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森絵都/文藝春秋
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総合評価

2310件)
4.0
687
842
551
69
15
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    森絵都さんの小説は初めてでしたが、とても読みやすかった。 "ぼく"の魂が小林真という中学3年生の男子にのりうつりる。そして真の家族、友達、学校関係者との関わりをもちつつ、徐々に''ぼく"の正体も明らかになっていきます。 読み進めるうちに「人生いろいろあって、人ってそれぞれ違うから奥深いなー」と思えてきた。 最後は、心がほっこりするような終わり方で良い話だった。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一度は死んだ魂が自殺した少年・真の身体に宿り、生前の自分が犯した罪を思い出せば再び人間として生まれ変われる あまり乗り気ではない主人公ではあったが、真として過ごすうちに彼の悩み・悲しみ・迷いを感じとっていく。積極的に目の前の出来事を変えていこうとしていると言うよりも、一つ一つに本音でぶつかっている印象だった。 その中で変わっていく現実。だからこそ変わっていく現実。 暗闇に見えた黒色は、実はいろんな色の集まりであること。見方によっては色とりどりなカラフルな色彩の人生。 主人公は、元々は真の魂である それに気付いた時に、自分はまた真としてこの先やっていけるのかと感じる不安 そして、天使のプラプラに言われた一言 「長いホームステイだと思えば大丈夫」 とても、心が晴れるような感じがした一言だった。 いつかは死ぬ それまでに、どれだけ楽しめるのか・何が経験できるのか 残された今という時間の捉え方が変わる、素敵な一冊でした

    4
    投稿日: 2024.09.16
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    ブックオフに立ち寄った時に見つけて、6年以上前に読んだのを思い出して買ってみた。タイトルも、面白かった(気に入った)ことも覚えているのに全然内容は覚えていなくて面白かった。今読んでも面白いと思えて安心した。疲れてしまう時もあるけれど、もう少し頑張ろうかなって思える本。一見重い内容を扱っているのに、軽やかに書かれているのが読みやすくて、それなのに深くて、久々の読書にもってこいでした。

    2
    投稿日: 2024.09.12
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    なんだかすごく息がしづらくて、そんな日々が積み重なって次第に自分の悪いところばかりに目がいくようになって、存在意義とかそんなことがグルグルと常に頭の中を回っている、そんな人に読んで欲しい本だと思いました。実際自分もそんな状態で、何をする気にもなれなくて、ふと以前買ったこの本を手に取り、数時間我を忘れて読み進め、読了後居てもたってもいられず感想を書くことにしました。しかしながら私がここにつらつらと言葉を紡いでも、誰を救えるわけでもないので、とりあえず、読んでいただければと思います。

    2
    投稿日: 2024.09.10
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    自分の子供にはこうなってほしいとか、親目線でも読めたが、それよりも自分自身はどうかと、振り返り、響いたお話。 幾つになっても、自分少しは変わりたいと願望を抱いているからか、主人公が真の身体に宿ってからの心の動きに分かることは多かった。自分では見えなかったことが、「借り物の身体」で、自分を体験してみると、「けっこう恵まれている人生」と映ったりする。 他人の身体なら、他人としているから何でもできるのに、自分事だと慎重になってしまう。 どうしたら今を全力で生きることができるのか。 そんなとき、ふと飛び込んできた言葉。ホームステイだと思えばいいのだ、もっと思い切り羽ばたけるには。 せいぜい後数十年の人生だ。この主人公よりも短いリアルな数十年。予定通りになんてならなくて当たり前の気持ちで。生き方不器用で、よくつまずいてきたけれど、今生きているだけで意味があるのかも。 過去の失敗や未来の不安に押しつぶされないで今を生きる。よく言う言葉ではあるけれど、自分の世界に戻ってしぶとく生きる。人生辞退はできない。 「何者でもない私の暮らしは、控えめに言って最高だった」 人生を閉じる瞬間、こう思えたらどんなに幸せだろう。 ずっと読みたいと思っていた本をやっと手に取る。これって導きなのかな。

    32
    投稿日: 2024.09.08
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    最後らへんの部分、小学生の頃読んでとても心が軽くなったことを24歳になって読み返しながら思い出した。 言葉のチョイスが軽やかでちょっとワルっぽい感じもすごく親しみやすい。 自殺とか考えたこともない子どもだったけど、人生とか生きるとか、死ぬとか、そんなものへの得体の知れなさに恐怖を感じていたあの頃。この本は生きるということをこんなもんさと軽やかに語りかけてくれたなと。すごく救われたなと。人生楽しめそうな予感がしたなって。 すっかり忘れていた10年以上前の感情を思い出した。

    1
    投稿日: 2024.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルから想像していたのとは違って、少し暗め?のお話だった。 映画化もしているみたいなので、映画も観てみたいな。 ハッピーエンドでよかった。

    3
    投稿日: 2024.09.01
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    え?ファンタジー❗️と読み始めて少し驚く。人生って、少しのボタンのかけ違いで随分変わってしまうものだと感じた。最後が特に良かった。

    0
    投稿日: 2024.08.31
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    再挑戦のホームステイって‼︎面白すぎ 自分に降りかかった辛い出来事でも他人事と思えば自由な感覚で対応することができる。そこから自分の気持ちも他人の気持ちもわかってくるんだ... やり直せないことなんて何もない。 自分の気持ちに素直に生きることが大切なんだと教えてもらえた。

    14
    投稿日: 2024.08.30
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    仕事終わりから一気読み! 自分の主観で色を一色に決めずに いろいろな視点や考えを持って 本作のタイトルの通り カラフルを意識することで 見えなかった部分が見えて 自分の受け入れ方が変わるんだと感じた 読めば考え方が変わると思う

    1
    投稿日: 2024.08.26
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    人はそれぞれ傷を抱えて生きていることを意識しようね。輪廻転生を信じる人の気持ちが少し理解できる。ホームステイ。

    0
    投稿日: 2024.08.25
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    中学生や高校生から支持されている本書。初見でした。10代独特の心持ちを理解するには良い本。「死」への危うさも感じずにはいられなかった。

    8
    投稿日: 2024.08.23
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    図書館本 前から読みたいなと思っていた 表紙、題名からは楽しい話?と思っていたけど、後ろの解説では「自殺を図った少年、、、」とある 読んでみて題名の意味、納得 家族の想い、親も人間、多面的にみた時に真実の色が人によって違う事 友達、人間関係、自分の能力、居場所 色々なことが絡み合って、人は繋がってるし、支え合ってる 言葉の大切さ  生きていく中で大切なことがたっくさん凝縮されています 子供にもお勧めします!

