
総合評価
(2300件)| 680 | ||
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すごくいい物語だった。 自殺したひとの魂が自殺した本人の体に自分と自覚せずに帰り自分が何者だったかを考え直す物語だった。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログとっても面白くて一気に読んだ! 死んだはずの人間がホームステイとして新たな人間として生きる、、あらすじ。 人が見て考えてる部分ってほんの一部で、本質は違うんだってこと。 最後に天使が結局普通に生きるのも数十年のホームステイですよ、っていうセリフが心に残った。 確かにどうせ人間いつかは死ぬ運命だしね。 真のこれからの人生も楽しみだな。
7投稿日: 2025.11.14
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死んだはずの「ぼく」はひょんなことで生まれ変わるための再挑戦のチャンスを得、一定期間、下界の人間の体を借りてホームステイをしながら修行をすることになる。 当初は、まともに生まれ変わるための修行、つまり善行をする努力もやる気もなく過ごしていたが、それまで関わることすら避けてきた家族や学校の先生、クラスメート達と接することで徐々に新たな気持ちが芽生え心に変化が生まれてくる。 そして、本当に大切なことは何かに気付いた時、元の記憶が蘇り、過去に自分が犯した過ちに気付くこととなる。 学校生活や私生活で心がしんどくなった時、どんなに辛くても、生きていれば生まれ変われる、やり直せるチャンスは必ずある。 そして、死ぬくらいならどんなに失敗しても格好悪くてもとことんやってみる。そしたら、いつか真っ暗な世界から、七色に輝くようなカラフルな世界が見えてくるかも知れない。 人はよく思い込みから落ち込んだり相手を嫌ったり避けたりすることがある。本当は本音で語り合えばちょっとした誤解であったり、全く違った感情になるかも知れないのに。本書にもそんなエピソードが散りばめられ、本気で向き合うこと、本音で話し合うことの大切さを改めて感じた。 最後に気持ちがスッキリする素敵な一冊だった。
1投稿日: 2025.11.12
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前向きになれる小説 魂が自分の中に入ってホームステイしている と思って生きてみるのもいいなっと 心が軽くなりそうだった 自分も自分の世界を探して何があっても 動じない世界をみつけたい もっとその人のことを知ることが大事 何でそんなことしたのか、 そんなことを言ったのか コミュニケーションをとっていれば 真も自殺することはなかったかも と考えさせられた
0投稿日: 2025.11.09
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出だしから軽〜い感じのファンタジー。登場する人たちも、なんだか軽い?天使のプラプラ!?主人公のお母さん‥、母親として大丈夫!?みたいな‥。 でも、後半へ進むにつれて、「人とは」とか、「人の善悪とは」とか、「生きるとは」とか。いろんなことを考えさせられた。それを重々しくなく、序盤からの軽〜い感じで問いかけてくるのが、この小説の凄さかもしれない。 悩める若者には是非一度、読んでみてもらいたいな。 2022年「HOME STAY」というタイトルで映画化しているらしいので、そちらも観てみたい。
8投稿日: 2025.11.08
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珍しく1日で読み終えた 結構気に入りました 今後の人生、ホームステイとして生きるのありかもしれないなぁ 視野を広く持ちたいな リセットしたいな
3投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ一度は死んだものの、再挑戦のチャンスに当たり、小林真の身体を借りて現世にホームステイすることになった”ぼく”。 自分に見えているものが真実とは限らない。 自分の心持ち次第で、見えるものは変わる。 昨日と今日は繋がっていない。 自分の罪を思い出すために、真として過ごすうちに見えてくるものを通して、わかりやすく気付きをくれる。 中学生くらいの時に出会えていたら、人生観が変わっていただろう1冊。 大人になって読んだ今は、長いホームステイだと思って、もっと気楽に変化をしていこうと思った。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読みやすく面白い話でした。 課題が与えられる前の家族での会話の中でもしかしてと思い読み進めるとその通りで、衝撃でした。 欲を言えば、もう少し先を読みたかったです。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ是非、悩みを抱える中学生や高校生たちに読んでほしい本です。 我が子にも夏休みの読書感想文にこちらの本をオススメしました。 読みやすいし、感想も書きやすいかと思います(*´꒳`*) 我が子はプラプラが好きなようです(*ˊᗜˋ*)
18投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログとても良かった!色んな方が良いと評価されてるカラフル。ずっと積読していたが、1ページを何気にめくってから、最後まで一気見してしまった。 読了後はジーンとしてしまった。 自分の事は周りの人はどう思ってるのか? 自分も周りをどうみてるのか?色々な感動ジーンがあって、、、
1投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ2025/10/26 読んだことがなかった森絵都作品。 自殺した少年•小林真の身体に入り込んで生き直す、ホームステイ。 2回も映画化されていたとは知らなかった。 人には見えない部分が沢山あるよね。 誤解だ!と思いたいことが残念ながら事実だったり。 生きてくしかないんだよねー。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログおめでとう、抽選に当たりました 天使のプカプカに言われ、死んだはずの僕は人生に再挑戦するチャンスを得た。自殺を図った中学生真の体にホームステイして、修行を積み、前世の罪を思いも出せたら、無事昇天できるというもの。僕のホストファミリーは、ろくでもない、悪魔のような本性を隠し持った仮面家族だった。しかも、学校では、真を取り巻く生徒達の僕を無視したりいじめたりするような態度。色のない世界で少しずつ僕は踏み出し始めた。一歩二歩と前に進むごとに人との絡みが強くなり、色づいてくる。 最後に自分の罪に気付く。そして、…。
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ何故なのか随分長いこと積んでいた作品 なぜ読まなかったのかは不明ですが 面白かった!題材としては自〇や、虐めとあって 重い作品なのかなと不安でしたが…… 程よくテンポもよく、登場人物がいかにも (普通の人たち)なのが良かった。 読了後はスッキリでした。
27投稿日: 2025.10.23
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主人公の正体が自殺をした本人であることは予想できた作品 自分事ではなく他人事だと捉えられればある種生きやすいよなとは共感した ただ自分のことを他人事に捉えることの難しさ、、、
