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神様の罠
神様の罠
辻村深月、乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖/文藝春秋
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総合評価

128件)
3.5
12
43
57
5
0
  • 芦沢さんと辻村さん

    短編集ですが,この二人が主な期待で。 それぞれ特徴がでていてそれなりに面白かった。こういうのはそれなりに面白いぐらいがイイんだと思います。

    0
    投稿日: 2021.08.28
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    「夫の余命」読了! さすが"どんでん返し"の乾くるみさん。 イニシエーション・ラブのときも感じたワクワク感

    3
    投稿日: 2021.08.24
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    最初の乾くるみさんの作品で、もうビックリしちゃって、本当に「えっ?」と声が出た。 後ろから読み返して、最初から読み返して、そう読むとそう読めるなぁ、すごいなぁ、と。 他の作品も面白かった。 有栖川さんのだけ、肌に合わず読めなかった。

    3
    投稿日: 2021.08.21
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    有栖川有栖さんの江神シリーズ、大山誠一郎さんの赤い博物館シリーズの新作を読めて満足‼︎ 辻村深月さんの物語も面白かった! イヤミスは好みではないので、ラストが良い終わり方でホッとした。

    11
    投稿日: 2021.08.18
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    SL 2021.8.13-2021.8.16 短編集。 米澤穂信と辻村深月さんが目当て。 で、どちらも良かった。 他は、初有栖川有栖で、面白かった。

    4
    投稿日: 2021.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】「夫の余命」乾くるみ/「崖の下」米澤穂信/「投了図」芦沢央/「孤独な容疑者」大山誠一郎/「推理研VSパズル研」有栖川有栖/「2020年のロマンス詐欺」辻村深月  後味が良いものばかりではないが、良質なミステリ。「夫の…」は、著者らしい毒がある。「崖の下」は、消えた凶器の謎。「投了図」は、コロナ禍と将棋ファンをめぐる話。「孤独な…」は〈赤い博物館〉もの。「推理研…」は江神二郎・学生アリスもの。懐かしい面々に会える。「2020年の…」はコロナ禍、上京してきた大学生の孤独ゆえの危険を描く。

    6
    投稿日: 2021.08.07
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    私は市民病院の屋上ヘリポートにいるー夫の余命(乾くるみ) 冬山でスノーボード客が帰ってこないー崖の下(米澤穂信) コロナ禍この町で棋将戦が行われるー投了図(芦沢央) わたしはその昔殺人を犯したー孤独な容疑者(大山誠一郎) 推理研への挑戦状ーパズル研と推理研(有栖川有栖) コロナ禍上京した学生のたどった一つの道ー2020年のロマンス詐欺(辻村深月) 6名の人気作家による短編アンソロジー集。 一番好きなのはEMCが登場する「パズル研と推理研」!これはキャラ勝ちですねー。 二番目は雪山ミステリーの「崖の下」ドキドキハラハラ! 読むのがしんどかったのは「2020年のロマンス詐欺」で、第三者的には「え、それでそうなるか?!」とイライラしてよくない末路を想像して読み進められなかった。 いろんなテイストを楽しむのにはアンソロジーはいいですよね。 このアンソロジーはそれぞれ緻密なので「短編読んだ!」って感じではなかったです。充実感あり。 ただし作品によっては「読者ひっかけよう感」が鼻につきすぎて萎えた。ボソ

    8
    投稿日: 2021.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

     お気に入りは乾さん「夫の余命」と辻村さん「〜ロマンス詐欺」。  乾さんは、すっかり騙されました。何となく違和感を感じていましたが、まさか夫婦が逆だったとは。奥さん何だか報われなくて後味悪かったです。  辻村さんは地方から上京したが、コロナ禍で大学も休学で仕送りも見込めず振り込め詐欺に加担しそうになった耀太。その騙す相手である未希子とのメッセージのやり取りで徐々に逆に惹かれていくのはコロナ禍ならではな感じでした。大事にならずにホッとしました。

    4
    投稿日: 2021.08.03
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    乾くるみの「夫の余命」は完全にだまされた。何回も読み返し、確かにそう、読めるなぁと納得。 次のスノボーはよくわからなかった。  芦沢さんのはほの悲しくなった。 大山さんはご都合主義すぎ!有栖川さんは出てくる人がいけすかなくアウト。 辻村深月さんに期待したが、‥。 短編は苦手だ。

