
総合評価
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powered by ブクログ四国遍路の旅に出た引退した刑事の話。テンポもよく、徐々に明らかになっていくミステリーとしても面白かったし、人情とか優しさもある話で良かった。
1投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ久しぶりに警察小説を読んだ。 主人公の神場は警察を定年退職し、妻と四国の巡礼の旅に出る。 物語は始終短調で一番札所から八十八番札所までの巡礼を重ねていく中の心情と現役刑事 緒形への電話での会話で物語は静かに続いていく。 展開が気になり離脱することなく読み終わったが、、読後感はやはり陰鬱としたままだった。
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ大好きな作家である柚月裕子の作品だが、主人公が暗すぎる...。取り上げている題材は冤罪の可能性に関する話なのでとても重要で奥が深いテーマだ。主人公は刑事を定年で退官した後、妻と二人で四国のお遍路巡礼をしており、その最中に昔の傷を掘り起こす事件が発生する。この妻はとにかくよく出来た女性で、刑事の妻としても母親としても満点を付けてあげたい。部下も優秀で思いやりがある。元上司の課長も同じ古傷を抱えながら正しい道を進もうと決心する。主人公の周りの登場人物はいい人ばかりだ。それはもちろん主人公の人柄故に築いた人間関係なのだろうが、当人が重苦しい外見に加えて妻への思いやりのない発言をしたり、自らの古傷に悩んで巡礼自体に疑問を持ったりと、作品全体に暗いイメージを与えてしまっている。 この作品での収穫といえば、お遍路の大変さがよく分かったことぐらいだろうか。
25投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログ殺人事件の解決とヒューマンストーリーが併せて展開する。 お辺土巡りと併せて進むにでまた違った楽しみ方もできる。引退した刑事の事件解決への責任と執着は古来の仕事魂かと思う。
0投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ旅の途中に出会った人々に時々泣きそうになりながら読んだ。 重い内容だが美しい小説だった。 刑事を定年退職して夫婦でお遍路巡り 我が家だったらケンカして3日は続かないだろう・・
9投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログそれぞれの心情をじっくり味わえる。刑事ストーリーだが、ミステリーというより、人間関係や、自分の人生を振り返る感じで、ゆっくりした気持ちでしんみりと味わえる作品だと思う。ハラハラとかはしませんが、ゆったりと楽しめます。
10投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ「人の命と正義を遂行する」 元刑事、神場は子供の頃、虐めを見て見ぬふりなど 弱い人間と回想。それは16年前にも しかし再び同じような事件が! 退職している神場には、状況報告を聞くしか無い しかし不幸を繰り返して欲しくない一心に! その裏には、妻や娘、そして同僚や部下 そして先輩の娘。 感動のヒューマンドラマ。辛く、優しく泣けてしまう。
0投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
四国のお遍路巡礼と女児殺害事件が同時並行で展開する構成である。主人公夫婦の巡礼を通して、十六年前の過ちと後悔、そして過去と向き合う決意を固める。 ゆっくりと進む展開であるが、夫婦の絆と娘の出生の真実、元部下の成長など、主人公を取り巻く人間関係を丁寧に追う。巡礼を通した内省から、現在進行形で起こる事件の解決のヒントを得る場面は個人的に好みである。 気になったのは、以心伝心のやり取りが多かったことだ。私が空気が読めないだけか、家族ならまだしも、仕事仲間の思考や感情をあまり細やかに読むことができないため、少し現実から乖離したような印象を持った。警察という特殊な環境ならではの密な人間関係がなせる業なのか。 展開に隙がないし、お遍路と凶悪事件を絡める構成も良かった。登場人物の内面の描写も細やかだった。一方で、主人公・課長・部下の思考があまりにも似通っており、やり取りに若干の退屈さと非現実さがあったという印象もあったため、星三つとした。
0投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ柚月裕子作品は情景描写が美しく、目の前に映像が広がるのでいつも映像化してほしいなという気持ちになる。 出てくる登場人物がそれぞれの生き方の中で、真っ直ぐでひたむきで、心を打たれた。
0投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログまず全体として、ミステリというより人間の心模様を描いている物語という印象。 物語自体は、わかりやすい場面展開で、回収も早く読みやすかったと思う。 ミステリだと思って読んでいたからか、 結果わたしにはそこまでハマらず星3。
0投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログ物語の展開は悪くない。骨太な警察小説に、一人一人が行動する理由が加わってミステリの枠に収まらない人間ドラマになっている。 ただ、展開が遅いと取るかじっくりと腰を据えて物語を描写していると取るかで評価が割れてしまう。個人的には評価は前者で、分かりきった真実を前に尻込みしてなかなか前に進めない……というもどかしさがどうしても合わない。もちろんこれがないとドラマが成立しないというのはわかっているが、刑事ドラマだけではない人間ドラマとしても魅力はあるのだからひと工夫欲しかった。
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わった後穏やかな気持ちにはなったが、全体的に難しい話だった 神場夫妻のお遍路と純子ちゃん事件の進捗が同時並行で進んでいくが、関連性がどこにあるのかわからず、読んでいて難しく感じた