    83
    投稿日: 2024.08.21
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    読み終えた後、今自分の目に見えるものの全てが色鮮やかに、それこそ「カラフル」に感じられるようになる作品でした。作中の所々に散りばめられた、人として生きることの辛さと喜びについてのメッセージは、これからの私を支えていってくれることでしょう。生活に疲れた時、優しく寄り添ってくれるような一冊でした。

    4
    投稿日: 2024.08.16
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    家族におすすめされて読んだ。 とっても読みやすく、1日で読み終わった。 それくらい、次の展開が気になって楽しくて仕方なかった。 感想の中には、予想できたと書いてる方もいたが、私は予想しておらず、驚いた。 驚いたと同時に、安心の気持ちもあった。 私も、自分を無くすのではなく、自信を持って前向きに進んでいこうと感じた。 「真自分らしく頑張って」と言いたい。

    9
    投稿日: 2024.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一度読み始めたらすらすら読めました。 個人的に唱子が真に想いを打ち明けるシーンが印象的でした。 意地悪な満(兄)が真(弟)に対する不器用な愛の形も垣間見えてホッとしました。

    1
    投稿日: 2024.08.14
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    ・自分の世界があるって素敵。 ・ダメなところもあるキャラクターが多かったけど、真を思いやる気持ちもあって良かった。 ・ひろかの今しかできないものがあるみたいなセリフは何かグサリときた。

    2
    投稿日: 2024.08.13
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    自分の思い込みや認知した一面で判断してしまいがちだけど、もっと深く知ることで180度見え方が変わったりもする。 自分の大切な人、近しい人には決めつけをせずに本音を聞き出していきたい。 それって照れくさくて難しいことなんだけどね〜 他人事で考えるだけで怖いものがなくなり行動でき、結果的にはよくなることが多い(行動して後悔することはあんまりない)から、追い詰められたときこそ客観的な視点を大事にしたい。

    4
    投稿日: 2024.08.12
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    ただの反抗期なんかとは違う。家族なんだけど、家族だからこそ素直に向き合えない、そんなわだかまりを繊細に表現されているなぁと。 家族関係に上手くいってない人は特に刺さると思います。家族や友人をもっと大切にしよう、そう心から思える作品。

    2
    投稿日: 2024.08.12
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    「悪いことは必ず終わる」 沁みた 誰しもが、自分が主人公の人生を歩んでいる。 カラフルにできるかどうかは自分次第だと、プラプラに言われているような気がした。

    1
    投稿日: 2024.08.12
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    最後までヒントがわからなかったし、推測も外れたけど 読むのを止められない本です。 中学生って色々あるんだなと感心しました

    0
    投稿日: 2024.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかったけど面白くなかった。 主人公の正体何なんだ……まさか真なんてことはないよな……って思ってたら真だった。重要なのは主人公の正体ではないのはわかるけどもっとすごい罪を犯した人が出てくると勝手に思ってたので残念でした。

    2
    投稿日: 2024.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人は視野が狭くなるとどうしても思い込んでしまって、目の前の事実が衝撃的であればあるほど思い込みに左右されてしまう。けれど他人から見たら、他人の話を聞いたら、目の前の色は違う色に見える。どれがほんとの色なのか分からないのではなく、きっとどれもほんとなんだ。 『すべてが遅すぎるわけじゃない。おまえが早まりすぎたんだ……。』(p.195) 『自分で自分を縛らず、自由に動いていた』真だったから、きっとこの結末に辿り着けた。私たちも現実世界で嫌なことは沢山ある。終わりにしたいことも、消えてしまいたくなる夜も。けれど自分の魂が自分の体にホームステイしていると少し気楽に構えるのも、案外生きやすいのかもしれない。この極彩色の渦で。 2024.8.8 読了

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生に悪い波があれば良い波もあるということ、きっかけがあったから楽観的に捉えられたんだろうけど現実はそこまで簡単じゃないよね だれかが願った明日をプラプラが代弁してくれてるようだった 祈りみたいな作品 限りなく現実に近いフィクションを描けるのが創作のいいところだと思う そのきっかけは現実に存在しなくてもいいのかな、ってはじめておもえた小説だった

    0
    投稿日: 2024.08.05
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    冒頭からなかなか変わった設定だな〜と思い、なぜか読まずにいたので再挑戦。 きっと誰しも普通であることに対して相反する気持ちがあり(普通でいられれば周りと仲良くできるのに、とか、普通の人間ではなく非凡な才能が欲しい!とか)、それぞれが思い描く「普通」もきっと様々なのだろう。そのままの君でいいけど、君の周りの人達もそのままでいいんだよ、とあたたかく教えてくれるような本だった。

    0
    投稿日: 2024.08.04
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    中学生の時に初めて読んで涙を流したのが忘れられず、大人になった今やっと再読しました。 あの頃はただただ感動した〜としか思っていなかったですが、大人になってから読むと色々なことを考えさせられて面白い。 死をテーマにしてるのに鬱々とした空気感はなく不思議と爽快感があるのが印象的。 主人公 真と早乙女くんの関係性が特に好きです。 絶望の中にいても、良くない考えがふと頭を過る時もその人のことを思い浮かべると、すんと背筋が伸びるような そんな存在が居るだけでも 救われるんだなと思いました。 自分を見失い、本当に大切なものも分からなくなって、理解してたと思ってたことが実はまったく想像とかけ離れていたことに絶望する。見る人によってその対象へのイメージは180°変わることもある。何を信じていいか分からなくなる。時には人を信じられなくなる。 でもそれは当たり前で世界があまりにもカラフル過ぎるから仕方ない。そのカラフルさに惑わされず、日々冷静に、あらゆる面から物事を評価したいと思う。