    3
    投稿日: 2021.08.02
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    人気ミステリー作家6人によるアンソロジー。 辻村深月、米澤穂信ファンとして心を惹かれ購入。「コロナ禍」を題材にした作品もあり、時代背景を感じて楽しく読めた。1作品ずつ紹介する。 「夫の余命」/ 乾くるみ 完全にネタバレ厳禁。すごい、さすが乾くるみとしか言いようがない。何を書いてもネタバレになりそうなので、もう読んでみてほしいとしか書かない。私は全力で騙されました。 「崖の下」/ 米澤穂信 スキー場で遭難した4人の男女。その内の一人が他殺体で見つかる。敏腕刑事が活躍するストーリーは王道刑事小説という感じ。問題となる凶器に関して、自分なりに検討をつけながら読み進めたのだが、全く外れた。そして米澤穂信特有の余韻のある結末も良かった。 「投了図」/ 芦沢央 緊急事態宣言発令の中行われた将棋のタイトル戦。主人公の夫は将棋ファンのはずなのだが様子がおかしい。 「自粛警察」をテーマにした日常ミステリー。まさに時代を反映していてとても面白かった。芦沢さんの作品はずっと気になっていたものの初めて読んだので他の作品も読んでみたい。 「孤独な容疑者」/ 大山誠一郎 23年前に男を殺した主人公視点で始まるストーリー。あらかじめ犯人のわかっている、古畑任三郎的構成だが、思わぬ展開だった。すでに時効になった事件の証拠品などを管理する犯罪資料館に務める二人が事件を解決するのだが、シリーズものなのだろうか、素敵なキャラクターたちだった。 「推理研vsパズル研」/ 有栖川有栖 こちらは既存の「江神二郎シリーズ」の新作(らしい)。初めて読みましたが、ちょっとオタクっぽい推理研究会の学生たちがなんだか愛らしかった。パズル研究会とのベクトルの異なるものの見方のぶつかり合いが面白かった。 「2020年のロマンス詐欺」/ 辻村深月 主人公は晴れて山形から上京した大学1年生。しかし、コロナのせいで大学に通うことは叶わず、実家の定食屋も休業中で仕送りもままならない。バイトをしようにもなかなか雇ってもらえない。そんな中、中学の同級生から「オンラインでできるバイト」を紹介される。 これぞまさに「コロナ短編」の真骨頂。今の時代を反映しつつ、事件につながっていく。ひやひやする展開はもちろん、さすが辻村さんという、登場人物を見捨てない結末に読後感もすっきり。 全体を通して六人六色のミステリーで、どれも夢中で読み進めました。

    5
    投稿日: 2021.07.31
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    まさに「罠」 どんでん返しを予想してあれこれ考えて読んでもひっくり返される。その返しが最高だった。 まず、最初の「夫の余命」からしてああだもの。 作品の最初から読み直しちゃった。うわ、うわ、これってそうなの?!の連続。えー、だって、えーーーーっ、なのだ。 「崖の下」、ちょっと、リアルに想像したくない結末だった。それに気付くのもすごい。 「孤独な容疑者」も、お見事。これ、シリーズ物みたいで、他のも読んでみたくなった。あの2人のコンビの出会いとか他の事件での活躍とか気になる。 アリスは、なんだかあいかわらずの空気感が嬉しい。ああいう、ロジックパズルを喜々として推理合戦する感じたまらなく好き。

    3
    投稿日: 2021.07.26
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    豪華な顔触れの、質の良いアンソロジー。 コロナを題材にした小説が増えてきたなと実感。 乾くるみさんの作品は「絶対トリックを見破ってやる!」という気持ちで疑ってかかったけど、1度読んだ後じゃ理解が追いつかなくてやっぱり2度読みした。さすがです。 ほかの方の作品も概ね満足。

    28
    投稿日: 2021.07.15
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    辻村深月に惹かれて読んでみたが他の作家さんの話も予想外な展開や丁寧な展開などそれぞれの雰囲気や魅力が有り面白かった。特に「投了図」が雰囲気や話の展開など好みだった。