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログナツイチのしおりを手に入れたくてあと一冊どうしよう…と迷っていたところ目に入ったので購入した。社会派ミステリーは普段あまり読まないので正直読み終えられるか心配だったけど、中盤から一気に読んでしまった! 主人公視点の四国でのお遍路が主なシーンで、そこに主人公の過去とか事件の進展が挿入されるのでちょうどよくシーンが切り替わって読みやすかった。感情のわずかな動きだけでなく、四国の景色とか空気感も感じ取れる繊細な文章だった。後者に関しては私が四国に行ったことがあるからかもしれないけど。 普段本格派もしくは新本格派ミステリーばかり読んでいるので、ラストはちょっと物足りなさを感じてしまった。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログYouTubeで知って読みました。 哀愁漂う定年後の警察官の後悔の人生物語で、緩やかに穏やかに進んでいくので中盤までは思ってたんと違う…と居眠り読書になりかけましたが、後半も後半になるとぐっと動いて良かったです!どんでん返しとかではないのですが、じんわり温かい気持ちになりました。
1投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ著者の作品は世界観とテーマが好きなのでよく読みます。 本作も期待して手に取りましたが期待以上の素晴らしさでした。 とても良かった...本当に良い作品でした。 真面目で堅実な1人の刑事が定年退職し、妻と共にお遍路さんとして四国を旅しながら過去の過ちを振り返り罪と向き合う物語です。 その罪とは決して許されることはない冤罪疑惑事件でした。 ただの警察小説ではなく、警察の体質や冤罪事件という社会問題もしっかりと描かれた社会派小説でした。 著者の作品はテーマが明確なので焦点を何処に当てるべきかわかりやすく、物語に没頭しやすいです。 そして人の心について深く考えさせられます。 とても切ないお話でしたが読後感はとても良く、温かい感動がじわりと胸に押し寄せるラストでした。
11投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ主人公の退職した刑事が過去と向き合いながら、事件解決を目指していくが、取り返しのつかないことをしてしまったとしても、妻やかつての仲間に支えられて救われていく姿が良かった。 後悔することがあったときに、そこに向き合うには辛く勇気がいるが、救われることもあるのだと思う。主人公にとって忌々しいものだった雨がラストは慈雨として感じられる変化に温かな気持ちになれた。
1投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ神場刑事、緒方刑事、鷲尾刑事が、それぞれ違う立場で事件に向き合う姿勢に心が動かされた。奥さんと娘さんもいろいろと苦しい時期を過ごしてきたんだと思う。明日から仕事また頑張ろうと思う。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ定年を迎えた元刑事が、妻と共に旅をしながら過去の事件や人生を振り返っていく物語。 刑事としての矜持と後悔、人を救えたのかという苦悩が静かに描かれています。 何より印象に残ったのは、夫を支え続ける奥さんの存在。こんなにも温かく寄り添い続ける姿に「こんな良い奥さんいない」と終始思わされ、そんな事を思ってしまう私はろくでなしなんだなぁと( ̄▽ ̄;) 犯罪小説でありながら、人の赦しや支え合いについて考えさせられる一冊でした。
9投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログお遍路を通して主人公が刑事人生の後悔と罪に向き合う物語。大切なものを守るために必要な強さを主人公から感じました。
2投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログお遍路と主人公の人生を重ねたストーリー。 綴られている言葉が美しい。 ミステリーというよりも人間ドラマ。 登場人物はやや昭和な感じ。 今の時代ならどのようなストーリーになるのかを考えてみるのも、読書からの気づき。 この作家さんの他の本も読みたくなった。
2投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログお遍路巡りを題材としつつも、警察小説。 広島の大上刑事のシリーズが思い出されたけど、今回は今回で人間味溢れる登場人物が描かれて、柚月ワールド楽しめる作品でした。
7投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログAudibleにて聴書。 ミステリーとしては普通なんだろうけど人間ドラマとして読めば傑作です。お遍路に行ったことのある人ならさらに楽しめるかと
3投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログこの作家さん・・好きです。 慈雨…お天気雨なのか‥‥ 最初から最後まで、少しだけドキドキしながら読み終えました。 とてもいい読後でした。 よかったです。
37投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母に借りた本。主人公が、お遍路の途中で出会う色入りな人から事件や人生のヒントをもらっていくストーリーが面白かったが、全体的に暗い感じで一気読みしたいような本ではなかったので勝手ながら星3。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・あらすじ 刑事を定年退職した神馬は妻と共にお遍路の旅に出る。 16年前に起こった殺人事件に関わった神馬はずっと後悔の念を抱き続けてきた。 お遍路を続ける中で己の罪に向き合っていく。 ・感想 Audibleで視聴。 昭和が舞台なのかと思った。 それくらい古臭い人物像だったな…。 主人公やその妻は仕方ないとしても娘や後輩刑事とかのキャラ描写に違和感あり。 てっきり作者は70代くらいなのかと思いきや思ったより若くて驚いた。 主人公に好感持てなかったな。 退職してもう部下でもないのに「連絡をよこせ」とか命令口調で何様なんだろう。 こいつ恋人の父親という立場を利用してやがる…という感想しかなかったw 徹頭徹尾自分勝手な主人公だった。 ミステリーというより人間描写がメインの作品だったんだろうけどそのメインで描かれる人間に好感持てなかった。
3投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
柚月裕子さんの描く刑事が好き。 渋くて、かっこよくて、憂いがある。 信念と愛がある登場人物たちがこの先も幸せでありますように。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ警察官を引退した身であれど、警察官として人生を生きた男の強い責任感とプライドを見た物語。 自分もこんな風に仕事に全うし、人生をかけて何かを果たしてみたいものだ。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ若者とは異なる魅力のある、内面からにじみ出る大人の渋い男性刑事。笑 最後までそんなイメージで読み進めました。 ストーリー的にはふつうの刑事ドラマ。。 だけど、正しい道筋や道理に従う仁義を貫くような展開に引き込まれました。 四国遍路の情景も見えて興味を持ちました。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ王道の刑事物! こういう無骨な刑事が好きです そしていつの時も誠実に仕事と向き合いたいです たまたま“誠実”さがキーの小説を連続で読み…天啓か⁈
