Reader Store
海の見える理髪店
海の見える理髪店
荻原浩/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

317件)
3.7
38
144
100
16
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編小説なのでさらっと読めました。 ゾクっとするものもあれば心温まるものもあって、色々なジャンルがミックスされていて面白かったです。

    3
    投稿日: 2022.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去の自分に忘れてきてしまったもの、置き去りにしてきたもの。それらを、取り戻したり、昇華したり。そこから、次に向かおうとする連作短編集。 六編、それぞれに静かな不仕合わせがある。日常の描写の中から、少しづつ浮かばせてくる感じ。そして、それでも、これからも生活しなければならない彼らが、その糧とする何かを見つけだす。 各作品、構成情景を変えても、趣きに統一感があり、充実な一冊でした。 あー、ですが私は、荻原さんの妖しげな作品も好きなんですよ。あまりに、しっくりまとまっていて、あれ?普通に良いお話ですのね、と。作品のお幅がお広い。

    62
    投稿日: 2022.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    それぞれ15分程度で読める短編集。すべて良い作品でした。どれも家族にフォーカスあてて、明るいものではないが、最後には一歩踏み出せるようなそんな気持ちになる内容。短編集って登場人物に感情移入ができないことが多いんだけど、さすがは荻原浩さん。すぐに愛着をもてるので楽しめます。本のタイトルになっている「海の見える理髪店 」と最後の「成人式」が良かったな。

    7
    投稿日: 2022.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さまざまな家族の在り方があって、それぞれの立場で、いろんな想いを抱えながら皆が生きている。向き合えないでいたものに向き合い、過去と決別する。未来への希望を見出していく。そんな家族の物語である。 すべてを読み終わったとき、とても穏やかな気持ちになっていた。

    4
    投稿日: 2022.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・海の見える理髪店 ・いつか来た道 ・遠くから来た手紙 ・空は今日もスカイ ・時のない時計 ・成人式 短編集なのは知っていましたが、ちょっと勘違いしていました。 海の見える理髪店を訪れる客が、そこでなにがしかの癒しを得る連作短篇だと思っていたのです。 全く独立した6編の短編集でした。 そこに家族があるのに、思い出に生きているような登場人物たち。 過去に囚われている。 言いたいけれど言えなかった言葉は、優しさゆえか、臆病さのためか。 それでも前に進むんだろうなあと思わせる終わり方の作品が5つ。 特に『成人式』。 15歳の娘を交通事故で喪った夫婦の、ただゆっくりと流れていくだけの5年間を想像して、辛くなる。 そもそも子どもが親より先に死ぬ話は嫌いだ。 「むーん」と眉間にしわを寄せて読んでいたと思うのだが、読後一番気に入った作品となった。 本当に娘を愛していたと同じくらい、本当に夫を、妻を大切にしている夫婦なんだよなあ。 「忘れよう」「前を向こう」と思いながらもそんなことできるわけもなく。 だけど、パックをしている妻にお願い事をされて「なんだい、スケキヨ」っていう夫なんだよ。 絶対いい人。 突拍子もないことを考えてはいざとなるとビビる夫と、冷静に突っ込みながら実行しちゃう妻。 いいじゃないですか。 一番荻原浩っぽい作品かも。 さて、一つだけ毛色の違う作品が。 『空は今日もスカイ』 子どもが主役というだけではなく、母とともに親戚の家にお世話になっている茜と、親に虐待されている陽平。 家出をしようとしていたわけではなくて、居場所を探していただけ。 だけど子どもの言葉は大人には伝わらなくて、彼らを保護したホームレスの男は警察に連れていかれる。 救いがない。 ただ、ホームレスの男が教えてくれたフクシの連絡先。 ここに電話したらなにか変わるだろうか。

    5
    投稿日: 2022.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の萩原浩さんの作品 短編集で読みやすかった。 登場人物の思いがけないつながりや、過去と現在の気持ち そして未来はどうなって行くのか、期待を抱かせるような作品。 長編物はどんな感じなのか読んでみたい。

    16
    投稿日: 2022.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    直木賞受賞作品という事でなんとなく手に取って見たのがきっかけ。短編集というのも知らなかった。 良かった。 全ての編が心に刺さったという訳ではなかったけど、中でも成人式は秀逸でした。 はじめから、中盤あたりではこのまま暗く重い展開でどうなって行くか気持ちも沈んだまま読んでましたが、途中からそんな風に切り換わりますか、とハラハラさせられました。 辛い話しであったはずが、最後は泣き笑いさせられ、晴れ晴れとした気持ちになれました。 作者の荻原浩さんの作品は初めて触れましたが、他作品も追って見たくなりました。

    5
    投稿日: 2022.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どれも切ない気持ちになり、 ほんの少しだけ希望が見えるがやはり切ない。 理髪店はそういうことだったのと驚き面白かった。 もう一度読み返したい。

    4
    投稿日: 2022.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    直木賞受賞作やったんや。 何か、タイトルで選んだけど、はじめは、理髪店に来る色んなお客さんとの話から出来てくる短編集かと思ってたけど違いました(^_^;) それぞれ、家族に絡んだ話し… あまり楽しい感じではなく、切ない… 今の辛さをかんじながらも、「さあ、これから!」って感じで、一歩まえに進む… ええ感じではある。 何で、こんな遠くの理髪店まで、来たかの理由も分からなかったけど、徐々に… これから、どうなるんやろな… 2人共… 「海の見える理髪店」 自分が、こんな状況になったら、そのまま沈んでいきそうな感じも受ける「成人式」。多分、そのまま、ずっと、生きていきそう…ええ夫婦ですね〜 が私の2強! 血ドバドバの合間に、こんなのも良い! また、そっちに戻るけど(⌒-⌒; )

    57
    投稿日: 2022.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    爽やかで、とてもいい雰囲気の本だったことを覚えている。 空は今日もスカイ この言葉がたまらなく好きだった。

    1
    投稿日: 2022.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    喪失を抱えた家族の短編集。ままならない人生だけど、虚しい、寂しいけど、情けないひとも多いけど、ちょっとだけ歩いてみようかな…と思えるお話が多かった。多分20年後くらいだったらもっと響く気がする。時計の話で戻らない時の話してからの成人式はずるない?