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログなんか暗いな 出てくる人みーんな嫌なやつじゃん 面白くないかも…なんて思ってた前半 読んでて辛かった ところが、 お父さんと釣りに行ったあたりから 進みがツルツル良くなって 教室の壁の色が頭の中にうかび 次から次へといろんな色がみえてくる 『カラフル』って題名すっかり忘れてたのに 本の途中から手品のように 私の頭の中がカラフルになってしまった ほんとに何なんですかね
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ生前に罪を犯した主人公が生まれ変わるためのチャンスを与えられ、自殺を図った中学生の体にホームステイするお話。 期間限定の他人の人生だからこそ、ちょっと適当になれたり、本音を吐き出せたり、そのマインドは生きるのが楽になるヒントになるなぁと思った。 人の言動にショックを受けたとしても、その背景の思いをきちんと聞ける人間になりたいな。
7投稿日: 2025.10.14
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”普通”でいられることがどれだけ尊いか 小さな誤解をたくさんしているかもしれないし、されているかもしれない、その人にはその人なりの傷があるんだね
1投稿日: 2025.10.13
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家族や友人、自身の周りの人に目を向けたくなる内容です。カラフルという言葉がやさしく心に残りました。 読んでよかったと思える一冊です。 個人的に好きなシーンは、お兄さんの部屋での会話シーンです。「自分で考えろ」という言葉と態度の内面に潜む家族への気持ちにグッときました。
0投稿日: 2025.10.13
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見事な本。 著者の伝えたいことがすっきりわかりやすく導かれ、読み終わった後はじんわり温かい気持ちになった。中学生、高校生の時に一度読んでおきたかった。思い込まず、いろいろな見方をすることを忘れてはならない。そして現代は色々と考えすぎだよね、やっぱり。援交の話とか出てくるけど、それ以上に得るものが大きいので子供に勧めたい本です。 心に残った言葉。 「再挑戦中のぼくにとって、小林真とはまったくの赤の他人であり、一時的な仮の宿にすぎなかった。だからこそあんなにのびのびと振る舞うことができたんだ。あと先のことなんて何も気にせず、平気で貯金を叩いて、欲しいものを買って、誰に対しても好きなことを言って。」 「あなたはまたしばらくの間下界で過ごして、そして再びここに戻ってくる。せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまた始まるこだと気楽に考えればいい」 「下界でまた気持ちが縮こまりそうになったら、再挑戦の四ヶ月を思い出してください。自分で自分を縛らず、自由に動いていたあの感覚を。そして、あなたを支えてくれた人たちのことを」
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ幸せの黄色い小説。 とある少年がすすめてくれた250ページの短い小説でしたが、誰の心にも刺さる話ではないかと思いました。それと同時に、この物語を読んだあの子は、どんな気持ちで読み進めて、どんな気持ちで読み終えたんだろうって思いました。 明日聞いてみます。
110投稿日: 2025.10.09
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大筋としては自殺した主人公が、他人視点から自分の人生を見つめ直す話。これを魂のホームステイという設定にするのが、斬新で面白かった。 人は何かを見るときに、必ずフィルターをかけてしまう。その対象は他人だけではなく、自分自身ですらも当てはまる。 その色眼鏡を外して広い視点で見ることができれば、自分が考えているような1つの答えではなく、様々な道筋があるということ。 渦中にいるときは気がつけないかもしれない。 しかし、些細なきっかけやお互いが歩み寄ることで 柔軟に考えを変化させることができるのだ。 こういったことをこの本は教えてくれる。 そして、こういう可能性を自分で断ってしまったのが主人公が犯した「罪」なのである。 一度きりしかない自分の人生だから、悩んで悩んで悩んで迷ってしまうこともあるだろう。 そんなときは肩の力を抜いて、数十年のホームステイだと思えばいい。 人生は死ぬまでの暇つぶしという名言があるが、 それと似た雰囲気を感じる文章であった。 大人になった今でも新しい視点を与えてくれるが、 多感な学生時代であればさらに響くのだろうなと思う。人生に迷ったときに読んでみてほしい。
1投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ高校生が選んだ読みたい文庫No.1というより 大人が選ぶ高校生の時に読んでおきたかった文庫No.1という感じ 良いことが長く続かないように、悪いこともいずれ終わるとか、人間白か黒かだけではなくて赤や青、黄など色んな側面があるとか、人生の教科書的なのがテーマの作品 満だけ急に何いってんの?って感じだったけどそこ以外はすんなり読めた あまりにもフィクションで都合よく話が進むので合う合わないはありそうだけど、読みやすくて良い。 友人に薦めやすい一冊
7投稿日: 2025.10.08
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内容は至ってシンプルで分かりやすくて導入本として読み始めるのにもってこいの作品だと思った。 自分自身と向き合うこと、友情、家族、全て描かれていて生きることに苦痛を感じてしまっている人に読んで欲しい作品。 個人的にお気に入りのフレーズは下記 (人は自分でも気づかないところで、誰かを救ったり苦しめていたりしている。この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷っている。) タイトルにある通り‘‘カラフル‘‘の伏線を回収しているこのフレーズ。 一度は生きることを諦めてしまいその後新しい人生を歩むことが出来るなら自分はどう足掻いて生きていくのか考え、この作品の世界に飛び込みたくなってしまう程夢中になって読むことができた。 人との別れは寂しいものだ。でもまた新しい出会いがあり、その都度その時にしか無いことを模索して生きていくということをこの本が教えてくれた。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログアルケミストという本にこんな言葉がある。 「ほとんの人は、世界を恐ろしい場所だと思っています。そしてそう思うことによって、世界は本当に恐ろしい場所に変わってしまうのです」 この本にピッタリの言葉だなと思った。 真は、自分の世界で生きていたけど、世界に入り過ぎていた。もっと世の中が色で溢れていることを、思い込みではなく、しっかりと見るべきだった。 事前情報を意識し過ぎたり、 自分はこう生きないと!にとられ過ぎないように、 枠組みを時々外すことが必要だな。瞑想とかで。 この地球という世界で、 たまたま有限の身体を手に入れて、 いろんな世界を感じて、見ることができるから、 毎日楽しんで、 目の前のことをしっかり見て、感じて、 いろんなカラフルとともに生きていきたいな。 この身体にホームステイしてるんだ〜って感覚でっ!