11投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログストーリーは面白かった。 ただ、熱血警官たちが時代錯誤に感じてしまい、少し置いてけぼりというか感情移入が難しかった。 そして、主人公が警官として寡黙で尊敬できる人なのだろうけど、わたしはかなり苦手なタイプ。 妻や娘の立場になると、コミュニケーション苦手というより、昭和の亭主関白頑固ジジイという感じ。 自分の父親が真逆の性格で、仕事も責任感強いが家庭でも優しくて話しやすいので、主人公のような父親じゃなくて良かった。と改めて感じてしまった。 結果、ストーリーよりも奥さんの人柄が1番魅力的だった。 50代以降の人とかには刺さるのかなぁ? お遍路参りに興味を持った。
1投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ引退した元刑事が、これまでずっと寄り添ってきてくれた妻と一緒に四国八十八ヶ所の巡礼にまわりながら、過去の遺恨と向き合っていくお話。 妻の香代子の献身さあってこその夫婦観だなと思った。 主人公である神場は、昔ながらの昭和気質な男性というイメージで、不器用だけど、芯の部分にある真っ直ぐさがいいところ。 そんな神場と対照的なような形で描かれている香代子のあたたかさにこそ、「夫婦ってこういうもんだよね」っていうものを感じた。 あと、緒方は若さゆえもあいまって、正義感が強い、体育会系の青年という印象をもったが、「今どきにこんな青年はいるんだろうか?」っていうのが疑問だった。 「警察」という、厳かで、権力めいていて、常に正しくいなきゃならないような閉じた環境では、未だ本書で描かれるような体育会系の雰囲気が残っているんだろうかと素直に疑問に感じた。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
定年退職した刑事が、過去に自分が関わった事件が冤罪事件だったのではないかという疑念、後悔を抱えながらお遍路巡りをする中で、現在起きた事件が繋がっていく。 刑事の心の葛藤、苦悩が丁寧に描かれていたと思う。 柚月裕子さんの作品は初めて読んだけど、読みやすくて良かった。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ警察ものだが主人公が現場に一切現れず、捜査にも少ししか関わらない。お遍路を通して罪の意識と向き合う、葛藤する姿にページが割かれている。新鮮な気持ちで読みましたが、展開に富んだ話を読みたかったので星3です
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ⚫︎う〜ん、まあまかあな。狐狼の血の著者だから期待が高まりすぎていたのかもしれない… ⚫︎もっと刑事物を期待していたので、やたら細かいお遍路描写が延々と続くのがだるすぎる…まあ、叔母はかなりこの本を気に入っていたから、人生のベテラン、60代以上なら面白いのかも知れん。辛気臭くてかなわん…ってか単純にお遍路ネタがつまらなさ過ぎるんや… ⚫︎基本、刑事物は電話越しに語られるだけでもどかしいし、主人公のぐちぐちした心情を延々追わされるのも飽きがくる… ⚫︎これでたいして感動できないのは俺がサイコパスすぎるのか…
12投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ関わった事件が冤罪に立ったのではという疑念を持ちつつ定年退職し、後悔を抱えながら妻と共に四国お遍路の旅をする元刑事。その事件と同じ手口の事件が発生し、真犯人がいたのではという疑念をさらに強くする。過去の過ちを乗り越え正義を貫く熱い男たちを描く警察小説。現場から遠く離れた四国で事件を推理する安楽椅子探偵の要素もあり面白い。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ定年退職した刑事が、在職中に冤罪に関与したのではという悔恨を抱えて、妻と共に 四国遍路の旅に出る。札所へ向けて一歩一歩、道をたどっていくことは、自分の心の奥深いところにあるものと対話することでもあるのだろうか。彼の独白を読むたびに、そこまで自分を責めなくてもいいのにと思ってしまう。そして、プロ中のプロの刑事だからこその高潔さであり、己への厳しさなのだと思い返し、それをあれこれ思う私は傲慢なのかとも感じる。 そんなふうに他の人の人生を眺めるのは、ひょっとしたらお遍路さんをご接待する心情に近いものなのかもしれない。袖振り合うように登場する脇役と言うべき人も含めて、いろいろな人の人生が交錯する作品でもあった。それぞれの時代の文化の中、同居の家族を殺害するに至った2人のエピソードが悲しかった。善人も悪人もみな、それぞれの人生を歩いているのだろうか。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書に登場する人物はなんとできた人達なのだろう。 過去に自身が関与した事件が冤罪かもしれない。神場は警察官を退職後、関わった事件の被害者たちを弔うために巡礼の旅をしながら、過去の部下、同僚に働きかけて 真実を暴こうとする。自身の人生をかけて。そんな夫に連れ添う香代子が、これまた出来た妻で、物事をいつもプラスにとらえて、夫に優しく寄り添っている。 娘の幸知も自分の出自の秘密を知っても、両親に愛されて幸せであると。緒方も神場を見習って一生刑事だと決意する。出来すぎとも思えるが、幸せな気分にしてくれた一冊。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ慈雨って、すごく好きな言葉なんです。言葉の意味は「ちょうど良い時期に適当な量だけ降る雨」だけど、それ以上に優しさを含んでいるような気がして。そう思って買ったのがこの本でした。 刑事ものは、熱い気持ちの男の人がたくさん出てくるのが良いですな!!阪神ファンの二人の偉いさんの関係が素敵だった!7連敗したけど勝ったよ!って教えてあげたい(私も阪神ファン) 千羽鶴さん、川瀬さんの話も良かった。 みんなそれぞれ罪を背負って生きているんだな。大きさや至る経緯はそれぞれ違うけれど。時間がかかっても、間違いを正して自分の気持ちを整理することは、人生の中で大切なことなんだなとわかりました。 触れ込み通り、最高な人間ドラマでした!!