    2
    投稿日: 2022.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    家族の関係性を描いた短編集。 やっぱ群を抜いて表題の「海の見える理髪店」が面白かったなあ。次点で「成人式」が面白い。 こういう話が刺さるのは多分、命が絡むからだと思う。結局のところ、僕自身がこれまで命が失われることと深く関与してこなかったからこそであって、人生経験によってはこの話はもっとドライに受け取るかもしれないし、もっと感傷的なのかもしれないけど。 この作者は導入で穏やかな入りから後半で盛り上げる一連の流れが恐ろしく上手。例えば海の見える理髪店で言えば話題の床屋に来たかと思えば半生を語り罪を告白。さらにもう一転、客が息子であることを告白。 短編の中での切り返しが静かな緊張感と面白さを生んでると思う。

    4
    投稿日: 2022.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごく良かったです。短編集になっていて、どの話も結末に近づくにつれて胸が苦しくなる感情に包まれました。 荻原さんの他の作品をもっと読んでみたいです!

    5
    投稿日: 2022.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    萩原浩さんの作品は今まで触れたことがなく、本作が初読書となる。普段、長編作品しか読まないが、本書の作品はどれも読みごたえがあり、「物足りなさ」を感じることはなかった。日頃長編小説をメインで読んでいる人におすすめしたい短編集である。ストーリーも多様で、コメディっぽい作品もあれば、サスペンスのような作品もあり、どれか1作は好きな作品が見つかるだろう。 自分好みの家族関係のストーリーも複数入っていたが、個人的には『成人式』がお気に入りだった。あまり本を読んで泣くことはないが、この作品は読んでいて泣きそうになった。 短編集も多数出されているので、本書をきっかけに他の短編集も読んでみたい。

    10
    投稿日: 2022.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表題作「海の見える理髪店」に、「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」を含めた全6篇の短編集。直木賞受賞作。 「海の見える理髪店」が一番すき。50ページに満たない短編なのに世界観が凄い。店主の人生そのものという感じ。ロケーションや店内でのやり取りが、脳内にありありと浮かんでくる。じんわりと温かく、それでいて爽やかな印象のお話だった。 220814読了。

    1
    投稿日: 2022.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなり読みやすいし、それぞれの作品の最後の一文が素敵でたまらない。 家庭に問題抱えたことある人なら刺さる部分がある。温かいけど複雑で少し重いので 家族愛とか感動系求めてる人なら外した方がいいかも。

    1
    投稿日: 2022.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一話一話展開が気になり、都度あっという間に読んでしまう短編集。ほっこりと言うより、どれも切ない気持ちになる作品だった。実は以前にも読んだことがある作品でしたが、再読でも面白く読めた。3.6

    1
    投稿日: 2022.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族がテーマの短編集。心に染みる優しい物語。それぞれ抱えた後悔や喪失感と、家族への深い愛情。落ち着いた語り口調が、より哀愁を感じさせる。変えられない過去と向き合い、未来に一筋の希望を見出していく。“いま”を大切にしていきたい。表題作が特に印象的だった。

    29
    投稿日: 2022.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白さが分からなかった。登場人物の誰にも共感することができなかったせいかもしれない。結末を曖昧にし、最後の一行に拘っているということはなんとなく分かった。この本は短編集で、海の見える理髪店以外には作品には共通点があった。家庭環境にメインを置いているところだ。夫婦間、親子間さまざまな事情があるがあまり幸せな環境はなく、暗い気持ちになった。

    1
    投稿日: 2022.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    巧みな職人芸の火花が舞う、直木賞受賞の表題作を含む6篇の短編集。 有名俳優や政財界の大物が通い詰めた伝説の『海の見える理髪店』を客として訪れた青年が、店主の語りかけに耳を傾け、過ぎ去りし人生の儚さと悔恨の情念と向き合う本作は、深く心に沁みわたる父と子の切ない物語。 父親の遺品の時計修理に来た客を相手に、老店主の人生模様が語られる『時のない時計』・・・「時計の針を巻き戻したいって思うことは、誰にでもあるでしょう。 あなたにだって、あるんじゃないですか?」・・・秘めたる人生の哀切感がほとばしる物語。

    12
    投稿日: 2022.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。表題作が一番面白かった。最後の伏線回収が見事でもう一回読み返したくなる。 どうしても触れられずにはいられない、最後の成人式という短編。フィクションだとはわかってはいる。娘を亡くした両親の悲しみはわたしの想像以上に深いものだとはわかっているが、娘の代わりに成人式に出ちゃうのはヤバい。発想は面白いんだけど、リアルで想像するとこわすぎ。

    3
    投稿日: 2022.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ◯初めてひとりで見る海は、茜を包んで、茜を抱きしめて、茜の体に新しい何かを注ぎこんでくれる気がした。(174p) ◯途中で日和って心変わりしないように、目を閉じて眠ることにする。目が覚めたら、自分が別人になっていることを夢見て。(239p) ◯いくらもしないうちに私たちの周りに、会場のどこかにいた郁美ちゃんの知り合いが集まりはじめた。(248p) ★短編集。どの話もどこか喪失感があって切ない、でもこれからまた歩き出せる、未来が始まると思わせてくれる素敵なお話でした。

    5
    投稿日: 2022.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ってたのと全然違くて、それはそれで良かった! ただ、一つ一つの話が重めでちょっと難しめかな?と思った。離婚とか不倫とか交通事故とか…いろんな家族の形かあるんだなぁと。大人にはいいけど、子どもには読みずらいかも。

