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総合評価

403件)
3.3
37
120
166
41
13
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    面白かったー。 美味しいドーナツを食べたくなった。 どういう感じで終わるんだろう?と思って読んでたけど意外とあっけなく終わった。

    0
    投稿日: 2024.09.12
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    これぞ王道、湊かなえ作品だなと思いました。 会話形式で読み進めるのが楽です。今を風刺してるよね、、、

    0
    投稿日: 2024.09.02
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    章ごとに視点が変わることや、話し手の名前が最後までわからない場合もあったため、とても読みやすい文章ではあるのだけど、読むのに時間がかかってしまった。しかし、読んでいくにつれて話が噛み合ってきて、それぞれの認識してる事実が食い違っていることも面白かった。

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    湊かなえさんっぽい文章だった。 少しずついろんな人から情報を得て何があったのか。。どんな人物なのか知っていく。。聞き込みみたいで楽しい。それぞれの言葉だからこそ、ズレがあるのはリアルだなと思う。 太っていることが悪なのか悩んだ少女の結末が辛いものだった。。

    18
    投稿日: 2024.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フィーダー(子を意図的に太らせるタイプの毒親)が複数人出てくる でも話の焦点はルッキズムやらなんやらだし子を太らせる虐待は存在しないみたいな感じだし(周りの大人達が虐待だ!って騒いでるシーンはあったけど)なんだかモヤっとしたまま読了 登場人物は皆心が弱くて醜いので読んでいて疲れる ほとんどの章カウンセリングという体で会話してるのだから弱さと醜さが剥き出しで当たり前かもしれない 現実世界でカウンセリングを生業にしている人は一体どれだけ日々心を擦り減らされているのだろうか 小説でチラと浴びただけでこんなに疲れるというのに 弱さと醜さと都合の良さこそが人の本質であるなら私はやはり人が嫌いだなと思ってしまう 本質は別にあるもしくはそれらこそ愛おしいと思える人はこの本を楽しく読めるのかもしれない 不倫やら浮気やらが苦手なのもあって「苦手な要素が多い=私向けではない」の意味で感情的に星2にしてしまったけどしっかり読みやすい本ではあった 人を選ぶ本かな

    0
    投稿日: 2024.08.16
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    ドーナツに囲まれて自殺した女の子の真相を知るために、美容整形外科の先生が様々な人に話を聞いていくお話。 語り文ばっかりで、最初は、?ってなったけど、読んでいくうちに、「ああこの人はこの人か。」となる感覚が好き 色々な角度から女の子に関する情報が集まっていったり、この人とこの人は繋がっていたんだとなったり、が面白かった 人と人のすれ違いの様子と、それぞれの視点での意見を見ることができる。実際に人と喧嘩する時もこんな感じだと、リアルで恐ろしいなと思った

    0
    投稿日: 2024.08.14
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    人間の言葉や行動は、全てが表れているわけではなく、裏があるなぁと改めて思った。 とっても日にちをあけて読んでしまったので後悔。 数日で読み終わったら、また違った感想・評価だったかもしれない。 少し難しい部分もあったが、話はおもしろかった。

    3
    投稿日: 2024.08.13
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    インタビュー形式。少し読みづらく感じたけど、1日で読めた。 久しぶりに本を読んだので期待し過ぎたかも…

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    インタビュー形式で進んでいく展開が斬新でした。個人的にはどろっとした人間の本性を書かれるところに惹かれます。本作もそのようなところがあり楽しませていただきました。

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルとなる"カケラ"。これどうい意味でこのタイトルにしたのかずっと考えてるけど原石の意味なのかな?結局今でもわからない。 すーーーっごいイヤミスでほんとモヤモヤで嫌な終わり方で最悪(イヤミス好きには褒め言葉)だった、、、。

    2
    投稿日: 2024.08.02
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    結末を知り、苦しすぎた。これがイヤミスか〜 ルッキズム、親子、男女、先生と生徒、いろいろ考えさせられた本。 一貫して、美容整形外科の橘久乃さんと話してる人の一方的な語り口調の物語で新鮮だった。 あとがきで、医者のカウンセリングのようだと言っていて、たしかになと納得した。 医者って患者の話を聞いてうまくまとめて導くすごい仕事。 美容整形も幸せになる手段だったらいいのだけれど、その基準や周りの評価がわからないから難しいところ。 とにもかくにも自分の経験だけから意見を押し付けるのはやめようと思った。相手の正義に耳を傾けよう あなたというカケラがぴったりはまる場所は、必ずあるからーー。

    0
    投稿日: 2024.08.01
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    容姿だけで相手の考え方や価値観、過去と未来を勝手に想像してしまっていた自分に気付かせてくれる作品だった。人の言動にはそれに至った理由が必ずあること、人との出会いがその後何年も影響し合って互いの人生を変えていくのだと改めて思い知らされた。 SNSの普及からかルッキズムが強調されつつある昨今、美しくあることが必ずしも幸福だと言えるのか、幸福の本質とは自分の中に答えがあるのではないかと考えさせてくれる作品だった。とても興味深く、面白かった。

    1
    投稿日: 2024.07.29
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    美容外科。 それは甘美で、同時に一定の嫌悪感を抱かせるもの。 私もこの歳になってもいつも思うのだ。 もう少し輪郭が良かったら、鼻が高かったら、下半身の脂肪がなかったら。 レーシックも脱毛も歯科矯正もシミ取りもやった。 そしてそれらはやればやるほど自身の欲望をさらに肥大化させる。 家族は別に今の私のままでいいと思っているようだし、チヤホヤされる年齢でもない。 どう考えたって自己満足なのに、そこにはいつも他者の価値観が見え隠れする。 本作は自意識と、他者の価値観がクローズアップされる。 少女はなぜ自死を選んだのか。 答えは明確に示されることはない。 はっきりと示されるのは、300頁、「基準を他者に委ねないで」ということ。 カケラがはまる場所は必ずある、という希望のメッセージは、とても心強い。 だが、今、この基準でないといけない、と思っている人にとっては虚しく響くだろう。 見る人によって本作で起こる事件はいかようにも変わる。 本作の解説には、友利新医師が起用されている。 現役の医師(そして主人公のモデル)から見た本作の姿と、全くの素人である読者の私とではまた違う視点で物語は見えるはずだ。 モヤモヤと、嫌悪と、自分と他人の見え方の違いを明らかにさせる作者の手腕に、今回もイヤミスならではの気分にさせられた。

