
総合評価
(1217件)| 325 | ||
| 423 | ||
| 304 | ||
| 51 | ||
| 12 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マジでほんとに読み終わってないんですけど、海辺のカフカって面白いか?? 私の貧相な感性のせいで全然わかんなくて、上巻でも言ってたんだけど、そのなんていうか生々しい感じの性描写とかまじでいらなくね?ってなって、でも辛うじてナカタさんの話はおもしろくて、ナカタさんが幸せになれるなら読む!と思って上巻読み切って、下巻で全部繋がっておもしろいよって聞いてたから読み始めたんですけど、いや、全然面白くないよって感じで、50代のおばさんが若い男の子(しかも息子かもしれない?)とかとセックスするとことか普通に気持ち悪いなって思うんですけど、最後まで読んだらめちゃくちゃ感動できるんですか?過去に囚われてることを美化してるっていうかどんなに美人で儚くてもおばさんはおばさんだよね??とか思っちゃう貧相な心の持ち主なんですね、わたしって。 村上春樹を1度は読んでおかなきゃな気持ちから読み始めたけど私には全然刺さらなくて、会話とかも何言ってんのか一生わかんなくて、途中からカラスと少年と佐伯さんが誰と誰が会話してるのか意味わかんなくなってギブ。なみだ。 これが名作と言われる理由が知りたい。最後まで読めば分かりますか??心が腐ってるから無理ですか??ナカタさんはしあわせですか?それだけが知りたい。
0投稿日: 2026.08.27
powered by ブクログ難解な話ではあったが、15歳の少年から見える世界はこうやっていろいろ複雑に絡まり合ってるものなのかもしれないなぁと自分の少年時代を振り返ったが、カフカ少年のようにかっこいいものではなかった…大人では味わえない世界が見られて良かった なぜだかホシノ青年の言葉には勇気づけられた気がする、ありがとうホシノくん!
0投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログすごく良かった。 田村カフカくんは自分の過去と向き合うため、森深く入っていく。 ナカタさんとホシノさんは入り口の石を求める。 予習としてオイディプス王を読んでいてよかった。読んでなくても全く問題ないけど、近親相姦という展開の意味合いを受け止めやすい。 カフカくんの章は現在形(言う。見る。)、ナカタさんの章は過去形(言った。見た。)で展開していることに気づいた。 カフカくんの場所は、不確かな壁の世界に似たものがあり、惹きつけられた。大島さんとの会話も。 ナカタさんとホシノさんのかけ合いが好き。終盤は想像してなかった展開だったけど、空気さなぎ感があった。 村上春樹はやはり影が好きですね。
39投稿日: 2026.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とりあえず最後まで読んだが、あれらの謎の回収は?という放心的な気持ちになった。 特にジョニー・ウォーカーという恐るるべき存在、最後の得体の知れない敵の存在、森の世界、etc… 全てが回収されずに終わってしまったため、純粋にストーリーを追ってた側からしたら少し残念だった。 しかし、本質はストーリーそのものではないんだろうと思う。田村カフカくんの「家出」から始まり、冒険譚が進む中での人間としての成長が見届けられる点や、あるいはナカタさんのユーモラスさが星野青年の人生を変えるなどの運命的な出逢いをテーマとしているのかもしれない。 細やかなテーマが散りばめられている点については、一旦本筋のストーリーを掴んだ上で改めて読み直し、深掘りしていきたい。 世界観としては、猫が話したり人が石に話しかけたりしている点が摩訶不思議で面白かった。
0投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログ面白かったー 途中長ーって思ったけど 星野くんいい味出してる ことばで説明しても正しく伝わらないものは、まったく説明しないのがいちばんいい たとえ自分に対してもだ 自分に対しても、たぶんなにも説明しないほうがいい
10投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的にあらゆる謎がよく分からないまま終わった。ナカタさんは入り口に記憶を置いてきたから記憶がない、佐伯さんも同じように影が半分、ってことは何となく分かった。ただ、このよく分からない感じがこの小説のいい所でもあると思う。分かりやすくて面白い感じではなかったけど、普通に読み進められたし、読了後も後味が残る小説だった。
2投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なるほどなるほど、村上春樹さんの作品はこう楽しむのかと理解できてきました。これまでに読んできたのは1Q84だけですが、明かされない謎を抱えたまま、わからない事だらけの世界で確かなものを見つけるというのが肝なのですね。なるほどなるほど。 明かされない謎だらけなのにちぐはぐにならない、その上で世界観を確立させてる村上春樹さんの技量を感じます。
1投稿日: 2026.08.10
powered by ブクログマジックリアリズムは難解だが、 著者特有の文章表現が巧みであり、 文を読む楽しさはどの場面にもある。 一方対比構造は分かりやすく、 形而下と形而上2つの揺れ動きだと思えば物語に入りやすくなると思われる。
0投稿日: 2026.07.25
powered by ブクログ◎記録 下では、カフカくんとナカタさんの物語が交わり、人間関係も絡み合っていく。 理解力が乏しいため、AIによると本作は「過酷な運命や圧倒的な喪失に直面しても、人はそれに静かに耐え、現実を受け入れて生きていくしかない」ということを伝えたいのだと言う。 田村カフカくんの境遇はギリシャ悲劇の「オイディプス王」をモチーフにしており、どれだけ抗おうととしても避けられない運命があること、そしてそれを引き受けて乗り越える過程を象徴しているという。 ✔️「僕が求めているのは、僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない。僕がほしいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解ーそいうものごとに静かに耐えていくための強さです。」p193 どんな状況においても、それに耐える強さがほしいというこの言葉からも、AIが言っている意図に当てはまる。しかしこの強さを手に入れるのは大人でも難しく、この言葉を聞いた佐伯さんも「いちばん難しい強さ」と言っている。上でも登場する「タフ」とは、このことを表しているのだな、と思う。誰もがこの強さを手に入れることができたら、世の中はもっと違う方向に変わっておたのかもしれない。人間は弱い。でもだからこそ、誰かと共存して生きているのかもしれない。 またネットで書評している方の話では、カフカくんとナカタさんは相反しているという。 例えば、カフカくんは読書が好きで一日中本を読んでいられるが、ナカタさんは字が読めない。 人間の三大欲求である性欲が関係するカフカくんに対して、ナカタさんは性欲が全くなく、代わりに食欲と睡眠欲が重要となっている。 2人は本作では出会わないし、互いに存在も知らないが、お互いがそれぞれの目的を持って行動することが、全体のバランスを取っているのかもしれない。 森の中は夢であり無意識の世界であるとされており、その中では時間は重要ではなく、おそらく責任も生まれない。そこにいるのは楽だけど、ずっと留まることはできず、傷ついても現実の世界で生きていかなければならないというメッセージがメタファー通して伝えられているのかなと思った。 謎なことが多く、解明されていないこともあるが、物語は繋がっており、固定概念や表面的で判断できない物事を考えさせられた。読み進めていくうちに、ページをめくる速度があがり、物語に入り込んだような気持ちにしてくれる作品だった。
