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ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)
ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)
燃え殻/新潮社
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総合評価

286件)
3.4
45
74
89
46
9
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    2025.9.21読了 燃え殻さんのファンになった1冊。 人生は苦しい。曖昧でグレーで不明瞭で不安定。確固たるものなんてどこにもない。 誰もが心に孤独を抱えながら生きていて、もがきながら、その時その時の誰かからの温もりを頼りに、毎日を生きていくしかないのかもしれない。 そんな人生でたった1人でも、「この人しかいない」と手離したくない存在に出会えたら、その人にとっても自分がそんな存在になれたら、少しは息をしやすくなるのだろうか。 いや、そんな人に出会ったら、その人を失う可能性に怯え、身動きができなくなるような気もする。それでも、そんな人が身近にいてくれたら、りりちゃんがそばにいてくれたら、私はこれからも生きていけるような気がする。 実際にりりちゃんと円山町に行ってみた。作品の中の円山町は静かで廃れた街のイメージだったけれど、実際はクラブのひしめく騒がしい若者の街だった。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    いまひとつ世界観に没入できませんでした。自分自身が歳をとってしまったのかとも思いました。なかなか消化するのが難しかったです。村上春樹と言うよりは村上龍よりだと感じました。

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    ロックでエモい。 めっちゃくらいました! 「大人の階段は上にしか登れない」 自分やパートナー、そして明日からの人生について考えさせられました。 時系列がいったり来たりする構成はとても面白かったし、短い本なので一気に読めました!

    16
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後半にあったこの一文 そう、たった三文字で愛を伝えたのです。『ア ナ タ』と。 まだ世間知らずだった私に恋の難しさを教えてくれた1冊 エモいって表現がいいのかも

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    少し間を開けて読んだせいかもしれないけど、自分にはあまりぴんとこなかった。 時代の雰囲気はなんとなく感じるけど。 hk

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    タイトルにもあるとおり、この物語は誰一人として世間一般にいう「大人」は出てこない。 ただ、面白いと思うのが、大抵の創作物は「大人になろうとはするけれど、モラトリアム期から脱せない、大人になりきれないオトナ」の話なのだけど、この小説ではそもそもモラトリアム期に囚われ、同じ場所でぐるぐるしているオトナしか出てこない話であることだ。そして、その登場人物が何故か愛おしく感じてしまう。それは正にこの作者の持つ魅力なのだと思った。 私は読むのが人より早いから1時間程度で読み終わったページ数なのだが、その割には内容は濃かった。なので、咀嚼するためにもう一回読みたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    寝る暇もなく働かされ、将来に不安を抱くボクを唯一受け入れてくれたかおり。彼女とは雑誌のつぶやきで出会い、顔も体型もいまいちだけれど、彼女の明るさと天真爛漫さに救われ、どんなに忙しくても生きるのが辛くても、彼女といると忘れられた。しかし、ボクの仕事が軌道に乗り始めるとスーや会社のパーティーなど、彼女の価値観と次第にズレが生じていく。「今度」を残したまま彼女とは終わりを迎えるが、「大丈夫だよ、君は面白いもん」という言葉がいつでもボクの背中を押してくれる。名前も偽っていた彼女。本当のことを隠したままの方が上手くいくのかもしれない。ボクの懐に出たり入ったりする人物が好き。同期の関口やエクレア工場の七瀬。濃くて心の温かい人物がボクを形創っていた。別れた人の言葉がいつまでも心に残る。嫌でも思い出してしまうけれど、言葉が残ることがとても素敵だと思った。

    34
    投稿日: 2025.10.03
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    数年ぶりの再読。初めて読んだのは20代前半だった。 読み返したくなったのは、10年近く住んだ東京を離れることになったのがきっかけ。 本作の主人公・”ボク”はテレビ業界の美術スタッフで、自分も職種は異なるが同じ業界にいた経験がある。いま思い返しても心臓が痛くなるような経験をたくさんしたし、間違いなく社会の底辺、というか外側にいた。窓も何もない編集所の部屋で、何にもならないような夜を何度も過ごした。本作で描かれた数々のシーンに何度もトラウマが呼び起こされたし、とにかく、本作は僕にとっての「東京の暮らし」と重なる部分が多い。この街で、忘れられないくらい好きになった人ができたことも含めて。 物語を通して、おそらく1日くらいしか経っていなくて、ほぼ回想で語られる。しかも時系列はごちゃまぜ。それでも読みづらいということはなく、むしろそれが良い効果を出している感じ。構成力に長けていると感じた。 サブカル色全開で、数々の固有名詞が出てくる。正直僕は世代ではないので全部が刺さったわけではないけど、雰囲気はわかる。ちなみに僕はうる星やつらのビューティフル・ドリーマーは5回観てます。 大人になれなかった”ボク”のもとを離れていった彼女。不意に押してしまった友達リクエストの送信ボタンをきっかけに、ずっと心の奥底に残っていた彼女との思い出が溢れ出てくる。”ボク”と彼女の別れは劇的なものではなく、それまで続いてきた日常だった。だから終われなかったんだと思う。 僕自身も、忘れられない人との最後の瞬間はいつも通りの日常だった。彼女のアパートから歩いてすぐのイタリアンで夕飯を食べて、並んで歩いて駅まで向かい、改札の外から手を振っているいつも通りの彼女の姿が最後になった。 1年くらいはちゃんと引きずっていたけど、だんだんと思い出すことは減っていった。それでもふとした時に思い出したりすることはいつまでもあって、明確な終わりを提示されないと終わりにできない自分はまだ子供だなと感じる。今はどこにいるかもわからないけど、僕が東京にいる限りはきっとまだ同じ街のどこかに彼女がいる。それが唯一僕に残された彼女との繋がりのように思えた。 大学進学を機に上京して、そのまま就職。なんとなくこの街に一生いるのだと思っていたけど、色々あってこの街を離れる決断をした。辛い経験とか、楽しい思い出とか、忘れたくないこと忘れられないもの、そういった全てを置いて東京を去る今、もう一度この本を読んでみたくなったのでした。 “ボク”と同じように、この決断が自分の過去の清算になれば良いなと思う。

    1
    投稿日: 2025.09.26
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    感情移入というか、小説の中の世界に入り込むというか、そういうことが一切できなかった。 時々現れる女性軽視な文章に心が疲弊した。 「エモ」みたいなのに全振りしてる感じ。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    ありふれた人間のありふれた人生の一部分をただ淡々と見れるのは小説の良さだなと思う。 文章の端々から作者のナルシスト感というか「何者」かに必死になろうとしているプライドだとか承認欲求が伝わってきて、そういう人間臭さも含めて面白い。 現実の人間としてはかなり嫌いなタイプではあるが 本当に大人になれなかったんだろうなって思わせてくれる点で言えば、ある種完成された作品だなと思う。ただ、物語だけで言えば別に特別面白い話ではない。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    好き嫌いが分かれそう。と思いながらも個人的にはどちらでもないというのが感想でした。 あの頃〜って感じの懐かしんでいる雰囲気のお話で、没入出来る部分もあるしサブカルな匂い。 ただ、強い印象は無く内容を忘れそうです。 あまりスパンを開けずに続編も読んでおこうと思います。 場面が飛びますが他の小説でもよくある程度の飛び具合です。 それは作風じゃん!と言われるかもですが、「ブス」って言葉はあまり好きじゃないので、躊躇なく意味ありげに使う今作からは、開始早々に本から追い出された様な感覚になりました。

