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何様(新潮文庫)
何様(新潮文庫)
朝井リョウ/新潮社
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総合評価

238件)
3.7
41
89
84
6
1
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    短編集 うーーん、人間っぽい話 まぁあるあるだなーという感じだったかなー 短編のためかそこまでの盛り上がりはなかった

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    朝井リョウ『何様』読了。 前作『何者』の続編と聞いて、主人公たちのその後を描いた物語だと思っていたけれど、実際は少し違ってました。 今作では、前作に登場した人物やその周辺にいる人たちが主役となり、「何者かになりたい」という思いを、それぞれの立場から描いていく短編集のような構成になっています。 大学生、社会人、就活生、教師、子ども―― 年齢も立場も違う登場人物たちが抱えるモヤモヤは形こそ違うけれど、根っこはどこか似ていて、読んでいて胸がチクチクする場面も。 「何者かになりたい」という気持ちは、若いからこそ強く表れるのかもしれない。 一方で、大人になった今だからこそ、「何者にもなれなかった自分」を振り返ってしまう瞬間もあって、そこが静かに刺さりました。 はっきりした答えは提示されない。 でもその分、「じゃあ自分はどうなんだろう」と考え続けてしまう一冊でした。 なお、解説まで含めてとても印象的。 最後に「えっ、この人が?」となるオチ(?)も含めて、読後にじわじわ余韻が残る本。

    0
    投稿日: 2025.12.23
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    今回もグサグサ刺さりました 社会人になった途端「私はもとからこういう人間です」と演じなければならない違和感 「逆算」と「むしゃくしゃしてやった、と言いたかった」も思い当たる節が多くて… 「何者」のサイドストーリーだけど、「何者」の登場人物の少し離れた人物がメインであるところも面白かった

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すぐ別の気持ちに呑み込まれたのかもしれないけど、その1秒だって誠実のうちだと思うよ、という君島のセリフが良かった てか現実にサワ先輩いたら絶対好きになっちゃうなー

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    謙遜もなく、虚勢もなく、20代という年代の疑問なり、葛藤なりを素直に描いていると思った。 学生とは違う、社会人として20年過ごしてきた人とも違う、これからどのようにでも選択できる危うさと自由を持つこの年代の不安げで挑戦的な行動と考えがすごくみずみずしく、まぶしい。 読むのは2度目なのだが、何歳の時に読むと共感できるのか、感動できるのか、嫌な気持ちになるのかは人それぞれだと思うけれど、私は今読んで好きな話と、なんとなく気持ちが沈む話は入れ替わっているような気がした。 何様!何様?といつの間にか経験を積んだと思っていた、人生の荒波を乗り越えてきたと思っていたけれど、それはとても危うくて、自分勝手で、上手く行ったかのように理由と言い訳で固めているだけなのかもしれない。 1秒でも誠実であれば、それを認めてあげるという言葉に救われる。

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何者で拓人が「自分の人生の中に見つけたドラマがそんなにも大事なのだろうか」って言ってたけどさ、こんな初恋あったら大事にするに決まってんだろぉ!最高の初恋じゃねえか!!そう考えたら瑞月が不憫すぎる。

    1
    投稿日: 2025.12.02
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    それぞれに共感できる部分があって、刺さる。「何者」も読み直して、より楽しめる。ゆとり三部作も大好きなので、朝井さんの価値観がたくさん入っていて嬉しかった。若林さんの後書きもよかったなぁ。

    10
    投稿日: 2025.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『彼らがこれまでに過ごし、そしてこれから過ごすであろう誰かのために生きるという時間を、私はこれまで、ほんの少しでも過ごしていただろうか、それともこれからきちんと過ごせるのだろうか』 この一文、まんま正欲じゃないですか…。正欲のテーマの守備範囲が大きすぎるからか分からないけど、すでにこの本を執筆していた当時から性の違和感と背中合わせである誰かと繋がりたいという物語があったことに感動。そういう意味では、『逆算』が一番好き。何者で登場したサワ先輩も分別があって頼もしい存在だったけど、今回でもっと好きになった 表題作の『何様』が本当に最高。当事者なのか、当事者でないのか。そもそも本を読んで感想を書くという行為だとしても、汗水垂らしてその本を作った当事者でもないくせに一丁前に感想をぶつけていいのかな、何様なんだよ、みたいに不安になった時もあるけれど、この本から言葉を借りると、『本気の一秒』が読んでいる間に誠実に感じられたなら感想書いても良いかなって思えた(というか、感想書きたくないなら書かなければいい話なんだけど) 拓人が出てこなかったのは少し残念。一番今後が気になってた人物だから というか、この本の表紙に映ってるのは面接官だったんだね。よく見てなかったから気づかなかった。何者は就活生が座っているの表紙で、何様は面接官。この二つの対比が何かエモい。何者を読んであんなにも怖くなった面接官が、逆に何様ではその面接官が人を判断して選り抜いていく葛藤が描かれてる。何者→人の目の前に立って現れる自分自身のアイデンティティとの葛藤。何様→人の上に立って現れる自分の不誠実さとの葛藤。て感じがした。どちらも似ている言葉に聞こえるけど、何者は就活生、何様は面接官って、すごい言い当て妙だと感じた

    2
    投稿日: 2025.11.28
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    『何者』のサイドストーリー。とはいっても、6つの話に分かれており、薄ら繋がりが見えるような感じで、どこでどう繋がってゆくのかな、と思わされるフリースタイルみたいな展開。 人間は不器用で、人間を取り巻くものは複雑で白黒つけられる単純なものではない。このことを受け入れた上で単純に生きてもいい、と思えた。どこまでいっても単純に生きることは出来ないから。 解説も良かった。自分の気持ちを忘れないようにここにメモしてるけど、解説を見てほしい。 解説にあるように、自分の人生が進めば本から受け取るものも変わるだろう。 自分がどう変わっていくのか、この本を時折読みながら確かめてみたい。エネルギーがいるだろうけど。

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    読めば読むほど理香に惚れる(自分と重ねられるから) 自分と重ねられるけど、もちろん理香の方が行動力も実践力も、痛々しい自分を受け入れる強さもあって、ここまで図太くなれるように、自分ももっと自分の出来ることを理解していきたいなと思った 君島と理香を勝手に同一人物だと思ってた、じゃあ一定数そういう人間はいるって言う表現、、? 1秒でも肯定的に心が動いたなら、それを誠実と呼ばせて

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    克弘さん、あなたは誠実な人だ。悩みの種に共感が溢れて、読了後は最初の物語に綺麗かよって心の中で突っ込んでいました。100%でないことは不誠実ではなくて誠実の一歩目のところだとかその1秒がとか、他人からしたら色々言えるし、それこそ何様だよだけど、そういう人たちはそんな言葉を探しながらも結局はその中でもがくしかないんだろうな。ま、100%不誠実よりはいいか。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    最近何者を読んだばっかだったから登場人物たちの背景や関係してる人のその後がわかって面白かった 個人的には最後の若林さんの解説が興味深かった 自分は反対でにアクセルがどっちも強い人間だと思う1度踏み出したら止まらない栄子側だなって

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    短編集だった。 朝井リョウの作品を初めて読んだが、文章が飛ぶ事がたまにあり、読み始めた時はそこに読みにくさを感じた。読み進めるにつれて、慣れていき、自然と内容が入ってくるように感じた。 題材として、世間の言語化しにくいが、不満に思っていることが、全体的に扱われていた。思考が単純な自分にとっては、そういう考え方あるのかと、考えさせられることがあった。 最後の何様では、ただの人間が、急に面接する側になったり、業界人っぽい言葉を使い始めたりすることに困惑する。しかし、それは誠実にすることの1歩であると。自分を認めてあげよ、みたいなことが描かれていた。 若林の解説も面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    何者読んだのが中ニくらいだったから、だいぶ記憶が薄れていた。何者をもう一度読もうと思った。 正美の話がなんか腑に落ちた。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    個人的には、何者よりもこちらの方が面白かった。 前半は青春もののようで、個人的な内容だったが、後半になるにつれ段々と社会と密接に関わる日本人が普遍的に持っている価値観を問うような内容になり興味深かった。 しかし、最も度肝を抜かれたのは、物語ではなく、最後に書かれてある、オードリー若林の解説の文章である。ぜひ、若い人にこそ、こちらの本を買って、解説に書いてある、社会を謳った、会社員になるとはどういうことなのか、社会に出るということはどういうことなのか、を考えながらご自身の価値観を変え、新しい教養を掴んでほしい。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    「何者」のスピンオフ的な作品だが、独立した短編集としても面白く読めた。特に、最初の話と最後の話が個人的には好み。 なお、作品には全く責任がないが、「何者」と「六人の嘘つきな大学生」の記憶がやや混在してしまうのは私だけではないはずで、その点からは本作を読む上で少し戸惑う。

