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人新世の「資本論」
人新世の「資本論」
斎藤幸平/集英社
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総合評価

496件)
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    気候、マルクス、人新世 脱成長 SDGsは「大衆のアヘン」 電気自動車のリチウムイオン電池 Amazonの配送システム 環境や就労者への負担 ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事、BSJ) 完璧に無意味・不必要・有害な仕事 取り巻き(ドアマンや受付嬢、パーソナルアシスタント)・脅し屋(企業弁護士、広報専門家など)・尻ぬぐい・書類穴埋め人・タスクマスター 人間の精神を傷つける フィアレスシティ 恐れぬ自治体

    0
    投稿日: 2023.04.20
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    斉藤さんと成田教授が対談した動画を見たが。成田さんが冒頭で論破してて議論が続かなかった。成田さん的にはもっとラディカルな姿勢を斉藤さんに見たそうだった。 成田さん的には3つの点で社会主義がイケテなさそうに見えると。 1.資本主義は色々問題はあるものの、大きな視点で見ると格差の是正は進んでいる。特に途上国の経済状態が徐々に改善して全体で見ると格差は改善。道路で言うと、渋滞にはハマっているものの、ゆっくりであるが前には進んでいると言える。が、社会主義はこの道を逆走しようと言うもの。渋滞しながらも進んでるのに逆走するひつようあるのか? 2.現代の政治体制てきにはどう転んでも社会主義体制に移行することが政治的に不可能だろう点。確かに先進国ではどう転んでも政治的に社会主義選択しないよね。 3.脱成長、社会主義を主張してる人たち自身が、生活レベルを落とすことが本当にできるのか?そこまでやる気があるのか甚だ疑問。 と、まあ纏めるとこんな感じ。まあその通りだしぐうの音もでないよね。 本書自体もマルクスに対する知識がないので後半はちんぷんかんぷん。

    3
    投稿日: 2023.04.11
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    経済成長には環境への悪影響が織り込まれていない。 このままでは温暖化により、地球に住めなくなってしまう。 そのために我々は減速した経済社会をもたらす「脱成長コミュニズム」を目指すべきだ。 生産を「使用価値」重視のものに切り替え、無駄な「価値」の創出につながる生産を減らして、労働時間を短縮すること。 社会の再生産に役立っていない、「価値労働」を社会の再生産にとって必須な「使用価値労働」を重視する社会に移行していかなければならない。 資本主義は人間だけではなく,自然環境からも掠奪するシステムである。そのうえ、負荷を外部に転嫁することで、経済成長を続けていく 「ジェヴォンズのパラドックス」=技術進歩によって石炭をより効率的に利用できるようになっても、使用量が減るわけではない。 石炭の低廉化によってそれまで以上に使われてしまう 「進歩史観」=資本主義がイノベーションにより、みなが豊かで、自由な生活を送るための条件を準備してくれるという考え 最初期のマルクス=産業のより発展した国は、発展の遅れた国に対して、ほかならぬその国自身の姿を示していると述べた。これは資本主義という段階を経ずに社会主義に至ることはできないという主張か(ヨーロッパ中心主義)(進歩史観)。 晩年のマルクス=資本主義という段階を経る事なしに、ロシアはコミュニズムに移行できる可能性がある。 「進歩史観」、「生産力至上主義」からの決別 「脱成長コミュニズム」 「ローダーデールのパラドックス」=「私財の増大は、公富(コモンズ)の減少によって生じる」 「公富」と「私財」の違いは「希少性」の有無

    1
    投稿日: 2023.04.10
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    ずっしりと重い本で、ずいぶん、読み切るには、体力と脳力のいる作業だ。 ①人新世という言葉を初めて知った。「人新世」は、1980年代に生態学者ユージン・F・ストーマーが異なる意味で「人新世」を使用していた。地球の大気に関して直近数世紀の人類行動の影響が新たな地質時代を構成するほど重要であると考えた大気化学者パウル・クルッツェンによって2000年にこの用語が広く普及した。人新世とは、人類の経済活動が地球を破壊する環境危機の時代。 本書は、刺激的な言葉で幕開けをする。マルクスが「宗教はアヘンである」と言った。斎藤公平は、SDGsは「大衆のアヘン」であると言いきる。人間が地球のあり方を取り返しのつかないほど大きく変えてしまった。現実を直視しなければならないという。この問題提起の仕方は、強力なアジテーションである。久しぶりに、元気のいい、若き、新しきマルクス主義者の登場である。 SDGs(エズ・ディー・ジーズ)は、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた、2016年〜2030年までの15年間で世界が達成すべきゴール;国際社会共通の目標を表した。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない( leave no one behind)」ことを誓っている。なぜ、この目標が、アヘンなのか?が本書では述べられる。 経済成長を進めれば、確実に地球破壊が進む。現在起こっている大雨による洪水や台風の巨大化は、確実に地球温暖化の影響を受けている。地球温暖化に向けて、CO2の排出規制を強くすることが求められている。 人新世の時代は、ビル、工場、道路、農地、ダムなどが地表を埋めつくし、海洋にはマイクロプラスチックが大量に浮遊し、産業革命以降、人間は石炭と石油などの化石燃料を大量に使用し、二酸化炭素を膨大に排出した。温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による2018年の世界の平均濃度は、前年と比べて2.3ppm増えて407.8ppm。 工業化(1750年)以前の平均的な値とされる278ppmと比べて、47%増加している。 ウィリアムノードハウスは「気候変動の経済学」でノーベル賞を受賞。1991年に炭素税を導入を提唱、CO2削減のモデルの構築をした。経済成長と新技術があれば、現在と同じ水準の自然環境を維持できると考えた。彼の計算によると2100年には、3.5℃も上昇する。パリ協定2100年までの気温上昇を産業革命前として、2.2℃未満に抑えこむ。 最近 100年に一度の異常気象が、毎年各地でおこっている。2020年6月シベリアで気温が38度。 2018年西日本豪雨の被害総額は、約1兆2150億円に上り、単一の水害としては統計を開始した1961年以降で最悪だった。 ジェームズハンセンは、1988年に「気候変動は99%の確率で人為的にひきおこされている」と発表した。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタトゥーンベルは「資本主義が経済成長を優先する限りは、気候変動は解決できない。」という。 著者は、マルクスは「資本主義は自らの矛盾を別のところへ転嫁し、不可視化する」という事例を上げていく。 先進国社会の豊かさは、劣悪な条件で働く人を遠くに転嫁して、環境汚染、森林破壊をおこしていく。外部化社会を作り、不可視化する。中核においては、過剰発展をして、周辺は過少発展と環境破壊をする。そのグローバル化が地球の隅々まで及んだ。発展途上国は資源、エネルギー、食糧、は先進国にうばわれていく。「オランダの誤謬」とは、オランダ国内は大気汚染や水質汚染の程度は低いが途上国では大気汚染や水質汚染、ごみ処理問題に苦しめられていることをいう。そのような外部化社会でおこっていることが、「知らない」から「知りたくない」に変っていく。自分たちに関係ないことだと、見ないようにしてしまう。人新世は、むしりとってきた「安価な労働力」のフロンティアの消滅、発展途上国の安価な自然もついに消尽している。 ①技術的発展でのこえようとする。NET Negative Emmision Technolgy 大気から、CO2を除去する。②空間的転嫁、南米から欧州へ。③時間的現象、森林破壊と気候変動。つまり、地球を覆い尽くすことで、地球の温暖化が丸ごと発生することになる。つまるところ、将来を犠牲にして、現代を繁栄させている。否定的帰結をたえず、周辺部へ転嫁。気候変動は、転嫁の帰結である。 緑の経済成長。経済と地球温暖化のデカップリング(切り離す)。「資本主義とは、価値増殖と資本蓄積のために、さらなる市場を絶えず開拓していくシステム」資本主義は、気候変動さえも、利潤獲得のチャンスとなる。関東大震災の時においても、コロナ騒動においてでもある。惨時便乗型資本主義がある。公正な資源配分が資本主義のもとでは、恒常的にはできない。 では、どうすればいいのか? ②150年前のマルクスの主張の見直し。 果たして、資本主義以外の選択肢は存在しないのか?中国やソビエトの社会主義の実情を見ても、どうも不具合なところが多い。一党独裁と生産手段の国有化の状況。それは、マルクス理論から見てどうなのか?と問う。また、マルクス主義は、階級闘争ばかり扱って、環境問題は扱えないのではないか? マルクスエンゲルス全集(大月書店)は、全53巻4万ページであるが著作集に過ぎない。マルクスがロンドンの大英博物館などで書いた研究ノートなどのマルクスの一次資料を集めて、現在 MEGAマルクスエンゲルス全集が始まり、新たに全32巻が追加された。最終的には、100巻を超えるという。 若きマルクスは、「生産至上主義」であった。資本主義の発展とともに多くの労働者が資本家たちに搾取される。そのことで、格差が増大する。生産が過剰になり、恐慌が起こる。そういう中で、労働者は団結して、社会主義革命を起こす。それが結実したのが、共産党宣言。その20年後 1867年に、マルクスは「資本論」の第1巻を出す。マルクスは、第2巻、第3巻は未完のままでエンゲルスが書いた。その間のマルクス自身の変化が、今回の本では紹介されている。 人新世の環境危機の時代を、生き延びるために、晩期マルクスの思索から汲み取ろうとする。 コモンを地球として考える。社会的に人々に共有され、管理されるべき富をどう共有するかについて考察する。 脱成長コミュニズム①使用価値経済の変換。使用価値に重きを置いた経済に転換して、大量生産・大量消費から脱却する。②労働時間の短縮。労働時間を削減して、生活の質を向上させる。③画一的な分業の廃止して、労働の創造性を回復させる。④生産過程の民主化⑤エッセンシャルワークの重視。クソくだらない仕事や会議はやめる。以上のようなことをポイントにして、自然回帰ではなく、新しい合理性を作り上げていく。例として、バルセロナの気候非常事態宣言による「フィアレスシティ」国を超えた自治体の連携。現在77もの拠点が参加している。その中で、気候正義を掲げ、それをテコとした新しい社会の創出。 こうやって、マルクスは、脱成長の新しい姿を見せるのか。資本主義が地球を破壊し尽くす前に、新しく踏み出していく。ふーん。なるほど。いい本だが、咀嚼するには、かなりの分量の本を読まねば、理解できないのだ。自分の思考のパラダイムを変換するには、いい本だった。

    3
    投稿日: 2023.04.09
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    【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC02679142

    0
    投稿日: 2023.03.31
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    青天の霹靂。 資本主義を解体し、新しい民主的なやり方で新しい脱成長型経済を創ることで、環境問題、人権、貧富格差、労働問題あらゆるものにNOを突きつけることができる。 人口10%の最富裕層が排出する二酸化炭素が、人口半分の最貧困層の出す量の2倍というデータと、気候変動による被害を免れないグローバルサウスの人々がいる事実、この矛盾を見て見ぬふりはできない。 今までMMTを支持してきたが、果たして本当にそれが最適解なのか再考察するきっかけになった。 リベラル左派は今自分がどの立場を取るべきか将来の選択を誤らないためによく考えるべきだと思う。

    2
    投稿日: 2023.03.28
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    実のところ この世にちょっと絶望してる気持ちがあるのだが、やれることやってみようという気持ちになりました。 人類が アホじゃありませんように。

    2
    投稿日: 2023.03.23
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    哲学科出身の経済学者。今どきマルクス?と思いながら読み進む。 有限な地球上で、(演算速度とかは別にして)指数関数的な(そこまで行かずとも、直線的な、であれ)成長を続けることなどできる筈がない、という直感から、「脱成長」が正解なのは? という感覚は子供の頃からあり、我が息子も「ゼロ成長のなにがいけないの?」と聞いてくるくらいなので、本書の主題には、共感するが、資本主義を終わらせることは、多分無理なのだろう。 資本の収益率は経済成長率を常に上回るため、格差は拡大していく、というトマ•ピケティの主張通り、巨大化していく一方の資本が既得権を手放すはずはなく、著者は、グローバルサウスからの変革の梃子に期待している点が意外だった。 国際連帯の一例として挙げてある、国際農民組織ヴィア・カンペシーナ(スペイン語で「農民の道」)には二億人もの会員がいるらしいのに、名前すら知らなかった。 P362 しかし、ここに「3.5%」という数字がある。なんの数字かわかるだろうか。ハーヴァード大学の政治学者エリカ•チェノウェスらの研究によると、「3.5%」の人々が非暴力的な方法で、本気で立ち上がると、社会が大きく変わるというのである。

    10
    投稿日: 2023.03.18
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    技術では環境保護と経済成長を両立できないと言っている理由があまり理解できなかった。リチウムイオン電池もリサイクルの技術開発が進んでいるし、CCSもアミン水溶液からの吸収以外の方法や有効活用の研究も進んでいる。 理想は環境保護と経済成長の両立だが、技術によってこれを実現するには時間がかかり過ぎて温暖化抑止が間に合わないから、暫定的に脱成長コミュニズムを目指すということか?