    3
    投稿日: 2025.09.07
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    内容には全然入り込めなかったけど、文章から感じる空気感は好き 急に時系列があっちこっち飛ぶのが自分には読みにくかった ノンフィクションではないみたいなので難しいけれど、七瀬の背景をもっと知ってみたかった。 好きな登場人物。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    『劇的じゃない人間同士が、ありふれた待ち合わせ場所で誰からも注目されずに静かに出会った』 『彼女は、学歴もない、手に職もない、ただの使いっぱしりで、社会の数にもカウントされていなかったボクを承認してくれた人だった』 かなしいけど美しい。叙情的。 この作品は燃え殻さんがすべてスマホで書いたと知って衝撃!そういう時代なのかぁ…

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    鮮明に描写が浮かんでくる文章に、あっという間に引き込まれた。 思い当たる感情に、胸がギュッとなり、また解放される繰り返し…余韻がすごい。 あの頃を鮮明に思い出したい時に読みたい一冊。

    1
    投稿日: 2025.08.13
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    帯を見て気になったので読み始めました。 最初の「最愛のブスに“友達リクエストが送信されました”」から、なんか苦手な話かもと思いながら読み進めましたが、 やっぱりあまり好きな物語ではなく、途中で読むのをやめてしまいました。 よく調べたら半自伝的小説らしく、フィクションが好きな私にはあまり向かなかったのかもしれません。 皆さんが評価されている理由が私にはわからなかったです。 しばらく本棚にしまっておきます。 もっと歳を重ねたら読めるようになるのかな? いつかまた読もうと思います

    2
    投稿日: 2025.08.03
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    金とステータスを手に入れた40代男が20代の美女を抱いた夜に、「自分より愛した彼女はブスだったけど、彼女の魅力を自分だけがわかっていた」と回想する様が、ちょっと痛々しすぎて見てられないなと思った。彼女がいながら別の女性の家に何度も泊まってることにも罪悪感を抱いていないようだし、主人公の倫理観がよくわからなかったけど、そういう部分も含めて感傷的になって当時を思い出してる未熟さが、タイトルの意味するところなんだろうと理解した。 過去の彼女がfacebookに出てきたからって仕事を放り出してしまうような、未熟な男の末路ってことなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    んーーー。 しんみりするシーンもあって、切なくもなるんだけど、結局この人どうなったの?ってことが多くてあまり入り込めなかった。(そこを想像するのが楽しいと言われればそれまでなのだが)大人泣きするって帯に書いてあったけど、特にそんなに感動しなかったかな。登場人物の恋愛感についていけなかった。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    153 ページが特に好きで何度も読み返しました。こういう心が動く瞬間があるかないか、これは後に人生を左右するような瞬間に繋がることがあると思います。こんな瞬間を大切に見逃さず抱えていきたい。 うれしい時に、かなしい気持ちになる。 本当のさよならはさよならを言わない。 出会いもあれば別れもあるなんてよくいうけど儚いかなそれも事実だけど、大切に大切にしていきたいな

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実の恋愛は映画のように綺麗なものなどではなくて気づいたら終わっていた、なんてことがほとんどだ。人間模様、描写がリアルに伝わった。 過去、現在、いくつかの場面を時系列とは関係なく物語は進んでいき独特な読み応えのある小説だった。 「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。」 2019/3

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    恋愛小説読んどこと無かったが、最高にエモい。 ショートショートくらい短い恋愛小説。各章タイトルがオザケンの曲なのが気になったが、やっぱりオザケンファン。渋谷系や90年代当時のサブカル的なものが盛り込まれていて、渋谷系文学って感じ。関係の無いオムニバスかと思えば、20年にも渡って続く長い恋愛物語だと気づく。 固有名詞多めで、余計な駄文は無く、まるでその時代を追体験しているかのように入り込める。まるで誰かの古い日記を読んでいるようなリアルな没入感があって寝る前に読み進めるのに最高。 すべてが懐かしく、その懐かしさに閉じ込められた思い出をふり返り、今日が過去になっていくことを身に染みながら生きていく。引き摺りながら自分の中にけじめをつけて前に進んでいる感じが良い。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    うーん、主人公と年齢が違いすぎてイマイチ刺さらなかった。あと個人的に恋人でも「ブス」とか言う人苦手だから主人公に全く共感できなかった。 描写とかはとても素敵だったけど、もうちょっと歳を重ねてから読んだ方がいいかな〜。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    ドラマ「すべて忘れてしまうから」を見て以来、燃え殻原作本をちょろちょろ読んでいる。2冊目。『これはただの夏』と同様にあの時の気持ち、情景を繊細に切り取った内容だった。サブカル色強めだが、通底しているものは同じだ。 私が25歳くらいならビンビンきていたかもしれないが、45歳、腰痛、老眼の身では失恋より、物理的な身体の痛みが辛い。 ただ、燃え殻の描く「あの頃」の物語は、読んでいる間、タイムスリップ出来る。 悪くないじゃないか。 星は3つだが、3.5としたい。 あと、あいみょんのアンサーソングよ。

    1
    投稿日: 2025.06.11
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    現在と過去とを場面転換しながらストーリーが進む。転換の仕方が上手だなと感じる。 時代を感じる世俗的な雑誌や音楽を多く取り込んでいて、懐かしさを伴ったリアリティがあった。 物語を読みながら、自分の人生のいろんなシーンが思い出された。

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    読んでいると、この本の世界に没入していた。 ちょっと物憂げで、昔懐かしいような雰囲気が漂っていて、心地良かった。

