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ザリガニの鳴くところ
ザリガニの鳴くところ
ディーリア・オーエンズ、友廣純/早川書房
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総合評価

279件)
4.4
139
94
35
0
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カイア、一人でよく頑張ったねぇ…。みんなから尊敬される存在になったんだねぇ…!と感動していたら、最後の最後で、んんん!?となる記述が。 たしかに法廷の場面とかを思い返すと…。という部分もあるけども。 でも、アメフトやってるようなガタイの良い男性を、細身の女性一人でやれるもんなんだろうか。 この小説はミステリーなんだろうか? だとしたら、結局真実ははっきり語られておらず、アリバイとトリックは、テイトの想像でしか語られていない。 ミステリーというよりはカイアという女性の成長物語のような感じだったかな。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    ミステリーだと思って読んだので、 ものすごい肩透かしを食らった 殺人事件が主軸というより成長譚、ラブロマンスだと受け取った

    0
    投稿日: 2026.01.03
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    なんとも不思議なタイミングで私のもとにやってきたこの本。頭で描く湿地の風景の中に取り込まれるように一気に読んだ。主人公カイアに共感してしまうところがあったり、彼女の凄さに驚いたり、とても魅力的な主人公だった。洋書は翻訳によって読みやすかったり読みにくかったりするけれど、これはとても読みすやかった。映画も見てみようかなと思う。

    31
    投稿日: 2025.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの海外文学。 カタカナ苦手なので登場人物覚えられるか分からなかったけど、出てくる人数が少なくて理解できた! ミステリーというより一人の少女が成長する話だった。幼少期はどうしようもないくらい切ないと感じてたけど、色々外との関わりが増えたりして話が膨らみ良かった。 最後が急いでまとめられただけに、テイトと結ばれるシーンなど心変わりした描写はしっかり描いてほしかったな、、でも全体的にはとても良い作品だった!

    1
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3.5くらいかな… 中盤までは湿地や自然の描写が浮かべなくて、それは多分鳥や草木をイメージ出来ない自分が居たからだと思います。だから読み進めるのダレました。 後半は色々と小説を読んでいて初めて法廷のシーンや弁護士や検察の主張のセリフや描写が本当に素晴らしくて感嘆しました。あのシーン面白かった。映像が頭にイメージ出来ました。 判決が出て、お兄さんに車で送られる中、カイアが兄に『あなたの中の荒地を見つめてほしい』みたいな独白とその下りがとても好きです。 無罪放免になって、テイトと結婚し、兄夫婦や甥や姪と『家族』っぽいやり直しの温かなシーンが出てきますが、なんか嘘くさくて、ラストを読むと、(あえてそう嘘臭い描写にしたのかなあ)って思いました。といってもカイアの心中は計り知れませんが、 小さな頃からの少女の孤独や不信はそう簡単に他人には満たせないんじゃないかと。 善悪は集団社会から疎外され一人で生きてきたカイアになにがルールで善悪かそこだけ従わせるのはズルいとは思います。でも、信じてくれてたジャンピンや奥さん、お兄さんや出版社の方やテイトの信頼や気持ちを裏切る行為は好きになれません。勿論彼女は性暴力や差別の被害者なのですが。 あとチェイスの結婚相手が法廷に出てこなかった(と思う)描写が無かったのもなんでだろうって。 ラストの貝の首飾りを捨てないで取っておいた理由もわからない。 監房でカイアの独白や煩悶、『なぜ私が!?』って描写が無かったのもやっぱりそうなんだな、って犯人分かって思いました。 残り数十ページの辺りで、本当にこれ話終わんの?って思いながら最後の方、読んでました。 事実を知らずに亡くなったジャンピン、好きになって、支えて、信じて、結婚して晩年を共に過ごし、彼女の死後、事実を知り、これからも生きなければならないテイト、それ考えるとちょっとつらいです。 あと、カイアの人間不信なトコ私そっくり。彼女の様な才能はありませんが。 アン・シャーリーみたいに、同性の女友だち最後まで出来なかったの、(あるいは作らなかった)可哀想。 あとルッキズムの話になりますが、カイアが男性に魅力的な外見をして無かったら物語が成立するのか、そして、研究や出版で社会的に有名、富も得ますが、その背後にはそれらをなし得ないで親や家族に捨てられ『ただ消えて行った』たくさんの数え切れないトラッシュのままのカイアたち、あるいは少年たちが居るのだと思います。

    3
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじでサスペンスミステリーだと思ったら、カイアの人生・湿地の自然・アメリカ社会のドキュメンタリーだった。 あらゆる要素が絡み合ってカイアの無罪を信じたくなる。 カイアがチェイスから暴力を受けた時はウワ〜最悪!って思った。 カイアは孤独でも生きていけるけど、誰かから加害心を向けられた時に一人で生きるのはグンと難しくなる。 保安官に訴えても自分の立場ではどうせセカンドレイプされるだけ…というのがキツい。 社会が犯罪から守ってくれないのは困る。 あとアメリカの裁判こんな感じなんだ〜って見れてよかった。 弁護士が強かった。 検察側にも弁護士側にも決定的な証拠がなくて、弁護士の口先で勝ち取った無罪だった。

    1
    投稿日: 2025.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の最後までは世界観が細かく描かれており、それぞれの登場人物の心の移り変わりも読み取れて没入してしまいましたが、判決が下ってから終わりまでの書き方が好きではありませんでした。 結末の意外性を強めるための、読み取りにくい心情や今までの人物像とかけ離れた行動が多々気になりました。 カイアがジョディに怒りをぶつけるシーンや あれだけ拒否していたテイトをあまりにも 唐突に受け入れるシーン。 繊細に描かれていた心情は一体なんだったんだ? と思いました。 またあれだけ村人を毛嫌いしていたカイアが 地方紙に自分の詩を投稿していたっていうのも 全く行動として結びつかない…。 最後の数ページで一気に冷めてしまいました。 それまでが良かっただけに凄く残念……。  

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    私は、この本を読んで、「人生のピークは遅いほうがいい」って思うようになりました。 ノースカロライナの湿地で、たった一人で生きる少女・カイアの話です。家族に見捨てられて、村の人に蔑まれて、でも彼女は息をしている。著者が動物学者だからか、自然描写がほんとに細かくて、読んでいるとそこに身体ごと入り込む感覚があります。 何がいいって、この本は「ミステリー」として読んでも、「成長小説」として読んでも、「自然観察記」として読んでも、全部が成立するんです。複数の見方ができるというか。カイアという人物を、どの角度から見るかで、全然違う物語に見えてくる。 読み終わってから何日間も、このカイアのことを考えてました。完璧じゃない、親に見捨てられた、村に蔑まれた、男に裏切られた。でもこの人は、ここにいる。生きてる。その事実が、こんなに大事だったんだって気づきました。 子育てをしていて「正しい親なのか」って悩むことが多いです。でもカイアの人生を読むと、その迷いさえも含めて人生なんだって思えてくる。カマキリやアメリカザリガニの世界は残酷だけど、美しい。その両方があるのが世界なんだなあって。 翻訳もすごくいい。詩の翻訳も含めて、原文を読みたくなるほど。

    45
    投稿日: 2025.12.13
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    欧米の翻訳物の長編小説は久しぶりなので、その文体などに慣れ、ストーリに没頭するまで少し時間がかかった。寝る前はすぐ寝落ちしてしまうので、行き帰りの車内で読み進め、後半は一気に家で読んだ。 情報は氾濫し生成AIが台頭する昨今でも、遺伝子に組み込まれたその本質には逆らえない。本能は自然へと回帰する。 「人類堆肥化計画」にも通ずるところがある。 じわっとの自分の心に落ちていくような読後感だった。

    0
    投稿日: 2025.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストがなければ星4にしてたかもしれない。 “なぜ被害を受けた側が赦すことで前に進まなければならないのか” 許しを求められる立場にされることへの違和感や不条理を突くような一文が特に印象に残った。 孤立が弱さじゃなく生きる力に変わっていく過程が、物語の芯としてしっかりと響いた。しばらく余韻に浸る。

    1
    投稿日: 2025.12.11
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    人間の生殖を野生の生殖と合わせて考察するカイアが湿地で育っている風情とリンクして面白かったです。若干の英訳の遠回りな部分があり読むのに時間はかかりましたが、人種差別や背景を考えさせられる一冊になりました。

