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ワンダー
ワンダー
R・J・パラシオ、中井はるの/ほるぷ出版
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総合評価

251件)
4.4
121
75
26
1
0
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    オススメされて読んだけど、もう勧めてくれた人ありがとー!!!! と、全力で感謝した。 こんな素敵な読者時間を過ごしたのは久しぶりだった。 児童書の部類に入るのかな? でもこれを子供だけが独占するなんてズルイっ!と思うぐらい沢山の大人や学生にも読んでほしい。 むしろこの本を子供時代に読んで、大人になった時によみかえせる子が羨ましい… この本はいつか絶対買おう!

    2
    投稿日: 2016.05.31
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    顔に障害をもったオーガストのお話。 障害をもった男の子が初めて学校に通って…っていうパターン的にはわりと王道な話ではあるけど、主人公だけじゃなく、友だちやお姉ちゃん、お姉ちゃんの彼までまわりの人たちの視点で話が語られるから、登場人物それぞれの主人公に対する気持ちとか自分の思いが描かれていておもしろい。結末は想像つくお決まりのパターンだけど、うるっときた。最後の校長先生のスピーチがいい。 話し言葉の一人称でさくさく進むし、文字も大きく訳もわりと読みやすいから、分厚いわりにはすぐ読める。障害があるなしかかわらず、子どもが読んで感じることがたくさんありそうな本。

    0
    投稿日: 2016.05.28
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    生まれつき顔面に障害を持っているオーガスト。初めて彼を見た誰もが悲鳴を上げる。目をそらす。陰口を叩く。 例え悪意がなくても、自分の想像を超えた姿には誰でも戸惑ってしまうと思います。 そういう全ての反応が、彼や家族にはどれだけ苦痛だったか。 しかし彼の素直さと健やかな個性、そして優しく賢い家族の存在や勇気ある友人たちが、彼の環境を少しずつ変えて行きます。 「世界のやさしさに気づいて、ほっとした」というジャスティン(姉の恋人)の想いに共感しました。 正しさよりも親切さを選ぼう。きっと誰でも優しくなれる。

    0
    投稿日: 2016.05.26
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    あまりに公的な評判がいいから、きっとおもしろいのだろうなぁとは思っていたけれど、その通りおもしろかった。 ともすれば重くなるテーマを読みやすい書き口にしていて、登場人物の感情とか、葛藤とか、すんなり入ってくる。 最後の関係性は『ハリー・ポッター』シリーズを彷彿させるような。 男二人に女一人ってよくあるグループ構成なのだろうか。 オリヴィアの「守られるだけじゃダメ」「あんたを中心に世界は周ってないんだから」というところがよかった。 家族のような共同体でなければ言えない言葉だし、誰かが言ってやらなければならない言葉。

    0
    投稿日: 2016.05.24
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    今年の課題図書でした!これで今年は全部読んだぞ! いろいろと考えさせられる内容だったし、主人公や周りの友人視点で進んでいくので読みやすかった!オギーのような立場に自分はなったことがないのでこんなことを考えているのか、と新鮮な気持ちになったし自分の行動や言動を省みるきっかけになったと思います!格言がとても良くて最後ちょっと泣いた

    0
    投稿日: 2016.05.23
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    オギー、ヴィア、サマー、ジャック、ミランダ 韓国映画のように泣かされた。 小説でここまで泣かされたのあったかな? それも児童本で 『人生の新しい規則を作ろうか……いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう』

    0
    投稿日: 2016.05.22
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    いろいろな視点から書かれてるのが新鮮でした。そうよね、お姉ちゃんや彼、友達、一人一人いろいろな考えがあるよね。それを丁寧に見せてくれて、とても読み応えありました。お姉ちゃんのエピソードが印象的でした。それと、ジャスティンの言葉も。また、プルマン家は実に理想的。子供への言葉なんて、理想そのものです。こんな風に対応できてたらな、と遠い目になってしまいました。ハリウッド映画でよく見るような、大団円的なラスト。また、宝石のような言葉がたくさんでてきて、心にしみました。少しだけ余計に親切に、私も心がけます。

    0
    投稿日: 2016.05.16
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    登場人物それぞれの視点ごとで構成されていて、それぞれに感情移入できて読みやすい。 キス&ハグの欧米文化やジョークやたとえが多いのはやはりなじまないけど、ジャックとのオンライン上のやりとりは今風でクスリとさせられた。 アメリカの学校の雰囲気が楽しめたのもよかった。5年生レベル高いな。来年5年生になる長男は、この本理解できなさそうww しかし後半のうまくいきすぎ感はちょっと違和感あり。 最終的に唯一の「敵」になったジュリアン。彼視点のストーリーも英語版で出てるみたいだけど、どうなのかな? ジュリアンもジュリアンママもあまりにステレオタイプに描かれすぎ。高年向けの本なのでわかりやすいキャラづけが必要とはいえ、ちょっと薄っぺらさを感じてしまった。ま、実際にこういう視野狭い子もいるんだろうけど。 異形のものを「キモイ」と思うのも、生理的嫌悪感を抱くのも人間の本能であると思う。けれど、それ以外の視点でその人を判断できるのも人間である。 世界は不平等である。ただし、味方は必ずいる。 (わたしの格言!)

