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ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)
ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)
燃え殻/新潮社
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総合評価

286件)
3.4
45
74
89
46
9
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    不思議な感覚。とりあえずおもしろかった。燃え殻さんのリアルな人生の振り返りを見せてもらった。そこで重なるのはやっぱり自分の恋愛経験。忘れていたこと、忘れたかったこと、いろいろ思い出して、再びあれこれ考えた。あのときこうしておいたらよかったなんてないけれど、後悔と色褪せない思い出に胸が苦しくなった。

    0
    投稿日: 2021.04.18
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    偶然なのかなんかの因果なのか、この小説を途中まで読んだタイミングで「花束みたいな恋をした」という恋愛映画を観て、帰宅して読み終えた今、つくづく自分は「恋」というものから徹底的に逃げ続けてここまで来ちまったんだと痛感した。 著者の燃え殻さんのことはTwitterで知り、興味を持って本を読んでみたらなんとまあ、自分の人生をある程度題材にした内容とはいえ、文章から匂い立つ生々しさで噎せそうになった。エンターテイメントとして括られる物語のような派手さはないけれど、こうして自分が感想を書いている今もどこかでこういう物語を生きている人が世界中にいるんだと思うと、しかし上にも書いたように自分は何かを語ったり思ったりできるような恋愛経験もないのでただただぼんやりとすることしかできない。 でも、小説を一冊読んでこういう気持ちになることは初めてだったので、新鮮さと一緒に、欠けたところが一時的に満たされた感がある。いつぞやのTwitterにあげてくれてたエビチャーハン、食べに行ってみたらおいしかったです。

    1
    投稿日: 2021.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いい本に出会えた 何気ない日常を叙情的に切り取るのがとんでもなく上手で、自分の毎日と重ね合わせては何度も泣いてしまった。 今大好きなひととの日常がもっともっと愛おしくなって、こんな幸せを享受できていることが嬉しくて、今この瞬間一緒にいることを噛み締めて泣いてしまった。 もう既にこの先ずっと会わない知人・友人・元恋人がいて、いつかは別れが来てしまうなんて、寂しいなあ。ずっとここにいたいなあ。 以下は好きだった一節。 美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。 七瀬のお店で関口と七瀬を見ながら ボクは眠りそうで眠れないスローモーションのような時間の中で、今日起きたら彼女に電話をして、好きだよと言おうと思った。この瞬間の気持ちがずっと続けばいいのに。明日も、明後日も、何年先もずっと。それは夢だよと誰かに言われたとしても。 かおりと渋谷のラブホテルで 「彼の身体の隅々には、打ち込んできた他人の文字たちが成仏せずに残っていたのよ」 「言葉の幽霊みたいだね」天井に向かってそう言うと、彼女はボクの胸に耳をくっつけたまま話し続ける。 「キミの身体にもたくさんの成仏していない言葉がつまっているんだよ、きっと」 「俺には何もないよ」ボクのことを一番信じていなかったのは、ボクだったのかもしれない。ボクの鼓動と雨音と彼女の呼吸が重なる。「大丈夫」と彼女が言った。 「キミは大丈夫だよ、おもしろいもん」 どんな愚痴でも、最後に「キミは大丈夫だよ、おもしろいもん」と言ってくれた。自分より好きになった人のなんの根拠もない言葉ひとつで、やり過ごせた夜が確かにあった。

    1
    投稿日: 2021.03.25
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    「寂しさと焦りと、ほんの少しの希望」 ストーリー ★★★☆☆ 登場人物 ★★★★☆ 読みやすさ ★★★★★ 世界観(雰囲気) ★★★★☆ 描写・表現 ★★★☆☆ どこか自分にも当てはまるような痛さのある小説だった。癖がある登場人物が多く感情移入できないと思いきや、自分にもそうゆう痛さや恥ずかしさがあったと感じられた。読んでいて寂しくなったり悲しくなったり焦燥感を感じることが多く、ネガティブな気持ちになるのだがなぜかページをめくりたくなった。しかし最後に主人公が彼女の影を乗り越えることをほんの少しの希望を感じさせてくれた。 読みやすく短い小説なので、普段小説を読まない人にもおすすめしたい。

    1
    投稿日: 2021.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全なるあいみょん影響であるが、これは正解本✌︎一気読みした✌︎ 辛い境遇に直面した時の心の痛みは、成長痛であるという考え方は、シンプルに好き。失敗と捉えるか、次への一歩と捉えるか、考え方ひとつでむちゃむちゃ生き方が変わると思った。 嬉しい時に悲しい気持ちになるのは、鬼共感、、こんな幸せが一生続くことはないなあ、とか、こんな自分と向き合ってくれてありがとう、とかいろんな感情がごっちゃになるからかなたぶん。 あと、別れは突然。家族でも友達でも、先生でもバイト先の方でも、お客さんでも、出会いをもっともっっと大切にしたいと思った。そしてその人たちの良いところを見つけて吸収していきたいと思った。そのために自分の言葉で伝えられる努力を、!しな!ければ! 読みやすいけど、なんか、読み終えた後の感じ、大人な恋愛してないなあ、私自己中ガキやなあて思ったよね〜 まずは自分が大人になって、自分中心じゃなくて相手の良さに影響されて自分も成長できるような、素敵で大人な恋愛したいネ。 「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    懐かしかった恋愛とその時の感情、昔の恋愛を今現在どう思うか。心の支えであり、良い思い出として存在するものから、今なお飲み込めないもの。あっという間に読み終わった、ほのぼのするストーリーで、その時々で自分に後悔がない生き方をしようと思える物語。