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度も泣いた。主人公がどうなってしまうのか気になり、ページを捲る手が止まらず1日で読んでしまった。感情が動かされっぱなしのお話。 テイトが戻ってこなかった時、チェイスの婚約を紙面で知った時、戻ってきたジョディをなかなか受け入れられなかった時、お母さんが亡くなってたと知った時、、他力の幸せに裏切られて、何度も何度も孤独を味合わせられてもなんとか気持ちをやりくりしてるのが可哀想で…カイアが自然の中でたくましく生き抜いているのでそちらに気が向いてしまうのだけど、守られるべき子供が孤独に生きているというのが切なくて、何度も涙が溢れてしまった。 チェイスに関して、貝殻をずっと付けていてくれたの、本当は本当にカイアを愛してたのでは、と思ったけど、、多分、周りの環境がそれを許さなかったから歪な形になってしまった愛なんだと思うんだけど、、守られるべき子供時代に、親に捨てられて自分には自分しかいないという絶対的な孤独から出発してるカイアにとって、カースト上位の男子から想われて…とか、貝殻をずっと付けてる意味…なんて想像してる余裕はないんだろうな。そういうのは、家族や集団の中の普通の地位など、他に守ってくれる人や環境がある場合に考えられることであって、自分には自分しかいないような場合、生存本能から彼を亡き者にして脅威を除くのは必要なことだったんだなと納得。彼女は自然そのものだ。 ただ、カイアが生涯貝殻をずっと隠してたのは何でなんだろうと思った。そこは、人間らしい矛盾なのかも。思い出をできているということか、それとも完璧な蒐集家のどうしようもない性質なのか。

    3
    投稿日: 2025.12.08
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     無防備で無邪気で、手に入れたと思ったらすり抜けられて、時には牙をむかれるのにどうしようもなく惹きつけられる。彼女は自然そのものだった。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    人間は1人では生きられない。その結論に大粒の涙。湿地の大地を母とし、カモメを友人とし、自然に生き生かされた少女。 家族にも恋人にも裏切られ、人間なんて信じられない。信じられるのは自分だけ。草の間に身を潜め隠れて、足音やエンジン音を聞き分けて危険から自分で身を守る。しかし人間の住む環境では無いと街の人からは蔑まれ差別される。こんなに美しく生きた人間はいないのに。何も分かっていない愚かだ。 そう思った矢先、彼女の秘密を知った時、事件の真相を知った時、やっぱり人間なんだと思った。怒りも恨みも悦びも人間しか持ち合わせない本能なんだろうな。ミステリーと、ファンタジーのような、美しいそして容赦ない鮮明な自然の塩梅が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    なるほど名作だった。 ラストが少々エンタメよりの収束だったので、そこだけは好みが分かれるんだろう。個人的にはエンタメよりに収束させるよりも、文学的な方向に収束させて欲しかった気もする。とはいえ、そこは単なる好みの問題だろう。素晴らしかった。タイトルの「ザリガニの鳴くところ」というのも実に素晴らしかった。

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    かなりの長編小説なのに、終始ドキドキしながら一気読みした。最初から最後まで感情が揺れっぱなし。 まず、家族に置いていかれたあとも、健気に帰りを待つ幼児カイアに胸が締め付けれる。時折り挟まれる母との回想シーンは毎回涙が出てしまった。 そんなときに現れたテイトの存在に、ほっとすると同時に、別れの予感に苦しくなる。 そしてチェイスへの怒り。「わたしを邪魔すんなー!」 裁判のシーンでは、テイト、ジャンピン夫妻や弁護士のトムへのあたたかい感謝の気持ちと、それに応えきれないカイアの強情さに腹立たった。 そして望んだ生活を手に入れて、こちらも幸せな気分になったあと、最後の真相を知り深淵をのぞいた気持ちになるという…感情が大忙し。 湿地の情景も心理描写も繊細に描かれている。 ストーリーを追うのに必死で、そういった部分を味わいきれていない気がするので、映像版で補強しようかなと思う。

    16
    投稿日: 2025.11.16
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    犯人はコイツかな、、、アイツかな、、、と考えながら、一気に読み進めるがなかなか分からず、、、ラスト。そういう事ね。となる。

    12
    投稿日: 2025.11.10
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    正直、こんなに分厚い小説を読み切れるだろうか?と手に取った時不安に思った。しかしすぐに、物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまった。 それほどまでに夢中になれる要素が散りばめられている。 アメリカ南部の情景を思わせる表現、湿地の自然や動物たちの生態、主人公の悲しくも純粋に生を全うする人生、彼女が出会う人たち…五感を通して訴えかけるものがこの作品には存在している。 謎の死を遂げた青年の背景と、野生の生き物たちと生きてきた主人公が見事なまでにリンクして、様々な推測をさせる。 そんなミステリーな要素や、主人公が家族や恋愛を通して感じる人間としての暗い側面や孤独と向き合う姿や感情が繊細に表現されており、長年自然と共に生きてこられた動物学者である著者の感性を随所に感じる。 人間もまた、自然の一部であり、美しく儚い、また残酷にも見える面を持っているのだと感じされる。 自然からは学べないことも学んだ主人公の人生もまた、この作品を厚みのある物語にさせる要素なのかと思った。 自然と共に生きる主人公の孤独や恋愛、展開に感情が動かされて涙が自然と出てしまった。 主人公のような境遇とは全く違った人生だが、共感せずにはいられない。 タイトルも含めて、大好きな作品になった。 この小説に出会えて嬉しい。

    2
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カイアの壮絶な人生。過酷な状況の中でも生き抜いていく姿がリアリティがあって引き込まれた。特に裁判のあたりからは臨場感があってどんどん読めた。が、少し長く感じた…。 でも最後のどんでん返しがえ!?ってなって面白かった。そこが一番飲みどころだったかも。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    家族に置き去りにされ、孤独の中で生きてきた少女の成長物語でもあり、村の青年の謎の転落を追うミステリーでもあります。 湿地帯の鳥や動物たち、木々の描写が本当に静謐で美しくて読んでて映像が出てくるようです。小説版ナショナルジオグラフィックという感じ。 読んでると「そいつに惹かれないほうがいいよー」と思うのですが、主人公には届かない。もどかしい。 600ページある長編ですが、貧困や暴力や生き物の美しさとかいろんな要素が散りばめられていて、飽きずに読めます。私なんぞは涙なしには読めませんでした。 ネタバレとかそういう無粋な表現では語りきれない結末が待っています。「人間もひとつの生き物」なのだと思いました。

    23
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が湿地に住む生き物になってカイアを見守り続けたかのような小説。 湿地のイメージが漠然としていたから、事前に「ノースカロライナ 湿地」を画像検索してから臨みました。(あとがきで「ディズマル湿地」がモデルになっていると知ったけど) 翻訳作品を読み慣れてなかったため序盤は時間がかかりしんどかったけど、翻訳であっても美しい表現や著者独特の言い回しは受け止められた気がします。翻訳家さんのご尽力にひたすら感謝です。けどやっぱり原文のまま読める方々羨ましい… テイトやチェイスが登場してから先が気になって止まらなくなり、序盤のローペースが嘘みたいにするする読めた。 事件後とカイアの幼少期以降を行ったり来たりしながら進んでいくのがスリル満点。なぜチェイスは殺された?カイアが容疑者?真犯人は?っていうたくさんの???を抱えながら読み進めるドキドキが楽しかったし、カイアの過ごす日々と事件の日が少しずつ近付いて合流するのも面白かった。 ーーーーーーーーー ・カイアがお母さんが帰ってくると信じてるところがつらい。諦めながらも全然諦めてない。悲しい。幸せになってほしい。カイアの人生はすべてお母さんとの記憶なのに。 お母さんが出て行った理由は後の方で言及があってスッキリ。それでも親子で一緒にいられればよかったよね。6年間母さんと過ごした日々の記憶だけでその何倍もの年数を生き抜くことができるほどの存在なのに。 ・テイト、大学生とはいえ約束全スルーはさすがにひどい。カイアがしばらく許さなかったのもわかる ・カイアが一目惚れ?するくらいの容姿と肉体を持つチェイス。典型的な遊び人なのに、カイアに対して辛抱強くアプローチしてたのは意外。街の女の子にはないものをカイアが持ってたのね ・カイアが自分の力で大金を稼いで生きていく展開は胸熱で、これまでの不遇な日々が報われたような気持ちになり嬉しかった。 ・チェイスの無責任な将来の約束にカイアが前向きに反応してしまうのを見てるのが辛かった。家族や友達に紹介してもらえるのかな、と密かに思っているところとか。かなしい ・母さんが死んだことを知ったのも犯行を助長しただろうな。もう母さんに会えないとわかって自暴自棄のタイミングにチェイスの言動。 父さんに殴られ続けて出て行った母さんと自分を重ねて、あの日の母さんを救うためにチェイスを殺さなければっていう気持ちもあったのかも ・カイアは人ではなくもはや湿地という自然の一部なんだよな。だからこそ証拠を残さずに人を殺す方法をわかっていた。自然災害で人が死んでも自然を裁けないように、カイアがチェイスを殺しても裁けなかった。 ・裁判はドキドキしながら文章を追えて面白かった。トム・ミルトンさんはすごい。カイアが無罪になった時は涙が出た。 ・カイアが犯人とは思いたくなかった。けどテイトやジャンピンがカイアを救うために人殺しまでするとは思えないし。真犯人は意外な動機があるのかな、とか思ってたけど…。ホタルやカマキリの雌が雄を殺める描写がとりわけ印象的に描かれていたし、チェイスとの関係がどんどん悪化するから現実味が増していく…でも最後の詩を読んで、カイアにとって必然の行動だったんだと納得させられてしまった。 ・テイトにも誰にも真相を話さずにしっかり寿命を全うしているあたり、罪悪感もほぼなかったのかな。カイアにとっては不幸な事故のような感じ?バークリー・コーヴに近付かなかったことがカイアなりの罪滅ぼしなのか…?