    2
    投稿日: 2023.03.12
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    晩年のマルクスの到達点まで辿り、現在の人新世とも呼べる、人間活動が地球環境に大きな影響を与えている現状を変え、脱成長コミュニズムを目指すべきとする本。 資本主義のもと技術等が進歩したら環境への負荷を小さくできる、という楽観論は完全に否定している。確かに先進国は帝国的生活様式で収奪や代償を転嫁しているだけで、それが先進国に住んでいると気付きにくいのは犠牲を不可視化する外部化社会だから。 気候ケインズ主義やSDGsでは気候変動は止められず、資本主義のもとでは脱成長も実現できないので、人類が生き延びようと思えば脱成長コミュニズムを実現するしかない。資本主義は価値が絶対なので使用価値の観点から言えば窮乏を生み出している。ワーカーズコープといったアソシエーションを活発化しコモンを再建しなければならない。そんなことは現実的ではないと思うようになっていたが、バルセロナの実例とかを読みもしかしたらあり得るのかも、と思えた。

    2
    投稿日: 2023.03.12
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     論旨の節々を補填するロジックや一冊を通したストーリーはかなり納得感のある一方、「脱成長」という人間の根源的欲求と反するような社会を実現するには想像を絶するハードルがあるに違いない。希少性を人工的に生み出す資本主義の側面を批判する一方、現に貧困地域のマイノリティが使用価値以上の「価値」を上手く生み出して貧困を脱する事例もある。筆者も脱成長コミュニズムの実現の困難さにあとがきで触れていたが、実際に実社会にこの思想を定着させるイメージまではまだ湧きづらいと感じた。 ____________________________  晩年のマルクスは、自然科学研究と共同体研究を経て、進歩史観と完全に決別し、無限の経済成長ではなく地球を“コモン”として持続可能に管理することを求めた脱成長コミュニズムを掲げていると捉えなすことができる。  資本主義は、相対的な希少性を人工的に生み出すことで、本来コモンが持つ使用価値に付加価値を付けて利益を追求している。そうして発展してきた先進国社会の“豊かさ”は、その代償をグローバルサウスといった外部に転嫁することで生まれたものであり、気候変動の観点で外部化による成長は限界を迎えている。  際限なく利潤を追求する資本主義が困窮をもたらす悪循環から脱する解決策こそ、消費主義や物質主義と決別した脱成長コミュニズムであり晩年のマルクスが提唱した社会である。

    3
    投稿日: 2023.03.05
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    資本主義の限界、気候変動を解決するのは、脱成長コミュニズムしかない。マルクスの思想を深く研究し、従来の解釈とは異なるコミュニズムを持ち出して、現在の行きすぎた資本主義を是正し、地球を救う。総論賛成だが、さて、個々人がどう動けば良いのか、イメージがしにくい。

    3
    投稿日: 2023.03.05
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    細かい点が引っかかって、入ってこなかった。 抽象的なロジックは本人の中で完結しているんでしょうが ・具体の話になると急に弱くなる アクションの部分は正直何もできません、現場のこと何も分かってません、と言っているのに等しい。一例として、地方自治体が本当に市民の民意を個別に反映できるシステムになっているとは思えません。これは日本特有の話と思われるので本書のスコープ外なのかも知れませんが 地方自治体が資本主義に取り込まれていない前提での論理展開も気になった。結局地方自治体の運営には金が必要で、その金は主に税収になる。もっといえば、多くの自治体は国からの地方財政措置により成り立っている。 資本主義から離れるということは税収が下がり、小さな政府に切り替えることになるが、それを市民は望まないだろう。特に弱者は。 結局脱成長コミュニズムは弱者を切り捨てることにならざるを得ないのではないだろうか。それとも「共助の精神でこれまで資本主義の経済拡大による金で補助されていた人たちは引き続き同じ補助が与えられるはず」ということなんでしょうか。 ・環境問題の問題提起の論拠不足 科学的な問題を取り扱う割には、感覚論やロジック、推論で論理展開が進む。論文ではないので割り切りなのだろうが、正直腹落ちしなかった。 総じて納得感に乏しく、唯一の絶対解が脱成長コミュニズムであるという結論には「あなたの頭の中ではそうなのですね」以上の感想はなかった。 今の資本主義OSから筆者の理想へは到達し得ず、しかし妥協すれば環境問題は解決しないと感じた。 ここから更に論を展開して、具体のアクションへ落とし込んだ本をまた書いてください。 マルクスの晩年の思想転換は面白かった。こちらもまとまった書籍が出るのを待ちたい

    0
    投稿日: 2023.03.02
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    脱成長コミュニズムこそが、地球を破壊する資本主義からの脱却を図る唯一の方法という、「崇高な理論」が書かれた本 マルクスの話しすぎ、マルクスのメモは絶対じゃないし コミュニティに委ねるというが、フリーライダーの存在や、人間の欲望が考慮されていないと思う 技術は必要というがインセンティブがないと開発されないのでは? グローバルな移動やつながりはやめて、ムラ社会になると感じた

    0
    投稿日: 2023.02.28
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    ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/322128

    0
    投稿日: 2023.02.23
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    初めて書店で本書を見た時、地球の歴史を描いた本かと思ってました。もちろんその後本を買う時には勘違いと言うことには気づきましたが。 マルクスのことはよく知らないし、まして「資本論」は読んだこともないので、本書の中身を理解するのには苦労したが、筆者の主張には概ね賛同できる様に感じた。 特に政治には期待できない点(特に日本の政治)には激しく同意します。 はたして、日本の政治家に長期的展望を持って政治活動をしている人はいるのだろうか。皆次の選挙の事しか頭にない。故に次世代にツケを残す事しかやらない様に思えてならない。 かと言って、筆者の言う様にコープ等の市民レベルの組織の拡がりによる新しいコミュニズムなど実現可能なのだろうか。欲深い人間の本質に関わる問題なので、脱成長脱資本主義を達成するのは容易でないと思われる。政治を巻き込んだ大きなうねりを作らないと、到底社会システムが大きく変わるとは思えない。 「資本論」がこう言った形で復活したのには驚きを禁じ得ない。いずれにしても、若い筆者にはこれから注目していきたい。

    9
    投稿日: 2023.02.12
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    成長を目指す資本主義と地球環境の保全は両立しない。必ずどこかに皺寄せがいき破滅への道を辿ることになる。成長を目指す社会で一般人が環境配慮活動を行うとグリーンウォッシュになりがち(エコバッグを買う、作るなど)、成長を目指さないコミュニズムの概念理解と促進が唯一の解。

    2
    投稿日: 2023.01.29
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    マルクス、マルクスとうっとおしいけど、現在の大量消費資本主義はサスティナブルではないという問題定義は同意。脱成長もある程度は同意。でも人間の欲求を抑えることは不可能だよね。コモン重視と言ってもねぇ。 同じ様な批評のリンク https://econ101.jp/kohei-saitos-tunami-of-confusion/?fbclid=Iwb21leANQkBJjbGNrA1CQDmV4dG4DYWVtAjExAAEeq6xM71rZiem8ZdGOTgvfJsYxtjK9Iow8DzhMmojQqDog5bZIET-k4WK66Ss_aem_Z9QqS1Cx08at0ZnD9M9WsA&utm_content=bufferf28c4&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

    0
    投稿日: 2023.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代における仕事や価値の判断についてまわる「お金」の概念の違和感を自分なりに解釈するために資本主義に関する本を探していて見つけた一冊。前半の問題定義やそれに対する解釈はとても役に立った。意外でもないが、ブルシットジョブへの言及もあって繋がった部分もある。提案される社会形式に賛成できるか否かは個々人のものだが、少なくとも啓蒙という意味で一読する価値は高いと思った。 環境問題には直結しないかもしれないが、コモンやコミュニズムに関する提案はソフトウェアの世界には既にあると思った。Gnu/Linuxを始めとするFSFの活動はコモンに対する社会運動だと言えるし、大くの企業は資本主義の立場からOSSとして搾取している面はあるものの、コモンへ返している部分もあると言える。これらは維持、拡大していくべきだろうと改めて感じる。 また生産に対する職人の解体へのアンチパターンとして、アジャイルやスクラムを捉えることもできそうだと思う。ソフトウェアを第二次産業的に分解して開発する手法をウォーターフォールとするならば、それでは生産性を確保できず多くの企業が苦しんでいた。これは無意識にこれまでの資本主義的な考え方に囚われていたと見ることができるかもしれない。ソフトウェアはゴルツの言う開放的技術なのだろう。開発者からすれば当然だが、この解体された世界のいわゆるSIはできることが部分的すぎることが多い。これは職人的世界とのギャップになり、現実的には転職で課題になる。 日本には職人性を捨てずにいる中小企業が多くあると思う。どのような形にせよ、生産至上主義的な発想からの転換は、むしろ日本には福音なのではないだろうか。

    3
    投稿日: 2023.01.21
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    資本主義からどう脱却して持続可能な世の中を作るかを考えた新しい経済思想本。 サステナビリティという言葉は世の中で多く聞こえるようになったし、企業活動としてもこれを欠落させているとリスクがある世の中になった。しかし、いまだに社会は資本主義経済であり、資源を大量に利用してより便利な世界を実現しようとしている。 斎藤氏の本は、資本主義経済の中ではもはや資源を使い尽くして持続可能な世の中を保てない、今こそ新しい経済思想を持ち、実行すべき、ということを説いている。 私の結論としては、半分正しいがやや過激、という印象。 以下、要点。 まずは気候ケインズ主義について。再生可能エネルギーや電気自動車を普及させるための大型財政出動や公共投資を行う。そうやって安定した高賃金の雇用を作り出し、有効需要を増やし、景気を刺激することを目指す。そしてプラネタリーバウンダリーという指標をベースに地球が自浄作用を持てるラインを引き、そこまでを推進するというもの。しかし、結果として9領域のうち四項目がすでにこの限界を超えてしまっている。 なぜこれが起きるか?まずは経済成長すればその分新しい分野への投資が起こり、そこで二酸化炭素が排出される。またエネルギー源を石油から他のエネルギーに変えても、その資源は結局グローバルサウスから搾取して先進国で使われる。見かけ上の二酸化炭素排出が減っても、結局資源の利用という観点ではGDP成長と資源消費は先進国で正比例し続けている。つまり同じ問題が他の資源で起きるだけになっている。これは確かにそうだ、という納得感が持てた。 そこで斎藤氏が唱えるのが、脱成長コミュニズムであり、資本主義をやめていくことを掲げている。では成長をやめて何を実現すべきなのか?それがマルクスが本来晩年に取り組んでいた「コモンズ」という経済観念。彼の資本論では今までその内容を正しく伝えられてきておらず、最新のマルクス研究MEGAによりわかってきた内容とのこと。 人々が「豊かな社会」で暮らし、繁栄するために水や土壌のような自然環境、電力や交通機関といった社会的インフラ、教育や医療といったものの一定基準が必要。これらを社会全体にとって共通の財産として、国家のルールや市場的基準に任せずに、社会的に管理・運営していこうという取り組みである。この管理は、生産者が生産手段として共同で管理していくのがポイント。 経済の概念では、資源のようなものの囲い込みを行い、人工的な希少性を作る事で高い資本を生み出してしまうが、こういった生きるためのインフラになるものは、公富として全ての人に正しく分配されるべき、これがマルクスもとい斎藤氏の主張である。そして物質的欲求から自由になるところで自由な国を作り、集団的で、文化的な活動の領域にこそ、人間的自由の本質がある、そうしなければ長時間の労働を貨幣の代わりに行う奴隷と化す、とも述べている。 最後にはスペイン、バロセロナにおける市政の事例、フィアレスシティのことや、そういう市民団体のグローバルな繋がりであるミュニシパリズムの話も出ており、非常に面白かった。 先進国が責任転嫁せずに、グローバルで資源を正しく配分していくこと、そのためにこれまでの制度や資本主義の考え方を見直していくことは必要だが、個人的にはいくつか疑問が残る。 資本主義から抜けるという場合、特に資源囲い込みをベースに儲けてきたような企業が多数存在する中で、それをどう実現するのか。またこのような変革をグローバルでどう同時多発的にやっていくのか。そして先進国は今までより明らかに豊かに資源が使えなくなる中で、どう「それでいい」というオーソライズをとっていくのか。 マルクスの共産主義は失敗に終わったと言われているが(コモンズの部分が欠落していたとはいえ)、本当にこれが新しい時代において成功するモデルなのか? 国ではなく市民が中心となりこういった価値観をベースに活動をして世の中をかえていくべき。多分それが斎藤氏の主張なのだろうけれど、コロナのような圧倒的な危機ではない中で、市民が動いて変えていく!だけの思想はなかなか厳しい。また豊かさを得てきた先進国が簡単に本当に必要なレベルまで資源利用を減らすことは容易ではない。とても考えされられるし、共感する点も多かったご、それらを考えないと机上の空論になってしまうな、と思った一冊。 とはいえ2023年最初の読書としては素晴らしかった。

    3
    投稿日: 2023.01.08
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    年々深刻になる気候変動や格差社会に、資本主義経済の限界来てんなとか 投票率が50%を切るような議会制民主主義は最早機能するはずないとか 日々感じていても生活に流されてます でも、次世代に繋げていくために私たちの行動変容と社会システム変更が必要なんでしょうね