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログずっと前にアニメを見たことがあって、なんとなく結末は覚えていて面白かった記憶があったから原作もいつか読みたいと思っていた。 スルスル読めて、じーんとして温かい気持ちになった。また読みたい。
2投稿日: 2025.10.02
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周りの人の優しさだったり人にはその人なりの悩みや苦悩があることを改めて実感できた。他人からの期待に応えようと無理をしたり他人からどう思われているかに縛られがちだけど、自分の人生を「少し長めのホームステイ」だと思って自分のために気軽に生きてみるのもいいかも。
1投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ死後の世界で抽選に当たって、人の体に魂がホームステイできることになったぼくの話。娘が自分で買ってきた本を貸してくれた まだまだ人気なんだね…!久しぶり読んだけど、親世代になってるからめちゃくちゃ見守る感覚だったな。長女が読んでくれてよかったなー
1投稿日: 2025.09.30
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わかりやすく読みやすい作品でした。 主人公の苦悩、元の魂への罪悪感、周りの人々の苦悩、タイムリミットへの焦りなど想像がしやすく、簡単に作品に入り込むことができました。 また最後に小林真は自分自身というどんでん返しを綺麗に作品を締めくくっていたと思います。 暗い世界が鮮やかになっていく情景もとても伝わってきました。 ただとても綺麗に作られている分、次の展開が読みやすく、読み終わった後の満足感は少なかったです。
1投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ中学時代に読んだ本を約15年ぶりに再読。 きっとあの頃より大分捻くれたであろう今の自分にも森絵都さんのリズミカルな文章はスッと染み込んでくるから不思議だ。 家族や友達に優しくなったり、残酷になったり ある人を特別に想ったり、もう顔も見たくないってなったり。 こういう感情の波は思春期に限らず、大人にだってあると思う。大人はその感情をに表に出さないことが上手になっただけだ。 人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。 この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。 どれがほんとの色だかわからなくて。 どれが自分の色だかわからなくて。 最後、真が元の世界に戻る時『色んな人が自分を待っていること』を自信を持って思い描けていることが、何より幸せだと思った。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ白か黒かじゃなくて、いろんな色がある、確かにそうだなと思った。 これまで自分が受け止めてきたことももしかしたら違う側面があったのかもしれない、10代の時にこんなふうに考えられるようになっておけば、もっと穏やかで豊かな人生になっていたのかな、とこれだけ前向きな内容の作品を読んだのに少し落ち込んでしまった。 せめて今からはそんな風に考えられるようになりたい。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ何の罪を犯したかの推理要素だったり、常にホームステイのような感覚でいればいいっていう最後の言葉があって面白かった!