    0
    投稿日: 2024.08.02
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    学生の頃読んだ以来の再読 オチは覚えてたけど 今でも心に染みる。 母親は母親、友達は友達という見方しかできない学生時代色んな角度でみればみんな1人の人間で 大人もあれこれ悩みながら生きている。 しぶとく生きよう

    2
    投稿日: 2024.07.31
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    人間関係疲れた、みんな嫌い、全部めんどくさい、死にてぇーってなったら読むといいのかな。 自殺した死者の魂がもう一度チャンスをもらう話 生きてれば、昨日楽しかったのに、今日は人生最悪の日だなんてことはよくある。 いつも笑ってるあの人だって、枕を濡らす夜もあるということ。 許せないあの人、自分が見ているあの人なんて、あの人のほんの一部でしかない。 主人公がそんなことに気づいて、一歩大人になるのを見届けたような気持ちになる読了だった。 やはり、心と心をぶつけあって、分かろうとしなければそうそう理解できないのが人の心だよな、と思う。勇気と体力がいる。 一歩踏み出す勇気がなかった。諦めてしまった。問い詰めるに値する信頼が築けなかったんだと思う。 なんでだよ!どういうつもりだよ!って 若いんだから後先考えず、でもいい。そうやってぶつかっていけるのが友達であり、家族のあるべき姿なのかもしれない。 そんな家庭を作らなくちゃな。勝手に諦められたら困る。と親目線だった。

    1
    投稿日: 2024.07.30
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    自分が本心でやりたいことを無駄にせず、すぐ実行することの大切さを感じる作品でした。 自分らしさにとらわれていると、その良い面ではなく、悪い面での「自分」という殻に閉じこもることにもなりかねない。 なので、時にはその殻を突き破るくらいの思い切りのよさを発揮できるように生きたい。

    2
    投稿日: 2024.07.30
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    読みやすい作品でした。『この大変な世界では、きっと誰もが同等に、傷ものなんだ』この部分すごくささりました。これを理解してる人が大人なのかなぁと。でも考えすぎると何も言えなくなりますよね〜。私も残りの人生をホームステイだと考えてみます!

    5
    投稿日: 2024.07.29
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    人生はこの体にホームステイしているんだ!気楽に生きられそう。ホームステイの決められた期間、いっとき置かれている場所だと思えばのびのびする。

    0
    投稿日: 2024.07.24
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    小説はこれまであまり読んだことがなく、読んでもこっ恥ずかしい非現実的な表現などで興ざめすることもあったりだったが、これは楽しかった。 読みやすくエッジも効いててスッキリする、自分にとても合っていた。ありがとうー!

    1
    投稿日: 2024.07.24
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    自分を守るためにモノクロの世界に閉じこもってしまった真、普通でいたいと特別でありたいと矛盾した気持ち。それが普通のことだよって言ってほしい。その言葉に対する安堵感。何もかもが遅すぎたんだと感じることもあれば、それは早まり過ぎだということもある。あることが、その人の100%だと決めつけるには早いということ。その人の無意識が人を救う事もあれば、傷つけることもあるという事。

    0
    投稿日: 2024.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルのカラフルについて考えたりした。 アンミカが「白って200色あんねん」て言ってたけど、例えば喜びや悲しみ一つとっても、人それぞれ感じ方は様々で、同じ白でもいろんな種類があるような感じだなと思った。 物語の中だと、真とお父さんで川にデッサンに行くシーンが印象的。一つの葉っぱを描くにしても、緑だったり青だったり、色んな色を混ぜて描いていて、それが真の心の中の複雑さであったり、この世界の複雑さを表しているみたい。

    0
    投稿日: 2024.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鬱屈した毎日でも、ホームステイの気持ちでのびのびと過ごしたら少しは変わるのかもしれない。 悪いことっていうこはいつかは終わるってことだな。という、2年も辛い死んだような日々を過ごした父親の言葉の通り、いいことばかりではないけど、見方を変えたら悪いことばかりでもない。 カラフルで極彩色な世界との向き合い方を教えてくれる、軽やかでポップな本。

    0
    投稿日: 2024.07.21
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    泣けたし面白かった。一気読みだった。 相手のことをよく知ろうともしないで、決めつけるのは良くないし、身近な人こそ決めつけなしで向き合ってくべきだと改めて気づかされた。

    1
    投稿日: 2024.07.21
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    最初のくだりはよくある転生ものかな?と読み始めたのでしたが…。表面的に思い込んでいても人それぞれに思いがあり、考えながら、悩みながら生きている。それを知るのは人生において大切なことだと教えてくれる作品です。

    0
    投稿日: 2024.07.19
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    泣きました。カラフルっていうタイトルの意味とか、ボクの魂の正体とか、全部最後に結びついて気持ち良かった。ちゃんと向き合って、話さなきゃ、家族だって知らないことだらけなのに、あたかも全て分かりきったような気になって、勝手に絶望したり期待したりする。案外、人生は他人事のように少し離れたところから楽観的に考えるほうが、上手くいくのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.07.18
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    「カラフル」というタイトルに込められた意味を、読了後にしっかりと味わうことができました! 人との関係において、見かけや自分の主観だけでその人を判断するのではなく、心と心が通じ合った対話を通すことが大切。そんなことが描かれていたように感じます! 独特の世界設定の中で、モノトーンだった主人公の世界がカラフルになっていく過程から、読者としての自分が得られるものは多かったです!

