合わせて生活すること。 これらを何も考えず、働いていればよかったあの頃に戻りたい、と何度思ったか。(おっと、愚痴はこの辺で・・・) 自発的に頑張りすぎてしまう、「もっともっと!」と自分で自分を搾取する「疲労社会」。 周りをみても、そういう価値観の人が圧倒的に多いと思うし、 私自身も、気を抜いたらそうなる。 私はゆとり第一世代で、まさに『13歳のハローワーク』を家で熟読していた。 「好きなことを仕事に」「仕事で自己実現を」という価値観は、無意識に自分の中に刷り込まれていたと思う。 好きなことを仕事に、という幻想には、正直、ずーっと苦しめられてきている、と今も感じる。 本当は、仕事はあくまでも仕事なのに。 好きなことを仕事にしている人もいるし、そういう人はかっこいいと思うけど、全員にそれを求められても困る。 「なぜ正社員でいるためには週5日・1日8時間勤務+残業あり、の時間を求められるのか」、それは私も常々考えていた。 週5日、1日8時間でさえ、「そんなに、いる?」と思ってしまう。 「半身社会」万歳。他者の文脈を、ノイズを、取り入れる余裕を持つ人が増える社会、ぜひきてほしい。 ただし、半身でいられるのは、経済的余裕があるからだという声も自分の頭の中でかすかに、でも確かに響く。 半身などでは生きていけない、とかつかつギリギリで踏ん張ってる人もいると思う。 半身社会の前提として、経済的に余裕のある国、世の中があるのかもしれない。
8投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ本が読めないことと仕事の関係性については、自分の経験とも整合していて、大変納得しやすい。本当に書いてある通り。この本は、後ろから読めば結論は書いてあるし、結論自体はありきたりなんだけど、ネタバレを避けながら前から順番に読んでいった方が寄り道や脱線を楽しめる。そして、それが論旨とも噛み合っている様にも思う。
5投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時代の移り変わりとともに人々の読書への姿勢の変化が書いてあり、今までになかった切り口でとても面白い内容だった。様々な参考文献もあり説得力もあったし、新しい知識を得られた感覚がある。 ただ、最終章の結論が半身で働こう、というのは私の感覚と違ったので少しもやっとしてしまった。筆者の考えは否定しないし仕事だけの人生は面白くないかもしれないが仕事の楽しみもあるし全力で仕事をすることも悪いことではないので、結論としては少し言い過ぎなのではないかと思った。 最終章は読者の中でも感想が分かれそうだが、それまでの部分は大変勉強になったので色々な方に読まれてほしい。
2投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログお仕事,全身フルパワーじゃなくて,半身ハーフパワーにして残りの半分を読書その他に当てましょうという結論につきる! 確かに小学生のときは土曜日も普通に学校あったからその頃働いていた人は土曜日はふつうに仕事なのか,とも思った. 読書史,労働史から入るところ,その他文章の感じがおもしろくかつ面白かった印象を受けた: ・江戸時代は読書と言えば朗読 ・ジェームズワットは勤勉の中から大発明を生み出した ・長時間労働により読書(その他)の時間が奪われた ・2000年代は週休二日 ・ネットで探す情報はノイズがない(読書は新聞と同じく他の情報も目に入る) ・全身全霊で働くことは,最終的に燃え尽き症候群ないし鬱病につながるのでは(過剰な自己搾取)? ・全身全霊で働くことを美化すべきではない
2投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログタイトルのイメージだとひたすら読書ができない理由を述べている感じだったけど、読書と労働の歴史なども紐解きつつ、現代社会がどのような価値観を生み出しているかに着地させていた。 ベストセラー本の歴史なども知れて面白い。 以前読んでいた「ファスト教養」や「映画を早送りで見る人たち」とも述べたいことは共通しているので、本という媒体から社会を捉え直す試みが面白く感じた。 この本を手にとるひとは、たぶん「もっと本が読みたい」と思っている人たちなのではないかと思う。 働いていると、スマフォは見られるのに本は読みにくくなる。 脳の処理の違いなのかな?と思っていたのだけど、この本では、読書の知とネットなどの知の性質の違いという結論で、現代社会では、自分に直接繋がらない情報をノイズとするため、本から得られる知は遠ざけられる?という結論だった。 もしかしたら結論の読み込みが足りていないのかも知れないけれど、それじゃあ、日頃見ている漫画なんかのネットの反応集とか、猫のおもしろ動画とかをぼーっと見てしまうのはなんなの?と疑問も…。 それらの情報は、自分の知りたいことを直接知らしてくれるという点でノイズなしということで、本は付加的な情報が含まれているからノイズということだったけれど、本といっても小説もあるし、漫画は売れるけど小説は売れなくなってきてるのはなぜか?などの疑問には答えきれていないようにも思う。 社会全体が忙し過ぎて自分の身の回りのことしか関心が持てなくなっているという点には同意なんだけど、じゃあ自分の身に置き換えてみて納得できるのかというと、ちょっと微妙かな‥と思う点もあった。 ただ、社会全体で読まれる本の変遷の話はとても面白かった。 その時代ごとにベストセラーになる本の傾向が異なるので、そこを紐解くと社会全体の価値観が見えてくる。 この本でのメッセージは、「本が読める社会になってほしい」ということ。 これは全身全霊で同意したい。 なぜ社会は発達しているのに、みんな余暇の時間がなくなるんだろう。 ぼんやり過ごす時間や、時間を気にせず読書などの趣味に費やす時間がなくなるのはなんでなんだろう。
3投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ私は今、フルタイムで働きながら読書を娯楽として楽しんでいると思う。でも私にも子供の頃大好きだった読書を一切したいと思わない時があった。それも結構な年数。この本を読んだ後に思い返すと合点がいく。読書史や現代社会と読書の関係性も興味深かった。 読書は自分から遠く離れた文脈に触れることーこの表現が詩的で好きだった。今の私は「半身で働く」を実現できているかな?