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログやっぱり小説はいいものだ。心を浄化してくれるし、スッと文章が入ってきて気持ちがいい。 「カラフル」という題名の通り、人間の明るい色と暗い色を上手に写し出し、そのどちらもその人自身であることが伝わる。非常に読みやすく、その内容も良い意味で普通であった。普通だからこそ多くの読者に読み続けられているのだと思う。 文章が非常に美しいなと感じた。 「曙(あけぼの)色に光りはじめたカーテンを開いて窓を開けると、空はまさに青一色のキャンバスのようだった。まだなにも描かれていない下地の青。遠く見える団地の上を、かすかに、極細の筆でも走らせたような雲がたなびいているだけ。」151 読書から何か学びを得るのではなく、心を浄化し、穏やかにさせてくれるような優しい文章だった。 もう一つ文章を。 「黒もあれば白もある。 赤も青も黄色もある。 明るい色も暗い色も。 きれいな色もみにくい色も。 角度次第でどんな色だって見えてくる。」179 題名であるカラフル。ある人から見ればその人はいい人だが、ある人から見ればその人は悪い人に見える。もっと肩の力を抜いていいんだよ。
10投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ張り詰めた気持ちをふっと緩ませる力がこの本にはある。みんな一緒なんだ。「へん」で「ふつう」で、時折どうしようもなく脆くなってしまう。自分にとって心地よいものだけを掴めばいいと知ったのは、もっとずっと大人になってからだったように思う。 物語を閉じたあとの世界には、天使はいないしやり直しもできないけれど、それでもちょっとだけ、明日を信じられたなら。それだけで死を選ばずに済む今日があるのだ。「今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日の続きじゃないんだ」という早乙女くんの言葉を、私はポジティブに受け取りたい。
2投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログhttps://carinweb.isu.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&KCODE=UTF8&OAL=BA82959021
1投稿日: 2025.09.17
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重い話なのかもしれませんが、展開を予想しながら楽しく読み切ることができました。 最終的に周りの人達の温かさを感じて終わってよかったです。結末を知ってから読むのも面白いかも。
1投稿日: 2025.09.15
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久しぶりにちゃんと読む小説やからちゃんと読めるか心配やったけどめちゃくちゃ読みやすかった。最初はどっかの転生ものかなって感じやったけど話進んでいくに連れて真のいろんな悲しかった過去が見えてきて、おんなじような感覚になったことあるからか感情移入しやすかった。なんとなく真に入ったのが真やって気づいてはいたけど真が自覚した瞬間めちゃくちゃ泣けたな。あっこからいい人生を送ってほしい。命の尊さとか周りの人への感謝をより一層感じさせられた。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログファンタジー?中々読まない類のジャンルなのか 感想に困る。 面白い。感動した。考えさせられる。 テーマは重たいはずなんだけど重たい空気の小説ではなく、でも読んで良かった。 出会えて良かった。そんな一冊でした。
1投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログまず一つ、この小説は本当に情景描写が上手いと思った。主人公は魂という実体のないものから始まり、そこで天使と会うという突拍子もない始まり方をする。 空想の生物などを交えて小説を書くとすると、その背景を細かく描く場合が多いが本書はそんなチンケでは無い。あくまでも主人公の心がメインディッシュなのであり、そこに邪魔な背景や余計なことは挟まない。物語の展開も、主人公の心を中心に周りの登場人物との関わり方や心情に影響されながらあくまでも、メインディッシュの邪魔はしない。完璧なフルコースと言えるだろう。申し分がない。さらにそれを引き立てるのが、調味料とも言える情景描写なのだ。情景描写はこれでもかと具体的に書き丁寧に仕上げられている、上品な味わいを感じさせる。そのせいか、容易に読者の脳裏に映像を投影させるので読者はまるで主人公と一体になったように感じ、ともに分かち合う。 文学が生み出す力の大きさに感嘆しながら読了。ごちそうさまでした。
1投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ読む前の自分には良い意味で戻れない。 一人一人にストーリーがあって、目先の事だけで物事判断せず、もっと周りを信じてみることも大切なんだと、読みつつ過去の自分と照らし合わせて読んでいた。なんと言っても、タイトルが物語を通して秀逸すぎる!
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ人生に対して新しい考え方を持つことができました。それを実践できるかは別だけど。 主人公のこと、好きだなぁって思った。満も。 決めつけって大変なことなんだって思った 泣いちゃったー 読んだ後は心がカラフルに、気持ちが楽になりました。
1投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ子供のころから大好きな作品。 中学生の時に初めて読み、今も心に残る名作。 読む年齢によって視点が変わり捉え方が変わる気がするので、定期的に読みたい本。
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ死んだはずの「ぼく」が抽選で再び生を受け、中学生の少年の体に入り込んで人生をやり直す物語。中学生ぶりに読んだけれど、大人になった今の自分にも響く部分が多い。気軽に読める面白さがありながら、過去を振り返り今をどう生きるかを考えさせてくれる、何度でも読み返したくなる一冊。
13投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ自分が不幸だとかこんなに辛い思いしてる人っているのかだとか考えがちだけど、それって主観的に見てるだけだからそう思ってるかもしれない。客観的に見てみることとか周りの人と今までよりもちょっと深く話してみることで新たに見つかることはたくさんあるはず、、 ストーリー的には最後の方は気になってスラスラ読んだけど、全部読んだ後はなんか綺麗事かな〜とも思ってしまった(:3_ヽ)
1投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ率直にどんな感じなのか想像つかなかったけどそうなるのねって感じ ワクワクしたし、不甲斐ない感じもなくスッキリまとまってた。 題名の伏線もしっかりしていて、一方向でみるものもいろいろなところから見てみることの大切さ、全てを好きにならなくてもその人の良さを見ることも大切であるということを実感したかな。
5投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
僕も誰かに支えられていること、想われていることを自覚してないんだろうな 死なずともわかる方法とか知ってる人います???