    3
    投稿日: 2025.10.22
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    サスペンス要素はいらないんじゃないかと思いながら読んでいたが、読み終えた後は、それは主人公のミステリアスな雰囲気を際立たせてもいたんだなと納得した。 動物学者が作者だけあって、自然の描写が本当に美しく感じたし、人間も結局、野生の本能を残している自然の一部であるのだなと思った。 なによりも、ひとりぼっちで生きてきた主人公の、愛と孤独に翻弄される描写と静かな自然との対比が良かった。 映画版も絶対見ようと思う!

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    カイアのような孤独な人生は嫌だと思いつつも、そんな風に生きたいと羨ましいと感じたりもする。カイアの一生を体験するような話だった。

    9
    投稿日: 2025.10.17
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    原文は美しいし翻訳も素晴らしい。沼地や自然が生きているように描かれる。カイアの幸せを願わずにいられない。心の平穏は訪れたのか。でもラストは納得いかない。読んだ人と話したくなる作品

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近読んだ中で抜群に面白かった! 全体通して、具体的な情景や雰囲気、空気がどんどん頭に入ってきて読みやすい文章だった。またそれらを美しいとも思った。 読み終えてから途中で挟まれる詩がカイアの気持ちをなるべく表現されているのではと思った。 なのでそれらを読み返してみたらカイアは最後まで孤独と愛の間を揺れ動いていたのではと考えた。そして終盤、彼女は愛を選びテイトと結婚をする。(釈放後の詩では孤独を選ぼうとしてたように思える。) そこからアマンダハミルトンの詩は1回も出てこないので、その選択が彼女にとって最善だったかはわからない。 釈放後、カイアはジョディを拒絶する。みんなで頑張ったのにまだ無理なの!?って思った。カイア自身もなんで自分が怒ってるのかわからない様子だ。彼女はやはりザリガニの鳴くところを最後まで求めていたのかも。

    2
    投稿日: 2025.10.09
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    1960年代アメリカの片田舎で湿地に住む少女。差別に晒されている中ある殺人事件の犯人であると疑われてしまう。人間の善悪両面を描きながら、それを包み込むように存在する自然。孤独の素晴らしさと他者との関わりの難しさなど、物事の両側面を描くこの小説自体が全てを受け止める包容力を持った大自然のような小説だった。

    13
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    漢字の備忘録( ´_ゝ`) 潟湖(せきこ)、櫓(やぐら) あーやっと読み終わった。時間かかった。 まず湿地ってどんな場所なのか知らない、なんとかドリとかなんとかワシとかも知らない、 というわけで情景を思い浮かべるのが激ムズから始まった。 翻訳も直訳に近いような、スラスラと読めるような日本語にはなってなくてほんと頑張って読んだ、って感じ。 野生の女、カイア。 話しかける相手カモメ、隠れる時は四つ這いで移動、足にクギ刺さっても自然治癒。 栄養取れてなさそうな食事ばっかしてたけど、それでよく175センチ?まで伸びたな。生命力すごい。 そして結局犯人カイア。 男装したり、おばあさんぽくして夜中にバス乗ってたってことでおけ? 赤い帽子の繊維ついてたってことは、元の帽子の持ち主のテイトが実は犯人だったのかな、っていうミスリードあったけど、カイアだったんだね。 てことは、「赤い繊維、4年前のものかも説」が無いのはテイトは知ってて、カイアが犯人てことに気付いてたんだよね?いや気付いてないのか? ちょっとそこらへんわからず。 そう、なんかわからない、はっきりしない、って思うことが多かった。 その情景を想像することができないし、絶妙に登場人物の気持ちが入ってこない。 そしてカイアって人馴れしないで生きてきたのに、 死刑になりかけ→無罪勝ち取るっていうそこに至るまでの計算高さというか、裁判で無言を貫いて人に見破られないようにしていた姑息さとか、すんごく「人」を感じた。 いくら周りの人がどんどんいなくなったからって、それで信じられるのは自分だけ、と決めたからって、人と関わってこなかった人がこんな簡単に人を欺けるのかねえ。 ずっと前から気になっててようやく文庫買ってみて楽しみにしてたけど私はハマれなかった

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    ずっと読みたいと思っていた「ザリガニの鳴くところ」。 いやーすごかった。。 幼い頃から家族や大切な人たちに見捨てられ、激しい孤独と寂寥感をかかえながら、湿地の小屋で一人で生き延びてきた少女カイヤ。 前半部はやや長い印象もあったが、読み終わってから振り返ると、カイヤがどれほど寂しかったか、生き延びるのがどれほど大変だったかを感じ取るのには必要な長さだったと思う。「つらいのは、いくどもの拒絶によって自分の人生が決められたこと」。特にここは心臓がぐっとつかまれたように苦しくなった。 また、著者が動物学者ということで、自然に対する洞察力とその表現が卓越しているところがこの小説の大きな特徴。 そして、自然のなかを生きる生物の生態と、登場人物の行動を重ね合わせているところに唯一無二感を醸し出している。 子供を捨てた母親、暴力によって相手を従わせようとするオトコたち、そして何より最後に明かされるカイヤの秘密などなどが、人間に残る原始的な遺伝子に依拠した行動として表現されていて、なんとなく儚さを感じる。 ラストの衝撃も凄まじく、トータルで本当に素晴らしい作品だった。オススメです。

    3
    投稿日: 2025.09.27
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    家族に見捨てられながらも、広大な湿地でたったひとり生きる少女に、ある殺人の容疑がかかる-。 初めてのディーリア・オーエンズsan。 ようやくご縁があり、読むことができました。 舞台は米国ノースカロライナ州の湿地帯。1969年に発見された死体と、1953年の”湿地の娘”の成長を追った2軸の展開。カイアの生い立ち、閉ざされたコミュニティ、ボーイフレンドたち。 湿地帯の森林や潟湖(せきこ)などの自然の描写がとても美しく、とにかく悪い人はカイヤに近づかないで! と祈りながら読み進めました。 裁判の結果は正直予想できてしまったのですが、最後の詩「ホタル」には胸を打たれました。 ”愛もまた移ろうもの いつかはそれも、生まれるまえの場所へと戻っていく。 A.H.” 【2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位】

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    ノース・カロライナの湿地で村の青年チェイスの死体が発見された。 人々は真っ先に湿地の少女と呼ばれるカイアに疑いの目を向ける。 6歳で家族に見捨てられ、生き延びてきたカイア。 村の人々に蔑まれながらも、 生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へ 思いを馳せ暮らしていた彼女は果たして犯人なのか…… 読み終え、脱力感の様な不思議な感覚に襲われている。 前半がとにかく重く辛い。 カイアの人生が想像を絶するほどに過酷すぎるのだ。 数えきれない別れ、そして偏見、決めつけ、差別。 そういった負の感情が次々と描写されている。 だが胸を張って酷いとどれぐらいの人が言えるのだろう。 立場が違えば、自分もこうしているのではないかという恐怖すら感じる。 これは単なる犯人当てのミステリーではない。 湿地の少女の人生を生きることができるのか、 そう問われているかのような重厚な物語だった。