    0
    投稿日: 2016.05.07
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    感動の一冊。 読み始めはアメリカ人の書く小説なので、聖書的というか、自己啓発的というか、綺麗事が並べ立てられている本に過ぎないのかな?と思ったがそんなことは全くなかった。アメリカの小説でこれだけ少年少女の繊細な部分、悩みや成長が描かれている小説に初めて出会ったように思う。 また、アメリカアメリカ言って恐縮だが、アメリカ人の異質なものを肯定する精神には感銘を受ける。

    0
    投稿日: 2016.05.05
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    主人公は、ユニークフェイスの男の子。初めて学校に行くことになり、さまざまなトラブルをのりこえながら成長していく物語…。といっても、内容はとてもシビアでリアル。イヤな奴もたくさん出てくる。いわゆる「感動ポルノ」臭は控えめ。 本人視点からだけでなく、章ごとに話者が変わる群像劇的な構成で、同じ出来事を体験しながらも、それぞれが、それぞれの立場で、どのように感じていたかを描くことで、誤解やすれ違いが浮き彫りになる。 障害学の分野では、「障害」とは、個人が抱える問題ではなく、「社会が作り出しているもの」だと考える。この物語で言えば、入学当時のオギーは、そのユニークな顔によってさまざまな困難=障害にぶつかる。だが、少しずつ理解者が増え、仲間が増えていくに従って、生きていくうえでの「障害」は次々になくなっていき、最後には「障害者」ではなく、「ふつうの男の子」としてみなに受け入れられるようになる。その周囲の人々がオギーを受け入れていく葛藤の描写がとてもリアル。ただの障害者の感動ポルノではなく、もっと大きなテーマを含んでいる。

    0
    投稿日: 2016.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーガストは、両親、姉と暮らす10歳の少年。「顔」を除いては、普通の少年だが、下顎顔面異骨症ほかの問題があって、生まれてから27回の手術を経験し、そのために学校へ行っていなかった。 中学校から初めて学校に通うことになったが、その「顔」のために、辛い経験をする。 しかし、少しずつ仲間が増えていって……。 オーガストの周りに起きる出来事、思春期の少年/少女たちの葛藤を、本人、姉、友人たちそれぞれの立場から描く。 う~ん。アメリカの作品らしい作品です。 スターウォーズほか、アメリカ映画のエピソードが随所に出てきます。特にスターウォーズは、前半、知っていて当たり前のように登場するので、知らないとわかりにくい思いまでします。 ストーリーの展開がわかりやすいです。 最初はほとんどの生徒にいじめられたり、避けられたりしながらも、少数の仲間がいて、がんばっているうちに仲間が増えてくるという話。そして最後には、栄光で幕を閉じるのです。 前半は特に、オーガストの友だちも少なくて、しかもその友だちからも裏切られていたという展開で、読みながら胸が痛みました。 でも、後半はとても素晴らしくうまくいって、少々の障害さえも飛躍のためと思えるくらいでした。 また、少々ひねくれて甘えん坊だったオーガストが、なんか突然(性格が)イケてる男子になっていたのは驚き。 また、オーガストのことで両親に不満を持っていた姉も、彼には純粋な愛を注いでいて、正直現実はこうはいかないのではないかとも思いました。 いじめっ子のジュリアンとその両親以外はみーんなオーガストの味方の「良い人」になりましたが、この平面的な終わりかたには違和感を感じます。 とはいえ、高学年向きの児童書であればこれで良いのでしょう。 文章量が多いのと、扱っている内容が重い(特に前半)ので、中学生向きかと思いましたが、後半軽いので高学年で良いでしょう。ただ、ぜひ、がんばって前半を切り抜けて後半まで読んでほしいです。

    12
    投稿日: 2016.03.14
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    面白かった。 基本、話し言葉、それもこどもの話し言葉で書かれているので読みやすい。 とはいえ、アメリカの子どもだったらみんな知ってるのかもしれないキャラクターだかマンガだか、何かそういうのがわからなくて、ジョークが楽しめない箇所がいくつかありました。 スターウォーズには詳しい方が良さそうです。 同じ事件を複数の人の視点で語っている。 特に私はお姉ちゃんのところが印象的だった。