    2
    投稿日: 2023.01.07
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    地球環境破壊の諸悪の根源は資本主義社会であり、それを維持することを目的とした小手先の対策ではなく社会制度そのものを変えないと取り返しがつかない。そのための解決策として脱成長コミュニズムという社会形態が最適であるという趣旨。筆者の掲げる脱成長コミュニズムに今ひとつ具体的イメージがわかず、理想論のように聞こえてしまう面もあったが、何かを成すには理想がないと始まらないと思うので、そうした意味では興味深い内容であった。今すぐ自分が行動に移せるかはといえば自信がないのは、問題を自分毎として捉えられていないからかもしれない。まずは意識を変えていきたい。

    3
    投稿日: 2023.01.07
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     マルクス主義ってソビエト連邦崩壊と共に滅んだんじゃないの? と思っている方々に是非読んで貰いたい。本書を一読すると,「今後の世界にこそ,ますますマルクス主義の有効性が試されるときなのではないか」と思うに違いない。  本書には,通常の集英社新書のカバーと黒いバックのカバーの二重になっていて,ご覧のとおり,市販本には「2021年新書大賞第1位」という文字が浮かび上がっている。わたしが読み終えたのは2022年の年末なので,すでに本書の発行(2020年9月)から2年以上も経っている。  本書については「読んでみたい本だな」とずっと気になってはいたのだが,すぐに読むまでには至らなかった。というのも他に読みたい本がたくさんあったらだ。ところが,昨年の8月ごろだったかに,市民図書館で先輩教員と久しぶりにお会いしたときに,手に持っていた本を示して「この本は面白いぞ」と言われたのをきっかけに,俄然読んでみようと思ったのだ。  「人新世」という耳慣れない新しい時代を示す言葉と「資本論」という古い言葉の組み合わせ。この両極端の出会いが,わたしたちが進むべき新しい世界観を生み出している。だれが命名したのかは知らないが,たいしたもんだ。  ソビエト連邦の崩壊後,資本主義が一人勝ち(したように見えて)からというもの,世界はまずまう新自由主義の旗印を掲げて突き進んできた。しかし,その結果は,金持ちはますます金持ちになり,ビンボウ人はよりビンボウになっていった。格差は広がるばかりなのだ。この日本においても,「一億総中流」とは遠い昔のこととなり,今では「子ども食堂」などが大はやりする時代となってしまった。  一方,これらの産業発展に伴って,地球温暖化などの地球規模の問題も起きてきており,このまま突き進むと,後戻りできないのではないかという危惧も人類共有の認識になってきている。いったい,どうしてこうなったのだろう。わたしたちは,もっとみんなが幸福になるために,新しい産業を興し,商売をし,働き続けてきたはずではなかったのか。  その問題に答え,さらに,解決の道筋を示してくれるのが,本書である。  マルクス主義は「生産力至上主義」を取っていると言われてきた。その点だけ見れば,資本主義の世界と何も変わらない。実際,ソ連がやってきたことは,アメリカを始めとする資本主義国以上の生産力を上げることであった(だから,アメリカとソ連と日本で大きな原発事故が起きたのは必然であるとわたしは思っている。安全性は生産力に結びつかないからね)。  しかし,著者は,晩年のマルクスの手稿を丁寧に読み解いていく中で「マルクスの思想は生産力至上主義ではなかった」と述べている。 むしろ,「資本論」以降のマルクスが着目したのは,資本主義と自然環境の関係性だった。資本主義は技術革新によって,物質代謝の亀裂をいろいろな方法で外部に転嫁しながら時間稼ぎをする。ところが,まさにその転嫁によって,資本は「修復不可能な亀裂」を世界規模で深めていく。最終的には資本主義も存続できなくなる。(本書164ぺ)  マルクスやエンゲルスの初期の本を読んだころのわたしは,資本主義が進めば進むほど矛盾が大きくなり,それらの矛盾を止揚するために社会主義が生まれる…というようなニュアンスで,マルクス主義や社会主義思想を捉えられていた。しかし,後年のマルクスは,上記引用のような考えを持っていたのだ。今の資本主義が行き着く先は,取り返しがつかない地球環境の破壊しかない。そんなところで社会主義を唱えたところでなんになるというのだろう。  今,SDGsという言葉が世界的に溢れていて,わたしもそれについて学習したり,少しでも良い世の中をと思って行動している。がしかし,著者は,このSDGsという考え方は,今の資本主義を少しでも長く存続させる(時間稼ぎをする)力しかないという。SDGsで資本主義を進めていけば,地球の終末が少しだけ遅くなる程度であり,まったく根本的な解決とはならい。  だから問題は,そうなる前に,そう,今,まさに,今の時代でこそ,資本主義に変わるものを準備しなくてはいけないのだ。  それが,「コモン」だと著者は言う。「コモン」とはどんなものなのか。  あとは,本書を見て頂くのがいいだろう。  最初に述べたカバーの裏面には,著名な人のコメントが載っている。そのうち,松岡正剛さんと坂本龍一さんのコメントを転写しておく。 気候,マルクス,人新世。 これらを横断する経済思想が,ついに出現したね。 日本は,そんな才能を待っていた! (松岡正剛) 気候危機をとめ,生活を豊かにし 余暇を増やし,格差もなくなる,そんな社会が可能だとしたら。(坂本龍一)

    3
    投稿日: 2023.01.05
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    サステナビリティ、カーボンニュートラルというお題目さえ、ビジネスチャンスとして資本主義を加速させるトレンドな気がしてくる。 筆者のいう脱成長コミュニズムは理想論な気もするが、不必要な希少性から空虚な利益を生み出す虚構産業の方が儲かる行き過ぎた資本主義の歪さは仰る通り。 自身が虚構の最もたる職業についているため皮肉には思えるが、謙虚に生きる気付きにはなる。

    6
    投稿日: 2023.01.01
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    著者の主張を要約すると、気候変動を引き起こす資本主義による成長はだめで、生産を使用価値重視のものに切り替え、無駄な価値の創出につながる生産を減らして労働時間を短縮し、労働者の創造を奪う分業も減らして、生産過程にまつわる意思決定を民主的に行い、社会にとって有用で環境負荷の低いエッセンシャルワークの社会的評価を高めていくことで、脱成長で気候正義を実践しようというものである。その萌芽がバルセロナのフィアレスシティ宣言や南アのサソール社に対する抗議活動で見られる。欧州地方自治体のミュニシバリズムは全世界に広がってきており、今こそ日本でも行動を起こすときだと。 マルクスは晩年こう考えていただろうという著者の研究成果は判った。しかし マルクスが考えたから正しいわけではない。論旨は理解でき、ブルシットジョブをやめようとう意見には賛成だが、だから資本主義を全否定する方策がうまくいく気がしないのは私だけだろうか。コミュニティ内には、善人で頭の良い人だけがいるわけではない。金持ちが自分に都合のよいようにルールを変えてしまうのは資本主義が悪いのではなく民主主義の脆さだと思う。

    4
    投稿日: 2023.01.01
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    BS欲望の資本主義を録画していたので、読後、見る。チェコの経済学者セドラチェクと斎藤幸平の対談は興味深かった。共産主義の苦すぎる経験から、資本主義の枠内での改革を目指すセドラチェクと、枠組み自体を変えないと気候変動を抑えることはできないとする斎藤幸平。 どちらかと言うと、セドラチェクに説得力があるように思えた。 斎藤さんは、若いということもあろうが控えめな印象。 落合陽一とのYouTubeでの対談も同じように感じた。そこでは、「逆張りとしての共産主義」という興味深い言葉を使っていたので、立ち位置が明確になったように思った。 つまり、少しずつ、今の体制で変革しようという主張の人間ばかりだと、確かに危機感は無いし、変革も進まない。思い切りレフト方向からものを言う研究者も必要だということと受け止めた。 えらいなあ。 本気で地球を救おうとしてくれてる。 本気で格差を無くそうと思っている。 一生を働くことで終わらせる資本主義の奴隷のような状態から、働く時間を減らして人間本来の喜びを誰しもが持つことができる社会を、一体誰がこんなに本気で語ってくれているだろうか? 「僕はウーバで挫折し…」も併せて読んだが、これもまたとっても真っ当。ズルくてプライドが高く、上からものを言いがちな(誰とは言わないが)同世代の誰かさんとは違うんだなあ。 東大がこの人を准教授として採用したのは、ホントよかったと思う。 3.5%の話は、やや楽観的にも思えたが、希望は大事だし、この人が研究室の中だけで生きようとしていないことがよくわかる。

    11
    投稿日: 2022.12.26
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    マルクスや資本論についての知識を深めることができた 一方でもっともらしいことを書かれているが実現された社会についての想像が難しかった 生活に必ずしも必要ではない職業はどうなるのか 賃金はどのように決まるのか 輸入に頼っているような自国だけ脱成長コミュニズムを目指しても意味がないのでは

    0
    投稿日: 2022.12.19
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    資本主義社会が他の主義社会よりも優れており、人々が幸せだと考えていたが、本書を読んでどうやらそうではないことが分かった。 SDGsなどの環境維持活動は、結局人々の自己満足で終わる。 そうならないために、コミュニズム社会を作らなければならないという話だ。 個人レベルでどうこの問題に向き合っていけば良いのか今後考えていきたい。

    2
    投稿日: 2022.12.07
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    オススメしてる人が多くて気になってた新書。これは読んで良かった。環境問題、気候変動の限界が近づき、さまざまな格差や課題が顕在化・深刻化する社会への危機感とどこから何を考えれば良いのだという全体像の見えなさの不安を感じている若い世代は多いと思うのです。社会的な不安と自身の生活や人生への不安両方があるから。既存の社会の基盤である自由や平等などの基本的価値観、資本主義や民主主義といった制度の基盤としてのイデオロギーのうち、どこまでを保守すべきで、どこからを再構築して先に進むべきなのか。答えではなく議論の視点や前提とを与えてくれます。

    3
    投稿日: 2022.12.04
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    「無限の経済成長という虚妄とは決別し、持続可能で公正な社会に向けた跳躍、この大きな跳躍の着地点は、相互扶助と自治に基づいた脱成長コミュニズム」 ウェルビーイングの実現と共通する考え方 まず関心を持ち続け小さな行動をしていく

    2
    投稿日: 2022.12.04
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    ・前段は昨今の、経済成長を前提とした環境政策等への批判を展開。 ・後段は脱成長コミュニズムを提唱しつつ、それ以外の道がダメな理由を述べる。 ・感想 全然マルクスに触れてこなかった人間でも、最後まで読み切ることはできた。 気候変動は不可避であり、SDGsのような題目への猜疑心は素人目にも生じてくるところではある しかし、現実に脱成長を志向する難しさも感じた。既に資本主義に効率が良い人間になっている自分のような人間には、貨幣が無くても直ぐには生活が立ち行かなくなることはないようなホームがまず必要だと感じた。自分のような人間が単独で脱成長を志向することは、単純に競争から降りて再度資本に取り込まれる(必然空間がさらに拡大する)ことになると思うので…

    2
    投稿日: 2022.11.27
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    先進国は大量消費社会ではなく使用や経験に自然と社会は変わって行ってる 気候変動は色々言われ過ぎててよくわからない

    0
    投稿日: 2022.11.17
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    資本主義を、グローバル・サウスからの廉価な労働力と資源を収奪して際限のない生産と消費活動を拡大するシステムと位置付け、脱成長コミュニズムを提唱する。資本主義を終わらせないと、歴史が終わる。SDGsもグリーンニューディールも切って捨てる。これらの対策は、気後編変動を止めるには生ぬるい。 著者の主張は、まさにパラダイム転換的なものでしょう。資本主義システムの中にどっぷりと浸かっている私などからしたら、ともすると絵空事のようにも思える。しかし、危機意識を認識するのとしないのでは、大きな違いがあるだろう。新たな視点を与えてくれる貴重な一冊。

    3
    投稿日: 2022.11.06
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    資本主義の限界はいいのだけれどなぜそこで常に『資本論』に戻るのか。参考の1つにするのはいいけれど。マルクスは過去を紐解きながらも当時の時代を自分で読み取って論を組み立てたのに、後の人は何かというと資本論、資本論と

    0
    投稿日: 2022.11.05
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    マルクスに対する見方が変わった。また、著者のいう脱成長の社会は、理想としてありだと思った。ただ、現実的に、著者がすすめる協同組合などもいずれは共有とされたものをめぐり、権力が生まれる構造にもなりうるのではないかと疑問に感じた。また、希少性を産むのも、それを独占するのも人間のさが?ではとも。だとしたら、それを自制できるのか。協同組合について調べたい。

    2
    投稿日: 2022.11.05
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    過日、著者を講師としてお招きするにあたり、予め完読する必要があり、当日の1ヶ月半前に購入し、その日から読み始める。 1日朝読書15分のルーティンの中で、多数の蔵書の中で初めてのジャンル。 難解過ぎて、語句を調べながらのため、1日に4頁位しか進まず、翌日、何のことだか忘却し、また少し戻って読み返すの繰り返し。 直前の数日間は、掟を破って急ピッチでやっと前日に完読。本は沢山の付箋で膨れ上がってしまった。 ここでは下手なことを書けない代わりに••• 最後の方まで読み進めた頃、付箋を冒頭の1,2頁に追加して2枚貼った形跡がある。(色分けしていたので) そこの部分と、著者からいただいたサインに加筆されていた言葉が一致。 最要旨が著者と読解力に乏しい遅読家とで一致したことが嬉しかった‼︎ 【SDGsはアヘン!】 それにしても35歳にして東京大学院准教授 そして、それまでの経歴も脅威‼︎ 2022,9,6〜10,21 20時間