    12
    投稿日: 2025.04.30
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    読み終わったのは結構前だけど、頭の片隅からこの小説のエッセンスのような物がずっと消えて無くならない。 そういう本は年に数冊ぐらいあって、私の人生を彩ってくれている。 Audibleでの二村ヒトシさんとの対談を聴いて、この作品がより好きな作品になった。 読みながら「エモい」っていうキーワードはずっと浮かんでいて。 だけどこの本の素敵さを「エモい」の一言では終わらせたくない自分もいる。 似たような本は読んだことがある気がするのに、なぜこんなに心に留まるんだろうと考えていたけど、対談で燃え殻さん自身が「エモい」を書こうとして書いたわけじゃないというのを聞いて腑に落ちた。 「この表現エモいでしょ?」 「読者ってこんなエモい話好きだろ~」 みたいな小説って、筆者のそういうゲスい気持ちがどうしても透けてくる。 だけどこの本からはそういう感じが全く無かった。 もちろんフィクションの部分はあるにせよ、当時の記憶を瞬間冷凍して、そのまま綺麗に解凍する能力が凄まじいんだろうな。 名前の無い感情をそのままにしていると無くなってしまうから誰かに伝えたい、という気持ちで書かれた小説。 私にも、なんてことない日常でふと感じたことをずっと残しておきたいという気持ちで日記を書いていた時期がある。 恥ずかしくて読み返すことはないけど、名前の無い感情、何気なく誰かに言われた言葉、良いなと感じた仕草などを、残しておきたいという気持ちはすごくよくわかる。 「君は面白いから大丈夫だよ」って私も誰かに言われたい。 そんな風に思ってくれる人、1人に会えたら500勝したのと同じで今までの負けが帳消しになるっていうのも、ほんとにそうなんだよ。 人と話したり、初対面の人と出会うのは苦手だけど、そういう人と会えるかもしれないというほんの少しの希望が私を現実社会に留めてくれている気がする。 こんな気持ちをわかって欲しい、ではなくて自分と同じような思いを抱えている人を探しに行く感覚でこの小説を書いたという燃え殻さん。 見つけてくれてありがとう!!という感じ。 読書もある意味出会いだとしたら、この本に出会えたことが私にとっての500勝。

    17
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読む燃え殻さん。 なんだか素敵、と装丁とお名前に惹かれて手に取りましたが 面白かった…! 読んでいくほどにこれは好きなやつだ、とのめり込んでいきました。 年代は少し違うけれど、主人公が43歳。偶然にもわたしも今年43歳になります。そんな共通点もハマったポイントだったのかな。

    3
    投稿日: 2025.04.09
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    1975年生まれの私と主人公の年代が近いのかな。何とも言えないノスタルジーとリアルな恋愛の切なさが描かれている。若かりし日の恋愛は小説のようにドラマチックでもなく、何となくで別れたりしたなぁと感傷的になりました。

    2
    投稿日: 2025.04.06
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    作者の燃え殻さんと世代も生まれ育った街もほぼ同じ自分としてはなんだか自分の人生や思い出とシンクロする部分が多くて共感の嵐だった。 そうだよなぁそんな時代を生きてきたんだよなぁって思ってなんだかせつなくなった。 文庫化するにあたって無くなったエピソードとかもあるらしいけどそっちも読んでみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.03.27
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    読みやすくて情景も浮かびやすかったけれど、自分は恋愛小説が苦手なんだなあと自覚。こういうのを楽しく読めると人生も華やかになるだろうな・・・

    1
    投稿日: 2025.03.24
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    自分にはまだ恋の思い出がなさすぎて 共感できる部分が少なかったけど 人生の切なさみたいなのが伝わってきて 切ない気持ちになった

    0
    投稿日: 2025.03.23
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    誰にもあまり共感できずに終わってしまった感じ 雰囲気がなんとなく、「明け方の若者たち」に似ていた 今と過去を行き来する構成なのでボーッとしてると状況掴めなくなっちゃいます 終わり方と関口のシーンについて、これから他の方の感想や考察を読んでみようと思います

    0
    投稿日: 2025.03.18
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    好きな人を思い出す本でした。あたたかくて、淡くて、せつなく。みんな心のどこかに思っていた人を浮かべながら読むんですかね。燃え殻さんの文才がすごい。東京という街にが鮮明に浮かんで、今より少し前の時を思い出す。その時私は子供だったけど。笑。 また読みたい。

    1
    投稿日: 2025.03.11
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    https://www.instagram.com/p/DDbJ1W3StJP/?igsh=M2Ywa2F6MWV1dndq

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    お別れになったとしても、確かにその人はそこに居たし、その時間は存在した。それが救いになることもあるのかもしれない

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    自分の好きなキリンジのエイリアンズという曲が、作中に出てくるとどこかで見たので買ってみましたが思い違いでした。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    1999年世界が終わると予言されていたあの頃__人生でたった1人自分よりも好きになった恋人と一緒にいた。過去にするにはまだ鮮明すぎる光景たち。恋愛の幸福感、切なさがリアルで読み手は自分の過去を思い出してしまうだろう。 SNSという存在が私たちに過去を思い起こさせ、忘れさせてくれない。そこにも共感した。

    7
    投稿日: 2025.02.02
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    映画版は何度か観ていたけど、原作は読んでいなかったので読んでみた。 当たり前だけど概ね同じストーリーなのだが、細かいところが微妙に違ったりした。何となくだけど、こちらの方がのめり込めた。 文庫版の付録になっている相澤いくえの漫画、あいみょんのエッセイ、兵庫慎司のあとがきがどれも素晴らしい。必読。

    0
    投稿日: 2025.01.24
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    以前話題になっていたように思い、中学生に勧めてよいものか判断するため読んでみた。 結論、中学生にはすすめない(笑) 燃え殻さんの他の作品もこんな感じだろうか? 自分も同じような時代を生きてきたし、渋谷系もわかる世代だけど圧倒的に違うのはうちの環境はそんな文化もなにもない田舎だったということ。遠い。 ある一定の世代に、似た環境にあった人に、特に男性にささる作品なのじゃないかなぁと想像する。 グッサリはささらなかったけど、あの頃の苦い過去 を思い起こさせてちょっとセンチメンタルな気持ちになった。朝読んではいけない。変な感じの1日になった。 過去に置いてきた大事な何かを忘れられないまま時間が過ぎていつの間にかそこそこの地位を手に入れ歳をとっている(主人公)、、、嫌いじゃないのだけど没頭するほど共感はできなかった。 今の若者にも響くのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    燃え殻さんの初読みはデビュー作から。 男は過去に囚われがちという代表的な展開。 「男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい」 最初から最後まで過去に縋ってるキミは大人になれず何者になるんだ? 過去が美化されて現在と未来を見るのが怖くなっているぞ。 ただただエモい青春を、ただただ自分に重ねて読み進めてみた。 女も美化したい過去があるんですよ。 そんなエモーショナルな思い出を蘇らせてくれたグッジョブなお話でした。

    35
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「永遠も半ばを過ぎて」のラストが好きすぎる。 "ボクが一番影響を受けた人は、戦国武将でも芸能人でもアーティストでもなく、中肉中背で三白眼でアトピーのある愛しいブスだった。" 妄想小説に飽きたら読んでほしい一冊。 薄いし文字スカスカなのですぐ読めます。 彼女いるのにスーと朝まで過ごしたってどういうこと?