    5
    投稿日: 2024.07.26
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    ドーナツと中華料理が食べたくなる!第2章くらいまではちょっと退屈だったけど、第3章を乗り越えると後半の方が面白かった、けど湊かなえ作品だとほかにもっと名作があるなあ。友利新先生が解説、これはちょっと面白いです。

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    湊かなえ作品を初めて読んだ。最初に読むべき本ではなかった気がするけど、文芸誌を買ってた時に掲載されてたので続きが気になっていた。(途中で買わなくなったので) こういう美容整形に関する話は女性中心になるよね。ルッキズムが蔓延りすぎてる現代にはぴったりな話ではあるけど、殆どの登場人物に不快感がある。 一見まともに思えた萌も太った有羽を見てあんなこと言うのは、姪の健康を気にしてたとしても失礼すぎるだろ。 最初から久乃にいいイメージなかったけど、こういう女いるよな〜と読んでて想像しやすかった。いじめっ子ほど華やかな職業に就いて人生成功してるんだよね。あらゆる人物が言っていた久乃の「キョトン顔」は実際見たら腹が立つだろうな。でも本人はいじめっ子の自覚ないだろうし、美人だから許されてきたことに気がついてないだろうな。キョトン顔ってそういうことだと思うし、過去の自分の言動を顧みたら地元の知人に話を聞こうなんて思わないよ。 各章の登場人物を他の章の登場人物がボロクソに言ってるのがすごい。本人の語りだけでは気が付かない、他者からの目線ではもの凄い性悪にしか思えないような人ばかり。 八重子の人生は散々だな…好転したかと思えば絶望に叩き落とされるし、久乃が会いに来たのなんて地獄でしかない。吉良親子の復讐に利用されてたと言ってしまうのは簡単だけど、その親子二人ともちゃんと八重子への愛情や信頼はあったと思う。親子は責任持って全て萌にちゃんと説明しろよ…怒りの矛先はクソ父親に向かうべきだろ… ただ、連載として読んでいた時の「有羽はなぜ自殺したんだろう」という謎への期待はそこまで満たされるものではなかったかな。有羽だけではなく八重子もそうだけど、ルッキズムで苦しめられたことと精神のバランスの崩壊のタイミングが悪かった。あとはクソ父親とクソ教師。 八重子はマスコミに久乃の過去バラして良いと思うぞ。

    0
    投稿日: 2024.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなか気持ちが入らず読み進めずらく、ちょこちょこ読みで3ヶ月ほどかかってしまった。 美容整形の先生との会話形式だけど、時系列を理解するのが最初はむつかしかった。 後半はおお、なるほど!となりました。 みんな自分の目線からの自分の価値観があるので 真実がねじ曲がって解釈されていくのかなと。 結果面白かったです。 湊かなえ先生の作品は大好きです。 そしてあの方の作ったドーナツがどれほど美味しいものなのかたべてみたくて仕方ありません。

    0
    投稿日: 2024.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「美容整形」がテーマの湊かなえ小説という事で発売前から心底楽しみにしていましたが、これ「脂肪吸引」の話だね。事件との繋がりも無理矢理感あっておもんなかったです

    0
    投稿日: 2024.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・あらすじ 美人美容外科医としてテレビなどでも活躍する久乃。 故郷は小さな田舎町だが、そこである女性がドーナツに囲まれて自殺するという事件が起こった。 女性がなぜ自殺をしたのか、なぜドーナッツに囲まれていたのか。 客として訪れた同級生、妹、有羽(自殺した女性)の同級生、久乃の元彼とその息子、有羽の高校と中学の担任、有羽の母親と母親の親友など関係者から話を聞くことで久乃は自殺の真相を探る。 ・感想 口話形式なのでスラスラ読めた。 読みながら「みなさんよくまぁこんなにベラベラと嫌味に喋れるもんだわ」と感心してたw 外見至上主義、ルッキズムに侵された現代を批判的に書いた湊かなえらしい作品。 それぞれの関係者の主張の食い違いにより事件の真相が判明し、ラストにドンデン返しがきて最後はイヤミス的な話なのかと思ってたけど、そういう話ではなかった。 いかに人間はそれぞれ好き勝手に自分の先入観と思いこみと価値観と偏見で他人や出来事を断定しているか。 そしてそれらがどのように有羽を追い込んだのか、を想像させる話だった。 ルッキズムに苦しんでいる人間は多いし、自分が前向きになるのなら整形はありだと思う。 でも人間が苦しむ原因全ては「執着心」だし、そこをどのように自覚し、ある程度の段階で妥協出来なければその苦しさからは一生向き合えない。 人間の欲望には果てがないから「もっともっと」と思ってしまう…。こわっ! しかも今回の話に限っては当事者は己の外見に「全く悩んでなかった」というのが肝のように思う。そこがより恐ろしい。 身勝手な意見を押し付ける大人を「この外見さえ変えればあんたたちは満足なんでしょ」という動機で美容外科を訪れた有羽の心境を想像すると辛いな。

    1
    投稿日: 2024.06.17
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    金太郎飴が切っても全て同じなのと違い、人間は見る角度、深さで全く違ってくる。 自分の目から見た事実ばかりが真実じゃないのかも。 人を理解する事は難しい。 話の展開は単調で、心を揺さぶられる事はなかった。

    0
    投稿日: 2024.06.12
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    自分が思っていることと、他者から見たことは全然違う。 有羽が自殺してしまった理由がよくわからず、解説を調べて意味がなんとなくわかると気味が悪くなった。悲しい。 先生苦手。

    0
    投稿日: 2024.06.11
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    湊さんらしい ゾクゾク感がくる!と期待しすぎてしまいました。 きたきた。ここから始まる!と思ったのに始まりませんでした。