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    投稿日: 2022.11.01
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    マルクス主義が完璧ではない。SDGSや加速主義の問題点の説明はわかりやすい。資本主義経済への批判が新鮮だと思えた今作。

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    投稿日: 2022.10.31
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    新たな発見、考え方を認識する事が出来た。 SDGSはアヘン。このキーワードは確かに実感する。 とても勉強になった。また、この手の本を読んで視野を広げたい。

    4
    投稿日: 2022.10.19
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    マルクスの再解釈として本当に素晴らしい業績だと思うのだけれど、自分の仕事が「無意味」と(まぁ分かってはいるが)バシッと書かれると少し悲しくなりました。

    2
    投稿日: 2022.10.14
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    カルトが勧誘する方法をTVで観たけど、この本の書き方も同じ手口に感じる。 ロシアのウクライナ侵攻で欧州が原発に回帰し、メガソーラーが自然破壊でしかない事がバレた今から読むと再エネ押しは滑稽ですらある。 なんでもマルクスが考えていた事になっていて、マルクスが存命の時代には分からなかった事だが…とかマルクスの考えから発展させて〜とかにならないのは何故なのか? マルクスは教祖かよ。 経典の新たな解釈を披露して新たな宗派を立ち上げてるようにしか見えない。 共産主義ってやはりカルトだよ。

    2
    投稿日: 2022.10.01
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    マルクス論で脱成長。そしてサスティナブルには脱成長コミュニズム。 資本主義が生活に欠乏をもたらす。、

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    投稿日: 2022.09.27
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    資本主義の枠組みで地球温暖化を止めることか困難であることを資本主義の仕組みから丁寧に説明。資本主義の代替としてコミュニズムを掲げる。 マルクス研究の一端を興味深く楽しみと筆者の情熱的な言葉からスイスイ楽しく読めた。

    2
    投稿日: 2022.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    資本主義の限界について書いている 途中は難しくて読み飛ばしたところもある 今の便利さは不便さを押し付けた結果に過ぎなくて、もう地球上で資源が足りなくなっている 資本主義の欠点を教えてくれる 万能なものはないから、次の形に移らないともっと不幸が増えるぜってことを伝えてくれている 規模がデカすぎてしんどいなって思ったけど3.5%の動きはできるかも 最後は希望を教えてくれた 面白い内容だったし、メディアのやってるSDGsがイマイチなのがよくわかった 第一章 資本主義による経済成長は搾取するものを外に求めて成長してきた そして、外を見ないようにしてきた 地球全体がそうなることで、人や地球の資源的にも限界が来ている 冷戦後も気づいていたのに経済成長を優先する施策をした 第二章 世界はどうしていくか 緑の経済成長→環境を守りながらの経済成長 どうやら既に回復能力を超えている事実 資本主義は経済成長して市場を増やさないと効率を優先するので失業者が出てしまう 市場が拡大すれば、どうやっても資源を奪っていく 新興国は経済成長するから環境負荷も大きくなる 理想は新しい技術を先進国から取り入れて行くのがただの大型化よりはマシだけど、目先の利益を見るとなかなかそうもいかない 結果として、新興国が悪となるけどら新興国は先進国に売るために作っているから、その点でも負荷の外注化によるもの 効率的になっても廉価で使用できるから、もっと使う 石炭のときもそうだったし、テレビも大型化して電飾使用量が増えている 成長しながら、消費を抑えることは不可能 つまり、脱成長していく必要がある 第三章 限度のある成長をしても、ある程度の生活は維持できるはず ところがそうはならないのは何故か 世代的にはZ世代はインターネットを使いこなしている分、世界とつながっていて環境問題が自分ごと 第四章 ついていけなかったのでなし 第五章 流し読みなのでなし 第六章 希少性こそが価値を生む 独占するために貨幣を使う 潤沢にあれば、商売が成立しない 廃棄物を出してでも希少性を維持する 本来は衣食住なんでものは共有されるべきなのに希少性を持たせて商売する 気候変動さえ商売につながる コモン化して希少性がなくなれば、現物支給となるので貨幣を稼がなくて良くなるので、仕事する時間を減らせる 第六章 資本主義では商品の価値を優先して使用価値(有用性)を蔑ろにする 多くの人が満たされる安価でしか売れないものより、高価でも売れるもの だから、抗ウイルス薬より精神安定剤とかを作っていて対応が遅れた 資本主義の競争に負けデトロイトは街が破綻した その結果、資産価値が下がったので、振興の事業が生まれた 都市農業をすることでコミュニティが生まれた 野菜も食べるようになり、健康にもなった 幸福になっている 欠乏を作り出すのが、資本主義、資本主義の先に幸福はない 第七章 脱成長コミュニズムの説明。ちと難しい 機械化によって仕事が奪われるのを恐れるのは金が稼げなくなるから=利用できるものが減るから 共有化(コモン)となっていれば怖がらずに機械化を受け入れられる 技術も開かれた場でどのように検討するか議論する ケア階級反逆 教師とか介護職は大事なのに使用価値が低くされていて、やりがい搾取されている ここの産業が手厚いほうが環境負荷も小さいし、大事なことにお金を使われるのでいいことづくめ マルクスはこの労働を手厚くしつつ、労働時間を短くする 単純作業より、創造性のある仕事を取り組めるような社会を目指したかった 生産過程の民主化、決めることに時間がかかってもいい そういう意味で経済的には減速、脱資本主義となる 第八章 実際の事例の紹介 バルセロナではそういうマニフェストが作られている 資本主義に立ち向かう都市、すげぇ 観光都市になりすぎた街はコロナ禍で民泊用に切り替えた住居の需要がないのに人が住めない自体が続いた そういったこともキッカケ 駄目になったところに、新しい流れができている

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    投稿日: 2022.09.19
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    最初のうちは「まあ確かにそうだよね。この惨状を招いたのは成長至上主義の資本のせいだわな」と納得しながら読んでいたのだが、読み進めていくうちにやっぱりこれも現実に目を背けた理想主義に過ぎない事が理解されてきた。 斉藤さん、あなた人間の多様性を過小評価し過ぎですよ。こんな共産社会が成り立つのは20~30人の同志の集団まで。ヤマギシ会の規模が最大限なんじゃないの?ましてや一億を超える人口の日本で皆がこの考えで纏まるとは到底思えない。これは「やればできる」という範囲を超えている。生物としての人間の限界である。無理に纏めようと思えば洗脳か強権行使が必至だ。  著者の言う脱成長コミュニズムで思い出したのは北朝鮮。北朝鮮こそ究極の脱成長コミュニズムだが、果たして「地上の楽園」の住民は幸せなのか?そしてコミュニズムが将軍様による強権統治体制以外に可能なのか? そんなことを考えさせられた。

    3
    投稿日: 2022.09.14
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    2020年。ベストセラーになった新書。 脱成長の考え方はマルクスの資本論の最後から読み取れるという。自然を破壊し気候変動を招いている今、SDGsのような心配のふりではなく、コモンの考えを広め本当に脱成長をすることが必要だ。全体の3.5%の人がそう思えば世の中は変わっていくとする。考えには賛成。 最近のツイッターでは、斎藤から共産党小池さんへの対談申し込みに返事がないという。

    3
    投稿日: 2022.09.10
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    「持続可能で公正な社会の実現」の唯一の選択肢が「脱成長コミュニズムだ」という主張は、非常に独善的に感じる。資本主義による貧富の差の是正は、国家と地方自治体の介入で行われると思う。どちらかというと、5章の加速主義に賛同する。

    0
    投稿日: 2022.09.05
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    素晴らしいです。筆者さんが後半に提示してくださる解決法を読むまでは、お先真っ暗で、この先、どのようにして生きていけばいいのかわからず、早くそれにたどり着きたくてもがきながら読み進めました。難しい言葉や、聞いたことのない用語、独特な言い回しに阻まれ、なかなか進めず大変でしたが、解決法が読めて視界が広がりました。

    3
    投稿日: 2022.08.30
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    偏りはあるが、読み手の考えを喚起してくれるという点で優れた本だと思った。 斎藤先生は気候変動に対し強く危機感を煽っている。 人が周囲を扇動するのはどんな時だろうか。思うに自分の利益を得たい時、あるいは義憤に駆られた時ではなかろうか。 前者では、例えば「このままではAIや海外の廉価な労働力に仕事を奪われる。非正規雇用で苦しむ人間がいたとしても生産性を上げるためだ。仕方がない。」と云ったりする。 先生はおそらく後者であろう。 先生の危機意識にはジブリっぽい終末観が見える気がする。(『風の谷のナウシカ』や『On Your Mark』)こんな生活が続けられるはずがない。地球が持たないと。そしてこの危機に対する唯一の処方箋が「脱成長コミュニズム」であると主張している。 この点ワンピースのルフィの自然観が糸口になりそうな気がしている。(原作は読めてないですが)ワノ国ではカイドウが武器の生産を囲い込み、希少性を産み出して利益を得ている。そして周囲の環境を汚染して外部に矛盾を押しつけている。飢えるお玉を目の当たりにしてルフィは、自然があればなんとでもなるのに的なことを叫ぶ。 資本主義下における我々の生活は外部に矛盾を押しつけることで成り立っている。これは環境に優しい資本主義にシフトしたところで変わらない。経済成長は温室効果ガスの排出と切り離す(デカップリング)ことはできない。 ここで先生が援用するのはマルクスの思想だ。 ソ連的な独裁政治の失敗により、共産主義の信用は地に落ちたが、新たな研究によれば、晩年のマルクスは資本論の時点で展開していた「ヨーロッパ、生産力至上主義」を乗り越えていた。この研究は著作以外で書かれた手紙や手記も対象としている。マルクスは現代の気候変動をもその射程におさめていた。多様性と脱成長の視座を得ていたのだ。 少し脇道。昔、柄谷行人の思想にかぶれたことがある。 何の著書かは忘れたが、なぜ後進国ロシアで革命が成ったのか、その後強権的な政府になったのはなぜか。それを鮮やかに解き明かしていた。曰く、ロシアの生産力から見れば、専制君主の代わりを共産党が行っていたに過ぎないと。これは自分にとっていまだに説得的であるが、生産力至上主義にとらわれたきらいもあるかもしれない。 また柄谷氏はカントを通してマルクスを読み直す試みを行ったことがある。そこではカントの道徳律が引用されている。「他者を手段としてではなく、目的として扱え」と。そしてこの他者には、かつて生きていた者、まだ生まれていない者も含む。 さらに柄谷氏はMAMという実践を行っていた。地域通貨を発行し、富の流出を防ぐ試みのよう。 両者に差異はあるものの、資本主義に対する危機感を共有しており、理論的な共通項も散見される。 例えば、自由な生産者による協同体(アソシエーション)の構想だ。生産手段をコモンとして共同管理していくことで、地球のレジリエンスを超えた過剰な物質代謝を抑えて行くということだろう。 世界に変革をもたらす為に競争から降りるというのは、行く行くは自分のメリットになるとしても怖いものかも知れない。その隙に誰かに儲けの機会を奪われてしまうかもしれないからだ。しかし、世界を変える3.5%に入るための道具は色んな所に転がっているかもしれない。 まとまりないが、読んで思ったことはほぼ書いた。 長くなったが、改めてその位の熱量を持たせてくれる本だったと思う。

    5
    投稿日: 2022.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初っ端からSDGSにダメ出しをしてて、どういう結論に至るのかワクワクしながら読みました。 結果、脱成長が結論になるのだけど、資本主義にどっぷり浸かっている自分自身と、今自分がやっている仕事が本当に意味があるのかという問いとの間で読み終わった後モヤモヤしています。

    2
    投稿日: 2022.08.17
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    冒頭で「私たち庶民」という言葉を見て、すでに胡散臭さを感じている。大学の先生は庶民ではないだろ。知識階級。市民くらいにしておけば?集英社さん。 図2の首都圏なんか変?この地図東京なの?ブラジルヴァーレ社のダム決壊事故を引き合いに出してるけど、ダム事故で250人死亡って少ないのでは?黒部ダムや新清水トンネルは何人死んだの?それより、19世紀の植民地時代の方が工事で多くの人が死んでるのでは?コスモクリーナーD→放射能除去装置。コスモクリーナーC→炭素除去装置。これだな。イスカンダルまでもらいに行こう。人類のために。 p267安定した生活を獲得することで、消費主義でない活動への余地が生まれてやることがスポーツにハイキング、ギター弾き。平和すぎ。でもさ、スポーツだっていい道具欲しいし、ギターはやっぱり高級品の方がいい音するし、そこはもう人間の本質でしょ。全員人間辞めろってことかな。 私なら美味しものたらふく食べたいし、いい女欲しい。それ人間の根源的な欲求でしょ。話飛ぶけど、生命は種の保存のためにあるよね。 必然の国と自由の国。いやいや、必然の国の中で環境破壊起こってるので、それを無くす方法だったけど。自由の国に行けば、って議論すっ飛んでます。自己抑制ってさ。ベストセラー作家ピケティさんに頼り始める。エッセンシャルワークの重視ってもうすでに人間に求めることでないよな。3Kって言葉あったけど。 この本の主張を怖ーい暴力団事務所とか行ってぶったらどうなるんだろう。脱成長のコミュニズムを作るということは、先生の主張を通さなきゃいけないんだけど、そういう1人の主張を通さないのが脱成長コミュニズムなので、ここで最後に大矛盾で終わる。 マイナスばかり上げましたが、水の話とかとてもわかりやすくて、得るものは大きかったです。ただ個人的に期待値が高すぎただけです。