4投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ読んでよかった〜!出会えてよかった〜!と思う本。 前半の読書史はシンプルに興味深くて面白かったし、サラリーマンである私がなぜ、「教養」や「自己啓発」という言葉に飛びついてしまうのか、客観的な答えをもらえたのがよかった。 仕事だけではなく、全ての物事に「半身で取り組む」ことが大事だなと心から共感した。
5投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スマホなどの情報→知りたいことだけ 本→知りたいこと以外のもの(ノイズ)がある ノイズはいつか役に立つかもしれない。ノイズがあることは、「文化的」と言える。 ノイズを取り入れる余裕を持つような、「半身」で働くことで心と体の健康を保てる。 文化的な生活を送ることと、そうでなく仕事に全身全霊で生きることの、どちらが自分にとって良いのか考えたい。
1投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ書店でこの本を見たとき「仕事してると忙しいから本が読めなくなるって本だな!」が結論が想像出来て、何度か素通りしていましたが、ふと買って読んでみて、めちゃくちゃ良かったです! 読書についての変遷等をベストセラー本や時代背景、労働環境等から丁寧に考察していく内容で、とても参考になりました! 本書の主題である「半身で働きましょー」という内容には、個人的には疑問もありますが、とても深く考えて書かれた本だなーと思いました。
24投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログあ、好きだわ〜さすが94年生まれ。全身全霊をせずに頑張ってたり夢中に楽しんだりできる人っているしそれも頑張ってる、楽しんでるに含めたいというのすごくわかる。映画を早送りで見る人の本も読んで刺さったけどそれをまるごと含んでのこの本はいちばんしっくりきた。ノイズの説明も、労働とか世間体の変遷の説明もしっくり。ノイズのなさが楽なのも、ノイズと思ったって将来のための下心だって、他者の文脈に触れたからには拒絶しない限りなにげに自分の価値になってるのも経験から共感できる。
2投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今は働くのをお休みしていて、本は読めている。真逆の環境だけど、新書で売れている本なので読んでみた。前半は労働の歴史とその時代での読書の位置付けがメインで少し読みづらい。しかし、後半は一気に読みやすくなる。やはり自分に当てはまると思ったからなのか?!長時間労働を強制されていないのに、自発的に頑張り過ぎてしまう。自分自身が新自由主義社会に放り込まれていることを実感した。著者がしきりに提案する、半身社会には強く共感した。なかなか難しい問題ではあるが、仕事復帰した際には実行したいと感じた。
43投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書で語られるタイトルへの回答は「読書はノイズを含むから。労働で疲弊してるのに現在の自分と遠い情報を受け止めるのは疲れるから」あたりになると思うのだが、それだけ聞くと、まあ、そりゃそうだろ感なのだが、本書全体としては回答に至るまで語られる読書を取り巻く時代背景やその遷移といった周辺情報に読みごたえがあって非常に面白かったですね。さらに言うと、それら周辺情報は必ずしもタイトルへの回答に必要かといえば……という印象があります つまり、タイトルに回答するという点からはまさに「ノイズ」とも呼ぶべき要素が面白い 「ノイズ」を楽しむのが読書なのだという本書の主張を、本書の構成をもって示した、ということなのかと感じましたね …まあ実際は、新書なので(タイトルで釣るのが基本なので)、そもそもタイトルを一冊かけて解き明かすべき命題だと捉えて真剣に読み始めたかというと、そんなことはまったくないんですが この手の本で語られる主張に厳密な論理構築を期待しておらず、最初から知識面を「ほーん」と思って読むために読み始めたのだが、それでもその知識達は非常に面白かった。よくこんなこと調べるよなあ あとP160 「自己表現や自己啓発への欲望を、エリート層が蔑視する。そのような構造は、本書で見てきたように、明治期の夏目漱石が描いた『門』から、80年代のカルチャーセンターへのまなざし、そして現代のオンラインサロンへの言説に至るまで、繰り返されている。」 ここまさに俺で非常に頭が痛かったのだが、直さなくちゃいけないよな 言い訳すると、往々にしてこのような「蔑視」に至るのは「相手が付け焼き刃な知識で攻撃的・批判的にこられてクソだるかった経験」が背景にあると思うのだけど、それでもやはり寛容になりたいかなと