    0
    投稿日: 2021.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オザケンも車谷くんも私の青春だった。 振られた恋に後悔はないけど、振った恋にこそ後悔があると思う。 こんな事言いたい訳じゃない、ホントはこんな態度とりたい訳じゃない、別れたいなんて思ってない。デロリアンで6年前のあの日に戻ったら何か変わるのだろうか。「行ってらっしゃい」と見送ったあの朝。最後になるなんて思ってなかった。そんなつもりじゃなかった。 私は、まださよならを言えていない。

    1
    投稿日: 2021.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    将来の夢がない自分にとって、主人公が将来の夢を「今日決めました」と、ある女性と話すところが印象的。自分よりも好きで、人生に大きな影響を与えるような人と、結ばれることはなかったけれど、そのエンディングが必ずしもバットエンドとは言えない終わり方が良い! 心には響かないけれど。

    0
    投稿日: 2021.03.03
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    分かるような分からないような。 言い回しとかセリフはいいなぁって感じるところもあったけど、一括して言うと自分にはあまりハマらなかったです。

    0
    投稿日: 2021.03.02
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    エモい。2000年代に都会で社会人やってた人には刺さることが色々あるのかな。忘れられない人っているよね。

    0
    投稿日: 2021.03.01
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    こんな風に人との出会いや別れを経験して言葉として書き出せることに憧れを感じました。もっと日々なんとなくすぎていく時間や、感情や考えを忘れたくない、大切にしなければと思いました。

    3
    投稿日: 2021.02.15
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    元カノが忘れられない主人公。 あやまってFBで友達申請をしてしまったことから、 過去の記憶と現在を行き来する。 目の前の仕事をこなさないといけないはずなのに、 頭の中は過去の出来事で溢れて何も手につかない。 でも仕事しないと。。 でも記憶のフラッシュバックが止まらない。。 でも仕事。でも記憶。仕事。記憶。。 そんな日の自分を思い出すような小説でした。 当時の音楽、文化とか、 固有名詞もたくさん出てくるし、 自分の知っている路線とか、 身近に感じる場所のエピソードも 出てきたけれど、イマイチ 泉麻人の「あやふやな季節」を読んだ時の ように興奮出来なかったのは、なぜだろう。 多分、私個人的なところで、 主人公の感情と同じくらいか、 それよりもっと、 当時の時代背景や状況を、 細かく描写して欲しかったのか。と思う。 クライマックスは、とても勢いがあって読み応え十分でした。

    0
    投稿日: 2021.02.10
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    今更思い出したんだけど、初めて読んだ時は、昔の恋人を思い出して何にも始まらないストーリーに、退屈だったのを思い出した。 なんだかんだ3年半たって読み返したわけだけど、物語としての面白さって意味じゃなくて、文章を味わうことを覚えたのでこの作品の良さがわかるようになっていた。 これだけこの作品が評価されているのは、昔の人が忘れられないとか、ちゃんとしてないこととか、恋人に甘えてしまうこととか、みんなあるからなんだろね〜。

    1
    投稿日: 2021.02.07
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    1999年、ノストラダムスあったなあ 当時小学生だったから、その時代にこんな風な恋はしてないけれど、知ってるバンド名やミュージャンの名前が出てきたり、なんだかとても匂いのする作品で、ノスタルジックな気持ちになった。 言葉が素敵

    1
    投稿日: 2021.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幸せなのに悲しくなる あの気持ち すんごいわかる 自分より好きになった人 ダサくても大丈夫な日常 もし失敗したとしても、問題はそれを誰と味わうか 美味しいもの美しいものを面白いものに出会った時にこれを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることをボクは幸せと呼びたい ただその時に寄り添ってくれる人がいれば言葉なんておしまいでいい 心に残しておきたい感情がたくさんあった

    1
    投稿日: 2021.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    その時代がわかるからこそばゆい。 自分のための夢じゃなくて好きな人に好きでいてもらいたいがための夢が手に入ったが好きな人はもういない。 「父も母も一生懸命働く人で、家にはお金があった。ただ一生懸命働く人たちだったから、家には人がいなかった。」 この一文だけせつなさがある。子どもにそうさせたくなくて今働かない理由にしてる自分がいる。

    0
    投稿日: 2021.01.25
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    燃え殻さんと同世代だからか、いろんなことを思い出した。なんというか、ひたすら周り(時代)に流されたり、流されたくなくて、でも、全く逆に振り切ることも出来ずに中途半端な人生を送っていた、何者にもなれない自分をどうしていいかわからなかった時期(結構長かったと思う)を思い出した。 いろんな人生があっていいんだよ、と言ってもらえた気がした。 あと時々すごく表現が的確で、ビックリする。

    21
    投稿日: 2021.01.04
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    どこまでがフィクションなのか、はたまた全てノンフィクションなのか。最初読んだ時に、あ、それわかる。そんな感想が出てきた。時間をおいて読み返そう。その時また違う読後感を味わえると思う作品でした。

    1
    投稿日: 2020.12.18
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    エッセイ集だと思ったら小説だった。懐古的なストーリーだけど、著者が同時代人なのでひとつひとつに共感が湧き上がる。本当に大事な選択をするとき自由なんてないんだよな、本当に。