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     いま最も関心がある気候変動についてピンとくる新書があまり見当たらず、これは話題書でもあったので選んだ。全体として、自分が関心のある「気候危機を乗り越えるための社会変革」と同程度の力の入れようで「晩期マルクスの再評価」についても書かれていた印象だった。  それはそれとして興味深く読んだけれど、社会変革の実現にとってマルクスを再評価することが得策だったかはわからない。社会課題への意識は共通していても、共産党に対してそうであるように、マルクス(≠マルクス主義)というだけでアレルギーを引き起こし一切耳を貸さなくなる層というのは相当いると思うから。  というより、おそらく著者が思っているほど一般の人は『共産党宣言』も『資本論』も読んでいないので、晩期マルクスが何を考えていたかを熱弁されても温度差しか生まれない気がする。ただもっとも、マルクスへの関心が高い人にとってはその点(第4章あたり)こそが革新的な著作だったのだろうことは想像できるし、著者や編集者もこの本がここまで売れに売れ、『資本論』に入門すらしていない人までこの本を手に取る事態は想定していなかったのかもしれない。  本書からマルクス要素を薄めたとしても、著者の訴えが社会に受け入れられるにはハードルがかなり高いと感じる。「脱成長」という言葉だけで、マルクスや共産党に対してそうであるようにアレルギー反応を示す層はいるだろう。むしろマルクスや共産党へのそれよりも否定的な見方は強いかもしれない。少なくとも選挙のたびに、与野党とも経済成長を前提とした公約を打ち出している状況を鑑みても(だからこそどこも主張に違いが感じられないのかもしれないが)、社会が「脱成長」を受け入れるには相当な壁があると思う。  だからこそ、理論よりも実践が先行する方が運動には広がりが期待できる。その点は著者自身も分かっているからこそ、「おわりに」で3.5%に期待を託したのだろう。デトロイトやバルセロナの実践を出されても「そんな特殊な事例で」という感が拭えなかったが、「希望は、一見ローカルに見えるコミュニティや地方自治体、社会運動が、いまや世界中の仲間とつながっているということだ」(p357)とまとめていることからも、それがくみ取れた。  一方で、気になった点もある。地球温暖化への対応は近年、緩和策と適応策の両にらみで語られるが、適応策の視点が本書ではあまり語られていないように感じる。個人的にも適応策よりも緩和策を重視してはいるものの、脱成長コミュニズムがうまく回り始めたとしてもすでに手遅れかもしれない。脱成長コミュニズムを広げつつ、新たな技術開発を含む適応策を考えていくことはできないのか、その必要性はないのか示してもらえればなお良かったと思う。  多方面からの批判覚悟で本書を著した著者の勇敢さは称えるが、本当にその真価が問われるのは、実際に脱成長コミュニズムがうねりとなって世界を動かし始めた時かもしれない。唯一の解決策として示された脱成長コミュニズムの行く先が袋小路だった時、未来の人々は著者をどのように評価するだろう。ソ連と同時にマルクスや共産主義への評価が崩壊したのと同じ道を辿らないとも限らない。

    3
    投稿日: 2022.08.13
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    問題意識、向かうべき方向性は部分的に共感。「脱成長コミュニズム」を唯一の選択肢とするために、他の選択肢を否定する論法がミスリード。 刺激的な表現、二項対立で語ることは、建設的な思考を生まない。 物事は多面的であり、どの社会システムにも良し悪しがあることを認めた上で、課題をどのように乗り越えるか。 ・EVの環境改善1%等の、孫引き参考文献で裏取りなし、説明なく循環経済を否定等の「緑の経済成長」批判ありき。 ・「脱成長コミュニズム」においても技術の活用を否定しないのであれば、そのイノベーションをどのように担保するのか不明。プラネタリーバウンダリーの課題は共通して残る。 ・向かうべき方向性としてのSDGsコンセプトへの帰着。SDGsを揶揄するが言っていることは変わらない。 ・アソシエーションの具体性の疑義(社会構造、文化が規定する面があり、普遍性、汎用性はあるのか) ・宇沢弘文「社会的共通資本」との違い ・エネルギー収支比(EROEI)の重要性 ・市民議会 ・Fearless Cites

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    昨年の11月に図書館に予約をいれた本が今日手元に届きました。 社会科に恐ろしく苦手意識をもつ私です。ほぼ知識ゼロです。そんな私がこの本を読んでみて。 とにかく知らないワードばかりでしたが、理解出来るようかなりググりながら読み進めたため10日以上余裕で読了までに時間がかかりました。 地球温暖化がどうして起こってて、どのくらいの危機で、じゃ、どうすればいいのかが書いてある。 素人の私が気になったのは、 グローバルサウス(現代の資本主義のグローバル化によって負の影響を受けている世界中の場所や人々を指す)への押し付けによって資本主義が成り立っていること。 富裕層トップ10%は世界で日常で排出される50%のCO2に責任があり、先進国で暮らす私たちはそのほとんどがトップ20%に入っている。日本ならトップ10%に入っているだろうということ。→これは心底驚いた。プライベートジェットとかカッコイイとか羨ましいと思っていたけど地球温暖化からすればちょ、恥ずかしーってやつだった。 資本とは、価値を絶えず増やしていく終わりなき運動。 進歩史観 資本主義が一時的に労働者の困窮や自然環境の破壊を引き起こすかもしれないが、他方で資本主義は、イノベーションを引き起こし、生産力を上げてくれる。この生産力の上昇が、将来の社会で、みなが豊かで、自由な生活を送るための条件を準備してくれる。という考え方。 →でもこの考え地球温暖化には良くない、むしろイノベーションとかいってCO2増やしてるってナニソレ。 ジオエンジニアリング 地球そのものに介入して地球温暖化を防ぐための技術。 →これもビビった。これは絶対やめた方がいいってのは私でもわかる。今愚息がマイチャリを見た目かっこよくするのに色んなパーツをかえて一生懸命改造してるんだけど、やればやるほどチューニングが難しくなって全体のバランス崩れとる→これと同じじゃね? しかしこれもググるとこのワードは既に70年代に生ま れており(めっちゃ前のことにさらにビビる)、この頃から地球温暖化を危惧していた科学者たちが居たってこと。当時から科学者たちはこの技術のリスクについて百も承知でそれでもやらないといけないと思うんだから地球温暖化の恐ろしさよ。 マーケティング産業は、食料とエネルギーに次いで世界第3位の産業。価格に占めるパッケージングの費用は10-40%。化粧品は商品そのものより3倍もの費用をかけている場合もあるという→パッケージデザインのために大量のプラスチックが使い捨てられる 脱成長コミュニズム柱→これが著者のいいたいとこ ①使用価値経済への転換 ②労働時間の短縮 ③画一的な分業の廃止 ④生産過程の民主化 ⑤エッセンシャルワークの重視 恐れ知らずの都市(フェアレスシティ)バルセロナの気候非常事態宣言 これもすごい。国家が押し付ける政策にNOをつきつけ、グローバル企業に対しても恐れずに、住民のために行動することを目指す都市。具体的には公共交通機関の拡充、自動車や飛行機、船舶の制限(飛行機の近距離路線の廃止や市街地での自動車の速度制限、時速30キロ!!バルセロナの本気が垣間見える、実にトガっている)応援したい。 この気候非常事態宣言も、ググると日本でも出している自治体は沢山あるみたいでした、が本気度はどうなんでしょうか?認知されてるのでしょうか。 全体を通して。 環境問題は、もっとちゃんと自分で考えないと行けない事だと気づきを頂けました。そして恐ろしいのは自分はもう歳も歳だし逃げ切り世代かもしれないけど、子供やその下の世代のことを考えたら本気で何かせんといかんです。今年の酷暑ですらきついのにこれより2度とか気温上がってみ?本気で生きていけない。自分より下の世代のためにも本気にならないとダメなんだな、自分はお金ないと思ってても地球規模からしたら10%の富裕層になることを意識しないと。 絶対的に何にも考えてない私は本当にダメ女だ。

    3
    投稿日: 2022.07.23
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    少しずつ読み進め、遅ればせながら読み終えた。 知識不足勉強不足のため、分からず進めた感も否めないが、少なからず現状と問題は再認識できた。 世界中のさまざまな運動、呼びかけに、 気づいていない、気づいていても無視している。 悲観するだけでなく何が出来るか、将来自分の言葉で語れるように、学び考えなくては。 我が子の生きるこの先の世界のために。

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    難しく感じた。じゃあ、具体的に何すれば良いの?というところまで考えが及ばなかった。 ただ、要所要所でフムと思う文章がいくつかあり、 3.5%という数字に、こんな少数でも変革のキッカケになるのかと勇気をもらった。 もう少し勉強して、(他のこの系統の本を読み)また再読したいと思った。

    0
    投稿日: 2022.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全8章の構成。 前半の3章は現状の気候危機が資本主義によって引き起こされたものであることや、政策として唱えられている対策について。 第4章では、マルクスが晩年に目指していたのは「脱成長コミュニズム」であると解き明かす。 後半の3章は「コミュニズム」について掘り下げ、資本主義から脱却して「脱成長コミュニズム」を目指す。 各章の1節が程良い長さにまとめられているので、テンポ良く読めた気がする。 「経済成長」と「環境負荷」のデカップリングは不可能であるということ、「資本主義」が「欠乏」を生み出す、というのは薄々感じていたので、論理的に説明されていてわかりやすかった。ずっと成長を続けることは不可能ということも理解できる。 目指すべきは「脱成長」で、そこに組み合わせるのは市民が参画する「コミュニズム:共産主義」であり、「行動する市民」が非暴力の社会運動を興し「3.5%の法則」で社会を変えていくのだ。という結論へ。 「脱成長コミュニズム」が本当に目指すべきものかはわからない。社会運動で変革するという結論も、プラネタリー・バウンダリーには間に合わないんじゃないかな。ただ、「使用価値」や「エッセンシャルワーカー」の重視など、その要素には「本当に持続可能な社会」へのヒントがあるような気がした。 「SDGsは大衆のアヘンである」というセンセーショナルな文言が目を引く。読んでみると、SDGsのことを否定しているのではなく、そのことだけで満足してしまうと、問題の本質に辿り着かない、ということ。 自然にも人にも負荷をかける資本主義に疑問を投げかける。 前提として「資本論」を読んでいないんだけど、前述の通り読みやすくわかりやすい構成になっていると思う。「100分de名著 資本論」のテキストも著者が執筆されているので、次はそちらを読んでみたい。

    2
    投稿日: 2022.07.15
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    脱成長コミュニズム。色々と難しいが最後の3.5%という数字には現実味があるように感じた。価値から使用価値への転換には手放しで共感します

    3
    投稿日: 2022.07.14
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    ▼読中感想(第3章-日本の特殊事情時点) ここ数年、内外的なきっかけで消費行動を見直し始め、それを起点に所謂「資本主義」への違和感を抱いてきた。 工業型生産や、その根底にある極端なコストカットによる利益追求モデルなど。 天然資源が枯渇し人口減少が避けられない環境で、モノを大量生産し一時的な利益を追求する意義は何なのか、と漠然とした違和感を抱いている。 現時点の筆者の主張である資本主義からの脱却へは全面的に賛成する。先進国での工業型生産を削減してその技術やエネルギーを途上国への経済発展へ回すべき、と思う。 後の章で登場する「脱成長コミュニズム」という概念、また自分が実行できる脱資本主義的行動について注視ながら読み進めていく。

    0
    投稿日: 2022.07.11
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    99%のためのフェミニズムと全体的なメッセージや理論展開は被りますが、マルクスの正当性を示すことへの情熱が流石に遥かに違うと感じました。 全体を通して文章はとても読みやすかったですが、『エネルギーをめぐる旅』にあったような具体的な数字での説明より、ナラティブな印象です。 技術革新の罠、省エネ技術の限界、現在抱えている問題の難しさは『エネルギーをめぐる旅』で具体的にイメージできていてよかったです。 マルクス原典にここまで論拠を求めなきゃいけないのかと、素人目には思いましたが、筆者の普段活動を共にする層、これまでの学術活動への情熱などがあるのかなと想像しました。地方コミュニティが重要という点はとても賛同しましたし、最近注目していた話題なので今後学んでいこうと思えました。あえて深く語っていないのかなと思うところもありました。この界隈で潮流のキーワード、出来事、活動、参考文献などは今後の本を読む上で参考になり、1番の収穫でした。 筆者がメッセージを伝えたい層はこの本を読む層なのか、少し疑問に思いました。

    2
    投稿日: 2022.07.10
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    本書は、「脱成長コミュニズム」を目指しましょーという内容で、政治からではなく社会運動による革命をしよう!という、、なんか、昔に聞いたことのある「東大安田講堂」ような運動みたいです。 環境問題などの社会問題を取り上げつつも、最終的な主張は、「革命による資本主義の終焉を目指す」という趣旨のようです。 ユートピア!