    0
    投稿日: 2016.03.13
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    全世界で300万部の感動作! きっと,ふるえる-オーガストはふつうの男の子。ただし,顔以外は。という売り文句~オーガスト・プルマンは5年生から私立の中等部に通学することになった。ビーチャー学園のトゥシュマン校長は,夏休みの終わりにジャック・ウィル,ジュリアン,シャーロットの3人を呼び出し,9月からのホームルームなどを案内させ,オギーも心待ちにしていた。自分の顔を見たときの驚愕の表情や好奇の眼差しには馴れているが,ランチを一緒に摂ってくれる子はサマーという女の子だけだ。僕に触ると伝染するというチーズえんがちょが行われているらしいが,隣の席にいるジャック・ウィルがいるから助けられている。一番好きなのはハローウィンで,顔を隠していても怒られないからだ。一人でボバ・ファットの衣装が着られず,ゴーストフェイスの衣装を着ていくと,ジャックとジュリアンが僕の顔の話をしているのを聞いた時のショックは相当なものだった。金曜も学校に行きたくなくて仮病を使っていたら,姉のヴィアは何でもない顔をして学校に通い続けるべきだと云う。姉がハローウィンの日にぐずぐずしていたのは,最愛のお祖母ちゃんが亡くなった日だったからだった。ジャックはオギーがよそよそしいのは何故か分からなかったが,サマー・ドーソンから「血まみれの絶叫」とのヒントを聞いて,周りの雰囲気に流されてオギーがいるのに気がつかず心ない言葉を吐いたことを後悔した。理科の課題でオギーとパートナーに指名されたが,ジュリアンが「無理してあの奇形児と仲良くしなくていいんだぞ」と声を掛けてきて,口に一発パンチを見舞っていた。ジャックが冬休み前に欠席している時,ジュリアンの一家は大パーティーを開いて,反オギー・ジャック戦線を築いていた。嫌がらせが続くが,中立派がこちらに来れば勝てるかも知れない。姉のオリヴィアはオーギーを可愛がってくれていたミランダとの距離をとるようになって落ち込んでいたが,ヴァイオリン弾きのジャスティンという恋人ができ,高校の演劇の進行役とミランダが引き当てた主役の控えとなった。ミランダは開幕直前に体調不良でヴィアの出番が回ってきて,スタンディング・オーべーションを受けた。ジャスティンがばかばかしいとサボった2泊3日のキャンプで,他校の年上にからかわれたオギーとジャックの窮地は,ジャスティンの取り巻きだった連中に救われた。年度終わりに,オギーは特別賞を受賞し,ジャスティンは学校を変わることが聞こえてきた~ トリーチャー・コリンズ症候群:p140-141「未知のタイプの下顎顔面異骨症で,原因は第五染色体のTCOF1遺伝子の常染色体劣性の変異,OAVスペクトラムに特徴的な片側顔面小人症との合併」「一塩基欠失変異」を両親ともに持っている…エレファントマンを思い出したけど,奇病ってあるなぁ。まあ,こんなハッピーエンドはないだろうけど,顔以外は普通って訳でなく,頭脳明晰だから幸運を引き付けられるのかな?

    0
    投稿日: 2016.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の外見からくる周りからの偏見を内面の魅力で跳ね返してしまった彼の魅力、強さに心打たれました。 特に後半は引き付けられて一気に読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2016.02.23
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    クラスに、見るだけで思わずゾッとする顔の男の子が転校してくる。先生やクラスの子の関わりから、友達とは何か、愛とは何かを教えてくれる本。 障害を抱える子をこんな風に迎え入れることができたら素晴らしいだろう。

    0
    投稿日: 2016.02.23
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    顔に障害をかかえた男の子オーガスト・ブルマンが学校に通うことなってからの一年間。 一章ごとにさまざまな人が第一人称として、それぞれの視点で、心の葛藤、苦しみ、喜びなどが語られている。 みんないいやつらだから。 読んでいても気持ちがいい本だった。 もしも、オギーが私の周りにいたとしたら、やっぱり最初は自然に接することは、難しいだろうなぁ。 『あなたの行いは、あなたの記念碑だ』 ブラウン先生の10月の格言 『いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう』ジェームス・バリー。 トゥシュマン先生のスピーチ 『世界中のだれもが、一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきだ。だって人は必ずこの世に打ち勝つんだから。』 オギーの格言

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    投稿日: 2016.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む前の期待が高かったので、少し物足りなさはあるものの登場人物みんなの気持ちが伝わってきてみんな好きになりました! なかでもミランダ!誤解が解けて良かったです♪

