
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中まで読んで、顕太郎の心が女でお嬢はちゃんとした男になって欲しくて男性ホルモン剤を貰いに行ってるのかと思ってたら全然違った!!違って良かった!!
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ法律とか、社会学とか、縁のない人なので、 うろ覚えですが、 女性が現代社会で権力を持って力を振るおうとすれば 男性の言葉と作法を学んで使いこなすしかない、 それは女性の意見表明と言っていいのか、 女性代表と言ってよいのか、 みたいな話を読んで納得した事がある。 解釈間違えてるかも、だけど。 日本初の女性総理が誕生しても、 女性の代表、とは思えなかった。 力の弱い者を守ってやる、という論理で 好き放題やってる大国のトップを見るにつけ、 男の論理、やり方がまだまだ幅をきかせてるんだ、 と絶望的な気分になってしまう。 男性の、とか女性の、とかじゃなく、 共通言語で話し合える様になってほしいんだけど。 地動説だって受け入れられるまで200年必要だったらしい。理解者が増えた、よりは感情的に受け入れない世代が交代した、という要因の方が大きかったそうだ。 私は見届ける事が出来ないかもしれないけれど、 娘か、あるいはその次の世代、更にその次の世代には、あるいは。
8投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ女性総理が誕生した現代に読みたい本。 密会や学歴で問題になる政治家もいるが、男性の僕が読んでも鳥肌が立つ言葉を使う政治家もたくさんいる。 配慮のない言葉や他者への批判ではなく、前向きに未来を考えていくことってなんて難しいんだろう、と読んで心底感じた。
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ月刊新潮に少し載ってて、読んでから気になり読みました。 けなしているわけではなく。 この作家は、いつも読まさせられる。テンポがいい。 特に今の内閣を知る自分としては女性の総理を知って読むと面白い。 面白かった。楽しかった。以上の言葉が出てこない。 また新川帆立の本読もうっと
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ登場する女達の覚悟がすごい。 日本で女性が政治に関わるのは本当に大変な事だとよくわかる。 もちろんフィクションなんだけれど、似たような話は永田町にたくさん転がっているんだろう。 謎が散りばめられた物語のラストで、一気に全てのピースがハマって爽快な読後感。
10投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログこの本を、今を生きるこの時代に読むことができて心から良かったと思った。 女性差別が色濃くある政界。その世界を力強く生きる女達のストーリー。 「女」なだけで、様々なレッテルが貼られてしまう世の中。 自分も男性が多い仕事に就いてるため、就職前には「女だからやめときな」と投げ捨てられたことが何度かある。 苦しかった。だからこそ、男性に負けない。結果を出してやる。と、負けん気だけは強くなったと思う。 読み進めていくと、心が抉られてくるような場面があった。でも、この本は多くの人に読んで欲しい。 マジョリティの中のマイノリティは必ずある。そして、生きている。 「女だから」「男だから」と、身勝手に型にはめて自分だけが安心するそんな世の中が変わってくれること。 100年後、この本を手に取った人が歴史を感じてくれる社会になることを願います。
1投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこれは、名名名作! まさに女性総理誕生の今読めたのがまた良かった! 人口の1/2の女性総理も今までなかったのに、もっとマイノリティな人が総理になる、意見が通る、こんな難しいことはないという現実がひしひしと…。 でも、今までのよろしくない当たり前を変えていくには、誰かが「1人目」になるしかない。私もキャリアのことで悩みに悩んでる今だからこそグサッとささった。今までいないから無理じゃなくて、自分がその1人目になる!!強い勇気をもらいました!大好きになった1冊です♡
3投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ舞台が政界ではあるけど内容はミステリー要素が強め。現実に女性初の総理が誕生した世の中になったのはこの本に出てくる女性議員たちにとってはある種希望になったのかな。3章の地方議員のあたりから面白かった!
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログウーンと唸ってしまった。1年前だったらもっと共感していただろうか。発行日を見てみると2024年の4月だからなるほどと肯ける。 手放しで喜べない現実がある。去年は女性市長の学歴詐称とホテル密会問題が話題を呼び期待を裏切られた。初の女性総理が誕生しても危うい発言やイケイケで突っ走る姿勢に危機感が募っていた矢先、昨日衆議院解散までほのめかし始めた。 隣人は、女性が総理になれば”産む性”だから平和な世の中になるのは間違いなしと言い切ったが、夫は「それは甘い。女性の方が男よりはるかに厳しい競争に打ち勝って生き残った議員さんたちだからこそ、タフでシビアな人が選ばれる可能性が大きい」と反論していた。 若い時分は、女が政権を取れば新しい世界が来ると信じていたが、最近は疑わしい。与、野党や性別に限らず、彼らは特別な人たちにしか思えない。 ミステリーとしては、性同一性障害特例法の改正案をめぐっての話だったので、最後の展開は意外で新鮮だった。 ☆~☆~☆~ 野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約者で政界のプリンス・三好顕太郎に直談判し、共に死の真相を調べることにー。
8投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ元彼の遺言状の新川さんの小説だから、 絶対に「痛快!」「爽快感!」が得られると思って選びました。 読み始めた頃、実際に日本でも女性が総理大臣になったので、これはよいタイミング!と。 国会議事堂やその周辺のこと(トイレ問題や、中庭、永田町の酒屋、などなど)もちらちら盛り込まれていて、とても楽しく読めました。 国政の議員とその秘書、政治記者、地方議員、どの立場の人も性別は女性で、でも、その性別がキーとなっていて。 小説の全てが本当のこと、とは限りませんが、ある程度は本当のことで、それは政治家の世界だけで起こっているとも思えず、そんなことを思いながら読みました。
17投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ政治の話は得意ではないので、ぼんやりとした感じで読み始めたが面白かった。 女性が社会進出をする上での理不尽なことだけで続く話かと思ったら違った。 後半は特に日本初の女性総理の事をちらちら思い出しながら読んでいた。
20投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ日本でも女性首相が誕生したので なんだろうと思い読んでみた 政界の出世争いの中で起きたお嬢様議員を巡るミステリー けっこう面白く読み進んだ 女性が男性主体それも年輩者の中で 生きていくには女性性を使っていく ジェンダーも絡んで面白いと思うけど 最後の謎解きがかなり無理があった 女性◯◯と頭に文字が入らない時代が 早く来て欲しい
2投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返し。 この遺書が、こう取れるとは…… 受賞の理由は、国会の模様を、女性差別の視点から切り取ったこと。そして時代の流れが来ていたからでしょうか。 高市首相が就任した今、ホットな一冊です。
2投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログわかる。女が頑張ると遭遇すること。男性が創り上げてきた社会常識についていけるか闘いを挑める女性しか浮かび上がれない。同性も必ず味方になってくれるわけでなく、むしろもっとたちが悪いこと。高市総理を思い浮かべながら読んだ。国益を考えて努力を惜しまない方が当たり前に報われる社会になって欲しい。
