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常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)
常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)
原田マハ/新潮社
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総合評価

403件)
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    「紗季は、毅然と立ち上がった女神の前に佇んで。いつまでも彼女の姿をみつめていた。そして、画家がこの絵に〈豪奢〉と名付けた真意を思った。」 初原田マハ作品。 本屋で一押しされていたので購入してみました。 6編からなる短編集で、一部がリンクしていますが基本読み切り。 最初は「これは外したかな?」と思いつつ読み進めたところ、最後はハマっていました。 徐々に染み込んでくるような流れでした。 短編集といえど、順番は大事だわ、と思わせてくれる一冊。 アートの部分は知識がなくても大丈夫。主人公たちを語る上で必要なものですが、知らなくても躓きません。 静かな冬のような空気感のある作品です。 映像が目に浮かび、オムニバスとして市川実日子や江口のり子とか主演のオムニバス作品ですがハマりそうです(笑)

    3
    投稿日: 2021.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ――  御仕着せの魔法。  良くまとまっている、と頷くこともできるし、小綺麗なんだよな、と頭を振ることもできる。  なんだろなぁ。技術的には確かで、とても綺麗な絵を描く、でもだからどうというわけではないひと、みたいな。  そのあたり、長編のときは構成力も伴ってばっちりはまるんだけれど…短時間で読み切ってしまったのが良くなかったのかなぁ。食中りみたいになりました。  なんか最後の「道 La Strada」での主人公の審査基準が、痛烈な自己批判のように読めたのは穿ち過ぎだろうけど。  にしても全てにおいて説明過多というか、固有名詞過多というか。実在する作品を扱っているわけだから、その作品そのもの、に関してはそんなに言葉にしなくてもいいんじゃない? というところもちらほら。なんつーか現代的な、踏み込まない読者を相手にし過ぎてるんじゃないかという感じがして、すごく俯瞰してしまった。  あるいは具体的ではない表現だけで、もっと展開に面白みを持たせることもできたんじゃないだろうか。  ただそれが、この短編集の趣向に即しているのかというとまた違うのかもしれない。  そのへん商業作品としてのジレンマもあるのかもしれません。  ひとつひとつの短編としては完成度は高いし、たとえばそれぞれが美術関連のアンソロジーにひとつ収められていたら、もっと違って読めるとは思います。  ☆2.5。

    3
    投稿日: 2021.11.01
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    この物語は、絵がある人生/生活を描いている。自分にとっての名画との出会いを思い出す、あるいは想像するきっかけとなる。最後の「道」は特に、凄かった。

    12
    投稿日: 2021.10.30