    1
    投稿日: 2022.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集だった。 その中でも一番良かったのは、やっぱりタイトルにもなっている「海の見える理髪店」だった。 普通じゃないのに現実味がある話がうまいなと思った。

    2
    投稿日: 2022.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表題の海の見える理髪店に関する話かと思って読んだが短編集だった。 最初と最後が面白かった。 最後の絶望の中にも希望を見つけ出す家族再生の話が1番だったかと。

    6
    投稿日: 2022.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    様々な事情を持つ親と子の形を描いた短編集。 表題作の「海の見える理髪店」と最後の「成人式」がとても印象に残った。 特にこの2作は親が子を思う気持ちが痛いほど伝わってくる作品で切なさと暖かさのバランスが抜群な読後感だった。 自分の中の荻原浩はコメディタッチが光る印象だったのだが、作風の広さにやられた。

    0
    投稿日: 2022.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6編の短編集 どれも内容が重いですが 前向きになってくお話 海の見える理髪店 ラストの成人式は ジーンとしました。

    3
    投稿日: 2022.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。1つ1つの話が結構重たい。登場人物のセリフも人の気持ちをえぐる。本気で嫌な人だな、、、と思ってしまった。 最後の短編集が1番明るい気持ちになれた。こんな風に悲しみを乗り越えようと行動出来る2人と友情にこれまた本気で幸せになって欲しいと思えた。久しぶりに気持ちが入り込めた作品。

    19
    投稿日: 2022.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集でそれぞれ苦悩の日々から前に進む話。 人によって重く感じたりそうでもなかったり差はあるとは思うが、『成人式』がいちばんびびっときた。 気軽に読める一冊。

    0
    投稿日: 2022.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NHKで本作の「海の見える理髪店」が映像化されたようですが、見逃したの読んでみました。 まぁ、可もなく不可もなく楽しめました。 「いつか来た道」は「明日の記憶」を思わせる作品でこれもまた面白かったかな。 その後の作品は個人的にはイマイチでした。

    0
    投稿日: 2022.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族にまつわる短編集。昔を思い出す場面が多いが、初心に帰って今を省みる、昔を懐かしんで今を楽しむということは、年を経ないとできないことである。年をとるというのはどうもネガティブにとらえられがちであるが、そういったことができるのは年を取る醍醐味だと思う。「時のない時計」では今は亡き父親の壊れた時計を修理に出すことで、あまり良い印象ではなかった父親の見方が変わる。昔は理解できなくても今はできるようになったこともあるのではないか。

    0
    投稿日: 2022.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。6編の短編集。それぞれが新たな一歩に向けてという作品。それぞれが苦しい部分を持っていて、それからの一歩なので、読んでいてちょっとしんどい部分もあったなぁ...

    2
    投稿日: 2022.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    てっきり海の上の理髪店を舞台に色々な客が来店する連作短編集かとタイトル見て思ってたが違った。全く別々の短編集。 海の上の理髪店 何の変哲もない理髪店を営む老店主と、初めてそこに伺った男。おもむろに過去を語り出す老店主の話に男は耳を傾ける。どうやら2人は面識があるらしく? 短編なので短く纏まってる。もうちょいこの話を見たくなる絶妙なラインだった。 いつか来た道 普段はつんつんしてる人の方が、ふと優しさを見せてくるとグッとくるみたいな。忘れたものが多いほど、覚えている残りのものに価値が生まれる。 遠くから来た手紙 これが1番文章が読んでて面白い。夫の悪口を言いまくる妻が主人公。手紙は結晶化された過去を閉じ込める。甘美な匂いと共に。その美しくも気恥しい匂いを感じ、妻は原点を思い出す。 空は今日もスカイ 今作唯一の子供が主人公。鬱屈した暮らしから抜け出したい女の子と、内気な男の子の逃避行。英語にハマってるという女の子のルー大柴風文章が心地よい。叙情的なラスト、声を上げても届かない。 時のない時計 居なくなってから初めてきづく。止まってから初めて価値を見出す時計。安物だとしても、偽物だとしても、父のことを理解出来た気がするような。 成人式 過去を乗り越えるには何か主体的な行動を起こさなければ。娘を失った夫婦が前へと向こうともがく話。人が本当に死ぬのは忘れ去られた時だと言うけど、そのために覚え続ける人々は果して生きていると言えるだろうか。

    2
    投稿日: 2022.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海の見える理髪店 【短編】 ①理髪店店主 ケンカ、殺害をおこし、家族離散。 出所して、ひっそりと理髪店を再開。 ②1人くらし女性 喧嘩して家出。 それから16年帰らず。 弟から連絡あり、帰省。 母は認知症に。 ③時計店店主 1人娘が生まれ、なくなった日時を記録するために、時計の針を止める。 妻が家をでたあの日のあの時刻。 同じように止める。 なぜ、、、、 ④夫婦 15歳の子供が交通事故に、、、。 5年後の成人式。 子供への供養もと考え、夫婦で参列。 【次への一歩】 いずれの小説でも、登場人物が、過去と今に折り合いをつけています。 けじめ。 そう、次に踏み出すために、、、何かを決めているんです。 【萩原さんの作品】 何冊か読んできました。 認知症になってしまった夫婦の物語もありました。 この、海の見える理髪店も、人間が生きていくことは決して明るいことばかりではないと 教えてくれているように思います。 生きていくとは、自ら意思決定、選択していくということ。 読み終えて、涙が自然と溢れていました。 悲しいのか、切ないのか、それとも、主人公たちの勇気への敬意なのか? その気持ちはそのままにして、ページを閉じました。