    0
    投稿日: 2024.12.21
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    都会的でおしゃれな雰囲気。時々出てくるサブカル系の流行りの音楽(オザケンや大槻ケンヂ、電気グルーヴ)などがでてきて、おおお!と少しうれしくなってしまいました。 自由を愛する彼女との、話もあったけど、主人公の仕事の状況がどんどん変わり。それに関連して新たな人間関係ができたり。 時系列にしたらどうなるかなあなんて思いました。ちょいちょいおしゃれで詩的な表現がでてくるのがエモさを助長してる気がしました。

    5
    投稿日: 2024.12.20
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    『開けないで夜』が面白かったから読んでみた。 エッセイと重なる話しもあって、自伝的小説なんだな、と。 そして、なんてピュアな恋愛小説なんだ。こんなにピュアな恋愛小説珍しい。彼女に対する屈折が全く描かれてないのにリアル。この人の他者を見る眼差しは優しすぎて、付き合ってるとしんどくなりそう。 彼から見た私を全力で演じている苦しさが、結婚相手とのダサい生活から伺わせており、主人公も認識していたようだけど、それでも彼女を絶対に否定しない、というある種の頑固さがピュアさにつながってるのかな。彼女側からの物語をみたいようなみたくないような。 でも、主人公が描く彼女の姿には本当に愛情を感じて、そのことが読む人を癒してるのは本当だと思う。

    3
    投稿日: 2024.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    燃え殻さんのエッセイが読みたい…と思って借りたら恋愛小説だったw 燃え殻さんってエッセイのイメージだったので。 でも読んでみると、ちょっとエッセイっぽい。燃え殻さんの体験が大分反映されているのかな? こんなに他人の事が大事に想えるなんて、羨ましいと思いました。読後感は、切なくて無常感が漂うけど、ちょっと前向きになれたような気がします。 永遠も半ばを過ぎての所が好き。 あと関口の最後のセリフ。 「お前はこのままでもいいよ。でもお前が失敗したら俺の酒がもっと旨くなる。だから、挑戦しろよ。」 カッコいい…。

    9
    投稿日: 2024.12.14
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    この作品は捉え方も感じ方も分かれそうだなとは思いました。 全体的にノスタルジックというか、感情前面で人間らしいというか。 読みながら、切なくなったり、やり切れなかったりする所もあり、色んな方向に心揺さぶられる作品でした。 はっきりしたお話が好きな方には向かないかなと思いました。

    0
    投稿日: 2024.12.10
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    大好きだった彼女を初対面から「ふつうのブス」と顔批判してるのがとにかく気に食わなくて読むのがキツかった

    0
    投稿日: 2024.11.24
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    ほろ苦い青春の1ページ  描写がリアルにその時へ連れて行ってくれる それゆえに心の中の触れたくないようなところに入ってきて、まったく同じではないけど自分の思い出とリンクしてゆく 切なくて痛い、でもそれを思い出すのも癒しなのかもしれない

    0
    投稿日: 2024.11.17
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    時系列がわからなくなって進んではもどってとしてしまったのもあり、入り込めなかった。誰にでもあるあなたの恋愛だよって感じかと思ったら近そうで近くない話でやはり小説だなぁと感じた。

    0
    投稿日: 2024.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私には刺さらずこの薄い本を読み切るのに本当に時間がかかった。 ところどころはっとさせられるような文章はあったけど私がもうひと世代大人であれば刺さってたかもしれない。 シンプルに大人になるって嫌だなと思った。昔のようにキラキラ好きだけの気持ちで突き進んでいたかった。 その人に影響されたことを確実に自分の一部になっているしその人に教えてもらったことは思い出すたびに懐かしいような苦しいような気持ちになる。 その人は私にとって信仰のような存在。 日常の嬉しいこと悲しいことをありのままの自分で伝えられる存在がいるということはとんでもなく幸せなことなんだな、と思いました。

    1
    投稿日: 2024.10.29
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    90年代を生きていたらなあという気もしたけど、 時代を超えて伝わるこの感情は、 同じ経験がなくとも、 誰もが感じたことのあるものかのかなあ 美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい

    2
    投稿日: 2024.10.21
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    エモい。と表されるものはあまり好きではない私にとって、なんというか、これがエモさなのかと。 灰色の煙に包まれた感覚。 エモいの使い方も良く分からないし、基本的には使いたくない言葉のひとつだが、 エモいとは?と問われれば、私は先述した通り 灰色の煙に包まれている事。とこれから答える事になりそうです。 個人的には相澤いくえさんの漫画がとても良かった。 これはなんか、沁みた。

    2
    投稿日: 2024.10.18
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    主人公の気持ちとか思いとか、分からんでもないけどなんせ自分はそういう体験をした事がない&サブカルの知識がないせいか全く刺さらなかった タイミングが合えば刺さるのかなあとは思った

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    小説で泣いたのはいつぶりだろう…心の底から自分を認めてくれる、肯定してくれる存在に人生で何人出会えるのだろう

    0
    投稿日: 2024.10.10
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    『男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい』 第6回ブクログ大賞フリー投票部門受賞。 note運営のコンテンツ配信サイト【cakes】にて連載されたのち書籍化。累計発行部数25万部を突破のベストセラー。 2021年にNetflixにて映画化された本作。 私小説的な進行のノスタルジックな恋愛小説。その絶妙なエモさは、きっと情景描写のリアルさによるものが大きいのと、屋台骨になる構成力の高さ故かな。連作短編集の書き方だけど、ストーリーの軸はぶれず、終盤にかけての『アガる』感じがたまらない。 まんまとハマりましたわ。 なんだか、心の中のささくれだった淡い思い出を、再びくすぐられるような、そんな不思議な感覚。 しかもその時代背景が、1990年代後半から現代に跨るように描かれていることも、その一つの要因なのかな。 後日談としての位置付けで書き下ろされた第二作『これはただの夏』も気になる。 そして、文庫版だからこそのあとがきも見応えがある。 あー、何年か経った時に不意にエモさを求めて再読したくなるのかもなー。 ・ ・ ・ ・ ・ 好きだった人の名前をSNSで見つけた。 何もないボクを世界で唯一、認めてくれたあの人。 それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。 気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。 彼女だけがボクのことを認めてくれた。 本当に大好きだった。 過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。 あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。

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    投稿日: 2024.09.21
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    「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。」 「ボクが凸で、君が凹。そんな単純なパズルは世の中にはない。ボクがへで、君は★だったりする。カチッと合わないそのイビツさを笑うことができていたら、ボクたちは今も一緒にいられたのかもしれない。」 このフレーズたちに引き込まれたな。 実は、後日談の『これはただの夏』から読んでしまいました……。『ちょっと思い出しただけ』に近い感覚になった。付き合ってる時はお互い支え合って楽しい時間を過ごしてるんだけど、ぷつんとしたきっかけで一生のパートナーではなく、楽しい時間を過ごした大好きな人だったになってしまう。個人的にうるりときた。

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    投稿日: 2024.09.14
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    再読。「これはただの夏」を読んだらこっちもやっぱり読みたくなってしまった。ばらばらだけど頭の中に確かにある記憶のカケラ。何かの瞬間にキラッと光って「あんなことあったなぁ」って思い出す感じ。 とても自由に過去と未来を行き来するから、読んでいると私もあっちこっち。私の記憶じゃないのに私が体験したかのように思ってしまう。 不思議な感覚です。