    8
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の星5。6つの短編がつまった作品。特に印象に残ったのは、⑤むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかったと⑥何様の2つ。 ⑤は正しい自分でいようとしてきた人生に疑問を持ち葛藤する主人公が描かれていた。主人公の性格が、昔の知人と重なってなんとも言えない気持ちになった。また、日常のむしゃくしゃが吹き出し、今までできなかったことが普通にできてしまう、そんな人間の生々しさが表現されていて印象に残った。 そして⑥何様。この話を読んで星5にしようと思った。社会人1年目の主人公が、人事部に配属され、評価されてる立場から人を評価する立場となる。そこに葛藤や疑問がうまれる。(誠実ではないと感じる)物語終盤で先輩社員である君島は、100パーセントでなくとも数多の感情の中に1秒の本気の感情があれば、それも誠実のうちだと言う。その本気の1秒から少しずつ拡張していくという君島先輩の考え方には衝撃を受けた。この小説を読んで、99%の不誠実の元で捨ててしまった大切なものがたくさんあると認識できた。これからは本気の1秒、大切な感情を持てる大人であろうと思った。

    3
    投稿日: 2025.08.13
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    「何者」を読んでからじゃないとダメだったのかな?問題なく読めたとは思うけど。 自分の中の弱い部分について、くよくよ(ホントにくよくよ、ネチネチ)悩む主人公たち。悩んだ結果、一歩踏み出していく姿は勇ましい。まあ、問題点は解決したり、しなかったり、なんだけど。 確かにねー。何様でもない自分が、こんな風に振る舞っていていいんだろうか?とか、周りの人を下に見てるんじゃないか?とか、いろいろ考えちゃうよね。でも最終章で君島さんが言ってたように、「本気の一秒の誠実がこれからの第一歩」と考えるべきなんだろうな。ちょっとホッとした。

    16
    投稿日: 2025.08.01
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    劇団の話が1番印象に残った。 誰かの希望になりたいなどという言葉は、ただの綺麗事に聞こえるてしまう。主人公の彼女の家は貧乏で苦労していた。彼は思ってだろう耳触りのいいことを言いやがってと。彼女の現状はすぐには変わらないだろう。何かを体験したときの感想は人それぞれである。ギンジはそのことを周りとワイワイ話しながらも明日を生きる糧にして欲しいと。何を与えたいか。少しマーケティング的な考え方と似ている気がする。心に響くものがあるがあった。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    何様 朝井リョウ 2012年 初の朝井リョウ。偶然のもらいものに感謝 こういう人いるよね、という感じの普通の人たちの葛藤。真面目すぎて不器用で滑稽な人たちのストーリーたち。ちゃんと前作から読むべきだったかも 全文はブログで https://wp.me/pgG1ce-1B

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    光太郎の話が1番好きでした。光太郎と夕子のなんともいえない、言葉で表すことが難しい関係性がすごくリアルでした。高校生に戻って人生やり直せたらもっと夢について深く考えていたのかなとか、あの時こうしておけばよかったとか、今思っても仕方がないけどすごく過去に戻ってやり直したくなるようなお話でした。とても純粋で青い作品。短編ではなく長編で読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    4.0/5.0 人間の実像と仮面、本音と建前…そういったものの間にある感情やあやふやな状態を描くのが本当に上手い。 人の感情や欲望は簡単な言葉では表せないほど複雑で、この世の中に生きる全ての人がそれぞれにそれぞれの事情や葛藤を抱えながら毎日を過ごしているという当たり前の事実にハッとさせられる。 朝井リョウさんの小説は、人間の面倒くささと面白さの両方を感じられる。

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    「こういう時は、ピボットだ」 「軸足はそのままで、寄り添ったり、本当に危ないと思ったら距離おいたり。とにかく自分がいる場所は変えない事が大事、って。」 ーきみだけの絶対ー

    2
    投稿日: 2025.06.07
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    就活の真っ最中に『何者』を読み、社会人になり、だいぶ月日が経ってからアナザーストーリーである『何様』を読了。 目次から「『何者』の登場人物の社会人編がメインかな?」と予想していたが、過去〜未来、登場人物だけでない別の視点、などなど様々な角度で書かれていて、いい意味で裏切られた。 以下、個人的に好きなストーリー抜粋 ●水曜日の南階段はきれい いきなりキュンキュンしちゃった。 『何者』の空気感からの急にキラキラ青春ストーリーのギャップがすごい。 光太郎が出版社ばかり受けていた理由があまりにも素敵で感動。 夕子さんと再開できるといいね。 ●むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった 主人公の桑原さんのような悩みを持つ人は世の中にたくさんいると思う。 所謂"優等生"な人が良い事をしても「普通」と捉えられてしまうのに対して、元々素行が悪い人が良い事をすると前者よりも良い印象を持たれやすい。 不良が野良猫助けるようなギャップに大衆は弱い。 ●何様 20代のどこにでも居る社会人である自分には共感の嵐だった。 「学生のころは、仕事ができる能力とは、文字や数値で表すことのできる、視界に入った瞬間にそれがどんなものなのか判断できる能力のことだと思っていた」 「仕事とは、立場の違う人と人の間に存在する。その中で、あらゆることを、どちらの気分も害さないように調整できる能力──それこそが仕事ができる能力なのではないだろうか。」 上記のことは、社会人をしていると強く実感していて、読みながら頷きすぎて首がもげるかと思った。 また、君島さんのセリフ、 「いきなり百パーなんて無理じゃん!誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげてよ〜」 で心が軽くなった。 何者かになろうとして何様なんだと悲観しなくていい。 "本気の一秒"があればそれで十分。

    5
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「何者」のサイドストーリー集。 「何者」を拝読してからだいぶ時間が経っていたため内容を理解できるか不安だったけど、それぞれのお話が独立していて読みやすかった。 就職や面接、進路、新社会人など、いろんな面で悩む人の葛藤が描かれていた。 逆算のお話で沢渡さんが言っていた「きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ」が忘れられない。 1歩踏み出してチャレンジする人を見るとその勇ましい姿にまぶしさを覚えるけれど、本人からしたら万全の覚悟なんてそうそうできていなくて、あとから振り返った時に「あれがきっかけだったんだな」って 思うのがざらなのかもしれない。

    28
    投稿日: 2025.05.23
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    水曜日の南階段はきれい 夕子さんの文章のところで泣いた。 伏線回収が爽快超えて美しすぎる。 静かだけど、自分を強く持ってる人に憧れる、、! 返す言葉が一つ一つ刺さるし、その場で答えなくても全部の質問を覚えてるのもすごいと思う。 夢を公言する主人公。 自分の中で外からの力に負けないように持ち続ける夕子さん。 二人とも素敵だった。