    32
    投稿日: 2022.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    題名に惹かれて購入したが短編だった。頭の中は店主がお客の相談に乗ってセットまでの時間に髪も気分もスッキリするというそしてカットしている間、海が見えて心が洗われる。。と勝手に想像しながら読み始める。 最初のお客は…。海の見える店を構えた理由、にしては想像と違い終わる頃にはホロリとくる話なのにパニックでガッカリの方が強かった。 気を取り直し読み進める。 この作家は男性向けだなぁと思う本のような気がしてあまり読まなかったが、男性目線からみた小説もいいと思える内容だった。

    0
    投稿日: 2022.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近心の疲れを感じて優しい本を探していた中で手に取りました。 短編集なので、スっと世界に入って肩の力を抜いて読めました。どれも"死"にふれたお話でしたが、重くなるというより、静かな感動を感じました。 「今家族のことで悩んでいる」という方より「もっと家族をもっと大切にしたい」と思っている方におすすめしたいです。

    0
    投稿日: 2022.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    直木賞受賞作と知って買った一冊。 長編だと思ってたけど短編集だった。 6つの短編 どの話も過去に暗い事件的なものがあり、それを乗り越えていくような話だと感じた。 どの話もいい話であったけど、まだこの話の続きを読みたいと思った短編が多かった。 本のタイトルでもある「海の見える理髪店」が良かったが、「空は今日もスカイ」がもっと続きを読みたいと思った話でした。 荻原浩さんの小説は読みやすい。 この短編は心に刺さる話が多かった。 また違う小説も読んでみたくなった小説でした。

    8
    投稿日: 2022.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨年読んだ作品です。 先ほどBSでドラマ化されたものを観て思い出しました。ドラマで泣きました。 小説は理髪店の中の2人だけが私の頭にはしっかり浮かんで読みました。他の理髪店主の話に出てくる人たちはしっかりイメージせずに。 短編集の中でこの話が一番好きです。

    0
    投稿日: 2022.05.09
  • 秀逸な短編集

    作者の作品は、新聞小説で読んで以来2作目。 家族にまつわる六つの短編。 どの作品も、切なさや温かさを感じさせてくれる。 本当に秀逸な短編集だと思う。

    0
    投稿日: 2022.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすい短編集 毎日淡々とと平凡な生活をおくっているように見えるどこかの家族にも、実は抱えているものが色々あるのかもしれない。どの話もハッピーエンドとまではいかないけど人生ってこんなものかな… 気になるのは『空は今日もスカイ』茜やフォレスト、ビックマンにも平凡で穏やかな日常が待っていますように…

    1
    投稿日: 2022.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よくある連作短編集ではある。 徹底して読みやすく、心を柔らかくしてくれる。 ずば抜けて面白いとは正直思わなかったけれど、それが人生なのかも、と思ったりもする。 あの普通に散髪に来ているおじいちゃんにもたくさんの後悔や喜び、忘れられない瞬間が紡がれて今があるんだなと思ったりする。 疲れている時に良い。

    4
    投稿日: 2022.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集で読みやすかった。ゆったりと読みつつ終盤にくる展開も心地よかった。どの短編集も過去との決別、未来への新しい1歩を踏み出そうとしている様子が描かれている。

    1
    投稿日: 2022.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「過去への対峙」的側面が強いなって感じた。自分は経験してないもしかしたらそうなったであろう現実を思い知らされた。百日紅の読み方を覚えた。

    0
    投稿日: 2022.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。終わり方が曖昧になっていて想像をかき立てられる一方、ハッキリさせたくもなる不思議な感じ。個人的にはもう少し結末が分かる方がいいかな、と。

    0
    投稿日: 2022.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い話とまあまあなものがあった。 家族の話は感動できるし、考えてその雰囲気に浸ることができるので好きです。

    0
    投稿日: 2022.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集となっているので、空き時間になどにサッと読むことが出来ます。穏やかな文章のなかに、人生の複雑さがそっと添えられていて、日常を愛おしむ作者の優しさを感じました。

    1
    投稿日: 2022.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ひとことでは表せない感情の移り変わりや、人と人との関係性を繊細に描いた短編集。 どの話も情景がリアルで、100%すっきりしない話は多いですが、だからこそいい…。 それぞれが喪失と向き合いながらも、ほんの少し希望を見出して歩き出す。彼らの未来に幸あれ…と強く願ってしまいました。 なにげない日常の一部を切り取った描写と心情に共感して、ほろりとくる場面が多々ありました。 『時のない時計』と『成人式』が特に好きです。

    1
    投稿日: 2022.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表題作を含む6つのお話からなる短編集。 全てのお話に共通するテーマは“家族”。 家族との別れや、悔いるような過去から一歩足を踏み出したような、静かな空気の中に切なさとあたたかさ、光を感じます。 『海の見える理髪店』『空は今日もスカイ』が印象的。

    1
    投稿日: 2022.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いくつかの物語が入っていた。人それぞれの人生があり、本当にその場で話を聞いているかのように感じた。成人式、心に染みた。

    1
    投稿日: 2022.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少しミステリアスな余韻が漂う6つの作品。海の見える理髪店は最後に驚きの展開。遠くから来た手紙にほっこり。時のない時計では父親の形見が新たな気づきとなる。人間の苦悩を 何かの事象を通して明らかにしていくような感じがしました。あっさり読めます。大好き度❤️

    2
    投稿日: 2022.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長編かと思って買ったら短編集だった どれもサラッと読めてほっこりする 個人的には、亡くなった娘の代わりに両親が振り袖を着て成人式に替え玉出席しようとする「成人式」が印象的だった

    2
    投稿日: 2022.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現代の物語だけれど、全部どこか懐かしさを感じるような短編集。色々な家族の形があるけれど私は幸せな気持ちになれる成人式が1番好きでした。みんな何かしらの後悔を抱えて生きていくしかない。