3投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ読みやすく、とても勉強になった。 女性に限ったことではなく、性別によって生きづらさを感じる場面は日常的にあるだろう。 だが、政治という特殊な世界で女性が生き残るにはあまりにもたくさんの壁がありすぎる。 日本初の女性首相が誕生した今だからこそ、さらに読んでよかったと思えた。
4投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログこの物語では、たくさんの女性が出てくる。そして、彼女たちは常に心の底で見えない怒りの炎を燃やしている。本の中からその炎の強さを訴えてくるように感じた。彼女らは強い。そして、心の底からカッコいいと感じた。私の身近にいる人でもきっと心に炎を燃やすカッコいい女性がいるのだろうと思った。私はその人達に対して、尊敬の念を抱き続けたいと思う。
16投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログせっかく日本初の女性総理大臣が誕生したのだから、この機会に読もうと。文章はとても読みやすく、するする内容が入ってくるし、政治の物語だけど難しい単語もなく、起承転結もあり、登場人物は皆キャラが立っていて、おもしろい。政治の物語だから抵抗が強いかなと思っていたがそんなことはない。 いまだからこそ、わかるものがある。高齢男性に媚びなきゃならない空気、同じ女性の男性に対する振る舞いの嫌悪感、割りを食っているのに誰からも助けてもらえない喪失感。きっと女性男性に限らず、そんな思いを抱えることもあるし、いまの時代、昔に比べればずいぶん風通しはよくなったはず。 それでも政治という男性社会に身を投じれば理不尽な言われよう・扱いがされる。この物語よりもはるかに理不尽な舞台であろう。企業においても、女性管理職がなぜ生まれない?と疑問を持つ男性管理職に読んでいただきたい。なんで生まれないと思う?と聞き返したいぐらい。 表紙がとても美しい。今回の物語が写されているようで美しくも悲しい。
1投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ女性の総理大臣が誕生した今、このタイミングで読むことができて良かった。 登場する女性たちに共感しながら読み進めた。 女性の社会進出が進んで…云々いわれるようになってずいぶん経つけれどまだまだ男社会。それでも20年前から比べればずいぶん良くなったのでは?と思うもののそれでもまだまだ。 現状を受け入れて女性の足を引っ張るのが実は女性だったりもするからな…なんてことを考えてしまった。 政治の世界は、想像をはるかに超えるだろうと思う。小説で読んでいても怖くなるけれど、きっと事実は小説よりも奇なりなのではないだろうか… さてこの小説、しっかりミスリードされ結末に驚かされてしまった。 ミステリーとしても、社会派小説としても読みごたえのある1冊だった。
2投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ読みやすく3時間程度で読破。 色々書くとネタバレになるので、とにかく面白かった。 表紙の装丁からワクワクするし、鯉の情景描写も良い。 どんでん返しが面白い。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ性差別はなくなってきたかのように見えて、あぁ、うちの会社とおなじだって思うような。 いやだなぁ、この感じと思いながらも、真相が知りたくて後半は一気読み。 早く、女なのにとか、女ってこれだからとか、女のくせにとか、そういうのがなくなって欲しい。 そういう私も男のくせにって言わないようにしないと。
16投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「女性の言うことは全く通らない」そうは思わないものの、男性優位は今も色濃く存在するのではないかと思う。(その濃淡の違いはあれど) 女性初の総理になられた高市総理の姿が、高月に重なった。 政治家各々が持つ信念・野望を形にするためにどれだけの苦労があっただろうか。 田神さんが、「高月を政界に誘った時の田神さん」とは変わったんだなあという描写(自身の保身・出世を優先する)で、人はその苦労の中で、染まってしまうのだと思った。環境や時の流れと共に、変化していくのは当然ではあるものの、その変わり方の舵を自分で握れる人でありたいと思った。 そして、最後、高月が顕太郎に最大限の協力をすると、以前言われた言葉になぞらえていくところがよかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 他人の悪意が恐ろしかった。 政治家になってからずっと感じつつも、直視しないようにしていたことだ。 世の中には理由もなく悪意をぶつけてくる人がいる。その人だって悩みやストレスを抱えているのだろう。だからこそ、やつあたりのように、決して口答えができない立場の人間に対して悪意を投げつける。人間には誰しもいいところと悪いところがあるとして、その悪いところばかりをまざまざと見せつけられているようだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
国会に係る女性たちに焦点を当てたストーリー。 議員秘書、衆議院議員、政治記者、そして地方議員(本編で衆議院議員へ立候補する)ミステリー仕立てになっているのもおもしろかった。 政治の場では男性社会なので、女性はお手伝いかお客様でしかない。いつも1番損な役回りを押し付けられる。 そんな世界でも女性が入っていかないと何も変えられない、変わらない。 どうしてこんな世界へ来てしまったんだろうと苦悩しながらも、がんばっている姿に惹かれた。 個人的には、本筋から離れるから書かれてなかったけど、選挙で間橋が当確した後の加賀美の落ちぶれる様子も書いて欲しかった。高月さんの血尿出しながらがんばる様子がリアル。しかもそんなに報われてなさそう。ほんとにしんどい世界だなと思った。 時期的にタイムリーで女性がもっと活躍できるようになればいいのにと思う。
22投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ最近の日本の情勢を踏まえながら読んだが、日本の女性政治家は本当に大変だなと思った。(フィクションではあるが) ただ、これは政治の世界に限らず、社会の中でも普通に起こりうることなのではないかとも感じた。 「政治家の資質とは何だろう」と考えたとき、間橋さんのように「周りの人のためになりたい」と心から思える人こそ向いているのではないだろうか。 自分ができることを少しずつ回りに返していく——それは当たり前のことのようだが、政治家という立場の人は、その輪をさらに大きく広げる力を持っているのだと思った。 最近、いろいろな問題が起きてはいるが、この局面を乗り越えるために、政治家の皆さんにはぜひとも力を尽くしていただきたいと思う。
1投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=RUnoJgnYuswIRl0IMQ0xFA%3D%3D
1投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よかった。 お嬢こと朝沼が性同一性障害とミスリードさせて、実は顕太郎がそうだった、というのは予想外で面白かった。そしてそれを決定づけるのは鯉。 衆議院の池の鯉はカラフルで、参議院の鯉は黒だという一般には知られていない事実。ネットの情報では確認できなかった。行って確認してみたい。 朝沼が性同一性障害であるというミスリードにかかり、まんまとその前提で読みすめてしまったが、そうでないという視点で読んでも矛盾はないだろうか。 加賀美が盗聴やストーカーめいたことをしていることは取引材料に使われなかった。悔しがるところを見たかった。 国会議員、秘書、記者、地方議員、とそれぞれ女性が苦しいことがよくわかる。女性総理大臣が誕生した今、その苦労は計り知れないことだろう。 顕太郎にも総理大臣になってほしいと思った。そして高月にも。