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    読了! おいおい、、オーウェンズ婆さん(作者)感動させていただきました。ご馳走様。 序盤、ちょっと描写がゆったりめで休んでは読んでを繰り返しましたが、、 後半のたたみかける感じと「実は・・・」な真実の組み込まれ方、、これは感動しかない。 主人公を本気で応援している自分に気付かされてからのラスト20ページ、、、 宇宙(小声)

    19
    投稿日: 2025.09.18
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    湿地でひとり生き抜き、ついには名のある人の仲間入りを果たすほどの成功を得たカイアの強さに心打たれた。 少ないながらもカイアに寄り添う人たちの優しさに救われたり、ふたりの男性との愛に翻弄されるカイアの姿に心が苦しくなったり、ミステリーというよりは〝湿地の少女〟の人生譚を楽しんだように思う。 とはいえ結末には驚かされた…赤い繊維についてよく考えてみると、答えはそれ以外になかったのだけど。

    8
    投稿日: 2025.09.08
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    序盤はカタカナや訳分からん固有名詞の連続に頭がキリキリしましたが中盤に入ってくると何となく関係性が掴めてきて、内容的にもカイアやその周辺人物に気持ちが入っていきました。カイアの力強い生き様に魅了されました。この物語の中で1人の少女の人生を見ることができます。 著者の方が動物学を専門としていらっしゃるので自然の動植物が生き生きと感じられ興味深かったです。 翻訳本である以上若干の読みにくさは否めませんがそこを許容出来る方は是非読んで見てください。 図書館で借りましたが予約待ちもないのに面白かったので良かったです。

    2
    投稿日: 2025.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引き込まれる。登場人物はそれほど多くない。   カイヤにとって、自然は家族、自然の中では、動物たちは生きるために残酷なこともする。カイヤはただそうしただけ。罪悪感などないのかもしれない。ケイトと結ばれたけれど、なぜか切ない。

    3
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めから重苦しくて、息が詰まりそうになる。 主人公のカイアは6歳。 ある日、母さんがよそ行きの服を着て旅行用のカバンを持って家を出た。 それをきっかけに二人の兄たち二人の姉たちも次々に家を出て行った。 残されたのは6歳のカイアと、父さんだけ。 父さんに捨てられないように、カイアは一生懸命家のことをする。 酔っぱらっているか不機嫌な時しかない父さんが暴力をふるいそうになると、カイアは逃げる。湿地に隠れる。 父さんが何日も帰ってこないとき、カイアは家にあるものを少しずつ食べて10さんを待つ。 学校には行かせてもらっていない。 母さんから手紙が来た日、父さんは家を出て行った。 その日からカイアは、たった一人で生きてきた。 生活の糧は、湿地で掘ったカキなどの貝や魚を売って得たが、それは黒人の雑貨屋ジャンピンの好意によるところが大きかった。 後にジャンピンの妻メイベルによって服や靴などをもらったり、初潮を迎えたときに世話をしてもらったりしたが、カイアはずっと一人で生きてきた。 14歳になって、カイアは兄ジョディの友だちだったテイトと知り合い、文字を読んだり数を数えたりを教えてもらう。 この時点で1970年代。 科学の進歩からも国の繁栄からも取り残された湿地の少女・カイア。 カイアはずっと家族が欲しくて、仲間(女友達)が欲しくて、ただそれだけが望みだったのに。 白人と黒人で住むエリアが交わることのない南部で、白人の大人たちがだれ一人カイアを救おうとしなかったこと。 カイアが黒人だったら、黒人のエリアでそれなりに暮らすことができたのかもしれない。 カイアとテイトの幼い恋も、二人が純粋であればあるほど、その恋愛を成就させることの難しさが重苦しく二人の、いやテイトの前に立ちはだかる。 もうねえ、本当に読んでて辛い。 後半、殺人事件の被疑者として裁判にかけられるカイアの、どうしようもない孤独。 カイアを信じてくれている人が少なくとも数人はいたんだけど、カイアの心が、人を信じることを拒絶してしまうのだ。 ネタバレになってしまうからこれ以上のことは書けないけれど、カイアは最後まで孤高の湿地の少女だった。 彼女が心から信頼したのは湿地の生き物たちと、留置所の猫だけだったのだろう。

    2
    投稿日: 2025.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーだと思って読んでたんですが、一人の女性の生涯の話だなと思いました。 夢中になって読みました。もう、ほんと色んな場面で泣きました。 お兄ちゃんと再会したところとか、お母さんの話とか、裁判の話とか。 また、テイトが一時期離れてしまった気持ちも分からなくはないです。 改めて客観的に見るとね… 作者さんはこれが初の小説とのことでしたが、人物の心情を書くの上手だなと思いました。翻訳の方も素晴らしいんだと思います。 カイアの心の動きが分かり易かったからこんなに感動できたんだと思います。 次回作も書かれているとのことなので楽しみです。

    6
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に読んだ海外長編小説。好きな作品でした。 色々な要素がギュギュッと詰め込まれているのに、とても読みやすくて、物語の世界にスッと入って没頭できた。 ノースカロライナの風土の描写が生々しく想像掻き立てられる。主人公の少女カイアが境遇が可哀想だけど、逞しく生きていて魅力的。 カイアを取り巻く登場人物も、目に浮かぶような人物描写でイメージしやすく、翻訳物苦手な人でも読みやすそう。 ミステリー要素もあって先が気になって一気に読んだ。 生物の知識も学べてとても面白かった!

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    1960年代の湿地帯に住む孤独な少女の生涯の話。 話は過去編と現代編が交互に展開され、過去編では少女の幼少期が、現代編では湿地帯で起こった殺人事件の捜査に焦点が当たり、やがて少女が被疑者として捉えられてしまい、、、といった話。 全米でトップヒットした小説としてハードルが上がっていたが非常に楽しめました。 湿地帯での生活の描写が生々しく、差別があまりない日本では感情移入がしにくい場面もありましたが勉強になりました。

    10
    投稿日: 2025.08.15
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    これはミステリーじゃない 人生で1番好きだったかも 出てくる植物とか動物を立ち止まって調べて、情景想像しながらゆっくり読み進めて行くのが楽しかった 初めて顕微鏡を覗いたカイアが、初めて星空を見たような気持ちと言っていたのが印象に残ってる。そんな感性を持ってるカイアが大好き。

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    ジャンルとしてはミステリーとヒューマンドラマの融合で、湿地帯で発見された青年の遺体を巡る裁判と、湿地帯に住む孤独な少女カイアの成長・恋愛の2つの軸で進行します。 ノースカロライナの湿地帯を舞台とした小説で、湿地帯とそこに息づく生物たちの美しい描写が印象的でした。作者のディーリア・オーエンズは動物学者でもあり、自然の描写へのこだわりにも納得です。 自然界における野生の本能の美しさと恐ろしさが物語と交錯する、不思議な空気感が印象に残る一冊でした。

    2
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼い一人の女の子の四半世紀と、十数年後に起こった殺人事件が交互に展開される小説。 カイアの壮絶な人生を通して、人種差別、裏切り、貧困、戦争にまつわる話なども絡んでいてなかなかに複雑。 飢えをしのぐため、あの手この手でサバイバル生活を送るカイアは本当にたくましい。 テイトとチェイスの2人の男性との恋愛模様も見所。特にテイト…テイトの気持ちも分かるけど、テイトがカイアを「住む世界が違う」とあそこで見放していなければ、彼女は罪を犯さなかったのではないかと思ってしまう。 チェイスと出会うこともなく、殺さなければ生きていけないという決断にも至らなかったと思う。 裁判中、優秀な弁護士の元無罪になったが、法廷ですべての手口が間接的に明かされていくことに、なんともいえぬ驚きが…。 そして、テイトはどんな思いで、カイアの告白ともいえるポエムを受け止めたのだろうか。書きながら思ったが、その心情がラストのシーンにつながるのかもしれない。 ザリガニの鳴くところへ、死ににいったのかもしれない。 湿地の美しさと、1人の少女の一生をすごい近い距離で体験した気がする。傑作。