0投稿日: 2026.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・初村上春樹さん。村上春樹ファンの方々からするとどういう立ち位置の物語だったんだろう?これは序の口?だとしたらもうついていけない... ・性交の描写がなんか嫌。抵抗ない、むしろ好き(っていうと違うけど)なはずなのに。自分なりに考えた結果、なんかこう...意識高い系な感じに捉えてるみたいでゾワゾワするのかも。 ・カフカのターンは憂鬱で仕方なかった。大島さんとの会話なんてもう自分にナカタさん降臨させて「訳がわからないであります。」って感じで読んでた。 ・結局謎は謎なままで何もわからないまま終了。一体なんだったのさ?軍の報告書まで読ませておいて、先生の破廉恥夢話まで聞かせておいて、何も分からないなんて。そりゃ無いぜ。 ・ナカタさん&ホシノちゃんターンが楽しみでやっと読み終えた。2人に感謝。 「はい。ありがとうございます。それではナカタはウンコをして参ります」 「あのね、そんな大きな声で、みんなに聞こえるように復唱することねえんだよ。ほかの人はまだメシを食ってるんだからさ」
3投稿日: 2026.07.21
powered by ブクログ人によっては、この作品が村上春樹の最高傑作と評している。私は同意しないわけではないが、前回に読んだねじまき鳥クロニクルの方が猛烈に記憶に残ったのは何故だろうか。どちらも村上春樹らしい、現実世界と別世界の境界が薄くなる描写、複数の主人公が徐々に巡り合うに至るまでのエピソード展開はとても見事で心地よい。その中でもねじまき鳥の良さは、井戸の中での精神対話と、笠原メイという魅惑的な存在が大きかったのかもしれない。海辺のカフカではギリシャ神話のエディプスを想起させる、父を殺し、母と交わるという明確なテーマが設定され、主人公の心理描写も惹きつけられるものがあった。だがもしかすると、カフカは15歳にしてはしっかりしすぎていたのかもしれない。内気とはかかれながらも、淡々と現実を処理していくカフカの存在がどこか自分から遠くなっていったのかもしれない。
0投稿日: 2026.07.20
powered by ブクログ初めて読んだ村上春樹作品。 上下巻あわせて1000ページ超。胸焼けがしたw なんか、村上春樹って、ルーブル美術館に「額縁だけの作品」を置くタイプの作家、という印象だった。 「……絵は?」 「いや、それを考えさせる作品なんです」 と言われるところまで含めて作品、みたいな。 最後まであまり肌に合わなかった。
2投稿日: 2026.07.20
powered by ブクログカーネル・サンダース面白いな。 直接は関わりたくないけど。 猫と喋れるのも羨ましい。 変なことに関わりたくないけど。
15投稿日: 2026.07.15
powered by ブクログ表現がすごい、 村上春樹に熱狂的なファンがいるの分かる気がする。 けどすみません、私にはわかりませんでした。 5年後くらいにもう一度読みたいです。
2投稿日: 2026.07.13
powered by ブクログ読み終わったあー、 私たちは主観と客観を相互に交換しながら生きている、実体ではなくてメタファー、象徴的なもので人と人は繋がってるんだろう。 特に星野青年が好き。なかたさんのなすことにおおらかに受け入れ、そこから自分の過去を振り返ってどうして生きるべきかを考える。今後の人生でナカタさんだったらどうするんだろうっていうことを考えながら生きていくことになる。 こういう、誰かに覚えられているような人間になることが繋がりってことなんだろうか、覚えられることに価値があるんかな。
9投稿日: 2026.07.04
powered by ブクログメタファーとして。 この作品が森だとしたら、私はその森のすべてを理解できたわけではない。 でも、そこで見た景色や、触れた言葉や、揺さぶられた感情は、深く自分の中に残っている。 そんな読後感だった。
1投稿日: 2026.06.29
powered by ブクログ上下巻あっという間に読んだ。カフカ少年の周りに現れる人々、佐伯さんや大島さんに実際に会えた気がする。ナカタさんの冒険もわくわくした。星野青年になりたかった。
2投稿日: 2026.06.13
powered by ブクログ総合すると、内容が独特すぎてついていけなかった。 文学的表現が多いというか。2020年代の小説メインで読んでる私には難しかった。 結局なんだったんだろう、みたいな疑問が残る。 考察とか見て少しだけ腑に落ちるけど完全には落ちない。上下通して結構長いので、 違う世界観の長い旅をしたな...という気分で終わった。
2投稿日: 2026.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーへの理解は難しかったけど、哲学的な思想とかは興味深いなと思った。 「すべての物体は移動の途中にあるんだ。地球も時間も概念も、愛も生命も信念も、正義も悪も、すべてのものごとは液状的で過渡的なものだ。」 あらゆる時間が止まればいいと思うことがあるけどそんなの無理 すべてのものごとは移動の途中だと思えば、何かを人に押し付けてしまったり、潔白でいる為に変わらないように務める必要も無くなるのかなーとおもた(倫理が許さないことは嫌いだけど) 「自由になるものの象徴を手にしていることは、自由さそのものを手にしているよりも幸福なことかもしれない」
1投稿日: 2026.06.10
powered by ブクログ分からないというのが正直な感想。どうなるんだろうというのが気になって最後まで読み切ってしまったという意味ではおもしろかったんだけど。星野くんが魅力的とかね。 カフカサイドとナカタさんと星野くんサイドは交わらないんだとかナカタさんの記憶は戻らないんだとか。戻って死んだのかもしれないけど、でも彼が入口に入るきっかけとかはよく分からなかったまま。 分からないことが山積みな理由考察が上がってました。すぐ考察を求めてしまうの反省。 https://note.com/akagami_sun_sun/n/ncb5af3171334
0投稿日: 2026.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっと読み終えることができた。理解できなかったが、この物語はメタファーなんだって思ったら少し納得できた。15歳の時に読んだ方が良かったと思った
2投稿日: 2026.06.01
powered by ブクログ単純に先が読めなくて面白い。色んなメタファーを潜り抜けながら現実に帰還する感じ。 登場人物ひとりひとりが面白い。
1投稿日: 2026.05.25
powered by ブクログ本当に面白い小説だった。最初から独特の世界観が感じられて物語にぐいぐい引き込まれた。村上春樹の長編を読むのは初めてだったが、この人特有の比喩表現とか物語の展開が自分の好みにすごくあっているんだと思う。いろいろな意味深な表現や出来事がたくさん出てきすぎていて、すべての意味を理解するのはとても難しいと思うが、この物語は人間が心の隙間を埋めて自分を認められるようになるまでの過程を描いているのではないかと思う。さくらと佐伯さんはカフカの実の姉、母ではないとは思うが、カフカはそう自分の中で認められるような根拠を探し求めているように思えた。そうすることで呪いを受け、解放されることができるからだ。また、カフカが体を鍛えているのも何かに役立てるためではなく自分のことを認める根拠を作るためなのではないかと思う。最後の森の場面も彼の心のなかでの出来事ではないだろうか。そうやって、周りの人々やものを自分の中で「メタファー」にすることで、心の満たされない部分を埋めていく、そういう話だと解釈した。だから、この世界は客観的に存在しているものだけれど、同時に自分の心の中で再構築する主観的なものでもある。
2投稿日: 2026.05.24