    0
    投稿日: 2022.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去の発見、過去との決別。 色んな形の家族の愛を通して、 最後には切なく愛おしくなる6つの短編小説 個人的には 「空は今日もスカイ」と「成人式」が好きでした

    0
    投稿日: 2022.02.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者の作品は「噂」しか読んだことがなかったので、全く違うテイストに引き込まれました。 どの話も気持ちか揺らされました。 お気に入りは、「空は今日もスカイ」です。

    1
    投稿日: 2022.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族をテーマにしたあたたかな短編集でした。 一番最初の「海の見える理髪店」と一番最後の「成人式」が好きです。

    1
    投稿日: 2022.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6話の短編集。海の見える理髪店と成人式、、が心に残った。離れていた父と息子。最後に心が通じ会えたと思う。少し切ないストーリー。亡くなってしまった娘の成人式に夫婦が娘になり切って出席する。変わるために。どの話もちょっぴり胸に迫るものがある。

    2
    投稿日: 2021.12.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日常の一瞬を切り取った物語の短編集。 過去があるから今がある。してもしょうがないのに、比べてみて、現在地を確認する。 あんなことあったなぁ、ハ ハ ハ、って笑えるってこたぁ幸せなんだろうね。 タイトルのような場所があるならば、一度は行ってみたいな。

    21
    投稿日: 2021.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6話の短編集。 どれも日常を感じられる。 すぐ隣で生きている人々の人生を 著者の視点では物語となったような。 清々しいほどの情景描写に 何も起こりようが無さそうで 平穏な心地よい読み口で始まるのに 語られる現実の背景はなかなかの濃さだ。 どの作品もしみじみ。 じんわり涙。 読後には、 まだやれるかもって気持ちになれた。

    5
    投稿日: 2021.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心の底から「いい小説を読めたなあ」と思った一冊です。短編ながら人生の苦みや喪失を、そしてその先にある小さな光や転機を描き切った粒ぞろいの作品。 表題作の「海の見える理髪店」は素晴らしい出来の作品。理髪店の店主の穏やかな語りで、店主の人生が語られます。 戦前から平成という時代にまたがって語られる店主の波乱万丈な人生。それぞれの時代の空気感を描きつつ、店主の巧みな語り口にのせられ読み進めるうちに、時に緊張が走り、そして温かい気持ちに包まれる。 どこか郷愁を誘う語り口、人生の数奇さを思わせる話の展開といい文句のつけようのない短編でした。 「いつか来た道」は画家の母から逃れ16年たった娘が、久しぶりに母親に会いに行く短編。「時のない時計」は父の形見の古い時計を修理してもらう中年の男性が主人公。 いずれも人生に惑う年。そして親への微妙な距離感。それを表現しつつ、その感情がいかに変化していくか。劇的なことが起こるわけではないけれど、主人公たちの気づきの瞬間というものが、劇的でないからこそ、読んでいる自分たちと身近に感じられて、どこかホッとした気持ちになれる気がします。たぶんこの身近さこそが、荻原さんの真骨頂なのかなと思います。 最後を飾る「成人式」は感動的な短編でした。表題作に負けない名編だったと思います。娘を喪い空虚な日々を過ごす中年夫妻。そんな彼らの元に亡くなった娘への振り袖のDMが届き… 娘への思いと生活の空虚さが切々と沁みる中で、二人が取った思いがけない行動。そこから物語は荻原さんらしいユニークさもあって、なにより二人が企んでいる様子が楽しくて、話が一気に明るくなり、読んでいる自分も楽しくなってきます。人の温かさと再生の様子に、ほんのりと心に火が灯されるような感覚になりました。 とにかく前半と後半の対比が見事! 喪失と再生をこの短い短編に、この濃さで描けるのが本当にすごいと思いました。 大げさにドラマチックに描くのでなく、あくまでしみじみと染み入るように描く人どこかにいそうな普通の人々の喪失と再生。名手荻原浩さんの技と優しさが詰まった一冊だったと思います。 第155回直木賞

    3
    投稿日: 2021.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私や両親やお隣のおじさんや、町中ですれ違う誰もがそれぞれの人生の主人公なのだと思い出した。 平凡でつまらない人生にもそれぞれの過去があり、選んだり選ばなかったりした結果があって、道を作ってるんだ。 ふと、亡くなった祖父は何を考えて生きていたのか知りたくなる。 祖父も時計屋で、小さな店を独りで経営していた。 会えば「野菜をしっかり食べろ。ジャングルでは野菜がなくて肉しか食べれなかったから、みんな病気でバタバタ死んでいった」とそればかり話していた南方帰りの祖父の言葉には、どれほどの過去があったのだろう? この一連の話のように、知る機会があればよかったのに。

    3
    投稿日: 2021.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「押し入れのちよ」が面白かったから購入。 めちゃくちゃよかった~。 表題作の「海の見える理髪店」は正直ふつうだったけど、「いつか来た道」「成人式」は非常によかった。ほんとうによかった。 「いつか来た道」 芸術家の母をもつ主人公が、弟からの「会ってやってよ、ママに」という連絡によって久しぶりに帰省するという物語。 母と絶縁状態だった主人公は実家への帰省に気乗りしない。しかし久しぶりに家にかえると、変わり果てた母がいて……という展開。 親孝行な僕(笑)としては、「老いた親」という設定がもうダメだった。切ない。けっこう残酷な展開。でも最後には救いがあるのがよかった。 「成人式」 中学生の娘の死を忘れることができない両親の物語。 成人式っていうタイトルから予想される展開をめちゃくちゃ裏切ってくれる。本文でよかった箇所を抜粋すると以下。 『たぶん、私たちは、同じところを揺れてばかりの悲しみのメーターを、どこかで大きく振り切らねばならないのだ』 悲しみにくれる夫婦が、訪れることのない亡き娘の成人式をきっかけにすこしだけ前進する、そんな物語は優しく、読後はあたたかい気持ちになれた。