    1
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が自殺して死んだ。 なんで自殺したのか?自分の罪を思い出すために「真」という人の体にホームステイして生活するお話です。 自分も自殺しようと考えたことが何度もありました。そういう方達には1度是非読んでいただきたいです。 また現代の抱えている社会問題を大きく反映されていた作品でした。 もしあなたが死んで、死んだ後もう一度生きることが出来たなら? それを経験したあとあなたはまた死にたいと思いますか?

    1
    投稿日: 2024.07.14
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    入りが面白くそのまますーっと読めました。 10代の将来への不安や悩みだらけだったあの頃に読んだら勇気をもらってただろうなあと想像しながら読みました。お兄ちゃんの弟を思う気持ちにぐっときて、家族の在り方、親の関わり方、勉強になりました。あまりリアルではないと思いますが笑 自分の子供に勧めたい1冊です。

    1
    投稿日: 2024.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついつい話の展開を読もうとしてしまいがちなこの頃、罪を犯した僕は果たして誰なのか、どんな罪なのか、を想像しながらページをめくっていった。徐々に思い出されるとされていた罪については罪のつの字すらないくらい真(仮)の物語が進んでいく。時折、本当の真ではないという回顧をしてくれるから思い出せるくらいだ。中盤あたりで「もしや?」と想像したことが、そのまま描かれていた。察しの悪い私が察せれるくらい、ある意味素直な物語だとも言える。ある意味でどんでん返しなどなく、すっと読めてしまう、当たり前なことを優しく思い出させてくれる、そんなきっかけを与えてくれる物語だった、そう思う。

    1
    投稿日: 2024.07.10
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     生前の罪で輪廻サイクルから外されたぼく。だが天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年の体へホームステイ。新生活が始まる。  一歩下がって自分のことを客観視すると自分が気づくことのできなかったことに気づくことができ新たな考え、視野へと広げてくれる。自分の人生を豊かにする、また辛いことや悩みがあっても落ち着いて考えると実は全然大した事ないんだよ、と人生を前向きにさせてくれる内容だと感じた。自分も些細なことで悲観的に考えることが多くある。そんなときにはまたこの本を読み返していこうと思った。「十人十色」という言葉があるように人の側面を色で表し、題名の「カラフル」につなげている。読み終わって題名を見るとなるほどと感じた。    内容がたんたんとして読みやすく、ページ数もそこまで多くないため途中で休むことなく一気に読むことができた。それほど内容も面白く、またハッピーエンドの良い話だった。私が買った本の帯には「高校生が読みたい文庫No.1 大人も泣ける青春小説」と書かれているがまさにその通りだなと感じた。

    2
    投稿日: 2024.07.08
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    後悔のない人生を送ってほしいというメッセージが伝わってくる物語。 生きているうちに視野が狭くなり、辛くなることもあるけれど、事実を知り、見方が変われば世の中はこんなにもカラフルだった。主人公から見える世の中が徐々に彩り豊かなフィルターへ変化していくのを感じた。

    1
    投稿日: 2024.07.07
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    ページ数が少なくてすぐ読めました。森絵都さんの本で特に好きな本です。小学生のわたしでも内容が頭に入ってきました!

    39
    投稿日: 2024.07.07
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    今日と明日はぜんぜんちがう。 明日っていうのは今日の続きじゃないんだ… このフレーズが心に残った。。。 また読み返したい1冊になった。

    8
    投稿日: 2024.07.07
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    「あなたはあの世界にいなければならない」が私には1番胸に響いた。私は年齢を重ねて嬉しい事も悲しい事も辛い事も頭にくる事も生きてるからこそ感じる事ができるし、死んでしまったら全部終わりなのにと思うけど、それを割り切るのって人によっては中々すぐにできる事じゃないのかもしれない。生きる事の大切さを分かりやすく伝えてくれる本だった。

    5
    投稿日: 2024.07.05
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    ページ数も少なく文章も読みやすいのでサクサク読めました! 読んでいくうちにどういう結末になるかは大体の予想は付きましたけど、大人も子どももぜひ読んで欲しいです。 この本で勇気もらった方は多いんじゃないかなと個人的には思います。

    1
    投稿日: 2024.07.04
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    人生はやり直せる。自分の力で変えられる。そう言うメッセージがこの作品にはあると感じました。自分が中高生の時に読んだらどう感じたのかな〜?何にも感じなかったかも…笑 しかし悩める思春期の方々にはストレートに響くと思います。

    3
    投稿日: 2024.06.29
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    長年読み続けられているのがとてもわかる本でした。 多感な中高生の時期に、特に読みたかったと思える本です。 将来子どもができたら時期を見計らってこの本を勧めたいなと思います。 この本を通じて、自分の殻に篭りっきりになるのではなく、自分から話に行ったり人と関わることで どれだけ周りに支えられて生きているかがわかりました。 あと魂のホームステイという考え方がとても良い! 私も下界にホームステイに来ていると思って、 もっと人生を気楽に生きてみようと思えました。

    9
    投稿日: 2024.06.26
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    10代の時に読みたかった、、、 子どもが読むのと大人が読むのとでは 捉え方が全然違ってくるだろうなと 分かりやすい文章と構成で さくさくとても読みやすかった 長めのホームステイの気持ちで生きる 心が楽になりそうな言葉だなと印象的

    1
    投稿日: 2024.06.26
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    サクサク読みやすい1冊。 中高生、特に中学生の私には刺さりまくったんだろうなと思った。色々な葛藤に悩んだ日々にこの本と出会えていたらきっと傷を抱えてるのは自分だけではないと気づけたはず。 ぜひ中高生に読んで頂きたい良いお話です。

    2
    投稿日: 2024.06.25
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    素敵な一冊に出逢えた。 名作と言われる作品には、溢れ出す魅力がある。 それは私の場合、読み始めてまもなく心にピンとくるものがある。 そんな作品との巡り合いは宝になると、この歳になって感じる。 文体も分かりやすく、中高生にも難なく読めるだろう。 私もこういう読み易く、ページをめくるときワクワクが止まらない本に 一冊でも出逢えていたらよかったな。 読書は全くしなかった中高時代だった。 それでも、 とっくに大人になっていてもそんな楽しみは失われるものではない。 なんだかそんなことを思ってしまうような 一冊

    24
    投稿日: 2024.06.25
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    面白かった!短いし、テンポも良くてスラスラ読めてしまいました。生きることに対して少し心が軽くなる。そんな本でした!