    4
    投稿日: 2021.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。 乾くるみ 叙述トリックを疑いながら読んだにも関わらず、騙されました。やはり乾さんの仕掛けはうまい。お金をチラつかせてでも手に入れた夫を、49日が過ぎた途端あっさりと手放すのには笑ってしまいました。 米澤穂信 凶器を探る物語。目の前に提示されてても分かるはずがないけれど、ありえないとは言い切れない絶妙なライン。もし事故ではなく故意であれば、低体温による錯乱によるものか、強い恨みによるものか。読むだけで痛すぎる想像をして血の気が引きました……。 芦沢央 コロナ禍で起こった悲しいお話。父に望まれた将棋棋士になる夢が果たせず、コロナ禍のために父の死に目に親戚を会わせず、死ぬまで親孝行ができなかったと後悔する息子。地元住民たちは、県外からの来訪者を過剰に追い払ったり、営業を続ける店舗に悪意ある貼り紙をしたにも関わらず、地元で開催される将棋のタイトル戦には歓迎一色モードである。東京から来るタイトル戦関係者や記者たちを出迎える地元住民たちはヘラヘラしたムカつく笑顔なんだろうと思いました。 大山誠一郎 うーん。無理やり感が拭えません。 辻村深月 相手も本人ではないだろうなというところまでは読みが当たっていたけれど、動機については外れました。ありきたりなお話かもしれないけど、ともすれば騙し騙されるドロドロ感で終わりそうな結末を、爽やかな読後感のある締め方に持っていけるのは辻村さんの持ち味ですね。最後がこのお話で良かった。 

    4
    投稿日: 2021.07.13
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    3.5 アンソロジーは知らなかった作者の発見があると言うどなたかの感想を見て読んでみた。結果、まさにその通りであった。元々知っていた作者の話も良かったが、それ以上に知らなかった作者の話が面白くてどんどん読み進めてしまった。 大山誠一郎、乾くるみのお二人、存じあげずにすみませんでした。

    3
    投稿日: 2021.07.11
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    6人のミステリー作家アンソロジー。 芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖は初読み。 乾くるみ、米澤穂信、辻村深月はそれぞれの作風が感じられて面白かった! コロナ禍ならではの要素も折り込まれていて「今」も感じられました。フルコースを味わった読了感…お腹はしっかり満たされた。

    12
    投稿日: 2021.07.10
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    一作目が一番良かった。タイトルと病院の描写だけでまんまとミスリードされてしまった。読み終わってからもう一度読み返したくなるくらい、清々しいくらいに騙された。

    5
    投稿日: 2021.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乾くるみ、有栖川有栖、芦沢央、辻村深月◎ 有名作家の最新作を読み味わえる贅沢なアンソロジー。アンソロジー作品は気に留めていなかった作家の魅力を知り、読書の幅を広げられるので最近お気に入り。 乾くるみ『夫の余命』 イニシエーションラブはカラクリに途中で気づいてしまったので、周りが騒ぐほど凄いと思わなかったし、文章内容もあまり上手だとは思わなかったけれど、この作品は先入観を見事覆された。後ろから二度目を読み直してしまった。 米澤穂信『崖の下』 読みながら犯行に使われた凶器を一緒に考えた。凶器がわかったときはそんなに驚かなかったが、考える過程が楽しかった。 芦沢央『投了図』 今のコロナ禍の社会の不満や状況を上手く組み込んだ作品。内容もすっきりしていて読みやすく、タイトルと内容がマッチしていて上手いなと思った。とても好き。 大山誠一郎『孤独な容疑者』 昼ドラでありそう。普通。 有栖川有栖『推理研VSパズル研』 面白かった!一緒に考えながら読み進め、クイズの見事なカラクリにも納得してしまった。綾辻行人の作品よりもユニークで登場人物が魅力的だと思った。謎を解いた後も、クイズを正解はないのに、ミステリー的な視点から真剣に考えるところが、大学生っぽくて最高だった。有栖川有栖の作品を読んだことなかったが、ネットで作品を調べ、江神二郎シリーズ、火村英生シリーズを読んで見たいと思った。 辻村深月『2020年のロマンス詐欺』 作中のロマンス詐欺や傷害事件は現代のネット重視社会だからこそ起こり得るなのだと、本当にありそうな事件だと思った。恋愛要素を最後に入れているため、事件や登場人物が報われたように感じた。主人公もネット上の未希子も人間味があり、等身大な自然な感情移入ができた。