    1
    投稿日: 2020.11.26
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    「ボクが凸で、君が凹。そんな簡単なパズルは世の中にはない。ボクが△で、君は☆だったりする。カチッとか合わないそのイビツさを笑うことができていたら、ボクたちは今も一緒にいられたのかもしれない。」 初恋や、忘れられない恋はきっと誰にでもあると思う。終わってしまったから、もう戻れないから、何度も思い出すし、その度に苦しむんだろうなあ。 主人公のボクとかおりは、共通点もあれば全然違う部分も持っていて、最初はお互いに魅力的な存在だったから恋に落ちたんだろうと思う。 時間が流れて生活が変わって、価値観も変わって、合わなくてなって終わる。よくある恋の終わり方だからこそ共感できる人が多いんだろうなと思った。 凹と凸じゃないから惹かれ合うのに、凹と凸じゃないから終わるのかなあ。 終わるものって名残惜しいし思い出しちゃうし、もう二度と戻れないから価値が高くなるのかな、と考えさせられた。 「知ってる。この感じ。思い出したんだ。思い出した。ほら。あの人も、私も、きっと。結局忘れられない香りと生活を背負って、またあの頃と同じような恋をするんだ。」 というあいみょんのコメントも刺さった。 もう吹っ切れていい思い出にできている人も、まだ忘れられなくてもがいている人も、自分の時間を過ごして思い出になった時に、ふとした瞬間にこんな気持ちになるんだろうな。 構成が難しかったというか、短編っぽいなあと思っていたら、もともと連載物だったのがわかった。スーの存在が最後まで自分の中で落とし込めなかった。個人的にはもう一回読んで理解したいです。あとがきまで読むべき。

    0
    投稿日: 2020.11.06
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    この本のジャンルはいったい何になるんだろう? 90年代のヒット曲がバックに流れ、日常の見た出来事。聞いた出来事。を抑揚なく淡々とつづっている。 「燃え殻」という作者名も不思議だが話の流れもなんだかすごく不思議な感覚になりました。 青春小説? 恋愛小説? 自叙伝? うーん……。

    2
    投稿日: 2020.10.21
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    しつこくチクチク主張するトゲ。しつこくヒリヒリ滲みてくるサカムケ。叙情的でいかにもな雰囲気なのだけれど、無視できない。あの頃はこれほどにも綺麗ではなかったが、たしかに相手とはアホほど語り合ったことを思い出す。

    1
    投稿日: 2020.10.21
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    図書館で借りた本。 短編だと思ってたら、繋がっていた。3話ぐらい読んで気がついた。エクレア工場に働いていた主人公は、ペンフレンド募集で初めて好きだと思える人と出会い、転職する。そのご、インスタで再会(?)する。彼女とのエピソードが面白かった。

    1
    投稿日: 2020.09.19
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    話題作だけれど、ちょっと自分には合わなかった。 おしゃれではないと言っていることがおしゃれ、みたいなそんな感じ。

    0
    投稿日: 2020.08.16
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    Saucy Dog「あとの話」 読了後、初めてよく分からないものに出会ったと思った。しばらくの間、今まで読んでいたのは何だったのかしらという感じで、ぼーっとしてしまった。 このガンダムやら何やらをエモいと感じるのは、30代な気がする。きっと30代のサブカル。 あとは、時系列がごちゃ混ぜで、すごく分かりづらかった。でも、ひとつひとつの章が短かったのでサクサク読めたのは良かった。 これが初めての燃え殻さんの本だけど、他の本を読もうという気には、しばらくなれそうにない……。

    0
    投稿日: 2020.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    働き盛りの男性が昔の恋人や仲間たちの事を思い出し語る。その時の気持ちが、音楽や食べ物、香り手触り出来事によって身近な上位として蘇るような感覚がある。「楽しいことがあって、『これを知ったら喜ぶなという人が近くにいる事』が幸せなんだと」という一節、「男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい」という部分が印象的。

    0
    投稿日: 2020.08.07
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    文体やポエム的なところなど、これは好き嫌い別れるだろうな…。 あと、時系列が気になった。のめり込みにくかった。

    0
    投稿日: 2020.06.27
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    なんとなく読みにくく表現がくどい気がして、「エモい」気持ちにさせようとしてるんだろうなと感じる表現に疲れてしまった。あまりハマらず残念。

    0
    投稿日: 2020.06.20
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    自分のこれまでの人生を投影して、どっかしら共通項を見出しながら読み進めているうちに、まるで自分の思い出話のような懐かしさを感じた。 昔はよくこんなトーンの本を読んだり、映画を見ていたなぁと思い出す。 主人公は社会人だけど、どこかモラトリアムな空気が漂うこの感じ。 久しぶりだ。

    0
    投稿日: 2020.06.18
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    ひと昔前の恋愛を疑似体験できたような。それを数十年後に思い出して切なくなってるところまで。 ただ、そういう切ない話。読んで数週間後に思うのは、あの謎の女性はなんだったんだろ?

    1
    投稿日: 2020.06.09
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    この世界には沢山の恋人たちがいて、それぞれ色んなストーリーがある。 そのストーリーは、その2人だけの秘密だからこそ面白いのだろう。 SNSに載せる写真を沢山撮るより、 2人だけの時間を共有をすること、 2人だけの秘密を増やしていくことがどれだけ素晴らしいか。 SNSがある時代だからこそ、いいことも悪いこともあると感じた。  主人公が、彼女ができたその瞬間から、精一杯仕事をしていたのもとてもよかった。愛する人ができたから、日々の励みになる。

    0
    投稿日: 2020.05.02
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    読みやすくて良かったです。登場人物の個性が強く、それぞれの今後に興味が出てきました。その後が知りたい、そんな内容でした。

    0
    投稿日: 2020.04.19
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    高校生の私からすればあまり経験のない世界の話もあれば、「わかる」と共感できるお話もありました。買った理由はあいみょんちゃんがアンサーソングを書いていたから、かな。

    0
    投稿日: 2020.04.05
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    「どんなに無様でも「大人の階段」は上にしか登れない」 恋は、喪失という刻印だ。穴の空いたポケットから何を落とし、何を落とさない様に握りしめてきた? それら全てが今の自分を構成するなんて知ってても、胸を抉られずにいられない。