    1
    投稿日: 2024.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんな自分でもどこかで誰かが救われているかもしれないと思えた。自分を傷つけることが罪なら、もっと自分を大事にしたいと考えさせられた。

    1
    投稿日: 2024.06.22
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    長尾謙杜さん主演の『HOMESTAY』を見て原作が気になったので購入しました。 色々な感情が絡み合い、うまく自分を処理できなかった中高生のころに読みたかった一冊だなと思います。 とても読みやすく、読んだ後はすこし気楽に、前向きになれた気がしました。 若者はもちろん、大人になっても響くものがあります。 特に自分はお兄ちゃんの真に向けての言葉が好きです。

    1
    投稿日: 2024.06.21
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    生と死をポップに描いた作品だと感じた。 特に多感な高校生年代には刺さるのでは。 改めて親目線で見ると、自分の背中を見て子供が育つこと、自分を開示してコミュニケーションを、取ること、家族だここ恥ずかしくてそれをしないことは、よくないと感じた。

    1
    投稿日: 2024.06.20
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    サクサクと読みやすく、それでいて中身もしっかりと詰まっている作品。 人生やり直せるのなら、そう思ったことがある人は多いと思う。まさに思春期の中学生に「ホームステイ」というかたちで、人生をやり直す物語なのだが、他人との関わり方の中で生まれる苦悩、反発、喜びなどの描き方が良く、そして少しずつ成長が感じられる様子に心が温まっていく。 学生だけでなく、大人になっても楽しめる作品だと思うので、たくさんの人に読んでほしい作品。

    1
    投稿日: 2024.06.19
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    *近すぎると力が入る。 近すぎると変に期待してしまう。 これぐらいの距離で生きるとうまくいく。 *誰もがこの人生を生きるために一生懸命。 たまにはトンチンカンなこともしてします。 それはそれで仕方のないこと。 *家族はその形を留めるためにそれぞれが努力をしている。 おかしげな行動も家族のバランスを取るためだ。

    1
    投稿日: 2024.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしようもない自分に愛?親しみ?を与えてくれる人たちを思い出して、ありがたい気持ちになると同時に、それに応えられていなくて歯がゆい気持ちにもなった。 クソッタレだと思っていた魂のホームステイ先の家族が実は主人公をただただ愛していただけだった。 ラブホからおじさんと一緒に出てきた初恋の人は、イヤイヤじゃなく、自ら進んで売春に向かっていた。 誰にも見向きされないと思っていた主人公にも実はファンがいた。 人には色んな面があり、どの面から見るかで大きく印象が変わってしまう。一面的ではなく、多面的に人を見なければならないなと思った。

    1
    投稿日: 2024.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今私が読むべき本に今出会えた!という感じ。 自分のこととなると不安になったり蔑んだりして、自分で自分を縛ってしまうこととか、他人を誤解してしまうことがあるかもしれないけど、ホームステイだと思えば、もう少し自分のやりたいことに目を向けて、挑戦したり前向きに生きれるのかなって気づけた。 また、その行動の変化が、未来を少しずつ変えるのだと気づいた。

    5
    投稿日: 2024.06.15
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    簡単に言うと転生の抽選に当たった前世に過ちを犯したとある魂があった。怪しげな天使のガイドの元、真という自殺した少年の体にホームステイし、前世の過ちを自覚して次の輪廻のサイクルに戻るというストーリー。 好みじゃなかったけれど、読みやすかった。

    0
    投稿日: 2024.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中から結末を察してしまったから最後を純粋に楽しめなかったのが残念、、、 人間って家族でも話さないと分かり合えないことが沢山あることを学べた1冊

    0
    投稿日: 2024.06.14
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    死んだはずの「ぼく」の魂が、天使業界の輪廻サイクル抽選に当選。 天使のお告げにより、3日前に服薬自殺をはかった少年(小林 真)の体にホ-ムステイし、生前の罪を思い出すことができれば、蘇生のチャンスが与えられると・・・。『風に舞いあがるビニ-ルシート』の森 絵都さんが、中学生の悩める心をとおして、友だちや家族との危い触れあいの世界が描かれた感動のホ-ムドラマ。・・・〝おまえはまだ若い、なんとか救ってやりたい、と先生や看護士さんがたが懸命に手を尽くしてくれた。そしておまえも、そんなみんなの熱意に応えるように奇跡的に生き返ってくれた。 そのとき思ったよ、人間ってのは良くも悪くもたいしたもんだ、って・・・。 あの一瞬の喜びは、それまでのすべてを清算してあまりあるものだったよ〟〝ぼくは瞼の裏に、ぼくを待つ人たちのいる世界を思い描いた。時には目のくらむほどカラフルなあの世界。あの極色彩の渦に戻ろう。あそこでみんなと一緒に色まみれになって生きていこう。例えそれが、なんのためだかわからなくても― 〟

    9
    投稿日: 2024.06.12
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    阿川佐和子さんの解説が良かった。 「普通であることの不安。もどかしさ。非凡だと敬遠されれば孤独になるのに平凡と言われる恐怖。そんな心のわだかまりから、森絵都文学は確実に解放してくれる。」 内容的には、後半で結末がちょっと予想できちゃう感じで、穏やかに読み進められる本。 辛いイジメを受けた経験はないけど、誰しもが起こりうること。 「せいぜい数十年の人生。長めのホームステイ。与えられたステイ先で、だれもが好きにすごせばいいのです。」 なんか、救われる。

    3
    投稿日: 2024.06.10
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    学生のころ、国語の文章題で触れる機会があり、それ以来ずっと読みたいと思っていた一冊。 ところどころ独特な描きぶりがあったものの、全体的にスタンダードな文体でとても読みやすかった。 ストーリーも起承転結がすっきりしていて、ちょうど良い塩梅で締められていたと思う。 もう一度読み返すかと言われると微妙だけど、まだ読んだことのない人には勧めても良いかも、という感じ。