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    投稿日: 2024.09.14
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    1時間半で読めた。青かった。ページは薄くて、展開はコテコテだった。そしてササクレだってしまった。自分はちょうど同じ時代を同じ年頃で過ごしてきたけど、こんなにオシャレじゃなかったなと。同年代故に、田舎を転々として七転八倒していた自分の記憶と比較してしまう。

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    投稿日: 2024.08.10
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    待ち合わせ場所を念入りに決めて同じ物を持って待ち合わせたり、きっと色々不便だろうけど、携帯1つで全て出来る今と違って、一つ一つの事が凄く思い出に残りそうだなって感じた。 ただ登場人物が多数居るが、中途半端に終わる人が多く、?となる事があった。

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    投稿日: 2024.07.05
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    シンプルに合わなかった。 友人と読書会しよ~っていうところから、本屋で目についた薄い本を手に取ったらこれだった。 元々湿っぽい、というかエモい??方向性の恋愛ものに苦手意識を持っていて、これはドンピシャだった。 SEX描写をなんかちょっと湿っぽい感じで描いているコンテンツは大体苦手なんだよな…。映画でも本でも。 子孫繁栄と直接的に関係のないタイプの性行為なんて間抜けでしかないんだからもっと滑稽なものとして扱ってほしいという偏った思想持ちなので尚更肌に合わなかったんだと思う。

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    投稿日: 2024.06.28
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    小説全体での展開の起伏が少なく淡々としているように感じた。 けれど実際の恋愛だとこういうくらいの展開が多いのかもしれないと思った。

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    投稿日: 2024.06.13
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    ある日、フェスブックを開くとお友達では?と懐かしい彼女の名前が。そこから20年前の思い出が思い出される。そして今も自分自身より唯一好きになった人や自分の過去を振り返る。みたいな話かな。私、ブスですよ、と言う彼女、でもその彼女に恋をしてしまった男。みんな不安を抱えて生きている。特に20代は。この本を読むことで自分の20代を思い出せたので読んで良かった。

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    投稿日: 2024.06.13
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    とあるグループのリーダーが読んでいたことを知り、読みました。SNSの普及していない90年代から現代までを主人公は仕事に追われ「自分より好きな」彼女と出会い生き抜きます。1番響いた言葉が「本当のさよならの時、人はさよならとは言わない」でした。本気で人を愛し底辺でも生きてきた人々の群像劇で良かったです。内容は大人向けです。

    1
    投稿日: 2024.05.27
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    とあるグループのリーダーが読んでいたことを知り、読みました。SNSの普及していない90年代から現代までを主人公は仕事に追われ「自分より好きな」彼女と出会い生き抜きます。1番響いた言葉が「本当のさよならの時、人はさよならとは言わない」でした。本気で人を愛し底辺でも生きてきた人々の群像劇で良かったです。内容は大人向けです。

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    投稿日: 2024.05.27
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    何かメッセージや結末があるわけではなくて、誰にでもある懐かしくて綺麗に終わらなかった恋を思い起こさせたかったのかなと思った

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    投稿日: 2024.05.21
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    ボクたちはみんなアオハルだった。 いやらしいところをえぐってくるね。 なにもカンじない人っているのかな? それはそれで楽ちんだけど、損してるかも。 自分の、小沢(加藤)かおりを思い出した人〜✋ どうもね、同時に読んでいた織田作之助と同じ匂いを感じるのだよ。80年の時を超えて、昭和と平成の作者の優しさよ。あ、ナイーブさかな?

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    投稿日: 2024.04.17
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    メディア業界で働く燃え尽きかけた主人公。SNSで見つけた昔の彼女のプロフィールをきっかけに、これまでの仕事や恋愛の出会いと別れを回想していく。90年代のサブカルチャーが要所要所で織り込まれ、その時代に若者だった人はドンピシャな描写が多い。相手に全てを見せないのと同じように、自分も相手の全てを見ることはできない。そんなことを読みながら感じた。

    0
    投稿日: 2024.04.16
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    めちゃくちゃ読みやすかった!出てくる女がへんてこな小説って大好きなんだよね エモいって言葉で片付けられてて避けていたんだけど、反省しました エモいという言葉がこの世からなくなりますように⭐︎

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    投稿日: 2024.04.09
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    きっと誰にでも、生きていれば、たとえもう会うことが出来なくてもふとした瞬間に思い出して 古傷のようにジクジクと痛みだす恋があるのだろう そういう人の、なんでもないたった一言が 別れた後も自分の中で成仏せずにつきまとうのだろう そういう物語が街中ですれ違うもう二度と会わないかもしれない他人の人生にもあるのかもって考えたら 人間の弱くて愛おしい色んな表情が見えてくるかもしれないなぁ 個人的には主人公の年齢、40代の人に特に読んでほしい一冊! きっと嵌ると思うんだよなぁ〜!

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    投稿日: 2024.03.28
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    えもちる って感じですね サラッと読める けど何度も本を閉じて目を瞑って、はぁ、苦しい、楽しい、空い、と自分の心と2人で噛み締めたくなる瞬間があった。 大人にはきっと、ずっとなれないんだろうなと 2人の成長速度は重ならずに、けど少しずつ大人になっていくんだろうなと

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    投稿日: 2024.02.27
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    期待値が高すぎた…! 大人とか子どもとか、そんなものはなくて、若い頃の鮮烈な記憶はちゃんと後を引くし、ボクたちみんなそうなんだ、と分かる。分かるんだけど時系列がめちゃくちゃなのと、わりとトリッキーな主人公とその恋人なので、感情移入がしづらかった。

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    投稿日: 2024.02.26
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    何とも言えない人生のように見えるストーリーだが、人生唯一で最高の恋愛が何故かとても体感できるような憑依本。もどかしくむずがゆい恋の感情を感じさせる。 そして肝心のその相手の女性がブスという点がこの本の魅力。

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    投稿日: 2024.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終えた直後。 心臓がすごくどきどきしている。 読み終えた時にこうなる小説に出会えることを願って、いつも読み始める。 だから、今は、とても幸せ。 前半は、よくある、独特で魅力的な女の子とさえない男の人の物語か、なんて思いながら読んでいた。 そのうちに、時代背景(自分も生きて青春していた!)や、過去と今が混じり合って語られる流れ、自分のことではないのにやたら疑似体験したかのような感覚にさせられる表現に、頭と心が引き込まれ、 後半からは、体ごとまるごと物語に入り込みたいがゆえに、作中に出てくる音楽を、その都度YouTubeで探して流しながら読んだ。 90年代の東京。当時小学生だった私は、それを味わえていたとは言えないけれど、今の自分がオザケンをかっこいいと思えることが誇りになる。 燃え殻さんの過去が綺麗に紡がれていくのと一緒に、私の生きて青春していたときのことをも、綺麗で滑稽で幸せなものだったんだとやさしく包んでもらったような気持ちになった。 出会えてよかった。 連載小説、切り取られたエピソード、登場人物がいたんだ。あとで燃え殻さんをTwitterで探してみよ