7投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ最初なかなか前に進まない、長く読んだ本でした。 刑事ものなど読んだことが無く、どんな感じかなかなか入り込めなかった。 場面場面の、やり取りが想像できる物語で、お遍路さんにも少し憧れた。 人の過ちは人それぞれで、その過ちを受け入れる事の重大さを感じ、刑事はこうであって欲しい願望が、生まれた。 実の子でさえ育てるのが大変なのに、孤児となった子どもを、育て愛し血の意味さえも変えてしまえる愛に感動しました。
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価3.8 久しぶりの読書。面白かった。 My catchphrase 警察官を引退し、四国遍路の旅に出た神場。 神場の胸に深く刻み込まれた少女誘拐殺人事件と類似の事件が起きたことを知り、自責の念から捜査協力を決意する。罪を背負う覚悟をした男を描く、壮絶なミステリー。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ面白かった!さくさく読み進められて、かつ何度か涙腺が緩んだ。 最後、純子ちゃん事件の結果はどうだったのかもう少し描写が欲しかったかも。ゆるっと終わってしまったから星4で。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ四国遍路の旅と少女誘拐事件がどう絡むのか、一体どんなミステリーなのかと興味を持ち購入した。神場の過去、過去の事件、現在進行の事件、家族の事情などが、遍路旅の進捗と共に解き明かされていき一気に読み終えてしまった。 神場が16年間見続けている悪夢から話は始まる。その陰鬱とした悪夢には、神場の後悔や贖罪の意識、人生への疑問、憤怒など様々な心情が隠されているように感じた。そして、まさにその悪夢を晴らす為の遍路旅であると理解できる。 肝心の事件はなかなか進展がなくモヤモヤする。しかし、作中の言葉で表すなら魔法の様な、手品の様な事件のタネを知ると、なるほど!と唸るような面白さがある。 この一冊に登場する様々な家族の在り方や、仕事への情熱と疑念、人の罪や贖罪、信頼できる人間の存在と喪失。ミステリー以外の要素も非常に濃く、巧みに描写されていて、満足度が高く、この一冊に出会えて良かったと思えた。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ面白すぎて一気読み。話が現在・過去、そして話者も多く場面がコロコロ変わるのにも関わらず、話がブレないかつ中弛みもなく読みやすかった!!!!久しぶりに満足感の高い作品を読んだな〜
5投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察官を退職した神場は、妻とともに四国遍路の旅に出ていた。その道中ニュースで知った幼女殺害事件に、神場は16年前に自分が関わった事件を重ね合わせた。その事件も幼女が殺害されたもので、犯人は逮捕されたものの神場のその後の人生に暗い影を落としていた。と言うのも、逮捕されて有罪となり、現在服役中の男が実は犯人ではない可能性があったからだ。当時の神場はそれを訴えたが、冤罪となれば警察の信頼は失墜するとして揉み消され、神場も口を閉ざすことを強要された。そのため神場は、手口の似ている今回の事件は、16年前の事件と同一犯なのではないかという疑念を抱く。そしてもしそうならば、16年前に自分たちが真犯人を捕まえられなかったがために新たな犠牲者を出してしまったということになる。 神場は、かつての同僚鷲尾と、娘の恋人でもある刑事・緒方にそのことを伝え、秘密裏に16年前の事件を洗い直すよう促す。当然事実が明るみになれば、自分たちが糾弾されることも覚悟の上で。その覚悟を聞いた二人は、死に物狂いで犯人へと繋がる糸を手繰っていく。 妻とともに巡礼を続ける中で、神場はさまざまな人たちに出会う。辛い過去を背負う者、犯した罪を背負う者。神場自身も、16年前からずっと背負い続けた罪悪感と向き合いながら旅を続ける。四国を巡る一歩一歩が、その贖罪と覚悟を表現しているよう。 「死ぬまで刑事」その覚悟を伝える緒方と、緒方を認めて娘に伝える神場に胸が熱くなった。
0投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ2016年初版。定年退職した刑事が主役です。心残りの事件を残したままの退職。自分の関わった事件が誤認逮捕であることを疑っている。いや、半ば確信している。悪を憎み誠実に刑事を全うした男の後悔。ある事件をキッカケに真実を突き止めることに戸惑いも感じながら真実を求める。不器用な男の苦しさが伝わってきます。そして、そんな男についてきた妻。刑事小説というよりも人間が描かれているという印象です。
35投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログお遍路の描写が少し長い割に最後がフワっとしていて残念。緒方くんの仕事ぶりが優秀!感情移入が難しい作品。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ孤狼の血の作者による 警察ミステリー。 妻とお遍路参りをする引退した刑事は、 16年前の幼女誘拐殺人事件と 似た手口の現代の事件を通して、 過去の後悔と懺悔にさいなまれる。 ミステリーの部分はほんのおまけ程度で、 この話のメインは 引退した刑事の巡礼と懺悔の旅にある。 事件の進展とお遍路の進み具合を リンクさせ、独特の世界観を作り出している。 つまらなくはないが、 昭和の頑固オヤジの考えが理解出来ないと 楽しめないかも。 文章は流れる様に入り込んでくる。
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ自分の中の正義を一貫して貫こうとする神場がかっこよかった。冤罪によって罪のない人を長期刑にしてしまったかもしれないという重いものを背負いながらの八十八カ所巡礼。途中出会った千羽鶴さんとの会話にグッときた。愛里菜ちゃん事件の犯人逮捕に至るまでの緒方の奮闘ぶりと警察としての覚悟を見て、娘の幸知との交際を認めたところは涙出そうになった。 お遍路もあとちょっとで終わるってところで犯人が捕まり、自身の罪を妻香代子に打ち明けて贖罪のため一文無しになると伝えた後の香代子の覚悟かまた泣ける。「根っからの刑事の妻よ」と胸張って言えるのが凄い。最後は2人で手を繋いで結願寺に向かいながら優しい雨に打たれてたのは情景が浮かぶようで素敵な終わり方だった。 結局過去の純子ちゃん事件の件はどうなったんだろう。そこだけ気になる。
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ全体的にジメジメとした暗さを感じさせるが、最後は胸が熱くなった。ミステリーというよりヒューマンドラマで、年配の方におすすめ。 展開が遅く中弛みはある。 群馬県警を定年退職した神場と妻が四国巡礼の旅をしながら、少しずつ神場が心に秘めているものが明らかになる。
19投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ夫婦でお遍路に挑戦する「定年退職のデカとその妻」と「元部下のデカ(緒方)が犯人を探す」。この2つがシンクロして物語が進む。 お遍路途中に語った「緒方は、いいやつだ」この神場のセリフに感動した。全米が泣いたよ。
21投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ刑事の職を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た主人公の刑事。途中で起きた少女誘拐事件が過去に捜査した事件に似ているため、解決しなければいけない焦燥感に苛まれ、毎晩のように夢を見てしまう… 刑事という仕事は単なる業務だけでは無い。間違いがあると人の人生を左右してしまう。自らの過去と向き合い そして家族との複雑な関係が絡み合って、事件の解決と共に最後はちょっと目頭を熱くした。 本論とは違うが、主人公は定年後に夫婦で四国88ヶ所のお遍路の旅に出ている。僕も還暦になったら、お遍路なんてのもやってみたいと思った事があったなあ…結構、周りでもそういう人がいたので影響されたように思うが…今はそんな気は全く無くなった。 やっぱり行くとしてもレンタカーだろうなあ。
1投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実直で正義感が強く優しい、が、不器用。 そんな刑事達の物語。 実際のところ、どうなんでしょう。 こんな正義感が強く、優しい刑事さんは実在するのでしょうか。 そんないささか懐疑的な気持ちで読み進めていました。 緒方はすごい刑事に成長しました。 かっこ良すぎ! さちさんといつまでもどうぞお幸せに。