    9
    投稿日: 2024.06.06
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    自分の人生だから悩みすぎたり慎重になりすぎたりする、ホームステイしてる気持ちで数十年生きてみよう。 印象的だった。物語の構成は結構ファンタジーな感じだし分かりやすかったけど、メッセージは深かった。

    4
    投稿日: 2024.06.05
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    とても面白かった。謎解きしながら、なんとなく想像できて、ラストはほろっとした。題名もとても合ってる。日々の生活を大事にしたいと思った。

    23
    投稿日: 2024.06.02
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    後半展開は読めてくるけど面白かった。 他人のイメージに対しての誤解とか、平凡であることへの不安とか当たり前だけど胸にくる問題をうまく肯定してくれてて心が軽くなった。

    1
    投稿日: 2024.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の人生も誰かの身体にホームステイしてる気持ちで生きればいいのかもしれない。そう思えたとき少し心に抱えていたモヤモヤが軽くなった気がした。もちろんそう簡単に切り替えて生きれるモンではないけど。 あと、解説にあった子供時代に出会った先生の影響は大きいって話、小中学時代の英語の先生や図工・美術の先生、数学も社会も色々な先生に良い影響与えてもらってるかもなと思えてやっと先生たちに感謝の気持ちを持てたかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.05.30
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    『カラフル』読了。 再読でした。最後に読んだのがいつだったのか覚えていないくらい昔に読んだ記憶。なんとなくうっすら記憶に残っていたのでオチは分かっていたのですが、中学生あるあるな機微の変化、部活や勉強にクラスメイトの関係性だったり、なんだか懐かしいな〜と思いながら読んだ。 死んで浮遊していた魂が自殺した小林真の体に宿り再挑戦という名目で過去の過ちを思い出す…な展開だけど、ある意味で他人の体だし他人事〜な感じで気負いせずにいたからその後の家族やクラスメイトの関係性がよくなっていったのかもな〜とおもいますた。はい。重すぎると疲れるもんねぇ〜、、、 昔の読書記録を読んだら中2ぐらいに読んでいたっぽい。(きったねぇ字で頓珍漢なまとまりのない感想を書いておりました)昔の私からみて今の私は変わったと思うんだよな〜、、昔は人の目を見て会話をすることが出来なかった。今は人と会話して仕事している。人はいつか変わる。だけど根っこの核となるものは変わらないんだろうなと思いつつ変わりたいと願う日々である。 2024.5.29(2回目)

    9
    投稿日: 2024.05.29
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    「心が狭くなった時に読む本、読める本」 確かにこれは名作だと思いました。青春時代の光や闇、言語化しすぎて重たい作品も数あれど、、 自分と他人の関係、自分の中の感情、それらのバランスに絶妙に思いを馳せられる。すっと気持ちがおりてくる感じ。爽やかな気持ちのまま、心が広くなる感じ。 大切にしたい作品になりました。

    1
    投稿日: 2024.05.27
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    人には色んな面がある。自分が気づかないうちに、その一部が人を救ったり、逆に相手を救ったりする。 自分が発した言葉で相手がどう感じるのか、わからないから。ちゃんと話さないと。 こんな最悪な日ってあるのかって思うくらい最悪なこともあるけれど、悪いことはいつかは終わる。 受験で話し合う場面では、自分が気づいていなかった家族の愛を知る。幸せな気持ちと、それを伝えてあげたいのに伝えられないもどかしい気持ちに心を揺さぶられて、涙が出た。 最後にしぶとく生きるためのアドバイスもあって、 ちょっと自分が楽になる。 読み返したら、主人公が転生してきてからの日常生活は、色の描写がとても多く、綺麗に表現されている。それは、主人公自身が感じた色の表現なんだと思った。絵を描くことが大好きだから。 あの人変わったな、って思われることもある。 それでも変わる前も変わった後も両方あなただよと言ってくれる人がいるのは、とても幸せだと思った。

    1
    投稿日: 2024.05.25
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    物語世界の設定と結末がいい。 主人公の周りの人たちもかなりいいキャラクターしてるし、彼らの人間ドラマ・考え方も面白い。 ただ自殺を罪だと設定することは、少し議論の余地がありそうではある。頑張って生きていこうと思える人もいるとは思うが、本当に生死の淵に立たされている人に寄り添って考えた時に、「うーん…」となってしまう。 作品自体はすごく面白い。

    2
    投稿日: 2024.05.23
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     人間はもともと色とりどりな生き物であり、気分の1つだって些細なことに左右されやすい。誰かをフィルター越しに見たり、色眼鏡をかけて見たりすることはできない。とは分かりつつも、ついついやってしまう自分もいる。  主題は掲げていて、設定も面白いが、青少年向きだからか、真の自殺理由や、あんまりにも世間一般的な倫理観にいまいち共感できなかった。

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    死後の魂である主人公が、自殺でこの世を去った「小林真」という中3男子に転生(ホームステイ)し、小林真として生きながら生前に自信が犯した罪を思い出すまでの過程を描いた話 中学校の学級文庫で読んでからずっと心に残っている作品で、改めて読み直した。 人間って本当に複雑で多面性を持つ生き物だし、そんなそれぞれの色が混ざり合った「社会」を生きるには、色眼鏡や固定概念を捨てて様々な視点を持つことが重要、という教訓。 何かと悩みの多い思春期にこの本に出会えたことは本当に幸運。 辛いことがあった時は、ホームステイ中だと思って無敵のマインドで乗り越えたい。

    2
    投稿日: 2024.05.23
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    前世の罪により輪廻のサイクルを外された魂が、主人公・真の体にホームステイするファンタジーな物語。 テーマは重いが、ライトな描写と文体でサクサク読めた。大人になった今読んでも刺さる作品だったけど、思春期の時に出会いたかった。 『同じ人間でも色んな側面を持ち、一つの面からでは人の良し悪しは分からない。人に対する自分の見方を変えてみると世界が変わる』と教えてくれる作品。 不安や悩みを抱えた中学生にお勧めしたい一冊です。