    3
    投稿日: 2025.08.09
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    家族に見捨てられた少女カイア 一人で湿地と共に生きてきたカイアに訪れる ある日湿地で遺体で見つかった青年に対する犯人疑惑の日々 村の人々には疎まれ カイアには頼れる人もなく 湿地でその自然と共に生きているカイアは 何を思い、何を感じて生きたのか 結末にはひとそれぞれ感じることはあるだろうけど 私は 全てから解放されて自由になった ステキな笑顔のカイアが頭に浮かんだ

    2
    投稿日: 2025.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボリュームあるけど良作だった、、、 ミステリともいえず、文化、差別、自然などなどいろんな要素が詰まっていて、 ゆっくりじっくり読んでいくのにちょうど良かった。

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美しい湿地の情景が浮かんできます。 カイアの住む小屋の描写も好きです。 辛い場面が多く、いちいち胸を締め付けられながらも、カイアのたくましさにページを繰る手が止まりません。 まさかの法廷シーンがあったり ラストでは「あーあー…」と脱力したり 感情が忙しい〜 映像化しているんですよね。 きれいなんだろうなぁ

    4
    投稿日: 2025.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直途中から飽きてしまって流し読んでしまった。 ところが最後の数ページで明かされる真相が衝撃的で感情は迷子。もっと丁寧に読めばよかったと後悔。あれもこれも、すべてこの結末のために描かれてたのか… 残酷なまでに自然の摂理。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湿地は彼女の味方だったということ... 直接手を差し伸べないながらも、ジャンピンやメイベル以外にも、カイヤを気にしている大人がいたことに気持ちが救われた。 そして父親クズすぎる!!! 【追記】 チェイスが、結婚後も貝殻のペンダントを肌身離さず持ってたのって、カイヤに対する愛情が、チェイスなりにちゃんとあったからなのかなあ...って思ってちょっと切なくなったり。

    3
    投稿日: 2025.07.16
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    翻訳ものでしたが、特に違和感も感じずに読み進められました。 湿地で生まれ、6歳で次々と家族が出ていってしまったため、一人で生きていくことになったカイアの一生が書かれている。 村に殺人事件が起こった。 クォーターバックのスター選手であった青年チェイスだ。 カイアが容疑者として浮かび上がる。 果たして犯人は誰なのか? というミステリー視点と、 村の人々からも「湿地の少女」と呼ばれ 蔑まれながらも、自然を家族に生きていく様、わずかなカイアを心配してくれる人たちの影ながらの援助を受けて、人として、女性として成長していく様 人間ドラマ視点。 映画「青い珊瑚」のような子供が性に目覚めるキュンとした部分など。 時代が行ったりきたりしながら 描かれていく。 カイアの孤独や怒り、悲しみは 本当のところは理解はできないけれど、 自然のなかでの自由、 人の愛情のなかでの幸せな日々を 感じていきる時間の方が多かったと おもいたいなぁ 最後、隠された詩が 見つかった時、 カイアの孤独の重さを感じました。

    12
    投稿日: 2025.07.10
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    本屋大賞を獲ったり、あらゆる賞で絶賛された小説。私は先に映画を観てこの小説を知った口でした。 物語は湿地に取り残された幼い彼女の成長物語と、とある殺人事件が交差しながら進んでいく。ページ数は多いが冗長ではなくテンポよく読めます。 先に映像を見ていてたので文字だけでは想像し辛いノースカロライナの湿地の自然風景の描写がスっと入れました。しかしその分文字で起こされたカイアの心理描写や孤独感が映画より一層強く迫ってきます。人里離れた隔絶された場所。繋がりを求めて心を開きかけるも手酷い裏切りにあってしまう彼女の境遇に心が震えます。 後半の裁判シーンを読んでると、より一層憐れみと同情の気持ちが強くなってきます。「もし仮にそうだとしても致し方がない」と。ただこの感情とは別に事件となった彼女の行動の根源と成すものが蟷螂や七面鳥などの残酷なまでの生き物たちの本能、自然の摂理で学んだものであるならば、彼女自身が行動を肯定しているようで恐ろしいとも感じました。人間社会の営むルールとは相いれないもの、括れない、縛られない根本的な違いを突き付けられてるようでした。 単なるサスペンスでは終わらない読了後に重いしこりのような、鈍い痛みを伴う物語でした。

    15
    投稿日: 2025.07.08
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    翻訳物に慣れておらず、読了に時間がかかった。けど、面白かった!読んでると、カイアを愛せずにはいられない気持ちになる。裁判の場面もハラハラして面白かった。読書経験を積んでから、再読したい小説の一つ。

    1
    投稿日: 2025.07.03
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    あざやかに描かれる植物や生物の生命力の強さと残酷さが主人公の運命と重なる。見捨てられ、蔑まれ、心を守りながらも寂しさを埋めずにはいられなかった彼女を思うと切ない… 「ザリガニの鳴くところ」で生きた主人公の選択を、ただただ静かに受け入れたいと思った。

    2
    投稿日: 2025.06.30
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    海外の翻訳してある小説は何冊も挫折してきたが この本は最後まで一気に読めた。 読み終わる頃には、頭の中に湿地の世界が 完全にできあがっていた。 世界への吸引力が強くて、寝る前の30分 出張で飛行機や新幹線に乗る移動時間が 待ち遠しくなる。没頭して読めた。 アメリカの当時の時代感も興味深く、 自然の描写も美しくて実際に行きたくなる。 特に湿地の生物達を、カイアの目を通してみるのは 小学生以来忘れてたような好奇心を刺激された。 読む前と後では自然をみる目が変わる。 本筋のストーリーは、 何も調べずに読んだのが大正解だった。 全て忘れてもう一度読みたい。

    1
    投稿日: 2025.06.30
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    タイトルな意味が最後にじんわりと沁みてきます。湿地の湿った空気とボートのエンジン音や曲がった水路、語りかけるのはカモメのみ。置き去りにされる不安が、最後に和らいて救われた気がする。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    動物学者であるディーリア・オーウェンズが69歳にして初めて出版した長編小説。全世界でベストセラーになった作品は彼女が長年、アフリカの現地での動物の行動生態学の研究を糧に、非常に緻密、かつ美しい言葉で主人公が住む湿地の生活を綴っている名作。 作品ジャンルはミステリーになっているが、謎解きに終始するのではなく、主人公カイアのたどる人生と彼女が語る言葉の数々を味わうだけでも十分この小説の価値がある。 じっくりとカイアのセリフを噛みしめながら堪能する読み方がお薦めの傑作。

    3
    投稿日: 2025.06.03
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    ⭐️3.4 映画よりは断然原作がよい。 よいのだが、途中からメロドラマに感じられ、冒頭のミステリー味はそこまで感じないかも。 とはいえ、ノースカロライナの湿地を舞台にした一大叙事詩で読み応えは十分。 なんといってもアメリカ南部の湿地帯の気候や風土が鮮やかに描かれていて、まるで大自然の中に自分も身を置いているような素晴らしい描写がこの作品の一番の魅力かもしれない(あくまでひねくれた目線の感想として)。 聞けば筆者は動物学者とのことで、動物行動学の専門家ならではのトリックが散りばめられた小説とも言えるエンターテイメント性に富んだ小説でした。

    2
    投稿日: 2025.05.30
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    湿地の少女 カイア 一人の少女の過酷な人生と、ある事件を描く 長いけど、続きが気になって気になって、読み終えるのに日数はかからなかった

    2
    投稿日: 2025.05.29
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    ついに読み終わった、、、。 なんと長い道のりだったことか。 これは、何小説なんだ、、、。 そしてこれが初めての小説とか本当に意味がわからない。。。 ミステリー、というか、伝記、というか、、、。 ここまで本当に孤独を味わっている少女は初めて見た。でもすごくリアルで、すごく残酷で、打ちひしがれるほどの孤独。 でも彼女の心の美しさとかが詩に現れていて、すごく、よくて、その純粋さと環境の壮絶さがより胸にくるものがあった気がする。 まじで殺された男一体いつ出てくんのかと思ったら半分行って初めて出てくるし、笑。 いやぁでも、ほんとに裁判ハラハラしたし、無罪って出た時心から安堵したのに、なんとなく感じてた不穏な気分が最後のページでぶわって表されて鳥肌ヤバみだった。どんでん返しやばみ。 偏見よくない、とか、そういう言葉じゃ収まりきらない、というか、教会も救わなかったとかあったけど、やっぱり新しい宗教の普及、伝道大事!ってなるし、、、。 読み込むたびに深みが出そう。詩とか。またメタファーあったら面白いな。最後の詩は分かりやすく書かれていたけど。 小さな頃から、人に「捨てられる」ということを経験し続け、生物学を学ぶことで、より高次な愛が信じられなくなるカイアが、テイトの愛のおかげで、遺伝子的な、この世的なものだけじゃない、愛に気づけたのはよかったってほっとした。 ただひたすらに自分が無意識に蔑んでいるものが、実はもっとも純粋でたくましい尊いものなのだと、知らなくてはならない、そんな気がした。