    1
    投稿日: 2021.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。 どれも最後のオチに続きがあるようで面白かった。また、家族や人生について触れられてるものが多いと感じた。描写がとてもリアルで読んでいる時にその情景が頭の中にはっきりと思い浮かぶような書き方だった

    1
    投稿日: 2021.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭の「海の見える理髪店」はすごく好きで、最後は少し涙目になりながら読んでいたけど他の短編は個人的にちょっと微妙でした。かなり救いのないようなエンディングが多かった気がする短編集でしたが、救いがないわりには伝えたいメッセージがよくわかりませんでした。私の読解力が足りないのかな。。。

    0
    投稿日: 2021.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族と再生や再出発をテーマとした短編集。表題作と「時のない時計」が小物を元に過去を振り返り自己を見つめ直す話なのに対し、他の短編は一発アイディアで勝負している印象を受けた。とても読みやすくさくさく進む文体でリズム感があった。

    3
    投稿日: 2021.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どの話も素敵です。 そして、家で読んで良かった。涙、我慢しなくてよかったから。 全部いいけど、『遠くから来た手紙』が一番好き。不思議な雰囲気も、私の故郷の方言も。

    4
    投稿日: 2021.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オムニバスかと思っていたんだけど、違った。やはり『海の見える理髪店』が一番良かった。続いて『成人式』かな。

    0
    投稿日: 2021.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しいだけじゃなくて重い話もあるんだけどやっぱり優しい。 どれも好きだし、 最後の成人式もとても良い話

    2
    投稿日: 2021.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    語り手によって、語り口や世界観がはっきりと変わるからすごい。多色なアンソロジー。 特に、女性の語りがリアルで生き生きしていて、作者女性なんじゃない?

    0
    投稿日: 2021.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は短編とは知らず、Kindleで購入。電子書籍の場合、こういうのが分かりにくいですね。でも内容は、短編だからといって、がっくりくる内容ではなく、どれも心の隙間をふとつかれるようなストーリー。表題作ももちろん良かったと思いますが、特に『遠くから来た手紙』は、普通は怖い話がなぜか心の中にあった氷が手紙によって最後は溶かされるような優しい結末で良かったです。最後の『成人式』も悲しいけど、心を突かれるストーリー。唯一残念なのは、お互いのストーリーに関連がなく、なんとなくいろんな話を寄せ集めました的なところ。でも良かったです。

    0
    投稿日: 2021.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。 「海の見える理髪店」がよかった。泣きそうだったな。 概ねどれもよかったのだけど。 「成人式」はそこまでする?と正直思ったが、重松清を彷彿とさせる作品だった・・・気がする。

    0
    投稿日: 2021.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    荻原さんの作品で好きなのは、女性の書き方。 女性の心の動きをすごく丁寧に描いている作品が多くて、この人は本当に男なのだろうか…と思ってしまうことがままある。 どの話も短編ではあるけれど、これ以上短くても長くてもダメ、この長さがベスト!というところをついてくる。 みんな好きだけど「海の見える理髪店」「いつか来た道」「空は今日もスカイ」が特に良いなぁ。中でも「海の見える理髪店」は読み返したくなる。

    2
    投稿日: 2021.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    解説を読むとおそらく作者とは同い年なので、物語の時代背景は私も経験してきた昭和であったり、介護が必要となる親がいたり、いつ出戻ってくるかわからない娘がいたり、鬼のように膨大な娘のアナログビデオをデジタルしたDVDライブラリーが嫁いだ娘の部屋においてあったり、第1話以外はどの物語も身につまされる題材ばかりで、つらいながらも楽しく読ませていただきました。あっ、「空は今日もスカイ」はちょっと趣が違いましたね。でも、一番よかったかも。青空と碧い海の景色が浮かびました。

    0
    投稿日: 2021.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6篇全てが儚い家族のお話。 みな家庭に何らかの問題を抱えている。その問題を解決するために行動する。大人でも、子供でも。結果がどうであろうと。 お気に入りは「海の見える理髪店」「時のない時計」

    0
    投稿日: 2021.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人生うまくいっていない人たち、喪失感を抱いている人たちが前を向いて歩もうとしている、または歩いている姿が描かれた短編集。 海の見える理髪店と成人式が特に印象に残りました。 「海の見える理髪店」 海の見える理髪店の評判を聞いて来店した客とその店主の散髪中のやり取りが描かれた物語。店主が自分の過去について語り出す。大きな過去の過ちについても。 感想 物語の終盤になって二人の関係性、客の男が海の見える理髪店に来た本当の理由が分かってきて、その場面では心が温まりました。お互いがお互いの正体を分かった上でその点については何も触れない。それでも二人が再開を果たしているということにとても感動しました。その客が来てくれた時の店主の気持ちを想像するとめちゃくちゃ泣けます。 「成人式」 5年前に娘を亡くした夫婦のお話。娘はまだ15歳だったのに。娘を失い、大きな喪失感を拭えないままでいる夫婦に振袖のカタログが届いて、、 感想 「心の痛みは時間が解決してくれる。よく聞く話だ。その通りかもしれない。だが、解決するのは、いったい何年先なのだろう。」という言葉が印象的でした。もし自分の愛する人がいなくなったらと考えると、確かに立ち直れる気がしないと思いました。それでも生きていかなければいけないから。前を向かなければいけないからと頑張る二人の姿に心打たれました。成人式に出るというのは予想外すぎてそれはやばくないかとか思ったけど、結果二人が前を向くきっかけになったならばよかったなと思います。娘の同級生たちが最高でした。

    0
    投稿日: 2021.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6話完結の短編集。 タイトルで海の上の理髪店に様々な悩みを抱えた人が散髪をしながら悩みを解決させる的な印象を持っていただけに1話で終わったのはビビった。 残り5話も短編集として様々なシチュエーションのショートストーリーで全て好き。最終話の娘を15歳で亡くし喪失感の中、5年の歳月が経って夫婦で成人式に乗り込むってのが良かった。