7投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ泣けました。あまりにも実直過ぎる男達と純粋過ぎる妻と娘。欲深な読み手は見ていて辛かった。プライドと事情に上手いこと折り合いつけて今まで頑張ってきた物は手にしても良いのでは?と思ってしまった(・・;)
1投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ一気読みしてしまった 同年代の男の不器用さが伝わる 感じられる 何度か鼻の奥を熱くさせられた・・・・本当は机に滴が落ちてたけど
2投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ16年間深い深い闇を抱えながら生きてきた元警察官の、過去と現在の事件を巡る感動的な1冊でした。 自分自身や警察という組織に疑問を感じ絶望しながら、家族や仲間の未来を案じ続ける主人公の神馬。 優しいなんて言葉では軽くなってしまうほど、深い人間なんだと思った。 正直、ミステリーと思って読み進めると色々と物足りなく感じるかも。私がそうでした。 でも心揺さぶられるセリフや描写もがいくつかあり、ヒューマンドラマとして素敵な1冊だと思います。
6投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
柚月裕子氏の作品は2作目。前回読んだ『孤狼の血』は広島を舞台にしたヤクザもの&ハードボイルド&警察小説だった。今作も同じジャンルだが孤狼の血のようにヤクザは登場せず若干ミステリ分高め。ストーリーは四国八十八箇所巡りをする引退した刑事の話…お遍路の最中に16年前自分が関わった少女誘拐事件と酷似した事件が起き…かつて自分が逮捕した犯人は潔白で、実は冤罪だったのではないかという疑念が生じる。16年前の事件で捕まらなかった犯人がなぜか今また同じ手口で犯行に及んでいるのではないか、と。その事件では遺体に残された体液と被疑者のDNAが一致した事が逮捕の決め手となったのだが、事件当時の時代のDNA鑑定では数百人に一人の割合で別人のDNA型と一致してしまう程度の精度しかなかった。主人公の元刑事はかつての部下と連絡を密に取り、四国の地から事件の真相に肉薄する。そう、これは安楽椅子探偵ものでもあるのだ。難事件を解決するアイデアあり、登場人物の過去を語ることによって人物造形に深みが増し、その人物たち相互の化学反応により壮大な人間ドラマが繰り広げられる。さらに警察とは、正義とは何なのかと主人公が悩む様は読者にもその問いを突きつけてくるかのようだ。ラストも八十八箇所めの寺を訪れるところで綺麗に決まった。エンタメとしても警察小説としてもとてもよくできており読み終わった後深い感動に包まれた。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou32102.html
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ事件の進展と、神場夫妻の四国巡礼がバランス良く描かれていたと思う。そこに、緒方と幸知。味わいのあるミステリーだった。強いていえば、容疑者どうなった?
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログ今年(2024年)の夏に読んだ本。 集英社のナツイチに入っていて、そういえば祖母の家の本棚にあったなぁと探してみたらやっぱりあったので借りて読んだ本。余談ですが、私が読む本は祖母の家から拝借するものも割とある。 過去の事件と今の事件が交差しつつ進むお遍路さん。じわじわ真相がわかってきて、このまま事件解決してほしいという期待がありつつ、過去の過ちが明らかになる苦しさもあって、いよいよ犯人がわかったときに詰めてた息を吐き出しちゃった。いい話だったと思う。
0投稿日: 2024.12.17お遍路と雨と罪
四国八十八ヶ所を順に巡るお遍路と、進まない犯罪捜査と、降り続く雨を見事に同期させた作者の手腕に感嘆した。ミステリー推理小説ではなく登場人物たちの心の動き、悩み、葛藤を見事に描ききった作品である。各所で感動しながらページを捲っていった。警察の闇や刑事の業 を感じる場面も多いが、主人公の妻のキャラクターが感涙ものである。最後の八十八ヶ所を巡り終た結願と犯人逮捕のシーンを同期させた締めくくりは最高のできと感じた。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログドキドキしながら、最後は一気に読み終わった。 冤罪は怖い。でも上からの圧力や、自分の人生を棒に振ってまで真実を貫ける人は少ないと思う。 自分だったら、そこまで自分の責任と思えるかな。上の人のせいだと逃げてしまうかも。 財産まで無くして、これからどうやって生きていくんだろう?結局、娘や妻に迷惑をかける事になるから、なんだか納得いかないような。
2投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私的には、冤罪じゃない方が良かったな。 最近、立て続けに刑事物を読んだんだけど、 刑事さんの奥さんにはなれないなー。 ってか、刑事さんと話すのはしんどい。っーか、 心から楽しめない。 警察官って話してる時の目つきが独特だし。 職業病なんだろな。
2投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ警察組織はやっぱり複雑だ。 いくら捜査内容に納得いかず、黒いモノに対しても上が白と言えば白になってしまう。 16年前に起きた幼女暴行殺害事件と類似した事件が発生する。 16年前、その捜査を担当していた陣場は逮捕された被疑者に対して疑念を持っていた。 それは逮捕の決め手となったDNA鑑定についてだ。 当時、DNA鑑定はまだまだ技術としては不安定で、精度としてはイマイチであり、捜査の参考程度に留めるものとされていたが、捜査が難航したこともあり、いち早い事件解決が求められていたため、解決を急いだ警察上層部は逮捕の決め手として一致した人物を逮捕した。 陣場はこのことに疑義を呈したが、警察上層部は警察組織の根底を揺るがすとし、疑義を棄却した背景がある。 陣場はずっと、あの事件は冤罪なんじゃないか...と悩み続けている中で起きた類似事件。 すでに定年退職した身ではあるが、気になる。。 外部アドバイザーのような立ち位置を確立して、信頼のおける部下と上司に連絡を取りつつ、事件の真相を探る。 この事件は16年前の事件と何かしらの繋がりがあるのか? 陣場の葛藤を想像しながら読むと、なかなか辛いものがありますが、読みやすい作品でした。
12投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ過去の事件に対する元刑事の苦悩がすごく伝わってくる、この描写がすごい。香代子さんの人柄がまた素晴らしい。
41投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ元刑事とその妻がお遍路している最中に、過去の忌まわしい事件とリンクしている事件が…! 冤罪か否か、いや、冤罪の可能性が高い事件で、悪夢にうなされ続けている神場。 元部下であり、娘の彼氏である緒方と事件解決に臨む。 とても重い作品だけど、とても引き込まれて、あっという間に読了。 スッキリしないけど、これで良かったと思った。
23投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ非常に重い話だったと思う。 警察を定年退職した男と現役の警察官の2人の視点でそれぞれの苦悩と決意が描かれている。 物語の先を考えると大円団とはいえないかもしれないが、覚悟をきめて事件をかいけつしにいく姿には感銘をうけた。
2投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ正義感溢れていて、 でも、愛情も沢山感じられて 最後に、慈しみの雨が優しさで包んでくれて。 とても、良かった。 これは、文章で味わえる、本の良さだと感じました。
0投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログとにかく面白かった。 一気に読んだ 四国の巡礼に参った訳と 家族の物語 警察の上部ので隠蔽 今 柚月さんにハマっている
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ一風変わったシチュエーションで物語が展開してゆく。ラストシーンはホッとするような、でも相変わらず重いなあ。
0投稿日: 2024.09.09中途半端な終わり方
ストーリー展開は面白く、先に先に読み進みたくなりました。 ただ、事件解決後のその後がすごく気になります。 続巻でないのかな?