    4
    投稿日: 2025.05.29
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    星って5個までしかつけられないのですか!?と言いたくなるほどの傑作、大好きな作品になりました。 過酷な境遇にあっても、好きな物を好きな心を失わずに必死で生き延びるカイア。家族に見捨てられ、ろくに所持金もなく、学校に行けば嗤われ…… それでも腐らないし、知恵をしぼって生き抜くすがたには大の大人だけど本当に勇気をもらった。 孤独だけれど、卑劣な存在に尊厳を危うくさせられたり、幼少期の見捨てられた経験から人間を信じられずにいるが、やっぱり寂しい。繋がりがほしい。完全に世捨て人にはなりきれない、そんな哀しさも感じた。 数字だけ見ればじゅうぶんに近現代と思える1950年代から60年代にも人種差別が残っていたり、女性の地位が低かったり、そんな背景がうかがわれ、人間は地球でえらそうに振舞っているけれどまったく愚かだ、と感じずにはいられなかった。 そして、ミステリ的要素も含まれていて、この作品のメインディッシュではないかもしれないが、とても驚いた。著者はミステリも書けるのではないか。 湿地の滋味を思う存分に堪能した。

    7
    投稿日: 2025.05.25
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    悲しかった。美しかった。作家さんの専門の生物の知識も知れて、それが、ストーリーに絡まって、楽しかった。読後感がふんわり残り、寂しくなって、映画を見たけど、なかなか、いい雰囲気、いい感じだった。映画は短い時間なので、小説の予告のような感じにみえて、また、少し、再読した。 御伽話のように美しく見えて、だけど中には、ネグレクト、イジメ、差別など社会問題も含まれ、その中で、自然と共に美しく力強く生きる姿がとても良かった。 自然の中に溶け込むほどに、彼女は透き通るように、美しかった。自分が生きるために、彼女のしたことは、悪なのか、生命の一部なのか。 じわじわと、読後感が残る、お話でした。

    6
    投稿日: 2025.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    “湿地の少女”カイアの人生譚。全編を通して、動物学者の作者が描く自然の美醜が超リアリスティックで、ときに恐ろしく、またときに優しく、読んでいる間は自分も確かにそこに存在していた。 陸と沼地の対比も秀逸で、物理的なそれだけではなく、時系列の乖離から始まり最終的に交錯していくような構成が印象的。 フーダニット的な要素も厚く、特に裁判のシーンからは自分も傍聴席(テイトの横)で、手に汗握りながら一気に読み切った。

    2
    投稿日: 2025.05.22
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    ザリガニの鳴くところ 読了 2025.04.17 初の翻訳もの!知人からの紹介で手に取りました。帯コメントが私の大好きな三浦しをんさんで、ちょっと嬉しい。 一人の少女・カイアが、自然の中で何を感じて生きていくのか。孤立した湿地で暮らすカイアが他者と出会い、高揚と失望の間で葛藤する。カイアの心が動いた時、大好きな詩人の詩を思い出す。 自然の描写が秀逸ということは何となく聞いてはいたけど、ミステリ作品だとは思わなかった。最後にはしっかり衝撃を食らった。この結末が、この小説をただ綺麗なもので終わらせない。 でもやっぱり、この小説のキモは自然の描写だと私は思う。ミステリ部分は話の大枠を固めて最後に締めるためで、一番描きたかったのは自然の美しさなんじゃないかと、強く感じさせる文章であった。

    3
    投稿日: 2025.05.17
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    主人公のカイアの強さと機転とたくましさ!ミステリー的な要素もあり、少女の成長小説でもあり、ラブストーリーでもあり。作者が生物学者なので湿地の自然の描写も活き活きとしている。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    自然の描写が美しい 世界を切り取る視点が私の中でも少し増えたような気がする 人間の営む愛の中に動物としての本能が見え隠れする その有り様が残酷で時に美しいものだと思った

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    海外の著書なので話が入って来にくいのではないかと思っていたが、かなり読みやすかった。舞台となる湿地の表現が豊かで美しさを感じた。主人公のカイアの孤独がひしひしと伝わって来た。最後に事件の真相が分かるが、なんとも言えない気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4に近い3。  裁判の判決が出るところ、すごくドキドキしながら読んだ。ホッとした。 …けど結局やってたんかーい笑

    2
    投稿日: 2025.05.12
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    一人の少女の悲劇、孤独、恋愛が描かれていました。でも、読むにつれてカイアの魅力、力強さに徐々に惹かれていきましたね。 著者のディーリア・オーエンズは動物学者でもあるゆえ、その知識が文章に垣間見えた部分が多々ありました。自然の美しさや残酷さを表現しているシーンにも注目してほしいです。 解説を読んで改めてびっくりしましたが、本書は著者が69歳で執筆した小説なんですね。現在、新作小説を執筆中とのこと…楽しみですね。

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    賛否両論あるかもしれないが、個人的には何年かに一度しか出会えないような大作、傑作だと感じた。 誰もが主人公の幸せを願いながら、ハラハラしながらページをめくったのではないだろうか。 ミステリーとしても、一人の女性の数奇な人生を描いたヒューマンドラマとしても文句なしに面白かった。 男ってみんなクソだわ、、、と何度も思ったが最終的に主人公を愛し抜いたテイトの深い愛、ジョディとの兄妹愛も良かった。(普通は許せないレベルだが) 許し、というのもテーマの一つだろうか。 テレビもない、住人との関わりも最小限、そんななか本当に純粋に魂のありのままで過ごし、自然や動物達とも愛し愛され、その結果経済的自立をつかんだ主人公に拍手を送りたくなった。

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「湿地の少女」と呼ばれるカイア。 人間の中では限りなく自然に近い人間として描かれる。 彼女の生き様を通して、 私たち現代人の生き様が相対化されるようで、 湿地と沼地を舞台にしたお話。 … カイア、という、人間の中では限りなく自然に近い人間。 彼女が安らぎを覚える「つながり」は、人間との関係ではなく、自然との一体感。 人間の行為と、「自然」の摂理が照らし合わされる。 この行為は自然の摂理としてはどう説明がつくのか。 母が子を放置して離れたきり戻ってこない、という個人的な経験。 どう説明しえるのか。 カイアの学びの場は学校ではない。湿地の世界。 観察し続ける。自然の中に、答えがあると信じて。 そうやって徹底的に野生の本能を学ぶ中で自然界の中での人間の特異性、そして同時に人間の野性性、みたいなものを考えたのかな。 いろいろと勝手なメタファーを考えてしまいますね。

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    ずっと気になっていてやっと文庫版を手に取りました!ページを捲る手が止まらなくて待っていた甲斐がありました。漠然としてますが、大自然の描写がとっても美しかったです。 カイアの成長を文面でも見守っていたから彼女のことを知った気でいたけど、結局知らなかったんだな〜と突き放されるようなエンディングがこの物語に深みを出しているんだなと思いました 本当に読んでよかったです♩

    2
    投稿日: 2025.04.30
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    読み応えがある。鬱蒼とした湿地のお話だったけど、後半は一気読みでした。過去のストーリーと現在の事件がリンクしてくる感じが良かった。裁判のシーンはハラハラした。まさかの結末にびっくり。

    13
    投稿日: 2025.04.25
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    最初の100ぺージくらいはあまり入り込めなかったけど、テイトが出てきてから面白くなってきました。後半はミステリー要素もあってラストまで楽しめました。 翻訳ものが苦手なので文体に飽きてしまうところは少しありましたが、それでも読みやすい方ではあり、自然の描写はとても丁寧で映画も観てみたいと思いました。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    600ページに臆するかと思ったが、あっという間に読み終えた。面白かった! 自然描写が凄い、最後ビックリ。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    間違いなく傑作です! この小説を読んでいる間、間違いなくあの湿地にいた。そして、そこでカイアという少女の人生を見守っていた。完全に物語の中に入り込んで、少女の体験に一喜一憂できた。心を揺さぶられた。