    0
    投稿日: 2016.02.21
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    顔が普通ではない男の子オーガストをめぐるお話。 8つのパートに別れ、それぞれのパート毎に、お話の視点が変わっていく。 パート1では、オーガスト自身の視点で書かれる。 パート2では、弟がオーガストである姉ヴィアからの視点。 パート3では、オーガストと仲良くなったサマーの視点。 パート4では、オーガストと仲良くしてくれと先生に頼まれ、オーガストと接していたジャックの視点。 パート5では、恋人ヴィアの弟がオーガストであったジャスティンの視点。 パート6では、普通の姉を持つオーガストの視点。 パート7では、かつてヴィアと友達で、オーガストを弟のように思っていたミランダの視点。 パート8では、またオーガストの視点。 パート8は、少しうまくいきすぎな感じがしてしまったけれど、最後はこれくらいハッピーに終わるくらいがいいんだと思う。 遺伝的な理由で、他の人とは違う風に生まれてしまったオーガスト。なるほど、と思える。周囲の人の考え方。この話を読んで、なにか正解がわかるというわけではない。けれども、考える手がかりはたくさんこのお話の中にはあると思う。 『人生の新しい規則を作ろうか……いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう』――ジェームズ・バリーの『小さな白い鳥』の中からトゥシュマン先生が終盤で引用した言葉だ。この本にはブラウン先生の格言としていくつかの格言があらわれる。その中でも、この言葉には著者のメッセージが強くこめられているような気がする。  「ただ親切なだけではじゅうぶんではありません。必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。私がこの文章、その言わんとすることに心を動かされた理由は、わたしたちが人間として持っている能力を思い出させてくれるからです。人間には、親切である能力だけでなく、親切であろうとすることを選ぶ能力もあります。」  親切というのはとても些細なこと。必要なときにかける励ましの言葉。友情にあふれた行為。さりげないほほえみ。  この親切という小さなことの価値を理解したいな、と私も思う。  「それぞれ自分たちが築いていく未来では、どんなことも可能だと信じることです。もし今ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっと素晴らしい場所になることでしょう。そして、もし、きみたちが実行したら――それぞれが一歩踏み込んで、必要だと思う以上に親切にしたら――、いつか、どこかで、だれかが、きみたちのなかに、きみたち一人ひとりのなかに、神様の顔を見るのかもしれません」 世の中はなかなかやさしくはないけど、みんなが優しくなれればいいな、と思った。

    0
    投稿日: 2016.02.18
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    オーガストと周囲にいる人たちの物語。 いろいろな葛藤があり、出会いあり、成長していくことができる。

    0
    投稿日: 2016.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯とかでどんな本かはわかって読んだつもりだったけど フィクションだけど、重かったけど 面白かった 読者が想像するよりさらにひどい顔(けっこう丁寧に描写されてる。絵も、写真ももちろんないけど)をもつ少年 少年の成長っぷりが泣ける 少年と、家族と友達やまわりのひとのものがたり ジャックがいいこで、おねえちゃんもいい子で サマーとか超いいこで いい子が多くて泣ける 顔ってなんなのかな、と思う ふつう(っていうのもなんだけど)の顔でもコンプレックスがあったりブサイクだなと思ったりいやだったりするのに、 アザとかホクロとかニキビとかそういうので悩んでる人もいるし、 でもここまでの顔だともう想像を絶する 気にしないっていうかもうほんとに、慣れるしかないんだろうなとか、 本気で顔じゃなくて中身を見ないとだめなんだろうなとか それができるひととなかなかできないひとがいて、 わたしも外見や見た目で判断しないで そのひとの中身をみられる、よさを理解できる、みつけられる人になりたいと思った 人に親切にする。さらに余計に親切にする ってはなしがじーんときた。 ひとにやさしくできたら、世界が平和になるような気がする。 いい本だった。 じーんときてきゅっときた。 医学が進歩するといいなと思った

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    投稿日: 2016.01.31
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    生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳ではじめて学校に通うことになった・・・。 そんな彼の一年が、本人、お姉ちゃん、クラスメイトの視点で、それぞれの思いを交えて語られる。 オーガストの両親が素晴らしい。また、お婆ちゃんも。 それぞれの、勇気、葛藤、悩み、苦しみ、行動、愛情が、読後なお心に沁み渡りつづけます。

    0
    投稿日: 2016.01.24
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    【WONDER ワンダー】 by R・J・パラシオ 本当に素敵な一冊です。 主人公である10歳の男の子 オーガストは、生まれた時から先天的な顔の形態異常を抱えている。 「毎日がハロウィンで、マスクを着けていられたらいいのに。 I wish everyday could be Halloween.」 この日だけが、他の子供達と同じでいられる日だった。 両親、お姉さん、同級生、お姉さんの彼氏、そして本人と、 視点が切り替わりながら物語は進みます。 本人はもちろんのこと、 周囲の人々の物語でもあり、 さまざまなエピソードの中で、 自分だったらどういう行動をするか、こう考えられるのか、どう接してあげられるか、考えさせられます。 そして、 最後の先生のスピーチ、そこからの表彰のシーンは非常に印象に残る一幕です。 「もう少しだけ親切に Kinder than is necessary」 ぜひ多くの人に読んでほしい。 そして考えるきっかけになってもらいたい一冊。

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    投稿日: 2016.01.17
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    大人向けだね 顔に様々な障がいをもつ主人公 取り巻く家族、友人、教師が素晴らしい! みんなが成長していく たくさんのことを乗り越えて 5年生ってこんなに! ≪ 外見は 言わないけれど 生き方に ≫