    0
    投稿日: 2024.02.20
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    映画が好きすぎて読んだ。 映画を観終わったあとはしばらく引き摺るくらい切ない余韻が残ったけれど、原作はそこまでではなかった。 Amazonのレビューで、「作者の拙い日本語が気になる」みたいなレビューを読んだけれど、そんなことはなかった。

    0
    投稿日: 2024.02.20
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    ふとした瞬間に、昔付き合っていた彼女を思い出してしまう話 唯一自分のことより大切だと思えた人である元カノの結婚をFacebookで知るあたりもリアル 共感できるポイントが多く、描かれていない部分も想像してしまう スーの「あなた」の本当の意味が、すごく好きだった

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    投稿日: 2024.02.01
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    著者とほぼ同じ年代にいる人間として読むに、実に「郷愁」をくすぐられるエモい作品だ(のわりに押し付けがましさや暑苦しさはなく、男臭さはあるものの喉越しよくツルツル読める)。きわめて当たり前の話をすると、「いま」こうして生きている時間もやがては過去になってしまう。「ここ」で出会う人だっていずれは別れる。そうした「いま・ここ」のかけがえのなさに著者はきわめて自覚的で、だからここで語られる青春の時間を客観視する知性(クールな中に優しさと暖かさが確実に溶かし込まれていると見た)がいい意味でエモさの生臭さを消している

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    投稿日: 2024.01.31
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    深夜ドラマで阿部寛さん主演でやってた「すべて忘れてしまうから」で知った原作の燃え殻さん。 読んでみたくて、一作目のこの本をまず読んだ。 文章のフレーズも、使われる単語も、どこかやるせないような切ないような作品の雰囲気も、とっても好きになりました。一度サラッと読み終えたあともう一度味わって読みました。 次に「すべて忘れてしまうから」も読む予定。 自分より好きになった彼女とはどうして別れちゃったんだろうね?ずっと同じ気持ちで好きでいることってやっぱり難しいもんね。そういう事だったんだろうね。 でもあの時どれだけ彼女の事を好きだったかは忘れられないんだろうな。

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    投稿日: 2024.01.16
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    昔どうしようもなく好きだった人を思い出すようなエモい話。 なんだか切なくて独特の余韻が嫌いじゃない。

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    投稿日: 2024.01.12
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    登場人物全員薄っぺらくて頭悪くて痛々しかった。 その痛々しさがエモいってことなのかもしれないけど自分には合わなかった。 ヒロインのサブカル仕草が自分の浅さを誤魔化すためのサブカルへの執着に見えてキツかった。主人公がヒロインを達観してるとか自由な人みたいに評してるところがあったけど、達観したフリしてる中学生みたいな気持ち悪さだったし、自由のイメージに取り憑かれてそれをなぞってるだけの人間にしか見えなかった。 それに惹かれる主人公もキツい。本当に空っぽで自分の意思が無い生き方しかして来なかったから彼女が自分と正反対に見えて惹かれたんだろうけど、 終始ふたりの会話が 達観してると思い込んでる女とその女のそれっぽいだけの台詞に感化される馬鹿って感じで共感性羞恥がやばかった 若い頃の自分にとっては魅力的だったっていう話ならまだ分かるけど、おじさんになってからもずっとキラキラした大事な思い出みたいに語ってるのがウッてなる 他の登場人物も皆んなやたらエモいっぽい表現、台詞回しをする部分があるけど みんな自分のカスさしょうもなさから目を逸らす為にエモで蓋をしてるようにしか見えなくて、登場人物全員に最後までイライラしながら読み終えました。

    0
    投稿日: 2024.01.07
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    人生は悪あがき。 生まれて生きて、 どうしようもないことがあるって知って、 それでもあがかずにはいられない。 恵まれた人も、そうでない人も。 運が良い人も、運に見放された人も。 俯瞰してみれば 大して変わりはないように思えます。 みんなそれぞれ 重荷を背負って生きているんです。 悪あがきしながら。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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    投稿日: 2023.11.24
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    久しぶりにエモいと思う本に出合った。 20代の私にはまだ分からない世界も きっと沢山あるんだろうけど 過去の自分が出来事がかるから 現在の自分があって生きているのは分かるから 心をぐっと掴まれるものがあった。 歳を重ねてからまた読むと また違う感じ方をするのかなぁ。 そして いつか主人公のボクのように 20代の頃の自分をほろ苦い思い出として 思い出す時が来るんだろうなぁ。 何となく気になって手にとった本だけど 読み終わって調べてみたら #netflix映画 になって劇場公開もされてたんだね。 全然知らなかったや。

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    投稿日: 2023.10.27
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    美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会ったとき、これを知ったら絶対喜ぶだろうなと思える人がいることを幸せと呼びたい。

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    投稿日: 2023.10.11
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    最近の新しい時代の小説だなあと感じる。 これがエモいってやつかーーっていう感じ、、 こんなにもこんなにも、狂おしいほど人のこと好きになる事がこの先あるのかな、、? 1人のために人生までが変わっていくような。 映画も見てみよう