powered by ブクログ大島さんとカフカの会話がとても良かった。カフカの問いに対して大島さんがくれる答えがいつも味わい深く心に刺さって好きだった。 特に下巻は、今の自分の精神状態と相まって心に残ったフレーズが多くあった。 綴られている言葉と自分とを繋げてどこまでも考えたり感じたりできる物語だと思った。 「君の外にあるものは、君の内にあるものの投影であり、君の内にあるものは、君の外にあるものの投影だ。だからしばしば君は、君の外にある迷宮に足を踏み入れることによって、君自身の内にセットされた迷宮に足を踏み入れることになる。」 「そうだな、君がやらなくちゃならないのは、たぶん君の中にある恐怖と怒りを乗り越えていくことだ。 そこに明るい光を入れ、君の心の冷えた部分を溶かしていくことだ。 今からでもまだ遅くはない。今からならまだ君はほんとうに自分を取り戻すことができる。」 カフカが母や姉(と自分の中で仮説立てたり感じたりしている人たち)と交わってしまうことは気持ち悪く感じたけれど、その逃れられない呪いみたいなものには少し共感した。 逃れたいと思っているのに逃れられないこと。呪いのプログラムをすべて終えてしまって、「そのあとは誰かの思惑の中に巻きこまれた誰かとしてではなく、まったくの君自身として生きて」いきたいというところも。 それでも呪いに呪われたままでいるのではなく、恐怖や怒りを乗り越えて冷えた部分を溶かすようにと励ましてくれる人や言葉が多くある物語だったことに救われた。 あと上巻ですごく好きな文章がある。ナカタさんとミミがウナギについて考える場面。 「それから二人はめいめいにウナギについて沈思黙考した。二人のあいだに、ウナギについて深く考えるだけの時間が流れた。」 カフカが神社で目を覚ました時にあたりを囲んでいた灌木についての描写もすごいなあと思った。 「僕の手は、いじめられた動物の心みたいに硬くねじくれた灌木の枝にしか触れない。」 いろんな文章を引用したくなってしまう作品。 なによりも言葉に力のある物語だった。
3投稿日: 2026.05.21
powered by ブクログようやく読み終わった! 描写がうまくて引き込まれるように物語を読むことができたんだけど、ストーリーを振り返ると?と思う所も残る。大抵?となる時は読む手が遅くなったりするがカフカは全然そんなことはなかったのが不思議。 少年の成長、佐伯さんなどなど色んな人を通した自分という心の中の物語なんだけど多様な他者も関わってくる。 不思議だけど読了感の大きい作品だと思う。
19投稿日: 2026.05.17
powered by ブクログ2024/07/27読了 初めて村上春樹読みました 結論から言うとすごく抽象的。話の枠組みみたいなのはしっかりしてるんやけど、中身がふんわりしすぎてて一人ひとりで読んだ感覚とか想像する風景はとても異なるだろうなって。その中で一つ思ったことは、カラスと呼ばれる少年はきっと田中カフカ本人だったんじゃないかなと。心というかもう1人の自分みたいな。頭の中で考える時に使う一人称みたいな。考える時に会話しているもう1人の自分みたいな。 とにかく抽象的だったけどすごく面白かった
2投稿日: 2026.05.17
powered by ブクログわからなかった。私には難しかった。物語の中では何も解説されなかったので考察したい。とりあえず自分には五感の働きが足りないなと思った。感性豊かな人はもっと楽しめるんだろうなと思う。
1投稿日: 2026.05.07
powered by ブクログナカタさんパートの方がカフカパートよりも興味深々になってきて。 星野ちゃんの存在感がどんどん大きくなって、ナカタさんの良きバディ感が最高。
3投稿日: 2026.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上下巻で約1,000ページという超ボリュームながら、とても読みやすい文体であっという間に読んでしまった。 ただ、思い返しても自分が何を読んだのか説明することが非常に難しい。 主人公は15歳の家出少年「田村カフカ」、そして猫と会話ができる老人の「ナカタ」の二人。中野区と高松市を舞台にそれぞれの視点で物語が進む。この二人には何かしらの関係があることは推察されるがそれが何かは解き明かされず。また、現実と空想が入り混じっており、周囲にも謎多き人がいるが、それらの謎も解き明かされず。 しかし、モヤモヤとした気持ちが残っているかというと、妙にすっきりとした気持ちになっている。軽妙かつ想像力を掻き立てる文章表現で、頭の中でこの不思議な世界がくっきりとイメージできる。様々に散りばめられたエピソードから自分なりの考察をするもよし、ただひたすらに世界観に浸るもよしの唯一無二の物語だった。
0投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログ主人公が15歳だから、あんまりハマれないんじゃないかって思ってたけどすんなり読めた ナカタパートは星野くん含め楽しくてリズムが心地よかった あたしの人生にもあらゆる仮説があるけど 許せないことを許せるようになりたい
1投稿日: 2026.05.01
powered by ブクログこの下巻を読むと、上巻はいかに大掛かりな仕掛けを体にくくりつけて、それを起動させるかをただ書き連ねた様なものに思える。そしてこの下巻で物語は大きく立ち上がり始める。
0投稿日: 2026.04.29
powered by ブクログ完読! 結果, 様々な問題は残っているものの なぜか, スッキリ感が湧いたのは1Q84と違うところ。 15歳の割には あまりにもしっかりしすぎているカフカ。 まぁまぁ,読書家ならそんな感じかしら。 人との出会いで そのあとに触れる音や本,全てに対する見方が変わる。 この中で一番成長したのは間違いなく星野さんでしょう 印象深い作品でした。
1投稿日: 2026.04.27
powered by ブクログ美しい言葉の羅列、オシャレな描写に物語へと惹き込まれる非常に読みやすい文体。 性的表現はエロティックでは無く、エロティシズムであり、マイノリティや知能障害の表現は物語に絶対に必要だったのか疑問? ナカタさんの話は、先が気になり読み進めてしまう。一方、少年の話は退屈で独りよがりな感じが否めない。 結局、決着はついたのか疑問が残る。何もかもが中途半端な終わり方が気になる。 海外から高い評価を受ける。と言うことだが私には合わなかったようでした。
27投稿日: 2026.04.25
powered by ブクログ思春期の少年が成長するための出来事にしては、ヘビーすぎる… 母と姉についてはハッキリしない感じだったけど、読み返したりしていろいろ想像を掻き立てられるのでそれはそれでいいのかも
0投稿日: 2026.04.24
powered by ブクログ読み手の数だけ、何を伝えたかったか、ひとつひとつの出来事が何を意味していたかが別れる物語だと感じた。 出来事の伏線が全て回収されていくのではないので、結局あれはなんだったのだろうと考えさせられた。
0投稿日: 2026.04.21
powered by ブクログむずかしい言葉がたくさん。考えさせられる言い回しがたくさん。何度も同じところを戻っては進み、読んだ。だけど間違いなく読む価値のある本だった。 スマホひとつで何でもわかる、思考する必要すらなくなってしまったこの時代に、考えることのおもしろさを教えてくれている本だと感じる。 いつか全ての言葉の意味がわかったらいいな。
1投稿日: 2026.04.11
powered by ブクログ好きな村上春樹ワールドだった ナカタさんの小学校時代の先生が見た夢がどう関係してたのか、ホシノさんのその後、カーネルサンダーズの招待、など解決していないナゾはたくさんあるのに、読み終わった時なぜか伏線回収されたようなスッキリ感と読み応えのある作品。 ナカタさんのように、物事を偏見なく受け入れられるような人間になりたい。 カフカくんもさくらさんも大島さんもホシノさんも、みんな幸せに生きてほしい。
1投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログわかったようなわかんなかったような、でもどこか美しいと思える作品であった。 曖昧な点は曖昧なこととして受け入れ、それはそれで面白い、美しいと感じられるかどうかだと思う。 単なる「正解」ではなく、「想像力」や「解釈」、つまりは考え続けることの大切さを伝えたかったのかな、と私は思った。
2投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み応えはあるが、読後感が爽やか やはりナカタパートは読んでて楽しい ホシノもオオシマもオオシマ兄も、幸せになってくれ〜 ナカタ、違う世界でたくさん読んでほしいな 初村上春樹、よかった
0投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログみんなおつかれさま 登場人物たちが作用しあって良い方向に動いたと信じたい 人と人との関わりは尊い物だと信じたい