    21
    投稿日: 2024.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私もちょっとした誤解で悩んでしまっているのかもしれない。 私は親の立場で読んでしまうが、子どもたちに勧められている本というのも納得。不倫というワードがあるので我が子には勧めにくい…

    1
    投稿日: 2024.05.20
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    面白かった。展開はすぐに分かってしまったけれど、それは作者の優しさなのかもしれない。途中からそのオチに向かって進んで欲しい、主人公が救われて欲しい、と願っている自分がいた。

    2
    投稿日: 2024.05.19
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    オーディブルで聴きました。 他人の体にホームステイしている、体を借りていると思えば、もっと気楽に生きられるのかなと感じた。確かに、自分の事になると不安だが、他人事だと自分の事よりも適当になれる時はあるなと思い出した。 ひろかが言っていた、若い時、欲しい時に欲しい物を手に入れたいという言葉。そうだよなぁと思った。似合う時に似合う物を身につけておしゃれを楽しみたい。大学生の時に欲しいと思っていた可愛い財布を、お金を稼げるようになった今は欲しいと思わないしな。 人は皆、他人のことを少しずつ勘違い?しながら生きているというニュアンスの言葉があった。 本当の事は本人と話してみないとわからないということ。特に大切な人とは、すれ違いが起きないようにコミュニケーションをとって、相手の事を思い遣って過ごしていけたらなと思う。 そしてぷらぷらの天使姿見てみたい。

    0
    投稿日: 2024.05.17
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    読みやすく、面白かったです。途中からオチは想像できてしまったけど、それでも読み切ったときには爽やかな気持ちになれました。

    1
    投稿日: 2024.05.17
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    小学6年生の頃に読みました。冒頭から引き込まれ、夢中になって一気読みしました。 当時は結末を全く予想出来なくて、ラストで素直に驚き感動しました。子どもにも読んでもらいたくて、勧めましたが内容的に小3にはまだ早かったかもしれません!話の中に不倫とか援助交際の話が出てくるので…。小学校高学年から読めると思います。

    14
    投稿日: 2024.05.14
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    めっちゃ読みやすい!しめっちゃ泣いた〜!!、 家族の愛が段々とわかっていくのに感動した…これは子供が読んでも大人が読んでも面白いやつだーと思った!!おちもめっちゃ好き

    6
    投稿日: 2024.05.13
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    愛読書です。 11歳でこの本に出会い、私は「小説」というものを知りました。 歳を重ね、この本を読み返す毎に 自身の成長や考え方の変化を感じます。 しかし、10年経った今でも、もし私なら「あの黒い絵の具を彼女の気持ちごと抱擁できない」と思います。その点では、まだ私にも伸び代があるようです。

    3
    投稿日: 2024.05.09
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    自殺した魂がある少年の体にホームステイする話。どんな人も何かしら抱えてるし、皆期間限定のホームステイ。なかなか重い設定なのでちょっと注意がいるかも。辛い思いをしている人に。

    8
    投稿日: 2024.05.09
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    面白かった。 読みやすかった。先が気になってスルスル進むような感じ。 前世で過ちを犯した魂が抽選で当たり、自殺を図った真(まこと)の身体にホームステイする話。 「親」はなんでもできるすごい完璧な存在のようにみてしまうことがあるが、みんな同じ人間なのだと改めて思わされる。いまの私はいろんなことを歪んで見てしまうので、真の気持ちはけっこうよく分かる。「本当のとこはちゃんと向き合わないと見えて来ない。」と自分の心に書き留めておきたい。 今のタイミングでこの本を読めてよかった。 映画とアニメがあるようなので観てみたい。

    10
    投稿日: 2024.05.09
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    ミステリーなのにすごい読みやすかった 伏線もだんだん回収されていて結末が分かっていてもいつも感動させられた。

    2
    投稿日: 2024.05.07
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    なにかの罪を犯して死んでしまった魂が抽選に選ばれた!天使によると別の人間の身体に入って復活してもらい、1年間のうちに忘れてしまっている過去の自分の罪を思い出して魂の救済のチャンスが与えられるらしい!というところから物語はスタート。 最後の展開は途中から予想できてしまうけれど、そんなことは重要ではなくて。 人生を『天上界からの下界への少し長めのホームステイ』と喩え、人生を歩む意味を考えさせられる作品でした。常にがむしゃらに前向きに生きなくても自分らしく気楽に過ごすことが大切で、そんな人生を支えてくれる周りの人を大事にしていけたらと思いました。

    1
    投稿日: 2024.05.07
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    中学の時読んで、始まり方が独特で良い話だったことだけは覚えてて、10年以上経ってからもう一回読み直した。 中学の頃は、純粋に良い話だな、くらいにしか思わなかったし、ひろかの辺りとかたぶんあんまり理解してなかったけど、今読んだら全然違った。文体とか世界観が読みやすいから中学生の私が面白く読めたのも理解できるし、でもとりあげられてるのは重いテーマだからこそ、色々知った今読んだら違って見えたのかも。思い悩んだ時でもそうじゃない時も、もう少し楽に生きてもいいのかもしれない、見方によっては違った色が見えるから、そんなメッセージがものすごく刺さった。タイトルの回収良かった。あと、ひろかの、綺麗なものは今すぐほしいのみたいなセリフが、きっと幼い頃の自分理解できなかったけど、若さの重みを感じる今だからこそ共感できた。路頭に迷った時、明日起きるのしんどいな、みたいな日にまた読もうと思うし、色んな選択を迫られて生き急いでる人に薦めたいと思う。

    1
    投稿日: 2024.05.06
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    ミステリー以外の小説を読むのは久しぶりでしたが、非常に良くて感動する作品でした。 凄く読みやすくて、そして何よりもホッコリさせられる素敵な小説でした。