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ女性総理大臣が現実となった今、読めて良かった。ラストの展開がちょっと意外ではあったが、迫力に圧倒された。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ政治の裏側が書いてあり勉強になる部分も多かった ニュースですごいなとふわっと思っていたが、この本を読んで恥ずかしいが女性総理が今まで誕生してないことに疑問を初めてもった 性別に関しての理解、日本はまだまだだなと思ったのとこのタイミングで手にとって良かったなと思える一冊だった
5投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ“お嬢”の異名をとる与党の女性議員の自殺から始まる大逆転政治ミステリ。 ライバルである野党の議員、その若き政策秘書、政治記者、そしてママさん市議会議員、四人の女性の目線から描く政界の物語。 折しも日本初の女性総理が誕生したとはいえ、令和の世の中になっても女性が政治の世界で活躍することの難しさ、その仕組みが描かれる。実力や努力ではどうしようもない部分。おじさんたちの旧態依然とした価値観と、男社会を守ろうとする絶対的な結束力はどこの世界にもあるからよくわかる。 男の失敗は個人のもので、女の失敗は女全体のものにすり替えられる歯痒さ。 その分厚い壁に四人の女性が協力して風穴を開けていく姿が爽快! ミスリードからのドンデン返しも効いていて、ミステリとしても楽しめる。 新川さんの文章は読みやすく、社会問題を描いても爽やかさを失わないのがいい。 「立場も意見も異なる人と、利害の重なる部分を見つけ出して、連帯するの。政治ってのは、違いをこえてつながることなんだから」 足の引っ張り合いじゃなくて、本当にこうあってほしい。
7投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログよかった。 今ちょうど女性初の総理大臣が誕生したこともあり、そこまで辿り着くのにどれほどの不必要な我慢や屈辱なんかもあったのかと考えてしまいました。おめでたいことに、私は想像もしてなかったのですが、この本を読んでこんなこともあり得るのかと、(政治家だけではないですが)衝撃でした。 最後の部分は、最初の時点で勘ぐられましたが(字のヒントもあったので)、それ以外の部分で気づくことが多々あったので、周りにも勧めたいなと思えるおもしろい本でした。
19投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
暫定今年1番の本。 女であるがために、それぞれの立場で色んな思いをしている。性的マイノリティーはもっと? 女性が政治の場にとにかく出ていくこと、数を増やして男性というマジョリティーを崩すことの難しさと意義を感じると共に、必ずしも女性政治家=女性の味方でもないとも思った。改めて知ろうと思うと少し億劫に感じる(ダメだけど)国会、市議会、選挙…小説を通してイメージが湧いたから、これからどう政治が動いているかもっと自分事にしていきたい。
2投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ一気読み 最初漢字のオンパレード。さすが帆立先生。 若干読み飛ばしつつ読み進めるうち、どんどん先が気になり、2日間の移動時間で読了。 フェミニズム、女性蔑視、老害、LGBTなど色々な社会問題をまさに問題が凝縮された『伏魔殿』というピッタリな舞台で描いている。重くならないのは登場人物が結局憎めないどこかいい人(一人を除いて?)で、明るい未来に向かっているから。 実生活ではなかなかそうはならないが、初の女性受賞が誕生した年に読んだのはしみじみ感慨深い。
5投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ新川帆立さんの作品は『ひまわり』以来。 気になっていた作品でしたので、日本初の女性総理大臣・高市さんが誕生した直後に借りて読みました。 国会議員が自殺をした事件を発端に物語が展開し、女性議員と秘書・政治記者、そして地方議員の目線で描かれていく。 女性議員の生涯を描くと単調になりがちかなと思えたが、国会議員の自殺の謎を突き詰めていった最後はどんでん返しを喰らった感覚だった。 「強くなりたい」は、昔から『弱い立場』とレッテルを貼られた女性から、男性と同じ力(権力)を持つタフネスな心を表現しているように感じる。 女性議員・秘書・政治記者・地方議員、女性を蔑ろにする男性たちの言動に苛立ちを覚えながら、日本社会・国民の生活を豊かにしたいと日々奮闘している姿。 彼女らの奮闘ぶりには頭が下がる思いだった。 政治の世界だけではなく、日本社会もまだ男尊女卑が根付く部分もあり払拭できずにいる中で、同じ土俵に立てるんだと社会に働く女性に対しての希望が光る、原動力をいただいた読み応えのある物語でした。
13投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ政治× ミステリー 政治家のリアルが描かれてます。 女性政治家、秘書、新聞記者それぞれの視点で語られていきます。 とにかく登場人物のキャラクター設定が素晴らしく物語に奥行を与えています。 実在していそうな魅力的なキャラなんです。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ国政の細部までしっかりと描かれていて本格的な印象を受けました。物語の序盤で性同一性障害に関する法律が出てくることで、読者の疑問を少し掻き立てますが、そこは、最期の最大の謎の解明に繋がって納得でした。単なる殺人事件に落ち着かないところがこの小説の読みどころではないでしょうか。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこれを読んでいるタイミングで女性初の総理大臣が誕生した。 そのことに正直、へぇーって感じの興味だったが この本を読み進めて行くうちに、チラチラと女性議員のお顔が出てくるようになった(苦笑) 文中に「みゆきが首相になったら、俺って、ファーストレディーならぬファーストジェントルマンってこと?」と夫が言うシーンがある。 まさに!今そうですよ!と思った(笑) 新川帆立さんの調べ上げられた国家のすべて。 政治記者のやり取り。とても面白かった。
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高市総理が誕生したこのタイミングで手に取った。めっちゃ面白いな〜政界のしがらみのリアルとミステリーを掛け合わせた秀逸な作品。いつも読書ペースは、60~70p/1hだから、400ページの本は3〜4日に分けて読むんだけど、面白すぎて最後まで一気読みでした。爽快感もやるせない感も存分に味わえた一冊。 僕は女性政治家が少ないのは、それはそれで意見さえ吸い取れていれば良いんじゃないかと言う立場だったし、そもそも少ないのはなりたい人が少ないからだと思っていたけれど、色々な複雑な事情があるんだな。選挙以前の党内の公認の段階で。それゆえ機会平等が達成できていないのね。クオータ制などの結果平等には反対だけど、書かれているところがリアルなら機会平等を達成するために色々と見直しがあればいいね。 あらすじ。 物語は、野党・民政党の女性政治家(高月)の秘書・沢村、政治記者・和田山、市議会議員・間橋、高月と四人の三人称の視点から綴られる。 国会のマドンナの世襲与党議員・お嬢(浅沼)が、ある法案の廃案が決まった翌日、死体で発見される。服毒による自殺のようだ。前日に彼女を叱責していた高月は謝罪と国対委員長の辞任を迫られてしまうが、叱責くらいでお嬢が自殺するとは思えない。その謎に迫れば迫るほど、永田町を覆う闇に飲み込まれていく。死の真相は、お嬢の地元の地方議会まで巻き込んで政界を波乱へ導いていく。 細かいしがらみが多く、登場人物それぞれの思惑が交錯してくのが面白い。 S国は笑ったわ。嫌いじゃないけどね。 あとラストはちょっと映画「教皇選挙」を思い出した。 まあ、仕事ができるなら性別は関係ない。どうでもいいってのが本音なので、その状態になるように近づいてほしい。高市総理応援!