    0
    投稿日: 2024.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独白だからこそ見える、人の内面。事実はひとつでも個々による視点で違う物事のようにも見える時がある。 思いやりが少ない独白の中にも、相手を想う気持ちを持った人がいて救われるのだけど、あと一歩想いを口に出して欲しかった。その一歩がどこかであれば、きっとなにかが変わっただろうに……と思うとやりきれない。 パラレルで構わないから、有羽ちゃんと横網さんがまた一緒に暮らせるようになったエピソードが読みたい。

    1
    投稿日: 2024.05.28
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    湊かなえ好きだけどこれはあんまり。色んな人の視点で自殺した子の話を聞くって感じだけど、いまいち理解できなかった

    0
    投稿日: 2024.05.18
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    有羽ちゃん、、、ってなった 苦しい悲しい そんな事件 各々の欲望と正義と自己保護が絡み合ってできた 悲しい事件、、 有羽ちゃんは自殺しなくて済んだと思う だけど、惜しくも自殺のおかげで、 (言い方はちょっと嫌だが) 絡み合っていた各々の想いや考えが解きほぐされていくのがなんとも切ない、 有羽ちゃんは本当に素敵な人だし、 有羽ちゃんを取り囲む様々な人も素敵だった ただタイミングや自我の交錯によって 生まれた切ない死 こんなことが起きない様 伝えるべきことは相手に伝わる様に言葉や行動で示さないとな、と思った 有羽ちゃんが自殺した直接的な理由に関しては明記されてなかったけど、 やっぱり最愛のお母さんに拒絶(?)されたのがいちばんのショックだったのかなあ、、 両思い(恋愛的ではなく)だったのに辛い

    0
    投稿日: 2024.04.15
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    こういう話の構成好きだなぁ 自分を見つめ直したい時にまたよみたいなと思った。そういう話ではないのだろうけど。

    0
    投稿日: 2024.04.09
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    美容整形外科医が、自殺した患者について関係者に話を聞いて回る…という話で、それら関係者たちが話した内容の口述筆記というスタイルになっている。 説明口調で不自然な発話だなと感じる箇所がいくつかあり、話の内容に集中できなかった。

    0
    投稿日: 2024.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポ良く登場人物が喋りまくる事で、聞き手がどんな人物かが分かっていきます。そして最後にはあっと驚く事実が突きつけられた。母としてだけではない真実。亡くなったママも、育てのお母さんの、それぞれの本当のところ。凄い作品でした!

    1
    投稿日: 2024.04.01
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    湊かなえさんの本の中ではあまり好きな方ではなかったです。 ルッキズムがテーマで、喋り口調で進んでいく本。 キャラクターもあるのかもしれませんが、読みにくい話もありますし、読みやすい話もあります。 最後がやはりモヤっとします。 自殺の原因にするには微妙で、不慮の事故だったという方が納得出来そうです。

    13
    投稿日: 2024.03.30
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    湊かなえ作品では、代表作となる「告白」に近い形で、登場人物の1人語りで楽章の物語が展開される。 「しらゆき姫殺人事件」でもそうだが初期に比べて、中期から最近にかけては社会問題に切り込みながら物語が展開されるケースが多い印象があり、本作品も該当すると感じた。 美容整形についてを中心かと思いきや、いじめ、いじり、自身の正義の押し付け、など様々な身近な現代の社会問題にもふれている。 基本的に主人公は最初と最後のみ話しており、終始、主人公に相対した登場人物の語りで進行しているため、読みやすく一気に読めてしまう。 読後感は人を選ぶ印象だが、うまく話がまとまっているため、読みなれていない人にもオススメできる一冊。

    0
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読んだ。 湊かなえ作品は文章がすごく読みやすい。 本当に好きな文章で、登場人物の関係図が完成する瞬間は読んでて気持ちがいい。 出てくる大人全員が無意識に無神経。 あとはドーナツがとにかく美味しそう。食べてみたいね。

    1
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドーナツに囲まれて自殺した1人の少女を巡って関係者に話を聞いていく、口話形式。 関係者の人数や繋がり、無駄話が挟まったりと、途中頭がこんがらがってしまった。 整形、ルッキズム、自分の正義、主観と客観 皆それぞれ自分のフィルター越しに世界を見ている。人の数だけ違って見える。 自分の理想の形が必ずしも他人にとってもそうではないということ。 言わんとしてることはなんとなくわかるけど、驚きも胸に来るものもなかった。

    9
    投稿日: 2024.03.21
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    お得意の主観インタビューからの掛け違いイヤミス 今回は登場人物が多い多い ネタバレサイト見て緻密さを痛感 ‥が本作はなんか共感できず消化不良 ルッキズムは自己肯定のバロメーターの一種? 琴線メモ ■ ドーナツはおやつだけじゃなくて、魔法の道具でもある ■外見だけを表しているのではなく、内面だってピースの形に現れる。長所があり、短所があり、好きなものがあり、苦手なものがある。 そうやって、自分というカケラができあがる。 ■自分の理想の形が必ずしも他人にとってもそうではないということ。 同じ形が揃えば揃うほど、絵は作りやすい。このピースはここじゃなければならない、という決まりがないのだから。だけど、そんなパズル、つまらないと思いませんか。できあがった絵もつまらなそうじゃないですか。

    53
    投稿日: 2024.03.21
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    すんごい読みにくくて1回挫折したけどやっぱり諦めたくなくて再読。最後まで読んでやっと楽しくなる感じ。しんどかった割にモヤッとする最後。湊かなえ初読なので、読後考察する楽しさがこの人の良さなのか?