    0
    投稿日: 2021.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    積ん読にしていた直木賞受賞作。荻原浩さん初読みでした。登場人物の年齢層が高めだったからか、はたまた解説でも書かれていたように主人公たちに元気がないからなのか、入り込むのに時間がかかったものもありました。それでも元コピーライターというだけあって、最後の一言にグッとくるものが多かった気がします。表題作はもちろん、「成人式」「遠くから来た手紙」が好きでした。何の気無しに読んでましたが、最後の解説を読んで各話の共通項が見えたというか、すごくスッキリした気がします。それと、紹介されていたデビュー作が気になりました。

    0
    投稿日: 2021.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。2話目を読み始めたところで、「あっ、この話、読んだことあるっ。」……また同じ本を借りてしまった。それにしても2話目に入るまで気づかないとは。

    0
    投稿日: 2021.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    * 私はもう、いつ死んでもいいと思いました。こんな私でも、誰かに、そんなふうに言われるだけで、生きてた甲斐があったというものです。 * 店主の腕に惚れて、有名俳優も通いつめた理髪店に訪れた僕。どんどん話を進める店主。語られた半生とは。 . ずっと読みたかった本。タイトル含む6作の短編集で話に繋がりはないので、毎回違う味わいがあった。 . 「海の見える理髪店」は店主の話に聞き入ってしまって波瀾万丈さに驚く中で、ようやくラスト2ページでそういう事かとさらに驚いた。 . クスッと笑いながらもしんみりするお話が多い印象。解説にもあった通りどの話も過去から未来に向いてて、自分も頑張ろうと思える作品。 .

    0
    投稿日: 2021.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    斉藤壮馬が朗読してたので…(下心その2)。昔話に想いを馳せる話かと思いきや、どれも少しずつ湿っぽさを感じる。それは悲しみでもあるし不安やちょっとした恐怖でもある。時間は、少しずつ私たちの中に積み重なっていて、過去を無理に引き抜くと崩れてしまう。だからそのままでいい。見えないように隠してもいいし、着飾ってもいい。とにかく、過去は誰も責めないからそのままでいて。

    0
    投稿日: 2021.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ナツイチにて興味を引かれ購入。短編6編、どれも読むのが止まらず、気づいたら様々な思いで胸がいっぱい。いろんな家族の形がある。成人式、が好き。名作に出会えて良かった。

    0
    投稿日: 2021.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自然に涙が出る。あっという間に読了。 『成人式』は泣くのを堪えるのが大変 でも面接の前に読むんじゃなかった

    0
    投稿日: 2021.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほとんど表紙に惹かれて買いました。大きなどんでん返しやわざとらしさのないストーリーはもともと好きで、この本もそのような形の短編集でしたが、この本にはあまり惹かれませんでした。男性の作家さんだからというのもあるかもしれないです。

    0
    投稿日: 2021.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し影があったり傷を持ってたりする登場人物たちの短編集 心温まるハートフルな、というよりはチクッと棘を刺されつつも地に足をついて前を見れるような、そんな印象の本でした。 好きなタイプの雰囲気でした。

    1
    投稿日: 2021.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰かにお勧めするならこの本を推したい。いろいろな本の合間合間に読んだが、かなり読みやすかった。いくつかグッとくる話があった。この中から一つくらいは誰でもそう言う話があると思う。

    0
    投稿日: 2021.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いずれの話も、人生に訪れる喪失、あの時に戻れたらという後悔、そして未来に踏み出すささやかな希望が描かれた家族の物語。ベテラン作家の安定性を感じた一冊でした。 ―― https://bookmeter.com/reviews/91269482

    1
    投稿日: 2021.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んだ短編集の中で特に好きなものです。 風当たりの良いところで音楽でも聴きながら読んでみて欲しいです。

    1
    投稿日: 2021.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族がテーマになっている短編集。 一つ一つが家族の愛を示しているように思えた。 家族っていいな。 って思いながら、孤食している自分を見つめ直しました。

    2
    投稿日: 2021.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集になるが、家族がテーマの作品。「時のない時計」は時計屋さんの店主の意外なアルバムのお話になんかほっこりする。

    1
    投稿日: 2021.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あまり自分の好みとは合わず、読了するのに時間がかかった一冊。表紙、タイトルで想像していた内容とは違った印象。

    0
    投稿日: 2021.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    儚く愛おしい家族の小説集。との事だったが、そんなに感動しなかったのは、自身に家族を失う経験が無いからだろうか。 表題作は彼が理髪店を訪れた理由がわかった時、「あの話知ってる」って思ったのはドラマ化されたか何かを見たのかもしれない。

    0
    投稿日: 2021.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「海の見える理髪店」が1番のお気に入りです。 時折、不自然に感じる青年の行動や、青年のつむじを見た後の店主の動きなど伏線が細部に張られており、後半結末が分かったときにそれが全て回収され納得しました。 ・絵描きを一度は夢見た店主-デザインの仕事をしている僕 ・「子どもをあやすように」「されるがままの子どもになったようで」など親子を表すような描写 ・理髪店に予約をした際「若い方の声で嬉しくて」とある。「僕」のように若い世代はなかなか訪れない床屋なのに「僕」はなぜわざわざ遠距離にも関わらず訪れたか。 ・遠方から理髪店に通う客を迷惑そうにしている→誰も自分を知らないところに引っ越したのに、自分が人を殺めたことがあると知られるのを恐れていた。 時には失敗をしたり輝かしい瞬間を過ごしたりと山あり谷ありの人生と 床屋として成功と失敗をし、床屋として生きていく男性のストーリーがきっちりと描かれていました。 このお話だけで映画1本作れそうな濃い内容だと思いました。 戦時中の描写もあり、貧しくもその時代を一生懸命生きた我々日本人の光景が鮮明にイメージできました。 ビートルズのことを「あの連中」と忌々しそうに言うシーンは少し面白かったです。 音楽業界や映画などの流行で床屋が廃れたり流行ったりと、こうやって経済は回っているのかーとも感じました。