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    朝井リョウが描く男はずっとセックスの話をしている。大学生の私にとってリアルで気持ち悪い。女キャラは共感できる。どうやって描いているんだろう。「水曜日の南階段はきれい」は本当に素敵だ。理想的な高校生活。「それでは二人組をつくってください」は理花が友達をルームシェアに誘う前に家具を揃えてしまう所。共感した。幼少期みんなで砂遊びをするために砂遊びのセットをこっそりお小遣いで購入し、家にたまたまあったと言い張った私に似ている。でもこういうことは大抵うまくいかない。バカだからルームシェアを承諾するだろうという話はいささか横暴だと思ったが。「逆算」はオチがきれい。セックスとかついつい汚い逆算をしてしまう感じ分かる。でも目を背けたい。「きみだけの絶対」はとにかくセックスの話で頭がいっぱいだ。でも最後演劇の話で頭がいっぱいになるの、いいな。私と同じだ。「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」は共感できない話ではある。真面目な女の子はやっぱりつまらない。若い時に暴れなかった人は爆発するタイミングを間違えてしまうのだろうか。「何様」は来年社会人になる私がこれから体験する日々なんだろうか。是非もう一度読みたい。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何者の前日譚。 光太郎の高校時代の話。翻訳者になる夕子との話や、友達と居て少しずれていると感じる話など。 理香の話。姉とルームシェアを解消されそうで、一緒にルームシェアして欲しかった女友達は別の友達と一緒になり、インテリア店で出会った宮本とルームシェアする。いつも2人1組になるとあぶれる。宮本はバカそうだから、あぶれない。 サワ先輩の就職後の話。というか主人公はサワ先輩の後輩。サワ先輩の同期とその後輩が結婚する。主人公はその後輩の同期。高校の頃に初めて付き合った彼氏に誕生日から逆算するとクリスマスイブに両親が仕込んだ子供だと言われて、それから色々逆算してしまう。サワ先輩とクリスマスに余興の動画を撮影していて、高熱で倒れ、サワ先輩からクリスマスイブ仕込みなら9月生まれになると聞かされる。 光太郎のルームメイトの男と一緒に演劇をしていた烏丸ギンジの高校生甥っ子が主人公。童貞を捨てたばかりの彼女はシングルマザーの子。生きづらそうにしているが、烏丸ギンジの舞台を見て変わったのか。いや変わらない。 ボーカル男の元カノで外国で泣いていた瑞月の父親の職場での後輩が携帯を忘れて合説に行って、そこで携帯を借りた女性が主人公(遠い)。そのマナー講師の女性と瑞月の父親が一緒に食事をする。正しく生きてきた人より、元ヤンの講師の方が評価されるのは何なのか。そして瑞月の父親と不倫をする。瑞月の母親が不安定ながらシングルだった理由か。 最後のは誰かわからん…就活を受ける面接官側の話。語り手は新卒で人事部に配属された男性。ズバズバ言う女上司とゆったりしたプロ面接官みたいな先輩とやる。彼女が妊娠して父親になる。父親になれるかも不安だし人様を選ぶのも何様と言う感じ。1秒でもふと思う気持ちがあれば、それも誠実

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    覚悟は後から付いてくる。 思い返した時に、あそこがきっかけだったとかここがターニングポイントだったとかなるだけで、みんな覚悟なんてない。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    人に迷惑をかけてはいけない、間違ったことはしてはいけない。 大前提としてあるけれど、 でも一度も人に迷惑をかけず、一度も間違ったことをせず、生きて行けるわけがない。 だからもし、私が誰かから迷惑をかけられたり間違ったことをされたりした時、 私はただその人を責めるのではなく 私も他の人に同じことをしてきた事を自覚して、受け入れていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    何者のスピンオフ。 何者の続きっていうよりは何者に出てきた登場人物の過去とか、就活をテーマにした短篇集でした。 就活生の私には非常にグサグサきてボロボロです。攻撃力高すぎ。 "何様"は人事視点の面接の話でかなり刺さりました。怖かった。面接したくない。。。 ひとつひとつの話はそんなに記憶に残らなかったかなあ。

    5
    投稿日: 2025.04.03
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    最後の二つ、「むしゃくしゃしてやった」と「何様」が共感できた。 短編はコロコロ設定が変わることと、登場人物の名前をすぐ忘れてしまう()私には「何者」の方が合ってたかな。 読んだのが3ヶ月以上前だったので、「何者」の登場人物をほぼ忘れていた。 就活における手荷物検査の例えは納得できた!!この数行の文章を読めただけでも、この本を買った価値があると思えた。 これから就活なので、この言葉を胸にしまって行おうと思います。。社会人から見た就活の視点って、知らなかったので有益でした!

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    短編集でどの作品も、よかったが、何様が心に残った。100%誠実でなくとも、1%でも何かを大事にできていたら、それで誠実といえるのではないかということ、心に刺さった。

    8
    投稿日: 2025.03.24
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    やってしまった!「何者」からの続編とは知らずに「何様」からよんでしまった。それでもって感想書くのも何様かって感じだけど、1秒でも誠実のうちだからいいか。 「水曜日の南階段はきれい」は、あー青春っていいなぁ、夢があっていいなぁ。特に夕子さんが掃除をしていた理由が健気でじーんときた。 最後、想いを伝えられて良かったなと思うのと、その後が凄い気になる。 「2人組作って下さい」は女子あるあるかな。 でも、親しくもない宮本に「一緒に住んでくれない」はどうかと思う。 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」が1番良かった。やっぱり真面目にコツコツ生きてきた人が馬鹿を見る世の中は嫌だから。後、若林さんの解説にもあったけど、正美と同じで自分もブレーキが強い人の側だからかな。 だから正美には元ヤンのマナー講師には負けないで貰いたい。 続編あるかな?「何者」も読みたくなった。

    12
    投稿日: 2025.03.17
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    前作『何者』と比べて低評価が多い印象でしたが、私は好きでした。 テーマも就活に関わらず、『何者』の登場人物の深いところを描いていて、本作だけ読んでも楽しめます。 『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』 は、やるせなさでいっぱいになりました。 ずっと真面目に正しく生きている人よりも、怠惰で奔放な過去があるのに更生した人の方が認められるってこと、あるある!って思います。 常に優しい人よりも、冷たい人がたまに見せる優しさに破壊力がある感じと同じ? 優等生のつまらなさみたいに扱われるけど、本来すごいことなのに、なんだか理不尽。 『それでは二人組を作ってください』 は理香が痛々しくて、かわいそうだけど、もっとハキハキ主張しろ!と少しイライラ。 『水曜日の南階段はきれい』『逆算』『何様』はちょっといいお話。 何様でもない自分だけど、たった1秒でも本心からの誠実な言動があるなら認めてあげようと思えました。

    35
    投稿日: 2025.03.13
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    何者の方が面白かったが、これも面白かった。 企業の人事部でなくても、自分は誰かを評価できるほどの人間なのかと考えさせられる。ネットで誰かを誹謗中傷している人間はどれほど自分を立派だと思っているのだろうか。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    「何者」からサワ先輩はブレた姿を見せなくてかっこいい。 できることならサワ先輩目線の物語も見てみたかった。

    1
    投稿日: 2025.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まずやはり朝井リョウさんの書く物語は面白いなぁと感じた。なぜこんなに私は面白いなぁと感じるのか考えたとき、人が持つ人に知られたくない、自分でも気づきたくない、心の柔らかい部分に刺さる話だからだなという結論に自分の中で至った。 短編6つのうち物語としては「水曜日の南階段はきれい」が好きだった。 自分に特に刺さったのは「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」。自身も正美側に近い人生であったので共感も多かった。 また、最後の「何様」も同じく心に残った。社会人になってまだそこまで年数が経ってない人は特に共感するものがあると思ったし私も本気の1秒を自分の中に見つけたい。

    0
    投稿日: 2025.02.13
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    どの編もとても好きでした。 「それでは二人組をつくってください」での社会性や協調性、「逆算」で語られる年齢相応の人生経験がないことへの焦り、「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」と思いつつ失敗の出来ない年齢と、上手なやり方を知らない自分への葛藤などなど。 自分に求められているもの(と感じていること)と自分の中にある理想像とのギャップを埋める、適応させるために、それぞれの考え方ややり方で向き合える姿は、ああ、いいなあ、と思わせる何かがありました。 オードリーの若林さんの解説もすごく好きです。 人間になることを諦めたくないよなー。

    1
    投稿日: 2025.02.01
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    「何者」を読み終わった後に、すぐ購入。 「何者」を読んだ時、理香は嫌な人だなと思ったが、「それでは2人組をつくってください」ではそれほど嫌ではなかった。理香と言う人間をわかったように思っていた自分がいたことに気づかされてた。「書かれなかった言葉の方が多い」というサワ先輩の言葉が腑に落ちた瞬間だった。

    0
    投稿日: 2025.01.18
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    「何者」の続きというかスピンオフというか? 所々面白い、と思う点があり、なにを読んでるんだ…という点があり。。 何者だけでもよかったような。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    前作「何者」が面白かったので勢いで読んでみたが、こちらはよく理解できない箇所がいくつかあったのが残念。もう一度読んでみたら理解できるかも?