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    投稿日: 2023.10.05
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    2023.10.3 読了 ☆8.0/10.0 はじめてこういう類の小説を読んだ。私小説。 描かれているこの時代に生きていたけど小さくて覚えてないのに何故かどこか懐かしさを感じる 小沢健二なんて知らないし息してる世界が違い過ぎて心から分かる!とはならなかったけれど、不思議な読後感 眩しいような、その先に見えるシルエットが人なのか猿なのか、なんだかよく分からないような 言葉選びが巧みだなと思う。わからないままでも読み進められる、散りばめられた心に刺さる言葉の数々。 そして読後、なぜかクリープハイプが聴きたくなった。 〜〜〜〜〜〜〜〜心に響いた言葉〜〜〜〜〜〜〜〜 ・「ねえ、努力すれば夢って叶うのかな?」 「その質問は、ナポリタンは作れるか?と一緒だと思う。たぶん、手順を踏めば必ず近いものにたどり着くんじゃないかな」 もし手順通りにできたとしても、たとえそれが失敗だとしても、問題はそれを誰と一緒に味わうかなんじゃないかな たとえハリボテの夢だとしても、人間は背中のリュックに何か入ってないと前に足が進まないように出来ているのだ。荷物は軽い方がいい。だけど手ぶらでは不安すぎるんだ。 ・自分がすみかにしている場所以外に、別の顔をして別の自分を演じられる居場所を持つことが人生には必要なんだ ・恋愛とは、から騒ぎだ。つまり中心には何もない。どんなにお手軽な恋愛だろうがどんなに運命的な恋愛だろうが、それは全てから騒ぎだ。つまり答えはひとつ"勝手にしやがれ" ・人生の本当に大切な選択の時、俺たちに自由はないんだよ ・この時代に生まれたいなんて、だれも頼んでないだろう?自分で決められることなんて、今夜の酒の種類くらいなもんだ。 ・「むかし、私たちの先人は、限られた文字数で遠くの愛する人にメッセージを送ったのです。たった3文字の言葉で」 「1957年、日本初の南極観測隊が南極に近づいていました。当時、電報は高級なものでした。そこで南極に向かう夫に向かって、妻は短い電報を送りました」 「そしてその妻は、たった3文字の電報に愛のすべてを託したのです。そう、たった3文字で愛を伝えたのです。『ア ナ タ』と」 ・国会図書館には日本の出版物が全部あるんだ。文芸誌から漫画にポルノ雑誌まで全部。俺たちがあと50年生きるとして、1日に1冊ずつ読んだところで読みきれない量の出版物がすでにもう保管されているんだ。 そして一方では世界の人口は70億を超えて今日も増え続けている。俺たちがあと50年生きるとして、人類一人ひとりに挨拶する時間も残っていない。今日会えたことは奇跡だと思わない? ・スマホを開いただけで会ったこともない人たちの生存確認ができる時代。知らない方がいいことも親指一つで知れてしまう時代に僕らは生きている。 みんな広い世界を覗いて、片手で収まる窓を開けて満足しようとしている。 それでもみんな「ここにワタシはいる」と瞬いているのが見える。どんなにコミュニケーションが変わってもボクたちは「孤独」が怖いままなんだ。一等星から六等星まで、その光の強さ、大きさはそれぞれ違うけど、もっと速く、もっと深く、本当はみんなひとりぼっちが怖くて、どこかに繋がりたいと叫んでいるように感じた ・日常の嬉しいこと、悲しいことを報告したくなったら、それは恋だ ・美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることが、幸せだ

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    投稿日: 2023.10.04
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    みんながみんな、男の子になれない。 凹凸の男女じゃなくて、△と☆みたいな組み合わせでもいいんじゃない?

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    投稿日: 2023.10.02
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    雑誌の文通コーナーでの彼女との出会い、週末の格安ラブホテル、行先のない旅、身体を売る黒髪ショートのスー、ゴールデン街のすみっこにある和食居酒屋「BARレイニー」で迎える朝。 ああ、いいなぁ。うまく言葉がみつからないけど、いいなぁ。 自分が経験したわけじゃないのに何だか懐かしくて、恥ずかしくて。どこまでが燃え殻さんのリアルなんだろう。好きだなぁ。 読みながら聴いた、クリープハイプの「ナイトオンザプラネット」がこの小説の雰囲気にぴったりだな、と思ったり。 ⚫彼女から勧められ た作家の新刊は、今でも必ず読んでいる。港区六本木にいながら暑い国のことを考え るのは、インドが好きで仲屋むげん堂で働いていた彼女の影響だ。彼女はボクにとって、友達以上彼女以上の関係、唯一自分よりも好きになった、信仰に近い存在だった。ボクが一番影響を受けた人は、戦国武将でも芸能人でもアーティストでもなく、中肉中背で三白眼でアトピーのある愛しいブスだった。 そうだ、週末に牛乳シーフードカップヌードルやってみよう。

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    投稿日: 2023.09.26
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    書き出しに「ウワーッ香ばしいゼェーッ!この本失敗したかもしれん!!」と思いつつ読み進めていったら、あまりにもリアルすぎる心情描写にぐいぐい引き込まれた。 『この人からしか得られない感覚』『人生を突き動かされている感覚』というのはわたしにも覚えがある。たぶんそれを運命の人と呼ぶのだと思うけど、結ばれない運命の人と出会ってしまうことは、幸せなのか、それとも。 あいみょんの寄稿に泣いちゃった。

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    投稿日: 2023.09.24
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    映画も観よーう。 私が女性だからか、あんなに自分よりも好きだと思ってた人のことも、こんなに引きずらないなー。女性は新しい恋で完全に忘れますよね。何かのきっかけで思い出すことはあれど、こんなエモい感情にはならない(゚∀゚)主人公は主体的に行動せず、不完全燃焼だからか?恋は燃焼しきるに限りますね★ 「うれしい時にかなしい気持ちになるの」 「男は過去の自分に用がある、女は未来の自分に忙しい」 「人生の本当に大切な選択の時、俺たちに自由はないんだよ」

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    投稿日: 2023.08.29
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    あいみょんがアンサーソングを書いているため読み始めた。 77ページが好き。 今までの私は幸せな結末ばかり望んでいたけれど、 これもこれで人生。 ふと思い出せるだけでもいい。 思いつきの旅がしたい。適当に新幹線に乗りたい。 オザケン!♡

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    投稿日: 2023.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの頃の自分より好きになったたった1人の人 リズムアンドブルースの長い曲を聴いているようだ この2つの言葉に惹かれて読んだ。 時代は違えど自分に重ねてなんともならない昔の想い人、もう会えない人のことを考えた。 今時間を共にしてる人、 パートナーや家族、友人や同僚 すべての人と出会えて時間を共にできることは 奇跡だなと改めて思わされた。 そして別れも予定されたものもあれば いきなり一生会えないなんてことも当たり前で でもそれをずっと考えながら生きていくことは辛いから頭の隅に追いやって生きていくしかないんだよね、、、 素敵な文章だった。映画も見てみたいな。

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    投稿日: 2023.08.15
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    夏なので書店で「新潮文庫の100冊」フェアをしていたので今年はこの本を購入。 聞いたことのない著者に聞いたことのないタイトル。背表紙の「〜90年代の渋谷」云々というのを手掛かりに読むことにした。私もまた90年代を渋谷近辺で過ごしたから。 「ああ、これは私の物語だ」と読み終わって思った。あの頃の空気感がありありと蘇ってくる。そうだよな、そういう時代だった、とも。 私と同世代の著者があの頃のことを小説にするような歳になったのだなぁ、としみじみ。

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    投稿日: 2023.08.15
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     自分より大切だと思える人、なかなかいないよなぁと思う。口ではそうは言っても、いざという時はどうしても自分が中心になってしまうもの。そんな時も自分より大切に思える存在というのは…。またそう思える人の心も尊いものであると気づかされる。  そういう人と繋がっていられることは、自分の存在意義を確かなものにしてくれることでもある。何とか社会にしがみついて、自分の居場所を確保したくて日々過ごしている、そんな漠然とした日常に、やはりそのような人は欠くことのできない大切な存在に思えてくる。だからこそ、人は人のことを思いやれるのかもしれないと感じた。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    すべて忘れてしまうからを読んでから読みました。そのため作者の想い人の話は少し知っていたけれど、そうだったんだと衝撃でした。 私は恋人と過ごした素敵な時間を表現できる言葉が分からないと幸せを噛み締めるだけでしたが、燃え殻さんが言葉や文にしてくれていて、共感する部分が多かったです。 バブル時期の東京とか体験してみたかったな。時代も場所も想像しかできないけれど。栄えている時、場所で過ごして、きっと色々な経験してきたから、優しい文章なんだろうなと思った。