    8
    投稿日: 2024.03.17
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    証言の人数が多いので混乱するところもある。 近年のルッキズムの傾向について考え直すことが出来る作品。

    2
    投稿日: 2024.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自己意識と他者からの認識の差が大きなテーマ。 所詮自己肯定感の高い人とは分かり合えない。過去にぐちゃぐちゃにされた自己肯定感は足跡をつけられたセメントのようなものだ。どれだけ上にセメントを塗り重ねても、形を変える努力をしても、固まってしまった古い足跡が消えるわけではない。どれだけ取り繕っても、自分を騙したつもりでも、ひょんなことから表層が欠け、奥深くに隠していた足跡が剥き出しになる。 一般的な状況説明を含む内的世界の表出(本音であり事実)ではなく、インタビュアーのいる語り手だから建前であり、取り繕いが生じる。強いバイアスが物事を歪めている。寄り添いたくもないような登場人物たちの汚い感情が流れ込んでくる。 インタビュアーも事実に関係のない第三者ではなく、語り手と関係性のある当事者であり様々な思いを抱かれている橘久乃だからこそどんどんおかしなことになっていく。橘は生じた事実を聞いているのに、語り手は橘への陰性感情を、自分語りを抑えられない。 湊かなえは自己肯定感の差がある登場人物たちを書き分ける力が圧巻である。登場人物たちが肉を持ち、声を持ち、わたしの中でひとりの人物になり語りかけてくる。人間には良いところも悪いところも好きなことも嫌いなこともある。その通りだ。だがそれを受け入れられず否認するのも人間だ。真っ向から自分と向き合ってセメントの傷がほぼなく、その傷をも武器に変える橘先生についイライラしてしまった(褒め言葉)。 各々が登場人物それぞれに対しどのような印象を抱いているのか、ひとつのエピソードを取ってもどのように感じたのかをまとめながらもう一度読んでみたい。 わたしは解説を読むのが好きなのだが、誰でも書けるような薄っぺらい解説が一番むかついた。これもわたしのバイアスに基づいた歪んだ感想である。

    1
    投稿日: 2024.03.08
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    すべての文章が会話、しかもひとりが語る形で綴られていてすごい新鮮だった。 主人公の同級生の娘の自殺の原因を色々な人との会話を通して探っていくような感じで、語る人によって意見が食い違うのが面白かった。 結果としては主人公の同級生、自殺した子の母親の幻覚によって誤って殺害された感じだったんだけど ちょっと投げやりだなーって思った。 自殺した子の心情とか細かに綴られてるのに最後突然ミスって殺しちゃいましたーって感じ でもめっちゃ面白かった どんどん読み進められた

    0
    投稿日: 2024.03.06
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    2時間半。 いろんな人の目線から、ある親子について語られて、ぼやっとしか輪郭からだんだん形作られる感じ。人の根幹は変えられないんだなと思う。

    1
    投稿日: 2024.03.02
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    読むのが苦痛になってくる。 とりあえず最後まで読んでみる派だけど、これは流石に無理っ!って投げ出した。

    1
    投稿日: 2024.02.26
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    ルッキズムの話がメインではあるものの、それと並行してそれぞれの登場人物の性格(性質)が捉える人によって異なるという、内面にも焦点を当てた作品でした。 タイトルでもあるカケラというワードには直接言及される場面があったが、読み終えてみれば、それぞれの独白がまさに"カケラ"で、真実を辿るためのピースだったように思える。

    2
    投稿日: 2024.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少女がドーナツに囲まれて亡くなった。 美容クリニックの医師、橘久乃が色々な人に話を聞きます。 人の外見がテーマです。 外見については本当は何が正解で、何が間違いと言うことはないはずです。でも、太ってることに対する意見は厳しいものが多いです。そうした攻撃は人の心を傷つけます。 自分の経験からの思い込みで間違った正義を振りかざす担任がキツいです。でも、父親が1番悪い。父親が独白しろ!と思いました。 構成がちょっとわかりづらいです。何故、久乃は話を聞いてまわっているのか?最初から説明があってもよかったかもしれません。 自分の正しいが本当に正しいのか、考えさせられました。

    7
    投稿日: 2024.02.18
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    これをドラマや映画にするとなると、どういう撮り方をするんだろうか、とずっと考えていた。主人公の音声はなく、ずっと聞き役。1人の少女の自死をめぐって周りの人間が好き勝手に色々なことを喋っているのをずっと聞いている。これを映像化するのは、至難だろうな、と。

    0
    投稿日: 2024.02.18
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    伏線がありとあらゆるところに張り巡らされている、ミステリーという枠にとどめるには勿体無い、ルッキズムに焦点を当てたものかと思っていたけどもっと本質的なところを刺して来た、面白かった。 全てが独白で進んでいく中でそれぞれの自意識が事実を歪めているのもそれを全て久野先生の視点で感じることができるのも見事 結局久野先生がなんでこんなに有羽の死について聞き回ったのかはわからなかったな、色々取りこぼしてそう、また読み返したくなる それぞれが持つ久野先生の印象や性格とプロローグ、エピローグから久野先生自身が自覚してる性格にも乖離がありそう

    0
    投稿日: 2024.02.07
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    話し口調で物語が進んでいく。最初は慣れず、話し口調で進んでいく物語に違和感を持ったが進んでいくにつれてそれぞれの人物の人柄が見えてきて、物語を進める手が止まらなかった。 自分から見てる自分と他人から見た自分の見え方はこんなにも変わるのかと感じた。故に、自分も他人から見たときにどう言う見え方をしているんだろうと気になった。 物語の中から八重子(母)の人柄をわかってきた故に最後の結末は悲しかった。誰も救われない。表面上、噂ばなし、自分で経験した事でしか人を判断できずにその価値観を押し付けることがどんなに苦しいことかとも思った。 誰かが救われる未来を願ってしまった。 後、この物語を読んだらドーナツが食べたくなって、ドーナツの真ん中から何が見えるか覗いてしまった

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    再読。 女性なら誰しも悩んだことがあるであろう、ルッキズムを題材に物語が進行。 どんな見た目でも、自分が自分を愛せるマインドがあれば幸せ。