    5
    投稿日: 2025.04.14
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    自然の摂理の美しさと残酷さ 人間が他の動物と違うところ(文字を使うことでより自分がいる以外の世界のことを知れ・表現ができたり、テイトのように献身的な愛を与えられたり)の美しさと残酷さ 法廷の善悪判断(自然からすると不自然なこともある)と自然の摂理の乖離 愛は美しいということ

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    カイヤ、カイヤ、カイヤ…彼女の名を呼び、彼女の孤独に寄り添いその人生のあまりにも辛く哀しみの色に共に染まる読書だった。不穏な物語の始まりは時代を行き来しながら、美しく自然豊かな湿地で独り生きる少女の成長と共に紡がれる。 湿地のむせ返るほどの大自然、光を水面が受けて輝き草を育み、緩やかな水流が川を作りそこに息づく植物や鳥や魚の命たち。カイヤはさざ波のように揺れる気持ちをなだめるように詩を諳んじる。愛する詩は彼女だけでなく私たちの心にもそっと入り込み、大きく揺さぶるのだ。思った以上に衝撃を持って。動物学者でもあるオーエンズの描く自然や動物の描写が、まるで目の前に広がるように感じさせてくれて素晴らしく、その優美な自然を背景に湿地で生きる少女やとりまく人々の魅力さも絶大で止まない感情の渦巻きに読み終えた今なお心揺さぶられています。忘れ得ぬ作品。最高の時間でした。(2023年3月15日読了)

    2
    投稿日: 2025.04.04
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    読み終わってから頭の整理ができるまでかなり時間が経ってしまった。 けして展開が速いわけではないが、カイアが孤独と向き合いながら成長していきながら、その一方で、事件の解明に向けての進展が交互に描かれていることで、読み手に飽きさせないような構成になっており、さらに物語に厚みが出ているような気がする。 判決までの過程は、まるで同じ法廷で傍聴しているかのような緊迫感を味わうことができた。

    1
    投稿日: 2025.03.31
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    某インフルエンサーさんがおすすめしていて、普段は翻訳ものは苦手なのですが、なんだか気になって購入。 わたしが思う読書の魅力のひとつに、日本語の文章の流れが好き、という点があって、 翻訳ものが苦手なのは、そんな日本の文章の魅力が削がれてしまいがちで読みづらいからっていうのがあるんだけど、 にもかかわらず、この本はグイグイ読めてしまった。 おそらく、そんな苦手ポイント以上に、自然の描写の美しさが勝っていたんだと思う。 主人公の心の揺れ動きにも胸がツーンとなって、共感できた。あれもこれもフレーズをメモ。 あと翻訳ものってなぜか、この先とても怖いことが起きるんじゃ…?っていう恐怖感があるっていうのも敬遠ポイントのひとつ(アメリカの凶悪犯罪的な)で、 この本を読んでいる間も、そういう恐怖感をほんのり持ちながら読み進めることになってしまい、早く読み進めなければ…という強迫観念によりしっかり堪能できなかった気がする(;ᴗ;) もっと堪能すればよかった!と思えるような、潟湖の自然描写の美しさ。 だがしかし読み返すにはひるんでしまう分厚さ。。 潟湖って、なんて読むんだっけ…って何回か辞書ひいた。せきこ。 サスペンス味はあるけど、ホラーではない。

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    湿地帯で暮らす貧乏な少女カイヤ。DV父、逃げた母、兄弟もいなくなり1人で、動植物の研究を続ける。 少女のつらく逞しい生活、豊かな自然、そして恋愛とミステリーが詰め込まれた濃い小説。 はっきり言って読み疲れたが、読み通して良かった。

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    描写が素晴らしいなどの評判の良さに乗せられて購入!現在の殺人事件を起点にして過去に遡りながら、現在に近づけていく展開は、湿地に1人で住むカイアが、どうなっていくのかという興味と相まって、どうしても先が気になりる組立てです。そして終盤の裁判の結末はハラハラドキドキ。エピローグも良くて、いい余韻が最後まで残った良作でした^_^

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    景色の描写が美しい。 どれだけ親密になり愛し合ったとしても相手の全てを分かりあうことはできないのだなと感じる結末。でもそれがいい。主人公の孤独で美しい人生を綴った物語。

    1
    投稿日: 2025.03.27
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    25.3 図書館 普段ビジネス本しか読まないけど 何かで紹介されていて(雑誌の書籍紹介コーナー?YouTuber?)、人生で片手に収まるくらいしか借りたことのない小説を手にした こんなに分厚くて離脱しそうだなーと思いながら読み始めたけど、あまりにも面白くて続きが気になりページをめくる手が止まらなかった。 おかげでこの一週間夜更かし。 そして衝撃のラスト。 この本のおかげで小説というジャンルもこれからもっと読んでみようと思えた。 また読み返したい。 表現が美しくてメモ書きも止まらない。 この物語に出会えたことに感謝。

    4
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 二度目を読んでみて、この小説の凄さを改めて感じた。 いろいろな要素があって読む人それぞれに印象に残ったシーンや題材があると思う。 わたしは主人公カイアとテイトとの何年にもわたって関係性を築いていく様に柔らかい気持ちになったし、内気でありながら厳しい自然と孤独のなかで強く自分を貫いて生きるカイアに勇気づけられた。 カイアは「家族や恋人に見捨てられ、可哀想な女の子」として描かれ、本人もそのように嘆いているが、彼女自身の性格や未熟さから、自身を孤独な立場に追い込んでしまうところがある。 (だから単なる悲劇のヒロインではないと個人的には思う) そのような未熟な部分を、成長し、他人との関わりが増えていく中で変わっていく姿は、現実の人間関係でも考えさせられる部分がとてもあった。 あとは弁護士がいかに懐中深く敏腕だったかも、一度目に読んだ時には気がつけなかった。 再読で結末がわかっていても、夢中になって読んでいた。映画版も観たい。

    3
    投稿日: 2025.03.12
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    ただただ静かで美しく、そして孤独を感じさせるストーリー。 家族にも周りの人にも見捨てられ、それでも懸命に自然と共に生き抜いた少女の身に起こった出来事が淡々と綴られていて、分厚いながらも特に後半はページをめくる手が止まらなかったです。 ラストは想像と違ったけれど、私の中では納得の結末だったかなと思います。

    11
    投稿日: 2025.03.12
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    素晴らしい。 最後のページを閉じてうっとりしてしまったおじさん。 映画化もされたが、映像も美しく、女優さんも美しかったが、ダイジェスト感が強く、弱い。 この本は絶対に原作を読んだほうがいい。 翻訳もとてもきれいで、愛情を感じた。

    1
    投稿日: 2025.03.12
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    文庫本は600ページ以上あったので、飽きずに読み切れるか心配でしたが、なんのことはない、殺人事件から始まりドキドキするし、寂しい感じもあり、美しい情景もあり、裏切りもあり、そして最後の結末。まだ読み終わりたくない、永遠と続いてほしいと思ってしまうくらい、湿地の世界に入ってしまいました。 ストーリーだけでなく、湿地場所が舞台となるため、その多くの動植物が共存する生き物たちの生き方を観察しながら話しが進むところが多くあり、レイチェル・カーソンの「センスオブワンダー」を思い出します。 特に昆虫の変わった繁殖の話や、鳥類や魚貝の話しでかなりのページを稼いでいたように思います。 DVやネグレクト、シングルファザー、虐待、児童労働、人種差別、貧困差別、男女差別など、当時と今も変わらないアメリカ社会の問題をリアルに表現されて、逃げ場のない現実が怖かったですね。 なんと言っても主人公のカイヤの心はちゃんと読者に感情移入できたかどうか。 親の愛、兄弟の愛、友人の愛、幼馴染の愛、生き物たちの愛、いろんな葛藤の中を生き抜く姿を見せつけられました。 久しぶりにやられました。 読み返したい一冊になりました。

    15
    投稿日: 2025.03.11
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    ただただカイアが可哀想なお話。 みんな、ジャンピンとメイベルを好きになると思う。 でもまあ、チェイスも酷いけどテイトも割と最低だと思います。

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    とても孤独を感じた時に読んだ作品。同じように孤独な主人公にたくさん共感した。殺人事件を軸にミステリーが展開されている。とてもドキドキしながら最後の半分は一気読みしてしまった。