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    考えさせられた。久しぶりに小説から人間関係や自分自身についての学びを得た気がする。 人と自分は違う、等身大の自分を受け止める。昨年小説を読み漁り何とか自分の悩みの解決法を探していた自分が人間関係と自分自身に対して得たことがこの2つだった。 今回もいくつか自分の中で響く言葉があった。その中で感じた自分の中で最も大切にしていることは誠実さだと思った。私は自分が発する言葉に疑問を持つことが多々ある。1番〜、好き、嫌い、苦手、得意などである。1番は本当にそれ以外考えられないのか?出会ってないだけでは?好きなものが本当に好きなのか?嫌いな部分はないのか?どこが好きなのか?嫌いなものは本当に嫌いなのか?などを薄っすらと考えながら発する。だからこそ、こういった言葉を発する時勇気がいるし奥底にある自分の本当の感情を無視する。だからと言ってうまく言語化できないことでもある。その中で本気の一秒はどれにもあるのかなと感じた。好き、嫌い、できる、できないと思う1秒。この1秒を汲み取ることができたのなら自分が発する言葉に偽りは無いし、その芽を絶やしてはいけないと感じた。「本気の一秒」をこれからも大切にしていこう。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    自分が何者で、何様なのかっていう葛藤とか苦悩を感じた。 社会で生きていく中でのもやもやが描かれていて好き

    1
    投稿日: 2024.12.29
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    面接官メインの内容ではなく、思い通りにいかない登場人物達の短編集のような内容。夢に向かって全力で走り続けられる人(アクセルを踏める人)になれない、なりたい読者はすごく刺さると思う。 ーーーーーーーー 家族や恋人、親友と過ごしたり、自身が社会に出ると、これまで信じていたものを疑ったり、小さく見えたりする。逆に信じている価値観からずれている人を見ると、嫉妬や不信感から「理解できない人」とレッテルを貼ったりする。 読んでいるときに、「何様だよ」と何回も登場人物に問いかけてみる。いつのまにか矢印が自分に向いてしまう。

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作は、会社の人事部の新人松居克弘が、言ってしまえば未熟な自分が就活生を選別することを不誠実だと感じてしまう葛藤を描いている。世の中のほとんどのことは、綺麗事であったり、その場に合わせた調子の良い話で、本当に誠実なものではないのではないか。でもそんな中にも一秒でも、本気になる瞬間はあるのだろうし、その真剣さは認めてあげていいのだ、という先輩君島の話はとても良いなと思った。 私は、「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」の主人公正美に共感した。学級委員のように、望まれる行動をとって、いつも正しくあろうとしてきたのに、元ヤンキーのマナー講師に人気で負けたり、問題児だった妹の方が母と親しくなっていたりする。この、放蕩息子の兄のような納得いかない感、とてもわかる。だけど、むしゃくしゃしていたからその正しさを脱ぎ捨てたんだ、と言わんばかりの思い切った不倫行動に踏み切るのは、人間そこまで振り切れるもの⁈って思った。 誠実に正しく生きなければと思う人の葛藤と苦悩を身近に描いた本。

    2
    投稿日: 2024.12.16
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    何者の理香は苦手だったけど、この理香はそんなに嫌いじゃなかった。相手を下に見てるというけど、2人組になろうとする必死さが人間らしく感じる。

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    投稿日: 2024.12.01
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    一つ一つのエピソード、描写の、日常の中で感じる、自分って何者、何様だろうの解像度が高かった。何者を読んでから時間が経ってしまって登場人物を忘れてしまっていたのが惜しかった。何者を読んだ直後に読むべきだった。

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    「何者」に登場した人物の過去やその後について描かれたストーリーであったが、今作品から読み始めたとしても、大変感情移入できるところが多かったです。 葛藤やもがきを抱えながら生きている彼らを自分と同じ仲間と思えたし、世間的に見たら滑稽に映るであろう彼らを決して笑う事などできなかった。当事者の視点で読み耽る事ができ、大変学ぶ事が多い読書経験になりました。 やはり朝井リョウさんは人が抱える闇やモヤモヤについて炙り出すのが大変素晴らしく感じると共に恐ろしいなとも思いました笑

    6
    投稿日: 2024.11.22
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    何者のスピンオフ。何者も良い意味で後味が悪いお話だったが、話によっては何様も同様。 あの後味の悪さは自分に重なる部分が多くて、思い当たる節があるからなのかなとぼんやり思った。

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    投稿日: 2024.11.13
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    「何者」も好きだけど「何様」は社会人を経験したからこそ共感できることもたくさんあった。個人的には【水曜日の南階段はきれい】が好き

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    投稿日: 2024.11.01
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    何者のスピンオフ。 想像力の先を描いている作品。 知る由もない事実を、読者だけが知れる。 文庫版の解説がオードリーの若林さんで、 萌えた!

    0
    投稿日: 2024.10.06
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    水曜日の南階段はきれいが、さわやかでキュンとした。最後の何様は、『本気の1秒』が心に残った。 嬉しいや良いと思ったなら、後から理由をつけても良いのかと教えて貰えたような気がした。

    2
    投稿日: 2024.10.04
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    「何者」で登場した人物のサイドエピソードをまとめた6つの短編集。光太郎、理香、そして表題作である「何様」の話がとても良かったです。何様を読むと何者で読んだときに感じた印象とかなりギャップを感じたり、より人物像がはっきりするので理解が深まりました。最後の何様では、何者の補足というより、就職活動というイベントが面接官側の視点で語られ、繊細な感情を言葉で表現する文章に圧倒されました。全体を通して感じることは、普段では気に留めないけど、どこかおかしいなというような疑問についてしっかりと言語化されているという印象で、はっとされられる瞬間が多々あり、感情が揺さぶられました。

    1
    投稿日: 2024.09.24
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    『何者』に登場した人物の周辺の人の物語だった。 特に最後の章の「何様」に関しては、1年前に就活をしていた自分にとっても共感できる部分があった。 “本気の1秒”が心に残った。

    2
    投稿日: 2024.09.18
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    何様を読んで、改めてサラッとまた何者を読み返すと、最初に読んだ時とまた違った印象を持った。 何者に出てくる登場人物の背景が描かれている「何様」 素直に面白かった。 ただ私の感情的に、むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかったの話は、ちょっと納得いかずという感じ… 自分を犠牲にして優等生でなければいけないと生きてきて苦しかった事を共有する大人二人は別にいいが、父親の裏切りで結局一番可哀想なのは娘だなと思った。 「何者」でも母親のに翻弄され、周りにも気を遣い自分を押し殺していたイメージがあったから余計だ。 ちなみに拓人のその後も知りたかったかなぁ。 就職はできたのだろうか?

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    「水曜日の南階段はきれい」はきれいな物語で、久しぶりにほっこりした短編を読んだ。 これはいいね。 後の話は、ちょっと捻くれ過ぎていてあまり共感できず。何者を読み直してみるとまた違うのかな?