    3
    投稿日: 2020.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めは、ああ…この手の本ね…とガッカリしていた。でも読むほど入り込めておもしろかった。世代だからだろう。 青春をそのまま買いたような一冊。なんだか清々しかった。

    1
    投稿日: 2020.03.22
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     作者の人間性に親和性を感じた。筆者が得た考えを語る言葉達が、自然なのに個性があって、惹かれてしまった。 以下、印象に残った部分 ・テレビドラマは別れるにしてもハッピーエンドになるにしても、ちゃんと12回で人間関係は集約していく。だけど現実のセリフは ・そういうネガティブな考えの人間は大人じゃないとか根性がないとかいう人とは友達になれない。そんな人間はポジティブで根性があって、センスがない。それが立派な大人なら、ボクはやっぱりなりそこねたんだと思う。 ・彼女に教えられたのは、心の傷ってやつにもいろいろあって、時が癒してくれる傷と、膿のようにずっと心の底に居つく傷があるということだった。彼女はいつまでも思い出にさせてくれない人だった。 ・父も母も一生懸命働く人で、家には金があった。ただ一生懸命働く人たちだったから、家には人がいなかった。 ・不安のためにボクはこれからも時間を売る。関口は不安を買って旅に出ることにしたんだ。 ・どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ。

    0
    投稿日: 2020.02.16
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    ふとしたときに思い出す人が、場面がある。ぶわっと感情が昂ぶってどうしようもなくなったときに、別の世界に逃げこもうと本屋でたまたま手にとったのがこの本だった。 ほとんど表紙とタイトルだけで選んだので、勝手に短編集的なものかなと思ってたけど、すべて繋がった一つの物語だった。 言葉の選び方が上手で、ひとつひとつの表現が自分の言葉みたいにすっとはいってくる。おかげで何度も泣いた。全く違う人の、全く違う人生なのに、まるで自分をみてるようだった。 別れてきた元恋人たちとの、あり得たかもしれない別の人生。時々思いを馳せることくらい、いいじゃん。今何してるんだろうってたまにSNSのぞいてみるのだっていいじゃん。でも自分より幸せそうだとちょっと複雑な気分になる。笑 

    0
    投稿日: 2020.02.05
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    燃え殻さんのツイートがなんだかとても好きで、本を書かれていることを知って読んでみました。 やっぱり好きです。 目に映るものを表現するセンス、時代と共に揺れ動くストーリーと自分よりも好きになった人。 1冊の本の中に浮かぶ景色や情景がたまらなく愛おしく感じる本でした。心掴まれる構成も、背伸びしてない感覚も、人らしくて素敵だった。

    0
    投稿日: 2020.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだかもやもや。 斜に構えている感じとか、けだるい感じとか・・・ 入り込めそうで入れない。 作者と生まれは3年しか違わないのに、見えていた景色はずいぶんちがうんだな、と驚き。 ただ読んで想像される景色が綺麗な文章だなー。 ふっと心の琴線に触れるフレーズがあったり。 全体としては記憶に残らないけど、ふっと場面を思い出しそう。

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    泣きながら読み終わった。純情に生きてる人ほど恋をするのは下手くそなんだなぁ。生きていると言葉なんかじゃ救われないことばかりだ。ただその時に寄り添ってくれる人がひとりいれば、言葉なんておしまいでいい。

    0
    投稿日: 2019.11.03
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    視点、世界の捉え方の一貫性が見事だと思った。 反面騒がれたほどの内容なのか疑問は残る。解説に若者から賛同を得られるとは思わなかった、といった趣旨のことが書いてあったが、自分はあまり共感できなかった。 その点が面白さを感じきれなかった理由ではないかと思う。

    1
    投稿日: 2019.10.16
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    私小説風小説。 サブカル風味の村上春樹といった味わい。 『童夢』や『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』などの単語がうれしい。 登場するキャラクターがおしなべて魅力的。クールビューティーのスーもいいが、やっぱり「へへ」と笑うブスの彼女が最高にかわいかった。 解説に自己陶酔と客観視の割合いが絶妙みたいなことが書かれていたが言い得て妙。

    0
    投稿日: 2019.10.11
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    初燃え殻。私小説。都内、N馬区、そしてI橋区で独り暮らしをしていた頃を思い出すなぁ…。いくつかのエピソードにいたく共感したが、トータルとしては…うーん、うまく言語化出来ない。その理由の一つは私自身もこんな私小説を描きたいからだろう——言わば、このヒトの才能に嫉妬しているのだ。星三つ。

    0
    投稿日: 2019.10.11
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    本の雰囲気としては、なんだか今風のようだけど違うと言った感じ。今の若者が世代ではないオザケンを聴く感覚や、おじさんおばさんがSNSをして今風を纏おうとする感覚に近い感じ。あんまり深いお話とは思わなかった、けど他人の恋愛話なんてきっとそういう風に聞こえるし、自分がどれだけ忘れられない人の話をしても他人に響かないようなそんな感じ。そんでもって少し気障…限定特典でついてたあいみょんの詩良かったな〜

    1
    投稿日: 2019.09.29
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    社会的責任の小さい仕事をはじめた身で読むとじんわり感じ入りながら読めた。 《胸に迫るロマンチックというものはそんな殺伐とした場所で、マッチの明かりがフッと点いて消えるように灯るものなのかもしれない。》 《ボクが△で、君は☆だったりする。カチッと合わないそのイビツさを笑うことができていたら、ボクたちは今も一緒にいられたのかもしれない。》 《ボクが一番影響を受けた人は、戦国武将でも芸能人でもアーティストでもなく、中肉中背で三白眼でアトピーのある愛しいブスだった。》 《「自滅する人のほうが、俺はどっか尊いと思ったよ」》