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ日本初の女性総理大臣が誕生した今、読まなければいけない作品だと思って一気に読んだ。 結果、本当にいま読んでいて良かった。 基本的にはある国会議員が亡くなった事件を追っていくことが本筋で、その真相自体も全然予想していないもので、いい意味で裏切られたようなスッキリとした読了感だった。 でも、それ以上に女性議員やその周りで奔走する、まだまだ「イロモノ」扱いの女性秘書や記者の苦労がヒシヒシと伝わってきた。 愛想よく振る舞えば、媚を売っている 逆に無愛想だと、女のくせに可愛げがない どんな言動にもケチがついてしまう。 ちょうど最近、高市総理がトランプ大統領を迎えたときの振る舞いに対して、SNSで書かれていた反応の中に、先に挙げたものがあった。溜息が出た。 ただ、この本が出版されたときにはまだ前例もなかった女性総理大臣が今年誕生した、間違いなく大きな一歩が踏み出されたと思う。 今後は、この作品の世界観が真の意味で前時代的だという認識になる社会になることを願う。
3投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題の本。面白かったし日々の葛藤や嫌だなと思うことを掬い取ってくれるような気がした。登場人物一人一人がみんな魅力的で、自分自身と重ねる人も多いんじゃないかと思う。心に残る一冊。 【ここからネタバレ】 性的マイノリティの登場人物が出てくるんだけど、彼がした決断が悲しくもあり、それでも作品の中でマイノリティが死なずに逞しく生き抜いて爪痕を残そうとしてくれることが嬉しくて、読めて良かったと思った。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ高市総理が誕生し、今まさに旬なテーマである本書。 政治活動や選挙について分かりやすく記載されており、非常に勉強になった。 また、「女」ということに対する差別や偏見は政治家に対しては現実でも特に酷いのだろうと考えさせられた。 もちろん政治家だけのことではないため、自分も理解するために常に勉強や思いやりをもっておかないといけないと感じた。 もちろんミステリーとしても素晴らしい出来である。 現実でも、高月や馬橋のような政治家が出てきて、助け合いが出来るような社会になることを期待したい。
15投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ新川帆立さんの本、会話が多くてやっぱり読みやすい。 中庭の鯉や永田町の酒屋でビール券、参議院の食堂がおいしい……など、小ネタが披露されていてくすぐったい。この本みたいに官邸でなくて国会が舞台のお話がもっと増えてくれたらいいな。 女性にフォーカスした内容は、女性作家さんならでは。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログいわゆる謎の部分は、途中で、ああなるほどねっと思ったが、実際はもう一捻り。ちょっとムリがあったかな。
8投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ面白かった。女性が国会で生きていくのは並大抵な事ではないと、改めて感じました。ミステリーの部分はなくても良かったかな。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ史上初の女性首相が誕生するタイミングで出会った作品。永田町で、地方議会で、女性だからという理由で言われなき中傷や男社会からの差別と闘う政治家、秘書、政治記者の姿がカリカチュア的ながら活き活きと描写され飽きさせない。政治家一家の三代目「お嬢」と言われた議員の自殺の真相も解き明かされミステリーとしても楽しめる。
1投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログミステリー仕立てにしなくても、政治の世界とその周辺の女たちの戦いがリアルで充分楽しめた。 憤慨しています!と怒りを原動力として、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の改正案を高月馨が作成して、政界の三好幹事長が反対して成立しない所から始まる。こんな悪法を改正しない現在の自民党を思い浮かべてしまった。 補欠選挙の公認を取るために暗躍する男たち。SNSの攻撃の標的にされてしまった高月は政界に残れるのか。お嬢先生はいったいどうして死を選んだのか。 一気に読んでしまう展開。新川帆立さんの作品は本当に面白い。
10投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ再読 初の女性総裁が誕生し政界が揺れる今読むからこそこの物語の持つパワーを存分に受け取れた気がする。強い女達が多く登場するがただ強いだけでは無い。皆1人の人間として色々なものを抱えだけど信念を守って動いて生きている。日々を惰性で生きている人間にとってこのパワーは魅力的だった。4章直前からのスピード感は本当に心地いい。ミステリーとしても楽しめる。文庫に早くならないか心待ちにしている
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ古くから残る女性の社会進出を阻むガラスの天井、見えない壁について考えさせられる物語 性別をはじめとする個人の属性が個人のキャリアや夢を阻む事実があるのであれば、是正されるべきだが一方でDEIがベースの偏った選考もあってはならないこと。 読み進める中でマイノリティの声なき声を汲み取る難しさを感じた
2投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ忘れないようにずっとAmazonのカートに入れたままで、文庫になるのを待っていたけれど、読むタイミングとしては今がベストかと思って書店で単行本購入。読みやすくて一気読み。カフネより好みだったかも。
0投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ397ページ 1800円 2025年10月2日〜10月9日 一つの映画を見終わったような感覚に襲われた。読んでいる時がちょうど初の女性総理が誕生するのか?という時だった。女性にとって国会で生きていくことがどんなに大変なことなのか、わかっているようで知らないことだらけだった。高市さんがこんな経験をしたわけではないだろうけど、女性というだけで何らかの辛い思いや経験はしたのだろうと考えられる。本書は、私が見ていた当たり前が、本当はいびつなものだったことに気づかせてくれた。今こそ、多くの人に読んでもらいたい一冊である。
10投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログこの本を読んでいる時。 偶然にも現実世界で自民党総裁選が行われ、女性初の自民党総裁が誕生した。 そんな事も相まって、忘れられない一冊となった。 国の歴史を振り返ってみても、表舞台にいるのはいつも男性だった。 女だというだけで損な役回りをさせられたり、卑下されたり。実力があれば本来、性別なんて関係ないのに。この小説はそういう風潮へのアンチテーゼにも感じたし、そうそう!そうなんだよ。と共感せずにはいられない文章もたくさんあった。 物語に出てくる女性達のキャラも面白く(憤慨おばさんとか、思わず笑ってしまった。憤慨しています!なんて、国会で誰かしらが言ってそうだし。)それぞれの立場から自殺したお嬢議員の真相に迫っていくあたりはミステリー要素も含んでおり、そこに私利私欲、見栄、利権やらも絡んできて先の読めない展開にジリジリ、ハラハラとした。 最後の最後に、えっ、なにこれ!?そうなの!?と目から鱗の真相(完全にミスリードしてた)と、新緑の時期に吹くような爽やかな風の様な終わり方が余韻を残している。
49投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ最初のページから引き込まれて、最後には、、なんて言ったらいいんだろうか?? 気持ちよかったわーー いやーー面白かったーー 最高だったーー 早く読んじゃうのが勿体無くて、わざと途中で読みとめたりしながら(笑) 泣き笑いしながら読み進めた。 2025年10月に読んでいたからこそ!かな?? 自民党女性総裁誕生の時と同じに読み進んだこの本。 美味しゅうございました。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新川帆立さんの著作じゃなかったら、敬遠しそうな題名と艶やかな表紙(;_;)/~~~。日本で初めての自民党女性総裁が誕生したタイミングでしたし、物語には、議員秘書・政治記者・市議会議員と愛すべき憤慨おばさん…政治社会界隈で働く女性たちの頑張りがバトンリレーされていて読んだらとても面白かった。本棚に飾ったら、こっちも気が強くなりそうです。 『衆議院の片隅でこっそりと泳ぐ鯉たち。そこに自分を重ね、袖を通しているのではないか。今はこうして愛想笑いを浮かべ、媚を売っている。だが自分は政治家なのだ、政治家であり続けるのだという決意表明である。決意をかたちにしておかないと、心が折れてしまう瞬間があるのかもしれない。-第1章 国会-』 ラストで明らかになった真相すら、ギブアンドテイクの交渉材料になっていて、「これが政界というものなのか…」とちょっと苦く思った。 2025.10