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    投稿日: 2016.01.03
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    顔に障害を抱えた男の子が学校に通い始める一年を描いた物語。 一章読み終えるごとに本を抱きしめた。ため息と涙。 私が好きで素晴らしいと思うのは、章ごとに主人公の視点が変わること。お姉ちゃん、親友…ひどい子だと思っていた子が次には自分のことのように思う。 人の心はわからない。人は自分の人生しか経験できない。だからこそ、私が私のままで生きること。人に出来る限り親切にすること。その大切さと素晴らしさが読み終えた後心に残る。 人生は生きるに値する。ワンダーで満ち溢れていることを本を通して体験した。 主人公オーガストの気持ち、手に取るようにわかる。と思いながら読んでいたら、2章で姉の気持ちがもっとわかる!と涙が出てきた。みんな悲しさや辛さを抱えてる。でも、1人じゃない。人は孤島じゃない。 ジャスティンのラスト、この世界は小鳥たちをみんな大事にしているという言葉。オーガストを取り囲む友人のシーン、ロイヤルガード。胸が熱くなった。最後のオーガストの言葉。人は必ずこの世に打ち勝つ。お母さんの、そのままのあなたにありがとう。校長先生の、最も偉大な人とは自分自身の魅力で多くの心を動かす力を持っている。 数々の言葉やシーンに胸打たれた。 facebookやメール、出てくる話題は最近のもの。読みやすい。今の中高生や先生、そして大人にすすめたい。

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    投稿日: 2016.01.02
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    目は、ふつう目があるはずの位置よりも3センチも下で頬の真ん中近く。左目は右目よりずっと下。眼球が入りきるだけの穴が無く、大きく外に飛び出している。眉毛もまつ毛も無い。鼻は不釣り合いに大きく、耳の有るべきところはへこんでいる。全く無かったあごは、移植手術のお蔭でとても小さな顎ができ、やっと舌を口の中に入れておく方法を身に着けた・・・。 未知のタイプの「下顎顔面異骨症」を生まれ持った10歳の少年と、その周囲の人たちの物語。児童文学として書かれていることもあり非常に読みやすく、深い感銘を受けた。ぜひとも若い人たちに読んでほしいけど、大人にも読んでほしい1冊。 驚愕、嫌悪、恐怖。初対面の人にぎょっとされる容姿を持つ少年が、初めて学校に通った1年間が描かれている。身体障害者を主人公に描いた小説にありがちの「皆いい人」ばかりの物語ではない。友達や姉の、ふつうの人間らしい葛藤がちゃんと記されている。そして、主人公だって、欠点を持つ一人の少年として描かれている。皆、悩んだり迷ったりしながらも、分かりあい、懸命に生きている。 国語教師が掲げた格言が、深く心に突き刺さった。  「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。」 本当に、そうなんだと思う。そうなんだ。同時期に読んだ、ナチスから逃げ延びた少年の実話「走れ、走って逃げろ」にも重なる。彼を助けた人たちは、自らの危険を冒して、幼いユダヤの少年の命を救っていた。 またしても思う。私はちゃんとできるのか?ちゃんと親切なことをできるのか?「正しいこと」を理由に、楽な方に逃げたりはしないか?自分自身に問いかける機会となった。忘れないでいたいと思う。

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    投稿日: 2015.12.26
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    絶対泣くだろう、泣かせにくるだろうと思わせるシチュエーションと登場人物。顔に重度の障害をおって生まれてきた子供が初めて学校に入学して成長する物語。 この世の悪意、差別を突きつけてくるけれど、それだけでなく優しさや善意も溢れていることを教えてくれる。単なるいい話ではなく、正直さ、真摯さがあった。

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    投稿日: 2015.12.25
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    ある男の子が5年生から編入してきて、学校生活1年間を通して成長していくお話。男の子は初対面の人には、ぎょっとするような容姿の持ち主。 男の子の家族、友達、取り巻くクラスメイトたちがその子がいることによって抱く感情が語り手が変わりながら語られる。 それぞれの立場に立っての彼への見方が変わることは当たり前だけれど痛いほどよく理解できる。彼の存在によって自分と違う存在を意識していく。感情の波紋が広がり、嫌悪や、親切心などそれぞれが考えだす。 読みごたえ、感情、イメージのフル活用ができる一冊。

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    投稿日: 2015.12.14
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    重度の口蓋裂のオーガストが家族や友達、学校のことを話す章と、姉ヴィア、親友ジャック、サマーたちがオーガストとの関係を語る章で構成されてます。 中でも私が印象的だったのは、姉ヴィアの話。小さい時はオーガストを中心に家族が回っていて、両親はいつもオーガストのことばかり。それは自然に当たり前ってヴィアは思ってた。でも高校に入って、その生活に違和感を感じるようになります。成長とともに、支えていく家族の有り様は変わっていくことを考えさせられました。 人の本質を知って認めることは、時には勇気が必要だったり、気持ちが通じ合うために、全部晒し合う努力だったり。重くなりがちなお話なのに、前向きでテンポよく進みます。