0投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去に少女誘拐強姦殺害の事件にて冤罪逮捕をしてしまったという可能性を心に秘めながら、お遍路を巡る神場の葛藤を描いた物語。 時が流れ、再度同様の事件が起きて定年後の神場が事件と向き合うきっかけになるわけだが、心理描写がストレートに描かれていてとても入り込みやすい。物語自体が現代の事件を経て過去との決別という構図だから奇を衒っているわけでなく王道だなあという感じ。 生まれてくるのを祝福する人間は一人でも多い方がいい、とか、人生は天気と同じ、晴れる時と雨の時があってバランスが大事とか学ぶことが多い一冊でした。
2投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ現在捜査中の事件とリンクする過去の事件、妻との四国遍路の旅の中で辛い過去と向き合う主人公。。。過去と現在を行きつ戻りつするミステリー、イッキ読みでした
1投稿日: 2024.08.20
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神場智則 警察官を定年退職。地元の高校を出てすぐ、警察官になった。二十代の大半を交番勤務で過ごし、夜長瀬駐在所に配属された。五年の駐在所勤務を終えたあと、所轄の交通課に呼ばれ、刑事課へ取り立てられた。それから退職するまでの二十六年間、所轄の強行犯係と県警の捜査一課を行き来した。最後は、県警の捜査一課強行犯係主任、階級は警部補で退職した。 香代子 神場の妻。 幸知 神場の娘。 マーサ 神場の愛犬。 須田健二 神場の二歳年上の先輩。神場に夜長瀬駐在所への異動を勧めた。職質を行った相手から刃物で刺され死亡。 岡田愛里菜 群馬県の尾原市に住む小学一年生の少女。行方不明になって遺体で見つかった。 金内純子 十六年前に行方不明となり、神場が遺体で発見する。 国分健也 純子ちゃん行方不明事件の捜査の指揮を執っていた。 八重樫一雄 純子ちゃん殺害の犯人。 緒方圭祐 神場の元部下。群馬県警捜査一課強行犯係に所属する刑事。幸知と付き合っている。 今藤隆司 神場が夜長瀬駐在所勤務を終えて、所轄の交通課から刑事課へ赴任したときの主任。 鷲尾訓 県警の捜査一課長。神場の二歳下。 節子 夜長瀬駐在所の集落の村田の家の嫁。義父の武男を殺した罪で逮捕された。 幸助 節子の夫。 武男 幸助の父。 キヨ 幸助の母。 高見 緒方とコンビを組んでいる後輩。 宮嶋 管理官。 祥子 須田の妻。幸恵が一歳を迎えた翌週に交通事故で急逝する。 幸恵 須田の娘。神場の養女となり、幸知と改名した。 落合 純子ちゃん事件の八重樫の取調べを行った県警捜査一課で落しの名人と謳われた警部補。 片桐真一 純子ちゃん事件当時の本部長。 塚原隆成 純子ちゃん事件当時の刑事部長。 千羽鶴 お遍路でお接待をする年配の女性。 佐々木健 愛里菜ちゃん事件の有力と思える被疑者。尾原市内の小学校の教諭。アリバイがあることが証明された。 川瀬 お遍路で神場と偶然三回出会う。過去に母親を殺してる。 馬淵 福岡刑務所所長。 丹波 福岡刑務者統括矯正処遇官。 山本 若手刑事。 土井 署長。 加部倫也 最重要被疑者リストのひとり。 平井 私服捜査官。
1投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ冤罪か否か?が白黒ハッキリしないのが残念で猛烈に知りたかったけど。 追記 緒方刑事はデキスギさんですねー
11投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ盤上の向日葵から2作目。重い十字架を背負った主人公の心中と情景の描写は秀逸です。柚月裕子さんの他の作品を読みたくなりました。
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ刑事を引退して、四国八十八ヶ所巡りをする神場は16年前の幼女誘拐事件に引っかかりを感じていた。 お遍路中に、県警で幼女誘拐遺棄事件が発生する。 現役刑事の緒方は神場に事件のことを相談し、八十八ヶ所巡りと共に事件解決に向けて動き出す。
8投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価が良かったので期待しすぎたかも。 私の求めていた結末にはならずにモヤっと。 怖がりなので夢のシーンはホラーのように怖くて読み進めるのをやめようかとも…。 ミステリーではないのかな?神場さんの人生を描いている物語だった。 最終的にアリナちゃんとジュンコちゃんの犯人だったのか、犯人の背景はどうだったのか、逮捕されたあとの神場の人生はどうだったのか…気になるところがありすぎた。 あと、冤罪につあて神場の退職金をあげるだの鷲尾が辞めるだの責任の取り方にも疑問。冤罪については国が莫大な金額を払うだろうし神場の退職金受け取る側もモヤっとするのでは。退職金をあげることで自分が楽になりたいだけな気がした。鷲尾の退職だって、あと2年同じことがないようにするのが務めではないのか?とモヤってしまった。 それぞれ神場さんの取り巻く登場人物は魅力的な人ばかりで特に緒方がかっこいいな〜と思いながら読んでいた。 お遍路しながら物語が進んでいくのだがお遍路シーンのたびにスピードが止まってしまい最後までイマイチハマりきれず。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ朽ちないサクラ、月下のサクラ、からの柚月氏3冊目。警察小説作家さんだと知り、楽しみに。 警察小説と把握していたが、主人公は警察を退職し、妻と2人お遍路の旅に出ており、お遍路の途中で事件に?と、?を頭に掲げながら読み進めた。 2019年に書かれた作品のようなのだが、警察小説としても新しい視点、観点の作品なのではないかと思う。 お遍路の旅をしながら過去へ思いを馳せ、過去の事件や自身の家族、人生、悔いても拭えない罪を描きながら、現在の事件とを結ぶ。 直接関わることはないにも関わらず、事件が展開し、解決へ導き、それに伴い、人としての思いや家族への思いにも深く入り込む。 分かりにくい印象はあるけれど、家族への愛情は豊かであり、刑事として心中に正義もある。 主人公としてはかなり渋いと思うが、それ故に味がある作品だと思う。
3投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログお遍路というものに興味がもともとあり、それを題材にした内容で刑事モノってことで読んでみた 警察OBがお遍路へとある思いを背負い、夫婦で歩く そして娘と元部下の彼氏 未成年への殺人 色んなピースがうまく絡み、ストーリーが進んでいく ただお遍路を回ってるだけなのだが、捜査状況を元部下からの情報でのアドバイスとすることで昔の事件との関連など複雑に絡み合ってくる どんなラストに落とすのかとハラハラしながら読み進めた