    0
    投稿日: 2021.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『過去との決別、ここから始まる家族の物語集』 直木賞受賞作。様々なわだかまりを抱えた6組の家族が、新たな生活に向けて一歩踏み出すまでの物語。たとえどんなことがあっても、家族の絆はいつまでも繋がっている、そんなことを教えてもらいました。

    1
    投稿日: 2021.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族テーマの6つの短編。 「海の見える理髪店」店主の最後の言葉がなんとも切ない。 「いつか来た道」父親の事が思い浮かんだ。父親が言った数々の心ない言葉は、この年になっても忘れられない。杏子が実家を出てからの16年間心の中で母親に想いや言葉を投げかけていたというが、私も同じような事していた。父親が年老いて何も出来なくなっても絶対面倒なんか見てやるもんか!って思ってたのに、現在、認知症になった父親の介護をしてる。なんだかな…。 時々、あの頃の自分を裏切ってるような気持ちになってしまう。

    14
    投稿日: 2021.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    以前読んだ月の上の観覧車のように繊細で日本的、昭和的な雰囲気の漂う短編集 表題作が特にそうだが、床屋の細部が丁寧である程度の年齢の男ならそうそうと思うことがしっかり描かれている なにより店主の人生が昭和そのもののように思える。 戦後がむしゃらに働き技術を磨き、技術力はあるが経営が下手で、一時的に得た大きな利益も結局は目先の欲で起こした失策で失い、田舎で細々と働くという、まさに今の日本を象徴する人物として描かれる 一方で懐古だけでなく未来への希望を予想される結末に小さな希望が見える 床屋の中の時間と、主人が語る人生の経過の対比など細かい気配りが小説的な演出の効果を高めているなど、 話の展開は短編のお手本のような作品であり、一見単調にも見えるが、短い中に細かい演出や小道具が詰め込まれていて、短いながらも世界に引き込まれ、感情を揺り動かされる

    2
    投稿日: 2021.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    直木賞受賞作ということで購入。結果としては自分には合わなかった。設定が非現実的すぎたのかな。台詞回しとか描写もあまりワクワクしなかった。

    0
    投稿日: 2021.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集とは知らず読み始めました。 一つ一つの物語になにか吸い込まれるような気持ちになりました。 私が好きなのは成人式かな 切ないけどそこには家族のあたたかさがあったりとほっこりするよな物語でした。

    0
    投稿日: 2021.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カフェで読まない方がいいかも。 短編集で、一話目に「海の見える理髪店」が収録されており、このお話から涙が溢れそうになりました。その後のお話も心臓をギュッと掴むお話ばかりでした。

    3
    投稿日: 2021.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それぞれ、終盤になると物語の全容が見えてきて、また最初から読み返したくなる… 切ないけど心が少し優しくなれるような、そんな本でした。

    0
    投稿日: 2021.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6つのストーリー。表紙の爽やかなイメージとは、少し違って、主人公はそれぞれ過去を後悔してる風。読後はスッキリではないけど、みんな折り合いつけて生きてるよね。

    0
    投稿日: 2021.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    荻原さんの小説は7冊目。 これがついに直木賞を獲った作品か〜と思いながら読んだ。 実力は知ってたので、もちろん日本語も文章も間違いなし、ある程度のクオリティは保証されてる感じ。さすが荻原さんという印象で面白かったけど、個人的には予想以上!とまでは行かなかった。 同じ家族ものの短編集なら「家族写真」のほうが面白かった気がする。 以下ネタバレ。 率直に言って、展開がベタな短編が多かった。 それが絶対にダメとは思わないけど。 実は親子でした、実は娘が死んでました(2回)、実は虐待受けてました。なんか安直に読者をビックリさせようとしてる意図が透けて見えるような。 直木賞だということを考慮?すると、むしろこれくらい素直な展開の方がいいのかもしれない。  ただ6編目の「成人式」で亡き娘の友達が都合よく登場して夫婦を助けるところは、おいおいすげーラッキーだなと思ってしまった。この友達さんが、人格ある1人の人間ではなく都合よく話を進めるための道具にしか見えなかった。このシーンは少し苦手だ。 似た話なら、短編集「家族写真」の中の「プラスチック・ファミリー」のほうが良かったと思う。パッと見ヤバいやつとそれに対する一般人の反応として、もっと現実的に無理のない展開という意味で。 これのラストシーンはあっさりしてるけど見事な締めだから、もし気になった人がいたらぜひ読んでほしい。日常と非日常が無理なく繋がっていてとても気持ちいい。 とはいえ全体的には綺麗にまとまってたしディテールも細かくて丁寧だし、良い本だなという感じ。 一番好きなのは「いつか来た道」。 予定調和感もあまり強くなくて好み。 特に母親のキャラクターがいい。欠点だらけで、現代の母親としては大変問題ありそうな人物だけどそこが人間らしい。彼女による苦しみをなんとか克服しようとする娘の葛藤が胸に迫る。高齢の母が認知症になっている可能性になかなか思い至らなかったのは、怖いと同時に強く毅然としていた母への無意識の信頼からだろう。こういう、愛しているから憎い、憎いから愛している、みたいな相反する描写はとても好き。それが見事に描かれている。 主人公は最後に、自分のことも母のこともひっくるめて過去をうまく消化して、受け入れて、未来へ踏み出していく。感動的で希望のあるラストシーン。この話は、この先も何回か読み返すと思う。 良い小説でした。

    0
    投稿日: 2021.03.04