36投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ今日という日にどうしても読み終わりたくて一気に読んだ(と言っても日付を跨いでしまったけど) 自民党で初めて女性が総裁に選ばれた 主張や掲げる政策に、賛成するものもあれば思うところも当然あるけれど、高市さんが【男社会】に邪魔されることなく、直向きに、誠実に、他者に耳を傾ける政権を築いてほしいと思う 『女の国会』が発行されたのは去年の4月、その時から今日は一歩、日本の政治が確実に前進した日だと信じる (後から振り返っても、「間違いなくそうだった」と思える日でありますように) この先、女性が総理大臣になることが当たり前になって、性別(もっと言えば性自認も)関係なく、その時最も総理大臣に相応しい人が選ばれる社会になるといいなあ
7投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
国会のマドンナお嬢と呼ばれた浅沼の自殺から、政局や様々な議員の人間模様が絡まって展開されるミステリー。ずっと読みたいと思っていた作品をやっと読めた!! 国会議員、議員秘書、新聞記者、市議会議員、色んな立場から見る国会は壮絶な世界だな。派閥、政策、選挙、、、とにかく権力の力って恐ろしい。 国会に限らずとも、日本はまだまだ男性優位な風潮があり、「女性」や「障害のある人」といったマイノリティはなかなか活躍し難い世界である。ただ「男性優位」な風潮を跳ね除けて活動している、主人公の高月や議員秘書の沢村、新聞記者の和田山、市議会議員の間橋の奮闘する姿はかっこよかった。 またその4人が最後の最後に、顕太郎をサポートするという展開になった時にはグッときてしまった。読了感も良かった♪
17投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ政治苦手だしどうかなと思ったけど良かった。政治家って税金泥棒とか批判浴びること多いけどやっぱり勝手に決めつけるのは良くないんだろうな。事件の結末が予想外でびつくり。性的マイノリティの人の苦悩って本当に本人にしかわからないんだろうけど、もっと理解が広まったらいいな。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログジェンダーギャップ著しい日本の政治に女性たちが挑む!な話かと思いきや、一人の女性議員の死ぬまつわる謎を中心に政治的駆け引きが描かれる 割とあっさりな内容 特に高月馨や沢村の前日譚あたりをもう少し読めたらもっと感情移入できそうな印象
1投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ政治にほぼ関心のない私がこれを読もうと思ったのは、姉の勧めがあったから。 何やら堅苦しいタイトルで、構えて読み始めた割に冒頭からサスペンス? 謎の解明とともに政治の裏側を覗かせてもらい、最後は同じ女性としてエールを送った。 何となく名前から実在の人物を思い浮かべ、なかなかタイムリーで、近い総裁選が楽しみになった。
10投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ「国会」「政治記者」「地方議員」「選挙」という四章で国会の中身を暴きつつ、女性の主張や男のエゴ、性的マイノリティを含む男女間の問題を交えて物語としてありました。筆者の主張が顕著にみられますが、ミステリアスなどんでん返し有りのストーリーは面白かったです。
8投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ政治家=私腹を肥やす悪人、というイメージがあるけれど、特に世襲ではなく政界を志す人は、本当に日本を良くしたいと思って立候補しているのだろうし、その初心を忘れずに胸に抱いてずっと戦っている議員も少なからずいるんだろうなあ⋯と、少し政治に希望が見出だせた。 女性が、きちんと成果を出しているのに、それは自分の能力ではなく、運が良かっただけ、周りの人のおかげ、と環境に起因させてしまう、謙遜というより認知の偏りは、自分を含めけっこうよくあることで、それが各女性の登場人物に表れていて、胸が詰まった。それでも信じることのために突き進む、自分にできることを精一杯しようとする強さに憧れを感じた。
6投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ選挙、政治、議員に関する興味深いエピソード満載で楽しみながら読めた。日本に女性議員が極めて少ない根本的理由も納得させられた。政治が派閥や地縁、血縁に深く関わっている以上、中高年男性が自分と同じ属性の男性を推す現状がある限り、女性議員が増えることはないだろう。最後の最後に明かされる秘密も、読者の興味を引き、読後感をすっきりさせるのに役立っている。
6投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ国会のマドンナ“お嬢”が遺書を残し自殺した。 敵対する野党第一党の“憤慨おばさん”は死の真相を探りはじめる。 議員・秘書・記者の覚悟に心震える、政治 大逆転ミステリ! 最近お気に入りの新川帆立さん。一気読みで面白かったです。
9投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ国会のマドンナ“お嬢”と呼ばれた朝沼侑子が遺書を残して自殺した。その前日 朝沼を叱責した野党第一党 民政党の高月 馨に批判が集まり 謝罪と国対副委員長の辞任を迫られる。 だが長年のライバル関係にあった高月は朝沼の自殺がどうにも解せない。 朝沼の婚約者で政界の貴公子とも称される参議院議員の三好顕太郎に直談判し死の真相を調べることになった。 伏線はあった。まずはタイトル。そして見送られた“性同一性障害特例法”の改正案。顕太郎の学歴詐称疑惑と家族構成。そして鯉…。 ついついそんな邪な読み方をしてしまうが そんなことより作中の女性たちがとてもいい。 衆議院議員の高月。その秘書の沢村。政治記者の和田山。市議会議員の間橋。 四人とも有能で自分がやるべき仕事を正しく理解している人間たちだ。 決して“おともだち”でも“お仲間”でもない。 あるのは利害の一致。そして女性であるが故に被った共通の思いだろうか…。 “お嬢”の死の真相を四人で探りながら一方で補欠選挙の準備も進んでゆく。舞台は永田町。まさに“伏魔殿”。外務省だけではないらしい。 終わり方も爽やかだった。 やっぱり高月は政治家として交渉能力が高い(笑)
14投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ梅爺と間橋さんの会話で不覚にも涙。旦那さんも良い。 女性が男社会で戦うこの不条理さがしんどかった。これ、例えば男性はどう読むのだろう。 戦う女性たち、苦しくて、でもかっこよかった。お嬢好きすぎる。真相までまさに「女の国会」とても読み応えあるミステリでした。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ野党の有力女性議員・高月馨(憤慨おばさんと言われる)、その女性若手政策秘書・沢村明美、女性新聞記者・和田山怜奈、女性市議会議員・間橋みゆきの4名が4つの章で各主人公となる。彼らが立場を越えて連携し、LGBTQ特例法の成立が見込めなくなったことにより自殺したとされる与党女性議員・浅沼侑子(お嬢と言われる)の謎を追う。国会の施設、仕組み、選挙活動の実態などが詳しく描かれていて興味深く、また女性の活躍というストーリーが面白い。この著者もまた女性なのだ。登場人物のイメージは辻元清美(高月)、森まさこ(元法務大臣、浅沼)、酒井なつみ(東京15区の補欠選挙で当選した立憲民主党議員、間橋)、望月衣塑子(東京新聞記者)、そして与党の若手イケメン議員(三好顕太郎)が小泉進次郎と重なり、読みながら連想していた私だった。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ表紙の画、艶やかな白い百合の花、そしてハエトリグサやうつぼかずら、そこをゆうゆうと泳ぐ黒い鯉、花に隠れるように華やかな白、赤、黒の鯉。何気なく目にしていたが、読了後はこの本の内容、そのまま、国会の様子、女目線の国会の様子に思えてしまった。 一章から四章まで、どれも男性中心の世界で女性が女性目線で考え、動き、負けずに戦っている。政治の世界を覗いてみたくて手に取った本だが、最後は思いもしなかった方向に話が進んで、親しみ深く感じた。