    0
    投稿日: 2024.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30手前の私でさえルッキズムを感じることが多々ある今の時代において、多感な年頃の子どもたちは私がその子たちと同じ年では抱かなかった悩みがたくさんあるんだろうなと。 いじりはいじられる側に得がないといけないというのはすごく納得がいった。中学生時代にいきすぎたいじりを見て、それはいじめじゃね?って思ったことがあったけど、いじりといじめの違いを明確に言葉で説明することができなかったのを思い出した。 幼い頃や学生時代の経験や周りの環境ってその人の人間形成において、ものすごく重要な影響を与えるのだなと改めて思った。自分はまだ結婚もしてないし子どももいない身だけど、人の見た目をとやかく言ったり、馬鹿にする気がなくても無意識に傷つけたりすることもあるということをきちんと教えたいと思った。 でも、これだけ見た目はその人の個性だとか、容姿に口出しするなとか言ってても、実際は可愛いとか痩せたねとか目がおっきいねとか言われると嬉しい自分もいるんよな、、、、、なんか一生解決しそうにない難しいトピックだなとかも思うし、それを使って人の嫌なところをグサグサと抉ってくるのが湊かなえさんぽくて、読了後は色々考えさせられた。 あと、この形態の本はやっぱり少し読みづらい、、、でも同じ形態でも贖罪はあんまり止まらずに読めたのは何でやろうな、、、湊かなえさんが好きだから気合いで読み切った。 有羽ちゃん、本当に心の綺麗な子だったのにな、、、あの先生に出会わなければとどうしても思ってしまう。あと、サノちゃんはどうしてここまで色んな人の話を聞いて有羽ちゃんの死の真相を知りたかったのかな。自分が施術したから自殺したって思いたくなかったから?っていう感想を見たけど、そんなことサノちゃんが思うかな、、、痩せたいという本人の意思とその経緯を聞いてから施術をしたから、間違ったことはしてないと思ってるし、ただ本当のことを知りたかっただけ?それだけでこんな苦労して聞き込みするかな、そこだけ気になった。

    4
    投稿日: 2024.02.06
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    「太っている」ということで周りの評価やレッテルに悩むルッキズムに関する話なんだけど、私からしてみるとすれ違いによって起こった不幸な事故による親子の物語だった。 有羽の親に対する想い、八重子の子に対する想いがボタンのかけ違いのような些細なことでズレていく悲しさ。 第7章は、本当に悲しい、虚しい、辛いの一言。 全ての状況を知っている読者だからこそそれぞれの言い分がわかるけど、本人たちからしたらただ良い方向に進もうとしただけなのに上手くいかない絶望感。 悲しい。 子を持つ親としては、小説なのに有羽のことを想わずにはいられなかった。 あらすじ 少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言。 太っていた同級生・横網八重子の思い出と、その娘の有羽が自殺したという情報だった。 少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言と、見え隠れする自己正当化の声。有羽を追いつめたものは果たしていったい――。

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    主人公が聞き役に徹するという今まで読んだことないストーリーで考えながら読めた一冊。 SNSとかで他人と自分を比較してしまう人やそういった人の気持ちがいまいち分からないという人にも読んでほしい。自分の中の価値基準が曖昧だと社会の価値基準や声の大きい意見にすり替えられちゃうよなって読んでて感じた。SNSのいいねで一喜一憂したりとか。 もちろん人の数だけ正義があるし、だいたいはその押し付け合い。自分自身が何に価値を置くのか。この本を読んで価値観のはっきりしてる人は素敵に見えるなって改めて思った。

    16
    投稿日: 2024.02.04
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    今まで読んだ湊作品で1番残念だった(泣)続きを読みたいって気持ちにならなかったから、通勤中途切れ途切れで読み進めて、ようやく意地で最後まで読み切ったけど、結局なにが伝えたいのか意味がわからなかった。(私には刺さらなかったという意味)ルッキズムというタイムリーな話題にのっただけで、これはミステリーなのか?イヤミスなのか?インタビュー形式で、自己正当化というほどでもないそれぞれの自分勝手な自分語りがつらつら書いてあるだけのようにしか感じられなかった。はぁ。

    2
    投稿日: 2024.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話か進むにつれて、真相が分かっていきます。 話し口調が人によって合う合わないあるかもですが、私は読みやすかったです。 オチはさすがイヤミスの女王スッキリとは終わらせませんでした。

    0
    投稿日: 2024.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    容姿に対する「いじり」をしたこともされたこともある。されたことは内容を覚えているが、したことについては、した事実は身に覚えがあるが、内容はあまり思い出せなかった。現代のルッキズムに対する批判は過剰になりつつあると感じることもあるが、受け取り方は人それぞれであるということは改めて認識させられた。一人の聞き手に回った描写によるメッセージ性を感じた。

    1
    投稿日: 2024.01.22
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    ひたすら聞き手として色んな人の意見を聞いている感覚で、行間を汲みとるのが難しくも楽しかった。 他人の容姿について言及することは誰しも経験があると思う。ただ、その人が自分自身の容姿に満足し認めている限りは、他人が口出しすることではないと改めて考えさせられた。 また、自分の正義を振りかざし、その正義を他人へ押し付ける想像力のない人間にはなりたくないとも思った。 ストーリーの意外性には欠けたかもしれないけど、人と人との関わり合いにおいて学ぶことが多い作品だった。

    1
    投稿日: 2024.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊さんの作品は、とにかくあっという間に読んでしまう。 登場人物から聞き取りをする形で物語が進行。 根幹に、美意識と欲のジレンマに悩む女性たちの本音が含まれていて、他人事ではなかった。 1人の幸せな少女の笑顔を奪った教師。 私も、教師からのいじめを受けたので、とても複雑な気持ちで読んでいた。 誰が悪者という訳ではなく、嫉妬と固定観念で産んだ悲劇だった。幸せって難しい。本人が幸せでも他者の悪意でその幸せの価値観も変わってしまう。

    0
    投稿日: 2024.01.20
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    亡くなった少女は自分が太っていることを全然気にしてなくて、むしろ愛されている証だとポジティブに思っていたのに、まわりが勝手に"太っている=不幸”だと決めつけて少女をどんどん追い込んでいったことが怖いなと思った。  自分の価値観や自分が信じる正義の押し付けが他人を傷つけることを考えさせられた。

    3
    投稿日: 2024.01.16
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    全国の中高生に読んで欲しい作品だと思った。少し前からルッキズムや外見に関することは話題に出ているものの、結局いつの時代も人は見た目に悩まされる(ことが多い)。その考え方を改めるのは非常に難しく、すぐに悩みが消えるわけではないが、少なくともこの本は私の心に刺さったし、是非とも見た目に悩む子に読んでもらいたいと思った。