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ世間の評価が高すぎてハードルを高くしすぎたせいか感想としては期待外れではある。 自殺した小林真の体にホームステイという形で主人公の魂が入り前世の過ちを思い出すのと同時に小林誠として過ごす話だが、過去の過ちが途中からなんとなくわかってしまい結果を知った時も感動は無かった。 真の自殺理由も思ったよりしょうもないな感じてしまうのは成人してから読んだからなのだろうか。
1投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死んだはずの「ぼく」の前に天使が現れて抽選に当たり、中学生である「小林真」として人生をやり直すチャンスを与えられる話。読み始めた直後はジェットコースターみたいな展開に驚いたけど、読みやすかった。少しずつ「ぼく」は「小林真」という人物像を周りの人間から学んでいく。どんな人間でも葛藤があるが、主観と客観的に見た時に印象がかなり変わると改めて感じた。
3投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログどうしようもなく悩んでることでも、俯瞰で見てみると全く違うように見えたりする。10代に読んでほしいお話。
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ魂の再抽選!ホームステイ先(自殺した少年の体)で きみの罪を思い出してね! 真の家族や周囲の環境、コンプレックスを 他人事のようにみていく主人公と自分の目線が重なったりして面白かったです。 天使プラプラとのやりとりももっと見たかったな。 題名のカラフルの意味がわかると、きっと明日への1歩が繋がるような気がしてきます。面白かったです。
1投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ言動などが他人にどれだけ影響を与えているか、当事者意識を持って生きることが大事なんだと思った。主人公もそのことに最後に気づき人生をやり直すことになる。 悩める人達や立ち止まっている人達にはより刺さる内容になっている。読了いたしました。
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ過去に犯した過ちを償うために14歳の少年に転生した主人公。他人の生を過ごす内に見えてきた真実とは。 サクッと読める小説。普通の少年の普通ではない生活は白黒だった人生をカラフルに彩っていく。衝撃の顛末に目を離せない。
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ積読エリアから抜き取った本。ツッコミどころ満載の展開だったけど最後の最後で大感動しちゃった〜。自殺やいじめなどシビアなテーマが多かったけど爽やかな印象が強い物語だった。
1投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂は、自殺を図った中学生の小林真の体にホームステイすることになり、自分の犯した罪を思い出さなければならなくなった。プラプラという名の天使のサポートを受けながら、ぼくは真として生きることになる。 カラフルというのは、ぼくの魂が色んな人の肉体を渡り歩くのか? と最初思ってしまった。 著者の作品は、直木賞受賞作と『屋久島ジュウソウ』を読んだことがある。 『カラフル』は、読後、若い人に幸あれ! と思った。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中で「ははーん」とはなりますが でもこれは、発想の転換の発明なんじゃないかと思う。 一度リセットして他人を生きてみたら… どんなにヒドい環境も、他人事に客観的に見られる。 いろいろ悩みの尽きないティーンの時期に読んだら 少し気が楽になるんじゃないかな。
2投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこの本は、私がとにかくスラスラ読みたくて買った本です! 「なになに?!」となって思わずページをめくってしまいました! 内容もこれからの自分の在り方について考えたりできるようものです♪ すごく面白い?というか、とにかく何でもいいから本を読みたい!でもアニメなどの本は嫌だ!といういう人に読んでいただきたいです!
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ泣ける小説です。 死んだら天使に抽選に当たりましたと迎えられる。生き返るテストとして、自殺した中学生の体に入れられ、自分が犯した罪を思い出すためにホームステイとして1年間生きる。 時間の限りがある中で自殺した中学生の代わりを生きる。それでもなお自分の罪は分からない。 青春時代の苦しみや孤独を、本人の苦しみだけでなくその家族の分もわかりやすく読ませてくれます。 青春小説と言われる作品を読むたびに泣いている気がしますが、この作品も名作です。 結末に驚くことを求める必要はなかった。純粋に物語に心から夢中になれました。映画も観てみようと思います。
11投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ人見知りの人って、意識が自分の内側に向いてるから他人の目を気にしすぎてしまうと違う本で読んだ。真は気づいてなかっただけでしょうこも早乙女くんもいたもんね。わたしも他人の身体を借りて生きてるって思えば俯瞰的に物事が見れるかな。人生やり直したいって思うことあるけど、結局巻き戻したとしてもやり直したいって思ってキリないのかな。
2投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ星★3.5 “少し長めのホームステイ”“たった数十年の人生” 10代に読んでほしい1冊です! 自由に生きるって若いときほど難しいですね。
12投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ自分のことを見ていてくれる人、好きでいてくれる人。私は自分に関わってくれる人の顔をしっかり見れてるかなって思えた。
1投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ途中からはなんとなく展開読めてしまったけど面白かった。カラフルって題名の意味が素敵だなーと思った (メモ鹿児島で買ったやつ)
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学生向けにおすすめもされているからか、するすると飽きずに読むことができました。 「せいぜい数十年の、少し長めのホームステイ」 「下界で気持ちが縮こまりそうになったら、再挑戦の四ヶ月を思い出してください。自分で自分を縛らず、自由に動いていたあの感覚を」 生きていく上での持っておくべき視点を教えてもらったなという感覚。 森絵都さんの本は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいなと思いました。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ中学時代に映画版をみたことがあった。 当時はヤバい女を好きになる主人公もヤバいな、何で死にたくなったんだろな、声優可愛いぐらいにしか思わなかった。 それから15年ぐらい経過し、店頭で久しぶりにカラフルを見つけて懐かしさからすぐ購入。 高校、大学、社会人と経験していくうちに、人間の色んな面を見てきたし、自分自身死にたくなるときがあったので、どうしようもない現実に打ちのめされた主人公には共感した。 一度死んでから、人生をやり直してみるのが本作。 きっと今を生きて疲れている人たちも人生やり直しできたらいいのにと思う。 主人公には色んな人たちが側にいて、支えてもらって、その優しさに気付いたときには思わず泣けた。 昔映画を見たことがある人ももう一度小説で見直してほしい。大人になったら受け取り方がこんなに違うのかと驚いた。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ作品紹介・あらすじ 「おめでとうございます! 抽選にあたりました! 」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。 ガイド役の天使のプラプラによると、父親は利己的で母親は不倫しており、兄の満は無神経な意地悪男らしい。 学校に行ってみると友達がいなかったらしい真に話しかけてくるのは変なチビ女だけ。 絵を描くのが好きだった真は美術室に通いつめていた。 ぼくが真として過ごすうちに、しだいに家族やクラスメイトとの距離が変っていく。 モノクロームだった周囲のイメージが、様々な色で満ちてくるーー。 高校生が選んだ読みたい文庫ナンバー1。 実写映画、アニメ化。 累計100万部突破の大人も泣ける傑作青春小説!