5投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログスマホを触る時間はあるのに、好きなはずの本が読めないのはなぜだろう?と不思議に思っていたため手に取ったが、謎が解けた。 労働史を丁寧に追いながら展開していくため、日本人の働き方と読書の歴史を照らし合わせて読み進められるのも面白い。 読めない時は、読めるようになるまで休めば良い、という言葉にも救われた。 ダラダラとSNSやYouTubeを見てしまう自分も責めないでいようと思う。
8投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ仕事をしていると、ノイズを入れる余裕がなくなる。仕事以外の文脈を取り入れる余裕がなくなる。たしかに私もスイカゲームしかできない時期があって、YouTubeとか Twitterは見れるけど、本が読めないことがずっと苦痛だった。時間はあるのに読めない。 意識して読んで、仕事以外の自分の世界も大切にしないとな、と思った。半身で働くの大賛成!
3投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ面白かった。 が、まず第7章の2までは前置きで、その後からが本書の本領であることに注意されたい(流石に長い)。「読書はノイズ」がキーワード。 とはいえ、その前置きが詰まらないわけではなく、読書・自己啓発・労働の切り口から明治〜近代までを上手く概観しており、勉強になった。 文体が読みやすいので冗長とは感じなかったが、結論を先取りしたい人は7,8,9章を先に読むのも手かもしれない。最終章は総括から入るので、全ての章に目を通してからが望ましい。 なぜ働いていると本が読めなくなるのか、という問いの結論に関しては、7割納得、3割モヤモヤと言ったところ。ファクトチェックの意味も含め、近代の読書史・労働史について調べてみたくなった。 一言で言って、色々と勉強になった本だった。
4投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログタイトルをみて興味をひかれたので買ってみました。 読みやすくて面白かったです。 読書はいつの時代も社会と密接に関わって変化していくというのが興味深かったです。今後もどんどん変わっていくんだろうなぁ。 本が読めなくなったり他の好きなことが出来なくなったりした時は、仕事に全力投球しすぎてないか一度考えてみようと思いました。
4投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ本屋でタイトルに釣られて購入。 タイトルに対する答えは、「働いていると忙しくて、効率よく教養を得たいがために、ノイズのない【情報】に飛びついてしまうから」だと感じた。確かに自分も、小説より自己啓発本やノウハウ本を読んでしまうし、本の要約サイトやノウハウをまとめたインスタの投稿を見るし、Youtubeの動画は2倍速で再生して、少しでも有利に生きられるように効率よく情報を得るようになっている。自分も、ノイズ=歴史や背景情報など、を削いだ情報ばかり求めているなと感じた。 最近、自己啓発本ばっかり読んで、アニメや読書、映画など、自分が求めていない内容も含むもの(=ノイズがあるもの)に触れていないな、と感じ、同時に、ノウハウ本や自己啓発本ばかり読んでいる自分はノイズを持っていなくて薄っぺらい人間だなと思った。 仕事や育児に全身全霊ではなく、半身でいることで、人々は読書ができるようになるとの著者の意見だったが、現代人は仕事を半身にしたら給料が減って、ますます余裕のない生活を送るようになり、読書どころではなくなるのでは?と思った。子育てとかしていなくて、ある程度お金に余裕があれば、半身の生活で、ノイズを受け止める余裕が人々に出てくるのかなと感じた。 大人になってからノイズを嫌い、小説など全然読んでいなかったが、ベストセラーなど読んでみようかなと思えた。
2投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・明治時代になって黙読と言う文化がはじまる。 「自分の読みたいものを読む」という趣味を得る。 「図書館」での読書体験を通じて、人々は近代的な読書習慣を獲得した。 ・労働と読書の歴史が書いてあり、参考文献が沢山あったので、読みたい本が見つかった。 ・自己啓発書の特徴は、「ノイズを除去する」姿勢にある。 ・ニートをつくり出したのは、「やりたいことを仕事にすべきだ」という風潮だった。 ・自分から遠く離れた文脈に触れることが読書である。