    1
    投稿日: 2024.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の体型や顔のパーツ等ルッキズムに囚われがちなので、個人的に刺さるフレーズが多い本だった。 醜美でも、整形することの是非でもなく、自分が好きな自分が生きていける場所を見つけること、自分がなりたいように生きていくことが1番尊いが故に難しいのではないかと感じた。 引用 “そもそも、どうしてみんな、太っていることが悪いって決めつけるの?” “必ず守らなければならないことは、片手で数えられるだけに留めた方がいいのではないでしょうか?” “目が原因ではない?問題はそこではありません。重要なのは、目が原因だと、本人が思っていることです。”

    1
    投稿日: 2024.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストの真相が苦しい。 少女を自殺に追い詰めたのは、容姿に関することへの誹謗中傷や精神病などではなく、大好きな人に拒絶された悲しみ、愛情不足ゆえの承認欲求だったのか。 サクサクよめる。 高校の何人の女教師がどうしてもはらたつ! 自分の正義をふりかざす例

    0
    投稿日: 2024.01.08
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    湊かなえさんの本はドラマは好きだけど本は苦手かも。2作連続、あまり得意ではなかった。作品がたまたま合わなかったのか、、 親子の想いのすれ違い、、 ちょっと理解ができなかった。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    前半がなかなか読み進み辛かった。 女性の枝分かれしまくるダラダラ話がきつかったり、要領を得ない話に思えたのと、 今まで読んだことのない作風だったから。 この本を3分割したとして、その最後の3パート目で盛り返した感じ。 結末は少し心が痛かったな。 明確に言葉には出来ないけど、読み終えて、少し考えさせられる部分もあった。 最終的には面白く、読んで良かったと思う。

    4
    投稿日: 2024.01.04
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    あんまり心に刺さらない作品だった。 けど、美容整形をする人の胸の内、見た目に厳しい社会の実態が包み隠さず描かれていたので、そういったことに対する偏見が少し薄れた気がする。

    1
    投稿日: 2023.12.31
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    日常にも良くいる嫌な人間の描写が素晴らしくシンクロして、それらをメモるのが楽しかった。 あとことドーナツは是非食べたい。

    0
    投稿日: 2023.12.25
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    事実として捉えてるつもりでも実は自分の主観的な意見だったりすることに人は気づかない 一般論、正論を振りかざして理性的な自分って思ってんだろうけど、実は自分の意見を相手に認めさせたいすんごい感情的で傲慢なことに無自覚な人っていっぱいいるし、自分も気をつけようと思った 本としてはずっと語り口調なのがなんとなく自分にはしっくり来なかったけど、こういうメッセージ性が強い作品は好き

    1
    投稿日: 2023.12.21
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    まさに今流行りのルッキズムについて私が感じていたことを湊かなえさんがまとめてくれたという感じ。 小説として読むのではなく、ひとつの啓発本のような気持ちで読んだ方が良い

    0
    投稿日: 2023.12.21
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    ルッキズム(人の価値を判断するうえで外見を重要視する思想)がもたらす影響は怖いと思いました。日本では、太ってるより痩せてる方がいいとか、一重より二重がいいとか「美しい」の基準の幅が狭いと感じます。 内面や外見関係なく生まれ持ったものは違うし、苦手なこと、得意なことも様々。太ってるから◯◯、痩せてるから◯◯といった勝手な決めつけは不要。それぞれに美しさや良さを認められないと生きずらいと思いました。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一人の女性の死をめぐるお話でその関係者の証言からその背景がいろいろな一面があると言うことを知らされる物語。 最初から呼んでいくと途中までは人物関係が少しわかりにくく、読み直して話が繋がる感じで最後のオチはなんとなく腑に落ちない感じもした。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    第三章 似たもの親子 「人生のリセット期間は必要なんじゃねえかな。これまでの自分のことを知らないヤツら相手なら、なりたい自分になれるし、そのために少しは努力しようとも思えるし、それが恥ずかしくないだろ」 「一番質(たち)の悪いのは、出て行った時の記憶のまま時間を止めて、もう何年も経っているのに、昔の印象のまま接してくるヤツだ」 第五章 あまいささやき 「私は自分の心ではなく、体の声に耳を傾けるようになりました。健やかな状態を保つために、何を欲しているのか。逆に、目の前にある食べ物は今必要なものなのか。三食決まった時間に食べることをやめました。散歩をしたり、歩いたり、体の求める運動をしました」心の声と体の声。 第六章 「神様はみんなにそれぞれ違う目を与えてくださっているんだ。でなきゃ、みんなが同じものを欲しがって、奪い合いになるからね」 「高価なダイヤモンドを買わされてもいいと思った。こんな幸せな気分にしてもらえるのなら」 エピローグ 「私だからこそ救える人たちがいるのではないだろうか」 「長所があり、短所があり、好きなものがあり、苦手なものがある。そうやって、自分というカケラができあがる。カケラとカケラがはまって、家族ができ、町ができる。だけど、皆がうまくはまれるとは限らない。無理に押し込むと、周囲のバランスも崩れてしまう。少し形を変えれば、うまくはまるのに。あなたというカケラがぴったりはまる場所は、必ずあるから」

    0
    投稿日: 2023.12.09
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    登場人物それぞれが、他人のことを勝手に判断して自分を正当化しているのがリアルに感じた。 ただ展開自体は大きく驚くようなことはなく、それもまた妙にリアリティがある事は面白いと思ったが、読書をしていて引き込まれていくようなワクワク感が少なかった。

    0
    投稿日: 2023.11.30
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    これは苦しい。涙が出るとか悲しいとかじゃなくて苦しいしかもとても苦しい。本当のことなんて本人にしか分からない、誰が何をどう思ってるかなんて、他者には分からない。いい意味でも悪い意味でもそれを思って理解して人と過ごさないと。こんなに苦しい食い違い、食い違いなんて簡単に表現したくないような事が起きる可能性がある。これは本当に苦しい心が痛い、ほんとに苦しい

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    登場人物が多くて、伏線が散らばっているのでよく理解したくて2周読んでしまった。 ドーナツが食べたくなる。 ドラマ化できそうなお話。 全体的に暗いけど、真相は切ない。