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログなんか女だから不利益が多いみたいな物語の進行でモヤモヤしながら読み進めて、この作家もどんどんこの方向に行くのねなんて思って読んでいたら、想像もしていない大どんでん返しって感じ。最後すっきりしました。流石。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログベテラン女性議員と、女性秘書。女性政治記者、女性市議会議員。政界を舞台に、それぞれの立場で奮闘する物語。まさに女の国会。これ以上でも、これ以下でもないタイトルといえよう。 実は初の新川帆立作品を読んだわけだが、本人がミステリー作家とカテゴライズされることを好まない理由(Wikipedia情報につき真偽は不明)がわかった気がする。それはオチがそれなりのタイミングで読めたという野暮なものではなく、知られざる国会の実情が生々しく描かれ、それらがわかるだけでも十分面白いのだ。新川さんの取材力が面白い作品を生み出すように思えた(1冊しか読んでないのに、さも新川作品を分かったかのような感想で〆) ★3.8
125投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ最初は政治の話かーとあまり期待してなかったが死の真相を辿っていくうちに面白く読めた。 ただ女性が政治の世界で生きていくのはやはりまだまだ大変なんだと想像できた。そんな忙しさの中でも不倫とかしちゃう政治家は(男女問わず)タフなのねと思ってしまった。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思っていたより面白く読めた。国会議員というのは国会に出席していないときはいったい何をしているんだろう?と謎ばかりだったので、なんとなくだけど忙しいんだと理解はした。(だから国会で居眠りしていいというわけではない!) あらすじも何も知らずに読み始めたので、ミステリなんだと知った時点で俄然読む速さが爆上がりしたことをご報告いたします。 でもなー、私が苦手なLGBTQが題材だったとはね。 まぁ面白かったんだけどさ。 男尊女卑とかガラスの天井とかが色濃く残っているのが議員の世界。私は間橋のようなごく普通の世話焼きお母さん達がもっともっと議員になってほしいと心底思っている。そして定年制にして老害はさっさと去っていただき、世代交代を進めないと日本は・・・以下略
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった… 女4人の目線から語られるお嬢の事件、政治と選挙という難しいテーマなのにさくさくと読める不思議さ。 相変わらず最後に持ってかれる新川帆立先生の引き込み力よ。 ストーリーもさることながら、私の中で登場人物が創り上げてしまう楽しさから、余韻もひとしお。
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ政治の世界がどんな感じなのかは知らないが、実際にこの本に書かれているような感じだとしたら、それは日本のジェンダーギャップ指数は低い訳だと感じた。この本はミステリーだが、旧態依然とした政治の世界で職を持つ、異なる立場の女性たちのお仕事本のようでもあり、その観点でも楽しめた。政治についてより身近に関心を持つきっかけにもなりそう。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ参院選直後にこの本を読むことができて、とてもタイムリーだった。 成人してからほぼ欠かさず投票には行っているものの政治について知ろうと思うようになったのは、ここ最近のこと。 もっと日本を良くしたいと思う中で、私にできる行動のひとつがやはり投票することだと感じるようになったからだ。 世間的にも、以前より選挙への関心は高まっているように思う。 でも正直なところ、「自分が行かなくても、大きな差はないのでは」と感じてしまう気持ちもよくわかる。 興味を持ったからといって、政治事情に詳しくなったわけではないけれど、この本を読んで、政治が少し身近なものに感じられるようになった。 政治家もひとりの人間であること。 そして(どこまでが事実かはわからないけれど)、女性政治家が経験する苦労の中には、一般市民女性である私とも通じる部分があるのだと知った。 不満はあっても声を上げたり、行動に移すのはなかなか難しい。そんな中で、実際に政治家を志す人はやっぱりすごい。 でもだからといって、「政治家と自分はまったく違う世界の人」と線を引いてしまうのではなく、 政治や政治家について知ろうとすること、応援したい人を応援すること。 それも、自分にできるひとつの政治参加なのだと思った。
32投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ政界の様子を追体験させてくれる。単なる作り話とは思えず、さもありなん。想像以上にタフネスであることが求められる。常に神経戦が展開され、心がすり減りそう。 それでも国民のために、きちんと働いてもらわないと困るのだが。
13投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ一言、面白かった。政治絡みのミステリー。国会のマドンナが自殺?!からの、最後の思いもしなかった逆転劇。思わず、そう来たかと思った。女性の議員、秘書、記者のそれぞれの立場からその真相を探っていくストーリー。その中で議員同士の関係性や、選挙のハラハラがありで読み応え抜群だった。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ事前知識なしの衝動買いだったけど、ちょうど参議院選挙もあって、「今読むべき本かな」と思った。タイトルからして、女性×国会ものの小説って珍しいし。 物語には、国会議員・政策秘書・政治部記者・市議会議員という4人の女性たちが登場する。それぞれの職場環境がとにかく過酷で、「これ人間の働き方じゃないやろ…」と読みながら何度も思った。仕事の描写が細かくて、政治の現場がどう回ってるのかもリアルに伝わってくる。 ただ、ラストには少しモヤモヤが残った。この非人間的な政界のなかで、どう適応して女性として生き残るか、という方向に話が収束していて。たとえば政党に利用される、同僚議員や支援者からセクハラに遭う、生理が止まるといった描写はあっても、その過酷な政界の仕組みを問う姿勢は作者から感じられない。 女性同士の連帯や、セクシュアル・マイノリティへのまなざしもあって、一見するとフェミニズム的に見える作品ではある。けれど、読み終えてみると実はすごく保守的な物語なのではという印象がぬぐえない。男性有利な業界の中での勝ち方を描くよりも、こんなふうに変えていけるのではといったオルタナティブの片鱗だけでも描いてほしかった。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ国会のマドンナと呼ばれる与党議員の浅沼が遺書を残し自殺した。 野党議員の高月は長年浅沼とライバル関係にあったが、浅沼の死を心から悼みその死に疑問を抱き真相に迫っていく。 この物語には市議会議員、国会議員、議員秘書、政治記者など政界で働く女性が登場する。 女だからと理不尽な目に遭いながらも、それぞれがそれぞれの場所と立場で戦っている。 ミステリー小説ではありながらもそれだけじゃない。 立ち向かっていく勇気とパワーを貰える作品だなと感じました。 すごく面白かったです。
10投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログめちゃくちゃ良かった! お嬢こと朝沼、高月、和田山、間橋、そして沢村、皆それぞれが魅力的で、それが物語に深みを与えている。そして最後のどんでん返し、特に高月の行動にビックリ、というか、「さすがだな、おい!」とおったまげ。(笑) 女は怒っていい。こんなのおかしいと言っていい。 (P.317) 少しずつ変わってはきているものの、まだまだ納得のいかない世の中で、梅爺や間橋の旦那など、わかってくれている人たちがいることに嬉しくなった。 百年後の女の子たちには、「そんなひどい時代があったのか」と驚いてほしい。 (P.317) いつか本当に、そんな時がくるといいな…。