    0
    投稿日: 2015.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    顔に障害を持つオギーと彼を優しく強く見守る家族、友達の話。 様々な人物の視点を通して物語が紡がれていくので、周囲の人たちの葛藤、内に秘めた想いも伝わってくる。 ここ数年で一番感動した。胸が熱くなった。 修了式のシーンなんてもう…。 児童読み物になるんだろうけど、ぜひ大人の人にも読んで欲しい。 あらゆる人の心を震わせる、児童文学の新たな傑作。

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    投稿日: 2015.12.03
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    障害児だった彼は10歳まで学校に行かなかったが、学校に通い始めいじめや差別の連続ではあるが、何か考えずにはいられない。明るい主人公が魅力的。 この物語の良いところは、主人公オギーだけでなく、彼の回りの色々な人々の視点が描かれているところ。何が正しいとかよくないとかではなく、登場人物の誰かについて、あ、自分も同じような気持ちになるだろうな、とか、もしかしたら同じようなことをしてしまうだろうな、とか、自分のこととして捉えやすい。どこか遠い世界の話ではなく、とても身近な、いつ自分が出会っても不思議ではないそんな距離感を感じる。

    0
    投稿日: 2015.12.02
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    ぼくの名前はオーガスト。 外見については説明しない。 きみがどう想像したって、きっとそれよりひどいから―。 主人公のオーガストは生まれつき顔に障害のある男の子。 ちょっとやそっとの生易しいものではなく、火傷の痕のように引き攣れ、歪んだ顔は初めて目にする者を驚かせる。 子供というのは大人よりも正直で、時に残酷だ。 勇気を出して初めて行った学校で、彼は無遠慮な視線にさらされ、心無い言葉で傷つけられてしまう。 せっかくできた友達の「ぼくがあんな顔だったら、自殺しちゃうよ」という言葉が何よりオーガストの心をえぐる。 普段から周囲の不躾な視線や言動には「慣れている」というオーガスト。 10歳の男の子が、そんな状況に慣れてしまうって、なんて悲しい世の中だろうと思う。 そんなのいつまで経っても慣れるわけがない。彼はその度に傷ついてる。 そんな彼がハロウィーンが一番好きという理由が、また切ない。 彼がハロウィーンを好きなのは…仮装してお面をかぶれば、顔が隠れて皆と同じ「普通の子」でいられるから。 普段いかに外見で人を判断しているかっていう事を、あらためて考えさせられる。 オーガストは顔こそ人とは大きく異なるけど、頭が良いし、とても気の良い奴で、ユーモアもある男の子。 話せば彼の良さに気付くのに、周りは彼の顔を怖がり、バイキン扱いして近づく事さえしない。 心で見ないとわからないっていうのは、こういう事だと思うんだよね。 トゥシュマン先生が本から引用した「いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に親切にしてみよう」という言葉、それってすごく大事だと思う。 この世界は悪意に満ちているけど、でも同じくらい優しさにも溢れている。 オーガストにとってはまだまだ生き辛い世の中で、この先辛い思いも、苦しい思いもするだろう。 でも一人一人が少しだけでいい、いつもより余分に親切に、優しくなれたら、世界は変わるんじゃないかな。 オーガストのような子達が暮らしやすい、もっともっと優しい世界になれば良い。

    2
    投稿日: 2015.11.29
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    正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。 ウェイン・W・ダイアー

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    投稿日: 2015.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童書と侮ること無かれ。 そう思って常々本と対峙していますが、この本ほど揺すぶられた本はこのごろありません。

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    投稿日: 2015.11.23
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    オーガストはごくふつうの男の子。生まれつき顔に障害がありぎょっとされることが多いのです。10歳で通い始めた学校での同級生の反応や友だちとの関係、学校生活がオーガスト、友人、姉や両親、先生と視点を変えて描かれていて、共感したり想像したりするうちに引きこまれる物語です。

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    投稿日: 2015.11.19
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    ヴィアにとってのおばあちゃん。 こんなおばあちゃんになりたいな。 人は、人に傷つけられるけど、人によって癒されて、前に進めるのですね! 一歩を踏み出す勇気を持ちたいね!

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    投稿日: 2015.11.14
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    オーガストが、すごく正直でいいやつなんだよね。 がまんするところはするけど、どうしようもなくなるまで心を閉ざしたりはしないで、お姉ちゃんなりお父さんなり、もちろんお母さんなり、そのときどきで必ず誰かに助けを求めてる。それに知性もあるし、ユーモアもある。 だからすごくきびしい境遇ではあるけど、ゆっくりと、ほんとうの友だちを作っていける。 ジャックも、ミランダも、サマーも、ほんとにすてきな子で、心のゆれも含めて愛さずにはいられない。 ただ、ジュリアンと彼の母親が、ちょっとわかりやすく悪役をになっているのが惜しいような。さっき原書のほうのレビューを見ていたら、ジュリアンの章というのもあとからつけたされたのかな? それもちょっと読んでみたかったかも。 昨年の『わたしの心のなか』(シャロン・M・ドレイパー)に比べると、とてもハッピーな形で物語が終わっているけれど、まあそれはそれでいいとして、その転換点に二度とも、ジュリアンとグローバー学園という「外敵」が関わっているのが、少し簡単すぎる気がした。