    2
    投稿日: 2019.09.21
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    何も知らずに読み始めて、2話までいって短編集かな?と思った。そのまま読み進めると話がちゃんと繋がっていて、あ、一つの小説なんだと気付いた。そのままどんどん引き込まれて、一気に読んでしまいました。

    1
    投稿日: 2019.09.20
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    人生で忘れられない恋。忘れられない人。世界で一番大切な人を失っても、世界は刻々と進んでいく。あの人の代わりはいない、けれど自分の代わりなど山ほどいる。忘れたと思ってもふとしたきっかけで、あの日押し殺した感情がいとも簡単に溢れ出す。人間は合理的でいたいと願っているが、全くもって非合理的な生き物だ。頭でわかっても心がごねる。そんな言葉にならないような非合理的な感情が、リアルに表現されていて、思わずドキッとした。

    5
    投稿日: 2019.09.08
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    限定カバーでキラキラしてて可愛かったから手に取って、パラパラと頁捲って流し読みして、知らない著者だったけどなんとなく面白そうだったから買った。 まず目次を見てもう笑っちゃうくらい全部好きだと思ったし、読んだら読み易くて止まらなくなったし、文章綺麗だけど気取ってなくて読んでて恥ずかしくなる感じじゃなかったし、最後の解説で半私小説って知ったけど、自分の事を投影して読んでしまうくらい、リアルで、面白かった。 個人的には、ビューティフルドリーマーとか、永遠も半ばを過ぎてとか、そういう具体的な名詞が入ってくるのも 好きなものや気になるものばかりだったから良かった。 時系列がいつなのかとか、誰かの行方とか、最後のシーンとか、よくわからないとこもあった。 はやく続き読みたいってなったし、全体的に重い話もなく、でも軽いわけでもなく、短くてサラッと読めて面白かった。余韻というか、後に引くものはあまりないかも。でもこういう小説は、そこがいいのかもなあって思った。

    1
    投稿日: 2019.09.08
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    言葉が、うまいという印象。 twitterが短い中でも、描写力を扱うからなのかとても長過ぎない言葉遣いに感じた。それだけ自分も現代人になっているのかもしれない。 解説の方も話していたけど、描写力がリアルに感じた。リアルとは、「自分もこう思う」と思っている、感じた事を、うまく書かれているような、という自分の中での認識。 すっきりともいうし、言い当てられた感ともいう感じ。 動作や、感じるものの描写がとてもリアルに感じました。 2019/12/1三軒茶屋にて 著者の講演会に行った 著者はとても明るい感じの方で、声のトーンも高い?か普通 お会いするまでは、もっと落ち着いた方かと思っていたけれど、活発な印象を受けました。 とても気さくな方。

    5
    投稿日: 2019.09.06
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    Twitterでの文章を読んで興味を持ち手に取った一冊。Twitterでの文章の方が好みだったな、と。きっと青春真っ只中に読んだならば結構グッと来る内容だったと思うけど、ある程度大人の今読むと正に現実を見せられてるという感覚になり正直あまりいい気分にはならない。

    0
    投稿日: 2019.08.25
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    ネガティブではないが、常にマイナーコードで進む物語。 時系列が少し複雑であり、登場人物が多め。 どう感じるかを読者に委ね過ぎてるような気がする…

    0
    投稿日: 2019.08.16
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    あいみょんなど、多くの人が大絶賛の作品。時系列が何度も変わるのに読みやすかったです。というのも、過去について、思い出話のように語っていたので、自分が体験しているように読めたからだと感じました。 しかし、自分にはまだ難しいと感じました。もっと大人になって色々な経験をしてから、また読みたいです。

    0
    投稿日: 2019.08.10
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    すごく読みやすくてさらっといけたんだけど、時代背景のせいかよく分からないとこもあった。読んだ後はあんまり心に残らなかったな。

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    投稿日: 2019.08.05
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     「エモい」台詞回しが多く、描かれる舞台背景を共有できる人に向けられた、命中率が低くかつ鋭い小説なのかなと感じた。  SNSで「間違えて」昔付き合っていた異性に友達申請を送ってしまうという冒頭、わざとなのかなーと思った。置いていかれて、自分が前に進めないなら諦めるしかない、でも去ってゆくのを引き留めたい、そんな後ろ向きな依存心は分からないでもない。そういう自分に正面から向き合うことができない。そんな気持ちは分からんでもない。  それでも、こういった過去への対峙のしかたは、共感できる点もあるだけに、非常に嫌悪感を覚えてしまう。

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    投稿日: 2019.08.02
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    ただタイトルに惹かれて読み始めた本 中年男性の回顧録 バブル崩壊後の日本でなおも浮いた世界だったテレビ業界に飛び込んだ主人公 理不尽な扱い、毎日が睡眠不足、貧乏暮らし…彼女と会う渋谷円山町の安ホテルは安全地帯だった 美しい思い出って、人生にこびり付いたサビみたいだな。 しぶとくて消えない。気づいた時にはもうそこにあり続ける。 楽しいことばかりじゃない、どちらかと言えば苦痛の方が多かっただろう主人公の人生で、彼女と過ごした時間があってよかった。 大人になれなかった。そう思ってる人はきっと多いよ。みんな本当は辛いし大人になって楽になれるならそうなりたいよね

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    投稿日: 2019.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。 この言葉はグッときた。 ベタ褒めされ過ぎてハードルを高くして読んでしまった感があるがキュンポイントある。 あいみょんの解説(アンサーソング)で腑に落ちたというか再確認したけど、あれもこれもラブソングなんだなあ。 最終兵器彼女みた後だからイメージしやすかった笑 THE LAST LOVE SONG ON THIS LITTLE PLANET ってね