    4
    投稿日: 2021.07.04
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    辻村、乾、米澤作品が読みたく、あとはアリスシリーズも入ってるってことでゲット。乾、米澤はまあ期待通り(以上ではない)、辻村、アリスはちょっと…って感じ。やっぱり単著の方が良いね。

    4
    投稿日: 2021.06.29
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    夫の余命 乾くるみ/崖の下 米澤穂信/投了図 芦沢央/孤独な容疑者 大山誠一郎/推理研VSパズル研 有栖川有栖/2020年のロマンス詐欺 辻村深月 物語が終盤に近づく度に???と思って戻って読み返す。それでも狐につままれたような感じが残って鼻がむずむずしている。不思議な面白さだった。

    3
    投稿日: 2021.06.25
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    【人気作家6人の豪華すぎるアンソロジー!】ミステリー界をリードする作家による、珠玉の「罠」。好きな作家を指名買いの方も、新たなお気に入り作家を探す方も納得の一冊です。

    3
    投稿日: 2021.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6人のミステリー作家さんによるアンソロジー。好きな作家さんばかりで、デザートの盛り合わせのような贅沢な一冊でした。 「夫の余命」乾くるみ ラストでオセロの白と黒が反転。乾さんの作品にはいつも騙されるけれど、きれいに騙されたのが嬉しくなるな。 「崖の下」米澤穂信 まさか、そんなものが凶器だったなんて! 前代未聞ですね。 「投了図」芦沢央 将棋のタイトル戦がオリンピックと重なる。もやもやするけどさ、この作品に出てくる将棋ファンの少年のような若い世代がいっぱいいるんだろうな。その子たちのせっかくの機会を奪っちゃいけないのかもね。でもやっぱ、ちょっともやもやするな。 「孤独な容疑者」大山誠一郎 23年前の警察、どんだけ無能なんだ! 「推理研VSパズル研」有栖川有栖 パズルの答がよくわからなかった…。 でも、そんなことはどうでも良くて。 私、アリスたちとほぼ同時代に京都の大学生だったから、学生生活の描写が懐かしすぎて…。学生アリスシリーズの、殺人事件が起きてない時を描いた作品、もっともっと読みたいなぁ。 「2020年のロマンス詐欺」辻村深月 真面目で純朴な若者が、こんなふうにちょっとしたきっかけで、人生の落とし穴に落ちてしまうんだなぁ、と考えさせられちゃった。最後に希望があるのは、辻村さんの母性かなぁ。

    4
    投稿日: 2021.06.24
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    6人の作家それぞれの特徴がよく出ていて力作ぞろいのアンソロジー。叙述トリック、倒叙もの、ハウダニット等々パターンの異なるミステリを堪能。いきなり文庫ということでどれも2020年〜21年初出。コロナ禍の今をリアルに映し出した話もある。各氏の新作がまとめて読めてちょっと得した気分になった。

    8
    投稿日: 2021.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夫の余命」乾くるみ 余命宣告を受けた新郎に添い遂げる新婦の一途の愛について読まされていると思いきや。もちろんすぐに読み返しました。 「崖の下」米澤穂信 米澤さんの作品が読みたくて手にとった短編集。最後にひぃーっとなったけど、やはり米澤さんは長編が好き。 「投了図」芦沢央 まさにコロナ禍だからのエピソード。オリンピック開催を控えてとても心が痛む。 「孤独な容疑者」大山誠一郎 んー納得がいきませんでした。 「推理研VSパズル研」有栖川有栖 抽象化→具体化という一連の流れをパズルと推理を使って説明するのは面白かった。 「2020年のロマンス詐欺」辻村深月 コロナ禍の閉塞感を上手く盛り込んだ作品。辻村さんの心情描写にはいつも胸がギュッと掴まれる感じがする。

    2
    投稿日: 2021.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『夫の余命』完全にやられた。読み終えた瞬間に後ろから読み直し。キラキラしたお話が、真っ黒な話に転換された。 『崖の下』これはちゃんと決着するの?残り5ページでそう思ったが、見事着地。途中で出てきた氷柱が凶器に違いないって思ったわたしは何?米澤作品には、知識欲をくすぐらさせられる。 『投了図』つらい話。現実にきっとあちこちで起こっていると思うと。 『孤独な容疑者』ん?事件直後にわかったんでは?ちょっと無理ありすぎな。 『推理研VSパズル研』青い目緑の目の謎解きもよくわからないし、結局、何?わからない。 『2020年のロマンス詐欺』そうなんだろうなーと思って、あー、やっぱりってちょっと残念がらせておいて、落とした感情を引き上げてくれる流石だなって思った。きっと前にすすめる。 圧倒的に『夫の余命』が好み。