2投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ国会エンタメミステリー。一気に読めました。 野党民生党で国体副委員長を務める衆議院議員、高月馨は、ストレートな物言いで、男社会の永田町で野次られながらも、若い頃の苦労と、持ち前の怒りのエネルギーを原動力に戦う女性議員。ロースクールを卒業するも司法試験を突破できず、一年ほど前から高月の政策秘書を務める沢村もまた、女性秘書の立場から永田町を冷ややかに見つめつつ、高月の野望と戦う姿勢に共感して「女の国会」へと足を踏み入れる。 ストーリーは与野党共同でまとめていた性同一性障害特例法の改正をめぐって始まるが、冒頭で重鎮議員の反対に合い廃案となる。 その数日後、改正案を推し進めていた「お嬢」こと朝沼が毒を飲んで死亡しているのが見つかった。 高月は改正案の廃案の件で朝沼に詰め寄っており、世間から「朝沼を追い詰めた」と糾弾され党内からも謝罪を要求されるが突っぱねる。「お嬢は自殺するようなタマじゃない」との確信があったからだ。 不可解な「お嬢」朝沼の死をめぐり、秘書の沢村、朝沼から直前に遺書のようなものを受け取った政治記者の和田山とともに、政界のプリンスであり、朝沼の婚約者であった三好顕太郎、その父であり政界のドン、三好顕造に迫っていく。 タイトルの通り、政治と国会、そしてジェンダーというテーマが絶妙に織り交ぜられていて、最後まで展開にワクワクしながら読み進められます。 男社会で女性は苦労することが多いと思いますが、彼女らの頑張りを見ていると、自分はまだまだだなぁ、と実感。衆議院議員の高月さんはともかく、秘書の沢村さんも、物静かな女性ながら、自分たち女性を永田町における「味変調味料」に例え、「元の味がわからなくなるくらい変えてやる」と言いながら七味を牛丼にかけまくるというエピソードも、ケンカ好きな性格が垣間見えて楽しいです。彼女らが実際にいたら、とてもマネが出来ないと思うほど、いずれも超優秀な女性キャラクターたちです。特に家庭と市議会議員を両立する間橋さんは最強では?(^^) とてもおススメの一冊です。 2025/7/24追記…そういえば、読んでて違和感に思い、最後まで残念だったのは、トランスジェンダーについての法律的な性別変更の手続きに必要な要件についてのくだりがあったんですが、適合手術などが必要なことについて「ハードルが高い」「人権を軽んじている」という趣旨の記載のみにとどまり、反対の立場からの議論が物語中でなされなかったことです。
3投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログむっっっちゃくちゃおもしろかった…! 初、新川帆立さん。新刊出るたび話題になってる!けど一冊も読めていなくて。最近賞をとった、売野機子先生の『ありす、宇宙までも』(神おもしろいまんが)を、先生が「賞が欲しくて」とインタビューで答えていて、それと同時期くらいに新川さんがこの本で山本周五郎賞を受賞、やっぱり「文学賞が欲しい!」とこの小説を書き始めたことを知る。 そのマインド、前向きでめっちゃ良いな、と思いワクワク、読み始め。 もうね……シスターフッド…女性同士の連帯、フェミニズム、女としてこの社会で生きるやりずらさ、きめえ奴らとの戦い全のっけで最高〜〜〜、、、、、!でした。共感しっぱなしで、このやり切れなさにバカヤロー!!と私も叫んだ。なんか、選挙行く前にみんなに読んでほしいなこの本。なんて思ったり。ちょっと違うかもですがババヤガの夜くらいアツかった。最高。 そしてあの、オチが…オチが!!!!少し前に見た爆裂大ヒット映画と奇しくもなんかいろいろマッチしててなんか個人的にすごい良くて…いや本当に良かった。一周回って、タイトルが天才すぎる。あとまさに今!いまこのとき、選挙期間中という最高のタイミングでもあって、なんだか世の中に悲しくなることもあるけど、やっぱり応援してる議員さんに頑張ってもらいたい、応援がんばろー!と励まされたり。読後感も最高でした。
10投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ国会のマドンナ“お嬢"が遺書を残し自殺。敵対する野党第一党の“憤慨おばさん"こと高月馨は死の真相を探りはじめる。 “お嬢"こと朝沼侑子の死の真相のミステリー要素も面白かったですが、政界を舞台に戦っている女性の話しがとても面白かった。 国会議員である高月馨をはじめ、高月の政策担当秘書の沢村明美、新聞記者の和田山怜奈、地方議員の間橋みゆきが、男性優位の政界で苦しみながら戦っている姿に、同じ働く女性として背中を押されているような気持ちになりました。 政界をわかりやすく描いてくれているおかげで、政治にもより興味がもてました。 前時代的で保守派のおじさん議員に是非読んでほしい。オススメの作品です。
23投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログタイトル通り! まさに女たちの国会でした。 序盤少し退屈か?と思いましたが、それぞれの女性に視点を変えて、ミステリーを解明していくの、おもしろく読めました。
3投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ政治家ではないけれど 女性というだけで 当たり前だと思われたり 凄いと思われたり、、、。 得意、不得意なだけなんだけどね。 高月さん、間橋さん、沢村さん頑張って。 顕太郎さんも!
1投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ新川帆立さんの作品、この作品もいつか読みたかったんですよね!やっと読めました。 物語の発端は、国会のマドンナと呼ばれている“お嬢”こと朝沼侑子が遺書を残して自殺したこと…ライバル関係にあった野党の“憤慨おばさん”こと高月馨は、その死に納得できず独自に調べることに…。 単に真相追及に収まることはなく、高月の秘書である沢村明美、新聞記者である和田山怜奈、市会議員の間橋みゆきの視点で、国会を舞台に物語が展開します。まだまだ政治の世界、十分な力があっても女性であるがためにそれを十分に発揮できなかったり、さらに言えば蔑ろにされる…まだまだそういうところなんですね、政界って!! 今後上記の女性たちが政界をリードして、女性に優しい政治、というか、性別関係なく力を発揮できる政治が心置きなくしてもらえるようになったらいいと思いました。今、参議院選挙期間中だし、より身近な感じで読めました。 新川帆立さんの作品を続けて読んでみましたが、みなさんおっしゃるように、映像化したら「ひまわり」も「目には目を」もこの「女の国会」も面白いだろうな〜と思いました。
88投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ世間に後ろめたいほど政治に興味がないので、とてもとてもタメになりました。 女たちがめちゃくちゃかっこいい!それぞれの立場の女たちが集結して手を組んだところは本当ワクワクしたし、スカッとしました。 最後も、全然想定してないオチ?で、最後の最後まで楽しめました。 好きなシーンがたくさんありました。 pP.85-86 女性性を前面に出して媚を売る そこまでしないと勝てないからだ 女性性を武器にしているのか、食い物にされているのか 減るものじゃない一方で、何かが明らかに消費される感覚 消費したのであれば、それに有り余る対価を得なければ…!という焦燥感 P.291 「俺ももうすぐ、お嬢先生がいるところに行くんだ。そのとき、あんたが国会議員になってなけりゃ、お嬢先生に怒られてしまう。いいか、旦那に相談なんかするなよ。自分でさっさと決めちまえ。決めるのが政治家の仕事なんだから」 泥臭くても何しても勝てば官軍といった逞しさ、良いんですよねぇ。自分で決めちゃえってアドバイスするおじいちゃん議員もとっても良いキャラクターでした。 ビジネスライクなさっぱりしたシスターフットに溢れていてとても良いなと思ったんですが、新川帆立さんは弁護士資格を持ってる方と知って、なるほど働く女性だからこそこうゆうさっぱりした関係性を描けるんだなとすごく腑に落ちました。 誰かを傷つけることのないストーリーで、押し付けがましくないLGBTQ要素もあり、エンタメ的楽しさもある、女の人にも男の人にも、強くオススメできる素敵な一冊です。
4投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ面白かった!国会や選挙の実態がわかりやすく描かれている。パワハラ・セクハラが日常茶飯事で、ある意味どんなブラック企業より過酷だと思った。社会派ミステリのような面白さもあり、多くの人に勧めたい作品。理不尽と闘う女性議員、秘書、記者たちを応援したいし、頑張っている人は、男女関係なく応援したい。そして、男女どちらでも良いから、国民や住民の代表として相応しい資質や能力を持つ人に議員になってもらいたい。