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ読書慣れオバ向けではなかった(そりゃそう)。 ただ自分が中高生の時に読んだとして刺さったのかは微妙。 人の一面だけを見て判断するな、誰でも過ちは犯すがまたやり直せば良い、とか説教じみて感じた気もする。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログサクッと読めた一冊。 私たちは自分の人生に主観的になり過ぎているのかもしれないという考えが芽生えた。 客観的な視点を持つことで、思い切った行動や勇気ある一歩を踏み出せるような気がした! 特に、悩める若者に読んでもらいたい一冊です。
2投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時には自分のことも"他人事"として考えることも必要なのかもしれない、そう思えた作品だった。他人事と聞くと、無責任だとかどこかマイナスなイメージを思い浮かべるが、どうしても視野が狭くなりがちな自分のことは、あらゆる視点から客観的に、つまり他人事として考えることで冷静に分析できたり重く考えすぎずに済んだりするのかもしれない。 とても読みやすくどんどん読みたくなる作品だった。
1投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「この世があまりにもカラフルだから、僕らはいつも迷ってる。」っていう文にハッとした。生きることは難しいけど色々なことを受け入れて前に進んで行くことが大切だなと思った。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まず、真が自分の過ちを思い出すきっかけが、 唱子から、書く絵は変わらないって言われたことで、他人だと思ってた真自身が自分であることに気づくシーンは鳥肌たった! 「カラフル」って色んな意味が含まれてて、面白かった。 まず、物語として、少しずつ解像度が上がって鮮やかになっていく描写が、カラフル 世の中の一人一人が困惑するほどの複雑な環境の中で生きている、カラフル そんな世の中でも、単色で平凡の不安に駆られながら、母のように自分自身の色を必死で見つけようとする、カラフル 真が気付かぬ間に家族・友達・先生、時には天使にも色んな人に支えられている、ひとつの絵の具でカラフルは作れないという意味での、カラフル 最後にキャンバスに込められたカラフルとして、どんなに過去にトラウマや失敗をしたとして黒く塗りつぶされたキャンバスでも、何度でも上から絵の具で澄んだ空に塗り替えられること キャンバスを鮮やかに綺麗な空に作品にするか、ひろかのように、途中で漆黒で塗りつぶしてしまうのか、数十年という短いホームステイでどういう作品(人生)に仕上げるかあなた次第。 考えさせられる本だった。
2投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ学生の頃に読みました。とても読みやすいです。 一方向からではなく俯瞰して見ること、それが出来れば苦労はしませんが、若い時にその考えを持てたことは良かったと思います。
10投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ魂が主人公って斬新。 お母さんのことは無理に許す必要なくね?と思った。それについてはお父さんもだけど。 がんばって。
9投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audible!! 【概要抜粋】 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。 ってことで不朽の名作青春小説を聴きました。 『皆んな変で普通、頭おかしくて普通』 『綺麗な色も汚い色も持っている』 『この世があまりにもカラフルだから迷ってる』 ありのままの自分で良いよってことを自然に教えてくれる素敵なお話しでした。 それだけじゃ生きていけないけど、でもそこに立ち戻って来れる人は強いかなと。 家族放置して河原で3時間缶コーヒ1本で過ごす私も普通、、なんだなって勇気づけられた一冊!
29投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ中高生向けだけど、反抗期真っ只中のあの頃の自分には眩しくて読めなかっただろうなと思うぐらいカラフルだった。
11投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ満員電車に揺られている人は退屈そうに見えるけど、その人の中にはいろんな色が広がっているかもしれない。一部分だけを見てその人のことをわかったような気になっているんだと気づくことができた。心の中は見えないから、無意識に救ったり苦しめたりしながらもっと人のことを知ろうと努力しよう。
1投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ悩み多き中高生に読んでもらいたいなぁ、と思う作品です。一瞬で読み終わりました。いい歳の大人が読みましたが、すごく気持ちが楽になりました。世界はカラフル!