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    投稿日: 2019.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去の恋愛、好きな人、好きだった人。うつりゆく心模様の描写はスピード感があるも、読み終えて何も残らなかった。きっと自分が普通じゃないのだろう。 説明 内容紹介 それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在を SNS がつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。 内容(「BOOK」データベースより) それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。

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    投稿日: 2019.07.12
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    忘れられない大切な人。 人生で1番愛した人。 詩のような美しい文章に込められた想いがひしひしと伝わってきて苦しくなる。

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    投稿日: 2019.07.09
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    この人の文章はすごく読みやすい。主人公とその恋人が美男でも美女じゃないとこがすごくよかった。普通の人のすてきな恋愛をのぞき見れた感じだった。

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    投稿日: 2019.06.13
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    時代背景のせいか、よくわからなかった。 サブカルって難しいのですね。 あいみょんがあの若さで後ろの解説を書けることに彼女の文才やらセンスとやらが凄いということはわかった。

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    投稿日: 2019.05.31
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    ◯ブクログさんの抽選に当たったのでありがたく。読んでるって話をした時にひとに小説でなくてノンフィクションなの?って聞かれたのだけどその時小説として読んでたけど解説とか読んだらノンフィクションベースに少し書き加えた感じかなって思いました。 音楽とか時代性が理解できるところが盛り上がるのとこんな形でもやっぱり恋愛っていいなって思った。

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    投稿日: 2019.05.11
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    気づいてた?あの日あの場所あの瞬間言葉に出すのを躊躇した迷いや願望。それを言語化してくれた。そしてあの時確かに私は恋をしていたんだ。最後のページをめくって大きな深呼吸をした。「ありがとう。さよなら」

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    投稿日: 2019.04.26
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    好きなのに、終わりを感じて、必死なのに噛み合わない。 読んでて、ずっと苦しくて泣きそうになってた。 始まりは良いのにね。その先がね。 好きは信仰で正義で唯一で。 夜に読んじゃダメ、と思ったけど、夜じゃなきゃ読めない、とも思った一冊。 もうすぐ34歳の私は、だいぶ遠くまで来たなあ、と思う。でも、結局、突き詰めたところで想像していた大人にはなれていない気がする。

    1
    投稿日: 2019.04.21
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    小説も映画も冷静になればリアリティのなさを感じる作品ばかりの中、この小説は痛いほどリアリティを感じて驚きと既視感を味わった。 こんな小説も良いなとつくづく思った。

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    投稿日: 2019.04.20
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    ヴィレッジヴァンガードによくいく人が好きそうなエモさ、ってイメージを思い切り感じる表現だった。主人公は内省的で同じところをぐるぐる這い回っているが、時代がコロコロ変わるので動的に見え、結果不思議な感覚に陥った。 ただ、場面ありきとはいえ一番刺さったのがガンダムのセリフだったので、自分にとってはそこまで衝撃を受けた作品ではなかったのかな、と自己分析。 サブカルにまみれ、性欲に溺れ、小さな絶望に苛まれ、最愛のブスに希望を見出し、こびりついた喪失感を忘れられない物語 あとこれは全くもって個人的な話だが、女性が体を売っている話はあんまり好きじゃない。女性を消費対象に見てしまう気がするし、そうせざるを得ない女性がいる現実に目を背けたくなるから。金を全てに優先させて価値を考えない世の中が嫌いだから。潔癖なだけか。青臭いか。それでも嫌いなものは嫌いだ。

    1
    投稿日: 2019.03.15
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    中年男性が主人公の話。 「自分より好きになってしまった」彼女や心を許した仲間との思い出を振り返っていく。 淡い恋愛。すらっと読めたけど、私の中に何か残るものはなかった。

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    投稿日: 2019.02.27
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    悲しいはずなのに後ろじゃなくて前を向けるのは想い出が背中を押してくれるからなんだな なんて臭いことを言いたくなるような。そんな小説

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    投稿日: 2019.02.25
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    タイトルに惹かれて、書き出しに惹かれ、装丁に惹かれて、買うしかないと思いつつ、サブカル臭が半端なくて、エンタメ的楽しみ方し過ぎて知識を広める読者にならないのでは?と思ってたけど、読みた過ぎて読んでしまった 面白かった。なにかを成し遂げたい野心のある女がモテないのって、その人がダメなんじゃなくて、男性側が、つらくなっちゃうからなのかな、、 要所要所にサブカル要素があって、色んなワードから、人物像が浮かんでくる。本業が作家の人なら、このワードを使うのは反則のようで、燃え殻さんだから、柔軟に使えるワードチョイスだと思った あとがきで、このフィクションとノンフィクションを織り交ぜた作風は、又吉、尾崎世界観以来って記述があって、なるほど、その系譜に当てはまると思うと また違う楽しみ方があるなと思った

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    投稿日: 2019.02.21
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    難しい、けれどもいつかまた読みたいと思った。わかるときが来る気がする。これがいまの感覚にぴたっとはまるときが来る気がする。

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    投稿日: 2019.02.12
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    昔の彼女にフェイスブックで友達申請したことをきっかけに過去の振り返るように進むお話。 どこか詩的な言葉たちが紡ぎ出す、懐かしくも儚くも感じられるストーリー。 ”ボクたちがあと50年生きるとして、人類ひとりひとりに挨拶する時間は残っていない。ボクたちが会えたことは奇跡だと思わない” 燃え殻さんが本当に何を残したかったのか、わからないが、僕にはこの一文が響いた。 人との出会いを大切にしようと思った。