0投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻と比べて、登場人物たちの空想の世界、心理描写が多く、ふわっとした読書体験だった。 個人的には上巻での、ナカタさん・カフカくん・大島さんの暮らしの様子が読んでいてとても幸せを感じる。 下巻では、上巻以上にナカタさんが愛おしくなっていく。石を探す方の中で、石さんと話したり、何をするかはわからない中で、行き先を決めて行く様子。「ナカタにも、行ってみないとわかりません」と繰り返す。笑 星野くんが振り回されながらも、寄り添ってくれていてナイスコンビだった。 総合してすっきりした読み味で好みの小説だと感じた。
0投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ終わりがイマイチだったかな 最後の終わりらへんはイマイチだったけど、ナカタさんとホシノくんのやり取りは楽しくていいテンポで面白かった。
0投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログメタファーの話だったんだと思う メタファーとして、僕らはそれぞれの呪いを乗り越え(もしくは飲み込まれ)、森の奥深くまで足を踏み入れ、その先でまた、生きる意味を探し続けなきゃならないんだろう 寓話的過ぎる登場人物の中で、等身大の人間であり続ける星野青年の魅力が、今の自分には印象的だった
0投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
海辺のカフカ下巻。全体を通して物語がどこに進んでいるのかが上手く掴めず腑に落ちない部分もあるが、終わり方も含めて、長旅から帰ってきたような満足感がありました。ナカタや佐伯さんの死は何を意味しているのか考える余白がありそうです。
5投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログ主人公が佐伯さんに恋している描写やシーンが一番面白かった。ナカタさんとホシノさんのパートも面白い。主人公が一人で森にいるシーンは少し退屈だった。 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドであいまいだったところがわかりやすく描写されていて満足感があった。図書館にいた女の子が今回は佐伯さんになっている、とか。
0投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログ余韻が長く残る小説だった。 物語を追うというより、言葉に浸り、想像する時間を過ごした感覚に近い。 登場人物の中ではナカタさんが特に印象的で、不思議さと同時に、どこか静かな安心感を与えてくれる存在だった。
36投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ真実は読者に委ねられたまま終わる。私は、「田村少年は物語の誰とも血は繋がっていない」と読んだ。あくまで思春期の少年ならではの誇大妄想。妄想であるが救われ成長した田村少年。佐伯さんは全てを分かった上でそれに付き合ってあげていた。
0投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ良すぎるー、、、主人公がまだ中学生なのがすごい。長いけど、すらすら読めた。ナカタさんと星野青年が好きだなあ。みんなそれぞれ少し悲しくて寂しくて交差していく感じが切ない。 謎な部分も多いけど夢を見ている時みたいな納得感があって特に疑問は抱かなかった。
2投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ二つの視点から描かれていた物語が、やがて一つに重なっていくところが面白い 田村カフカくんとナカタさんどちらも移動が多くアクション的な観点からも楽しむことができた。ファンタジーな要素が混ざり合い、夢現な感覚を味わうことができた。 いろいろな可能性の有無について、田村カフカくんの父の言葉がどのようにして現実に起こっていくのか楽しみにしながら読み進めた。 四国に行きたくなった
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻とあわせて記録。、 結局なんの話だったのかというと難しい。 15歳の思春期特有の全能感の話だった気もするし、性に目覚めたばかりの男の子がそれを扱いきれない話だった気もするし、ただそれだけにしては登場人物も多く複雑で難解だったなぁという印象。ずっと抽象画の中を泳がされてるみたいな。 でもつまらないというわけではない。 キャッチャーと似た読後感があって、なんだかよくわからないけれど文章に読まされてる感があった。好きなところはナカタさんとホシノくんのパート。上巻を読んでる時から、同じ中野区スタートで、たぶんナカタさんとカフカくんの物語がどこかで合流するんだろうと思っていたから、徐々に近づいていくのは純粋にワクワクする部分だった。ホシノくんがだんだん開き直って、ナカタさんに添い遂げようと心を決めていく様子が漢気あって素敵だったし、ナカタさんといるなかでどんどん美的感覚というか、感性に触れるものへの興味を高めていく様子がとても丁寧に書かれていて、ここはナカタさんの話を書いているようでホシノくんの変化を書きたかったのかな。好きだった。 結局、カフカくんと佐伯さんの想い人との間にどんな関係があったのかは謎のままだった。何の因果があってカフカくんがそうしなくてはいけなかったのか、入り口の石と雷の相関関係、ジョニーウォーカーさんはなぜ笛をつくることになったのかもわからないし、何故サンショウウオみたいな白い物体に化けてナカタさんから出てこなくちゃならなかったのかも謎。カフカくんがどうしてお父さんを殺したいのかも謎のまま。 ただあの甲村図書館は、物語のなかでは時間の止まった場所であり、何かを護っている場所にもなっているような気がした。だから佐伯さんは20歳から進めないし、世間とは違う滞留した時間軸なので大島さんは自分の複雑な性別をとがめられることなく過ごしているのかなーと。 カラスと呼ばれる少年という概念は、きっとカフカくんの分身のようなものでこの世には存在しないのだろうと想像はつくけれど、自分なりに解釈すると彼の孤独の象徴だったんじゃないかな。 村上春樹初めて読んだけど、もっとリアルな物語を書くと思っていたから、意外にファンタジーで驚いた。あとものすごく読者に委ねるタイプの人なんだな? たぶん他の人のレビューを読み漁ることになるから、いったんは自分の話をここに書き留めておきたい。
5投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ細かい謎は色々あって一筋縄じゃないんだけど、それでも1人の思春期の少年が成長していく物語とか、1人の平凡な青年が奮闘していく物語とか、そんな真っ直ぐな物語だと思う。爽やかな気持ちになった。 "死に続けていた" という表現、一見何の変哲もないのに面白い。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ先が気になりどんどん読み進めた。 途中読み飛ばしたところもあるが完全に世界観に没頭。クライマックスから最後は意外とフワッと終わったが心に確実に残る小説だった。ホシノくんが良いキャラクターをしている。
1投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ村上春樹さん 新潮社2005年3月発行 長編小説 下 20年前の作品 再読してもどんどん引き込まれていく そして、小説の中に出ている作品が読みたくなる