    0
    投稿日: 2023.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久乃さんみたいにめちゃくちゃ美人だけど性格も相まってか周りの人にうっすら嫌われてたり執着されてる人いるよなあとか千佳さんみたいに嫌味のない明るさの美人っているよなあと思いながら読んでました

    0
    投稿日: 2023.11.12
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    ミスユニバースになった経歴をもつ美容外科医 橘久乃がかつての同級生の娘 有羽の自殺について関係者から話を聞くことで話しが進んでいく。それぞれの視点で証言されるため話しが食い違ってることが徐々に明らかになっていくところが見所。 有羽の自殺の真相は?っとドキドキしながら読み進めるのだがその種明かしはちょっと肩透かしをくらった感じだった。 湊作品ということで過剰に期待しすぎたかもしれない。

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1人の女の子の自殺をめぐって話が展開されていく。最初は全く話がつかめなかったが読んでいくにつれてだんだん『なるほど』という感覚に。一人称の語りで展開されていく小説初めて読んでみたけどその人ならではの感情や解釈がなされていて面白い。自分でその語りを場面に当てはめてストーリーを頭の中で作っていくのが楽しかった。外見に対するコンプレックスが作中のキーになってると思う。でも吉良有羽がどうして死んでしまったのかということについてははっきりと理解することが難しい。ラスト1ページでまさかの展開すぎて逆にこの話がよくわからなくなった。

    1
    投稿日: 2023.10.30
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    何年か前に買って、途中で読むのをやめてしまっていたが、再挑戦。 湊かなえだったので期待して読んだが、 かなり期待外れだった。 章ごとに喋る人が変わっていくという珍しい構成だったので、とても読みにくく一気見しないと中々意味がわかりずらい。

    1
    投稿日: 2023.10.22
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    美容外科医のインタビューからなる小説だが、多角的に1人の少女と母親を語る人々。ルッキズムと思い込み。多角的すぎて、少々回りくどい感じて疲れた。おもしろいけどね。(偉そうですいません。)

    9
    投稿日: 2023.10.20
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    新しい語り口調で慣れないせいなのか、読むことが難しかった。ストーリー展開には面白かったのだが、私の頭が悪くついていけないところがしばしば、、、 来年辺りに出直してもう一度読みます。

    0
    投稿日: 2023.10.19
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    登場人物の語り口調で進んでいくストーリーは途中で少し疲れてしまったのだけど、湊かなえさんの本は絶対途中でやめられない…ラストのあの感じを味合わなきゃと読み進めていきました。 やっぱりラストは、イヤ〜ななんとも言えない感じになり、それでも点と点が繋がって線になって納得!というスッキリ感も若干あり、でした。

    8
    投稿日: 2023.10.17
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    湊かなえさんがつくる本。 多角的に主人公(久乃ちゃん)が人々に語られていて、人の人へのみ方は様々なんだなあ、と。 人の悪い噂もいい噂も、実際に会うまで関わるまで、簡単に鵜呑みにしないこと、大切だと教えられた気がした。 ただ、題名の伏線回収が自分的にはよく分からなかったので、少しモヤモヤするような。 この機会にもう一度読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    容姿ごときで一喜一憂する有象無象を嘲笑って悪趣味な気持ちになりたいなーって読んだのに、つらーいになってしまった。。 全員!!!膝を混じえて!!!!話し合って!!!!人の命がかかってるんですよ!!!!!

    3
    投稿日: 2023.10.07
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    それぞれの思いのすれ違いが悲しいけど、これが現実なんだとも思った。自分の考えが正しいと思い込み、人の話は都合よく解釈する。自分や大事な人を守るためにも、うわべに見えてるものだけを鵜呑みにしないことだ。 外見や環境が変わっても、その人の本質は変わらないのかな…

    3
    投稿日: 2023.10.05
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    一人の少女の自死。彼女は何故死を選んだのか。それを知る為に美容外科医が生前の彼女のことを関係者に聞いて回る。それにより、周りの大人たちによって彼女の人生の歯車が狂わされていった様子が徐々に明らかになっていく。 自分の正義を他者に押し付ける行為は愚かだ。 肝に銘じたいと思う。 美容外科医が聞き手に徹底しているため、相手の言葉が所々説明じみていたのが気になった。 この手法を取る限りそうなってしまうのは仕方がないのだが、少々残念だった。

    1
    投稿日: 2023.09.28
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    最後に久乃が言っていたように、自分というカケラが周りの環境にハマっていれば太っていようが、鼻が低かろうが関係ない。って分かってるけどやっぱり痩せたいって思っちゃう。

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの本は、語り手の主観で読み進めてその後に相手が感じたことを答え合わせみたいな感じで出してくれるから面白い。結果から見たら高校の先生は諸悪の根源(言い過ぎ)って感じだけど、個人的には自分の経験談から有羽のことを思ってアドバイスしてる、ていう意味では悪い行動じゃないよなぁと思った。なんにせよ自分にとっては正義でも価値観の押し付けはよくないなぁ、教訓、、、。

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    美容整形をテーマに1人の少女の死の理由を明らかにしていくミステリー。 どの章もすべて主人公が聞き役の珍しい構成。 湊かなえ先生らしく、複数の人物の語りで1人の人物を多角的に描いているので、登場人物に立体感、現実味がある。美容整形を題材にしてるだけあって、登場人物から女性特有の嫌な感じが滲み出てる。こういうのあるよなあと思わされる。 ラスト数ページで期待を裏切られる展開、後味は悪いけど色々考えさせられる。

    0
    投稿日: 2023.09.22
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    僕はルッキズムは良くないと思いながらも、アイドルが好きで自分自身かっこいい友達と遊んだりしてる時に自分がもっとかっこよかったらとか、あの人はあそこが変だよねと人の顔面に口を出すことも少なくない。この話では、自分の価値観を押し付けてくる先生が出てきてすごく嫌悪感を抱いたのですがそれは自分自身にも当てはまるところがあったからだと思う。湊かなえの作品は、こういったどこか自分の醜い内面を引きずり出されお前はどうなんだとみせつけられるからこそ人の心を揺さぶる小説が書けるのだと思う。 今回のお話の構成は徐々に物語の核心に近づいているような感じでとても不気味に進んでいくような感じがすごく引き込まれた。また、登場人物が全員何か闇を抱えてるのが湊かなえっぽくあったと思う。