    0
    投稿日: 2024.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり朝井リョウさんの作品が好きだなあと改めて感じました。 文章の緩急が滑らかで、さりげなく物語の山場へと導いていく手腕が本当に見事だと思います。 『水曜日の南階段はきれい』 当事者にとっては何でもない光景なのかもしれないけれど、第三者から見ると二人があまりにも輝いていて、最高でした。読んでいて心が潤いました。 『それでは二人組を作ってください』 理香の姿は、ただ「かわいそう」と片付けられない複雑さがありました。 人間らしさが滲み出ていて、嫌いではないけれど…何とも言えない後味が残る作品でした。 『逆算』 沢渡さんとぜひお近づきになりたい…。 『きみだけの絶対』 自分が大切にしたいと思ったことが、相手にとってはそうでもなかったり、逆に相手が印象に残していることが自分にとっては何気ないことであったり。 他者との違いを認めることの大切さを改めて考えさせられました。 それができない人がたくさんいるし、自分自身もそうなってしまうことがある。 SNS上での誹謗中傷にも通じるものがあるのかもしれません。 『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』 正美の姿が痛々しくて、読んでいて胸が締めつけられました。 中学三年生の自分と重なる部分が多く、思い出したくない記憶まで呼び起こされて苦しくなりました。 「懐かしい」と軽く振り返ることができるのかと期待していましたが、辛い記憶はいつまでも辛いままなのだと、改めて実感しました。 『何様』 最後の展開が、まさに朝井リョウさんらしく、やっぱり好きだなと思いました。 『本気の1秒』 自分と向き合う上でも、誰かと向き合う上でも、直感的に「これだ」と思える瞬間はとても大切だなと感じました。 私はつい、人を(自分自身も含め)タイプごとにカテゴライズしてしまう傾向があるので、そうしそうになったときにこの物語を思い出したいと思います。 朝井リョウさんの作品を読み終えたあとは、感想を書こうと考えれば考えるほど言葉がまとまらなくなります。 なので、とりあえず今の感情と記憶を残すために、こうして殴り書きのように記しておきました。

    1
    投稿日: 2024.08.10
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    著者の別作品「何者」と関連する短編集 「何者」に登場した人物やその関係者の以前以後の話 どの話も最小人間関係を発端としてその関係を通しておーと思わせる所に連れて行ってくれる。 「何者」を読んで「何様」を読んでまた「何者」を読んで… そうするとかなり楽しめる。 光太郎の彼女はそういうことだったのかって思うし、上の階の二人の同棲のきっかけがわかったり、 サワ先輩はやっぱりいい人ですごい人だな〜って思うし。 「何様」という言葉は「何様のつもり」って使っているがこれが自己否定に向かってしまう場面が自分には多々あるのだが、この作品の登場人物もそうである様に見受けられる。そこからどう立ち直るか、なるほどそうくるかと思わせてくれるのも楽しかった。 そして、いいなと思ったのは若林さんによる解説の文章。是非ともここまで読んでいただきたいと思う。

    0
    投稿日: 2024.08.07
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    「水曜日の南階段はきれい」だけ好きだった あとはこじつけというか、どうしても『何者』『何様』の世界の人物は好きになれない。 『スター』や『正欲』は好きなので、朝井リョウはこれからも読む。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    「水曜日の南階段はきれい」が一番面白かった! というよりも夕子さんが良すぎる! 誰にも心を開いてない感じの子が 自分にだけ心を開いてくれる。 こんなん絶対に好きになるわ!!笑 あと光太郎のスタンスが主人公すぎるし、 イケメン過ぎるんだよなー笑 正直、その他の話はイマイチでした…

    1
    投稿日: 2024.07.04
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    「何者」のスピンオフ短編集。これだけ読んでもわかる。 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」がよかったな。 朝井リョウさん、文章はサラッと読めるのに内容はなんとなくドロっとしてて好き。

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    投稿日: 2024.07.03
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    社会人6年目、公私共々変わり行く日々に刺さる作品でした。かつての自分が抱いた本気の1秒をこれからも大切にしたいと思います。

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    投稿日: 2024.06.04
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    適度に刺激になる、適度に労働意欲が湧く、だけれども自分の心と体は壊されない程度の位置に理想の自分を置くこと

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    投稿日: 2024.05.31
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    【何者】のサイドストーリーですが、何者未読の方でも全然大丈夫と思います。短編集ですが、ひとつひとつちゃんと沁みたり刺さったりしました。前向きな気持ちになります。

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    投稿日: 2024.05.23
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    「何者」に出てくる人物を別の視点から見た感じ、見えてくるものが違って面白かったです! 改めて「何者」を読み直したくなる!

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    投稿日: 2024.04.26
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    辛い苦しいめっちゃ共感できる。 人間の深い感情や考え方の部分が本当にうまく表現されてるなと思った。名言がたくさん、、 水曜日の南階段はきれい→めっちゃ刺さった良い話  それでは二人組を作ってください→りか、辛すぎる 逆算→割とほっこり。 きみだけの絶対→考えさせられる。解説必要 むしゃくしゃしてやった→1番重たい。辛かった 何様→これもまた考えさせられる。 こんな酷い感想しか書けないくらい、読まないと伝わらないというか、色んな人に読んでほしい本。 何者の後に読むと本当におもしろい

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    投稿日: 2024.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さわ先輩好きーーーー!笑 年代的にも共感しやすくて 朝井リョウさんの文章すごい読みやすい! 若林さんの解説まで読んで、今の自分は本の中に出てくる登場人物と若林さんの間ぐらいかなーって思った。 自分だけじゃなくて相手の本気の1秒も大切にできる人でありたい☺️ 光太郎の初恋よかったなぁ♡ 窓掃除の理由がわかった時きゅんすぎて涙出た☺️

    1
    投稿日: 2024.04.10
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    わかる。ガチガチで真面目で優等生だったのに、社会に出ると面白くないとか言われて、やんちゃやってた人の方が評価されるのにモヤモヤするの。 あとがきも興味深い。 新入社員が最初は反発したりうまくなじめなかったりするけど、だんだん社会人慣れしてきて、それっぽくなってくるのは成長?いや、適応である。 だから、組織に合わせられなくて病んじゃうのを、適応障害っていうんだなと。

    1
    投稿日: 2024.04.08
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    何者の登場人物が主人公の短編集だと思っていたら、一部は登場人物でない人たちが主人公なので読んでて迷子になった。 朝井リョウの登場人物は、感情的にひねくれて、内向的な人が多いので、読んでて疲れる。でも琴線に触れることも多い。何様の君島のセリフ。「ほんの一秒でも、本気で思った」本気の一秒は誠実だと思う・・・深いなあ 楽しかった話:光太郎の青春物語は胸キュン。 哀しかった話:瑞月の父親の話(むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった)

    1
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学生の就活を描いた「何者」の登場人物のその前、その後について書かれている。 ただ登場人物だけでなくその周りの人物にも焦点を当てているので、読んでいて「何者」とのつながりがわかりにくくなっている。 その中でも一話目の、出版社に決まった光太郎の高校時代を描いた話は、前作とのつながりがわかりやすく、爽やかで光太郎らしい話だと思った。 それ以外は読んでいるうちに誰の話か分からなくなったが、全話ほぼ共感できる話だった。

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    投稿日: 2024.03.15
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    ちょうど就活中なので読み返そうと思って「何者」を借りたつもりが「何様」でしたw でもなんか面接官の視点とか、私って何様かなとか思うけど意外と面接官ってちゃんと考えてるんやってことがわかって面白かったかも

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    投稿日: 2024.03.02
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    大人ってキラキラしているイメージとは裏腹に様々な闇を抱えている。人と比べること、人の目を気にすること、社会で生きる者たちの闇が垣間見れた気がした。 正直この小説を理解しきれない。誰もが抱えるコンプレックスが日常の中に潜んでいる上で大人は生きていく現実を全面的に出した物語であるが、この小説の意図を噛み砕けない。

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    (01) 20歳代が問題の中心になるのだろうか,それ以前,青春の只中にいる学生たち,あるいは社会に出てすり減ってしまった「むしゃくしゃしてやった,と言ってみたかった」の正美などもいる.どの人物たちも不器用にも見えるし,それは彼女ら彼らを生きにくいものとしている社会の側の問題であるかもしれない.その生きにくさに対して,人物たちは四苦八苦することもなく,疑問とその原因に真剣に向き合うこともなく,他者との距離感を探りながら,相手の事を知りたいと思いながら,何かしらの到達点(*02)に向かって進もうと一歩を踏み出したようにも見えている. (02) 到達とは何か,その到達すらも所詮は「何様?」ととられるような鼻持ちならない立脚点にすぎない.「水曜日の南階段はきれい」の夕子さんはどこに,どこまで辿り着いたのだろうか.「それでは二人組を作ってください」の朋美なるご意見番は到達し得た上でその意見を持っているのだろうか.結婚のスケジュールをした「逆算」の可純は何者かになり得たのか,「きみだけの絶対」の烏丸ギンジは,「何様」の武田はどうだろうか.短編の中にそれぞれの主人公があり,その主人公を相対化する人物たちがいる.しかし,全ての人物たちがどこか,所在なさげに,何かになろうともして,なりたくないともして,震えているようにも感じられる.