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ巧妙に伏線回収してくれる作品も気持ち良いけれど、読後に残る感情が多いのは海辺のカフカのような作品だと思う。何をどう解釈し、整理すれば良いのか困惑してしまう。 自分の一部をひどく損なってしまった人たちが、それぞれが抱えるものに向き合い、そして何とか受け入れていく。佐伯さんは恋人を失い、恋人との未来を失い、ナカタさんは文字と知能、秀才としての未来を失った。カフカ少年は母と姉を失い、家族と過ごす温かさのようなものを失った。 極めて大切なものを失ってしまい、もう二度と取り返しようがない時、どうすれば良いのか。何もできない気がする。そんなことを考えさせられる。 ただ、最後のホシノさんの「ナカタさんの一部は、俺っちの中で生き続ける」という台詞に救われた。失ったけど、失うまでは確かにそこにあったという“しるし”が沢山ある事に気づく。万年筆や絵画にCD、短い鉛筆やマグカップ。それらを見るだけで佐伯さんや大島さんを思い出せるし、猫や石や神社やKFCを見ればホシノさんはナカタさんを思い出す。 自分の中でその人はずっと生きていて、自分も誰かの中でずっと生きている。それを知っていれれば、少しはタフに生きれそう。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ時間、記憶、図書館、影、と多くのメタファーがある物語だった。 また忘れた頃に読み返してみたいと思う。 ただ、マザコンとエロは気持ち悪い描写なのでそのあたりは好きではないな。
15投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大公トリオ聴きながら読んだ どうやったらこんな話思いつくんだろう 言葉にならない気持ちとか、頭のなかにあるまとまりのない空想とメタファーが物語になっていて感動した 全ての登場人物が謎を残してて、愛おしくて離れがたい気持ちで読み終えました 交わされる会話が哲学的で楽しい ホシノくんの世界の見え方が、ナカタさんに影響されて変わっていくのも圧巻 なにもないところで、毎日規則正しい生活を送りながら一日中本読んだり、映画観たりな日々を少しでもおくってみたいなー「大人は判ってくれない」、気になってから観てみよう 「誰もが恋をすることによって、自分自身の欠けた一部を探しているものだからさ。だから恋をしている相手について考えると、多少の差こそあれ、いつも哀しい気持ちになる。ずっと昔に失われてしまった懐かしい部屋に足を踏み入れたような気持ちになる。当然のことだ。」 「君は今、とても素晴らしいものごとの中にいる。こんな素晴らしいことはこの先もう二度とめぐってこないかもしれない。それくらい素晴らしいことだ。それなのに今そこにある素晴らしさを、君はじゅうぶんに理解することができない。そのもどかしさが君を絶望的にさせる。」 「ことばで説明してもそこにあるものを正しく伝えることはできないから。本当の答えというのはことばにはできないものだから。」 「それで、ことばで説明しても正しく伝わらないものは、全く説明しないのがいちばんいい。たとえ自分に対してもだ。」
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログなんだなんだ?!今までに体験したことのない読後。正直すっごいモヤモヤする終わり方で、スッキリを求める私は少し気がかりなんだけど。こんなにもフワッとしてるのに今最高に気持ちい。なんだろうまるで長い長い夢を見ていたような、遠い世界に行っていたような、。この本じゃなきゃ味わえない。地に足がついてない、。きっとこの本じゃないと味わえない。(面白かったではなく)楽しかった‼️‼️なんか色々調べたい気持ちするけどこの余韻に浸って自分だけのものにしたい、そんな気分。
0投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログカフカとナカタさんの話が交叉しながら、そして、佐伯さん、大島さん、星野少年、カーネルサンダースと、何か奇妙で逸物ありそうなキャラが絡み合いながら、淡々と物語が進む。 印象派の風景画の中に紛れ込んで、そこで起きる猟奇的なことが、その場ではまるで当然のことのように。(村上春樹的な比喩表現にチャレンジしてしてみました。)
0投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「ノルウェイの森」に続いて3作目に読んだ村上作品。 中田さんの影が薄いところとか、この世界と違うコミューンのような別の世界があるところとか、死の気配が漂うヒロインが出てくるところとかは、他の作品と共通してる感じがした。 2人の主人公の視点のエピソードが交互にくるところは「世界の終わりと〜」と似てる。 「世界でいちばんタフな15歳」の少年田中カフカくんの、高松への家出→甲村図書館での生活。父からもたらされたオイディプス王のような預言「お前は父を殺し母と姉を犯す」、冴木さんへの恋、高知の山奥で別の世界に行く→冴木さんに諭されこの世界で生きる覚悟を決める、のエピソード 「分からないんです、どうして誰かを愛するということが、誰かを傷つけるということになるのか」 冴木さんとの恋のあたりはメタファー的で、結局冴木さんが母親だったの?父との関係は?父はなんであんな予言を残したの?ジョニーウォーカーは父なの?猫の魂を集めて作った笛って結局何のことだったの?等謎が残るように思う 中田さんと星野青年のエピソード 中田さんは戦時中に、山梨の飯盛山に未確認飛行物体が現れた事件で向こうの世界に行って影の半分を失い、識字能力も失う。猫と話せて、生活保護を受けつつ猫探しの仕事をしてる。迷子の猫を探すうちに、ジョニーウォーカーを殺すことになる。その後、中田さんは高松に向かう。ヒッチハイクを拾ってくれた星野青年と行動をともにするようになる。 中田さんの使命は入り口の石を開けること(彼らが開けたからカフカ君は別の世界に行けるようになる)中田さんは途中で力尽きて死んでしまい、星野青年が石をしめ、名古屋へ帰る 太閤トリオが聞いてみたくなる。 「これからの人生で、こういう時に中田さんなら何ていうだろうな、と考えるようになると思う。それって大きなこと」 「中田さんと一緒にいたおかげで、中田さんの目を通して世界を見る経験をしたから、今までなら興味が持てなかった映画や音楽に心を動かされるようになった」
0投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ「タフな精神力と母親からの愛、引き継いできた者たちの記憶を力に、一方的な力によって引き受けざるを得なかった強烈な悪意を断ち切る。」 物語を一言で形容するとこんなところでしょうか。 「世界で一番タフな少年になる」というのは大きく出たなと思っていましたが、カフカ君は実際めちゃくちゃタフですよね。自分が15歳の時って何してたかなって考えると赤面してしまいます。 物語は主にカフカ君とナカタさんの視点で語られてますが、カフカ君は今を生きる若者、ナカタさんは悪意を受け止めされられた存在、という具合で読めますよね。 私自身、村上作品は何冊か読んできました。その中で、ただ健気に生きている人に強烈な悪意がやってきて、それを次世代が断ち切る、みたいな流れがあり、今回もその流れを引き継いでいます。 そのパターンを覚えている人にとっては読みやすくも、主人公が15歳のちょっと大人ぶった少年がということもあり、読者が過去の自分と重ね合わせながら読むことができる、厚みのある作品になっていたなと思います。 もし自分に子どもができたり、自分が打ちのめされて苦しんでいたりした時には、また本著に触れることになるだろうなという気がしています。 そして昨今は世界のみならず、日本でも様々な種類の問題がとりただされていますよね。その問題に向き合うことも大切です。一方でそういった情報を浴びることで、特定の人々への偏った考えやイメージが顕在化している傾向はあるように感じます。 ただそこで踏みとどまって、絶対的な悪意やそれを扇動する者には屈しない。そんなタフさを持った人間になる必要が、私たちにはあるのではないでしょうか。 そんな面白くも、この波乱ある人生を生き抜く勇気を与えてくれる、そんな小説でした。ぜひご一読を
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ初めての村上春樹 ぶっ通しで読んだ。行ったり来たりのお話なのに一つの軸で読むことができた。完全に理解はできていないし、理解できなくてもいい気がする。何回も読むのに良い本だと思った。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・父のメタファーを殺し、母と姉のメタファーと交わる ・入り口の石を開けるナカタさん、そこから中に入り「タフな少年」となる田村カフカ ・「海辺のカフカ」は佐伯さんの曲の名前