2投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログたまたま書店で黄色の表紙を見つけて、「これ25年くらい前に読んだことがある!」と思わず手に取った。当時小学生の私にとっては斬新で印象的な表紙だったんだろう。 中身はというと、一切記憶になかったので初読みと同じ。主人公と同じ中学生世代にはとてもハマりそう。自分の人生をあのようにはたから俯瞰して見ることは考え方次第で出来るなと考えさせられた。 誰も一回死んで生き返ることなんて出来ないけど、もう一度自分に生まれたいと思えるような人生にそりゃ誰しもしたいよなー。という感想を持てた。
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ人生について客観的に振り返られる作品 非凡な部分を伸ばすことも大事だけど、 心が動かされる仲間も大事だと。
1投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ思春期の悩める少年少女に贈る優しい応援歌。 悩みがあると、どうせ他人にはわからないと、内に篭ったり、孤立してると思い込んだり。 でも、皆同じ。皆それぞれ悩みや問題を抱えている。外からは表面的なことしか見えないだけなのに。普通に見える人たちも、彼ら目線ではそれぞれ波瀾万丈な人生を歩んでいる。皆普通。普通とは大多数がそうであること。誰しも悩みや問題を抱えてもがいてる。普通で良いんだよ。 以下、ネタバレ注意 途中から匂わせがどんどん濃くなってくる。このまま行くはずがない、どんなどんでん返しが待っているんだろう、と読み進めていくと、そのまま着地した。少し拍子抜け。
1投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ前世での罪により輪廻転生の対象から外された魂が、抽選に当選して再挑戦のチャンスを得る。 自殺を図った真の身体に乗り移り、風変わりな天使プルプルをガイドに、真としての生活(魂のホームステイ)を始める。 学校、進路や家族、友人との関係において、白黒はっきり区別できるものなどなく、きれいな色、汚い色、様々な色であふれている。 どれがほんとの色だか分からなくて、どれが自分の色だか分からなくて、誰もがいつも迷っている。 迷っていても、悩んでいても、 「ちょっと魂がホームステイしてるだけなんだ」と考えれば、人生をもっと楽に、そして冷静に見つめることができるんだろうな。 真が本当の真として歩き出していくラストにじ~んとした。
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ「死んだはずのぼくの魂が」という書き出しで始まる、自殺を図った少年の体にホームステイして人生をやり直しするファンタジー。カラフルというタイトルの表現も何度か使われいろいろな人や考え方があって、生きていることに価値があると思える小説でした。
2投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ【きっかけ】 YouTubeで読みやすい本として紹介されているのをよく見かけたため、一度読んでみようと思った。 【読んでみて】 この本は高校生が選んだ読みたい文庫1位の本という事もあり期待して読み始めたが、読んでみて心がジーンとし読んでみてよかったと思った。 YouTubeで紹介されていた読みやすさとは1ページの文字数が少なめなため、ページをめくる手がとまらなかった事と難しい言葉などなかった事が読みやすい理由なのかもしれない。
12投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいる間ずっと楽しかった。 テンポが良くて、ジョークがたくさん散りばめられていて、温かい気持ちになりながら読み進められた。 特に、両親と兄が真に胸の内を明かしていくシーンが好きだった。自分自身も大切な人も型にはめて、一面しか見ないようにしていた真が、少しずつ人間の持つ色の複雑さに気づいていくのが素敵だった。タイトルの通り、人は白黒はっきりつけられるものではなく、様々な色が混ざり合って作り上げられているんだなと感じた! 彷徨う魂が真本人だと気づいたのはかなり序盤の方だったので、この先が面白い展開になるか不安だった。でも読み進めるうちにどんどんはまっていった!読んで良かったなあと心から思った!
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ__あらすじ__ 生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになる……。老若男女に読み継がれる不朽の名作。 幸せってなんだろう。平凡って何がいいんだろう。といつもの日常を考えさせられる名作。 イヤイヤ始めたホームステイも、いつのまにか今まで昔の真が気づかなかったことも気づいていた。 人は皆その人が持つ色があり、カラフルだからこそ人生が豊かになるのだなと思った。
23投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ自分の常識や思い込みで他人を決めつけたり、物事を白か黒の2色で捉えてしまったりとよくある事ですが、この世は単純な色で出来てるわけじゃないよ〜と読み進めていくとわかってきます。真はその思い込みで自殺までしてしまったけど、自分の生活に置き換えても思い当たる節はあり、よく共感できる物語でした。
2投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすい、がために私には刺激が足りなかったかも…文章が簡単すぎたのかな?言葉としていいー!っていうフレーズになかなか出会えなかった… 実は魂って真ってオチかなーって思ったらその通りだったし、児童書としてはいいかも。物語に触れすぎた大人には見えすぎる…
2投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならない。 ここまでは本書の紹介に書いてある内容なので、ネタバレにはなるまい。「自分の罪」と「身体にホームステイしているもう一人の正体が誰か」、これがネタバレに当たると思う。ホームステイ、つまりは憑依した小林真の身体を通じ、復活した新たな人生ドラマによって解き明かされていく。 「打ち上げ花火を下から見るか、横から見るか」という青春映画がある。青春とは、青くさい自我を形成しながら、その過程で「別の見方」を獲得していく、その葛藤だろう。モノクロームなキャンバスは、再び生きる身体によって、カラフルな色味を帯びていく。そんな青春小説だ。 家人の本棚にこんな可愛らしい本があった。ホームステイという言葉は異文化への一時的な滞在を意味する。ホームステイのような読書だった。
129投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログとても読みやすい文体で話が頭に入ってきやすかった。 誰にでも暗い面と明るい面があり、まさにカラフルな色でできている。 誰かの一面だけを見ていても、それだけでは分からないことがたくさんあるんだなと感じさせてくれた。