    0
    投稿日: 2023.08.11
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    “一等星から六等星まで、その光の強さ、大きさはそれぞれ違うけど、もっと速く、もっと深く、本当はみんなひとりぼっちが怖くて、どこかに繋がりたいと叫んでいるように感じた。” 1番お気に入りのフレーズ。 星座を作った人間は、誰かと繋がりたくて、それでも誰とも繋がれないから、星だけでも一人ぼっちにならないように、星座を創り出したのかもしれない。 そんなことを思わせてくれるフレーズだなと。

    0
    投稿日: 2023.08.04
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    20代なので人生を思い耽る事が少なすぎる。 もちろん、作中メインとなる"恋愛"の面では 共感を得る所がありましたが、 全体的に作品を総評すると、ピンとこなかったです。 僕が読むのは少し早かったか?と思った(笑) "初恋"って案外と忘れにくいものだし、 最初にお付き合いをした女性や、その人とデートなどは 頭の片隅に何故かいつまでも残るんでしょうね。 年を重ねて名前を見るとトリガーが走り思いに耽る。 人間の心理を突いてる小説だと思いました。 時代背景も分かりやすいし、文章がその雰囲気を 醸し出しているといいますか。 具体的に曲名や作品名も出て、ノスタルジックな感じも 読んでて受け取れた。 しかし!まだ読むのは早かったと思う。 20代という年齢もあるが、最後まで読んでみて なにより僕が未だに子供だからだ(笑)

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    投稿日: 2023.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    進行に近いほど好きだった人に、長い長いお別れをする話。 SNSで再会しといて実際には会わんのが実に現代的。

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    投稿日: 2023.07.18
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    所々のフレーズに共感を覚えたり、いい言葉だなと思ったり、、でも物語自体にはあまり入り込めず…結局2人はお互いの認識として付き合ってたのかどうかよく分からなかったです。 結構飛ばし飛ばし読んだから分からなかったのかなー? 私にはあまりハマらなかったけど、映画もあるし理解を深めるためにも見てみようかなと思います!

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    投稿日: 2023.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若さ故のむず痒さや苦さをとても良く描いていた。サブカルワナビーの女の子に夢中になってしまう主人公。エヴァのAirを途中で寝てしまうのに人類補完計画について語ることや、ビューティフル・ドリーマーのこと。2人だけがこの良さを分かっているむず痒い世界に惹き付けられた。

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    投稿日: 2023.07.04
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    「失うものは命以外ないほどに後ろ盾のない場所で、ボクはあの瞬間を生きていた。今、生きていると心から感じていた。そのスピードの中で夢や希望はとうに振り落とされていたのかもしれない。」 「美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。」 「『どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ』」 「自分がすみかにしている場所以外に、別の顔をして別の自分を演じられる居場所を持つことが人生には必要なんだということを、ボクは真夜中のゴールデン街で通りすがりの賢人たちから学ばせてもらった。」 「ボクは眠りそうで眠れないスローモーションのような時間の中で、今日起きたら彼女に電話をして、好きだよと言おうと思った。この瞬間の気持ちがずっと続けばいいのに。明日も、明後日も、何年先もずっと。それは夢だよと誰かに言われたとしても。」 「人は『今より悪くなる事』と同じくらい、『今より良くなる事』に対して恐怖心を抱く生き物なんじゃないかと思う。」 「『ねぇ、世界遺産何個言える?』『世界遺産?えっとね、まずあれだ……マチュピチュ』ボクもグラグラしながら答える。『万里の長城』『アンコールワット』『えっと』どこにも行けないふたりの声が、世界を旅して廻る。その時のボクたちに出来たのは、何も問題なんてないフリをして、ありふれた駐車場のフェンスの上ではしゃぐことぐらいだった。少しの間だけ、地面の上に憂鬱な荷物をおいて。」 「ボクたちは似ていた。好きな人がいて、その好きな人の強さに惹かれ、自分の弱さに耐えられず少しズルくなっていた。」 「理由は分からない。だがその時、ボクは言いようのない焦りを感じた。ボクが凸で、君が凹。そんな単純なパズルは世の中にはない。ボクが△で、君は☆だったりする。カチッと合わないそのイビツさを笑うことができていたら、ボクたちは今も一緒にいられたのかもしれない。」 「『いつまでそんな狭い世界で足踏みをして生きているの?』」 「本当のさよならの時、人はさよならとは言わない。」 「始まってしまったボクたちは、いつか終わる運命にある。必ず夜が朝になるように、必ず朝は夜になる。ただその必ずが今日なのか、明日なのか、20年先なのか、それは誰にも分からない。」 「『お前はこのままでもいいよ。でもお前が失敗したら俺の酒がもっと旨くなる。だから、挑戦しろよ。』」 「世界の人口は70億を超えて今日も増え続けている。ボクたちがあと50年生きるとして、人類ひとりひとりに挨拶する時間も残っていない。ボクたちが会えたことは奇跡だと思わない?」

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    投稿日: 2023.06.24
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    ★切ない過去の失恋の物語。どこかふわっとした感じの世界がリアルでおそらく実話と思われる。 ★がっちりした大恋愛や大失恋ではなく、ふわっとしたまま始まり終わった切ない恋愛 ★世代が近いので懐かしい感じが思いきり刺さった ●美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい ●ただその時に寄り添ってくれる人が1人いれば、言葉なんておしまいでいい ●どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ

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    投稿日: 2023.06.14
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     ウェブサイトに連載されたものを書き改めて2017(平成29)年に単行本化。  割と売れた小説のようで、ウェブに掲載された点や作中にSNSがよく出てくるところから若い作家かと思いきや、1973(昭和48)年生まれだから私より4つ下というだけで、単行本刊行時には44歳。テレビ制作会社で勤務だそうで、本作は彼自身の経験をフィクションを交えながら描いているようだ。  ベストセラーになったから面白いのかと思ったら、私には全然ダメだった。主人公「ボク」のイメージがどうも掴めなかったのと、人生の中でつきあった女性が複数出てきているのに、回想の中で名前でなく「彼女」とだけいつも書かれるため、誰のことを言っているのか判然としない部分も多かった。この作者を確かな技量や才能のある「小説家」と呼ぶのは難しいと思う。  若い世代によく売れたというのは私にはちょっとした謎だ。ここで表出されている恋愛感情(決して分析的ではない表出)が共感を呼んだのだろうか。もっと良い小説がゴマンとあると思うのだが・・・。

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    投稿日: 2023.06.10
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    「この世に絶望してる人を見つけるの、得意なの、あたし」とか大真面目に書いてるのかなあ 吹き出しちゃった

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    投稿日: 2023.06.02