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログクラシックの描写が良い ベートーヴェンの大公トリオ、ハイドンのチェロ協奏曲は聞くだけで今でも海辺のカフカの世界観に引き戻される 現世と来世の境目の空間の描写が素晴らしい 筆者が主に伝えたかったことはまなみには刺さらなかったけど、物語として素晴らしい
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ不思議の国のアリスのような不思議な感覚を覚える。カーネルサンダースが現れて、道を先導するシーンなど特に。 内容は上巻に比べてより哲学的で難解な気がする。 読み終わって謎が解き明かされない部分もあり、モヤモヤするところもあるが、もっと読み込めば理解できるのだろうか。
10投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田村カフカ・大島さん・大島さん兄・佐伯さん ナカタさん・ホシノさん どの登場人物も素朴で愛しい。 田村カフカくんとナカタさんが交わる時が来る!って楽しみに読み進めるけど、カフカくんは別の世界で不思議体験をして、ナカタさんはその間に亡くなってしまう。ナカタさんの口から白いナマコでかいバージョンが出てきてホシノさんが戦う…シュール… この2人の関係はどうゆうものだったのか、ナカタさん側のストーリーで何を伝えたかったのか、何回か呼んだらみえてくるだろか。少なくとも2人は同じ場所で同じ体験をしたんだろうか。 大切な物がこぼれ落ちるように消えたり、なくなってしまうけど記憶にはちゃんと残ってる、その記憶を大切にして生きていけたらいいな。 「大事な機会や可能性や、取り返しのつかない感情、それが生きることの一つの意味だ。でも僕らの頭の中には、そういうものを記憶としてとどめておくための小さな部屋がある。きっとこの図書館の書架みたいな部屋だろう。そして僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードをつくりつづけなくてはならない。君は永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる」
7投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ優れた作品で面白いけど、伏線から回収までの時間が短いからストーリー展開が人為的に感じる。その方がわかりやすいという利点があるのだろうけど、不自然。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ上巻はストーリー性に頭が追いつかないで終わった。こんなこと実際に起こるわけがないから、どういう心持ちで捉えて読み進めればいいから分からず、だからこそ先が気になり下巻もどんどん読み進めたが、どこかのタイミングで自分が納得、理解できる展開にシフトするはずと思っていたものの、見事に裏切られそのままの世界観で終了。多分、作者が伝えたかったことの大半に気付かず、感じられず、読み終わった自信がある。 カフカ少年とナカタさんは特に何かを象徴した存在として描かれているのだろう、大島さんも佐伯さんも大島兄も哲学的なお話が好きなのね、でも何を伝えたいのか瞬間的には感じ取れないし意味不明だなとハテナ??が頭に沢山わいている状態で、自己分析をわかりやすく語ってくれる星野青年が特に良かった。 この小説は時間をかけてじっくり感じながら読むべき本だったなぁ。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログaudibleで拝聴。 星野さんのセリフが好きだった。 よぅ、なかたさん。おれっちは・・ どうして大島さんはそんなにも全てを理解しているのか、どうやって能力をてにいれたのだろう?
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界はメタファーだ でもね、僕にとっても君にとっても、この図書館だけはなんのメタファーでもない。この図書館はどこまで行ってもこの図書館だ。僕と君のあいだで、それだけははっきりしておきたい なんのメタファーでもなくて、なんら抽象化もされない、個別具体的にそのものとして大切にできるものの存在って考えたこと無かったな そして大島さんのような、自分の感性と判断の中でそう捉えられたら十分と考えそうな人が、誰かとその感覚を共有したいと思ってる所も含めてめちゃ良い 人間ってそこまで強くないよね 世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読んだ時にも思ったけど、村上春樹は脳の一部機能が制限されたような、ぼんやりした世界の静かさを描くのがすごく得意
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ面白かった。未回収が多すぎてどうだったんだろう、なにが正解なのだろうがすごく残るけど、それもまた一興。星野くんとナカタさん、いいコンビだったなあ
2投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ初の村上春樹 カフカとナカタさんの2人の物語が交互に展開されていて、カフカサイドは抽象的で読みにくい。反対にナカタさんサイドは読みやすいなぐらいで読んでた。 でも読み終わって、この2人の対比がすごくおもしろいことに気づけた。 ラストに向けてどんどん伏線回収されると思ってたからそこは少しモヤモヤした笑 でもこんな長編小説を読んだのも初めてで、読み終えた達成感もあるし物語もおもしろかった。
1投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログさて、読み終えた。単行本で読んだ、村上春樹の、私にとって最初の長編小説だった。改めて文庫本で読んだ。うん、よかった。また、しばらく間をあけて、読もう。いや、どうせ、読むことになるだろう。
3投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログストーリーは分かりやすいのに、メタファー的な表現が多すぎて、考察サイト見ないとモヤモヤしてもうた笑笑 カーネルサンダースの四輪駆動のお姉さんの紹介が面白くてケラケラ笑ってしまった。 みんな迷宮という痛みや苦しみを抱えて少しづつ紐解きながら生きてるよね。許すことの難しさよ…
1投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログタイトルの感じからしてもうちょっと爽やかな物語を想像してたけど思ったよりハードなところがあってギャップに感じた。 大島さんとナカタさんが好き。 性描写はいつもよくあるから読みなれてるはずなのに(笑)これはちょっとしんどかった、、
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログかなり時間をかけて読んだので、なんだか理解しきれていないように感じる。いつか改めて読み直したい。それはそれとして、単純に冒険小説として面白かった。
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ下巻に移ると性描写がどんどん多くなってきて、おお春樹さんっっっって困惑しちゃう。笑 キャラクターがより濃くなってきて、特に星野さんのチャラっとしてるけど真面目な性格がナカタさんと過ごすことで、猫や石に語りかけてしまうほどナカタ節が根付いてきちゃう星野さんが可愛らしく思えてきたほど。 だんだんとふたつの話が交わっていき、交差した先には不幸なのか幸福なのか。 抽象的表現や幻なのかメタファーなのか、リアルではない作風をどう読み解いていくのが正しいのか。 正直、この物語の全てを理解しきれたのかは自信がないけど、長編映画を見終えたような村上春樹節の効いた読後感でした。