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    投稿日: 2019.02.08
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    ウェブっぽい文章だと感じた。こういう恋愛や生き方をしてきた人は共感するのかもしれないが、正直あまり響かなかった。

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    投稿日: 2019.01.24
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    90年代のふたりは、それぞれの夢に対して 不安というかほとんど絶望に近いものを抱えており それを相手に見せたくないがばかりに 別れるしかなかった ということになるのだろう 互いに自然と連絡を絶つ形だったのだが まあ女にとってはそのほうがよかったに違いない 男としては、自分のところにすがりついてきて 慰めてもらいたかったんだろうけどな そんな都合のいい話もなく時は流れ 2010年代も末となった現代 フェイスブックで再会した彼女に、近況を見せびらかして ある種の復讐を果たすのだが ここで重要なのは SNSが、必ずしも実情を正確に伝えるメディアではない ということですね

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    投稿日: 2019.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ボクたちはみんな大人になれなかった』読了。 素敵な世界観だった。言語化できないくらい。好きな人との別れは青春との決別のつもりが時を経て不意に訪れた再会。再会をきっかけに図太く東京で生き残れたのは好きな人のおかげだったと気づく主人公。心の蟠りがとけたような幸福感で胸が熱くなった。 恋をするってすごくない?少し前までは生きるのに必死で人を好きになることを否定的に考えていたけれども。もしも主人公みたいに好きな人で生きることを承認してくれるような人がいてくれたら少しでも図太く生きれるのになぁ…なんて、人は寂しい生き物だな。ちょっと逃げてみたり挑戦してみたり。 2019.1.12(1回目)

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    投稿日: 2019.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心に呼びかける文章がいくつかあった。 「女優になれるかな?」の問いに対する「ナポリタンを作るようなもの」の回答が秀逸。「行程を踏めば辿り着くけど、その後に誰と食べるかが大切だったりする。」なるほど、最近よく考える、「何をするかよりも誰とするか」が大切なんだと思った。 「国会図書館には日本で発売された書籍が全部並んでて、1日1冊読んでも人生で読み終えることは出来ない。」人との出会いも同じように、全国民と知り合える訳では無いから、今までとこれからの出会いを大切にしようと思った。出会いは奇跡だから。 2時間程度で読めたけど何となく想像しにくい世界観だったように思う。

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    投稿日: 2019.01.08
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    失った後も完璧な 相澤いくえさんの漫画がすごく良かった。 読み終わって1ヶ月経ったかな? もう内容は思い出せない・・・そんな物語でした。

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    投稿日: 2019.01.02
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    Webで目にした文章が気になったのと、知人がおすすめしていたため普段は読まない小説を手にとってみた。 主人公は43歳。ぼくとまったく同じ年齢の男。 バブルが弾けた直後に学校を卒業した僕は地元のブラック設計事務所に就職し、この主人公のように朝から深夜まで働きながら生きてきた。エグられる。

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    投稿日: 2019.01.02
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    実はあいみょんのエッセイかと思い、 間違えて購入したのが読み始めたきっかけ(笑) 思ってたものと違ったけど、 面白くてスルスル読めてしまった。 自分の燻っていた時期と重なる部分もあり、 苦々しくも、過去のことを肯定してくれるような清々しさのある作品でした。 良き♡

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    投稿日: 2018.12.31
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    夫から勧められた一冊。 サクッと読めて、面白かったー。 描写が秀逸。 小説なのに、映画を見ているような感覚になった。 そして最大のテーマである 人生における恋愛とは、 虚しくも美しくもある。 そんな感想。

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    投稿日: 2018.12.30
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    どこか懐かしいような、自分の過去の恋と重ねてしまうような本で私は好きでした。「自分より好きになってしまった」人との思い出に色々な人との物語が交差して繋がっていく感じで構成も好きです!

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    投稿日: 2018.12.28
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    かつて自分より好きだった"最愛のブス"の現在を偶然ネットで知ったとき 言えなかったまま今も片隅に転がる言葉が明滅しては置き去りにされた自分を思い知らせる。 他人の物語を読みながら、磨りガラス越し、みたいにボンヤリ浮かぶ彼女の顔は知ってる人の顔だった。 読み始めて中休みも挟みつつ5時間くらいで読み終われる物語。 でもそこに読む人自身の人生も乗っかってくるかも知れない。 そういう体験を過剰に持ち上げたくないけども、美化もしないけども、自分だけのっていうものが自分にもある。 90年代後半もなかなかにすごい時代だったのな。