    1
    投稿日: 2024.02.07
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    やっぱり朝井リョウってすごい!そして今まで読んだ解説の中で一番好き!ありがとう若林正恭(オードリー)さん 個人的には光太郎の初恋が1番いいな、学生で叶わぬ初恋で外から見ることしかできなかった自分と同じ事考えてたな、たまに話せて嬉しかったけど、自分から離れちゃってまだ引きずっちゃうんよね。 いやそんなことより内容!笑 何者から後日談的に明かされるスピンオフ作品であると同時に今度は人を選ぶ立場にある自分は何様なんだと考え悩むお話。何様だけ読んで終わらずちゃんと解説まで読んでください。ここまでがセットです‼︎ すべてにおいて熱意や誠実さが求められてきます。だけどその誠実さに100%は必要ですか?例えば第一志望の人間でなくても必ずしもその人に働く権利はないと言えるだろうか。中途半端な私たちに贈る応援小説だと思います。

    4
    投稿日: 2024.01.26
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    何者?だった登場人物が何様!になっていく流れに 自分が重なっていき記憶の扉が開いた 何者でもなかった自分がもがき苦しんだ末の今 何様になった自分でも一瞬を丁寧に受け止めたい 若林さんの後書きもおもしろかった!

    18
    投稿日: 2024.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これから楽しくなっていくと期待ながら、ただいま半分読み終えました。何者の時のようなテンポが全く感じられず、ちょっと残念感ですが、読了する頃には感想が変わっていたら良いなと思います。 今読了。読み終えるとやはり朝井さんの作品から常に感じること、「自分自身が持つ矛盾との葛藤」や「視点を変えた時の同じ事実への印象の違い」というようなものが表現されていて一安心しました。 前作から好きなキャラクターであったサワ先輩の話し、そして瑞月の父親の話し、この2話の終わり方が人間味あふれていて良かった。 最後、「何様」。眉毛カッター(何者P330)の松井のエピソードもまあまあ良かったが、それよりあの拓人のその後が知りたい。

    2
    投稿日: 2024.01.19
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    何者とセット。何者は映画でしばらく見たぶりだったからリンクさせながら読んだら登場人物に奥行きが出て面白いんだろうけど私は今回これだけ読んでしまった。

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    投稿日: 2024.01.02
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    何者の読了後、見つけた1冊。 登場人物に対する感情がかなり変わるので面白い。 自分は就活生側の時期であるため、前半の物語に感情移入しやすかったが、社会人になってから読むのとでは、刺さる箇所が変わりそう。

    1
    投稿日: 2023.12.27
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    自分の中で消化しきれてない。このお話したちをしっかり理解できてない感じでもやもやする。若林の斜に構えたというか、登場人物たちの葛藤を知ってるからこそ書ける解説に羨ましくなった!私もあ〜あんな時代がアタシにもあったって言いたいよ。

    1
    投稿日: 2023.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何者のアナザーストーリー短編集。 「就活」を主題とした前作とは異なり、扱うテーマは様々。 水曜日の南階段はきれい 光太郎が出版社を目指していた理由、そして彼にとって忘れられない人の存在が描かれる。夢を公言することで自分に勇気や覚悟をつけていた光太郎と対照的な女性とのやりとりが見ていて微笑ましく、お互い自分のないところに惹かれ合っていたからこそ別れはとても切ない。 それでは二人組を作ってください 理香と隆良の出会いの話。本編「何者」で理香はなぜ拓人が「観察者」とわかったのか、彼女の人間性に焦点があてられる。彼女も拓人のように、周りを俯瞰するだけで行動に踏み出せない「観察者」側に近かったとわかるが、そんな自分を変えようとする兆しの見える終わり方。 逆算 拓人の世話を焼いていたサワ先輩(沢渡)が登場。話の語り手は沢渡と同じ会社で働く一人の女性。彼女が学生時代から抱える悩みがテーマの話。その懊悩は、大人からすればくだらないものに思えるかもしれない。だが、他人の何気ない一言が染みのように残り続ける感覚は誰しも心当たりがあるだろう。サークルの後輩に職場の後輩にまで導きを与えるサワ先輩、アッパレ。 きみだけの絶対 演劇界で成長を目指すギンジが登場。語り手はギンジの甥にあたる人物。読み終わってから世のため人のためになる仕事とはなにか、思案した。 演劇という現実の生活活動に寄与しない仕事と、物流を支え世界中にものを届ける商社。彼の身近なところでこれらが対比構造として描かれている。唯心論や唯物論を持ち出さずともどちらが上だとか明確な答えはない。自分が誇りや意味を感じる仕事であるならば、社会の役に立っているという実感は後付けで湧いてくるものだからだ。 むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった 瑞月の父親の過去について語られる。マナー講師として働く女性が主人公。 誰しもが一度は感じたことのある違和感であるだろう、「これまで真面目に生活してきた人格者より、散々悪さをしてきたが後に更生した人の方が、真面目に生きてきた人より称賛される」という心理的現象が話の根幹を成す。主人公も瑞月の父親も、誰に求められるわけでもなく「いい人」であり続けることを強いられてきた。同じ生きづらさを抱えるもの同士、本音を共有し合える相手を心のどこかで探し求めていた。賛否両論ありそうな幕切れだったが、それも「むしゃくしゃしてやったことだ」と、お互いが殻を破って新たな自分に出会うことができただろう。 ちなみにこの現象、心理学用語ではゲインロス効果というらしい。 何様 表題作。去年就活生だった自分にとって刺さるフレーズや文言が多すぎた。 「何様」とは第三者へ投げかけた言葉であると同時に自分へ向けた言葉でもあるのだろう。自分の人生に対し他人が当事者になれるわけないのに、お前は何様のつもりで介入してくるのだと。また、自分は何様のつもりで他人の人生に当事者面をしているのだと。現実の行動に結びつきもしない知ったふうな行動や言動が、「誠実」という言葉が持つ重みにとてもリアリティを持たせてくる。だが、足のつま先から頭の先まで徹頭徹尾「誠実」を貫ける人間などいるはずがない。たとえ一瞬であっても、「誠実でいたい」と思えるような心根こそが大切なのだとわからされた。

    0
    投稿日: 2023.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「何者」の登場人物たちのアナザーストーリー短編集です。 - 水曜日の南階段はきれい 胸キュン恋愛ストーリー。瑞月が言っていた「光太郎中心のドラマ」の裏側に迫ります。ドラマのままにしておくのは切ないから、夕子さんを探しに行ってほしかったなぁ… - それでは二人組を作ってください 宮本と理香の馴れ初めの話。前作で拓人の本性を曝した理香ですが、彼女も人を見下すタイプだったので似たもの同士ですね。 - 逆算 ワタクシ9月29日生まれなので、割と早い段階で「は?こいつ何言ってんねん、お前クリスマスベイビーなわけないやん」とツッコんでました - きみだけの絶対 人の成果が、肝心な人に届かない。自分の知らないどこかで、自分の人生を変えるようなメッセージが隠れてる。こう考えると、色々体験してみるものだなと思いました。自分に刺さるメッセージを求めて・・・ - むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった 一番共感できた短編でした。自分で言うのもなんですが、僕も優等生タイプです。ふと、客観的に「他人と比べて自分の人生つまらなそうだな」と思うことがたまにあります。自分が楽しければそれでいいのに。何でもいいから突き抜けたい - 何様 この短編の主人公は「何者でもない自分が人事採用なんてしていいのか」と悩んでいます。でも、彼だって本当は選ばれているんです。勉強して大学を卒業し、就活を経て会社に「選ばれた」存在です。無論、彼より条件のいい就活生はいっぱいいたのだろうと思いますが、それでも条件をクリアして採用されている以上、それだけで彼は「何様」でしょう。