    4
    投稿日: 2021.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほとんどが知っている作家さんだったので、手に取ってみた一冊。 乾くるみさん 時を遡っていくストーリー展開が面白かったし、短編なのにしっかりと練られた伏線とその回収がかなり良かった。 米澤穂信さん 米澤さんの作品らしく仄暗い感じがたまらなく好みだった。ミステリーとしても完成度が高かった。 芦沢央さん 今もなお人々の生活を変えてしまうコロナ禍の中での話。鮮やかな心理描写が相変わらずだし、タイトルと重なり合う部分に思い至ったときの切なさがかなり好みだった。 大山誠一郎さん 初めて読んだ作家さん。面白くないわけではないのだが、ほかの作品と比べると少しだけ見劣りするような気がした。可もなく、不可もなくという感じ。 有栖川有栖さん 筋道だった、論理的なミステリーは今まであまり読んでこなかった通り、少しだけ苦手だった。好みではないけどかなり面白いなとは思った。 辻村深月さん コロナ禍で、期待していたものとは違う孤独な生活を強いられてしまった男子大学生の話。辻村さんの、コロナ禍で感じる息苦しさや孤独さを切り取る心理描写に惹かれつつ最後まで読み切れた。ストーリー展開としてはありがちかもしれないけど、とても面白かった。

    2
    投稿日: 2021.06.18
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    辻村美月さんの作品を読みたくて手に取り、あわよくば他の作家さんを開拓したいと思い読みました。 短編集なので、6人の作家さんの作風が濃縮されている感じで、とても良かったです。同じ本にまとめられているので、作風とか似ているのかな?っと予想していましたが結構違いました。話自体も全然違います。(普段読書しないので、そういうものならすみません汗)色々な作風に触れたくなってきた人にはいいと思います。星一つ足りないのは、やはり好みがあるからで、それぞれの作家さんの作品を知っている人はその方のだけ読み込んで、あとはサラサラって感じでもいいのかな… 普段あまり読書をしておらず、知っている作家さんが少ないので、これから他にもどんどん読んでいこうと思ってます。 ひとつの話の長さも久しぶりに本を読む人には丁度いいと思いますし、繰り返しになりますが、色々な方の作品が読めるので、同じような状況の人がいたら、おすすめです!!

    1
    投稿日: 2021.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃ豪華な作家陣でしかも書き下ろしなの!?ってことで、発売日を心待ちにしてた! 乾くるみは、イニシエーションラブしか読んだことないけど、次から次へとよくアイデア浮かぶわ~と思った。読み終わった後で見方が全く変わる。 大好き米澤穂信!凶器はなんだ?というミステリーですが、終わり方のなんとも言えん後味の悪さが大好き。仄暗い。どんな凶悪犯よりも怖いわ、ここに出てくるやつ。無邪気に残酷。 芦沢央はコロナ禍について。めっちゃ面白い~っていう話ではないけど、グッと来た。誰もが最初から悪意を持ってるわけじゃない。 大山誠一郎は初めて聞いた作家だったんだけど、アンソロジーって筆力が顕著に出るからかわいそう。 他が良すぎたのか。 有栖川有栖は有名だけど今回初めて読んだ。結構キャラものなんだね。凸凹先輩が好き。パズルとミステリの違いが面白かった、なるほどそういう展開に行くのかという驚き。学生アリスシリーズ読んでみよう。 辻村深月はね~~コロナ禍の現実を突きつけてくれた。私は正直日常生活に全く支障がないんだけど、こういう現実があるって言うのをわからせてくれた。経験してないからわからないんじゃなくて、それを想像してわかるようにするのが作家なんだね。話の展開は読めるけど、そこに至るまでの葛藤とか現実がうまいわ。 この中でどの話が好きかって聞かれたら、米澤穂信かな~。でもそれは読み終わった今日の感想であって、また変わってくるかも。 アンソロジーとしても完成度高い話でした。

    6
    投稿日: 2021.06.12