    1
    投稿日: 2024.05.04
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    個人的に、 世に蔓延っている『絶対に命を捨てるな』という綺麗事を見事に面白可笑しく書いた小説だと思った。 生きなければいけない。死んではならない。 当たり前のように口ずさむ世の中に正直不満は耐えないが、生きる理由があったのに辞めるってのもあまりにも勿体無い。 変わらず理解は出来るが納得し難い。 不安定の場所でウロウロとしてハッキリしない。 でもこうやって、まだまだ拙い考えをしてる自分がもう一回期待してみようかなと思わせてくれる1冊であるのには間違いない。

    1
    投稿日: 2024.05.02
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    前から読んでみたいと思っていた本。 図書館のYAコーナーに置いてあるけれど、大人の私でも最後まで楽しく読む事ができました。 オススメの一冊です。

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    『あなたはあの世界にいなければならない』 プラプラのこの言葉はありきたりな言葉かもしれないし、人によって励まされる言葉ではないかもしれない。私自身、こういう言葉で前向きになれるのならこんなにも悩んでないのだよと思ってしまうタイプ。だけれど、この話の最後にきくこの言葉にはとても納得させられた。 小林真の体に入った主人公(魂)は自分自身ではないからこそ、期間限定だからこそ、素直にいられた部分もあるのだと思う。 魂の4ヶ月は紛れもなく真がこの世界に存在した時間だった。 実際人生はみんな期間限定なんだ。 中学の頃友達にすすめられずっと読んでなかったけど、大人になって、これからに悩むちょうど今、読めてよかった。

    2
    投稿日: 2024.04.29
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    すごく面白かった。読みやすさ抜群。 読書感想文などの課題においても取り組みやすい小説かなと思いました。約20年前のものだと知らなかったからなかなかに驚き。 誰もが死にたいと、一度は考えたことがあるかと思います。そんな時にこの小説を思い出したい。死んだらこの物語のように下界へ戻ることなんてできないからこそ、早まりたくない。 ホームステイだと思ってこの人生を生きようと思います。気楽にいこう。

    16
    投稿日: 2024.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺を図った主人公がもう一度人生を生き直す話。終わってみてからわかる人生のありがたさ。 美術室でのひろかとのやりとりの場面に泣けた。 終盤までうまく騙された。普通で良いんだと思えた。

    7
    投稿日: 2024.04.26
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    とても読みやすく読書初心者の私でもスラスラ読めた。 自殺未遂をした少年の身体に転生し生前の罪を思い出すことを天使に命じられた主人公。 猶予は一年間、その間に思い出さなければ輪廻回生の循環へはもう二度と戻れないと告げられて… 自殺未遂をした少年、小林真と今の自分の境遇が少し被る部分がある 私は自殺未遂はした事はないけど数え切れないくらい死にたいと思ったことがある 今も死にたいと思っている そんな精神状態だからこの本の 「何か一つの出来事が彼を追い込んだんじゃなくて、一つ一つの出来事が全部絡まり合って毎日がどんどん重たくなり、その重たい毎日が積み重なってさらに重くなり、とうとう一歩も動けなくなった」 この部分がすごく心に刺さって 今の自分の精神状態に至るまでを言語化してくれて読んだ瞬間泣きそうになった。 「真。やっぱりお前、早まったよ。 全てが遅すぎるわけじゃない。 おまけが早まりすぎたんだ…。」 ここで涙腺崩壊泣いた 他にもいっぱい好きなフレーズとかシーンとかあるけど書き切れない 死にたい気持ちで溢れかえってる時は今別の人の身体にホームステイしてるって気持ちで生きてくのがいいかもしれない 新しい視点で生き辛い世の中を生き抜く術を一つ教えてくれた作品

    10
    投稿日: 2024.04.24
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    青春時代の辛い思い、甘酸っぱい思い、嬉しかった思いが時折頭をよぎりました。 難しいかもしれないけど、もし辛い悩みを抱えているのなら、自分が本当に大切だと思う人には打ち明けてみる勇気が必要だと思いました。 きっと大切な人なら、受け入れてくれて、手を差し伸べてくれるはず。 私もそのような経験があるので。 読後感が良かったです。

    60
    投稿日: 2024.04.20
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    プラプラのガイドで最高のエンディングが迎えられて良かった。プラプラとの別れがとっても良かった。真の周りは今まで見えていた部分と違う部分もやり直しでたくさん見えてきて、世の中ってこういうふうにカラフルなんだろうな、と素直に感じれた。

    2
    投稿日: 2024.04.20
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    文学書評 読書レベル 初級 ボリューム 217頁 ストーリー ★★★★★★! 読みやすさ ★★★★★ ハマリ度  ★★★★★★! 世界観   ★★★★★★! 知識・教養 ★★★★★ 読後の余韻 ★★★★★★! 一言感想: 人生を豊かにしたい方、考え方が固執しがちな方、さらに読書初心者の方に超オススメな作品です!ページ数も少なめで、読みやすいので誰にでもオススメできます! 一言、最高です!文句なしの★6! 私好みのど真ん中! 人生に彩りと豊かさをもたらしてくれる最高の本に巡り会えました、、、この出会いに感謝するとともに、やっぱり読書はやめられないと感じました(笑。 文章がめちゃくちゃ読みやすいのに、とても深みがあるストーリー。主人公の行動の一つ一つに考えさせられ、主人公の周りで起こる出来事にも一つ一つ考えさせられ、後半はページを捲る手が止められず、感情もユッサユッサと揺さぶられました。 タイトルも秀逸で、これしかないですよね!また、ちょっとしたミステリ要素もあって面白くもある。いやー、ほんとにスゴイ作品です!

    38
    投稿日: 2024.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2007年にもパパ活文化あったんだなあ。今はもっとあり得る話かもしれない。 私の人生も、誰かの体を借りてるだけなのかもなあ、と思うと楽になる本でした。

    1
    投稿日: 2024.04.17