11投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ著者が登壇したトークショーきっかけで購入 前半は日本の働いている人と読書の変遷をいろいろな本から引用した話が書かれていた。 前半に関しては正直興味がない分野だったのでぱらぱらと飛ばしたページもある。 後半は本題に移り結論は本が読めるような働き方をしよう。とのことだった。 私も好きなことを仕事にしている部類だが、だからこそ自分の時間を犠牲にして仕事をしないとという気持ちになってしまいがちなので、共感した内容が多かった。 著者が提案する働きかたが出来るとはあまり思わないが、生活に余白を持って生きたいと感じた。 そして、本を読もうと思った。
2投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ近代以降、日本はあらゆる面で変化を遂げた。もちろん本も例外ではない。明治時代、活版印刷の普及によって本を大量生産が可能となり、それに伴って黙読が増えた。その影響で、明治10年後半代から20年代にかけて、黙読しやすいように日本語の表記がかわる。つまり句読点の使用がこの時期にかけて増加した。また地方改良運動のおかげで地方にも次々と図書館の設置が普及した。これにより、地域差が解消された。 大正時代になると、円本が流行した時代で、改造社の『現代文学全集』の成功で新中間層にも読書の機会を与えた。ちなみに戦前では戦争開始直後では民衆は海外に関心を寄せており、すぐに発禁処分とまではいかなかった。 戦後においては1951年容姿の割当制の廃止より、紙価が高騰した。これにより各出版社は文庫化やベストセラーで対応した。1970年代と1980年代の本について、前者はテレビのおかげで売れた本があり、社会と自分との関係に焦点を当てた本が多く、後者は私小説的なフォーマットで、僕、私の物語の本がその時代のベストセラーの共通点だと著者は指摘する。 1990年代以降は行動を重視する傾向がみられ、そこから自己啓発本の売り上げが伸びる。2000年では労働=自分探しという時代で、2010年代は多動力の時代だといわれる。 最後に著者は今後、仕事に全力でコミットメントするのではなく、適度に打ち込む半身労働社会が、現代のような新自由主義社会、いいかえると頑張りすぎの社会から脱却できるのではないかという。
4投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ全身全霊仕事に捧げる、家事に捧げる、ゲームに捧げる、それを良しとする考えをやめて、半身を捧げる、そのために支え合える世の中にして行かないと、働きながら本を読むことは難しいですよ、という内容でした 結論はそのような内容でしたが、この結論に至るまでの著者の考えがとても論理的で個人的には合点の行く内容でした なぜ、今の時代、全身全霊何かに捧げがちになる世の中に至ってしまっているのか、ということについて、明治時代、活版技術が生まれて本が世間に普及し出してから、時代時代、における日本人の働き方と読書の関係、時代背景に基づいた考察をまとめられていました 読書から得られる知識はノイズである、自分が知りたいと思って狙って得られる知識ではない、思いがけない形で得られる知識は、今の時代ノイズとして扱われる、インターネットが普及して、調べたい情報を狙って容易く得られるノイズのない情報が、当たり前のように得られるようになって、それで満足してしまうがために、自己実現にはそれで充分であるがために、ますます読書離れが進んでしまっている、という話がとても印象的でした
6投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ売れているようなので興味本位で読了 内容自体は目新しいことはなかった 中盤の読書の歴史はタイトルと少し乖離してると思いつつも面白かった 本著が売れているのは本を読みたいという世相の現れなのかな
1投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ時代の変化と、人々の読書との関わりの変化を歴史的に知ることができた点では、面白かった。 ただ、タイトルから自分が求めていた内容とは、少し違ったので、評価は★3で。 ついつい一生懸命になりがちなので、意識して余裕、ゆとりを作っていきたいと思った。
1投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ新書でここまで読者に情熱を注いでくれるのも珍しいですよ!パワースポットがあるならこれはパワーブックですね 読書はできないけど、ゲームはできるスマホは弄れる。考えてみたら不思議でした、なぜそんな現象が起きるのだろうと 僕の周りでも社会人になってから本を読まなくなったという人に会ったことがあります。その人は学生時代には読めていたのになんでだろう。これには社会的な原因かそれとも個人の問題か? 社会学的に見ても面白い読書離れのヒントをぜひ知っていただきたいです。できれば飯田一史の「若者の読書離れ」というウソと共に読んでいただきたい、そして働き方を見直す機会にぜひ考えてみてほしいと思います。
6投稿日: 2024.07.10