    1
    投稿日: 2023.11.30
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    『何者』のアナザーストーリー。 前作を読んでから間が空いたので、うろ覚えではあったが、なんとか本作と紐づける事ができた。 『何者』の登場人物の過去やその後を知ることができて満足。

    17
    投稿日: 2023.11.20
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    何者は面白かったけどこちらはあまり好みではなかった。特に高校生の純愛の話にリアリティを感じられなかった。 「それでは二人組を作ってください」は結構好き。

    1
    投稿日: 2023.11.07
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    何様と何者ってつながりがあるんだ!と思った一冊。映画化もした人気作品の「何者」。本書は「何者」のアナザーストーリー集です。ということをこのレビューを書くときに理解しました。なんで「何者」が有名なのに、「何様」って似たタイトルの本があるんだろうと思っていたんですよね笑。しかし、そのくらい前情報なしに独立して読める本です。本書は、短編集のような構成となっています。表題作の「何様」はわたしも面接官の手伝いをしたことがあったので思うところがありました。 ●何様? 全体的に「何様?」というテーマが見えなくもないと思いました。何様という言葉を頭の片隅にいれつつ読んでみると、「あ!ここ”何様ポイント"だ」と思うところを見つけられるかもしれません。 ●何者とのつながりが帯から読み取れない、いや試されている? 帯にある青字。これが、まさか「何者」の登場人物と関係があるなんて相当のファンじゃないとピンとこないです。しかも、本書は何者を発売してから3年ほど立ってからの刊行とのこと。「何者」を再読させる仕掛けなのか?本書自体を「何様ポイント」がないかと考えてみるとおもしろいです。 ●本気の一秒 どんな人にだって本気の一秒ってあると思う。でもそれを忘れさせるほどの不安におそわれて一歩を踏み出せない。それでも自分の中で消化して一歩を踏み出す。それが進むということなんだ。なんてことを「何様」の後半で感じました。前半はダラダラしていますが、後半最後の数ページでピリッときます。 ●水曜日の南階段はきれい 朝井さんらしくない素敵な話でした。内に秘めた熱い人っていいですよね。

    5
    投稿日: 2023.11.07
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    ファンディスク 言葉のチョイスがおしゃれ よくもあぁ感情を間接的に形容する表現をこんなにも連発できるものだ。  文書に惚れる 朝井リョウ大好きだわ 解説の若様。ANN聞いてるがやはり感性が凄い! 卑屈精神のバイタリティは、説得感があって主張に惹き込まれます。山里亮太とは違った天才 『水曜日の南階段はきれい』 純粋な恋愛 美しい 胸を締め付けられぐっときます。 ホテルのテーブルランプは、光が強い。だけど、あの子の赤い文字は、その光にも飛ばされない。 『何様』 人が人を評価する難しさ たった数分の面接で何がわかる?はい!分かりません!! 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』を思い出す

    55
    投稿日: 2023.11.05
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    自分にとっては遠い遠い青春時代、あるいは働き始めた初々しい時代の頃の話なんだけど、その頃を思い出したり、後悔したりしながら読んだ。 特に「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」の正美の思いや、家族に対する考え方や生き方もすごく似ていて、共感しっぱなしだった。私も長女だからかな!? 自分の妹や、自由に生きている(ように見える)人たちがいつも羨ましかったな、なんて思い出した。

    13
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何者のアフターストーリというか、登場人物にフォーカスした短編小説集 特に「むしゃくしゃしてやった」「何様」オードリー若林の解説が良かった。 親の期待に答え、優秀な成績おさめ続けた真面目な正美には大共感… 元ヤンマナー講師とか、変化が大きい方がなんかインパクトあって認められる感じ、とか。 何様の克弘が違和感覚える「次の月にはどうせ秋のグルメ特集をするのに、せんそうをかんがえる、とこれ見よがしに主張する雑誌」「クイズ番組でバカ笑いをしていた、終戦記念特別ドラマで主演を務めた坊主頭の俳優」のも分かる、 どうせトレンドの表面的な話なのに、本心で100%思いきれてないのに、みたいな偽善感とか 新卒で人事になり、人を選ぶことやこういう疑問抱いてる克弘に言う、君島の「いきなり100%は無理、誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげてよ~」もよかった、、、 「本気の一秒」 若林も正美に共感していて「自分のブレーキを一度壊して己を未知の領域に飛ばしてみようと」したことも触れてた。分かる。 アクセルが強い人、ブレーキが強い人 その両方が強い人、弱い人、、 地味には地味の戦い方がある は強かったぁ 何者とセットで、文庫で手元置いとこうかな、と思った --- ◆何様 「いくら面接したって他人のことなんて全然分からないんだけど、話してるうち、ほんの一秒でも、あ、この人は採用したいって思う瞬間がある」 「面接してる自分嘘っぽいなーとか何様だよーとか私も思うけどさ、そんな中でも、あ、この学生のこともっとちゃんと見抜かなきゃやばいとか、この学生採用すべきとか、そういうことを本気で思う瞬間みたいなのもちゃんとあるんだよね」 「あんたもさ、子供ができたって言われてから今まで、嬉しいって本気で思った一秒くらいあったでしょ?すぐ別の気持ちに呑み込まれたのかもしれないけどさ、でも、その一秒だって誠実のうちだと思うよ」 ◆むしゃくしゃしてやった、と言いたかった 人に迷惑をかけてきたことを誇りにしている東郷晴香に、迷惑をかけて来たからこそ自分以外の誰かのことを理解できるし大切にもできると言いたげな栄子に、むしゃくしゃしていた。 弱い自分が弱いままでいられるように、思いっきり自分が傷つく権利のある出来事が欲しいはずだ。 そして私も、こういう風に正しくないことを、してみたかったはずだ。

    4
    投稿日: 2023.10.22
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    『何者』の裏話を中心に進む短編小説 "何者"の中で疑問を抱いていた点が、この本の中で明らかにされている。必ずセットで読んで欲しい一冊。個人的には1話目の"水曜日の南階段はきれい"が特に好き。

    3
    投稿日: 2023.10.20
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    朝井リョウ先生の『何者』という作品で出てきた登場人物4人+2人(2人は主人公にそこまで大きな関わりはない)に焦点を当てた話であり、短編集となっている。何者で描かれている内容よりも前の話を描いている人物もいれば、それ以降の話を描いている人物もいる。 個人的に『何者』で主人公と深く関わっていない2人の話が大変面白かった。話の内容が自分のことのように思いながら読んでおり、非常に考えさせられる作品だった。

    1
    投稿日: 2023.10.12
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    何者、よりも読後感すっきり読めました。 何者かになろうとしているサナギの部分を、変化のきっかけともなる目を背けていたいコンプレックスとともに鮮明に描き出していて、作者の鋭い視点に今回も心を(いい意味で)刺されたきもちです… 個人的には最後の「何様」が沁みました。 人を評価すること、それで人を選別すること、それがとっても苦しくなる感じには共感しちゃいましたし、その感覚は忘れないでいようとも思いました。

    0
    投稿日: 2023.09.17
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    感想 資本主義が始まって以来。全人格をもって働くことが求められる。だけど面接なんて全員が役になりきる舞台。そこで何がわかるか。それでもいい。