    8
    投稿日: 2022.07.06
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    今頃になって読んだ。そして、もっと早く読めばよかったと後悔した。第一章では、労働力や資源、エネルギーの不等価交換や掠奪、環境負荷の外部および将来への転嫁など、自分が前職で考えていたことを見事に整理してまとめてくれていた。 先進国の豊かな生活の裏側では、グローバル化によって被害を受けるグローバル・サウスの悲劇が繰り返されてきた。これらの大規模な事故は、起こる危険性が指摘されてきたにもかかわらず、国や企業はコストカットを優先して放置したことによる人災である。また、資源、エネルギー、食糧も先進国との不等価交換によってグローバル・サウスから奪われている。また、先進国は資源採掘やごみ処理などをグローバル・サイスに押し付けている。資本主義は、周辺部の労働力や天然資源を掠奪の対象としており、地球環境が危機的状況に陥るのは当然の帰結である。マルクスも、資本主義は自らの矛盾を別のところへ転嫁し、不可視化することによって、さらに矛盾が深まっていく泥沼化の惨状が必然的に起こるであろうと書いている。 問題の転嫁が困難となり、危機感や不安が生まれると、排外主義的運動が勢力を強めていく。右派ポピュリズムが社会に分断を持ち込むことで民主主義の危機を深めていき、権威主義的なリーダーが権力を握れば、ファシズム体制が起こりかねない。先進国の人々が大きな問題に直面するころには、地球の少なからぬ部分が生態学的には手遅れの状態になっているだろう。 ヨハン・ロックストロームは、自然本来の回復力を超えると、急激・不可逆的な変化を引き起こす可能性があるとして、プラネタリー・バウンダリーの概念を提唱し、SDGsの基礎となった。しかし、その後、経済成長と1.5℃未満の目標達成の両立は困難であると主張している。ティム・ジャクソン「成長なき繁栄」によると、先進国ではエネルギー消費の効率化が進んでいるが、ブラジルや中東では目先の経済成長を優先する中でエネルギー効率はむしろ悪化している。その結果、世界全体では、対GDP比の二酸化炭素排出割合は年率0.2%しか改善していない。著者は、環境対策は必要だが、それだけでは足りず、経済のスケールダウンとスローダウンを目指すべきであると主張する。 水や電力、住居、医療、教育を公共財として民主主義的に管理するコモンの概念は、マルクスも研究していた。マルクスは、コモンが再建された社会を労働者たちの自発的な相互扶助を意味する「アソシエーション」と呼んでいた。20世紀に国家の下で制度化された社会保障サービスは、組合などのアソシエーションを起源としている(デヴィッド・グレーバー「官僚制のユートピア」)。マルクスは、「資本論」第1巻の刊行後、自然科学やエコロジー、資本主義以前の共同体社会の研究に取り組んでいた。マルクスの思想は、「共産党宣言」の頃の生産力至上主義、「資本論」第1巻の頃のエコ社会主義を経て、進歩史観を捨てた脱成長コミュニズムに到達した。 マルクスの脱成長コミュニズム構想は、使用価値経済への転換、労働時間の短縮、画一的な分業の廃止、生産過程の民主化、エッセンシャルワークの重視の5つにまとめられる。 アンドレ・ゴルツは、開放的技術と閉鎖的技術の区別が重要であるとし、一般的な人々から隔離され、情報が秘密裏に管理されなくてはならない原子力発電のような閉鎖的技術は民主主義的な管理にはなじまず、隠ぺい体質につながり、重大な事故を招くと考えた。 フランスでは2019年に、年齢、性別、学歴、居住地などが国民の構成に近くなるように調整されたくじ引きで選ばれた150人のメンバーによる「気候市民議会」が開催された。 国家やグローバル企業が押し付ける新自由主義的な政策に反旗を翻し、住民のために行動する「フィアレス・シティ」の旗を立てたバルセロナでは、都市公共空間の緑化、電力や食の地産地消、公共交通機関の拡充、自動車や飛行機、船舶の制限、エネルギー貧困の解消、ごみの削減・リサイクルなどの行動計画が市民によって策定された。フィアレス・シティのネットワークには、アムステルダムやパリ、グルノーブルなど77の拠点が参加し、巨大なグルーバル企業と対峙する知識を共有して連携する。 グローバルサウスでは、1994年の北米自由貿易協定発効の機に始まったメキシコ・チアパス州の先住民が起こしたサパティスタや、農産品の貿易の自由化が加速した1993年に生まれた国際農民組織ヴァイ・カンペシーナがある。

    0
    投稿日: 2022.07.01
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    異常気象による災害の多くなった今日、技術によって経済活動をすすめながら、技術発展によって、地球の平均気温を押さえることができる、という議論は、実は破綻している。それは、都市や先進国の二酸化炭素排出量が減っても、そのうらでエコの名のもとに開発された技術をなりたたせるために、発展途上国からの資源の収奪が行われていて、そこでは、先進国が減らした排出量以上のエネルギーの排出と、収奪が行われてきたからである。つまり、環境保護運動は進んでいるようで、地球全体で考えるとかえってマイナスになっている。そして、平均気温を、さげるには、もはや、経済活動をおさえるしかないのではないか。そのような、事態を迎えて、どのような対処の方法があるのだろうか。マルクス資本論の新しい資料と、そこから見える新しい社会の仕組みをさぐる。という内容で、興味深い。ただ、人間が地上に生まれてから、起こったこと、したことを考えると理屈では、その通りなのだが、はたして、できるのかは、難しいような印象を受ける。ただ、試みる価値はある。

    1
    投稿日: 2022.06.19
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    専門的で難しい箇所はあったが、これからの方向性が示されて分かりやすかった。 資本主義の欠点を指摘して、どうすれば乗り越えることが出来るのか、筆者のいう脱成長とコモンの再建が功を奏すのか。 経済書でありながら、ワクワクしながら読んだ。

    0
    投稿日: 2022.06.16
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    【読もうと思った理由】 非常に売れていて、話題になっていた新書だったため。 【読んで感じたこと、認識したこと】 事前に100分de名著の資本論を読んでいたため内容は理解しやすく感じた(筆者が伝えたいことを100%理解できているかは別として)。資本論があやふやな人は事前に読むことを強くおすすめする。 資本主義は価値の増殖のため無限に成長を求め、資本主義である以上全ての物事がそれに取り込まれてしまう。みんながアクセスすることができた富(コモンズ)も、資本による囲い込みのため、商品となり、儲けのために稀少性をあえてつくりだし、経済として成長しているはずなのに一部を除いて人々は欠乏する。 先進国の発展の代償に、途上国へは環境負荷等を背負わせる。先進国の経済的発展は、負担を外部化(途上国へ)し、不可視化させて成り立っている。先進国は比較的環境負荷をかけていないように錯覚するものがいるが、環境負荷がかかる作業を途上国が担っているにすぎない。資本主義は、外部化し発展を続けてきたが、地球上にはもはや外部化させられるところはなく、二酸化炭素が増えすぎたことによる気候変動という代償が人類にふりかかっている。等々、資本主義による問題がこの他にも様々顕在化されてきている。これらを打開するには、脱成長コミュニズムへ移行するほかないという主旨(自分の理解した範囲では)である。 自分としては、筆者の主張にはおおよそ賛成する。資本主義が、地球の回復能力を超えて開発をしているのであれば、戻れなくなる前に資本主義からの移行はした方が良いのだと思う。かといってすぐに資本主義を捨てることはできないし、世界全体でやらなくては効果が薄いだろうし、資本が囲い込み発展させてきたものをコモンズとして取り戻すということも想像できないし、コモンズを共同管理するというのも今一つ想像できないし、、と凡人な自分からは難しそうという稚拙な感想しか浮かばない。 ただ、資本主義の継続は人類を幸せには導かないのは確かなようであり、多くの人が資本主義の問題を考えなければならない。 時間を空けてもう一度読みたいと思う。

    2
    投稿日: 2022.06.08
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    少し難しかったがなんとか読み切った、一度諦めて積読してた本。気候変動と資本主義の関係について理解を深めることができた。いまのままじゃだめなんですねそれはそうですよね。

    4
    投稿日: 2022.06.06
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    刺激的な内容でした。たまにはこういうのを読んで知らない事を吸収しないといけないなと思いました。著者が冒頭からいろいろな事を否定して、マルクス、脱成長コミュニズム、コモンなどの考え方の重要性を説明してくれるのは説得力があった。 自分が行動に移せるほど突き動かされた訳ではないですが。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    まあこういう意見はあってもいいと思うが、こんなに話題になるような本でもないなあ。頭でっかちで非現実的で「ファクトフルネス」と対極にあるような、小頭の良い人がこねくり回して書いたような印象しか受けなかった。

    3
    投稿日: 2022.06.04
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    資本主義のもとでは、環境破壊は止まらない。 生産力至上主義から脱成長コミュニズムへの移行が必要だ。 という論旨自体には説得力があった。 SDGsが孕んでいる矛盾については、真剣に考えなければならないと思う。 一方、著者のいう脱成長コミュニズムが、どういったものか、生活レベルのイメージが全くわかない。あるいは清貧じゃないといいながら、清貧にしか繋がらない。

    0
    投稿日: 2022.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    経済学に疎いからか、わかりやすいとは感じなかったけれど、資本主義社会からの方向転換や地球•自然との共存が必須であることには強く賛同する。 現状やその根拠の説明をマルクスと共に説明されたので小難しかったんだろうな。 EV自動車を作っても結局資源は使っている(しかもリチウム採掘に地下水を乾燥地帯で1700ℓ/秒/社も汲み上げているという)は衝撃的だったし、コストカットを目的に海外移転したせいで、パンデミック発生時に国内には、不可欠な物資の生産体制が存在しなかったという話は、利益重視の資本主義を如実に表しているなと思った。 売れている本ということで、多くの人の社会をみる視点が未来にとってポジティブに変わったら良いなと思う。

    0
    投稿日: 2022.05.30
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    資本主義の矛盾点を厳しく批判。 脱成長コミュニズムという概念に初めて触れました。 「持続可能で公正な社会」の実現かぁ… 「自分にできることから始めたい。まず自分が動かないと何も始まらない。」と思う一方で、日々の生活で手一杯な事を言い訳にして、全く行動できない自分がいる。本著のあとがきを読んで、自分の弱さに気付かされました。

    2
    投稿日: 2022.05.18
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    非常に刺激的な内容。資本主義の真逆を提案しています。この提案については色々と反論を出来る所があると思いますが、本当に今のままでいいのか?と考えさせてくれる非常に良い本だと思います。 YouTubeやNewsPicksで対談やインタビューの動画あるので併せて見てみてください。