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    投稿日: 2018.12.27
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    「ボクたちはみんな大人になれなかった」 ゴロウデラックスで知った。 それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。 オトナ泣き続出、連載中からアクセス殺到の異色ラブストーリーとの評であったが、どの点が異色なのだろう。それは良く分からず仕舞い(過度な評は小説につきもの)。オトナ泣きに関しては、過去に止まったままだったボクが、オトナになりSNSで彼女と繋がったことをきっかけに過去から前に進んでいこうとする所は、オトナの涙を誘う要素だと思う。 物語は43歳のボクがいる現在と彼女と出会った90年代の過去が交錯する形式で進んでいき、この交錯が多くの読者が昔の自分を重ねたり、ここまで本当に好きな人を見つける恋をしたかった等の理想的恋心が灯ったりを誘発し、オトナ泣きに繋がるのだろう。 特にオトナ(メンズ)泣きは何となく理解できる。誰だって、メンズは特に、誰にも認められずにいた時、初めて本当に好きになった彼女ができ、その彼女は突然いなくなる。そんな彼女と数十年後SNSで不意に繋がってしまったら、自分としてはスッパリ終わった恋だと理解していたつもりが、実はそうではなく色んな思い出が蘇ってくるだろう。そして、ああ、まだ完全に吹っ切ってはなかったんだなと思ってしまう。 この小説のボクはスッパリ終わった恋とは考えていなかった様だから上記に完璧に当てはまらないが、現在に過去が蘇り、ボクは過去との本当の決別をしなければならないと思い、吹っ切ろう(プラスの意味で)とする。ここはオトナ(メンズ)泣きを誘発する。 しかし、現在のボクと彼女はあくまでSNS上のひどいね!といいね!であって、実際に会ってはいない。彼女は突然の別れで止まっていた訳でも、43歳のボクみたく1人でいる訳でもなく、結婚している。だから会う訳にはいかないのは分かる。 だが、そんな彼女を見てボクは本当の意味で彼女との思い出に御礼を言い、気持ちよく決別することが出来るのだろうか。SNSで繋がる糸は細く、ボクから彼女への一方通行にも見え、彼女が去った意味はボクが推測せざるを得ない。これは、苦しいと思う。 終わりは良いものになったかに思える。ボクにとっては難儀なことだったろうなとも思える。自分達に置き換えればその難儀さも少しは理解でき、ノスタルジックさも漂う中で、私はボクを応援しようと思える。

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    投稿日: 2018.12.27
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    短く区切られてて読みやすかった。 ただ時代設定とか風景描写とか、感情がいまいち入ってきづらかった。インスタ映えしそうな小説やなあて感じがした。

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    投稿日: 2018.12.22
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    どんなに小さな出来事だって、ねえねえ聞いて、と言える人がいるからこそ、小さかった出来事に、ちっぽけな自分に、輝きが増す。生きてていいんだな、と思える。 大手書店の片隅で、ヴィレッジヴァンガードの一番目立つところで、他の作品とは異なる光を放っている、そんな作品でした。まるで秋に蛍を見つけるような。 たくさんのアーティストが、自分の生を表現した作品で溢れている現代社会。もしもわたしが20代前半だったら、もっともっと刺さってきたかもしれない。同類の作品に触れてきたアラサーには、少しだけ、むず痒さと「どこかで聴いた何か」を感じてしまう作品でした。エンターテイメント作品とは異なり、頭の中で景色・情景をイメージさせる描写が多いので、岩井俊二あたりが監督をして、映画化でもしてみたら、とても美しい映像作品になるのかもしれない。 自分にも、燃え殻さんやあいみょんのような表現力があれば、わたしのなんてことない、鬱屈とした日常も、こんなに光り輝いたイメージを持たせることができるだろうか。誰かを認め、誰かを生かしてあげられるだろうか。いや、違う。きっと誰よりも自分を認め、生かしてあげたい。

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    投稿日: 2018.12.22
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    この小説を読んでいる間は、過去の日常で出会った人、別れた人、時間を共にした人たちのことが浮かび、否応なく過去に引きずり込まれる。燃え殻さんの文章は諦念を漂わせながらも力強さ、しぶとさがあって、色気も感じさせる。新しい感覚だった。 テレビドラマのワンシーンを見るよりも、最後の言葉が「今度、CD持ってくるね」だったり、空っぽのマンションの一室を外から眺めている方がより現実に近く、より揺さぶられる。

    1
    投稿日: 2018.12.20
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    ・この20年とちょっとの間に数えきれないほどの人間が会社から去っていった。彼らを見返したいとずっとどこかで思っていた。そのうちあんなに逃げ出したいと思っていたボクの重心は、いつしかこの街に定まっていた。ささやかで頼りないけれど、いま自分が立っているこの場所に。ボクの物語の1ページ目は、東北に向かった新幹線で彼女がポツリと言ったあの言葉から始まっていたんだ。 「どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ」 ・「ある時、クスリがキマった状態で、主人公は電算写植気に向かうの。朝になって気づくと小説が一冊書きあがっていたって話」「無意識で書いた小説?」眠気を抑えながらボクは聞いた。 「彼の身体の隅々には、打ち込んできた他人の文字たちが成仏せずに残っていたのよ」 「言葉の幽霊みたいだね」天井に向かってそう言うと、彼女はボクの胸に耳をくっつけたまま話し続ける。 「キミの身体にもたくさんの成仏してない言葉がつまっているんだよ、きっと」 「俺には何もないよ」ボクのことを一番信じていなかったのは、ボクだったのかもしれない。ボクの鼓動と雨音と彼女の呼吸が重なる。「大丈夫」と彼女は言った。 「キミは大丈夫だよ、おもしろいもん」 ・「あのさ、知ってる?国会図書館には日本の出版物が全部あるんだ。文芸誌から漫画にポルノ雑誌まで全部」「お前、本なんて読まねえだろ」ボクのツッコミをスルーして関口は続ける。「俺たちがあと50年生きるとして、一日に一冊ずつ読んだところで読み切れない量の出版物がすでにもう保管されてるんだ。そして一方では世界の人口は70億を超えて今日も増え続けてる。俺たちがあと50年生きるとして、人類ひとりひとりに挨拶する時間も残ってない。今日会えたことは奇跡だと思わない?」 そうだ、関口がこういう奴だったから、ボクは今日まで同じ場所に居続けることができたんだ。 「生きてろよ」 そう笑った関口がスライドドアを開け、一歩外に踏み出しながら言う。 「お前はこのままでもいいよ。でもお前が失敗したら俺の酒がもっと旨くなる。だから、挑戦しろよ」

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    投稿日: 2018.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    失った過去を振り返り今につなげていくみたいな湿っぽくなりがちな話はどちらかというと好きなのだが。。。最近、こういう携帯小説みたいな本が売れるし多い。

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    投稿日: 2018.12.10