9投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ「お嬢」と呼ばれる与党女性国会議員の淺沼侑子が遺書を残して自殺する その直前に「性同一性障害特例法」の委員会採決を巡って口論となった野党女性議員の高月馨はその真相を探る 「第一章 国会」が高月の政策秘書の沢村明美の視点 「第二章 政治記者」が政治部記者和田山怜奈の視点 「第三章 地方議員」が女性市議会議員の間橋みゆきの視点 そして最終章「第四章 選挙」が高月馨の視点 淺沼侑子自殺を縦軸、国政・地方政治・新聞社における女性の視点を横軸に政治小説・推理小説として物語は進む ジェンダーや性同一性障害も含めて興味深く読み進めることができた 良作
1投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ政治の世界は、遠くからと近くからとでは見え方が違うのだろうな 政界の力学はもっと興味を持ってみてみると意外と面白いかもなと思った
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ本のタイトルの勝利です。 ガラスの天井とも言われる女性首相を目指すまでの波乱のストーリーかと思い きや、さらにその上を行く結末です。 タイトルにしてやられました。 遺書を残して自殺した敵対政党の女性議員の死の真相を探る主人公には、多く のガラスの天井が存在します。 その天井を突破するため、多くの仲間と奮闘することにより現代の政治がいか に「男の世界」であることを読書は知ることになります。 そしてその天井の突破というゴールこそが、最高のカタルシスを呼ぶと思って いたのですが、それが間違いであることを読書は最後に知ることになります。 次の選挙には、もうちょっと各候補者の主張に耳を傾けてみようかな、と思わ せる一冊です。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤は政界の裏側、特に女性蔑視が強く残る点を批判する正統派政界モノとして受け止め、面白く読み進めていたが、次第に単なる女性蔑視ではなくLBGTQ+の方にに寄っていってしまって焦点がボケたというか、横にそれたというか、やや残念。 LBGTQ+がカミングアウトして政治家になっている欧米からは遥かに遅れている日本では、その事自体まだまだ困難と思われる。 なので先ずは本作にも度々登場する現実の政界や選挙における女性政治家の置かれる差別的立場、暗に求められる差別的立ち振る舞い等を踏まえた上での女性が総理大臣に挑む物語が読みたい。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログフィクションだとわかっていても、くっそ〜!といいたくなるような女性を軽視、蔑視した言動がたくさん出てきます、腹立つけどその分没入感がすごくてスラスラ読めちゃいます。最後はスッとしますよ、女性は特に。一読の価値ありです◎もっともっと女性議員が増えますように‥!
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ第38回山本周五郎賞に輝いた作品(とは言え、最終選考に残った作品は横並びで、本作は僅差で受賞となった)。 テーマは「ジェンダー・ギャップ」、それが著しい政治の世界を舞台にしたミステリー仕立ての作品。最後のツイストが、テーマと深く関わっており、上手いと思う。また、政界についてたいへん良く取材しており、臨場感がある。 ミステリー要素については、red herringが弱いので、ミステリー・ファンなら最後のツイストはだいたい想像がつくと思う。ただ、そこがこの作品のポイントではなく、最後のツイストを作者のメッセージにつなげているところを高く評価したい。 ところどころに、「ムネアツ」描写もあり、政治エンタメ小説としての完成度は高い。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ国会議員や議員秘書、記者、地方議員の目線で1人の女性議員の死を絡めながら政治の世界を描いている 政治家ってこんな感じなのかと思うと 気持ち悪くて胸糞悪くなった、
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p34 長く生き残る政治家には2種類いる。政策通か喧嘩屋だ。療法の資質を持っている人が多いが、やはりそれぞれに軸足がある。 p301 違いを超えてつながる。 つながるのが上手い人が、最後に勝つんだよ。
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先が気になって一気に読んだ。虎に翼っぽくて,共感できるところもたくさんあった。 ただ,中心の事件がどうしても腑に落ちないというか,殺すまでするか?という感想が最後まで拭えなかった。最後,え,そっちに行っちゃうの?という感想もあり。ここ伏線なのね,とすぐに分かってしまうところも気になり(後から読んだ『罪名,一万年愛す』の巧さに触れて一層そう思う)。 とはいえ山本周五郎賞なので,良い本なのでしょう。
0投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ今の政治の問題をうまくまとめていました。 ドロドロした 男優先の場所に 女性達が切り込んでいくのは 本当に大変な事なのですね。 ラストのように、大きな変化がこの日本でもくる事を祈ります。 個人的にはミステリーになってなくても面白かったと思うけど 展開的にはミステリーふぁあった方がいいのでしょうねーー
11投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今まさに旬のテーマが、国会という汚濁に塗れた世界を通して描いている。民主主義の見本だと思い込んでいた国では、語ることすら許されなくなっていることを思うと、悲しくなる。読後感はとてもよい。
1投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ国会議員、秘書、記者、市議会議員などいずれも女性の視点で古い体質の男性社会での奮闘を描いている舞台設定に、国会議員の死と言うミステリー的要素とジェンダー問題の要素をうまく取り入れて面白く読めました。
1投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ#女の国会 #読了 国会議員、新聞記者、地方議員。男性社会で闘う3人の女性それぞれに焦点を当て物語は進む。 女を武器にして闘う者、女を捨てて闘う者、そして…。 皆まっすぐな想いで闘っていて、やっぱり新川作品、読んでいてスカッとする。山本周五郎賞も納得の力作だったよ。 #読書好きな人と繋がりたい
2投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログはじめのうちは新川帆立がこの本で何を書きたいのかわからなかった。政治の世界のとらえ方もステレオタイプで浅いなあ、どんな展開になるか知らんがハズレだなと思ったが図書館の次の予約が入っていることもあってさっさと片づけてしまおうと読み続けた。 ところがいつのまにか本気読みモードに入ってしまった。登場人物が面白いことと何が何だかわからないうちにミステリー気味になってきたこと。 なるほど「女の国会」か。面白かった。 現実の政治や社会がこんな漫画みたいな手法でよくなればいいね。
9投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログお嬢と呼ばれる国会議員の突然死から小説がスタート。ミステリーの要素が強いのかと思いきや、読了後は、男性優位社会に対して、思いが巡った。 私は、男性優位社会に違和感を持たず、当たり前に受け入れている。完全に刷り込まれていると言えるかもしれない。こんな私にも、この社会って変えなくて良いのだろうかと、そんな思いを芽生えさせてくれる本だった。
0投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログミステリーと男性社会に生きる働く女性たちの姿、そしてジェンダー問題を絡めていて、大変興味深い作品だった。 また、どんな議員が好かれるのかも分かった。ただ頭脳明晰なだけでは人はついてこない。 選挙を見ていて、なぜこの人は当選できたのかと考えたことがあるが、恐らく我々には見えていない人柄があって議員になっているのだろう。 他にも権力争いの駆け引きが見れて、読み応えのある作品だった。
5投稿日: 2025.06.07