    0
    投稿日: 2022.05.18
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    こちらを読むための準備運動として100分de名著「資本論」を読んだのだが、非常にわかりやすくまとめられており、資本論の概要がつかめた 本書ではさらに資本主義の問題点の多さと、奥深さに、薄々気づいていたことを突き付けられたような衝撃を感じることとなった さてタイトルにもある「人新生(ひとしんせい)」とは何ぞや? 人間たちの活動の痕跡が、地球の表面を覆い尽くした年代という意味 なんだか恐ろしい符号を付けられた感じである 改めて資本主義がどういう犠牲の上に成り立っており、その恩恵を受けているのが実は一部の人たちということが多くの調査とデータにより実に詳細に分析されている 先進国を豊かにする大量生産・大量消費型社会 この裏ではグローバル・サウスの地域や社会集団から収奪し、代償を押し付ける構造が成り立っているのだ グローバル・サウスで繰り返される人災 あまり報道されず、どこか遠くの話し…と犠牲が不可視化されうやむやにされる 少し例を上げたい インドネシアやマレーシアではパーム油の原料となるアブラヤシの栽培面積の増加による森林破壊が起きている 熱帯雨林の生態系を狂わせ、土壌侵食が起き、肥料・農薬が河川に流出し、川魚が減少 この地に暮らす人々のたんぱく質が激減し、お金が必要になる やむを得ず金銭目当てに絶滅危惧種の野生動物の違法取引に手を染める そう、労働搾取だけでなく、資源の収奪と環境負荷の押し付けをしているのだ 気づいていただろうか? 知らなかっただろうか? 誰もが薄々わかっていたのではないだろうか… もう一つ例を上げたい テスラなどの電気自動車だ こちらはリチウムイオン電池が不可欠となる チリが最大の産出国であるが、塩湖の地下からリチウムを含んだ鹹水かんすいをくみあげ、その水を蒸発させることでリチウムが採取される これは地域の生態系に大きな影響を与える つまり地元住民の生活に皺寄せが行く いわゆるグリーン技術は生産過程まで目を向けるとそれほどグリーンではない 自分たちの幸せは犠牲の上に成り立っているのに、知らないから知りたくないに変わってしまい、エコバッグを買ってSDGsを掲げてアリバイ作りをして見ないふりをする ドキッとする人がたくさんいるのではないだろうか また、個人的に違和感を感じる身近なこと… 例えばアマ〇ン 非常に便利で何度もお世話になっている 当初、そこまで急いでないのにこんなに早く届くとは! と感激したものだが、それが当たり前になってくると、(不思議なもので)納期に時間がかかると あれ?遅いじゃないか…となるのが人間の心理 便利な返品システムと各地に増え続けるアマ〇ンの倉庫 システマチックに価格が変動し、そのせいでどれほどの物流や人が動いているか… (うちの会社もかなり振り回されております…) これって尋常じゃない…はずなのに ここまでの付加価値が本当に必要ですか? たぶん必要ではない このシステムで何が犠牲になっているか、きちんと知る必要がある が、この仕組みに慣れるということが恐ろしいことなのだと自覚する必要がある 資本主義はどこかで利益や利便性が発揮されると必ず皺寄せがどこかにいくシステムなのだと改めて感じた さて斎藤氏はどうすればこれらの問題が解決すると考えるか… ○「脱成長」 興味深い比較がある 経済成長と幸福度に相関関係は存在するのか…というアメリカとヨーロッパの比較だ ヨーロッパ諸国はアメリカに比べGDPが低いが、福祉施設全般の水準は高く、医療や高等教育が無償で提供される国がいくつかある 一方アメリカは無保険のせいで治療が受けられない人々がいる 要は生産や分配をどのように組織するかで社会の繁栄は変わる 一部が独占すれば多くは不幸になる 公正な資源分配をすることで解決すると強く言う ○コモン コモンとは、社会的に人々に共有され、管理されるべき富のこと 水、電力、住居、医療、教育などを自分たちで民主主義的に管理することを目指すのが資本主義でも社会主義でもない第三の道だという ここではバルセロナの具体例が紹介されており、少しずつ世界に広がり見せている模様 つまり最終目指すところは 「脱成長コミュニズム」という社会であり、相互扶助のネットワークを発展させていくこととする (我々の無関心さが1%の富裕層・エリート層が好き勝手をさせ社会の仕組みや利害を作り上げてしまったのだ ああ、無関心の罪深さよ…) 本書はなるほどと思う部分と、まだ心のどこかでそんな社会は可能なのか、現実的にどうなのか…と疑問視する部分がある そして資本主義の恩恵を捨てられるのか…とも考えさせられる 同時に果たして地球は誰のための者なのだろうか… いや、誰のものでもないはずだ 資本のある人間が何かを独占していいなんて確かにおかしい 住む土地、生きるための酸素、生活必需品の水… 人間も動物もその他生物たちに平等なので共存すべきではないか もしかして…資本主義が進むと酸素や太陽の光や温度の恩恵さえ、お金を払わないと受けられなくなるのではないだろうか さらに地球の環境が激化し、これらが争奪戦になるとしたら… お金を持っている人間だけしか生き残ることができない ディストピアの恐ろしい世界である でももしかしたらそんな遠くない将来、それに近いことが起きるのかも… 兎にも角にも深く考えさせられる書であったが、決して難しいことは書いていない 具体例も多く、わかりやすい 本書の売れ行きから考えても資本主義への疑問や不満を持つ人たちが増えているのは間違いないだろう そう、無意識ほど罪深いことはないのだ

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    投稿日: 2022.05.16
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    読書会のテーマになったので買って読んだが、バリバリのマルクス主義者の本だった。 ・資本主義(成長) vs 社会主義(脱成長)の極端な2元論 ・マルクス晩年を研究された成果だそうな、『脱炭素コミュニズム』として挙げられている4つの柱は、(ー>私の感想) 1.使用価値経済への転換 ー>金銭価値でない、使用価値ってだれがどうやって決めるんですか?第二の毛沢東、レーニンが出てくるんですか? 2.労働時間の短縮  人々の欲望を不必要に喚起することは禁止される ー>欲望が排除される社会ってコワいですね。 3.画一的な分業の禁止 ー>市場経済だと、自分のやりたい仕事を選んで就職するんですが、、、 4.生産過程の民主化  生産をする際にどのような技術を開発し、どういった使い方をするのかについて、より開かれた形での民主的な話し合いによって、決めようとする 「社会的所有」がもたらす決定的な変化は、意思決定の減速 ー>何も決まらなくて、温暖化対策合意がとれるのは2050年かもしれませんね。 結論:斎藤さん、そんな社会はいりません。 イデオロギーを振りかざして、あなたの研究成果で一体どれくらいGHGの排出削減効果があったんでしょうか?階級闘争とか社会改革とかやっているヒマがあったら、カーボンフットプリント、マテリアルフットプリントへらすアクションしましょうよ。

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    投稿日: 2022.05.15
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    現在当たり前と思っている資本主義を疑ってみる題材で、興味深かった。幸福に注目する考え方はまさしく共感できた。 しかし、理想論を脱っしきれてない気がした。人間の競争本能をコントロールできるのかに着目したい。

    0
    投稿日: 2022.05.09
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    二酸化炭素排出量は3.4%で世界5位 産業革命時と比べて2100年までに現状放置で4.5, パリ協定で3.3, 目指すは2度未満。既に一度上昇している 外部化社会-豊かな暮らしの裏では貧しい暮らしがあるがそれを周辺部に追いやり不可視化すること。パーム油、熱帯雨林伐採、土壌汚染、河川汚染、住民は肉からタンパク質を得る必要、お金が必要、密猟、絶滅危惧種 オランダの誤謬-グローバルサウスに否定的な影響を押し付けているのに、先進国が経済成長と技術開発によって環境問題を解決したと思い込むこと 指数関数的な経済成長が、有限な世界において永遠に続くわけがない 商品という価値のための生産が行われ、使用価値が蔑ろにされるという資本主義の矛盾が、グローバルサウスにおいては過酷な形で表れている。 南アフリカ - アパルトヘイトの負の遺産は、20%の大規模農家が80%の生産額を生み出す。アフリカ最大の農産物輸出国であるにも関わらず、飢餓りつは26%。地力が乏しく、水へのアクセスも悪い土地を割り当てられた結果、非白人の小規模農家は自給自足することさえも容易ではない。 なぜ、右派ポピュリズムの台頭は民主主義への危機となるのか 生産力向上至上主義がマルクス主義の真髄とされてきたが、晩年、脱経済成長・持続可能社会を目指す脱成長コミュニズムを考えていた。 ラーダデールのパラドックス 私財の増大は、国富を増やすがら公富の減少によって生じる。囲い込みによって人工的希少性を作り出す このコモンズの解体によって生まれた資本主義を否定する、取り戻す コモンの潤沢さ。ただみながジェネラリストに? 反緊縮政策による自由主義のもとでは、資本主義から脱却していないから、資本主義が生み出した問題に対処しきれない。 気候正義という観点を踏まえれば、グローバルサウスの人々や自然環境を犠牲にするものであってはいけない。 気候正義という概念をグローバルサウスに目を向け、そこでの取り組みから学ぼうとすることが、持続可能なだけでなく、公正な社会を作るのに、何が本当に必要かを考え始めることができる。 晩年のマルクスは、(1)生産を使用価値重視のものに切り替え、(2)無駄な価値の創出につながる生産を減らして、労働時間を短縮することであった。(3)労働の創造性を奪う分業も減らしていく。それと同時に進めるべきなのが、(4)生産過程の民主化だ。労働者は、生産にまつわる意思決定を民主的に行う。意思決定に時間がかかっても構わない。また社会にとって有用で、環境負荷の低い(5)エッセンシャルワークの社会的評価を高めていくべきである。   コモンを協同社会で管理するのはわかるが、個々が平等になる一方、全員が全て事柄についてそれなりの知識が必要になるのでは。開放的技術で共有したとして皆が理解できるのか。最後は専門家が出てくるのでは。 コモンの悲劇について一節しか触れられていない。民営化した結果、貧困層がインフラにアクセスできなくなった、と。コモンズの悲劇への反駁があまりにも弱い。人々の性善説に頼っていて、希望的観測で克服できるとしている。が、元来人間は利己的な生き物だ、という前提はどう説明するのか。

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    投稿日: 2022.05.08
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    ギブアップ。 人類の課題(地球温暖化と貧困)を なんとか解決したい気持ちは共感できましたが、 資本主義が根本原因であるとの主張に始まり それを解体しなければ克服できないという展開で 疑問を感じ、こうすればいいのだと提示された コモンの概念に至ると、頭が痛くなりました。 資本主義でうぶ湯を浸かり、その中で すくすく?育った私には 理解/想像ができなかったです。 価値観や思考がガチガチの資本主義系統に なっているようです。

    6
    投稿日: 2022.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人新生、人間たちの活動の痕跡が地球の表面を覆い尽くした年代。 いま、企業経営者、広報担当者が血眼になって取り組んでいるSDGsも、現実逃避!と言い切るのは、とても清々しかった。 かつて、マルクスは資本主義の辛い現実が引き起こす苦悩を和らげる「宗教」を「大衆のアヘン」と呼んだ。SDGsがまさに現代版の「大衆のアヘン」になっている!SDGsはアリバイ作りのようなものであり、目下の危機から目を背けさせる効果しかない! 再生可能エネルギーが化石燃料の代替物として消費されているのではなく、エネルギー需要増大を補っているだけなので、化石燃料の消費量は減らない! テレビは省エネ化しても、より大型のテレビを買えば消費電力は減らない、燃費の良くなった車もどんどん大きくなる。。 電気自動車が現在の200万台から、2040年に2億8,000万台に増えるが、削減される二酸化炭素排出量は、わずか1%。バッテリーの製造段階で膨大な二酸化炭素を排出する! 無限の成長を目指すグリーンニューディールに対しては、こう言うしかない「絶滅への道は、善意で敷き詰められている」 本当に目指すべきは、破局につながる経済成長ではなく、経済のスケールダウンとスローダウン!

    3
    投稿日: 2022.05.07
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    感想と評価をつけ忘れていたので振り返ってみる。 たくさんメモをとりながら読みました。とても面白かった!ずっと成長し続けることを目指す社会へと違和感にとても共感したし、SDGsがファッション化していることはもはや誰の目から見てもまあそうだろうなと。 脱成長コミュニズム、デカップリングは不可能という主張、色々理解が難しい点もあったので勉強したい。

    3
    投稿日: 2022.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出産直後のフニャフニャ脳では内容が頭に入ってこず…。図書館で1年くらい待ったのに…半分くらい目を通し、返却期限。頭がシッカリした頃にまた読もう。 キーワード 気候変動 資本主義の限界 グリーン・ニューディール 脱成長 マルクス主義 コミュニズム

    3
    投稿日: 2022.05.07
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     資本主義から脱成長コミュニズムへの転換←どうやったら、脱成長へソフトランディングできるだろう? 【感想】  冒頭の環境政策への批判は大いに賛同する。学部時代サステナビリティ学のゼミに所属していたのだが、気候変動の深刻さに関する筆者の指摘、危機感はまっとうだな、と感じた。エコバッグだのSDGsだの取り組みで、CO2の排出量の削減など到底できない。それでは、間に合わない。今すぐに先進諸国で、根本的なライススタイル、産業形式の変革が必要なのだ。  しかし、現状の研究・科学では、現状の社会やシステム、産業を穏やかに、ハッピーに、変革する道筋が立ってない。本書でも、「社会を具体的に変える方法」は取り扱わない。現状の問題点と、これから向かうべき地点について論述する本である。CO2の排出量を減らすためには、脱成長しかない、というのは真っ当なメッセージだとは思う。高度に発展したライフスタイル、産業によってCO2が排出されているのだから。問題は、先進国の企業も人も社会保障の制度も「脱成長」を受容する準備も仕組みも無いことだ。次の議論は「いかにして脱成長の国にシフトするか」ことだろう。  もし仮に、日本人が一斉に脱成長アクションを取り始めたらどうなるだろうか。国際的に市場システムで富を取り合っている中で、日本企業だけが脱成長をし始めても悲惨なことになるだろう。企業が上げる利益が減り、日本人の給与が減り、日本人の雇用が減り、日本の税収が減り、日本の社会保障が薄くなり…と、貧困層から割を食い始めて不幸が増えるだけだと思う。いかにして、全世界的に脱成長へのソフトランディングを実現するかが、今世紀の最大の課題だと思う。(脱成長へのソフトランディングが難しすぎて、私個人は諦めに入ってしまっているのだが…。)加えて、脱成長した社会には、どのような苦しみ、不幸があるかも真摯に予測するべきだ。例えば、コミュニズムで企業体が運営されるとなったとき、エッセンシャルでない産業は、淘汰されていってしまうのではないだろうか。具体的には、エンターテインメント産業や旅行観光産業等があげられる。現状は資本主義の競争システムが生み出す富の余剰があるからこそ、音楽を作ったり、映画を作ったり、アニメを作ったり、遠隔地を訪れる経済的余裕を持つ人々が生まれる。脱成長コミュニズムは、非エッセンシャル産業はどのように取り扱うのだろうか?脱成長コミュニズムはそれほど生易しい社会ではなく、今あるたくさんの娯楽やサービスの大きく捨てることになるのではないか。そのような想像力も必要だと感じた。 *筆者はエッセンシャル・ワーカーの賃金が低いのはおかしいコト、と指摘していて、やはり思想家であり、経済学者ではないのだなと思った。経済学者に言わせれば、エッセンシャルワーカーの給与が低いのは、需要と供給の調整結果であり、当たり前のこと(それが倫理的に良いか悪いかは別である)と認識する。筆者は、それこそが、資本主義のおかしさである、と指摘する。経済学者がエッセンシャルワーカーの賃金の低さは倫理的によろしくないと理解したとしたら、どのようなシステムを作れば、エッセンシャルワーカーの待遇を改善できるか、と思考すると思う。しかし、やや一足飛びに資本主義に原因を求めてしまうのが、思想家チックなふるまいだな、と感じた。   ■筆者の主張するコミュニズムの特性 ・格差を是正する。富を共有する ・生活に最低限必要な財をコモン(共有財)とする。生活に最低限必要な財は社会的に保障されるから、生活は安定し、無理な成長や長時間労働を行う必要が無くなっていく ■コミュニズムとは 「1 財産の私有を否定し、生産手段・生産物などすべての財産を共有することによって貧富の差のない社会を実現しようとする思想・運動。古くはプラトンなどにもみられるが、現代では主としてマルクス・エンゲルスによって体系づけられたマルクス主義思想をさす。 2 マルクス主義で、プロレタリア革命によって実現される人類史の発展の最終段階としての社会体制。そこでは階級は消滅し、生産力が高度に発達して、各人は能力に応じて働き、必要に応じて分配を受けるとされる」 https://kotobank.jp/word/%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9-52649#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