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    投稿日: 2015.11.13
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    この頃の日本のYAは、いじめ、孤立、不登校ネタばかりでうんざり。その点翻訳ものは、設定に勇気がある。 主人公の顔に障害があるなんて設定を使っていい児童書を書ける日本人作家がいるだろうか。それも、暗いところで見た人が叫ぶほどの顔。少しアザがあるとか、火傷のあとがあるとかじゃない。 同じような障害を持つ人が読んでも不愉快にならず、納得してもらえるかを考えると、尻込みしてしまうだろう。自分にその障害がなけれぱ。 これは、主人公だけでなく、障害を持つ弟を持ってしまった姉の苦しみ、友達の心情もきちんと書いていて、障害を持たない者の気持ちにも寄り添っている。 しかし、世の中には、子どもの障害が元で離婚したり、障害を持つ子どもを虐待する親もいるからね…。裕福な上に、素晴らしい家族を持った主人公は幸せすぎる気もする。

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    投稿日: 2015.10.18
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    生まれつき顔に障害を持つオーガスト。 手術を繰り返していたせいもあり、10歳になるまで母に勉強を教わりながら家で過ごしていました。 ところが10歳になり、学校へ通うことに。 顔のせいで倦厭され、いじわるをされるオーガスト。 弟をかわいいと思いながらも、複雑な思いを抱える姉のオリヴィア。 オーガストと親友になったために、嫌がらせを受けるジャック。 登場人物たちが、それぞれの問題を抱えながらも、成長していく一年を描いています。 ぐんぐん引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。

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    投稿日: 2015.10.04
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    みんなちょっとずつ親切。オーガスト、ママ、パパ、オリヴィア、おばあちゃん、デイジー、トゥシュマン先生、ジャック・ウィル、ジュリアン、シャーロット、サマー、ミランダ、ジャスティン、宇宙飛行士のヘルメット。ブラウン先生の九月の格言。正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。

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    投稿日: 2015.10.04
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    ラジオで紹介されていて、あらすじを聴いて小学生の娘に読ませてみたいなと思って購入。 読ませる前に読んでみた。 スターウォーズネタが所々に出るので、観たことない娘にはわからないだろうなぁ。 私にはストライクでしたが。 スターウォーズも見せなきゃなぁ。 ラスト近くまで電車内で読み進めていて、ウルっとして、こりゃまずいと思って読むのを止めてしまった。 ラストは職場で昼休みにじっくりと読みました。 娘に読ませたい本があっても、いつも無理やり読ませることはしないで黙って本棚に置いている。 娘は勝手に読んで、気に入った本だけ最後まで読む。 読み終わってから、娘がこの本を最後まで読んでくれたらいいなぁと思った。

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    投稿日: 2015.09.29
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    「普通の男の子、ただし、顔以外」のオーガスト。 10歳から学校へ行くことに・・・。 最初は乗り気じゃなかったけど、勇気を振り絞って行ったんだよね?でも、学校の皆はオーガストの顔に驚いて、近づこうともしない。オーガストは学校生活をどうするのか?そして友達はできるのか? この本はオーガストの物語でもあり、家族の物語、そして同級生たちの物語でもある。あなただったらどうする?って問われている気がする。 「正しくあるよりも、親切であれ」冒頭の言葉が、読み終えた私の心を揺らした。

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    投稿日: 2015.09.24
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    ずっと読みたかった本。大人が読んでもシミジミ心に伝わってくるものがある。電車で読んでたらまずいことになりそうだった。The Julian Chapterも読み終った。また読みたいっておもってたら、8月Auggie & Meが発売された。早く読みたい。

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    投稿日: 2015.09.22
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    10歳で初めて学校に通うことになったオーガスト。 誰もが彼を見ると一瞬たじろいでしまう・・・。 顔に生まれつきの障害がある少年と出会う人々との1年が、それぞれの立場から語られる物語。 みんな一生懸命に悩む姿が素晴らしい。 自分だったらどうするかな、考えながら読めました。

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    投稿日: 2015.09.19
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    子供向けの小説。所謂児童書 でも大人でも普通の読める内容だと思います。 少し安っぽい気もしますが、そこは児童書ということで それを差し引いて、揺さぶられるような内容です。

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    投稿日: 2015.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 顔に大きな特徴を持って生まれた来たオーガストが主人公。章によっては、姉や友人が語り手になっている。 オーガストは、5年生で初めて学校へ行くことになる。顔がみんなと違うことで、じろじろ見られたり、こそこそ囁かれたりする中、明るい性格と、強い心を持って、友達を作ったりひどいいじめと闘ったりしながら、成長する一年間の話。 児童書なのかな。字が大きくて難しい漢字もないので、子供に読ませたい本です。 私の知っているいじめは、いじめる方が飽きないように、どんどんエスカレートしていくのですが、この中では飽きた人から、どんどん抜けていっているのがい印象的でした。お国柄なのか、お話だからなのか。 とにかく、いじめる方が飽きて、いじめてることがカッコ悪い、苦痛だと感じて辞めてくれたらな。