0投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログ母の勧めで読んでみた本。 前半事件に進展がなくスピード感に欠ける気がしたが、後半どんどん面白くなっていった。警察官の正義感・責任感がかっこいい…自分もこんな誇りを持って仕事ができたらいいな。 ちょっとだけ、将来仕事を引退したら自分もお遍路をしてみたくなった。
2投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ警察小説×安楽椅子探偵 と、解説にもあるが、いっけん地味に見える物語が、この設定のおかげでスピード感のあるサスペンスミステリーへと昇華している。 主人公のアラカン元刑事が、四国八十八ヶ所巡りを妻としながら、いっぽうで娘の交際相手刑事が事件解決に奔走する、、 そしてそれぞれが様々な思いを抱えながら成長していく、、 そして最後に降る雨は、、 楽しめる作品です。
6投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログちえちゃんから 何ヶ月も前に借りた本。 そろそろ読まなくては笑 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 群馬県警を定年退職した神場智則は、妻の香代子とともに、念願だった四国八十八箇所を徒歩で回る歩き遍路の旅に出た。旅先の旅館で、群馬県で行方不明だった小学一年生の愛里菜ちゃんが遺体で発見されたとニュースが流れ、神場は動揺した。それは、十六年前に神場が捜査にあたった純子ちゃん殺害事件と酷似していたからだ。 神場は元部下で娘の恋人の緒方に助言を頼まれる形で、愛里菜ちゃん事件に協力することに─。 神場の巡礼には、過去に手がけた事件の被害者を弔うという理由の他に もう一つあった。 神場は過去に重大な過ちを犯していたことを後悔していた。 十六年前、犯人を挙げた純子ちゃん事件。 「冤罪の可能性があるのではないか」 その疑念を抱いたまま 。犯人は今も服役中だ。 愛里菜ちゃんの事件を追いながら、純子ちゃんの事件と再び向き合うこととなった神場。 二つの事件が無関係ではないとしたら…。 見て見ぬふりをしてきた「冤罪」という可能性を 再捜査するという葛藤と、愛里菜ちゃんを殺害した犯人に辿り着きたいという執念。 事件の真相が明らかになった時、 神場と緒方は覚悟を決める。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 四国遍路の旅、気になるなぁ 徒歩で約2ヶ月 それはちょっと無理そう(´•ᴗ•;ก) 定年退職した旦那さんと2ヶ月。 うん、どうなんだ。想像つかない。
41投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ母が貸してくれた本 主人公の過去や後悔の念を四国巡礼を通して共に見つめ直した様な感覚になる作品。特にラストが良かった。正直、淡々と終わってしまうのかなと思っていたので家族愛溢れる最後に感動! 作中に登場したお寺の場所や写真を検索しながら読み進めることができて楽しかった。
2投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログお遍路さんにちょっと興味が湧いた。 でもこんなに長く夫婦で回れるかなぁ。 絶対うちなら置いて歩いて行かれそうだな。 旅なのにコンビニおにぎり?えー。ちゃんとしたご飯食べたい! とか 全く本編とは関係ないことばかり考えてしまった。 まぁ捜査が進まないの! 犯人像が浮かばないの! そして読み終わってやっと気付くおバカな私。 私の好きなミステリー本ではないのです。
19投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ時々私の看板に偽りありの一冊。 2023年よまにゃの企画で購入。もともと電車に貼ってあった広告で気になっていたもの。 個人的にはミステリーではなく、殺人事件のエピソードが挟まれた警察もの… 警察という組織の大変さを思い知る… 公務員は本当に大変… 神場と鷲尾のような使命感のある人は、実際にいると思います。ただ、結果には結びつかず、ひっそりと定年を迎えるのでしょう。 早期退職は不遇だなんて…厳しい世界です。 エピソードとして使われた幼女の事件と、その舞台となった群馬県、お遍路の舞台の四国…などなどに思いを馳せ… 千羽さんのエピソードと川瀬のエピソードには泣きました。 エピソードの結論を知りたくて、3時間くらいで読了(笑)日本人作家さんの作品だと、たまにこういうことがあります。するする読み進む… 星3つは少ないんです。3.8くらい。でも4つだと多い… やはりちょっと最後の解決のきっかけなどが展開早すぎ…と。 神場と鷲尾の一石は、波紋にもならないかも…という現実的な展望もあり、この評価で。 でも重い読後感でした。
2投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ面白かった。 退職してからお遍路さんを巡りながら、過去の思い残した事件に向き合い解決に辿り着く。警察小説でありながらヒューマンドラマのような。 しかし組織に立ち向かう勇気はすごいと思うけど、最終的な主人公の決断と責任の取り方にはどうしても賛同できない。 それは警察官としての職務の範疇を越えているし、国がやるべきことだと思う。
8投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ毎度のことながら、なんでここまで人生を賭して、すべてを投げ出して仕事に身を捧げられるのか、どうも理解に苦しむ。 それとも自分の方が普通じゃないのか。。。
1投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログなんかすごーい面白かった。 とても重いテーマのように思えたけど、読み終わった時になんだか心がとても温かくなった。これをただのミステリーとは言いたくないと思った。
0投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ定年退職してお遍路巡りに出た神場は旅先で昔自分が担当した事件に酷似した事件が起きたことを知る。 もしかして自分が犯人だとした男は冤罪だったのか。 悩みながらお遍路巡りをするうちに真相を暴くことになる。 お遍路巡りしてみたいって思ってたんだけど何かを失った人とか埋まらない人とかがやっぱり行くみたいなものなんだなーと思った。 人を殺してしまった人、冤罪だった人、、、いつかお遍路巡りしてみたいな。