    0
    投稿日: 2023.09.12
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    最初の3作にはテーマを意識しすぎて無理があると感じて読むスピードが進まなかった。 しかし後半の3作には考えさせられて、すぐ読み終わった。「君だけの絶対」はそれぞれの行動の[意味]を問う。当事者の拾い上げるもの。それが人を形づくる。 「何様」は、わたしも一時期会社で大学生の面接をしていたこともあり、考えさせられた。厳しい目で面接に向かっていたが、私を含め横に並ぶ面接官にそんな資格があったのか?当事者意識のない人間が、借り物の仮面で何がわかるのか?その反面、それが人間なんだと君島の最後の言葉で救われる。 全編を通して、当事者としての意味をどう捉えるかを問われる傑作だと思った。ちなみに「何者」はそうとう昔に読んだので、全く覚えていませんでした。

    43
    投稿日: 2023.09.03
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    3.9 何者の登場人物に関わりがないようである人の話。光太郎の話はキラキラで素敵。THE青春のような話。いつだって正しく生きていたら、ちょっと道を外れても結局ちやほやされてる人間が妬ましく思うよなあと思う。上手にむしゃくしゃして、上手に発散したい。誰も傷つけずに。

    0
    投稿日: 2023.09.02
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    「何者」と題名が似ていたので買ってみた一冊。 「何者」と関連する小説でした。知らなかった。 スピンオフみたいな話でした。 「何者」の内容がうる覚え こんな名前の人物いたな、何やってた? こんな感じだからなんとなく話に入り込めない。 6つの短編 逆算の話の最後の一行が良かった。 主人公の悩みも吹っ飛んだんではないか? 何様の話の後半、上司の話は良かった。 本気の一秒が最初の一歩のような言葉 ためになる言葉があった小説でした。

    3
    投稿日: 2023.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「何者」を読んだ流れで、この作品を手にした。特に印象に残ったフレーズをまとめる。 ・なにかやらなきゃいけないときに、その瞬間に覚悟できてるやつなんて、そんなにいないって。皆、後から、あのときああだった、こうだったって、きっかけや覚悟を後付けしてるだけなんだと思うよ ・きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ ・結局自分がかわいくてしかたがないから、自分だけはカッコ悪くなりたくないから…恥ずかしい姿を見せられるほど、信頼できた人がいないんです ・不誠実な顔をして通り過ぎていったあらゆる出来事の中にも、本気の一秒は、あったのかもしれない。 「何者」の登場人物や、登場人物と接点のある人々の物語。それぞれの登場人物がどんなことを考えていたのか、背景を知ることができて深みが増す。 私の中で特に印象が残ったのは、3話目。「きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ」という言葉。 社会人になって、自分で決断しないと人生のフェーズが変わらない、進まない、ということを実感している。だからこそ、自分で決断しなきゃダメだよなってシーンが多すぎて、気後れしてしまう。 みんなどうやって決断してるんだろうって思うことがある。 決断には覚悟がいるけど、その覚悟を自分の中でしっかり腑に落ちて納得して決断してる人って、実際そんなにいないよ?と自分に再度問いかけてくる。 だから多少はいきあたりばったりでも、こんなんでいいの?ほんとに大丈夫?ってちょっと不安でも、そうしたいなら、踏み出してみようぜ?やってみなきゃわからんやん、でも実際、結構やってみたらできるで!って、不安になった時は自分の背中を押したい。 もっと自由に生きてみたい、という気持ちがふわりと蘇った小説でした。

    2
    投稿日: 2023.08.14
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    何様。何様なんだろうと思うことはよくある。ぼくも人を採用する仕事をしているからだ。 周りの年上の方々にも何様なんだろうと思うこともよくある。同じ会社に何年も勤めていただけなのに、あの人はなんかちょっと...とか言って不採用にする。誰が何様のつもりで言ってるんだろう...そうよく思うのだ。 かく言うぼくも何様なのだろう...と堂々巡りである。 元々そんな人間ではなかったのに、さっき手に取ったものを振りかざしているだけなのに、自分を含め、こんな人たちが人を選ぶ立場でいいのか、何様の主人公のように考えていた。 しかし君島の言葉で胸がスッとすく思いになった。 こんな一言と出会うのが好きで、何かの正解を見つけるために、本を読むのが好きなのかもしれない。 「その人を想ったり、その人のことを考えた本気の1秒、その一瞬が確かにあるのなら、それは誠実のうちに入れてあげていいんじゃないのか。」 このような言葉だった。 ありがとう。と思った。 解説の若林さんも書いていた。本気の1秒を守るためなら、本気じゃない仕事も本気でする。 それでいいんだと思えた。 ぼくは本を読んでいて、それでいいんだ、自分は自分のままで、思ったままの気持ちで、正直でいいんだ、そう思える瞬間が好きである。 朝井リョウさんの本は、そう思わせてくれることが多い。だから大好きなのだ。 苦しみ悩んでいる人に向けて、それでいいんだよ、と手を差し伸べてくれる作家さんに感謝しているし、これからもどんどん見つけていきたい。 もちろん、朝井リョウさんの本は、逐一、人生のバイブルたちとして、これからもずっと、読み続けていきたい。

    2
    投稿日: 2023.08.01
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    23/07/30読了 逆算、終わりかたが可愛くて好き。 きみだけの絶対、拾い上げるものが違うことに気づける高校生、えらい。

    0
    投稿日: 2023.07.31
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    何様が本当に何様って感じだった。就活生の頃は人事部の方に対してすごく大人で親切で媚を売る対象だったけど、会社に入って数年経った今は大したことないただの組織の一員。自分の立場によって、相手への印象や態度を変えるのは仕方がない。人事部からしてもたくさんいる就活生を上から目線で選ぶのは仕事としてやっていると当たり前のことになってしまうんだろうなと思った。 ・組織の一番上か、一番下でない限り、仕事とは、立場の違う人と人の間に存在する。その中であらゆることを、どちらの気分も害さないように調整できる能力、それこそが仕事ができる能力なのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2023.06.06
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     これまでに構築した足場がぐらつきアイデンティティを喪失することによる内面の葛藤を描いた作品。  生きていると、不思議なことに、こんなことをしていいのだろうかと思うことは幾度かある。自分にそれをするだけの資格があるのかと自己嫌悪に苛まれるのだ。その感情はまさしく「何様」なのだろう。  親になる覚悟のない者が突如として子を授かりあたかも元から親であったかのように振る舞う。選ばれる側だった人間が嘘で取り繕った動機を振りかざし選ぶ側へと回る。  自ら何かを成し遂げたわけでもないのに、したり顔で偉そうにふんぞりかえる。我々はそう言った人物を見て一様にこう思うのだ。「お前、何様だよ」と。  その矛先は他人だけではなく自分にも向けられる。学生を卒業すると、社会の荒波に揉まれて、若者特有のエゴが削られてゆく。エゴが削られると自分の矮小さが浮き彫りになる。そしてこれまでに自分が積み上げてきたものが一気に崩壊する。  この瞬間に我々はいかに自分が「何様」であったのかを自覚するのだ。  デリカシーのない人間はこの感覚が鈍いように感じる。年増を重ねただけの人間が偉そうに説教を垂れる。しかし、悲しいかな、社会はそのような人ばかりを望んでいるらしい。物事を強く断言してくれる人に我々は惹かれるのだ。  天才はその突出した才能で「何様、俺様、お殿様」みたいになれる。しかし凡な我々はどうしても「何様」気取りにしかなれない。そして若者の自己肯定感は社会に出たタイミングで露わになったその事実にフルボッコにされる。しかし、「何様」気取りをしていたどこか一瞬にでも本気で取り組んだ瞬間もあるはずであると筆者は言う。コンマ0.何秒にも満たないその瞬間を大事にして拡張していくことに救いの道を見出すことができる。 「何様」は一つの通過点に過ぎないのである。  さて、私もこの本の感想を「何様」のつもりで書いているのだろうか。

    1
    投稿日: 2023.05.23