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ作品中盤の内容が好き!とよりも、冒頭とラストシーンが好きすぎる物語。 このどちらも好きになるためには、もちろん話をしっかり読み込まなければならないけど...。 再読する度に、途中から"あること"に気づいてしまい、主人公の立場が辛すぎて読んでられない...。 ラストシーンのプラプラの言葉は、私にとって一生の宝物です。 読み終わった後、世界が本当にカラフルに見えた。 心からこの作品に出会えて良かったと思ってます。
6投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ中高生に勧めたいベスト5に入る名作!あとの4冊は決まってないけど。 思春期の子どもがこの世の中で生きていくというのは、全く楽なことではない。親子との関係、友人との関係、世の中との関わり方、そして自分は何のために生きているのか、との問いに常にさらされている。しかし、世の中の青少年はなんとか折り合いをつけて、いろいろと学んで大人になっていく。冬来りなば春遠からじである。いま、嵐の中にいる君にぜひとも読んでもらいたい。
17投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ高校生ぶりの再読!生きていく上で、物事の捉え方ってほんま大切やなと思わせられた。辛いことがあった過去の自分にいつか全部終わるよーと言いにいきたくなる。最後の「しぶとく生きろ」が心にきた
1投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても読みやすく、そして面白い内容だった。 主人公の魂が真自身のものだということは若干気付いてしまっていたところもあった。 その上でこの本が伝えたいことは人を見る角度によって色めき方が違うということ。 それと、真は自分の人生が一年で終わってしまうということを告げられたからこそ、のびのびとした生きた生活ができたこと。要は、心のもちようでどんな生き方をするかというのは変わるというものだと思う。 それは周りにも伝染する。よくも悪くも。 ただ、実際にこんなことはあるのかという感想である。人生に失望し、自殺し損ねてしまった少年がいたとして、学校に復帰したらまともな生活は送れないしこのようなマインド変化も本来は起こらない。そもそもこの物語では、自分の魂が自分だと自覚していないからこそできた芸当なのである。 ただ、伝えたいことはぷれぷれの言葉 「ホームステイだと思えばいいのです」かなあと思う笑 死んだ後に誰かに乗っ取った人生のように気楽に生きていこうと思った。
2投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ古い作品だが、今年の課題図書「銀河の図書室」で面白いと書いてあったので読んでみました。 主人公の死から始まる話を、面白いと言っていいのか?と思いながら読み進めると、天使やら、他人の身体にホームステイやら突飛な内容なのに、スラスラ読めて、おまけに家族の本音にはちょっと感動したり、友達ができたことに喜んだり、ラストにようやくカラフルの意味も分かり、確かに面白かった。 が、実際に再挑戦なんてないことを考えると不謹慎なのかな。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログおすすめポイント ・透き通るような文体 ・ラストの衝撃 残念ポイント ・特にありませんが、10代のうちに読まないと賞味期限が来てしまうと思います
4投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ森絵都さんの作品を久しぶりに読んだ。深く深く悩みながら読むのではなく、ただ身を任せるように読んでいく感覚が好きだなぁと感じた。 自分の機嫌は自分で取りなさいとか、よく聞く言葉だけど、やっぱり中の自分と外から見た自分って少しずつ違うわけで、完璧に自分を自己管理するってのは難しいな。作中では色んな人(色んな色)として“カラフル”という言葉が使われていたけど、色んな自分という意味でも“カラフル”じゃないかなとも思った。 多重人格じゃないけど、自分を引き留めてくれる自分も必要だし、自分を慰めてくれる自分も必要、自分を律してくれる自分も必要。ひっくるめて自分が出来上がっていくのだ。 本書の名前が「カラフル」であるのに、表紙は可愛い黄色であるのは、これまで色んな自分がいるとは言ったけど、やっぱり他人から見た自分ってのは一人しかいないわけで、真くんの場合はそれが黄色だったのではないかな。 短くも長くもなくとても読みやすかった。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ思春期独特の、自分の殻に閉じこもっている感じが、ゆっくりと優しい流れで進んでいく。 白黒の世界が、だんだん「カラフル」に染まっていく感じ。 なぜ、ホームステイ先に真の体が選ばれたのか。 天使腹黒いけどいい仕事してる。
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログ最初から展開を予想できてしまったため、驚きや感動はなかったが、言葉が綺麗でわかりやすくとても読みやすかった。 自分だとうまく行かないことでも、客観的に外から見つめて行動すると冷静になってうまく行くことがある。他人事だと自分に素直になれる。 素直に物事を見つめ、理解し、噛み砕き、自分の心のうちに落とし込むこの作業を間違いなく丁寧にこなすことは難しい。それをするには、自分の感情や目に見えてるものだけを信じるだけではうまく行かない。
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログ読みやすい。『長めのホームステイ』っていいな。 見方を変えること、俯瞰してみることって大事。学生の時読みたかったな。
1投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ページを捲る手が止まらない物語だった。 「この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷っている。」 自分にはどんな色があってもいい、誰にでもたくさんの色がある。自分とは何か悩んだり、誰かと比べてしまうといった不安定さを持った自分の若い時代にも読んでみたかった。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログホームステイという気持ちでやりたいことをやってみる、 自分を縛らず自由で行きてみる そんな大切さを教えてくれる本でした。 人には色んな側面があって、自分の視点だけで捉えず、しっかりとコミュニケーションをとることも大切にしていきたいと感じた。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ自分が人より劣っているところに、どうしても目がいってしまうけど、人それぞれ色があって自分を殺さずありのままでいいんだと思わせてくれる本。言葉にできないような温かさがあるなと読んでいて感じました。 辛い時にどうせあと数十年の人生、ホームステイしているだけ!ていう気持ちが持てれば少しは楽になるだろうな
4投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ中学生の時に読みました。 全体通して、うるさいな、鬱陶しいな、と言う印象でした。逆に大人が高いところから学生を見て“弱いものの味方だよ“って恩着せがましく見てる分には面白いんだろうな、っていうのが当時の感想。
0投稿日: 2025.06.07