48投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大きく見るととても面白い大冒険小説。小さく見るととても沢山のものが詰め込まれた小説。カフカとナカタさんの対比。ホシノさんの成長。特に大公トリオを好きになるくだりはとても素敵です。そして、大島さんとのドライブと大島さんのお兄さんとのドライブ…。 おそらく、読み手によって心に残るシーンはそれぞれだろうと思います。 私は、今回は、ホシノさんが最も心に残りました。大活躍をして、表面をなぞるような受け取り方しかしなかった人が、深く深く物事を感じるようになり、猫とも会話ができるようになり、そして最後はあっけなく出番が終了します。今作の裏主人公だと。 また数年したら再読したい。そう思わせる小説です。すごい。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ耳を澄ませるんだ。はまぐりのように注意深く。 注意深い生き物のメタファーとして、はまぐりを選ぶ村上春樹が最高に大好きだ。自分だったら、せいぜいウサギかフェネックくらいの捻りのないのが限界だと思う。絶対に思いつかないけど、理解できるメタファーを大量に用いるから、どんどん世界に引き摺り込まれてくんだと思う。
1投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ〇誰もが恋をすることによって、自分自身の欠けた一部を探しているものだからさ。(149p) 〇「ホシノさん」 「なんだい?」(167p) 〇君は彼女をゆるさなくちゃいけない。(中略)それが君にとっての唯一の救いになる。(378p) 〇あなたに私のことを覚えていてほしいの。あなたさえ私のことを覚えていてくれれば、ほかのすべての人に忘れられたってかまわない(467p) 〇つまりある意味ではナカタさんの一部は、俺っちの中でこれからも生きつづけるってことだからね。(502p) 〇やがて君は眠る。そして目覚めたとき、君は新しい世界の一部になっている。(528p) ★印象的な言葉が多すぎて、抜き書きが多くなってしまった。 ★下巻はなんと言っても、ホシノ青年が大活躍する。ナカタさんとホシノ青年のやり取りはまるで落語のようで楽しい。ホシノ青年は全てを受け入れる。度量が大きい。大島さんもそうだ。全ての質問に正面から答える。さくらもそう。この世界には度量の大きい人しかいない。
5投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログもし、自分が普通の人間だったなら。 この作品は、人生で一度は考えてしまう命題を受け止める深い器そのものなのだと思う。 心が大きく迷った時、きっとこの本に戻ってくる。 そう思えるだけのしなやかさと強さ、哀しみが混じり合う名作。
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ村上春樹ワールド、なんだか難しくてはっきりわからない内容もあったけど、読み進めるほど続きが気になり、あっという間に完読した!
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ下巻を読んでいて「街とその不確かな壁」を思い出した。「街とその不確かな壁」も少年少女の恋愛から始まり、少年は、少女にあう為に不思議な世界に入っていき図書館で夢読みの仕事をする。 「海辺のカフカ」では、家出をして図書館で暮らす少年が不思議な世界の少女に恋をする。 その少女は、かつてその図書館に住んでいた少年と恋人関係だった。 繋がっているのかなぁ〜と思わずにはいられない。 面白かったけど、やっぱり村上春樹は、何が言いたいのかよくわからない。
1投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ比喩表現や心理描写が好みではなかった。 私の教養が足りないだけであるかもしれないが、所々内容に関係しない知識のひけらかしがあるように感じてしまった。 あまり登場人物に感情移入できず、馬が合わなかったのだなと思う。 私にとっては星野くんだけがリアルで、他は登場人物は入口の向こうの人に感じられるほどであった。 ナカタさんの考え・行動がホシノくんの一部になるということはよかった。 自分が生きていたことが、誰かの記憶に少しでも残ってくれたら、イチとして生きている意味があるんじゃないかな。
1投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ著者、村上春樹さん(1949~)の作品、ブクログ登録は7冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女ー。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。“入り口の石”を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか?海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。 ---引用終了
73投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログベースは日常とした話で所々に非日常なことが入り込んでくる物語が好きなんだと実感した。 起きたことに対して同時進行向き合うかが大切なんだということを考えさせられた。 森の奥に続いていた道は死との境目だと考えた。 ジョニーウォーカーやカーネルサンダースみたいな現実と空想の狭間にいる雰囲気が好きだった。 白い物体やカラスと呼ばれる少年など謎に包まれた部分が多く、考察を見るのも1つの楽しみだった。
2投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想を書こうにもどこから書いていいか分からず迷子状態。そして解決に向かうにつれてなぜが読む手が重くなる不思議な本だった(普段は下巻のほうがサクサク読めるのに)。 一滴の水でも落ちたら止まることなく波及し続ける。登場人物たちにとって、田村くんの家出(カラスが求めたと言っても過言じゃないと思うが)が一滴の水だったのかなぁと思う。 田村くんと大島さんの掛け合いがディープだったので、ナカタさんとホシノくんの関係値にかなり癒された。特にホシノくんの目の前の出来事を淡々と受け入れて、消化して、身につけていく姿に若い頃の柔軟性は偉大だなと感じたり。 理解できたかと言われれば何も理解できていない気もするけど、素敵な言葉が散りばめられていて良かった。 「死に方に比べたら、生き方なんてたいしたことじゃないのかもしれない。」
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログしかし、村上春樹の小説(特に『海辺のカフカ』のような長編)では、「意味があるようで、意味が曖昧」なイメージが連続し、しかも因果関係もはっきりしない。 若い頃は、これを受け入れていたのだけど それが難しくなったのは、幻想文学という事を 忘れていたからかもしれない 『海辺のカフカ』は、まるで意味を求めようとする事に試されている。象徴や引用が次々と現れるが、それらに決定的な意味づけをしていない。読み解けるかではなく、「それでも読み続けるか」 ということです 文庫版で『海辺のカフカ』を三度目の読了。今回あらためて、これは少年が「母から自立する」物語なんだと感じました。父の呪いのような言葉に翻弄されながらも、自分で選び、受け止め、旅の果てに戻っていく姿には、静かな成長が描かれています。 ナカタさんの存在も印象的 理屈は通じないけれど、この世と異界をつなぐ不思議な導き手のようで、言葉ではない力で世界を動かしていく。その姿がとても美しく、物語の静かな背骨になっている気がします。 一方で、やはり女性の描かれ方には引っかかりもありました。重要な場面で、女性が理由も語られないまま受け身で関係を持つ描写が出てきます 幻想や象徴の演出なのでしょうか そのたびに女性が感情や背景を持たない存在のようです 深くて不思議な世界を旅しながら、登場人物の描き方にも問いが残りました さて、3回読んだ事になりますが 覚えていられるのでしょうか 本当は作中で「源氏物語」について触れられている箇所があり、物語の共通点等考えてはいたのだけれど、もしかしてそこまで考えて書いてなかったら哀しいので、レビューするのをやめました (¬_¬)
112投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私たちは大人になる時に、多かれ少なかれ何かを乗り越えていくのかもしれないな。カフカ少年は母親に捨てられたという思いや父親の存在を乗り越えるためには、家出をするしかなかった。佐伯さんや大島さんが少年と関わってくるのは、それぞれ抱えているものかあるから分かる気がするんだけど、ナカタさんだけは、よく分からないな。ナカタさんが子どもの頃から、あの得体の知れないものに取り憑かれてしまっていたからなのか(あれとジョニー•ウォーカーが反応した?)。因みに、佐伯さんはカフカの母親ではないと思います(当然ですよね)