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    投稿日: 2015.09.02
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    スゴ本で紹介されてたので。 http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2015/08/wonder-ca1b.html 冒頭の「正しくあるよりも、親切であれ」が一番きくとこでもある。 だいたいはサマーやジャックウィルいいやつ、ウィットは大切だなという感想ではあるものの、ウィットの裏に隠れた父親の葛藤もうかがえる。 そういうのが10歳の語りで進むからうまく丸められているのだろう。インサイド・ヘッドみたいに児童向けだけど大人も楽しめるという本。 ジョナサンの退場ぶりは大聖堂を思わせた。

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    投稿日: 2015.08.31
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    『オーガストは普通の男の子。ただし、顔以外はー。』この物語は理想の世界。 オーガストの姉の言葉『この世界はオギー・プルマンにやさしくなかったの。』こちらが現実だろうと思う。 それでもこの本を読んで、想像して、共感してほしい。 「オギーの友人」として行動できる子が一人でも多く生まれる事を願って、小学校の 図書館に置きたいと思います。

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    投稿日: 2015.08.30
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    一気に読了。 途中で止められなかった。 なぜか、『火星の人』を思い浮かべる。 (これも、読み出したら止められなかった。) 主人公の性格が似てるかも。 応援したくなるパーソナリティーって、あるねぇ。

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    投稿日: 2015.08.13
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    めちゃくちゃ泣きました。 簡単な問題ではないし、とっても、苦しくて、切なくて、辛いんだけど、ちゃんと、救いがあって、愛があって、希望がある。 登場人物それぞれの視点で、それぞれの抱える心のさみしさや温かさが伝わってきて、読みやすく、心に染みました。 オギーの心の叫びや、葛藤、成長、勇気、優しさ、またオギーを包む家族や、友人の葛藤と愛情と、ぜんぶに、心揺さぶられました。 みんな、自分の話でもある。重たい題材でも、ユーモアを忘れないオギーのおかげで、可愛いくて、楽しくもありました。

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    投稿日: 2015.08.09
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    この一冊に出会えたことに感謝。 私は一人の書店員として、2人の子どもを持つ母親として、そしてこの世に生きる一人の人間として、全身でこの本を支持します。 オギーの過ごした10歳の一年間で、彼の家族、先生、友だち、そして彼自身が得たものの大きさは、多分何物にも代えがたいもので。そしてこの物語を読むすべての人も同じ大きな宝物を得られるという幸せをかみしめる。 生まれもっての障がいと折り合いを付けながら生きていくことの困難さ。とくに、顔に障がいを持つことがどれほどの差別やいじめを生むか、想像に難くない。どれほど家族が愛してくれたとしても、一生家の中でだけ生きていくことはできないわけで。だからオギーの両親も彼を中学校へ行かせることに決めたのだけど。その選択と、そして選んだ学校の校長の素晴らしさが生んだ奇跡。 自分ならどうするか。ずっとそう自問しながら読んでいた。障がいを持つ子の両親なら、姉なら、友だちなら、そしてオギー自身なら…私ならどうしただろう。それぞれが語る章を読むとよくわかる。誰もが驚き、困惑し、悩み、もがき、苦しみ、そしてその中で一つの光に向かって進んでいく。その光の元にあるのは「勇気」。一人の少年と、彼の周りにいる心優しい人たちによって照らされた「勇気」という道をこの世に生きる全ての人が歩んで行けたとしたら。きっと今よりもずっと優しい世界になる。 彼は奇跡である。だけどこの奇跡が「あたりまえ」のことになったとき、世界は愛と平和に満ち溢れたものになるのだろう。そんな日が来るまで私はこの物語を一冊ずつ手渡していくだろう。

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    投稿日: 2015.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終えた。 肥満児であった自分としては、身体的なことで 揶揄される気持ちは共感できたように思う。 自分は自分であるしか無い。 自分が自分であるという覚悟をもつことは賛辞に値する。 自分の持っている、人を敬う心、親切心、強さで 生きていく。そのことが、人の心を揺さぶり良い影響を 与えることができるのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 家族の愛情や友人が居るという心強さが 人間の強さを支えているんだなと知れる。 コミュニティの中に必ず意地悪する人がいること、 黙っているけど本当は仲良くしたいと思っている 人がいること、よく書かれているような話だけれども 面白い。 なぜ面白いかというと、主人公のオーガスト、 その他、彼を取り巻く人達がそれぞれ語り手となり その場面や出来事についての思いを章を分けて 読みやすく書いてあるから。 それぞれが語り手となることで、同じ場面でも その人とそれを受け取る人では全く違う解釈を しているということを、詳しく知ることができる。 読み手にはそれを俯瞰してみると同時に 自分だったらどうだったかと、色んな人の語りを 見ながら思いを巡らせることができる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    5
    投稿日: 2015.07.20