    8
    投稿日: 2025.03.02
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    自然表現が美しく、素晴らしかった。生き物の描写や沼地の天気や季節の移り変わりが細かく繊細に描かれていた。カイアの住む小屋も貧しい暮らしではあるものの、まるで秘密基地のような印象を受けた。 ミステリーとしては不出来で、細かな種明かしなどは無く残念。犯人も思った通りで意外性もなかった。 ザリガニの鳴くところでのカイアの生活を覗き見る本として読むなら楽しめるだろう。

    2
    投稿日: 2025.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かなりおすすめされていた本なので読んでみた。ミステリというには要素が薄く、ほとんどを主人公の少女の成長と境遇と湿地の描写を描いていたので、ちょっと肩透かしを食らってしまった。でも女性じゃないと表現できなさそうなシーンもあって、そういう着眼点は凄いなあと思った。ただ最初に提示された殺人事件が、後半にならないと出てこないのが何とももどかしい。後半は良かったんだけど、そこまで自分は馴染めなかったかな。ラストの展開はかなりびっくりした。恐らく罪の意識というか、倫理的なものが違っていたのかもなあ。

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わりました。読みにくく手が進まなかったのは最初の2ページだけ。そこからはどんどん引き込まれていったし、物語も加速していった。 言葉に出来ないほど劣悪な家庭環境から始まり、どんどん1人に近づくほどに、生きる術を見出していくカイア。ひどい父であっても、優しい瞬間があり、思い出があり、その対比がとてもかなしい。どんなに良い瞬間があっても、カイアの周りから人が去っていってしまうのはあまりにも苦しかった。テイトのバカ、とは一概に言えないほど自分も大人になってしまった。信頼回復もまた難しい。しかし、彼にも彼の辛いバックグラウンドがあり、カイアと通ずるものがあった。 そして物語序盤の不穏な展開が足音を立てて近づいてくる中、またチェイスとの楽しい時間もあり、この描写が憎たらしくも輝いて見えるのだが、やはり悲劇的な瞬間は起こってしまう。 裁判編からは読む手が止まらなかった。真実は如何に、あまりにも出来過ぎているが、まさかそんな。テイトなのか?いやはや事故なのか。読み進めれば進めるほどわからなくなっていく。からの衝撃のラスト。震えてしまった。でも、やっぱりハミルトンの詩があまりにもカイアの心情を謳っているので気になっていたが、そんな結末だったとは。うーん。でも良かったんだ。頻繁な生物描写との重ね付けと伏線回収。いや〜よかった。

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    靄がかかったピンクとブルーの表紙が印象的で、読んでいる間中その湿地のイメージが頭の中に浮かぶ。「ザリガニの鳴くところ」とは生き物達が自然のままで生きている場所のことを言う。カイアは湿地に生きる他の生き物と同じように本能を備えた生物であり、しかし同時に孤独に耐えられぬような深い悲しみを抱く人間でもある。チェイスを殺めたことも、テイトを許し受け入れたことも、その2つの結実であるように感じた。孤独な人生に向き合い、湿地を愛し励まされながら生きた、強く美しい女性の物語であった。

    3
    投稿日: 2025.02.08
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    久しぶりに良い小説に出会った気分。 鳥の羽根や自然の美しさ、残酷さの描写が胸にグッとくるのは、動物学者の作者しか書けない素晴らしさ。すごかった。 後半、犯人が誰かわかってしまったのだけど、この本は犯人当てをするものではないですし、じゃあなんだと言われても困るのだけど、単なるミステリーではないことは確かです! 日本人の私には湿地がなかなかイメージしにくかったのだけど、装丁のおかげでなんとなくイメージできました。デザインは大事です!

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    うん、よかった。一人で生きることへの底しれない恐怖、生き物の哺乳類の、つまり同属のぬくもりへの憧憬と必要性、若さゆえの根本的な性衝動、などなど丁寧に描き込まれていて無理なく理解出来る。映画で納得できなかったあたりも解消できたし。ただこれだけ書き込みながら、彼女が自分の罪というものを一切考えなかった点は、なかなかすごい。自然の偉大さ残酷さ美しさ厳しさは、罪など蹴散らすものだから。

    3
    投稿日: 2025.02.07
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    映画化になっててCMを観た感じだとミステリーなのかと思いきや、それだけじゃ全然ない! 自然描写が素晴らしく、動物や昆虫の生態や、差別問題、少女の成長記録、恋愛、家族愛、詩的文学、などなど一言では言い表せないいろんな要素が詰まっている。 読み応えがあって素晴らしい小説でした。

    9
    投稿日: 2025.02.05
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    この記事は、もう一つのブクログ「文学・歴史:koishi-2018の本棚」と同じ内容です。 ~ ~ ☆ ~ ☆ ~ ~ 詳細は「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。  → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1561.html 2020/11/04 友人のTwitterに紹介されていたので、読んでみよう こんな世界があるのかと、びっくりしました。 濃密な自然の中で孤独に暮らす少女、「カイア」  その描写は独特で、森や湿地の匂いまで感じられそうです。 でも、人間とのトラブルがカイアを 思いがけない窮地へ。 わりと厚い本で、最初淡々と進むのに 読み続けることができず、つい ごっそり飛ばして最後の数ページへ。  青春時代の苦難の後、長い人生を生きたテイトとカイア、幸せだったのかも。  映画化されたらいいな と思っていたら 嬉しいニュースです。  → 映画版 「ザリガニの鳴くところ」 2022年夏公開 2021年5月24日 https://eiga.com/news/20210524/6/  ⇒ 映画「ザリガニの鳴くところ」を見る ~ Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/5507fae0925a4caadf5595ead0715d9d ディーリア・オーエンズの本 「カラハリ─アフリカ最後の野生に暮らす:マーク オーエンズ&ディーリア オーエンズ (著)」  → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1562.html

    2
    投稿日: 2025.01.25
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    景色の描写がとても綺麗で好き♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ 健気に生きる主人公に力をもらった 最後の展開にびっくりしました!

    1
    投稿日: 2025.01.21
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    ミステリというか、カイアの成長記というか、生物や自然を描いた文学というか。すごく濃厚で深い。たくさんの要素が散りばめられた天才的な小説だと思った。星5です。

    3
    投稿日: 2025.01.18
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    カイアが感じた恋心や家族との繋がりを、自然の「生物」としてどういったものなのかと紐づけて読み解いていくお話だった。

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Audible にて読了 家族に置き去りにされたカイアが、ひとりぼっちで湿地を生きる物語。主人公の感情が言葉や行動、詩として繊細に表現されており、感情移入してしまい読んでいて苦しくなるや泣きたくなる場面が多々あった。 特に印象に残っているのは、釘を踏んでしまった際に、破傷風におびえながら海水の泥に足をつけ続ける場面。死の恐怖を前にしても誰にも頼れず、無知な少女なりの方法でひとりで耐えなければならないことが悲しかった。 テイトと関わって世界が広がったことにより、さらに深い孤独を感じるようになり、心は難しいなと思った。

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    自然の細かい描写が凄く良かった 生物としての「性」とは何なのかを問われているように感じた。カイアが湿地と一体化していて、かつ湿地が一つの生物であるかのようにカイアを包み込む感じも魅力的に感じた 個人的なことだが、まだ本を読み始めた段階なので 読むのに時間がかかった。 ある程度、本を読む行為が増えたらまた読みたい

    9
    投稿日: 2025.01.01
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    natureとwilderness どちらも手付かずの自然を表す単語。この物語は、舞台が人の住むところじゃない意味でwildernessだと思うし、独りきりになった少女が親しみ、慈しみ、学んでいく対象も、神聖なイメージがあるnatureよりも、人を寄せ付けず、素っ気なく、荒々しいwildernessな気がする。 カモメたちが友だちかあ。孤独は人恋しさと紙一重。親しい人が去っていく境遇ならなおさら。悪いヤツに引っかかってしまうよなあ…  この娘は極端な境遇だけど、親や兄弟、周囲に「ああなりたい」って大人がいなければ、失敗したり、後悔したり、諦めたりしながら、人生の歩き方は学んでいくしかないよな。「自分に正直に、風に逆らって生きる」ってそういうこと。 サスペンス仕立てで、特に後半はリーガルサスペンス(ジョン・グリシャム好きだった!)なので、どんどん読めていけるところは秀逸だと思う。数千万部売れた作品だけはあります。ただ、サスペンスなんだから、途中からオチがみえちゃう腰帯は残念かな。

    0
    投稿日: 2024.12.28