0投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上下で結構量が多いなと読み始めは感じていたが、あっという間に読み終わってしまった。面白い。 作中のカフカや佐伯さんの描写を見て、自分が生きる意味について考えさせられた。 現実では嫌なことがあった時、「もう生きていても意味がない」と人生に意味を見出せなくなることもあるかと思う。しかしその人にとってそもそも生きる意味とはなんだったのか。実際意味なんかないのかもしれないが、海辺のカフカの登場人物を見ていると(読んでいると)1人1人の人生にその人にしか出来ない何か使命のようなものがあるのではないかと思わせられる。なら何かやってみよう、と自分の背中を押してくれる物語だった。
0投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ上下と読破するのに時間がかかってしまった。 2度目でも?? でも、その??がいいんでしょうね。 少年が、大人になるっていうのは、こういうことなんでしょうね。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもろすぎて俺の大事な休日一日使って読んじゃったよ 個人的な推しキャラは、んーそうだな さくらさんと2人の兵隊さん 48章もいいね途方に暮れてるとこから急に動いてく感じ
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ村上春樹さんの作品は、死を迎えようといている人と、大切な人の死を受け入れようとする人の話が多いような気がする。 「僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける」 「大事な機会や可能性や、取り返しのつかない感情。それが生きるということのひとつの意味だ。」
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ僕らはみんな、いろんな大事なものを失いつづける 大事な機会や可能性や、取り返しのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。 そういうものを記憶としてとどめておくための小さな部屋がある。図書館の書架みたいな部屋だろう。僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードをつくりつづけなくてはならない。永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる。 という部分が心に残った。これからの人生のひとつひとつの場面を大切にしたいと思うし、それぞれの記憶を大事にしていきたい。
0投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
謎を解明しないまま終わる。読者に答えを考えさせる。村上春樹ワールドはそこがむず痒いというか気持ちいいというか。癖になる。 大島さんの言葉が響いた。 「僕らは大切なものを失い続ける。」 それが人生だってところ。自分の中の図書館を整備して「自分の心の正確なありか」を見つけることが生きていくことなんだろうと感じた。
1投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ主人公のカフカ君がどうなっていくか、気になるのはもちろんですが、星野青年とナカタさんのやりとりが抜群に面白くて。(弥次さん喜多さん珍道中さながら!)この2人、いい味出してます。人柄がたまらなくいい。 星野青年とナカタさんが主となる章は、会話だけでも愉快で、カフカ君が主となる章は、緊迫感に満ちていて文章表現も秀逸でした。BGMにバロック音楽でも流れているような美しさが感じられました。タイプの違う章が交互になっているので、飽きることがありません。 田村カフカ 星野青年 ナカタさん 佐伯さん さくらさん 大島さん 出自、心に抱えているものなど、全く違ったけれど、皆がピュアな心であることは確かでした。村上春樹さん自身が心の眼を持っているからこそ、これらの登場人物それぞれを際立たせて、小説にできるのだと思いました。 星野青年の考え方が以下のように記されており、印象深く残りました。(星野青年はナカタさんとの関わりで、ものすごく成長していました。) “人間にとってほんとうに大事なのは、ほんとうに重みを持つのは、きっと死に方のほうなんだな、と青年は考えた。死に方に比べたら、生き方なんてたいしたことじゃないのかもしれない。とはいえやはり、人の死に方を決めるのは人の生き方であるはずだ。” 登場人物それぞれの立場、視点から読みを深められる小説です。世界的に高い評価を得ている村上春樹さんのお力に、圧倒されました。かなり前に『ノルウェイの森』を読んで、最近、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読んだだけなので、他の作品も読んでみようと思います。 そして、本書の舞台である四国、行ったことがないので訪れてみたいです。 ☆印5では足りないぐらいでした。
30投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ傑作中の傑作 傑作中の傑作、壮大な物語のラスト45章からは、川端康成の雪国のようなノーベル文学賞ものの、強烈な共感を呼ぶ。村上春樹の世界と自分たちの世界が深く共振する感覚を覚える。 タフな15歳の少年の物語は、幾多の展開をした後、確固たる一つの束となってここに終結する。
0投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ現実と非現実が交差するような不思議な世界観に浸れて楽しかった。 ナカタさんとホシノ君との会話の掛け合いがとても好きだったな 一部1Q84にも通づる箇所が出てきたりで村上作品を読んでいると繋がるところも読んでいて面白かった。
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ未来や過去にとらわれないこと、現在を夢中に生きることでしか過去は作られないし未来も描けない。 ナカタさんが物語で通して言っていた「その時にならないとわからない、その時になればわかる」という考え方を得ることができた。タイパやコスパに囚われている現代で、目の前のことにフォーカスしてその事実を受け入れることもまた強さがないとできないことなのかもしれない
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ世界で一番タフだなこりゃ……笑 私自身まだ19歳なこともあり、村上春樹の作品の主要人物に私より若い人というのはあまり出てきた記憶が無い。もちろん同い年というか、同じ高さの年の重なりをしている人物はぼちぼちいたけれど、カフカに関しては「カフカくん」って認識の人が多いと思う。 にも関わらず、少年に与えられた使命はだいぶ酷だった。1Q84や騎士団長殺しとも繋がったようなセックスシーンなのに、それらとは明らかに違っていた。 そしてじわじわ全ての人物がひとつの場所に集まっていくかのような嬉しいような寂しいような感覚は、この作品ならではだと思う。
1投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ以前読んだがほぼ内容を忘れたので再読。 同筆者の本で例えると、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドとねじまき鳥クロニクルを足して二で割ったような内容。 村上春樹の中でも性描写がかなり多めな方だと思う。 カフカパートではメタフォリカルに、ナカタさんパートではリアリスティックに。 誰かの書評に書かれていた内容で頷いたのが、「とにかくフックの多い作品」。 読者に考えてもらうことを目的としてるんじゃないかと思う。
0投稿日: 2025.06.22