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    うーん、うーん。最後の「あなたというカケラが」のくだりでそうか、と思いつつ読んでる間は何が知りたいのかイマイチよくわからず、面白さがわからなくて。読み終わったのに再読が必要か…でも今読んでもやっぱりモヤっとの気がする。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    顔面、体型、ついつい美醜を他人と比べてしまう。 でもそれだけが重要なわけじゃない。 太っているから不幸とは限らない。 自分なりの豊かさ、幸せもある。 他人が勝手に想像で判断するものではない。 母と娘のすれ違い。 最後はすごく悲しかった。

    3
    投稿日: 2023.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公以外の複数インタビューから、立体的に物語を考察する必要がある。 読み慣れないスタイルで難しかった。 理解出来なかったので、俺には早かったのかも。

    0
    投稿日: 2023.09.13
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    毎回、伏線回収がすごい湊かなえさんの作品。 登場人物一人一人バラバラでいて実は繋がっている、主人公の久乃が話を聞く形で進んでいくのが面白かった。ルッキズムについて考えさせられた。私自身もやっぱり外見からイメージを作ることがあるし、美形は得るものが多いと思う。でも、自分の人生の豊かさを決めるのは、本当に外見だけ?人それぞれ違っていい、自分だけのカケラ。それを集めて理想の形にしていけるんだよ、そんな問いかけを感じた。

    1
    投稿日: 2023.09.11
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    面白かった。バカリズムさんの芸を見ているようで、どういうミステリーになっていくのか、先を急いだ。さすが、湊先生。人の言葉の裏の裏あたりが面白い。ルッキズムの社会問題への警鐘かも。

    2
    投稿日: 2023.09.03
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    久々の湊かなえさん。主観はこれほど違うものなんですね。ホントに聞かなきゃ言わなきゃわからないんだなあ。。

    1
    投稿日: 2023.09.02
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    初めて読む小説の形式だった。 主人公は聞き手で基本は相手の1人喋り。 複数人との対話の中で、1つの真相に辿り着く。 1人喋りなので、主観的なことが多く、他の人との齟齬、感じ方の違いがある。 読み手によって誰に感情移入するか別れそう。

    1
    投稿日: 2023.08.30
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    全文、会話文で書かれてます。描写はほぼ無いため、会話文から想像を膨らませます。ややノリツッコミ的な会話文があります。描写が無いため、どんな人なのか、どんな付き合いのある人なのかが分かりづらいので何回かページを戻ってみたりしました(笑)

    0
    投稿日: 2023.08.28
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    いただき本 ルッキズム外見至上主義。 美容整形外科医がさまざまな人に話を聞いていく。 ちょうどネトフリで、マスクガールを見ていて、 外見呪縛のどろどろ加減を味わっていたところに、この作品。

    11
    投稿日: 2023.08.23
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    難しい。 一度では関係性をすぐに理解することが難しかった。 章ごとに語る人物が変わっていくが、最後の方になってやっと関係性があること、、キーを気付き、読み返して理解して納得できた。 これ、関係性をちゃんと理解してから読んだ方がきっと面白いから数回読み返したほうが良いのかも?

    0
    投稿日: 2023.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後のなんとも言えない、後味の悪さ。湊かなえ作品の良さが出ていて良かった◎ いろんな人物のドーナツにまつわるエピソードを通して見えてくる真実。読めば読むほど気になって読むのを辞められなくなった。 ドーナツの穴のおまじない?はほっこりした。

    1
    投稿日: 2023.08.19
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    (ひたすらに語られる話は得意じゃないと自覚しました…) 容姿に限らず、目に見えているもの以上の存在を手にして幸せな人も世の中にはいる。自分の物差しで測って嫌な刷り込みをしてはいけないなと。 あと、美味しいドーナツが食べたいな

    0
    投稿日: 2023.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに湊かなえさんの本を読んだけど、「これこれ、この感じ!」ってなった。 期待していたどんでん返し系ではなかったけど、少しずつ紐解かれていく各々の過去と、同じ言葉、同じ出来事に対するそれぞれの違った捉え方が垣間見える人間らしい作品だった。

    2
    投稿日: 2023.08.18
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    ルッキズムが問題視される現代社会に一石を投じる作品。見た目で人を判断することで生じる、偏見、差別、いじめ、誤解、行き過ぎた正義感、、それぞれの内面でうごめく感情を7人の証言を主人公が聞き手として描かれた作品でした。

    5
    投稿日: 2023.08.17
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    全て久乃の話し相手の語り口調で進められている。これを読みにくいと感じた人が多いようだが、 自分が久乃の立場になって、語りかけられているような気持ちになれて、私は本に入り込むことができた。 人の幸せは人それぞれで、それを他人に押し付けてしまうのは間違っていると感じた。 悪気なく、なんとなく言った言葉でも、 言われた側は言った側がすぐに忘れてしまうようなことでも ずっと覚えていて、それに取り憑かれて生きてしまう。 自分も言葉には気をつけなければならないと痛感した。

    1
    投稿日: 2023.08.16
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    現代社会にとても沿った内容でした。そして、「外見」「ルッキズム」について考えさせられる本でした。 今はSNSによって人の暮らしや姿が分かり、自分とどうしても比べてしまう世界にあると思います。 だからそんなに比べずに自分だけをみて好きなように生きよう、というのは難しすぎると思います。自分もどうしても比べてしまう時があります。その解決方法をまだ見つけられないです。 正直、自分は高校の先生の気持ちに同感してしまいました。

    2
    投稿日: 2023.08.16
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    まあまあ面白かった。 主人公(インタビュアー)がどんな性格だったなのかが最後まで掴めず、亡くなった女性がそこまで体重を増やした原因も分からず(体型にこだわりがなかったとは言え、そこまで体重を増やすものなのか)、いろいろ掴みきれずに終わってしまった感がある。

    1
    投稿日: 2023.08.13