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    投稿日: 2022.05.01
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    一気に読めた。コミニズムの必要性はなんとなくわかるが、それがうまく機能するとは到底思えない。 何故ソ連が独裁的になってしまったかを考えるべき。空想的かも知れないが、現状のシステムの中で、環境への配慮を重視すべき。ただ、使用価値のない仕事は無くして、エッセンシャルワークを重視するのは大賛成。早く、高給のブルシットジョブとはおさらばして、意味のある仕事に就きたい。

    4
    投稿日: 2022.04.30
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    非常に面白かった。今の世の中なんかおかしい、理不尽な事が増えた、と感じていたが、それが何故か明らかに説明された気がする。人間の力、資本主義が、もう地球を壊そうとしている時代まで来てしまった事を深く理解した。これからの世の中或いは生き方がこれまでの延長には無い事を覚悟しなくてはならないと思った。また、資本主義の悪い点にNOを言い、対抗する行動の大切さを理解した。

    4
    投稿日: 2022.04.29
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    資本主義と欠乏、人工的希少性、価値と使用価値、こういった見方を知ることができた。考えさせられることばかり。個人として何ができるか、もっと考えていきたい。

    2
    投稿日: 2022.04.29
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    今の時代に読んでおくべき1冊だと思います。 「緊縮は成長を生み出すために希少性を求める一方で、脱成長は成長を不要にするために潤沢さを求める」という一文が資本主義、特に現代の新自由主義との決別の必要性を端的に表していると感じました。 希少性とはエンクロージャー(囲い込み)によって富を生み出す源泉なので、資本主義の下で緊縮政策を取ると企業が富を生み出すために、より「コモン」の略奪をし始めるため、貧富の差が結局増大する。 脱成長は潤沢さを求めるとは、経済の成長を追い求めるのか、求めないのか矛盾しているように感じますが、それは我々が資本主義でしか『富』を考えられない呪縛に縛られているからで、実態は、資本主義では脱成長を求めても十分な潤沢さを得ることは不可能なので資本主義は破棄する、潤沢さは「コモン」を取り戻すことで(生活に必要な共有材を資本から切り離せば)、自然は人間が生きていくだけの豊かな資源を提供してくれる、ということを指します。 SDGsを始め、現代の社会変革論は資本主義の上でその欠点を是正する修正主義でしかないのでどうやってもうまくいかない、矛盾が生まれ破綻する。 なので「価値」に縛られる資本主義は破棄し、資源が本来持つ「使用価値」こそが豊かさの源泉であるという社会の転換を進めなくてはいけないという主張がなされています。 そして、それを唱えることは斎藤先生にとっては大きなリスクを負うことになりますが、それを承知で「3.5%」になってくれる人を少しでも増やしたいという啓蒙の本でした。 ※世界各国で独裁政権などを打ち倒す社会革命は、たった「3.5%」の人が本気で立ち上がることで成し遂げられてきたという研究結果があるそうです。

    4
    投稿日: 2022.04.24
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    読了 資本論を読んでいないので、内容理解がちゃんと出来ているか不安はある。 しかし、現在の環境問題やそれに対する対処方法の検討・現在の政策の矛盾や起こりうる危険性を考えるには充分な本であった。 環境問題の先送りがどのように解決できるのか、本当にこの本の通りの解決策しかないのか、自分の行動の選択肢に増やせる部分があるのか、、、

    0
    投稿日: 2022.04.21
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    正直、よく分からなかった。 最初は日本経済に親でも殺されたんかってくらいに日本経済ディスってるのと、二酸化炭素排出量1位から4位をすっ飛ばして日本(と日本に住んでいる私たち)にばっか責任を求める姿と、帝国的って言いたいだけちゃうんかって思うくらいに帝国連呼してくるスタイルにビックリしたけど、読み進めていくと、特に社会主義?にならなくても資本主義で達成出来ないんですかね?その課題…と思ってしまった。 環境のために経済成長は止めましょうってのは理解できるけど、その後「だから発展途上国の生活を豊かにしましょう」みたいな記述は全く理解できない。話繋がってなくない? 労働時間の短縮ってのは激しく同意はしましたが。

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    投稿日: 2022.04.18
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     『資本論』未読のため中盤は難解だったが、とても面白かった。「脱成長コミュニズム」は本当に実現可能だろうか?と懐疑的になりそうだが、バルセロナ等の先行事例紹介や個人で取り組める具体的な活動内容の提示がされていることから希望が見える。5つの柱は普段から意識・待望していたことだったので、3.5%になるために動かねばと実感。  電気自動車に替えたところで、減らせる二酸化炭素排出量はわずか1%に過ぎず、電気自動車に必要なリチウムイオン電池の製造過程では膨大な量の水が吸い取られ、近隣地域に影響を与えているという事実が最も衝撃的だった。  中高生や読書が苦手な人向けに、さらに平易な文章で図解付きのバージョンが出版されると良いのに。

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    投稿日: 2022.04.17
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    「希望をグローバル化するためにたたかいをグローバル化しよう」というヴィア・カンペシーナのメッセージに心を打たれました。 私は資本主義というシステムは理にかなっているものだと信じ、肯定して生きていました。でも実際、それを肯定できるのは資本主義によって辛い思いをしている外部の人々や自然が存在し、それらから掠奪してきた上に成り立っていることだと反省しました。私はこの本を読む前に、「フィアレス・シティ」や「ミュニシパリズム」という言葉を全く存じ上げていなかったことを恥ずかしく思い、自分でもそのようにたたかう人々を調べてみたいと思いました。 私は、外部の人々や自然を外部と呼んで無視してしまう社会ではなく、一緒に生きていける人でありたい。そのためには、そのような人々に頭を下げ、その人たちからも学んでいけるような謙虚な姿勢が大切であり、その謙虚な姿勢をもって他の人の良さを学び・真似ることこそ、日本人が得意なことではないかと思います。 私は様々な人々が、自分自身が生きていく地域や国、世界に希望を持って参加したいと思える社会を創りたいと思ってきました。そのヒントがこの本にある気がします。

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    投稿日: 2022.04.17
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    環境危機を乗り越えて、持続可能で公正な社会を実現するための唯一の選択肢は脱成長コミュニズムである。コモンズを再建し、ラディカルな潤沢さを回復することを目指す。コモンのポイントは、人々が生産手段を自律的・水平的に共同管理すること。 バルセロナの取り組みが例にあげられていたが、どうしていくべきかは、いまいちイメージすることができていない。 しかし、3.5%の人が本気で立ち上がると社会が大きく変わるという研究もあるようなので、差し迫った環境危機、行き詰まりをみせる資本主義に立ち向かうために、真剣に取り組んでいきたい。

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    投稿日: 2022.04.16
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    おそらく界隈的には分かりやすい部類なのでしょうが、経済学等の前提知識に乏しい私には、なかなかに難しい本でした。 たぶん、色々と著者も言いたいことがあり、それがぎゅっと詰まっているのですよね。新書にしてはボリューム感もありました。 きちんと理解する、には程遠いかなと思っていますが、視野・知見を広げる意味では良かったと思います。

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    投稿日: 2022.04.15
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    資本論、マルクス主義に触れたくて読んでみた。コモンの概念、理解はできるが現実論として落とし込むのがまだ自分にできていない。よって資本主義からの脱却や脱成長経済の実践はできないかもしれないが、カーボンニュートラルを目指すことは自分にもできる。

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    投稿日: 2022.04.11
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    有名な本なので読んでみた。改めてマルクスに戻れ、という発想が斬新。但し、他の方々も書いているように具体論になっていない。今後の具体化に期待する。 気になった点は、 ・マルクスは絶対善だと思われている点 ・資本主義からどう転換させるのかの戦術が不明 といったところ。 個人的には、今の資本主義のままでも、縮小均衡を目指すことで地球環境問題を解決するほうがベターなのではないかと(直感的に)感じています。

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    投稿日: 2022.04.10
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    脱成長、脱競走。地元コミュニティーをベースに自由で無理のないエコな生活をしていきたい。 今のクリーンエネルギーやエコノミーも深掘りすると全ての負の影響を外部の国に押し付けているだけであると言うことは新たな視点であった。

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    投稿日: 2022.04.06
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     問題点の提起はとても良いと思う。その点は誰もが「そうなんだよ!」と思うところだろう。そして、その点がこの本が売れた理由でもあるのではないか?  しかし、それだけだ。この本から得られる知識はそこまでで、それ以上はない。特にマルクス主義うんぬんの描写はバッサリ不要。  著者はその高い頭脳と深い研究で表に出ていないが昔マルクスはこう考えていたということはわかったのだろうが、それだけ。マルクス論に関しては踏み込みがもう一歩足りない。  一見答えのようなものも書かれているが、著者もこれでは全く足りない!と思っているのではなかろうか?  重ねて言いますが問題点の提起はいいので、問題点すら知らなかった!という人には読む価値あります。  

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    投稿日: 2022.04.04
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    うーん。論客の方が書いた読み物って感じ。正しいかどうかを脇に置けば、そういう考え方もあるかーくらいには思えた。

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    投稿日: 2022.03.22
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    「資本論」というなんとも(私には)難しそうな書名が含まれているのですが、内容は具体的で私たちの生活と深く関わったものだと思います。この本で提案されていることの実現はそう簡単なではないでしょうが、筆者の(世界を気候危機から守るために)「何とか仲間を増やしたい」との思いは強く感じられました。最近、「マルクス」や「コモン」に関する本をしばしば見かけますが、気候危機のような大きな問題を前に、私たちには「大きな物語」や「相互扶助」が今一度必要になってきているのかもしれません。

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    投稿日: 2022.03.22
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    地球環境に関する資本主義社会の矛盾を指摘している。本書で指摘されているように、際限なき経済成長への疑問を抱えつつ、我々自身が目を背けているというのも事実だろう。ただ実際にこういった現実を突きつけられると、より絶望に打ちひしがれてしまう。それでも、3.5%の参画が社会を大きく変えるという希望に対して、我々がどのようにアクションしていくかが今後の社会構築のカギとなるように感じた。第四章はマルクスの著作を一通り読んでから読み直すとより深い理解が得られると思う。

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    投稿日: 2022.03.22
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    エピローグの「3.5%」でようやく気持ちが、動いた。ただ、世界を覆う課題は「資本」なのだろうか。新たな動きを妨げるのも、また市井の一人一人ではないか。

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    投稿日: 2022.03.17
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    ☆☆☆2022年2月☆☆☆ 環境破壊にむしばまれる地球を存続可能にするためには資本主義を止めなければならない。筆者の提案する「脱成長コミュニズム」はその手段になりうると思う。環境を破壊し格差を生み出す資本主義とは何かを考え、どうすれば資本主義から少しでも脱却できるか、私たち一人ひとりが考えるべきだと思う。この本は多くの人にすすめたい。

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    投稿日: 2022.03.16
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     ベストセラー新書です。  いつも聞いているピーター・バラカンさんのpodcast番組に著者の斎藤幸平さんが登場して、本書での主張のポイントをお話ししていました。経済と環境問題とを関連付けた議論の視点は、宇沢弘文さんを想起させます。  流石に大いに話題になった著作だけあって、斎藤さんが発した“脱成長コミュニズムを目指す”というメッセージはとても刺激的なものでした。あとは、「おわりに」での訴え、“3.5%”ですね。

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    投稿日: 2022.03.10