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ警察小説というよりは、重厚な人間ドラマですね。 定年退職した元刑事の神場には、忘れられない事件がある。16年前に、おかしい…と思いながらも上からの圧力で終わらせてしまった少女誘拐事件。 重いものを背負いながらの16年間。そして退職した後もその重さは変わらない。 そして今また、あの時と酷似した少女誘拐事件が起こる。 理想を持って始めた仕事なのに、組織の中で目を瞑らなければならない…これはとても辛いことだろうと思います。立場上、間違ったことを間違っていると言えない苦しさ。そして、人として、そんな自分を自分自身が許せない苦しさ。だけれども、自分が声を挙げれば大切な人を巻き込むことになる苦しさ。 神場の苦しみが、妻と回る四国お遍路の旅とリンクして描かれ、読み応えたっぷりでした。
105投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログたくさんの方の本棚に 〈 様々な思いの狭間で葛藤する元警察官が真実を追う、日本推理作家協会賞受賞作家渾身の長編ミステリー〉 ミステリーは苦手なんだけど (というか殺人が苦手なんですう) これは四国遍路と平行してゆっくりと時間が流れる 寺、宿、山、町 それぞれの描写 家族、刑事、加害者と被害者 丁寧に描かれていた 遍路の果て、結願寺に向かう 優しい慈雨 ≪ 悔恨が またよみがえる 悪夢消せ ≫
29投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログ感動しました、素晴らしい作品です。 神場さん、鷲見さん、緒方さんの関係性が 絶妙でした。 神場=渡辺謙 鷲見=佐々木蔵之介 緒方=磯村勇斗 で映像化どうでしょう
1投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ半年に一度、とても仕事が忙しい時がある 今だ それなのに、この本を選んだ理由はわからない 楽しい気持ちになる本ではなかった フィクションだからこそリアルなところもあり、読んでいて辛くなることも多かった 特に千羽鶴さんの話は泣けた 神さんや緒方さんのような刑事さんだらけだったらいいのに
76投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ読んで良かった。 四国お遍路について、知識が深くなった。皆それぞれ、重い荷物を背負いながら生きている。そう実感できた。 夫婦愛、親子愛、仲間の絆。様々な人間模様に心打たれた。 「俺はいつも、事件という名の生きた獣と闘ってるつもりだ」このフレーズが心に刺さった。
19投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ泣いたー。 緒方刑事かっこよすぎる! というか出てくる人皆いい。 でも私が香代子だったら、口数の少ない、礼も詫びもほとんど言わない夫にはイライラするだろうな。香代子が奥さんで良かったね神さん。2人の馴れ初めも知りたい。 冤罪関連の小説をもう一冊読み始めていて、そっちに出てくる刑事にムカムカしていた最中なので、余計に素晴らしく感じた。
24投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログ重い話も最後には報われた内容だった。 解説にあった白黒の世界にピンクが差し込むという表現が、まさにその通りのだった一冊。
4投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ読み直し 最初は、哀しい雨のイメージだったけれど、2度目で慈しみの雨になった感じ。 刑事ものだけれど、主人公が現場で捜査にあたるのではなく、過去と向きあい、家族と向き合う中でストーリーが進む。 事件のことだけでなく、家族の背景にも心動かされた
2投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ図書館の何が入ってる? 読んで見てミステリーセットの中の一冊でした!!! 自分ではなかなか選ばなそうな表紙。笑 初めての作家さんだったし、ドキドキしながら読んだけど、面白かった!!!!!!!!!! この本の解説の方が、 この本一冊通して、ずーっと色彩の欠いた世界が広がってる。白と黒で埋まってる刑事や被害者の心境が、ラストでほんの少し色がつく、、、、 この解説みて。 書店員!?ただの書店員なの!?と、驚きました。 幼女殺害がテーマで、心底暗く、刑事たちが犯してしまった冤罪でさらに被害者を増やしたかもしれない、、、と、心の中に闇を背負わされた定年刑事が。四国遍路の旅で少しづつ事件とともに、心の闇も軽くしていく、、、、 このコントラスト、すごかった。 そして、四国遍路、、、 行ってみたい、、、、 こんな感じなんだ。と、読んでてより一層行ってみたくなった。 #四国遍路 #行ってみたい #初めての作家さん #面白かった #この人の本また読みたい #書店員の解説 #秀逸すぎる #なんかわかるなぁ #刑事の妻もすごいいい #なんとも言えない気持ちになる #幼女 #つらい、、、
2投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログずっと根に残るものあるよなぁ。 解決出来るのはそれはそれで凄い事。 根に残るだけでもそれだけ向かい合っているという 事だよなぁ。
0投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログ群馬県警を定年退職した元刑事が妻と一緒に四国巡礼の旅にでる。その間にストーリーが展開される。 400ページもの長編でやっと読み終わった。 途中から話に巻き込まれ、どう展開するのか興味をもって読み進んだ。 ただ同じ話の繰り返しが多くイマイチだった。 印象に残ったのは 見て見ぬふりをするという言葉 自分も過去を振り返り、何度したか 今でも弱い人間だったなあと悔いる。
21投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログお遍路さんしよう!と軽い気持ちで、友人達と話したことがある。戯れに「行こう!」なんて言ってた自分を、少し反省しながら読んだ。 たまに?妻を気にしながらも、お遍路の先々で推理を巡らす堅物男の神場と、現場を駆け回る現職刑事たちが目の前に浮かびワクワクした。 なかなか重い事件の内容だったが、元刑事の夫のお遍路にムリムリ付いてきた妻の天然ともいえる明るさが、清涼剤となり癒される。 堅物な神場の償いを、慈しみの雨が包む時、お遍路最後の札所で何を祈るのか。。
2投稿日: 2024.02.06
